JPH11324592A - セグメント組立装置 - Google Patents

セグメント組立装置

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JPH11324592A
JPH11324592A JP10136703A JP13670398A JPH11324592A JP H11324592 A JPH11324592 A JP H11324592A JP 10136703 A JP10136703 A JP 10136703A JP 13670398 A JP13670398 A JP 13670398A JP H11324592 A JPH11324592 A JP H11324592A
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JP
Japan
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frame
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swing
swing frame
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JP10136703A
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English (en)
Inventor
Shingo Tateiwa
真吾 立岩
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設のセグメントの相対的な位置関係を検出
するセンサを不要とし、且つスライドフレーム側に対す
る揺動フレームの相対的な姿勢を修正するための制御ア
ルゴリズムを簡易化して、コストの大幅な削減化を図
る。 【解決手段】 揺動フレーム6とスライドフレーム4と
の間を連結ジャッキで連結することに替えて、スライド
フレーム4に回転フレーム2の径方向に伸縮可能な複数
本の押付ジャッキ34の基端を固定設置し、各押付ジャ
ッキ34の先端が揺動フレーム6に圧接して揺動フレー
ム6の相対的な姿勢を球面軸受5(支点)を中心として
調整し得るようにし、必要に応じ各押付ジャッキ34を
収縮させて揺動フレーム6を一時的にフリー状態とし、
セグメント組立装置の基本動作により新設のセグメント
1を既設のセグメント1に倣わせて姿勢修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セグメント組立装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル等のような長い地下孔を造る場
合には、従来からシールド工法が用いられており、該シ
ールド工法においては、シールド掘進機により掘削した
孔に、円周方向の形状が円弧状で平面形状が矩形状のセ
グメントを複数取り付けることによりセグメントを環状
に組立て、これをシールド掘進機の進行と共にシールド
掘進機の進行方向へ向って順次行い、地下孔を完成させ
るようにしている。
【0003】図5〜図8に示す如く、セグメント1を組
立てるためのセグメント組立装置としては、円周方向へ
回転し得るようにした回転フレーム2に、該回転フレー
ム2の径方向へ移動可能に吊ビーム3を取り付け、該吊
ビーム3に、回転フレーム2の軸心線方向へ移動可能に
スライドフレーム4を取り付け、該スライドフレーム4
の所定位置に設けた支点を成す球面軸受5に対し、該球
面軸受5を中心として任意方向へ揺動可能に揺動フレー
ム6を取り付け、該揺動フレーム6に、セグメント1を
把持するセグメント把持手段7を配設してなる構成を有
している。
【0004】前記回転フレーム2は、シールド掘進機8
の円筒フレーム9後端部内に該円筒フレーム9と平行に
配置した複数の支持ローラ10により支持されており、
図示していない駆動装置の駆動により円筒フレーム9の
円周方向へ回転し得るようになっている。
【0005】前記吊ビーム3は、回転フレーム2の後方
へ突出する左右のブラケット11の先端に昇降(進退
動)可能に取り付けられたガイドロッド12の下端に掛
け渡すように取り付けられており、また、前記ブラケッ
ト11には、トラニオン式の流体圧シリンダ13が縦向
きに取り付けられ、該流体圧シリンダ13のピストンロ
ッド13aの先端は吊ビーム3に接続されており、前記
流体圧シリンダ13の伸縮作動により、吊ビーム3はガ
イドロッド12に案内されつつ昇降(回転フレーム2の
径方向へ移動)し得るようになっている。
【0006】前記スライドフレーム4は、吊ビーム3の
下面側に回転フレーム2の軸心線方向へ延びるよう配設
された左右一対のガイドロッド14に対し摺動ガイドブ
ロック15を介して移動自在に配設されており、前記ガ
イドロッド14と平行に配置された図示しない流体圧シ
リンダの伸縮作動により、回転フレーム2の軸心線方向
へ移動し得るようになっている。
【0007】前記揺動フレーム6は、スライドフレーム
4の左右の摺動ガイドブロック15相互の中間部同士を
連結している連結ブロック16の中央位置に、球面軸受
5及びピン17を介して取り付けられており、前記各摺
動ガイドブロック15の下面前後位置と揺動フレーム6
の下面四隅との間をピン18及び球面軸受19を介して
四本の連結ジャッキ20により連結され、該各連結ジャ
ッキ20の伸縮作動により前記球面軸受5を中心として
任意方向へ揺動することにより自在に姿勢修正されるよ
うにしてある。
【0008】前記セグメント把持手段7は、揺動フレー
ム6の上端部に基端を枢着した前後一対の昇降ジャッキ
21と、該昇降ジャッキ21の先端に枢着されてガイド
ロッド22に案内されつつ回転フレーム2の径方向へ昇
降(進退動)し得るようにした昇降ブロック23とを備
えて構成されており、該昇降ブロック23には、セグメ
ント1の内周面中央部に形成した把持孔24(図7参照)
に挿入して係合し得るようにした把持軸25が回動可能
に装備されている。
【0009】即ち、前記セグメント1の把持孔24は、
その入口部分が回転フレーム2の軸心線方向に細長い長
孔状に開口しているが、その内部は回転フレーム2の円
周方向に広く拡張されており、把持孔24の入口部分の
開口形状と略等しい平面形状となっている把持軸25の
下端部を把持孔24に挿入した後に約90゜回動するこ
とにより、把持軸25の下端部を把持孔24に係合して
セグメント1を吊り下げ得るようにしてある。
【0010】ここで、前記把持軸25の回動操作は、図
8に示すように、把持軸25に外嵌装着されたピニオン
26を、該ピニオン26に噛合するラック27の往復作
動により回動して行うようにしてあり、該ラック27
は、昇降ブロック23に付設されたシリンダカバー28
内に収容されて両端部のピストン部29を介し流体圧で
往復作動し得るようにしてある。
【0011】また、前記揺動フレーム6の下面側には、
セグメント把持手段7の把持軸25の左右両側に二本の
固定ジャッキ30が貫通固定されており、セグメント1
をセグメント把持手段7の把持軸25に吊り下げた状態
で、前記各固定ジャッキ30の先端部を突っ張ってセグ
メント1の内周面凹部に押し付けることにより、該セグ
メント1をぐらつかせたりすることなく保持し得るよう
になっている。
【0012】更に、前記揺動フレーム6の左右両側部に
は、新設のセグメント1と既設のセグメント1との円周
方向端面同士を締結するためのボルト締結機又はコッタ
ー打込装置などのセグメント締結手段31が取り付けら
れており、また、説明の便宜上から図示を省略したが、
新設のセグメント1と既設のセグメント1との軸心線方
向端面同士を締結するためのセグメント締結手段も前記
揺動フレーム6の適宜位置に取り付けられている。
【0013】尚、図中32はシールド掘進機8のシール
ドジャッキであり、該シールドジャッキ32を伸長さ
せ、そのロッド先端に取り付けられたブロック33をセ
グメント1の切羽側端面に押し付けることにより、トン
ネル掘削時におけるシールド掘進機8の反力を受けるよ
うになっている。
【0014】前述した如きセグメント組立装置を用い
て、シールド掘進機8により掘削した孔内でセグメント
1を組立てる際には、図示しないセグメント供給装置に
搭載されたセグメント1を揺動フレーム6のセグメント
把持手段7により吊り下げた後、固定ジャッキ30を突
っ張ってセグメント1の内周面に押し付けると、該セグ
メント1はぐらついたりすることなく保持された状態と
なる。
【0015】続いて、回転フレーム2を必要に応じてセ
グメント1を取り付けるべき円周方向位置まで回転させ
ると共に、スライドフレーム4をガイドロッド14に沿
って所要量だけ前方へ移動させた後、吊ビーム3を回転
フレーム2の径方向外周側へ移動させ、スライドフレー
ム4をガイドロッド14に沿って所要量だけ後方へ戻す
ように移動させて既設のセグメント1に隣接するように
新設のセグメント1を配置する。
【0016】ここで、前述のようにセグメント把持手段
7に把持されたセグメント1を、一旦前方へ移動させた
後、回転フレーム2の径方向外周側へ移動させ、再び後
方へ戻すように移動させているのは、セグメント1を単
に径方向外周側へ移動させて配置しようとした場合に、
セグメント1の周方向両端部が既設のセグメント1の端
部と干渉してしまうためである。
【0017】また、このとき、セグメント把持手段7に
把持されたセグメント1に関し、既設のセグメント1に
対するヨーイング、ローリング、ピッチングの姿勢修正
を行う必要がある。
【0018】ここで言うセグメント1のヨーイング、ロ
ーリング、ピッチングとは、球面軸受5を基準としたセ
グメント1の三方向の揺動のことを指し、ヨーイングと
は、回転フレーム2の径方向に延びる軸を中心とした図
7中に矢印イで示す揺動のことであり、ローリングと
は、回転フレーム2の軸心線方向に延びる軸を中心とし
た図7中に矢印ロで示す揺動のことであり、ピッチング
とは、前述したヨーイングの揺動軸とローリングの揺動
軸の両方に対し直交する軸(回転フレーム2の接線方向
に延びる軸)を中心とした図7中に矢印ハで示す揺動の
ことである。
【0019】これらセグメント1のヨーイング、ローリ
ング、ピッチングは、スライドフレーム4側に対する球
面軸受5を支点とした揺動フレーム6側の自在な揺動で
許容されるようになっており、このうちのセグメント1
のローリング及びピッチングに関しては、スライドフレ
ーム4と揺動フレーム6との間を連結する連結ジャッキ
20の伸縮量を個別に調整して修正し、また、セグメン
ト1のヨーイングに関しては、セグメント1のローリン
グ及びピッチングを適宜に修正した上でスライドフレー
ム4の移動により既設のセグメント1の端面に沿わせる
ように押し付けて修正するようにしている。
【0020】このように、セグメント把持手段7により
把持された新設のセグメント1を既設のセグメント1に
対しヨーイング、ローリング、ピッチングの姿勢修正を
行って所定の取り付け位置に配置したら、セグメント締
結手段31によりセグメント1を既設のセグメント1に
対して締結すれば良く、セグメント組立装置で同様の作
業を繰り返すことによりセグメント1が環状に組立てら
れていくことになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来のセグメント組立装置においては、既設のセグメン
ト1に対し、セグメント把持手段7により把持された新
設のセグメント1のローリング及びピッチングの姿勢修
正を行う場合に、スライドフレーム4側に対する揺動フ
レーム6の相対的な姿勢を連結ジャッキ20の伸縮量を
個別に調整することにより修正して行うようにしていた
ため、各連結ジャッキ20のストローク制御を高精度に
行うことが要求され、揺動フレーム6側の適宜位置に既
設のセグメント1の相対的な位置関係を正確に検出する
ためのセンサや、該センサの検出値に基づいて三次元的
な座標系を用いた複雑な制御アルゴリズムにより各連結
ジャッキ20のストローク制御を高精度に行う制御装置
などが必要となり、コストの大幅な高騰を招くという問
題があった。
【0022】本発明は上述の実情に鑑みて成したもの
で、既設のセグメントの相対的な位置関係を検出するセ
ンサを不要とし、且つスライドフレーム側に対する揺動
フレームの相対的な姿勢を修正するための制御アルゴリ
ズムを簡易化して、コストの大幅な削減化を図ることを
目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、シールド掘進
機の円筒フレーム内に円周方向へ回転し得るよう配設さ
れた回転フレームに、該回転フレームの径方向へ移動可
能に吊ビームを取り付け、該吊ビームに、回転フレーム
の軸心線方向へ移動可能にスライドフレームを取り付
け、該スライドフレームの所定位置に設けた支点に対
し、該支点を中心として任意方向へ揺動可能に揺動フレ
ームを取り付け、該揺動フレームに、セグメント側に形
成した把持孔に把持軸を係合してセグメントを把持する
セグメント把持手段を配設したセグメント組立装置であ
って、揺動フレームとスライドフレームとの間に、回転
フレームの径方向に伸縮可能な複数本の押付ジャッキ
を、揺動フレーム及びスライドフレームの何れか一方に
基端を固定設置し且つ先端を他方に圧接してスライドフ
レーム側に対する揺動フレームの相対的な姿勢を調整し
得るよう配設したことを特徴とするものである。
【0024】従って本発明では、揺動フレームのセグメ
ント把持手段によりセグメント側に形成した把持孔に把
持軸を係合してセグメントを把持し、続いて、回転フレ
ームを必要に応じてセグメントを取り付けるべき円周方
向位置まで回転させると共に、スライドフレームを所要
量だけ前方へ移動させた後、吊ビームを回転フレームの
径方向外周側へ移動させ、前記スライドフレームを所要
量だけ後方へ戻すように移動させて既設のセグメントに
隣接するように新設のセグメントを配置する。
【0025】ここで、既設のセグメントに隣接するよう
に新設のセグメントを配置するにあたり、例えば作業員
が新設のセグメントを取り付けるべき位置を目視しなが
ら遠隔操作により各押付ジャッキの伸縮量を個別に調整
して揺動フレーム及びスライドフレームの何れか一方か
ら他方へ向けて押し付けを行い、これによって、既設の
セグメントに対する新設のセグメントのローリング及び
ピッチングの姿勢修正を球面軸受を基準として行い、ヨ
ーイングの姿勢修正については、従来と同様にスライド
フレームの移動により既設のセグメントの端面に沿わせ
るように押し付けて、スライドフレーム側に対する支点
を中心とした揺動フレーム側の自在な揺動で修正する。
【0026】ただし、既設のセグメントの相対的な位置
関係を検出するセンサを用いない場合、既設のセグメン
トに対する新設のセグメントのローリング及びピッチン
グの姿勢修正が不完全であるために新設のセグメントを
既設のセグメントに隣接するよう配置できないケースが
想定されるが、このような場合には、各押付ジャッキを
収縮させて揺動フレーム及びスライドフレームの何れか
一方から他方へ向けた押し付け状態を一旦解除し、これ
により揺動フレームを一時的にフリー状態とし、スライ
ドフレームの移動や回転フレームの回転、更には吊ビー
ムの移動といったセグメント組立装置の基本動作を適宜
に組み合わせて回転フレームの軸心線方向や円周方向に
隣接する既設のセグメントの端面に沿わせるように押し
付け、新設のセグメントを既設のセグメントに倣わせて
姿勢修正すれば良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0028】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図5〜図8と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしており、その基本的な構成は図5〜図8
に示す従来例と略同様であるが、本形態例のセグメント
組立装置においては、揺動フレーム6とスライドフレー
ム4との間を連結ジャッキ20(図7参照)で連結する
ことに替えて、スライドフレーム4の各摺動ガイドブロ
ック15の下面前後位置に、回転フレーム2の径方向に
伸縮可能な四本の押付ジャッキ34の基端を固定設置
し、該各押付ジャッキ34の先端が揺動フレーム6の下
面四隅に圧接してスライドフレーム4側に対する揺動フ
レーム6の相対的な姿勢を球面軸受5を中心として調整
し得るようにしてある。
【0029】ここで、各押付ジャッキ34の先端部分
は、球面形状として形成してあり、該各押付ジャッキ3
4の先端部分が圧接されることになる揺動フレーム6の
下面四隅には、座35が配設されている。
【0030】而して、シールド掘進機8により掘削した
地下孔内でセグメント1を環状に組立てるに際しては、
図示しないセグメント1供給装置に搭載されたセグメン
ト1を揺動フレーム6のセグメント把持手段7によりセ
グメント1側に形成した把持孔24に把持軸25を係合
してセグメント1を把持し、固定ジャッキ30を突っ張
ってセグメント1の内周面に押し付けると、該セグメン
ト1はぐらついたりすることなく保持された状態とな
る。
【0031】続いて、回転フレーム2を必要に応じてセ
グメント1を取り付けるべき円周方向位置まで回転させ
ると共に、スライドフレーム4をガイドロッド14に沿
って所要量だけ前方へ移動させた後、吊ビーム3を回転
フレーム2の径方向外周側へ移動させ、スライドフレー
ム4をガイドロッド14に沿って所要量だけ後方へ戻す
ように移動させて既設のセグメント1に隣接するように
新設のセグメント1を配置する。
【0032】ここで、既設のセグメント1に隣接するよ
うに新設のセグメント1を配置するにあたり、例えば作
業員が新設のセグメント1を取り付けるべき位置を目視
しながら遠隔操作により各押付ジャッキ34の伸縮量を
個別に調整してスライドフレーム4側から揺動フレーム
6側へ向けて押し付けを行い、これによって、既設のセ
グメント1に対する新設のセグメント1のローリング及
びピッチングの姿勢修正を球面軸受5を基準として行
い、ヨーイングの姿勢修正については、従来と同様にス
ライドフレーム4の移動により既設のセグメント1の端
面に沿わせるように押し付けて、スライドフレーム4側
に対する球面軸受5を中心とした揺動フレーム6側の自
在な揺動で修正する。
【0033】ただし、既設のセグメント1の相対的な位
置関係を検出するセンサを用いない場合、既設のセグメ
ント1に対する新設のセグメント1のローリング及びピ
ッチングの姿勢修正が不完全であるために新設のセグメ
ント1を既設のセグメント1に隣接するよう配置できな
いケースが想定されるが、このような場合には、図4に
示す如く、各押付ジャッキ34を収縮させてスライドフ
レーム4側から揺動フレーム6側へ向けた押し付け状態
を一旦解除し、これにより揺動フレーム6を一時的にフ
リー状態とし、スライドフレーム4の移動や回転フレー
ム2の回転、更には吊ビーム3の移動といったセグメン
ト組立装置の基本動作を適宜に組み合わせて回転フレー
ム2の軸心線方向や円周方向に隣接する既設のセグメン
ト1の端面に沿わせるように押し付け、新設のセグメン
ト1を既設のセグメント1に倣わせて姿勢修正すれば良
い。
【0034】従って上記形態例によれば、既設のセグメ
ント1の相対的な位置関係を検出するセンサを不要とす
ることができ、しかも、スライドフレーム4側に対する
揺動フレーム6の相対的な姿勢を修正するために複雑な
制御アルゴリズムが要求されず、該制御アルゴリズムを
各押付ジャッキ34の遠隔操作を助勢し得る程度の簡易
化したものとすることもできるので、コストの大幅な削
減化を図ることができる。
【0035】尚、本発明のセグメント組立装置は、上述
の形態例にのみ限定されるものではなく、図示する例で
は、スライドフレーム側に押付ジャッキの基端を固定設
置した例を示したが、これとは逆に、揺動フレーム側に
押付ジャッキの基端を固定設置するようにしても良いこ
と、また、支点は必ずしも球面軸受で形成しなくて良い
こと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】上記した本発明のセグメント組立装置に
よれば、既設のセグメントの相対的な位置関係を検出す
るセンサを不要とすることができ、しかも、スライドフ
レーム側に対する揺動フレームの相対的な姿勢を修正す
るために複雑な制御アルゴリズムが要求されず、該制御
アルゴリズムを各押付ジャッキの遠隔操作を助勢し得る
程度の簡易化したものとすることもできるので、コスト
の大幅な削減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3の各押付ジャッキを収縮した状態を示す図
である。
【図5】従来のセグメント組立装置の一例を示す正面図
である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の要部拡大図である。
【図8】図7のVIII−VIII方向の矢視図であ
る。
【符号の説明】
1 セグメント 2 回転フレーム 3 吊ビーム 4 スライドフレーム 5 球面軸受(支点) 6 揺動フレーム 7 セグメント把持手段 8 シールド掘進機 9 円筒フレーム 24 把持孔 25 把持軸 34 押付ジャッキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機の円筒フレーム内に円周
    方向へ回転し得るよう配設された回転フレームに、該回
    転フレームの径方向へ移動可能に吊ビームを取り付け、
    該吊ビームに、回転フレームの軸心線方向へ移動可能に
    スライドフレームを取り付け、該スライドフレームの所
    定位置に設けた支点に対し、該支点を中心として任意方
    向へ揺動可能に揺動フレームを取り付け、該揺動フレー
    ムに、セグメント側に形成した把持孔に把持軸を係合し
    てセグメントを把持するセグメント把持手段を配設した
    セグメント組立装置であって、 揺動フレームとスライドフレームとの間に、回転フレー
    ムの径方向に伸縮可能な複数本の押付ジャッキを、揺動
    フレーム及びスライドフレームの何れか一方に基端を固
    定設置し且つ先端を他方に圧接してスライドフレーム側
    に対する揺動フレームの相対的な姿勢を調整し得るよう
    配設したことを特徴とするセグメント組立装置。
JP10136703A 1998-05-19 1998-05-19 セグメント組立装置 Pending JPH11324592A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107620602A (zh) * 2017-08-09 2018-01-23 中国铁建重工集团有限公司 一种管片拼装机及管片拼装方法
JP2020012319A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 鹿島建設株式会社 セグメントピース把持装置
JP2021075841A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社奥村組 エレクタ装置およびそれが設置されたシールド掘進機ならびに覆工体の構築方法

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