JPH0633040Y2 - シールド掘進機のセグメント組立用エレクター - Google Patents

シールド掘進機のセグメント組立用エレクター

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JPH0633040Y2
JPH0633040Y2 JP1194789U JP1194789U JPH0633040Y2 JP H0633040 Y2 JPH0633040 Y2 JP H0633040Y2 JP 1194789 U JP1194789 U JP 1194789U JP 1194789 U JP1194789 U JP 1194789U JP H0633040 Y2 JPH0633040 Y2 JP H0633040Y2
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紘一郎 桑原
進 勝田
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シールド工法で掘削したトンネル内部にセグ
メントを組立てるのに使用するシールド掘進機のセグメ
ント組立用エレクターに関するものである。
[従来の技術] 第4図は従来使用されているシールド掘進機のセグメン
ト組立用エレクターの縦断側面図であって、エレクター
の吊ビームaは図示しない伸縮ジャッキにより上下(Y
−Y軸)方向に移動できるようになっている。吊ビーム
aの直下には旋回微調フレームbがローラーcで支えら
れていて、図示しない微調ジャッキにより吊ビームaに
対して左右(X−X軸)方向に移動できるようになって
いる。
旋回微調フレームbの内部には前後(Z−Z軸)方向の
ガイドロッドdが取付けてあって、このガイドロッドd
に摺動フレームeが吊下げられており、摺動フレームe
は図示しない摺動ジャッキによりガイドロッドdに沿っ
て前後(Z−Z軸)方向に摺動することができるように
なっている。
摺動フレームeの中央には球面軸受fが取付けてあっ
て、この球面軸受fにバランサgが吊下げられており、
バランサgの後面と摺動フレームeの後面との間には、
上下方向の2個の微調ジャッキhが第4図の紙面に鉛直
な方向に並べて、取付腕i,jを介して取付けられてい
る。バランサgの下面には把持装置kによって、これか
ら組立てようとするセグメントlを把持できるようにな
っている。
第4図に示す従来の装置において、セグメントlの位置
を左右(X−X軸)方向に調整するには、旋回微調フレ
ームbを吊ビームaに対して左右(X−X軸)方向に移
動させればよく、上下(Y−Y軸)方向に調整するに
は、吊ビームaを昇降させればよく、前後(Z−Z軸)
方向に調整するには、摺動フレームeをガイドロッドd
に沿って移動させればよい。
またセグメントlの左右(X−X軸)方向を回転中心と
する角度を調整するには、2本の微調ジャッキhを同時
に伸縮すればよく、上下(Y−Y軸)方向を回転中心と
する角度を調整するには、バランサgを球面軸受fを中
心として図示しないヨーイングジャッキにより第4図の
左右方向に水平に回動させればよく、前後(Z−Z軸)
方向を回転中心とする角度を調整するには、2本の微調
ジャッキhのうちの一方を伸長して他方を縮小すればよ
い。
[考案が解決しようとする課題] 第5図は、既に組立の完了した既設セグメントmとシー
ルド掘進機のセグメント組立用エレクターとの関係を示
す平面図であって、第4図に示した把持装置kで把持し
たこれから組立てようとするセグメントlを既設セグメ
ントmに位置合せして、これから組立てようとするセグ
メントlを既設セグメントmにボルト締結が可能となる
ようにするためには、既設セグメントmの端面nに対し
てセグメントlを直角に摺動を行ない、旋回微調フレー
ムbにより端面nに平行に移動させなければならない
が、従来のシールド掘進機のセグメント組立用エレクタ
ーでは、吊ビームaの左右方向が、既設セグメントmの
左右(X−X軸)方向に対して角度θだけ傾いたX′−
X′軸方向にある場合には、旋回微調フレームbによる
左右方向の移動は角度θだけ傾いたX′−X′方向で行
なわれ、摺動フレームeによる前後方向の移動は、既設
セグメントmの前後(Z−Z軸)方向に対して角度θだ
け傾いたZ′−Z′軸方向でしか行なわれず、これから
組立てようとするセグメントlを、既設セグメントmに
対して正確にスムーズに組立てることはできなかった。
本考案はこのような欠点を除去し、シールド掘進機のセ
グメント組立用エレクターが、既設セグメントの端面に
対して平面的、立体的に傾いていても、これから組立て
ようとするセグメントを既設セグメントの端面に対し
て、常に直角又は平行を維持して移動できるようにした
シールド掘進機のセグメント組立用エレクターを提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のシールド掘進機のセグメント組立用エレクター
は、回転フレームに固定したアームに伸縮ジャッキを介
して上下に移動可能に支持した吊ビームの直下に、球面
軸受を介して微調フレームを前後及び左右に回動可能に
取付け、該微調フレームの下面にはヨーイングフレーム
を水平方向に回転可能に取付け、該ヨーイングフレーム
下面には摺動フレームを前後方向に移動可能に取付け、
該摺動フレームには旋回微調フレームを左右方向に移動
可能に取付け、該旋回微調フレームにはセグメントの把
持装置及びボルト締結機を取付けたことを特徴とするも
のである。
[作用] 球面軸受を中心として微調フレームを回動すればセグメ
ントの左右方向を中心とする角度のずれと前後方向を中
心とする角度のずれとは修正でき、ヨーイングフレーム
を回動すればセグメントの上下方向を中心とする角度の
ずれが修正でき、シールド掘進機のセグメント組立用エ
レクターが平面的、立体的に傾いていても、組立てるべ
きセグメントは既設セグメントに対して正確迅速に組立
てることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、ローラ1に支えられている回転フレー
ム2から1対のアーム3(第2図参照)が突出してい
て、アーム3には上下方向のガイドロッド4が摺動自在
に嵌められており、伸縮ジャッキ5の伸縮により、ガイ
ドロッド4は上下(Y−Y軸)方向に移動できるように
なっている。
ガイドロッド4の下面には吊ビーム6の両端が固着され
ていて、吊ビーム6の中央直下には球面軸受7が取付け
られており、この球面軸受7を介して微調フレーム8が
吊下げられている。そして吊ビーム6の後面と微調フレ
ーム8の後面との間には、2本の上下方向の微調ジャッ
キ9が並べて取付けられている。微調フレーム8と吊ビ
ーム6との間は両端に球面継手を備えるスタビライザー
ロッド23がY−Y軸方向に揺動自在に取付けられ、微
調フレーム8のY−Y軸回りに対する回転を防止してい
る。
微調フレーム8の下側内面には、上下(Y−Y軸)方向
を回転中心とする旋回装置10が設けてあって、旋回装置
10の下面にはヨーイングフレーム11が固着されている。
そしてヨーイングフレーム11と微調フレーム8との間に
は、水平方向のヨーイングジャッキ12の両端が球面軸受
によって取付けられている。
ヨーイングフレーム11の下側内面には、2本の前後(Z
−Z軸)方向のガイドロッド13が第2図に示すように並
べて取付けてあって、このガイドロッド13によって摺動
フレーム14が摺動自在に吊下げられている。第2図に示
す2本のガイドロッド13の間に位置して、ヨーイングフ
レーム11の外側には摺動ジャッキ15が取付けられてい
て、第3図に示すように摺動ジヤッキ15のピストンロッ
ド16はガイドロッド13と平行の状態でヨーイングフレー
ム11の内部に嵌入し、ピストンロッド16の先端は摺動フ
レーム14に結合されている。
摺動フレーム14の下側内面には旋回微調フレーム17が設
けてあって、旋回微調フレーム17はローラー18に案内さ
れ、摺動フレーム14に対して左右(X−X軸)方向に移
動できるようになっている。旋回微調フレーム17と摺動
フレーム14との間には、左右(X−X軸)方向に設けた
旋回微調ジャッキ19の両端が結合されている。旋回微調
フレーム17の下側には把持装置20が設けてあって、これ
から組立てようとするセグメント21を、パッ22を介して
旋回微調フレーム17の下面に保持できるようになってい
る。24はボルト締結機で旋回微調フレーム17に取付けら
れている。
以上の第1図ないし第3図で説明した本考案の装置にお
いて、これから組立てようとするセグメント21の位置を
左右(X−X軸)方向に調整するには、旋回微調ジャッ
キ19を伸縮し、ローラー18に案内される旋回微調フレー
ム17を摺動フレーム14に対して左右(X−X軸)方向に
移動させればよく、セグメント21の位置を上下(Y−Y
軸)方向に調整するには、伸縮ジャッキ5を伸縮し、ガ
イドロッド4及び吊ビーム6を上下(Y−Y軸)方向に
移動させればよく、セグメント21の位置を前後(Z−Z
軸)方向に調整するには、摺動ジャッキ15のピストンロ
ッド16を伸縮し、摺動フレーム14をガイドロッド13に沿
って前後(Z−Z軸)方向に移動させればよい。
さらにセグメント21の左右(X−X軸)方向を回転中心
とする角度を調整するには、2本の微調ジャッキ9を同
時に伸縮すればよく、セグメント21の上下(Y−Y軸)
方向を回転中心とする角度を調整するには、ヨーイング
ジャッキ12を伸縮してヨーイングフレーム11を回動させ
ればよく、セグメント21の前後(Z−Z軸)方向を回転
中心とする角度を調整するには、2本の微調ジャッキ9
のうちの一方を伸長して他方を縮小すればよい。
吊ビーム6の左右方向が、第5図に示すように既設セグ
メントmの左右(X−X軸)方向に対して角度θだけ傾
いたX′−X′軸方向にある場合には、ヨーイングジャ
ッキ12を作動させて旋回装置10、ヨーイングフレーム11
を第5図において時計方向に角度θだけ回動すると、こ
れにともなってガイドロッド13、摺動フレーム14、旋回
微調フレーム17、セグメント21も同じ方向に角度θだけ
回動し、セグメント21は既設セグメントmの端面nに対
して平行ならびに直角の移動をするようになり、セグメ
ント21を既設セグメントmに対して正確にボルト締結が
できることになる。
また第6図に示すようにエレクターの回転フレーム2お
よびガイドロッド4の上下方向が、既設セグメントmの
上下(Y−Y軸)方向に対して角度γだけ傾いたY′−
Y′軸方向にあるときには、2本の微調ジャッキ9を共
に伸長し、球面軸受7を回動中心として微調フレーム
8、旋回装置10、ヨーイングフレーム11、摺動フレーム
14、旋回微調フレーム17、セグメント21を角度γだけ回
動すると、セグメント21の上下(Y−Y軸)方向は既設
セグメントmの端面nの上下方向と一致し、セグメント
21を正しく上下(Y−Y軸)方向、前後(Z−Z軸)方
向に移動し、既設セグメントmに対して正確にボルト締
結ができることになる。
[考案の効果] トンネルのカーブ部分を掘進している時や、セグメント
組立エレクターの方向や角度が既設セグメントに対して
傾いた時でも、組立てようとするセグメントの既設セグ
メントに対する左右、上下、前後の方向及び角度を修正
し、正確に組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を第2図のI−I線で示した
縦断側面図、第2図は第1図の右方より見た正面図、第
3図は第2図のIII−III断面図、第4図は従来装置の要
部を示す縦断側面図、第5図は既設セグメントとセグメ
ント組立用エレクターとの関係を示す平面図、第6図は
既設セグメントとセグメント組立用エレクターとの関係
を示す側面図である。 図中、2は回転フレーム、3はアーム、5は伸縮ジャッ
キ、6は吊ビーム、7は球面軸受、8は微調フレーム、
11はヨーイングフレーム、13はガイドロッド、14は摺動
フレーム、17は旋回微調フレーム、20は把持装置、21は
セグメント、24はボルト締結機を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転フレームに固定したアームに伸縮ジャ
    ッキを介して上下に移動可能に支持した吊ビームの直下
    に、球面軸受を介して微調フレームを前後及び左右に回
    動可能に取付け、該微調フレームの下面にはヨーイング
    フームを水平方向に回転可能に取付け、該ヨーイングフ
    レームの下面には摺動フレームを前後方向に移動可能に
    取付け、該摺動フレームには旋回微調フレームを左右方
    向に移動可能に取付け、該旋回微調フレームにはセグメ
    ントの把持装置及びボルト締結機を取付けたことを特徴
    とするシールド掘進機のセグメント組立用エレクター。
JP1194789U 1989-02-03 1989-02-03 シールド掘進機のセグメント組立用エレクター Expired - Fee Related JPH0633040Y2 (ja)

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