JPH06328938A - 自動車ドアトリム - Google Patents
自動車ドアトリムInfo
- Publication number
- JPH06328938A JPH06328938A JP12237293A JP12237293A JPH06328938A JP H06328938 A JPH06328938 A JP H06328938A JP 12237293 A JP12237293 A JP 12237293A JP 12237293 A JP12237293 A JP 12237293A JP H06328938 A JPH06328938 A JP H06328938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- door
- inner panel
- trim board
- door inner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストの低減を図ることができる自動車
ドアトリムを提供することを目的とする 【構成】 ドアインナパネル12にトリムボード10を
シール剤13を用いて水密に取り付けた自動車ドアトリ
ム10において、トリムボード10のドアインナパネル
側の面11aを防水性材料を用いてコーティングした構
成としている。
ドアトリムを提供することを目的とする 【構成】 ドアインナパネル12にトリムボード10を
シール剤13を用いて水密に取り付けた自動車ドアトリ
ム10において、トリムボード10のドアインナパネル
側の面11aを防水性材料を用いてコーティングした構
成としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車ドアトリムに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、四輪自動車等にドアガラス下
面(アウトサイドスカルフとドアガラスとの隙間)から
ドアパネル内に侵入する水をドアインナパネルとトリム
ボードの間から漏れないようにする方法が種々提案され
ている。
面(アウトサイドスカルフとドアガラスとの隙間)から
ドアパネル内に侵入する水をドアインナパネルとトリム
ボードの間から漏れないようにする方法が種々提案され
ている。
【0003】図3および図4は、ドアインナパネルにト
リムボードをシール剤を用いて水密に取り付け、ドアイ
ンナパネルとトリムボードの間から水が漏れないように
した従来の自動車ドアトリム1を示すものである。
リムボードをシール剤を用いて水密に取り付け、ドアイ
ンナパネルとトリムボードの間から水が漏れないように
した従来の自動車ドアトリム1を示すものである。
【0004】この自動車ドアトリム1は、通常、ドアイ
ンナパネル2にブチル系のシール剤3を塗布し、ドアス
クリーンフィルム4と呼ばれている厚さ0.08〜0.
15mm程度のポリエチレン又は塩化ビニル製のフィル
ムを貼り付けした構成となっている。
ンナパネル2にブチル系のシール剤3を塗布し、ドアス
クリーンフィルム4と呼ばれている厚さ0.08〜0.
15mm程度のポリエチレン又は塩化ビニル製のフィル
ムを貼り付けした構成となっている。
【0005】このような構成により、ドアトリム1で
は、侵入してきた水を、ドアスクリーンフィルム4を伝
わらせて、ドアインナパネル2の内側へ戻すようにして
いる。
は、侵入してきた水を、ドアスクリーンフィルム4を伝
わらせて、ドアインナパネル2の内側へ戻すようにして
いる。
【0006】なお、ドアインナパネル2に塗布している
ブチル系のシール剤3は、ドアインナパネル2の水落と
し穴の下を通過する複雑な一本の曲線状に塗布されてい
る。
ブチル系のシール剤3は、ドアインナパネル2の水落と
し穴の下を通過する複雑な一本の曲線状に塗布されてい
る。
【0007】また、この従来の自動車ドアトリム1で
は、ドアインナパネル2にドアスクリーンフィルム4を
シール剤3を用いて取り付けた後、複数のクリップ5を
用いてトリムボード6をドアインナパネル2に取り付け
ている。
は、ドアインナパネル2にドアスクリーンフィルム4を
シール剤3を用いて取り付けた後、複数のクリップ5を
用いてトリムボード6をドアインナパネル2に取り付け
ている。
【0008】なお、このクリップ5の数は、車種やトリ
ムボード6の大きさにより異なるが、5〜20個程度で
ある。
ムボード6の大きさにより異なるが、5〜20個程度で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
車ドアトリム1では、ドアパネル内に侵入する水をドア
インナパネル2とトリムボード6の間から漏れないよう
にするドアスクリーンフィルム4を用いた構成としてい
るため、該ドアスクリーンフィルムを取り付ける工程が
必要となっていた。
車ドアトリム1では、ドアパネル内に侵入する水をドア
インナパネル2とトリムボード6の間から漏れないよう
にするドアスクリーンフィルム4を用いた構成としてい
るため、該ドアスクリーンフィルムを取り付ける工程が
必要となっていた。
【0010】また、従来の自動車ドアトリム1では、ド
アインナパネル2にトリムボード6を固定するために、
多くのクリップ6を必要とするので、その取り付け工程
に手間がかかった。このため、従来の自動車ドアトリム
1では、自動車製造コストの上昇を招く不具合があっ
た。
アインナパネル2にトリムボード6を固定するために、
多くのクリップ6を必要とするので、その取り付け工程
に手間がかかった。このため、従来の自動車ドアトリム
1では、自動車製造コストの上昇を招く不具合があっ
た。
【0011】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、製造コストの低減を図ることができる自動車ドアト
リムを提供することを目的とする。
で、製造コストの低減を図ることができる自動車ドアト
リムを提供することを目的とする。
【0012】本発明では、上記目的を達成するために、
ドアインナパネルにトリムボードをシール剤を用いて水
密に取り付けた自動車ドアトリムにおいて、上記トリム
ボードの上記ドアインナパネル側の面を防水性材料を用
いてコーティングした構成としている。
ドアインナパネルにトリムボードをシール剤を用いて水
密に取り付けた自動車ドアトリムにおいて、上記トリム
ボードの上記ドアインナパネル側の面を防水性材料を用
いてコーティングした構成としている。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る自動車ドアトリムの一実
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1お
よび図2は、本実施例のドアトリム10を示すものであ
る。
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1お
よび図2は、本実施例のドアトリム10を示すものであ
る。
【0014】本実施例のドアトリム10では、予めトリ
ムボード11のドアインナパネル12側の面11aを防
水性材料を用いてコーティングしている。
ムボード11のドアインナパネル12側の面11aを防
水性材料を用いてコーティングしている。
【0015】次いで、このトリムボード11をドアイン
ナパネル12にブチル系のシール剤13を用いて直接貼
設する。このとき、トリムボード11は、従来用いられ
ていたものと同様なクリップ14を用いて、ドアインナ
パネル12に対して位置決めされる。
ナパネル12にブチル系のシール剤13を用いて直接貼
設する。このとき、トリムボード11は、従来用いられ
ていたものと同様なクリップ14を用いて、ドアインナ
パネル12に対して位置決めされる。
【0016】クリップ14は、トリムボード11の固定
のためでなく、その位置決め用として用いられているの
で、そのクリップ14は、従来に比べて少数で済む。
のためでなく、その位置決め用として用いられているの
で、そのクリップ14は、従来に比べて少数で済む。
【0017】本実施例では、トリムボード11とドアイ
ンナパネル12との間の水密は、ブチル系のシール剤1
3によって保持されている。
ンナパネル12との間の水密は、ブチル系のシール剤1
3によって保持されている。
【0018】また、本実施例では、クリップ14が少数
で済むとともに、トリムボード11に防水加工を施して
いるので、従来用いていたドアスクリーンフィルムが不
要になる。
で済むとともに、トリムボード11に防水加工を施して
いるので、従来用いていたドアスクリーンフィルムが不
要になる。
【0019】したがって、本実施例では、上記ドアスク
リーンフィルムを取り付ける工程が不要になるととも
に、クリップ14が少なくて済むので、トリムボード1
1の取り付け工程を迅速に終了することができ、自動車
製造コストの低減を図ることができる。
リーンフィルムを取り付ける工程が不要になるととも
に、クリップ14が少なくて済むので、トリムボード1
1の取り付け工程を迅速に終了することができ、自動車
製造コストの低減を図ることができる。
【0020】なお、本実施例のトリムボード11は、通
常、平板ハードボード若しくはウッドストックによる成
形品、又はPPによる成形品を基材として、車室内側に
表皮15を取り付けた構成となっている。
常、平板ハードボード若しくはウッドストックによる成
形品、又はPPによる成形品を基材として、車室内側に
表皮15を取り付けた構成となっている。
【0021】また、本実施例では、2個のクリップ14
を用い、トリムボード11の防水材として、ブチル系の
シール剤13でなく、例えば単泡のクッション材をシー
ル剤として用いても良い。
を用い、トリムボード11の防水材として、ブチル系の
シール剤13でなく、例えば単泡のクッション材をシー
ル剤として用いても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
車ドアトリムによれば、ドアインナパネルにトリムボー
ドをシール剤を用いて水密に取り付けた自動車ドアトリ
ムにおいて、上記トリムボードの上記ドアインナパネル
側の面を防水性材料を用いてコーティングした構成とし
ているので、上記トリムボード自身が防水性を有するた
め、従来用いていたドアスクリーンフィルムが不要にな
る。
車ドアトリムによれば、ドアインナパネルにトリムボー
ドをシール剤を用いて水密に取り付けた自動車ドアトリ
ムにおいて、上記トリムボードの上記ドアインナパネル
側の面を防水性材料を用いてコーティングした構成とし
ているので、上記トリムボード自身が防水性を有するた
め、従来用いていたドアスクリーンフィルムが不要にな
る。
【0023】また、上記トリムボードは、上記防水性材
料を利用して上記ドアインナパネルに固定することがで
きるので、上記クリップを上記トリムボードの固定用で
なく位置決め用として用いることができる。
料を利用して上記ドアインナパネルに固定することがで
きるので、上記クリップを上記トリムボードの固定用で
なく位置決め用として用いることができる。
【0024】したがって、本発明では、上記ドアスクリ
ーンフィルムを取り付ける工程が不要になるとともに、
上記クリップが少なくて済むため、上記トリムボードの
取り付け工程を迅速に終了することができ、自動車製造
コストの低減を図ることができる。
ーンフィルムを取り付ける工程が不要になるとともに、
上記クリップが少なくて済むため、上記トリムボードの
取り付け工程を迅速に終了することができ、自動車製造
コストの低減を図ることができる。
【図1】本発明に係る自動車ドアトリムの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本発明に係る自動車ドアトリムの一実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図3】従来の自動車ドアトリムを示す斜視図である。
【図4】従来の自動車ドアトリムを示す縦断面図であ
る。
る。
10 ドアトリム 11 トリムボード 11a 面 12 ドアインナパネル 13 シール剤 14 クリップ
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアインナパネルにトリムボードをシー
ル剤を用いて水密に取り付けた自動車ドアトリムにおい
て、上記トリムボードの上記ドアインナパネル側の面を
防水性材料を用いてコーティングしたことを特徴とする
自動車ドアトリム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12237293A JPH06328938A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 自動車ドアトリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12237293A JPH06328938A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 自動車ドアトリム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328938A true JPH06328938A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14834224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12237293A Pending JPH06328938A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 自動車ドアトリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328938A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19532360A1 (de) * | 1995-09-01 | 1997-03-06 | Bayerische Motoren Werke Ag | Element zur Befestigung eines Verkleidungsteils an einem Trägerteil |
JP2006527115A (ja) * | 2003-06-06 | 2006-11-30 | ジョンソン コントロールズ インテリアズ ゲーエムベーハー アンド コー. カーゲー | 車両ドア用のドアモジュール |
JP2009113705A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ドアのハーネス止着構造 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12237293A patent/JPH06328938A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19532360A1 (de) * | 1995-09-01 | 1997-03-06 | Bayerische Motoren Werke Ag | Element zur Befestigung eines Verkleidungsteils an einem Trägerteil |
JP2006527115A (ja) * | 2003-06-06 | 2006-11-30 | ジョンソン コントロールズ インテリアズ ゲーエムベーハー アンド コー. カーゲー | 車両ドア用のドアモジュール |
JP2009113705A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ドアのハーネス止着構造 |
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