JPH06328854A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
- Publication number
- JPH06328854A JPH06328854A JP5115762A JP11576293A JPH06328854A JP H06328854 A JPH06328854 A JP H06328854A JP 5115762 A JP5115762 A JP 5115762A JP 11576293 A JP11576293 A JP 11576293A JP H06328854 A JPH06328854 A JP H06328854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- recording medium
- optical recording
- reflective layer
- recording layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で、生産性に優れ、廉価で耐久性
に優れた反射層を有する光記録媒体を提供する。 【構成】 光記録媒体の記録層2は、AgとBiとSと
を含有する。
に優れた反射層を有する光記録媒体を提供する。 【構成】 光記録媒体の記録層2は、AgとBiとSと
を含有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録媒体に関し、より
詳細にはライトワンス型の光記録媒体に関するものであ
る。
詳細にはライトワンス型の光記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のライトワンス型の光記録媒体とし
ては、例えば、図1に斜視図で示すような構造のものが
知られている。図1において、1は透光性を有するドー
ナツ板状の基板である。この基板1の上には有機色素か
らなる記録層2が形成されている。記録層2は、基板1
を透過して照射されたレーザー光を吸収して発熱し、溶
融,蒸発,昇華,変形または変性し、記録層2や基板1
の表面にピットを形成する作用を有する層である。
ては、例えば、図1に斜視図で示すような構造のものが
知られている。図1において、1は透光性を有するドー
ナツ板状の基板である。この基板1の上には有機色素か
らなる記録層2が形成されている。記録層2は、基板1
を透過して照射されたレーザー光を吸収して発熱し、溶
融,蒸発,昇華,変形または変性し、記録層2や基板1
の表面にピットを形成する作用を有する層である。
【0003】この記録層2の上には、金の結晶質の反射
層3が形成されている。反射層3の厚さは、通常50〜
200nm程度である。さらに、この反射層3の上に
は、反射層3等を保護するための保護層4が形成されて
いる。そして、反射層には酸化等による腐蝕を起しにく
い、金が使用されている。
層3が形成されている。反射層3の厚さは、通常50〜
200nm程度である。さらに、この反射層3の上に
は、反射層3等を保護するための保護層4が形成されて
いる。そして、反射層には酸化等による腐蝕を起しにく
い、金が使用されている。
【0004】上記光記録媒体は既存のコンパクトディス
クに用いられるプレーヤにより再生できることが望まれ
ている。このため、反射率は65%以上であることが実
用上要求されている。
クに用いられるプレーヤにより再生できることが望まれ
ている。このため、反射率は65%以上であることが実
用上要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機色
素を記録層に設けた光記録媒体では、所定の反射率を得
るために、記録層に使用される色素の膜厚を100nm
以上に厚く塗布しなければならず、従って、基板のグル
ープ(溝)を深くする必要があった。しかし、スタンパ
に形成された深いグループは射出成形により基板を作成
する際に、転写性が悪く、基板の製造安定性に欠けてい
た。
素を記録層に設けた光記録媒体では、所定の反射率を得
るために、記録層に使用される色素の膜厚を100nm
以上に厚く塗布しなければならず、従って、基板のグル
ープ(溝)を深くする必要があった。しかし、スタンパ
に形成された深いグループは射出成形により基板を作成
する際に、転写性が悪く、基板の製造安定性に欠けてい
た。
【0006】厚い膜厚でありかつ均一な膜厚の記録層
を、スピンコート法を用いて形成するには製造条件の設
定が難しい。また、スピンコート法で記録層を形成し、
さらにスパッタリング法で反射層を作成することは、湿
式と乾式の両方を用いているので、生産性は著しく悪
い。
を、スピンコート法を用いて形成するには製造条件の設
定が難しい。また、スピンコート法で記録層を形成し、
さらにスパッタリング法で反射層を作成することは、湿
式と乾式の両方を用いているので、生産性は著しく悪
い。
【0007】さらに、反射層の耐久性を向上するため
に、反射層には金が使用されており、光記録媒体の価格
が上昇していた。
に、反射層には金が使用されており、光記録媒体の価格
が上昇していた。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述した問題点
を解消し、製造が容易であり、生産性に優れ、さらに、
廉価で耐久性に優れた反射層を有する光記録媒体を提供
することにある。
を解消し、製造が容易であり、生産性に優れ、さらに、
廉価で耐久性に優れた反射層を有する光記録媒体を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の光記録媒体は、基板と、該基板上に
設けられた記録層と、該記録層上に設けられた反射層と
を有する光記録媒体において、前記記録層はAgとBi
とSとを含有することを特徴とする。
るために、本発明の光記録媒体は、基板と、該基板上に
設けられた記録層と、該記録層上に設けられた反射層と
を有する光記録媒体において、前記記録層はAgとBi
とSとを含有することを特徴とする。
【0010】Agの組成範囲は50〜98at%、Bi
の組成範囲は1〜48at%、およびSの組成範囲は1
〜5at%であることが好ましい。
の組成範囲は1〜48at%、およびSの組成範囲は1
〜5at%であることが好ましい。
【0011】また、記録層にさらに含有されるMg,
W,Al,Cu,Ti,NまたはBの組成範囲は0.1
〜5at%であり、AuまたはAgからなる反射層に含
有されるMg,W,Cu,Al,Ti,Cr,B,N,
Ni,Sn,Zn,S,CまたはFの組成範囲は0.1
at%以上であることが好ましい。
W,Al,Cu,Ti,NまたはBの組成範囲は0.1
〜5at%であり、AuまたはAgからなる反射層に含
有されるMg,W,Cu,Al,Ti,Cr,B,N,
Ni,Sn,Zn,S,CまたはFの組成範囲は0.1
at%以上であることが好ましい。
【0012】
【作用】本発明の作用については明らかではないが、以
下のように推測される。AgとBiとSとを含有する記
録層は、書き込みに使用されるレーザー光の熱により昇
華してピットが形成され、Mg,W,Al,Cu,T
i,NまたはBを含有することにより昇華の速度が増す
と考えられる。
下のように推測される。AgとBiとSとを含有する記
録層は、書き込みに使用されるレーザー光の熱により昇
華してピットが形成され、Mg,W,Al,Cu,T
i,NまたはBを含有することにより昇華の速度が増す
と考えられる。
【0013】Mg,W,Cu,Al,Ti,Cr,B,
N,Ni,Sn,Zn,S,CまたはFを含有するAu
またはAgからなる反射層は、耐蝕性を改善することが
できる。
N,Ni,Sn,Zn,S,CまたはFを含有するAu
またはAgからなる反射層は、耐蝕性を改善することが
できる。
【0014】ZnS層を設けることにより、記録層に含
有されるSイオンの反射層への拡散が抑制され、反射層
の耐久性が向上する。
有されるSイオンの反射層への拡散が抑制され、反射層
の耐久性が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが本発明は
これに限定されるものではない。
これに限定されるものではない。
【0016】実施例1 チャンバ内において99.99%の純度を有するAgタ
ーゲット上に、Bi3S4 化合物チップを置いた複合タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法によりポリカーボ
ネート基板上に、膜厚50nmの記録層を形成した。
ーゲット上に、Bi3S4 化合物チップを置いた複合タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法によりポリカーボ
ネート基板上に、膜厚50nmの記録層を形成した。
【0017】さらに、99.99%の純度を有するAu
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0018】実施例2 同一チャンバ内において99.99%の純度を有するA
gターゲットとBi3S4 ターゲットとを用いて、同時
スパッタリング法によりポリカーボネート基板上に、膜
厚50nmの記録層を形成した。
gターゲットとBi3S4 ターゲットとを用いて、同時
スパッタリング法によりポリカーボネート基板上に、膜
厚50nmの記録層を形成した。
【0019】さらに、99.99%の純度を有するAg
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0020】実施例3 同一チャンバ内においてAg−Cuターゲットと、Bi
3 S4 ターゲットとを用いて、同時スパッタリング法に
よりポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層
を形成した。
3 S4 ターゲットとを用いて、同時スパッタリング法に
よりポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層
を形成した。
【0021】さらに、99.99%の純度を有するAg
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0022】実施例4 Ag−Mgターゲット上に、Bi3 S4 化合物チップを
置いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
りポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を
形成した。
置いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
りポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を
形成した。
【0023】さらに、99.99%の純度を有するAg
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
ターゲットを用いて、60nmの反射層をスパッタリン
グ法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピンコー
ト法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0024】実施例5 Ag−Wターゲット上に、Bi3 S4 化合物チップを置
いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法により
ポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を形
成した。
いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法により
ポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を形
成した。
【0025】さらに、99.99%Agターゲットを用
いて、流量が100sccmの窒素ガスとCF4 ガスで
ある混合ガス雰囲気中で、60nmの反射層をスパッタ
リング法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピン
コート法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
いて、流量が100sccmの窒素ガスとCF4 ガスで
ある混合ガス雰囲気中で、60nmの反射層をスパッタ
リング法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピン
コート法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0026】実施例6 Ag−Tiターゲット上に、Bi3 S4 化合物チップを
置いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
りポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を
形成した。
置いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
りポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を
形成した。
【0027】さらに、99.99%Agターゲットを用
いて、流量が100sccmの窒素ガスとCF4 ガスで
ある混合ガス雰囲気中で、60nmの反射層をスパッタ
リング法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピン
コート法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
いて、流量が100sccmの窒素ガスとCF4 ガスで
ある混合ガス雰囲気中で、60nmの反射層をスパッタ
リング法で形成した。反射層の上に有機保護膜をスピン
コート法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0028】実施例7 Ag−Mgターゲット上に、Bi3 S4 化合物チップを
置いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
りポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を
形成した。
置いた複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
りポリカーボネート基板上に、膜厚50nmの記録層を
形成した。
【0029】さらに、Ag−Cuターゲットを用いて、
60nmの反射層をスパッタリング法で形成した。反射
層の上に有機保護膜をスピンコート法によって厚さ約8
μmの保護層を形成した。
60nmの反射層をスパッタリング法で形成した。反射
層の上に有機保護膜をスピンコート法によって厚さ約8
μmの保護層を形成した。
【0030】実施例8 99.99%の純度を有するAgターゲット上に、Bi
3 S4 化合物チップを置いた複合ターゲットを用いて、
スパッタリング法によりポリカーボネート基板上に、膜
厚50nmの記録層を形成した。
3 S4 化合物チップを置いた複合ターゲットを用いて、
スパッタリング法によりポリカーボネート基板上に、膜
厚50nmの記録層を形成した。
【0031】ZnSターゲットを用いて10nmの中間
層を蒸着法で形成し、さらに、99.99%Agターゲ
ットを用いて流量が100sccmの窒素ガスとCF4
ガスである混合ガス雰囲気中で、60nmの反射層をス
パッタリング法で形成した。反射層の上に有機保護膜を
スピンコート法によって厚さ約8μmの保護層を形成し
た。
層を蒸着法で形成し、さらに、99.99%Agターゲ
ットを用いて流量が100sccmの窒素ガスとCF4
ガスである混合ガス雰囲気中で、60nmの反射層をス
パッタリング法で形成した。反射層の上に有機保護膜を
スピンコート法によって厚さ約8μmの保護層を形成し
た。
【0032】比較例1 ポリカーボネート基板上に、シアニン系有機色素(NK
−2929,(株)日本感光色素研究所製)をスピンコ
ート法により塗布し記録層とした。さらに99.99%
Agターゲットを用いて、流量40sccmのAr雰囲
気中でスパッタリング法により膜厚150nmの反射層
を形成した。さらに、反射層の上に有機保護膜をスピン
コート法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
−2929,(株)日本感光色素研究所製)をスピンコ
ート法により塗布し記録層とした。さらに99.99%
Agターゲットを用いて、流量40sccmのAr雰囲
気中でスパッタリング法により膜厚150nmの反射層
を形成した。さらに、反射層の上に有機保護膜をスピン
コート法によって厚さ約8μmの保護層を形成した。
【0033】比較例2 ポリカーボネート基板上に、比較例1と同様なシアニン
系有機色素をスピンコート法により塗布し記録層とし
た。さらにAuターゲットを用いて、流量40sccm
のAr雰囲気中でスパッタリング法により膜厚150n
mの反射層を形成した。さらに、反射層の上に有機保護
膜をスピンコート法によって厚さ約8μmの保護層を形
成した。
系有機色素をスピンコート法により塗布し記録層とし
た。さらにAuターゲットを用いて、流量40sccm
のAr雰囲気中でスパッタリング法により膜厚150n
mの反射層を形成した。さらに、反射層の上に有機保護
膜をスピンコート法によって厚さ約8μmの保護層を形
成した。
【0034】実施例1ないし8により形成された記録層
と反射層との元素分析の結果を表1に示す。
と反射層との元素分析の結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】上記方法によって得られた光記録媒体に波
長780nmの半導体レーザーを線速1.2m/se
c、記録パワー6.0mWで照射し、0.5mWの再生
レーザーで再生を行いジッターを測定した。また、記録
後の反射率を測定した。さらに、耐久性試験として85
℃(温度),85%R.H.(相対湿度)雰囲気中に上
記光記録媒体を200時間投入して、反射層に亀裂ある
いは腐蝕がいかに発生するかを調べた。結果を表2に示
す。
長780nmの半導体レーザーを線速1.2m/se
c、記録パワー6.0mWで照射し、0.5mWの再生
レーザーで再生を行いジッターを測定した。また、記録
後の反射率を測定した。さらに、耐久性試験として85
℃(温度),85%R.H.(相対湿度)雰囲気中に上
記光記録媒体を200時間投入して、反射層に亀裂ある
いは腐蝕がいかに発生するかを調べた。結果を表2に示
す。
【0037】
【表2】
【0038】表2より明らかなように、本発明の光記録
媒体のジッター,反射率は記録層にシアニン色素を用い
た比較例に示した光記録媒体と比較して、同等あるいは
それ以上の性能を示しており、光記録媒体として使用で
きるものである。特に、記録層にCu,Mg,W,Ti
を加えている実施例3〜7はジッター,反射率の値が優
れている。
媒体のジッター,反射率は記録層にシアニン色素を用い
た比較例に示した光記録媒体と比較して、同等あるいは
それ以上の性能を示しており、光記録媒体として使用で
きるものである。特に、記録層にCu,Mg,W,Ti
を加えている実施例3〜7はジッター,反射率の値が優
れている。
【0039】本発明の光記録媒体は比較例の光記録媒体
とは異なり、スピンコート法を使用して記録層を形成し
ていないので、比較例の光記録媒体より生産性に優れて
いる。また、本発明では、反射層にAuを使用した光記
録媒体と反射層にAgを使用した光記録媒体とでは、反
射率に差が見られないので反射層にAgを使用でき、光
記録媒体を廉価に製造できる。
とは異なり、スピンコート法を使用して記録層を形成し
ていないので、比較例の光記録媒体より生産性に優れて
いる。また、本発明では、反射層にAuを使用した光記
録媒体と反射層にAgを使用した光記録媒体とでは、反
射率に差が見られないので反射層にAgを使用でき、光
記録媒体を廉価に製造できる。
【0040】さらに、耐久性試験が示すように、本発明
の光記録媒体は比較例2の反射層にAuを使用した光記
録媒体と比較して、同等あるいはそれ以上の性能を示し
ている。反射層にC,F,N,Cuを加えている実施例
5〜7は耐久性試験の結果が優れており、中間層ZnS
を設けた実施例8はさらに好ましい。
の光記録媒体は比較例2の反射層にAuを使用した光記
録媒体と比較して、同等あるいはそれ以上の性能を示し
ている。反射層にC,F,N,Cuを加えている実施例
5〜7は耐久性試験の結果が優れており、中間層ZnS
を設けた実施例8はさらに好ましい。
【0041】なお、上記実施例では記録層にAl,N,
Bを含有していないが、これらの元素を含む光記録媒体
についても実施例と同様の結果を得ている。また、上記
実施例では反射層にMg,W,Al,Ti,Cr,B,
Ni,Sn,Zn,Sを含有していないが、これらの元
素を含む光記録媒体についても実施例と同様の結果を得
ている。
Bを含有していないが、これらの元素を含む光記録媒体
についても実施例と同様の結果を得ている。また、上記
実施例では反射層にMg,W,Al,Ti,Cr,B,
Ni,Sn,Zn,Sを含有していないが、これらの元
素を含む光記録媒体についても実施例と同様の結果を得
ている。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録層をスピンコート法を用いて製造する必要がないの
で、生産性に優れる。さらに、本発明の光記録媒体に使
用される基板のグループは、記録層に色素を用いた光記
録媒体に使用される基板のグループよりも浅くすること
ができるので、基板の製造を容易に行うことができる。
記録層をスピンコート法を用いて製造する必要がないの
で、生産性に優れる。さらに、本発明の光記録媒体に使
用される基板のグループは、記録層に色素を用いた光記
録媒体に使用される基板のグループよりも浅くすること
ができるので、基板の製造を容易に行うことができる。
【0043】
【図1】ライトワンス型の光記録媒体の切り欠き斜視図
である。
である。
1 基板 2 記録層 3 反射層 4 保護層
Claims (5)
- 【請求項1】 基板と、 該基板上に設けられた記録層と、 該記録層上に設けられた反射層とを有する光記録媒体に
おいて、 前記記録層はAgとBiとSとを含有することを特徴と
する光記録媒体。 - 【請求項2】 前記記録層中にさらにMg,W,Al,
Cu,Ti,N,Bの少なくとも一種を含有することを
特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。 - 【請求項3】 前記反射層はAuまたはAgからなるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の光記録媒体。 - 【請求項4】 前記反射層はさらにMg,W,Cu,A
l,Ti,Cr,B,N,Ni,Sn,Zn,S,C,
Fの少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項
1ないし3のいずれかの項に記載の光記録媒体。 - 【請求項5】 前記記録層と前記反射層との間にZnS
層を設けられていることを特徴とする請求項1ないし4
のいずれかの項に記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5115762A JPH06328854A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5115762A JPH06328854A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328854A true JPH06328854A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14670419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5115762A Pending JPH06328854A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328854A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100416681C (zh) * | 2004-06-29 | 2008-09-03 | 株式会社神户制钢所 | 用于光学信息记录介质的半反射膜和反射膜,光学信息记录介质以及溅射靶 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP5115762A patent/JPH06328854A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100416681C (zh) * | 2004-06-29 | 2008-09-03 | 株式会社神户制钢所 | 用于光学信息记录介质的半反射膜和反射膜,光学信息记录介质以及溅射靶 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1351230B1 (en) | Optical recording medium and method for optically recording information on the same | |
KR100709931B1 (ko) | 정보 기록 매체 및 그 제조 방법 | |
JPS6253886A (ja) | 情報記録媒体 | |
JPWO2004032130A1 (ja) | 光学的情報記録媒体とその製造方法 | |
JPH11232695A (ja) | 金属中間層を有する記録可能な光ディスク | |
JPH06328854A (ja) | 光記録媒体 | |
JP2007157314A (ja) | 追記型光ディスク及び光記録方法 | |
EP0668584A1 (fr) | Substrat préformaté, substrat préformaté comportant des informations à dupliquer, leurs procédés de fabrication et procédé de fabrication d'un disque maître et/ou disque optique | |
JP3908571B2 (ja) | 光学的情報記録媒体とその製造方法およびその記録再生方法 | |
TWI437563B (zh) | And a reflective film-forming sputtering target for forming the optical information recording medium and the optical information recording medium | |
JPH05290408A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH06325408A (ja) | 光記録媒体 | |
JPH11232696A (ja) | 誘電性の中間層を有する記録可能な光ディスク | |
JP4093926B2 (ja) | 光記録媒体 | |
JPH01232553A (ja) | 光情報記録媒体 | |
CN1311739A (zh) | 信息记录介质和信息记录方法 | |
JP2005293646A (ja) | 光記録媒体およびその製造方法 | |
JPH10334507A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH05109115A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2007149306A (ja) | 光記録媒体及びその製造方法 | |
JPS6120237A (ja) | 光学的情報記録媒体 | |
JP2001160240A (ja) | 光記録媒体 | |
JPS62201289A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH01184189A (ja) | 相変化型光情報記録媒体 | |
JPH02249687A (ja) | 光記録媒体およびその製造方法 |