JP2003057935A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2003057935A
JP2003057935A JP2001249549A JP2001249549A JP2003057935A JP 2003057935 A JP2003057935 A JP 2003057935A JP 2001249549 A JP2001249549 A JP 2001249549A JP 2001249549 A JP2001249549 A JP 2001249549A JP 2003057935 A JP2003057935 A JP 2003057935A
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developer
toner
carrier
developing device
developing
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JP2001249549A
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English (en)
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Atsuya Oojiya
篤哉 大慈彌
Masahiko Yamada
正彦 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな現像装置を画像形成装置本体にセット
する直前に、キャリアとトナーを各収容部内に封止して
いたシール部材を剥離する場合に、現像装置を長手方向
のどちら側に傾けたとしても、初期キャリアを現像スリ
ーブ長手方向に均一化してセットすることができ、部分
的にトナーが過剰に供給されるのを防止し、トナー濃度
の上昇を防止して地汚れのない良好な画像を得る。 【解決手段】 現像剤担持体4と、現像剤収容室Aと、
現像剤収容室の上部に設けた初期キャリア落下口7aに
連通配置された初期キャリア収容部Bと、落下口を閉止
する剥離可能なシール部材Cと、磁性部材14と、を備
えた現像装置において、初期キャリア収容部は、現像剤
担持体の長手方向に沿って仕切り板7Aによって複数に
分割された分割室を有し、現像剤収容室上部には、各仕
切り板と対向する任意の位置にガイド板7bを有し、各
ガイド板と現像剤収納室内の上部壁面との間に形成され
る補給口15は、現像剤担持体に向かって開口面積が漸
減する絞り形状になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真式の複写装
置、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に装
備される2成分式現像装置の改良に関し、特に現像装置
を装置本体に装着する際に長手方向に傾いたとしても、
現像装置が備えた初期キャリア収容部から現像剤担持体
の長手方向に沿って常に均一に磁性キャリアを落下させ
て付着させることができる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置は、像担持体
としての感光体の周囲に帯電手段、露光手段、現像手
段、転写手段を配置し、更に転写手段の下流側には定着
手段が配置されている。帯電手段によって感光体の周面
を予め一様に帯電した状態で露光手段によって原稿反射
光等の光学的な画像情報を照射することによって静電潜
像を形成する。この静電潜像は、現像手段から供給され
るトナーによって可視化され、転写手段によって転写紙
上に転写される。その後転写紙を定着手段に搬送するこ
とによって転写紙上のトナー像を定着し、機外に排出す
る。図3は従来の現像装置(現像手段)の概略断面図で
ある。この現像装置は磁性キャリアとトナーから成る現
像剤3を使用する2成分式現像装置であり、複写機に用
いられる潜像担持体である円筒状の感光体ドラム1の側
方に配置されている。この現像装置は、感光体ドラム1
に向けて開口部が形成された現像ケーシング2と、現像
ケーシング2の内部に配置され該開口部から一部が露出
し且つ現像剤3を表面に担持する現像剤担持体としての
非磁性材質からなる現像スリーブ4と、回転する現像ス
リーブ4の内部に固定配置された磁界発生手段としてマ
グネットローラ5と、現像スリーブ4上に担持されて搬
送されている現像剤の量を規制する第一の現像剤規制部
材としてのドクタ6と、現像スリーブ4を内部に収容し
た現像剤収容部Aを形成する現像剤収納ケース7と、現
像剤収納ケース7に隣接配置されたトナー収容部として
のトナーホッパ8と、トナーホッパ8内で回転自在に支
持されたアジテータ9と、ドクタ6の上流側に位置する
プレドクタ10と、現像スリーブ4の回転方向と逆方向
へ回転する円筒状の磁性部材である撹拌ローラ14、等
を備えている。現像剤収納ケース7は、現像スリーブ4
との間に、感光体ドラム1との対向部の現像位置に供給
されずにドクタ6で進行が阻止された現像剤を収容する
現像剤収容部Aを形成している。そして、現像剤スリー
ブ4の内部に固定配置されているマグネットローラ5の
うち、現像剤収容部Aに対向する位置には、現像剤収容
部A内の現像剤3aを現像スリーブ4上に担持させるた
めの磁極5aを配置している。また、トナーホッパ8
は、現像剤搬送方向における現像剤収容部Aの上流側に
隣接して現像スリーブ4表面と対向するトナー補給口8
aを有し、このトナー補給口8aに隣り合ったスペース
には、トナーホッパ8内の新しいトナー11aをトナー
補給口8aに向けて攪拌しながら送り出すトナー補給部
材としてのアジテータ9が配置されている。そしてこの
アジテータ9は、回転軸の位置、羽の長さが調節され、
図中破線で示すように、アジテータの最外周軌道が現像
剤に触れないように設定されている。現像剤収容室Aの
上部には初期キャリア落下口7aが開口され、その上部
には初期キャリア収容部Bが配置されている。また、落
下口7aはシール部材Cによって閉止され、ユーザがシ
ール部材を剥離除去することによって収容した初期キャ
リアを落下口から現像剤収容室A内に落下させる。
【0003】上記構成の現像装置において、現像スリー
ブ4上に担持された現像剤3aは、図中矢印a方向に回
転する現像スリーブ4の回転に伴ってスリーブ上を攪拌
ローラ14を介してドクタ6側に搬送され、ドクタ6に
より規制されて薄層化される。薄層化された現像剤3a
は、図中矢印b方向に回転している感光体ドラム1と対
向する現像領域に搬送される。そして、現像領域では、
感光体ドラム1上に形成されている静電潜像にトナーが
接触あるいは非接触で供給され、該静電潜像の可視化が
行われる。その後現像剤3aは現像スリーブ4の回転に
伴ってスリーブ上をトナー補給口8a側に搬送され、ト
ナーホッパ8内のアジテータ9で送り出されてトナー補
給口8aから供給された新しいトナー11aを取り込ん
だあと、現像剤収容部Aに戻る。そして、新しいトナー
11aを含んだ現像剤3はドクタ6による規制部での内
圧が増加し、現像剤3a中のトナーが摩擦帯電される。
一方、上記現像領域に供給されずにドクタ6及び攪拌ロ
ーラ14で進行が阻止された現像剤3aの一部は、現像
剤収容部A内で現像剤3a自身の内圧及び重力によって
トナーホッパ8のトナー補給口8aに向かって移動す
る。トナー補給口8a付近まで移動してきた現像剤3a
は、ドクタ6から所定の間隔だけ上流側に配置された第
二の現像剤規制部材であるプレドクタ10により規制さ
れ、磁極5aの磁力により現像スリーブ4側に引き寄せ
られ、再び現像スリーブ4の回転に伴ってドクタ6側に
搬送されることにより、現像剤収容部A内を循環する。
また、上記構成の現像装置においては、現像剤3aに補
給されたトナー量が多くなってトナー濃度が高まると、
それに従って現像剤3aの嵩が増加するため、現像剤3
が第二の現像剤規制部材であるプレドクタ10に向かっ
て移動し、プレドクタ10により規制されるが、規制し
きれない現像剤3aが現像剤滞留部3bを形成して、ト
ナー補給口8aの開口をおおってしまう。このため、現
像スリーブ4上の現像剤3a上へのトナー取り込み量が
少なくなる。このトナー取り込み量の減少により、現像
剤3aのトナー濃度が常に一定濃度以下に保たれる。逆
に、現像剤3aのトナー濃度が低くなると現像剤3aの
嵩が減少するため、現像剤滞留部3bがトナー補給口8
aを塞がなくなるので、現像スリーブ4上の現像剤3a
へ所定量のトナーが取り込まれ、現像剤3aのトナー濃
度が常に一定濃度以上に保たれる。そして、トナー濃度
を変化させたい場合は現像剤収容部内に収容される磁性
キャリアの量を変化させることで剤の嵩が変わりコント
ロールできる。例えば、キャリア量をある一定量から減
らすと剤の嵩が減少するためトナー補給口8aからのト
ナーの取り込みが増加して現像剤3aのトナー濃度は高
くすることができる。
【0004】このシステムを備えた現像装置においてト
ナー濃度は、初期の現像剤収容部内に収容される磁性キ
ャリアの量を変化させることにより、剤の嵩が変わりコ
ントロールできる。従って、初期の磁性キャリアは均一
に現像スリーブ上にセットする必要があるため現像剤収
容部Aの直上位置に初期キャリア収容部Bを設けて、ユ
ーザーが使用する際に現像剤収容部Aと初期キャリア収
容部Bを隔てるシール部材Cを剥して初期キャリアを現
像剤収容部内にセットする様になっている。しかしなが
ら、このシステムを備えた現像装置では、前記の様にシ
ール部材Cを剥がす際に、現像装置が傾いた状態になる
と、初期キャリアが現像剤収容部内を現像スリーブ長手
方向に移動してしまい、初期のキャリアは長手方向に不
均一に現像スリーブ上にセットされてしまう。そのた
め、キャリアが少ない部分にはトナーが過剰に供給され
てトナー濃度が上昇し、地汚れ等の異常画像が発生して
しまう不具合がある。特開平9−22178号公報に
は、少量の現像剤でトナー濃度自己制御をするシステム
において,ドクターブレード位置とトナー補給開口との
間のほぼ中央から,補給開口までの領域の現像剤密度を
規定するトナー濃度自己制御方法が開示されている。ま
た、特開平9−197833号公報には、少量の現像剤
でトナー濃度自己制御をするシステムにおいて,プレド
クターギャップを規定するトナー濃度自己制御方法が開
示されている。しかし、いずれの公報中にも、現像装置
を装置本体に装着する際に、現像装置の傾きに起因して
初期キャリア収容部B内の初期キャリアの偏在が発生
し、現像スリーブ上にセットされるキャリアの量にばら
つきが発生するという不具合を解消する方法については
一切開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、新たな現像装置を画像形成装置本
体にセットする直前に、キャリアとトナーを各収容部内
に封止していたシール部材を剥離する場合に、現像装置
を長手方向のどちら側に傾けてシール部材の剥離を行っ
たとしても、初期キャリアを現像スリーブ長手方向にで
きるだけ均一化してセットすることを可能とし、部分的
にトナーが過剰に供給されるのを防止し、トナー濃度の
上昇を防止して地汚れのない良好な画像を得ることを課
題とする。また、上記現像装置をプロセスカートリッジ
に組み込んだ場合においても同様の優れた効果を発揮さ
せることを他の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、内部に磁界発生手段を有し、ト
ナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬
送する現像剤担持体と、現像剤担持体上の現像剤の量を
規制する第一の規制部材と、該第一の規制部材より掻き
落とされた現像剤を収容する現像剤収容室と、該現像剤
収容室の上部に設けた初期キャリア落下口に連通配置さ
れた初期キャリア収容部と、該落下口を閉止する剥離可
能なシール部材と、該現像剤担持体と該落下口との間に
配置され且つ現像剤担持体と同一回転方向に回転する円
筒もしくは円柱状の磁性部材と、該現像剤収容室に隣接
して現像剤担持体にトナーを供給するトナーホッパと、
を備えた現像装置において、前記初期キャリア収容部
は、前記現像剤担持体の長手方向に沿って仕切り板によ
って複数に分割された分割室を有し、前記現像剤収容室
上部には、前記各仕切り板と対向する任意の位置に落下
口から落下してくる初期キャリアをガイドするガイド板
を有し、前記各ガイド板と現像剤収納室内の上部壁面と
の間に形成される補給口は、現像剤担持体に向かって開
口面積が漸減する絞り形状になっていることを特徴とす
る。請求項2の発明は、前記ガイド板は、前記仕切り板
と対応する位置に配置されていることを特徴とする。請
求項3の発明は、感光体に対して、帯電手段、現像手
段、或いはクリーニング手段中の少なくとも1つの手段
を一体的に組み付け且つ画像形成装置本体に着脱自在で
あるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段は、
請求項1或いは2に記載の構成を備えた現像装置である
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1は本発明の一実施形
態に係る現像装置の概略断面図であり、図2は初期キャ
リア収容部の構成を示す部分断面図である。この現像装
置は、磁性キャリアとトナーから成る現像剤3を使用す
る2成分式現像装置であり、複写機に用いられる潜像担
持体である円筒状の感光体ドラム1の側方に配置されて
いる。この現像装置は、感光体ドラム1に向けて開口部
が形成された現像ケーシング2と、現像ケーシング2の
内部に配置され該開口部から一部が露出し且つ現像剤3
を表面に担持する現像剤担持体としての非磁性材質から
なる現像スリーブ4と、回転する現像スリーブ4の内部
に固定配置された磁界発生手段としてマグネットローラ
5と、現像スリーブ4上に担持されて搬送されている現
像剤の量を規制する第一の現像剤規制部材としてのドク
タ6と、現像スリーブ4を内部に収容した現像剤収容部
Aを形成する現像剤収納ケース7と、現像剤収納ケース
7の上部に形成した初期キャリア落下口7aと、落下口
7aから落下したキャリアをガイドするガイド板7A
と、落下穴7aの直上に連通配置された初期キャリア収
容部Bと、現像剤収納ケース7に隣接配置されたトナー
収容部としてのトナーホッパ8と、トナーホッパ8と現
像剤収容部Aとを連通するトナー補給口8aと、トナー
補給口8aを閉止する剥離可能なシール部材8bと、、
トナーホッパ8内で回転自在に支持されたアジテータ9
と、ドクタ6の上流側に位置するプレドクタ10と、現
像スリーブ4の回転方向と逆方向へ回転する円筒状の磁
性部材である撹拌ローラ14、等を備えている。
【0008】現像剤収納ケース7は、現像スリーブ4と
の間に、感光体ドラム1との対向部の現像位置に供給さ
れずにドクタ6で進行が阻止された現像剤を収容する現
像剤収容部Aを形成している。そして、現像剤スリーブ
4の内部に固定配置されているマグネットローラ5のう
ち、現像剤収容部Aに対向する位置には、現像剤収容部
A内の現像剤3aを現像スリーブ4上に担持させるため
の磁極5aを配置している。また、トナーホッパ8は、
現像剤搬送方向における現像剤収容部Aの上流側に隣接
して現像スリーブ4表面と対向するトナー補給口8aを
有し、このトナー補給口8aに隣り合ったスペースに
は、トナーホッパ8内の新しいトナー11aをトナー補
給口8aに向けて攪拌しながら送り出すトナー補給部材
としてのアジテータ9が配置されている。そしてこのア
ジテータ9は、回転軸の位置、羽の長さが調節され、図
中破線で示すように、アジテータの最外周軌道が現像剤
に触れないように設定されている。現像剤収容室Aの上
部には初期キャリア落下口7aが開口され、その上部に
は初期キャリア収容部Bが配置されている。また、落下
口7aはシール部材Cによって閉止され、ユーザがシー
ル部材を剥離除去することによって収容した初期キャリ
アを落下口から現像剤収容室A内に落下させる。
【0009】上記構成の現像装置において、現像スリー
ブ4上に担持された現像剤3aは、図中矢印a方向に回
転する現像スリーブ4の回転に伴ってスリーブ上を攪拌
ローラ14を介してドクタ6側に搬送され、ドクタ6に
より規制されて薄層化される。薄層化された現像剤3a
は、図中矢印b方向に回転している感光体ドラム1と対
向する現像領域に搬送される。そして、現像領域では、
感光体ドラム1上に形成されている静電潜像にトナーが
接触あるいは非接触で供給され、該静電潜像の可視化が
行われる。その後現像剤3aは現像スリーブ4の回転に
伴ってスリーブ上をトナー補給口8a側に搬送され、ト
ナーホッパ8内のアジテータ9で送り出されてトナー補
給口8aから供給された新しいトナー11aを取り込ん
だあと、現像剤収容部Aに戻る。そして、新しいトナー
11aを含んだ現像剤3はドクタ6による規制部での内
圧が増加し、現像剤3a中のトナーが摩擦帯電される。
このように現像剤収容部Aにおける現像剤の内圧によ
り、現像スリーブ4上の現像剤3a中のトナーを帯電す
ることができるので、現像剤を帯電あるいは攪拌するた
めのパドルやスクリュー等を用いた複雑な攪拌搬送機構
が不要となる。
【0010】一方、上記現像領域に供給されずにドクタ
6及び攪拌ローラ14で進行が阻止された現像剤3aの
一部は、現像剤収容部A内で現像剤3a自身の内圧及び
重力によってトナーホッパ8のトナー補給口8aに向か
って移動する。トナー補給口8a付近まで移動してきた
現像剤3aは、ドクタ6から所定の間隔だけ上流側に配
置された第二の現像剤規制部材であるプレドクタ10に
より規制され、磁極5aの磁力により現像スリーブ4側
に引き寄せられ、再び現像スリーブ4の回転に伴ってド
クタ6側に搬送されることにより、現像剤収容部A内を
循環する。また、上記構成の現像装置においては、現像
剤3aに補給されたトナー量が多くなってトナー濃度が
高まると、それに従って現像剤3aの嵩が増加するた
め、現像剤3が第二の現像剤規制部材であるプレドクタ
10に向かって移動し、プレドクタ10により規制され
るが、規制しきれない現像剤3aが現像剤滞留部3bを
形成して、トナー補給口8aの開口をおおってしまう。
このため、現像スリーブ4上の現像剤3a上へのトナー
取り込み量が少なくなる。このトナー取り込み量の減少
により、現像剤3aのトナー濃度が常に一定濃度以下に
保たれる。逆に、現像剤3aのトナー濃度が低くなると
現像剤3aの嵩が減少するため、現像剤滞留部3bがト
ナー補給口8aを塞がなくなるので、現像スリーブ4上
の現像剤3aへ所定量のトナーが取り込まれ、現像剤3
aのトナー濃度が常に一定濃度以上に保たれる。そし
て、トナー濃度を変化させたい場合は現像剤収容部内に
収容される磁性キャリアの量を変化させることで剤の嵩
が変わりコントロールできる。例えば、キャリア量をあ
る一定量から減らすと剤の嵩が減少するためトナー補給
口8aからのトナーの取り込みが増加して現像剤3aの
トナー濃度は高くすることができる。このようにトナー
濃度をほぼ一定範囲内にコントロールできるので、トナ
ー濃度センサやトナー補給部材などを用いた複雑なトナ
ー濃度制御機構が不要である。このように、少量の現像
剤でトナー濃度自己制御をするシステムとは、トナー補
給開口8aより現像スリーブ4上の現像剤にトナーが補
給されてトナー濃度が上昇すると、現像スリーブ上の現
像剤に対する現像剤収容室A内の現像剤が与える搬送抵
抗が上昇し、現像剤搬送における玉突き現象が発生して
第二の現像剤規制部材10部分に現像剤溜まりができ、
トナー補給開口を塞ぎ、剤の嵩でトナー濃度を制御する
システムである。
【0011】このシステムを備えた現像装置は、現像剤
収容部内に収容される磁性キャリアとトナーからなる二
成分現像剤の量が少量であり、現像スリーブの軸方向に
均一に現像剤が担持されている。通常の二成分現像方式
に比較して磁性キャリアが少なく、装置のトルクが大幅
に減少し,磁性キャリアの動きによってトナーの取り込
みを行うため,トナーと磁性粒子の混合比率(以降 ト
ナー濃度と呼ぶ)を検知調整する手段を簡素化し,パド
ル・スクリュー等の攪拌部材を省略できる。つまり、小
型化,低コスト化に有利である。このシステムにおいて
トナー濃度は、初期の現像剤収容部内に収容される磁性
キャリアの量を変化させることにより、剤の嵩が変わり
コントロールできる。従って、初期の磁性キャリアは均
一に現像スリーブ上にセットする必要があるため現像剤
収容部Aの直上位置に初期キャリア収容部Bを設けて、
ユーザーが使用する際に現像剤収容部Aと初期キャリア
収容Bを設けて、ユーザーが使用する際に現像剤収容部
Aと初期キャリア収容部Bを隔てるシール部材Cを剥が
して初期キャリアを現像剤収容部内にセットする様にな
っている。また、トナー補給開口8aにはトナーを供給
するためのトナー補給口を有するトナー収容室があり、
トナー補給口内のトナーの凝集やトナー収容室からのト
ナー飛散をさけるためにトナー補給口とトナー収容室を
隔てるシール部材8bも設けており、これもユーザが使
用する際に剥がす様になっている。そして、前記した様
にユーザが使用する際に各シールを剥がした後、装置本
体にセットして現像スリーブやトナー供給室内に設けら
れたトナー供給部材がギヤを介して同時に回転し、初期
キャリアの現像スリープへのセットやトナー補給が開始
される。
【0012】本発明の特徴的な構成は、初期キャリア収
容部Bの内部を長手方向に沿って複数の分割室に分割す
る仕切り板B1を設け、更に現像剤収容室Aの上部には
仕切り板B1に対向する任意の位置に落下口7aから落
下してくる初期キャリア12をガイドするガイド板7A
を設け、各ガイド板7Aと現像剤収納ケース7の各壁面
7bで形成される補給口15を、現像剤担持体に向かっ
て狭くなる絞り形状、すなわち、初期キャリア収容部B
側が広く、現像剤担持体側が狭い形状としている。これ
により仕切り板B1で分割された分割室内に収納された
初期キャリア12aはシ−ルCが剥がされると各々の補
給口15に移動するが、補給口15が絞り形状になって
おり、攪拌ローラ14が近接配置されているため、現像
剤収容部Aにはわずかな現像剤しか補給されない。従っ
て、シールCを剥がす際に現像装置を長手方向に傾けた
場合でも、各分割室内の初期キャリア12が現像剤収容
室内Aにほとんど移動しないので、初期キャリアが現像
スリーブ長手方向に移動して偏在することはほとんどな
い。そして、水平状態で画像形成装置にセットされた
後、攪拌ローラ14が動作することにより、補給口15
から現像剤収容室内Aに現像剤が供給されるので、比較
的均一に現像剤が現像スリーブ長手方向にセットされ
る。尚、この仕切り板B1とガイド板7Aの現像スリー
ブ長手方向位置は、対応関係にあること(上下方向に連
続した位置関係にあること)がより効果的であることが
実験結果から判明している。設置数も多い方がより効果
的である。以上より本発明の現像装置では、初期キャリ
アが現像スリーブ長手方向に均一にセットされるので、
部分的なトナー過補給を防止し、急激なトナー濃度上昇
を抑えることができるので、従来の不具合は解消され
る。
【0013】次に、従来例の現像装置と、本発明に係る
現像装置を用いて夫々画像形成を行った各場合について
具体的な実験例を示す。先ず、従来の現像装置を使っ
て、初期キャリア収容部B内にトナー濃度10wt%の
磁性キャリアを50g収容し、トナーホッパ8内に50
0gのトナーを充填し、初めは現像装置を水平にしてシ
−ル部材Cとシ−ル部材8bを剥がして、装置本体に現
像装置をセットして画像形成を行った。3枚画像形成し
た後に現像剤収容部A内の現像剤のトナー濃度測定を行
ったところ12wt%になり、良好な画像を得ることが
できた。その後、同手順で現像装置を準備して、今度は
現像装置を45°傾けてシ−ル部材Cとシ−ル部材8b
を剥がして、装置本体に現像装置をセットして画像形成
を行った。3枚画像形成後に現像剤収容部A内の現像剤
のトナー濃度測定を行ったところ現像スリーブ長手方向
の一部が20wt%になり、部分的に地汚れ画像が発生
してしまった。次に、本発明の現像装置を用いて、同様
に現像装置を45°傾けてシ−ル部材Cとシ−ル部材8
bを剥がして、装置本体に現像装置をセットして画像形
成を行った。3枚画像形成後に現像剤収容部A内のトナ
ー濃度測定を行ったところ12wt%になり、今度は良
好な画像を得ることができた。本発明の現像装置の装着
時に長手方向に大きく傾斜させたにもかかわらず、この
ような良好な結果を得ることができた理由は、初期キャ
リア収容部B内を複数の分割室に区分けしたために、各
分割室内のキャリアが分割室内でしか移動できないこと
と、各分割室の直下に位置する補給口15が先細りの形
状を有し、且つ補給口15を塞ぐように攪拌ローラ14
が配置されていることにあることは明らかである。
【0014】次に、本発明の実施形態における現像条件
は、例えば以下の通りである。メカ条件 感光体線速:120mm/sec 現像スリーブと感光体ドラムのギャップ Gp:0.3
〜0.5mm 現像スリーブとドクターブレードのギャップ Gd1:
0.3〜0.5mm 現像スリーブとプレドクタのギャップ Gd2:0.3
〜1.5mm 現像スリーブ径:16φ 感光体線速に対する現像ローラの線速比:1.5〜3.
0 現像剤収容室の分割数(仕切り板数):3〜20(2〜
19) 現像剤 キャリア マグネタイトor鉄:40〜50μm トナーのキャリアに対する被覆率:50〜120% Q/M:10〜30μc/g 現像剤収容部内に収容される磁性キャリアの量:30〜
150g 次に、本発明の他の実施形態は、感光体1に対して、帯
電手段、現像手段(現像装置)、或いはクリーニング手
段中の少なくとも1つの手段を一体的に組み付け且つ画
像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ
において、現像手段を、上記実施形態に示した構成の現
像装置とした点に特徴を有する。このように構成したの
で、上記構成を備えた現像装置を備えたプロセスカート
リッジにあっても、シール部材Cを剥がす際にカートリ
ッジを傾けてたとしても、キャリアが現像スリーブ長手
方向に均一にセットされるので、部分的なトナー過補給
を確実に防止し、トナー濃度上昇を抑えて良好な画像を
得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、新たな現
像装置を画像形成装置本体にセットする直前に、キャリ
アとトナーを各収容部内に封止していたシール部材を剥
離する場合に、現像装置を長手方向のどちら側に傾けて
シール部材の剥離を行ったとしても、初期キャリアを現
像スリーブ長手方向にできるだけ均一化してセットする
ことができ、部分的にトナーが過剰に供給されるのを防
止し、トナー濃度の上昇を防止して地汚れのない良好な
画像を得ることができる。即ち、請求項1の発明は、初
期キャリア収容部が仕切り板によって複数の分割室に分
割され、現像剤収容室内に仕切り板に対向する任意の位
置に初期キャリアをガイドするガイド板を設け、各ガイ
ド板と現像剤収納室内の各壁面で形成される補給口は、
現像剤担持体に向かって絞り形状になっているので、現
像装置が初めて使用される際、各シールを剥がす際に装
置を傾けたとしても、初期キャリアが現像スリーブ長手
方向に移動せず、攪拌ローラが動作することにより補給
口から現像剤収容室内に現像剤が供給されるので、比較
的均一に現像剤が現像スリーブ長手方向にセットされ、
部分的にトナーが過剰に供給されることが防止され、ト
ナー濃度の上昇を防止して地汚れのない良好な画像を提
供することができる。請求項2の発明は、初期キャリア
収容部内の仕切り板と現像剤収容室内の初期キャリアを
ガイドするガイド板を現像スリーブ長手方向位置で同一
の位置関係にしているので、現像剤の移動をより有効に
防止し、初期キャリアをより均一に現像スリーブ長手方
向にセットすることができ、部分的にトナーが過剰に供
給されるのを防止し、トナー濃度の上昇を防止して地汚
れのない良好な画像を提供することができる。請求項3
の発明によれば、請求項1〜2の発明に係る現像装置を
プロセスカートリッジに装着しても同様に優れた効果を
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る現像装置の概略断面
図。
【図2】初期キャリア収容部の構成を示す部分断面図。
【図3】従来例の現像装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 感光体、2 現像ケーシング、3 現像剤、4 現
像スリーブ、5 マグネットローラ、6 ドクタ、7
現像剤収納ケース、7a 初期キャリア落下口、7A
ガイド板、A 現像剤収容部、B 初期キャリア収容
部、C シール部材、8 トナーホッパ、8a トナー
補給口、8b シール部材、9 アジテータ、10 プ
レドクタ、14 攪拌ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H031 AA01 AA11 AA16 AA17 AB03 AB09 AC03 AC08 AC14 AC19 AC23 AC30 AC33 AC38 BA05 BA09 DA05 EA03 2H077 AA06 AA14 AA15 AA39 AB03 AB06 AB13 AB15 AC03 AC04 AC12 AD06 AD13 AD18 BA08 CA11 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁
    性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現
    像剤担持体と、現像剤担持体上の現像剤の量を規制する
    第一の規制部材と、該第一の規制部材より掻き落とされ
    た現像剤を収容する現像剤収容室と、該現像剤収容室の
    上部に設けた初期キャリア落下口に連通配置された初期
    キャリア収容部と、該落下口を閉止する剥離可能なシー
    ル部材と、該現像剤担持体と該落下口との間に配置され
    且つ現像剤担持体と同一回転方向に回転する円筒もしく
    は円柱状の磁性部材と、該現像剤収容室に隣接して現像
    剤担持体にトナーを供給するトナーホッパと、を備えた
    現像装置において、 前記初期キャリア収容部は、前記現像剤担持体の長手方
    向に沿って仕切り板によって複数に分割された分割室を
    有し、 前記現像剤収容室上部には、前記各仕切り板と対向する
    任意の位置に落下口から落下してくる初期キャリアをガ
    イドするガイド板を有し、前記各ガイド板と現像剤収納
    室内の上部壁面との間に形成される補給口は、現像剤担
    持体に向かって開口面積が漸減する絞り形状になってい
    ることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板は、前記仕切り板と対応す
    る位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】 感光体に対して、帯電手段、現像手段、
    或いはクリーニング手段中の少なくとも1つの手段を一
    体的に組み付け且つ画像形成装置本体に着脱自在である
    プロセスカートリッジにおいて、 前記現像手段は、請求項1或いは2に記載の構成を備え
    た現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
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