JPH06330194A - 焼結機の操業方法 - Google Patents

焼結機の操業方法

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JPH06330194A
JPH06330194A JP12371393A JP12371393A JPH06330194A JP H06330194 A JPH06330194 A JP H06330194A JP 12371393 A JP12371393 A JP 12371393A JP 12371393 A JP12371393 A JP 12371393A JP H06330194 A JPH06330194 A JP H06330194A
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JP
Japan
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ore
gate
raw material
pallet
temperature
Prior art date
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Application number
JP12371393A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tajiri
勝也 田尻
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼成状態および冷却状態での通気性を制御
し、品質に優れた焼結鉱を生産し、生産性を向上させ
る。 【構成】 給鉱部に焼結原料装入層の幅方向に沿って多
分割されたゲート3を配設する。点火炉6によって点火
された焼結原料の燃焼帯がパレットを構成するグレート
バーの上面に到達する付近におけるウインドボックス5
内にパレット直下温度計8を、排鉱部に赤外線温度計7
を、それぞれ分割ゲート3に即応するように配設し、焼
成状態および冷却状態での焼結鉱の温度を測定する。開
度調節用演算装置4によって焼成状態および冷却状態で
の焼結鉱の温度差の偏差を演算し、温度差の偏差が零と
なるように分割ゲート3の開度を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結機の操業方法、す
なわち焼結鉱の生産性を向上し、品質的に優れた焼結鉱
を合理的に生産するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焼結機を操業するにあっては、幅方向に
均一な焼成を図ることについては従来からそれなりの検
討がなされており、例えば排鉱部における赤熱層厚を赤
外線カメラにより分割測定し、この測定値によって操業
者が装入部各分割ゲートの開度を判断し、操作すること
が行われている。
【0003】しかし、上記のような方法によるときは、
分割ゲートの開度判断は操業者によってなされるから、
操業者によるバラツキが発生する。また、同一操業者に
よる場合でも、例えば生産量の変動などの操業形態が大
きく変わった場合には、その操業形態に応じた分割ゲー
トの最適開度の判断及び行動を直ちに採ることは非常に
困難である。
【0004】さらに、定業操業を行っている際でも、原
料水分や粒度変化などの原料性状変化、あるいはサージ
ホッパー内の偏析のような操業条件のバラツキに対して
操業者がスポット的な監視(例えば30分または1時間
に1回のような監視)しかなし得ず、常時付き添った監
視はできないので、適切な操業をなし難い。なお、均一
な焼成が適切に得られないことから点火炉における燃料
原単位がそれなりに上昇せざるを得ず、また排風機にお
ける消費電力も大とならざるを得ない。
【0005】そこで、上記の問題点を解消する焼結機の
操業方法が特開平1−191751号公報にて提案され
ている。この焼結機の操業方法は、装入層の幅方向に沿
って多分割されたゲートを給鉱部に配設し、排鉱部に分
割ゲートに即応した赤熱層厚計測手段を各分割ゲート毎
に配設すると共に、赤熱層厚の偏差と給鉱部における装
入線形状の関係をオフラインで求め、赤熱層厚の偏差が
零となるように装入線形状を各分割ゲート毎に制御する
というものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この焼
結機の操業方法では、焼成までの通気性は制御できる
が、冷却状態での通気性は考慮されていないので、冷却
状態における通気性は制御できない。焼結鉱の焼成から
冷却までの工程をパレット上で行う焼結機においては、
冷却状態での通気性は焼成状態での通気性と同様に、焼
結鉱の品質、生産性などに対する重要な要因であり、冷
却状態での通気性をも制御する必要がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、焼成状態での通
気性の制御のみならず、冷却状態での通気性の制御をも
行い、焼結鉱の生産性を向上し、品質的に優れた焼結鉱
を生産する焼結機の操業方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の焼結機の操業方法は、給鉱部において
焼結原料を連続的にパレットに装入し所定の装入層を形
成して排鉱部に向け搬送しながら点火炉で点火し前記装
入層に通気せしめて焼結処理し前記排鉱部で焼結後冷却
した焼結鉱を排出し連続的に操業するにあたり、給鉱部
に前記装入層の幅方向に沿って多分割されたゲートを配
設し、前記点火炉によって点火された焼結原料の燃焼帯
が焼結原料を搬送するパレットを構成するグレートバー
の上面に到達する付近におけるパレットの下方に設けら
れたウインドボックス内と排鉱部に、それぞれ前記分割
ゲートに即応した温度計を配設し、前記ゲートによる分
割ブロック毎に焼成状態及び冷却後の焼結鉱の温度を測
定し、該焼結鉱における焼成状態と冷却状態との温度差
の偏差をそれぞれ求め、前記温度差の偏差が零となるよ
うに焼結原料の装入を前記分割ゲートにより調節するの
である。
【0009】
【作用】焼結原料を装入する給鉱部に装入層の幅方向に
沿って多分割されたゲートを配設すると共に、前記分割
ゲートに即応した温度計を所定位置のウインドボックス
内及び排鉱部に配設するすることにより、前記した各分
割ゲートの開度による焼成状態及び冷却状態にある焼結
鉱の温度を測定する。上記のようにして求められる各ブ
ロック毎の焼成状態及び冷却状態にある焼結鉱の温度に
より、焼成状態と冷却状態との温度差の偏差を求めて各
分割ゲートに対する開度調整値が得られ、この開度調整
値によって調整操業することによって排出側における機
幅方向の均一焼成を図る。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を添付した図面に基づいて
説明する。図1は本発明による操業方法の概要を示す焼
結設備の構成を示した図である。
【0011】3はサージホッパー1からロールフィーダ
2を介してパレットに装入する焼結原料の装入量を調節
する分割ゲートで、この分割ゲート3はロールフィーダ
2の幅方向に例えば5つに分割されており、これら分割
ゲート3はそれぞれ開度調節用演算装置4によってその
開度を調節されてパレットへの装入量を制御する。給鉱
部から排鉱部までのパレットの下方には、焼結原料の上
部から下部に向かって空気を吸入するウインドボックス
5が例えば31基配設されており、また、給鉱部寄りに
位置するパレットの上方には、パレットで搬送している
焼結原料に点火して焼結を行うための点火炉6が配設さ
れている。
【0012】8は前記点火炉6によって点火された焼結
原料の燃焼帯がパレットを構成するグレートバーの上面
に到達する付近におけるウインドボックス5、例えばN
o.19のウインドボックス5内に、分割ゲート3の各
ゲート位置に対応して配設したパレット直下温度計であ
り、焼成状態にある焼結鉱の温度をそれぞれゲート区分
毎に測定する。また、排鉱部には赤外線温度計7をパレ
ット直下温度計8によって測定した焼結鉱の同一箇所の
温度を測定するように配設しており、冷却された焼結鉱
の温度をそれぞれゲート区分毎に測定する。
【0013】本発明は以上説明したような構成をした焼
結機を用いて実施するものであり、分割ゲート3の開度
調節用演算装置4では、No.19のウインドボックス
5内のパレット直下温度計8および赤外線温度計7によ
り測定した分割ゲート3の各ゲートに対応する焼結鉱の
温度データを演算し、分割ゲート3のゲート開度をそれ
ぞれ調節してパレットへの装入量を制御する。
【0014】以下、各分割ゲート3のゲート開度を調節
する具体的な方法を述べる。まず、No.19のウイン
ドボックス5内のパレット直下温度計8によって焼成状
態にある焼結鉱の温度を測定し、No.19のウインド
ボックス5位置から排鉱部までの距離と、パレット速度
から、No.19のウインドボックス5位置から排鉱部
までの時間を求め、その時間経過後に赤外線温度計7に
よって冷却された焼結鉱の温度を測定する。
【0015】そして、排鉱部にて赤外線温度計7で測定
した焼結鉱の温度データを、分割ゲート3の各ゲートに
対応する区分毎に、その区分での平均焼結鉱温度とし
て、次の数式1により算出する。
【0016】
【数1】 平均焼結鉱温度=Σ(鉱内部温度×投影面積比)
【0017】数式1で算出した各区分毎の平均焼結鉱温
度とNo.19のウインドボックス5内のパレット直下
温度計8による前記各区分に対する焼結鉱の温度データ
から、各ゲート区分毎での焼結鉱の温度差ΔTiを求め
る。
【0018】
【数2】 ΔTi=平均焼結鉱温度i−パレット直下温度i i:ゲート番号(1〜5)
【0019】この各ゲート区分毎の焼結鉱の温度差ΔT
iから平均温度差ΔTと偏差σを求める。このようにし
て求めた偏差σが大きいゲートから順次、偏差σが零と
なるようにゲート開度を調節する。
【0020】幅3.8m、No.1からNo.31まで
のウインドボックス5間の長さ99mの焼結機におい
て、パレット速度3m/min、原料層厚460mmと
して操業した場合における排ガス温度を図2に、また、
排鉱部での分割ゲート3の各ゲートに対応する区分毎の
焼結鉱の内部温度の分布を投影面積比で図3に示し、N
o.19のウインドボックス5内のパレット直下温度計
8で測定した各ゲートに対応する区分毎における焼結鉱
の温度を図4に示す。図3・4に示した温度データを有
する鉱を本発明方法にて処理した場合と従来方法にて処
理した場合での諸性能の比較を図5に、分割ゲート3の
各ゲート区分に対応する焼結鉱の回転強度(TI)と還
元粉化指数(RDI)の比較を図6に示す。
【0021】図5・6より本発明の焼結機の操業方法を
実施した場合と従来方法による場合と比較すると、本発
明の焼結機の操業方法を実施した場合の方が生成された
焼結鉱の品質が向上し、機幅方向のバラツキが小さくな
っていることは明らかである。さらに、本発明の焼結機
の操業方法を実施した場合の方が焼結機の効率が向上し
ていることも明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の焼結機の
操業方法によれば、焼結鉱の品質を高め、機幅方向の品
質のバラツキを小さくし、回収蒸気原単位の増加、返鉱
率の低減をもたらし、有利な焼結操業を実施し得るもの
であるから、工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による操業方法の概要を示した焼結設備
の構成を示した図である。
【図2】本発明の実施例におけるウインドボックスの排
ガス温度を示した図である。
【図3】排鉱部での分割ゲートの各ゲートに対応する区
分毎の焼結鉱の内部温度の分布を投影面積比で示した図
である。
【図4】No.19のウインドボックス内のパレット直
下温度計で測定した分割ゲートの各ゲートに対応する区
分毎の焼結鉱の温度を示す図である。
【図5】本発明の焼結機の操業方法を実施した場合と従
来方法による場合における焼結機の効率及び生成された
焼結鉱の品質の比較を示す図である。
【図6】本発明の焼結機の操業方法を実施した場合と従
来方法による場合における焼結鉱の品質〔回転強度(T
I)と還元粉化指数(RDI)〕の比較を分割ゲートの
各ゲートに対応する区分毎に示した図である。
【符号の説明】
1 サージホッパー 2 ロールフィーダ 3 分割ゲート 4 開度調節用演算装置 5 ウインドボックス 6 点火炉 7 赤外線温度計 8 パレット直下温度計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給鉱部において焼結原料を連続的にパレ
    ットに装入し所定の装入層を形成して排鉱部に向け搬送
    しながら点火炉で点火し前記装入層に通気せしめて焼結
    処理し前記排鉱部で焼結後冷却した焼結鉱を排出し連続
    的に操業するにあたり、給鉱部に前記装入層の幅方向に
    沿って多分割されたゲートを配設し、前記点火炉によっ
    て点火された焼結原料の燃焼帯が焼結原料を搬送するパ
    レットを構成するグレートバーの上面に到達する付近に
    おけるパレットの下方に設けられたウインドボックス内
    と排鉱部に、それぞれ前記分割ゲートに即応した温度計
    を配設し、前記ゲートによる分割ブロック毎に焼成状態
    及び冷却後の焼結鉱の温度を測定し、該焼結鉱における
    焼成状態と冷却状態との温度差の偏差をそれぞれ求め、
    前記温度差の偏差が零となるように焼結原料の装入を前
    記分割ゲートにより調節することを特徴とする焼結機の
    操業方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280837A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Nippon Steel Corp 焼結鉱の品質制御方法
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