JP2020012319A - セグメントピース把持装置 - Google Patents
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Abstract
Description
把持装置側には、逆T字状で、自軸回りに90°回転可能な金物が設けられる。従って、把持装置側の金物をセグメントピース側の把持穴に角度を合わせて挿入した後、90°回転させることで、セグメントピースを吊上げ可能に把持することができる。
また、セグメントリングの完成後、セグメントリングの内周側に把持穴が露出し、トンネルの仕様によっては把持穴の穴埋めが求められる。この場合に、穴サイズが大きいことで、穴埋めに手間がかかる。
移動体に伸縮用ジャッキを介して支持され、該ジャッキによりトンネル径方向に伸縮移動可能な心棒と、
前記移動体に支持されて前記心棒回りに配置され、前記心棒の移動により前記心棒と係合して拡径可能な拡径部材と、
を含んで構成され、
前記拡径部材は、非拡径状態でセグメントピース側の把持穴に挿入でき、拡径状態で前記把持穴に係合することを特徴とする。
従って、セグメントピース側の把持穴(及び把持穴を形成する金物)のサイズダウンを図り、金物コスト及び穴埋手間の抑制を図ることができるという効果を奏する。
図1はシールドトンネルでのセグメントリング組立用のエレクタの説明図であり、シールドマシン1を後方(坑口側)から見ている。
従って、セグメントピース101は、「トンネル軸方向に所定の単位長さを有する円筒状のトンネル構造体を周方向に複数に分割してなる湾曲形状の分割体」をなす。
セグメントピース101は鉄筋コンクリート製で、トンネル内周側の面(凹面)の中央に、壺状の金物(鋳造品)102が埋設されており、この壺状の金物102によって把持穴103が形成される。把持穴103は、セグメントピース101のトンネル内周側の面に開口し、奥側でテーパ状に拡径するテーパ穴である。
各スリーブ片16cは、基端側(上端側)を支点として、先端側(下端側)が心棒14から離れる方向に揺動可能に支持されている。
すなわち、一対の蝶番片16a、16cと、これらを折れ曲がり可能に連結する支軸ピン16bとがあり、一方の蝶番片16aを上側にして、これを心棒14の案内部を兼ねるサポート部材17を介してベースプレート12に固定してある。これにより、他方の蝶番片(スリーブ片)16cがその上端側の支軸ピン16b回りに揺動可能に支持される。
この付勢手段として、本実施形態では、複数のスリーブ片16cの外周に嵌合させたゴム等の弾性リング18を設けている。この他、蝶番の支軸ピン16bの部分に捻りコイルバネを設けるなどしてもよい。
このとき、心棒伸縮用ジャッキ15により心棒14は最下方位置にあり、拡径部材16(スリーブ片16c)は縮径状態にある。
また、ロック用ジャッキ19はロック部材20を心棒14から離間させている。
このとき、押付けパッド22はセグメントピース101のトンネル内周側の面に押付けられる。
これに対し、図9(B)に示すように、拡径部材16(スリーブ片16c)の内面側に膨出部16dを設け、心棒14の押し下げ動作により拡径部材16(スリーブ片16c)を拡径する構成とすることもできる。
2 シールドフレーム
3 エレクタ
4 旋回輪
5 旋回ドラム
6 アーム
7 テーブル
8 スライダ(エレクタの移動体)
10 セグメントピース把持装置
11 サポート部材
12 ベースプレート
13 貫通孔
14 心棒
14a 膨出部
14b テーパ部
15 心棒伸縮用ジャッキ
16 拡径部材
16a 固定側の蝶番片
16b 支軸ピン
16c スリーブ片(可動側の蝶番片)
16d 膨出部
17 サポート部材
18 弾性リング
19 ロック用ジャッキ
20 ロック部材
22 押付けパッド
50 セグメントピースの置き場
100 セグメントリング
101 セグメントピース
102 把持穴形成用の金物
103 把持穴
Claims (7)
- シールドトンネル内でトンネル覆工用のセグメントピースを把持して移動させる装置の移動体に装備され、セグメントピース側に設けられた把持穴を介してセグメントピースを把持するセグメントピース把持装置であって、
前記移動体に伸縮用ジャッキを介して支持され、該ジャッキによりトンネル径方向に伸縮移動可能な心棒と、
前記移動体に支持されて前記心棒回りに配置され、前記心棒の移動により前記心棒と係合して拡径可能な拡径部材と、
を含んで構成され、
前記拡径部材は、非拡径状態で前記把持穴に挿入でき、拡径状態で前記把持穴に係合することを特徴とする、セグメントピース把持装置。 - 前記セグメントピース側の把持穴は、セグメントピースのトンネル内周側の面に開口し奥側で拡径するテーパ穴であることを特徴とする、請求項1記載のセグメントピース把持装置。
- 前記拡径部材は、前記心棒回りに複数に分割されたスリーブ片を含んで構成され、
各スリーブ片は、基端側を支点として、先端側が前記心棒から離れる方向に揺動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のセグメントピース把持装置。 - 前記複数のスリーブ片の先端側が前記心棒に近づく方向に前記複数のスリーブ片を付勢する付勢手段を更に含んで構成されることを特徴とする、請求項3記載のセグメントピース把持装置。
- 前記心棒は、その先端側に膨出部を有し、前記心棒の引き上げ動作により前記拡径部材を拡径することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のセグメントピース把持装置。
- 前記拡径部材は、その内面側に膨出部を有し、前記心棒の押し下げ動作により前記拡径部材を拡径することを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のセグメントピース把持装置。
- 前記心棒が移動して前記拡径部材を拡径させたときに、前記心棒に対しその軸線と交差する方向にロック部材を係合させるロック機構を更に含んで構成されることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のセグメントピース把持装置。
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2018
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