JPH0633067B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JPH0633067B2
JPH0633067B2 JP57180519A JP18051982A JPH0633067B2 JP H0633067 B2 JPH0633067 B2 JP H0633067B2 JP 57180519 A JP57180519 A JP 57180519A JP 18051982 A JP18051982 A JP 18051982A JP H0633067 B2 JPH0633067 B2 JP H0633067B2
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JP
Japan
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vehicle
battery
plate
down tube
floor
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Expired - Lifetime
Application number
JP57180519A
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JPS5970271A (ja
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道雄 八島
修二 高橋
正彦 竹中
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスクータ型車両に関し、特に密閉型バッテリの
配置構造に特徴を有するスクータ型車両に関する。
[従来の技術] スクータ型車両に搭載されている現行のバッテリでは、
過充電時電解液中の水分が電気分解されて陽極板で酸素
ガス、陰極板で水素ガスとなって蒸発し、これにより電
解液が減少するので蒸溜水等の補充が必要であり、また
極板中のアンチモン(Sb)溶出により極部電池を形成
し内部放電するので、長期放置時には補充電が必要であ
り、よってバッテリの車体への取付位置はメンテナンス
を容易に行い得る位置に限られている。また、陽極板及
び陰極板からそれぞれ発生する酸素ガス及び水素ガスを
外部に放出するための排気孔を設ける必要があり、完全
密閉構造には出来ないので、バッテリを斜めにしたり横
にした場合電解液が漏れることになるため、バッテリの
車体への取付状態にも制約があった。このようにバッテ
リの取付位置、取付状態が制約されることは車体の小型
化、スリム化の妨げともなる。
一方、近時、第1図に示す様なメンテナンスフリー式の
密閉型バッテリが開発されている。第1図において、1
は電槽、2はこの電槽1を覆蓋する電槽蓋、3は1セル
当り2枚設けられた鉛及び鉛カルシウム合金からなる陽
極板、4は1セル当り3枚設けられた鉛及び鉛カルシウ
ム合金からなる陰極板、5は陽、陰極板3,4間に配さ
れた線径が1μm以下のガラス繊維からなる綿状のセパ
レータ、6,7は2枚の陽極板3,3枚の陰極板4にそ
れぞれ跨設された極柱、8,9は陽、陰極端子である。
また10は1セル当り1個設けられた排気孔であり、こ
の排気孔10から排出されたガスはは電槽蓋2の中央部
に設けられたゴム弁11を押し上げ、フィルタ12を通
過し、中蓋13と上蓋14との間の隙間を通って上蓋1
4の側部に形成された排気孔(図示せず)から外部に排
出される。
かかる構成のバッテリ15では、排気通路の途中にゴム
弁11を有して電解液中の蒸発を防止した完全密閉構造
となっており、水分解に関しては陰極板を放電状態に維
持し水素ガスを出さないようにすると共に、陰極板を陽
極板から発生した酸素ガス中に露出させてこの酸素ガス
を陰極板で吸収させるいわゆる酸素サイクルを利用する
ことによって補水を不要としている。またカルシウム合
金の極板を用い、極板中のアンチモン溶出による極板電
池の形成を防止し、自己放電量を抑制することにより長
期放置時の補充電を不要としている。さらに微細なガラ
スマットによって電解液の外部流出を防止している。
このように密閉型バッテリ15は補水及び補充電が不要
ないわゆるメンテナンスフリーでありかつ斜めや横にし
ても電解液が漏れないのでその取付位置や取付状態を制
約されないという特徴を有している。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明の目的とするところは、上述の如き密閉
型バッテリの特徴に着目し、この密閉型バッテリを用い
て車体のいわゆるデッドスペースを有効に利用すること
により車体の小型化及びスリム化を可能とすると共に、
乗降性の向上、車体の低重心化並びに運転者の乗車姿勢
の自由度の増大にも寄与し、さらにバッテリから放熱を
効率良く奪い去りバッテリの耐久性をも向上させること
ができるスクータ型車両を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によるスクータ型車両は、ヘッドパイプから車両
後方下向きに延在するダウンチューブと、前記ダウンチ
ューブよりも車両後方側に位置しかつ車両後方上向きに
延在する後部フレームと、前記ダウンチューブ及び前記
後部フレームの間に位置するフロア部とを有し、後輪を
一体的に軸支するパワーユニットの車両前方側端部を前
記後部フレームに揺動自在に枢支するスクータ型車両で
あって、前記フロア部は、略平坦に形成された上面板を
有し、前記上面板と前記後部フレーム下端部に設けられ
たカバー部材の間に挾まれかつ前記フロア部後方位置
に、偏平状密閉型バッテリを前記上面板に沿わしてその
主面が車両上下方向に位置すべく配置したことを特徴と
している。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第2図及び第3図を参照しつつ
説明する。
第2図は本発明の実施例としてのバッテリ配置構造を具
備したスクータ型車両の側面図であり、第3図に本発明
の実施例を示す。第2図及び第3図において、フロント
フォーク16が挿通されたヘッドパイプ17には、ダウ
ンチューブ18の上端が溶着され、このダウンチューブ
18は略L字状をなして下方後方に延びている。これら
ヘッドパイプ17及びダウンチューブ18によって、前
部フレームが構成される。ヘッドパイプ17を貫通した
フロントフォーク16の上端にはハンドル19が固着さ
れている。なお、エンジン21の駆動力を後輪22に伝
達するパワーユニット23は、その前方がリンク24を
介して下記の後部フレームに枢着されかつ後方の後輪軸
支近傍上端部が緩衝器25を介して後部フレームに枢着
されて後部フレームに対して揺動可能となっている。
ダウンチューブ18の後端には、鋼板をプレス成形して
なる左右一対のフレーム29が溶着されており、該各フ
レームはダウンチューブ18との接合部から左右に略水
平に延出した後後方に向って屈曲し、且つその後端部を
立上げて成る。そして、この略水平となるフロア部は、
足載せ用の略平坦に形成された上面板と、この少なくと
も一部に対向して配置されたカバー部材としてのアンダ
ープレート32とを有し、この両上下面板の間には空間
31が形成されている。また、第2図に示されるよう
に、上面板たるフロア面は緩衝器25とパワーユニット
23との連結部よりも車両上下方向において下側に位置
している。
両フレーム29はその後方水平部にてクロスメンバ30
により連結されており、前方水平部がアンダープレート
32により連結されている。これら両フレーム29,ク
ロスメンバ30及びアンダープレート32によって、後
部フレームが構成されている。
密閉型バッテリ15は、ダウンチューブ18と両フレー
ム29とにより囲まれるように形成されたフロア部後部
領域で、かつ、上面板とアンダープレートにより挾まれ
た空間31内に配置され、その主面が上下方向に位置す
べく、上面板に沿うようアンダープレート32上に載置
されている。そして、両フレーム29上面にビス34に
より締め付け固定される押え板35によって固定され
る。
上記の構成においては、ダウンチューブ18及び左右の
フレーム29により囲まれる空間31がフロアの下方に
位置し、この部分を密閉型バッテリ15の配設部位とし
て有効に利用している。又、これにより、該ダウンチュ
ーブ及びフレーム29によってバッテリ15の保護がな
される。
上記の如く、バッテリ15は略平担に形成されたフロア
の下方に位置し、しかもかかるフロア面に沿わしてその
主面、つまり表面積が最も大きい側面が車両上下方向に
位置するようにして配設されている。かかる構成の故、
バッテリ15が重量物であるが故に車体の重心位置を低
くすることが出来ると共に、フロアの高さが高くなるこ
とが防止され、且つ、足元のスペースを大きくとること
が出来る。又、バッテリ15はエンジン21の近傍に位
置している。よって、バッテリ15とパワーユニット2
3内に収納されたセルモータ36との距離が近いので、
コード37が短くてすみ、その配線が容易になると共
に、電圧降下を少なくすることができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明のスクータ型車両によれば、
フロア部は略平坦に形成された上面板を有し、この上面
板と後部フレーム下端部に設けられたカバー部材の間に
挾まれかつフロア部後方位置に、偏平状密閉型バッテリ
の主面が上下方向に向くように上面板に沿わして配置し
た構成となっている故、バッテリをフロア部に置いたに
も拘らず、バッテリをフロア後方に配置したことによ
り、フロア前方部を低くすることができ、もって、乗員
の着座時も足首を無理に曲げる必要がなく、自然な姿勢
で運転操作を行うことができる。
また、バッテリの主面を車両上下方向に向けて配置した
ことにより、後部フレーム下端部とフロアの間にバッテ
リを置くことができるため、路面との干渉の点でも、後
部フレーム下端部が先に路面と干渉し、バッテリは保護
することができる。このため、最低地上高を従来並みに
確保した上で、フロア上面の高さを押さえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は密閉型バッテリの一部破断面を含む斜視図、第
2図は本発明に係るスクータ型車両の側面図、第3図は
フレームの形状及びこのフレームへのバッテリの組付状
態示す斜視図である。 主要部分の符号の説明 15……密閉型バッテリ 17……メインパイプ 18……ダウンチューブ 23……パワーユニット 29……フレーム 32……アンダープレート 35……押え板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから車両後方下向きに延在す
    るダウンチューブと、前記ダウンチューブよりも車両後
    方側に位置しかつ車両後方上向きに延在する後部フレー
    ムと、前記ダウンチューブ及び前記後部フレームの間に
    位置するフロア部とを有し、後輪を一体的に軸支するパ
    ワーユニットの車両前方側端部を前記後部フレームに揺
    動自在に枢支するスクータ型車両であって、 前記フロア部は、略平坦に形成された上面板を有し、前
    記上面板と前記後部フレーム下端部に設けられたカバー
    部材の間に挾まれかつ前記フロア部後方位置に、偏平状
    密閉型バッテリを前記上面板に沿わしてその主面が車両
    上下方向に位置すべく配置したことを特徴とするスクー
    タ型車両。
JP57180519A 1982-10-14 1982-10-14 スクータ型車両 Expired - Lifetime JPH0633067B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP57180519A JPH0633067B2 (ja) 1982-10-14 1982-10-14 スクータ型車両

Applications Claiming Priority (1)

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JP57180519A JPH0633067B2 (ja) 1982-10-14 1982-10-14 スクータ型車両

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JPS5970271A JPS5970271A (ja) 1984-04-20
JPH0633067B2 true JPH0633067B2 (ja) 1994-05-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069036A1 (ja) * 2012-10-30 2014-05-08 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のフレーム構造

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JPS5064917U (ja) * 1973-09-19 1975-06-12
JPS5819105Y2 (ja) * 1979-04-06 1983-04-19 本田技研工業株式会社 車輛の車体構造
JPS607995Y2 (ja) * 1979-12-13 1985-03-19 松下電器産業株式会社 電動自転車のバッテリ−ケ−ス保持装置
JPS5757471A (en) * 1980-09-20 1982-04-06 Yuasa Battery Co Ltd Sealed type lead-acid battery

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JPS5970271A (ja) 1984-04-20

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