JPH07180972A - 焼結機の操業方法 - Google Patents

焼結機の操業方法

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JPH07180972A
JPH07180972A JP32393693A JP32393693A JPH07180972A JP H07180972 A JPH07180972 A JP H07180972A JP 32393693 A JP32393693 A JP 32393693A JP 32393693 A JP32393693 A JP 32393693A JP H07180972 A JPH07180972 A JP H07180972A
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JP
Japan
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pallet
raw material
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controlled
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Pending
Application number
JP32393693A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tajiri
勝也 田尻
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 給鉱部1からパレット上に供給された焼結原
料2の燃焼前線がパレット内のグレートバーに到達する
付近の風箱5内の排ガス温度を、パレット直下温度計4
によって給鉱部1に設けた分割ゲート3に対応して測定
する。これら測定値に基づき、制御器6は排鉱部におけ
るパレット中央部と側板付近の製品温度の差が可及的に
0℃となるように、パレット上の中央部付近に供給され
る焼結原料2が原料切れを生じない範囲で分割ゲート3
の開度制御を行う。この開度制御で制御しきれない部分
は給鉱部1と点火炉9の間に設置した微粉原料供給部8
の供給量を制御することによって補う。これらの制御が
適正か否かを排鉱部に設置した赤外線温度計7で確認
し、前記した制御にフィードバックする。 【効果】 排鉱部における製品のパレット幅方向におけ
る温度を一定に保持できて品質の安定化が図れるととも
に、エネルギ諸元的にも優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給鉱部からパレット上
に供給された焼結原料をその表面側から点火し、パレッ
トの移動に伴って順次パレット下方に向けて焼成し冷却
するオンストランドクーリングタイプの焼結機におい
て、品質的に安定した焼結鉱を効率良く生産できる操業
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焼結機の操業においては、幅方向に均一
な焼成を図ることが生産性の向上及び品質の安定、原単
位向上の重要なポイントである。そこで、給鉱部の幅
方向に分割ゲートを設けるとともに、排鉱部には分割ゲ
ートに即応した赤熱層厚計測手段を配設し、赤熱層厚の
偏差が零状態と成るように分割ゲートの開度を制御する
方法(特開平1−191751号公報)や、パレット
直下に設けた熱電対による各風箱の排ガス温度推移に基
づいて給鉱部に設けた分割ゲートの開度を制御する方法
(特開昭63−210245号公報)等の操業方法が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案された操業方
法は、幅方向に均一な焼成を図るべく、分割ゲートを開
閉制御することによりその部分に対応する部位の通気性
を変化させ、焼結原料の装入線形状を適正に制御しよう
とするものである。しかし、この方法は分割ゲートのみ
の開閉制御であるために極端に分割ゲートの開度に差を
つけると局部的に嵩密度が上昇するので、装入線形状の
制御には限界がある。また、この方法はパレット速度に
よりロールフィーダからの給鉱量を調整し、嵩高計によ
ってこれを確認するので、原料切れを生じる場合もあ
る。
【0004】本発明は上記したような従来の操業方法に
あった問題点を解決できる焼結機の操業方法を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、給鉱部に装
入幅方向に沿って分割した分割ゲートを、またこの分割
ゲートの直後の下流側にはパレット上に供給される焼結
原料の原料切れを検知するレベル計を配設するととも
に、燃焼前線がパレット内のグレートバーに到達する付
近の風箱内には排ガス温度を測定するパレット直下温度
計を、また排鉱部には排鉱部におけるパレット中央部と
側板付近の製品温度を測定する赤外線温度計を配設し、
次のような各種試験を行った。
【0006】まず、パレット幅方向のヒートパターンを
逆V型,M型,フラット型,W型,V型に変化させた場
合の分割ゲートの開度状況,パレット上での焼結原料の
給鉱状況,給鉱密度や、試験期間中の各ヒートパターン
での前記両温度計での計測値,コークス比,電力原単
位,中圧蒸気,低圧蒸気,返鉱等の諸元変化を求めたと
ころ、生産性については大差なかったが、品質及びエネ
ルギー諸元的には逆V型、フラット型,V型の順となっ
た。
【0007】上記したヒートパターン比較試験によって
エネルギー諸元的に逆V型がもっとも良好であることが
認められたので、次に、この逆V型について排鉱部にお
けるパレット中央部の製品温度と側板付近の製品温度の
差の最適点を追求する試験を行った。試験方法は、分割
ゲートの開度を変化させて中央部と側板付近の製品温度
の差を0℃,50℃,75℃,100℃となるように調
整し、比較した。
【0008】この結果、生産性はどれもほぼ一定であ
り、また品質についてもあまり差は認められなかった
が、排熱回収率は前記温度差が0℃の場合、すなわちパ
レット直下温度計での温度差が最高の場合に最も良好で
あった。また、パレット直下温度計でのパレット中央部
と側板付近の排ガス温度の差(TP )と、赤外線温度計
での排鉱部におけるパレット中央部と側板付近の製品温
度の差(TE )には下記式のような関係が求められた。
【0009】
【数1】 TE =−0.006×(目標生産量)−0.069×TP +61.1
【0010】この数式1より、TE が0℃となるような
P が求められるので、TE がその理想的な温度差0℃
とするべく分割ゲートの開度を制御するのであるが、分
割ゲートの開度制御だけでは先に説明したように限界が
あるので、分割ゲートの直後の下流側にパレット上に供
給される焼結原料の原料切れを検知するレベル計を配設
するとともに、分割ゲートで制御しきれない分を微粉原
料の供給によって補うべく、給鉱部と点火炉の間に微粉
原料供給部を設置し、この微粉原料供給部からの微分炭
供給量の制御を行うのである。
【0011】本発明の焼結機の操業方法は上記した試験
結果に基づく知見によって成されたものであり、給鉱部
からパレット上に供給された焼結原料をその表面側から
点火し、パレットの移動に伴って順次パレット下方に向
けて焼成し冷却する焼結機の操業方法において、燃焼前
線がパレット内のグレートバーに到達する付近の風箱内
の排ガス温度を給鉱部に設けた分割ゲートに対応して測
定し、これら測定値に基づいて排鉱部におけるパレット
中央部と側板付近の製品温度の差が可及的に0℃となる
ように、パレット上の中央部付近に供給される焼結原料
が原料切れを生じない範囲で給鉱部に設けた分割ゲート
の開度制御を行うとともに、この開度制御で制御しきれ
ない部分は給鉱部と点火炉の間に設置した微粉原料供給
部の供給量を制御することによって補い、これらの制御
が適正か否かを排鉱部に設置した温度計で確認し、前記
した制御にフィードバックすることとしているのであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の焼結機の操業方法を添付図面
に示す1実施例に基づいて説明する。図1は本発明の操
業方法を適用する焼結機の概略構成図である。
【0013】図1において、1は焼結原料2の給鉱部で
あり、サージホッパー1aと、このサージホッパー1a
の排出口部に設置されたロールフィーダ1bとで構成さ
れている。そして、このロールフィーダ1bの幅方向に
はおのおのの開度調整が可能な分割ゲート3が配設さ
れ、本発明ではこの分割ゲート3の開度を調整すること
によってパレット上に焼結原料2をパレット幅方向のヒ
ートパターンを逆V型に供給するのである。
【0014】4は点火炉9によってその表面側に点火さ
れた焼結原料2の燃焼前線がパレット内のグレートバー
に到達する付近の風箱5内に、幅方向に分割ゲート3の
分割数と同数、例えば5か所設置されたパレット直下温
度計であり、パレット幅方向における排ガス温度の変化
を測定するものである。そして、この測定値は制御器6
に出力され、分割ゲート3の開度調整の基礎とされる。
【0015】7は排鉱部に設置され、排鉱部におけるパ
レット中央部と側板付近の製品温度を測定する赤外線温
度計であり、この測定値も制御器6に出力され、分割ゲ
ート3の開度調整の基礎とされる。
【0016】8は給鉱部1と点火炉9の間に設置された
微粉原料供給部であり、ホッパー8aと、このホッパー
8aの排出口部に設置されたロールフィーダ8bとで構
成されている。このロールフィーダ8bの回転数は、分
割ゲート3の直後の下流側に配設されたレベル計10か
らの信号に基づいて制御器6によって最適に制御され、
分割ゲート3の開度制御で制御しきれない部分を補うも
のである。
【0017】なお、図1中の11は制御器6からの信号
によって分割ゲート3の開度を制御する開度調整器、1
2は制御器6からの信号によってロールフィーダ8bの
回転数を制御する回転数調整器、13はパレットの側板
付近の焼結原料2を圧密化するために設置されたならし
板、14はパレット上に供給された焼結原料2の嵩高さ
を検出する嵩高計を示す。
【0018】本発明の焼結機の操業方法は、上記したよ
うな焼結機を用いて以下のように実施する。分割ゲート
3の開度制御によって給鉱部1からパレット上にパレッ
ト幅方向のヒートパターンが逆V型に供給された焼結原
料2の表面側を点火炉9によって点火する。焼結原料2
はパレットの移動に伴って順次パレット下方に向けて焼
成されるが、本発明ではパレット直下温度計4によっ
て、焼結原料2の燃焼前線がパレット内のグレートバー
に到達する付近の風箱5内の排ガス温度を分割ゲート3
に対応して測定する。
【0019】これら測定値は制御器6に出力され、制御
器6はこれら測定値より数式1に基づいて排鉱部におけ
るパレット中央部と側板付近の製品温度の差が可及的に
0℃となるように、開度調整器11に信号を出力し、分
割ゲート3の開度制御を行う。
【0020】ところで、この分割ゲート3の開度制御
は、レベル計10からの信号に基づいてパレット上の中
央部付近に供給される焼結原料2が原料切れを生じない
範囲で可能な限り行うが、この開度制御で制御しきれな
い部分は制御器6からの信号に基づいて給鉱部1と点火
炉9の間に設置した微粉原料供給部8の供給量を制御す
る、すなわちロールフィーダ8bの回転数を制御するこ
とによって補う。
【0021】本発明では上記したような制御によって排
鉱部におけるパレット中央部と側板付近の製品温度の差
が可及的に0℃となるように操業するのであるが、これ
らの制御が適正か否かを確認するために、排鉱部に設置
した赤外線温度計7で排鉱部におけるパレット中央部と
側板付近の製品温度を測定し、前記温度差が可及的に0
℃となっていない場合には開度制御等にフィードバック
するのである。
【0022】ちなみに、3.0m/分の速度で移動する
パレット上に485mmの高さで焼結原料2を供給して
操業する場合に、上記した本発明方法を実施した場合
と、分割ゲート3のみ制御を行った場合の排鉱部におけ
る製品温度をパレット幅方向に測定した結果を図2
(a)に、また焼結原料2の燃焼前線がパレット内のグ
レートバーに到達する付近の風箱5内の排ガス温度をパ
レット幅方向に測定した結果を図2(b)に、さらに各
諸元を図3に示す。
【0023】この図2に示す結果より、本発明方法(●
印)では排鉱部における製品温度はパレット幅方向に一
定であるが、分割ゲート3のみ制御した場合(○印)に
は排鉱部における製品温度はパレット幅方向に一定とは
なっていない。また、図3に示すように、各諸元も本発
明方法のほうが優れていることは明らかである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の焼結機の
操業方法によれば、排鉱部における製品のパレット幅方
向における温度を一定に保持できて品質の安定化が図れ
るとともに、エネルギ諸元的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操業方法を適用する焼結機の概略構成
図である。
【図2】(a)は排鉱部における製品温度をパレット幅
方向に測定した結果を示す図、(b)は焼結原料の燃焼
前線がパレット内のグレートバーに到達する付近の風箱
内の排ガス温度をパレット幅方向に測定した結果を示す
図である。
【図3】本発明方法と従来方法を実施した場合の各諸元
の結果を示す図である。
【符号の説明】
1 給鉱部 2 焼結原料 3 分割ゲート 4 パレット直下温度計 5 風箱 6 制御器 7 赤外線温度計 8 微粉原料供給部 9 点火炉 10 レベル計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給鉱部からパレット上に供給された焼結
    原料をその表面側から点火し、パレットの移動に伴って
    順次パレット下方に向けて焼成し冷却する焼結機の操業
    方法において、燃焼前線がパレット内のグレートバーに
    到達する付近の風箱内の排ガス温度を給鉱部に設けた分
    割ゲートに対応して測定し、これら測定値に基づいて排
    鉱部におけるパレット中央部と側板付近の製品温度の差
    が可及的に0℃となるように、パレット上の中央部付近
    に供給される焼結原料が原料切れを生じない範囲で給鉱
    部に設けた分割ゲートの開度制御を行うとともに、この
    開度制御で制御しきれない部分は給鉱部と点火炉の間に
    設置した微粉原料供給部の供給量を制御することによっ
    て補い、これらの制御が適正か否かを排鉱部に設置した
    温度計で確認し、前記した制御にフィードバックするこ
    とを特徴とする焼結機の操業方法。
JP32393693A 1993-12-22 1993-12-22 焼結機の操業方法 Pending JPH07180972A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286158A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Jfe Steel Corp 焼結原料の装入状態測定装置および焼結鉱の製造方法
JP2015004089A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 新日鐵住金株式会社 焼結原料の焼結方法
JP2015183219A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 Jfeスチール株式会社 焼結鉱の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010286158A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Jfe Steel Corp 焼結原料の装入状態測定装置および焼結鉱の製造方法
JP2015004089A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 新日鐵住金株式会社 焼結原料の焼結方法
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