JPH0632994Y2 - 腹起し隅部継手 - Google Patents
腹起し隅部継手Info
- Publication number
- JPH0632994Y2 JPH0632994Y2 JP4889489U JP4889489U JPH0632994Y2 JP H0632994 Y2 JPH0632994 Y2 JP H0632994Y2 JP 4889489 U JP4889489 U JP 4889489U JP 4889489 U JP4889489 U JP 4889489U JP H0632994 Y2 JPH0632994 Y2 JP H0632994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaped metal
- metal fitting
- corner
- corner joint
- bulge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、山留め壁の隅部で下部腹起しの端部とこれに
直交してその上に乗る上部腹起しの端部とを連結する腹
起し隅部継手に関するものである。
直交してその上に乗る上部腹起しの端部とを連結する腹
起し隅部継手に関するものである。
（従来の技術） 第３図及び第４図に示すように山留め壁１は、各壁１を
上部腹起し２と下部腹起し３とで支え、これら上下部腹
起し２，３は切梁４，５で支えている。
上部腹起し２と下部腹起し３とで支え、これら上下部腹
起し２，３は切梁４，５で支えている。
この場合、上下部腹起し２，３の隅部には、大きな剪断
力が作用するため、従来は隅部ピース６，７を使用して
上下部腹起し２，３を相互に連結している。各隅部ピー
ス６，７は、ボルト８，９で上下部腹起し２，３に取付
けている。
力が作用するため、従来は隅部ピース６，７を使用して
上下部腹起し２，３を相互に連結している。各隅部ピー
ス６，７は、ボルト８，９で上下部腹起し２，３に取付
けている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、このような上下部腹起し２，３の連結の
仕方では、隅部ピース７を上部腹起し２の下部に取付け
る作業が必要になり、作業性が悪い問題点があった。更
に、従来では、応力の伝達がボルト８，９を介して行わ
れる各隅部ピース６，７と相手上下部腹起し２，３との
間に隙間１０，１１が生ずる等の構造上の不備があっ
た。
仕方では、隅部ピース７を上部腹起し２の下部に取付け
る作業が必要になり、作業性が悪い問題点があった。更
に、従来では、応力の伝達がボルト８，９を介して行わ
れる各隅部ピース６，７と相手上下部腹起し２，３との
間に隙間１０，１１が生ずる等の構造上の不備があっ
た。
本考案の目的は、山留め壁の隅部で直交する腹起しの連
結作業を容易に行なうことができ、且つ応力の伝達を確
実に行うことができる腹起し隅部継手を提供することに
ある。
結作業を容易に行なうことができ、且つ応力の伝達を確
実に行うことができる腹起し隅部継手を提供することに
ある。
（課題を達成するための手段） 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は山留め壁の隅部で下部腹起しの端部とこれ
に直交してその上に乗る上部腹起しの端部とを連結する
腹起し隅部継手において、前記下部腹起しの端部を嵌め
る下部コ字状金物と、該下部コ字状金物の上に直交する
向きで乗せられ一体に固定されていて前記上部腹起しの
端部を嵌める上部コ字状金物とを備えてなるものであ
る。
と、本考案は山留め壁の隅部で下部腹起しの端部とこれ
に直交してその上に乗る上部腹起しの端部とを連結する
腹起し隅部継手において、前記下部腹起しの端部を嵌め
る下部コ字状金物と、該下部コ字状金物の上に直交する
向きで乗せられ一体に固定されていて前記上部腹起しの
端部を嵌める上部コ字状金物とを備えてなるものであ
る。
（作用） このような腹起し隅部継手は、取付けを上方のみから行
えるので、取付け作業を容易に行える。また、取付けに
あたっては、ボルトが不要である。実に、この継手は、
上下部腹起し間に生ずる剪断力を軸力の形に変えて相手
腹起しに伝達する。（実施例） 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
えるので、取付け作業を容易に行える。また、取付けに
あたっては、ボルトが不要である。実に、この継手は、
上下部腹起し間に生ずる剪断力を軸力の形に変えて相手
腹起しに伝達する。（実施例） 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第１図は、本考案に係る腹起し隅部継手１２の一実施例
を示したものである。この腹起し隅部継手１２は、下部
腹起し３の端部に嵌める下部コ字状金物１３と該下部コ
字状金物１３の上に直交する向きで乗せられて溶接で一
体に固定されていて上部腹起し２の端部を嵌める上部コ
字状金物１４とから構成されている。各金物１３，１４
は、三角形の補強部１３ａ，１４ａを有し、これらが相
手金物１４，１３と溶接で一体化されて、相手金物１
４，１３との連結強度を向上させるようになっている。
を示したものである。この腹起し隅部継手１２は、下部
腹起し３の端部に嵌める下部コ字状金物１３と該下部コ
字状金物１３の上に直交する向きで乗せられて溶接で一
体に固定されていて上部腹起し２の端部を嵌める上部コ
字状金物１４とから構成されている。各金物１３，１４
は、三角形の補強部１３ａ，１４ａを有し、これらが相
手金物１４，１３と溶接で一体化されて、相手金物１
４，１３との連結強度を向上させるようになっている。
第２図は、本実施例の腹起し隅部継手１２を用いて、山
留め壁の隅部における上下部腹起し２，３の端部を連結
した状態を示す図である。以下、取付けの工程を順をお
って、説明する。
留め壁の隅部における上下部腹起し２，３の端部を連結
した状態を示す図である。以下、取付けの工程を順をお
って、説明する。
本実施例の腹起し隅部継手１２の下部コ字状金物１３
を下部腹起し３の端部に上部より嵌め付ける。
を下部腹起し３の端部に上部より嵌め付ける。
下部腹起し３の端部と下部コ字状金物１３の端部との
隙間に、コンクリート又はモルタル等の耐応力材１５を
打ち込む。
隙間に、コンクリート又はモルタル等の耐応力材１５を
打ち込む。
上部腹起し２を、該腹起し隅部継手１２の上部コ字状
金物１４に上方より嵌め込む。
金物１４に上方より嵌め込む。
上部腹起し２の端部と上部コ字状金物１４の端部との
隙間に、コンクリート又はモルタル等の耐応力材１６を
打ち込む。
隙間に、コンクリート又はモルタル等の耐応力材１６を
打ち込む。
以上により上下部腹起し２，３の水平方向（図中の矢印
方向）に働く力は、該腹起し隅部継手１２を介して、他
方の上下部腹起し２，３の材端に加わる軸方向圧縮力に
変換される。
方向）に働く力は、該腹起し隅部継手１２を介して、他
方の上下部腹起し２，３の材端に加わる軸方向圧縮力に
変換される。
（考案の効果） 以上説明したように本考案に係る腹起し隅部継手は、下
部腹起しの端部を嵌める下部コ字状金物と、該下部コ字
状金物の上に直交する向きで載せられ一体に固定されて
いて上部腹起しの端部を嵌める上部コ字状金物とで構成
されているので、下記のような効果を得ることができ
る。
部腹起しの端部を嵌める下部コ字状金物と、該下部コ字
状金物の上に直交する向きで載せられ一体に固定されて
いて上部腹起しの端部を嵌める上部コ字状金物とで構成
されているので、下記のような効果を得ることができ
る。
(1)該腹起し隅部継手の取付けが上方のみからとなるの
で、取付けが容易である。
で、取付けが容易である。
(2)ボルト留めが不要となる。
(3)上下に腹起し間に生ずる剪断力と、相手腹起しに軸
力の形に変えて伝達できる。
力の形に変えて伝達できる。
第１図は本考案に係る腹起し隅部継手の一実施例の斜視
図、第２図は第１図に示す継手を用いて上下部腹起しを
連結した状態の斜視図、第３図は山留め壁の斜視図、第
４図は従来の上下の腹起しの隅部における連結状態を示
す斜視図である。 １……山留め壁、２……上部腹起し、 ３……下部腹起し、４，５……切梁、 ６，７……隅部ピース、８，９……ボルト、 １０，１１……隙間、１２……腹起し隅部継手、 １３……下部コ字状金物、 １４……上部コ字状金物、 １５，１６……耐応力材。
図、第２図は第１図に示す継手を用いて上下部腹起しを
連結した状態の斜視図、第３図は山留め壁の斜視図、第
４図は従来の上下の腹起しの隅部における連結状態を示
す斜視図である。 １……山留め壁、２……上部腹起し、 ３……下部腹起し、４，５……切梁、 ６，７……隅部ピース、８，９……ボルト、 １０，１１……隙間、１２……腹起し隅部継手、 １３……下部コ字状金物、 １４……上部コ字状金物、 １５，１６……耐応力材。
Claims (1)
- 【請求項１】山留め壁の隅部で下部腹起しの端部とこれ
に直交してその上に乗る上部腹起しの端部とを連結する
腹起し隅部継手において、前記下部腹起しの端部を嵌め
る下部コ字状金物と、該下部コ字状金物の上に直交する
向きで乗せられ一体に固定されていて前記上部腹起しの
端部を嵌める上部コ字状金物とを備えてなる腹起し隅部
継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4889489U JPH0632994Y2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 腹起し隅部継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4889489U JPH0632994Y2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 腹起し隅部継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02139939U JPH02139939U (ja) | 1990-11-22 |
| JPH0632994Y2 true JPH0632994Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31566109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4889489U Expired - Lifetime JPH0632994Y2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 腹起し隅部継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632994Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP4889489U patent/JPH0632994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02139939U (ja) | 1990-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0632994Y2 (ja) | 腹起し隅部継手 | |
| JP3272530B2 (ja) | 鉄筋コンクリート有孔梁用の貫通孔上下部補強金物 | |
| JPH11324129A (ja) | 梁に対する柱の接合構造及び建物ユニット | |
| JP2601105B2 (ja) | 鉄骨部材接合金物 | |
| JPH0681394A (ja) | 鋼管柱と鉄骨梁との接合部構造 | |
| JP3718451B2 (ja) | ユニット建物 | |
| JP3010184U (ja) | Ｈ形鉄骨鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の仕口構造 | |
| JPS643542Y2 (ja) | ||
| JP2967801B2 (ja) | スリップフォーム工法における鉄筋組立方法 | |
| JPH0625403U (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合構造 | |
| JPS6028721Y2 (ja) | プレハブ鉄筋梁部材と鉄骨柱材との組立架構体 | |
| JP2662760B2 (ja) | 鋼管柱とはりとの接合構造 | |
| JP3282969B2 (ja) | カーテンウォールの壁体支持装置 | |
| JPH0740561Y2 (ja) | 柱梁接合部構造 | |
| JPS63251542A (ja) | 柱と梁の接合構造 | |
| JPH0240687Y2 (ja) | ||
| JPH0610402U (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合構造 | |
| JP2520882Y2 (ja) | 天井枠の接続構造 | |
| JP2532767Y2 (ja) | 柱 | |
| JP2000054502A (ja) | 建物ユニット | |
| JPH0630304U (ja) | 横架材接続用金具 | |
| JPH0581404U (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合構造 | |
| JPH071377Y2 (ja) | 梁への床パネルの取付構造 | |
| JPH01239240A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
| JP2936433B2 (ja) | コアーウォール構造を備えた建築構造物 |