JPH06328410A - 木質建具・家具材とその製造法 - Google Patents

木質建具・家具材とその製造法

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JPH06328410A
JPH06328410A JP14303493A JP14303493A JPH06328410A JP H06328410 A JPH06328410 A JP H06328410A JP 14303493 A JP14303493 A JP 14303493A JP 14303493 A JP14303493 A JP 14303493A JP H06328410 A JPH06328410 A JP H06328410A
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decorative sheet
groove
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Abstract

(57)【要約】 【目的】興趣変化に富む美麗な化粧効果の木質建具・家
具材を提供する。 【構成】表面に図柄や着色カラーなどの異なる複数の印
刷帯域部(15)(16)が、その境界線(Y)を中心
とする区分状態に設けられた化粧シート(S)を、平盤
基材(M)の表面へ貼り付けるに当り、その平盤基材
(M)の表面に上記境界線(Y)の位置ズレや歪みを吸
収する調整凹溝(14)を列設して、上記化粧シート
(S)をその境界線(Y)が調整凹溝(14)の内部へ
没入することとなる部分的な2重に折り曲げると共に、
その折り曲げ部(18)を調整凹溝(14)の内部へ貼
り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として扉やクローゼツ
ト、間仕切りなどに使われる木質建具・家具材と、その
量産性に富む製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、扉やクローゼツトなどの表面へ興
趣変化に富む化粧効果を与えるため、その一定幅を有す
る平盤基材の中央帯域部と左右両端帯域部との相互間に
おいて、プリント柄の異なる化粧シートを貼り付けたも
のが見られる。
【0003】そのプリント柄の異なる中央帯域部と左右
両端帯域部との境界は、平盤基材の長手方向に沿う平行
な直線をなしているが、その両境界線を平盤基材の長手
中心線に対する左右対称な配列状態として位置させなけ
れば、看者に違和感を与え、折角の化粧効果を減殺して
しまうことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、異なるプリ
ント柄を1枚の化粧シートに印刷した場合、その上記両
境界線を正確な左右対称の配列状態として、自動機械力
により平盤基材の表面へ貼り付けることは至難の業であ
り、往々にして左右何れか一方へ数ミリ程度だけ位置ズ
レしたり、或いは歪んだりする。
【0005】そのため、上記異なるプリント柄を別個独
立する数枚の化粧シートに印刷した上、その一方を平盤
基材の中央帯域部へ、残る他方を同じく平盤基材の左右
両端帯域部へ、各々貼り付けている実情であるが、これ
では仮りに調和のとれた目的の化粧効果を得られるとし
ても、上記貼り付けの工程数がいたづらに増え、未だ量
産効果を最大限に発揮させることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのための木質建具・家具材と
して、表面に図柄や着色カラーなどの異なる複数の印刷
帯域部が、その直線を境界とする区分状態に設けられた
化粧シートと、その化粧シートの境界線における貼り付
け上の位置ズレや歪みを吸収する調整凹溝が、上記境界
線と同数だけ表面に列設された平盤基材とから成り、上
記化粧シートをその境界線が調整凹溝の内部へ没入する
位置関係となる部分的な2重に折り曲げて、その折り曲
げ部を調整凹溝の溝壁面又は/及び溝底面へ貼り付ける
ことにより、上記境界線の位置ズレや歪みを外界からの
目視不能に隠蔽したことを特徴とし、
【0007】又、その木質建具・家具材の製造法とし
て、化粧シートの表面に図柄や着色カラーなどが異なる
複数の印刷を、その直線を境界とする区分状態に施すと
共に、上記化粧シートを平盤基材の表面へ、その境界線
の位置ズレや歪みが露呈しないように貼り付けるに当
り、その位置ズレや歪みの吸収用調整凹溝を、上記境界
線と同数だけ平盤基材の長手方向に沿って切削加工し、
その調整凹溝の内部へ上記境界線が没入する位置関係と
なるように、その化粧シートを部分的な2重に折り曲げ
た上、その折り曲げ部を回転ヘラにより上記調整凹溝の
溝壁面又は/及び溝底面へ、浮き出し不能に貼り付ける
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第1発明の上記構成によれば、化粧シートをそ
の異なる印刷帯域部の区分境界線が、平盤基材の調整凹
溝内へ没入することとなる部分的な2重に折り曲げて、
その襞状の折り曲げ部を調整凹溝の溝壁面又は/及び溝
底面へ貼り付けることにより、上記平盤基材に対する化
粧シートの貼り付け上、その境界線の見苦しい位置ズレ
や歪みを外界からの目視不能に隠蔽でき、興趣変化に富
む優美な化粧効果を備えた木質建具・家具材として提供
し得ることになる。
【0009】又、その第2発明の製造法によれば、上記
位置ズレや歪みの吸収用調整凹溝を平盤基材の表面へ、
丸刃カツターの使用により容易に切削加工することがで
き、更にその調整凹溝の溝底面や溝壁面へ化粧シートを
貼り付けるに当っても、その化粧シートを回転ヘラによ
って確実に折り曲げつつ、その浮き出し不能な没入状態
に押え付け固定することができるため、量産上著しく有
益である。
【0010】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、図1はその木質建具・家具材の完成状態を表わして
おり、(M)は平盤基材又は台板合板の総称であるが、
図では四角形の木製補強縁枠(11)とこれを覆う合板
(12)並びに木片のコアー(13)とから貼り付け一
体化されたフラツシユ構造を例示している。
【0011】(14)はその平盤基材(M)の表面へ化
粧シート(S)を貼り付ける際、その化粧シート(S)
の後述する境界線が位置ズレしたり、或いは歪んだりす
ることを吸収するための調整凹溝であり、平盤基材
(M)の長手中心線(O−O)に対する左右対称な配列
状態として、その長手中心線(O−O)と平行に列設さ
れている。
【0012】上記調整凹溝(14)の各個は丸刃カツタ
ーによって、平盤基材(M)の表面から一定深さ(d)
だけ切削加工されたものであり、その形状が溝底面(1
4a)に丸味を有するか、又は角張った全体的なU字型
をなし、その向かい合う溝壁面(14b)の一対が平盤
基材(M)の平滑な表面とほぼ直交している。しかも、
各調整凹溝(14)の開口幅(w1)は化粧シート
(S)における肉厚との関係上、その肉厚の約2倍強に
寸法化されてもいる。
【0013】先に一言した化粧シート(S)は薄葉紙や
プラスチツクフイルムなどから成り、図2から示唆され
るように、その表面における一定幅(w2)の中央帯域
部(15)には縦縞模様が、残る左右両端帯域部(1
6)には横縞模様が各々印刷されており、その両帯域部
(15)(16)でのプリント柄が相違変化している。
【0014】但し、上記縞模様はあくまでも一例であっ
て、その図柄のみに限らず、印刷上の着色カラーや明
度、濃度などを、その化粧シート(S)の中央帯域部
(15)と左右両端帯域部(16)との相互間におい
て、異ならせても良い。
【0015】何れにしても、上記中央帯域部(15)と
左右両端帯域部(16)とを区分する境界は、平盤基材
(M)の長手中心線(O−O)と平行な直線をなしてい
る。もっとも、その境界線(Y)は印刷画線として顕出
されるばかりでなく、両帯域部(15)(16)に印刷
される図柄や着色カラーなどとの関係上、その言わば仮
想線として潜在的に区分される結果となることもあり得
る。
【0016】そして、このような境界線(Y)の左右一
対は、上記平盤基材(M)の両調整凹溝(14)とほぼ
合致する対称位置関係にある。茲に、「ほぼ」とは化粧
シート(S)自身の伸縮変化や貼り付け作用上の歪み、
その他の諸条件を考慮して、数ミリ程度の誤差を許容す
る意味であり、その誤差を上記平盤基材(M)側の調整
凹溝(14)によって吸収できるようになっている。
【0017】即ち、上記木質建具・家具材は平盤基材
(M)の表面へ、化粧シート(S)が接着剤(17)を
介して貼り付けられることにより、その化粧シート
(S)の表面における上記両帯域部(15)(16)で
の異なるプリント柄などから、興趣変化に富む化粧効果
を備えた製品として量産されることになるが、その際に
上記位置ズレや歪みの吸収用調整凹溝(14)か無いと
仮定すると、その化粧シート(S)の中央帯域部(1
5)と左右両端帯域部(16)との境界線(Y)を、平
盤基材(M)の長手中心線(O−O)に対する正確な左
右対称の配列状態として貼り付けることが困難であり、
その実際上境界線(Y)が数ミリ程度だけ必らずや左右
何れか一方へ位置ズレしたり、或いは平盤基材(M)の
長手中心線(O−O)と非平行に歪んだりする。
【0018】この点、本発明では平盤基材(M)の表面
に、その長手中心線(O−O)と平行する左右対称な配
列状態の調整凹溝(14)が、正確に切削加工されてい
るため、上記した諸条件に起因する数ミリ程度の位置ズ
レや歪みが発生した場合、その誤差分だけ化粧シート
(S)を図4のように引き寄せて、上記境界線(Y)が
調整凹溝(14)の内部へ没入する位置関係となる部分
的な2重の折り曲げ状態とし、その襞状の折り曲げ部
(18)を図5のように、調整凹溝(14)の溝底面
(14a)又は/及び溝壁面(14b)へ貼り付けるこ
とにより、上記境界線(Y)の位置ズレや歪みを外界か
らの目視不能に隠蔽し、その違和感のない調和がとれた
化粧効果を表出させることができる。
【0019】上記平盤基材(M)に対する化粧シート
(S)の貼り付け作業を行なうに当っては、予じめその
化粧シート(S)の裏面に接着剤(17)を塗布してお
くか、又は平盤基材(M)における調整凹溝(14)の
内部も含む表面に接着剤(17)を塗布しておき、上記
化粧シート(S)の襞状折り曲げ部(18)を薄肉扁平
な押え回転ヘラ(19)によって、平盤基材(M)の調
整凹溝(14)内へ押し込み、その浮き出し不能に固定
した後、残る化粧シート(S)の中央帯域部(15)と
左右両端帯域部(16)を別個な押え回転ロール(2
0)(21)によって、平盤基材(M)の表面へ各々貼
り付ければ良い。尚、その回転ヘラ(19)や回転ロー
ル(20)(21)による化粧シート(S)の押え付け
順序は、自由に選定することができる。
【0020】上記の説明から明白なように、各調整凹溝
(14)における開口幅(w1)と深さ(d)を規定す
る両溝壁面(14b)と溝底面(14a)との合計3辺
が、化粧シート(S)の位置ズレや歪みを吸収する調整
代として働くことになるわけであり、従ってその開口幅
(w1)を広く、深さ(d)を深く寸法化すればする
程、上記調整代も大きく確保できるものと言える。
【0021】その場合、調整凹溝(14)の開口幅(w
1)を上記したように、化粧シート(S)における肉厚
の約2倍強として寸法化した所以は、その2重の折り曲
げ部(18)を没入させると共に、これを押え回転ヘラ
(19)よって押し込むためであり、これ以上に広大化
すると、その折角調整凹溝(14)内へ没入された化粧
シート(S)の上記境界線(Y)が、外界から目視でき
てしまうことになり、却って化粧効果を阻害するほか、
塵埃などの侵入・堆積するおそれもある。
【0022】又、調整凹溝(14)の形状を上記した通
り、U字型に定めた理由も、やはり化粧シート(S)の
境界線(Y)を外界から目視不能に保つ点にある。例え
ば、V字型に切削加工すると、その深さ(d)を深く定
めたとしても、上記境界線(Y)を直視できる結果にな
り、好ましくない。
【0023】更に言えば、表単板の表面に繊維方向と平
行な溝を切削加工した溝付合板(表面化粧合板)は公知
であり、主に壁材として使用されているが、その溝付け
加工の目的は平坦な壁面にアクセントを付与して、立体
感を表出させるほか、合板相互の突き合わせ部にも溝付
け加工を行なうことにより、その突き合わせ部を目立た
せない点にある。又、その溝内へ着色塗料を塗布するこ
とにより、所謂シヤドーラインとして機能させることも
公知である。
【0024】これに反して、本発明の平盤基材(M)に
切削加工された上記調整凹溝(14)は、化粧シート
(S)の貼り付け上その境界線(Y)が位置ズレや歪み
を起すことを吸収するためのものであり、上記中央帯域
部(15)と左右両端帯域部(16)との相互間に、異
なるプリント柄などを有する化粧シート(S)と有機的
に貼り合わせ使用される点で、上記溝付合板などの単純
な表面化粧合板とは格別に相違する。
【0025】尚、図示の実施例では化粧シート(S)
を、その中央帯域部(15)と左右両端帯域部(16)
との相互間において、プリント柄などの異なる区分状態
とし、その両帯域部(15)(16)の境界線(Y)が
左右一対として並列していることとの関係から、平盤基
材(M)の表面にも左右一対の調整凹溝(14)を切削
加工しているが、化粧シート(S)が相違変化するプリ
ント柄などを備える以上、その境界線(Y)の個数に応
じた1個又は3個以上の調整凹溝(14)を列設しても
良いこと、勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の木質建具・家具
材はその構成上、表面に図柄や着色カラーなどの異なる
複数の印刷帯域部(15)(16)が、その直線(Y)
を境界とする区分状態に設けられた化粧シート(S)
と、その化粧シート(S)の境界線(Y)における貼り
付け上の位置ズレや歪みを吸収する調整凹溝(14)
が、上記境界線(Y)と同数だけ表面に列設された平盤
基材(M)とから成り、上記化粧シート(S)をその境
界線(Y)が調整凹溝(14)の内部へ没入する位置関
係となる部分的な2重に折り曲げて、その折り曲げ部
(18)を調整凹溝(14)の溝壁面(14b)又は/
及び溝底面(14a)へ貼り付けることにより、上記境
界線(Y)の位置狂いや歪みを外界からの目視不能に隠
蔽してあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に
解決できる効果がある。
【0027】即ち、化粧シート(S)の表面には図柄や
着色カラーなどの異なる複数の印刷帯域部(15)(1
6)が、その境界線(Y)からの区分状態に設けられて
いるため、その化粧シート(S)を平盤基材(M)の表
面へ貼り付ける際には、上記境界線(Y)が平盤基材
(M)との関係上位置ズレしたり、或いは歪んだりする
ことが起りやすく、その結果折角の興趣変化に富む化粧
効果が阻害されることになる。
【0028】この点、本発明の上記構成によれば、その
境界線(Y)の位置ズレや歪みを吸収するための調整凹
溝(14)が、平盤基材(M)の表面に列設されている
ため、上記化粧シート(S)をその境界線(Y)が調整
凹溝(14)の内部へ没入することとなる部分的な2重
に折り曲げて、その襞状の折り曲げ部(18)を溝壁面
(14b)又は/及び溝底面(14a)へ貼り付けるこ
とにより、上記位置ズレや歪みを外界からの目視不能に
隠蔽することができ、調和に富む優美な化粧効果の製品
を得られるのである。
【0029】上記調整凹溝(14)を規定する溝壁面
(14b)の向かい合う一対と、溝底面(14a)との
合計3辺を調整代として機能させつつ、上記化粧シート
(S)における区分境界線(Y)の位置ズレや歪みを、
常時確実に吸収できるわけである。
【0030】特に、請求項2の構成を採用するならば、
その調整凹溝(14)の開口幅(w1)が必要最小限度
の寸法であり、しかも向かい合う一対の溝壁面(14
b)が平盤基材(M)の表面とほぼ直交するため、上記
境界線(Y)がますます外界から目視し難くなり、一層
優美な化粧効果を得られる効果がある。
【0031】又、請求項3に記載の通り、化粧シート
(S)の表面に図柄や着色カラーなどが異なる複数の印
刷を、その直線(Y)を境界とする区分状態に施すと共
に、上記化粧シート(S)を平盤基材(M)の表面へ、
その境界線(Y)の位置ズレや歪みが露呈しないように
貼り付けるに当り、その位置ズレや歪みの吸収用調整凹
溝(14)を、上記境界線(Y)と同数だけ平盤基材
(M)の長手方向に沿って切削加工し、その調整凹溝
(14)の内部へ上記境界線(Y)が没入する位置関係
となるように、その化粧シート(S)を部分的な2重に
折り曲げた上、その折り曲げ部(18)を回転ヘラ(1
9)により上記調整凹溝(14)の溝壁面(14b)又
は/及び溝底面(14a)へ、浮き出し不能に貼り付け
る製造法を採用するならば、その化粧シート(S)が図
柄や着色カラーなどの異なる複数の印刷帯域部(15)
(16)を備えるにも拘らず、その1枚として平盤基材
(M)の表面へ、1工程のもとに貼り付けることがで
き、しかも上記境界線(Y)の位置ズレや歪みが外界へ
見苦しく露出しない状態として、優美に仕上げ得る効果
がある。
【0032】更に、上記位置ズレや歪みの吸収用調整凹
溝(14)は、平盤基材(M)の長手方向に沿う軌条形
態をなしているため、これを平盤基材(M)の自動搬送
過程において切削加工することができるほか、その溝壁
面(14b)や溝底面(14a)へ化粧シート(S)を
部分的に貼り付けるに当っても、これを回転ヘラ(1
9)によって調整凹溝(14)の内部へ容易に押し込み
没入させつつ、その浮き出し不能に貼り付け固定するこ
とができるのであり、量産性にも著しく優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木質建具・家具材を一部破断して示す
斜面図である。
【図2】その化粧シートを抽出して示す斜面図である。
【図3】図1の一部を切り欠いて示す拡大正面図であ
る。
【図4】化粧シートの折り曲げ作用を示す部分拡大斜面
図である。
【図5】その折り曲げ部を調整凹溝の内部へ貼り付けた
状態の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
(14)・調整凹溝 (14a)・溝底面 (14b)・溝壁面 (15)・中央帯域部 (16)・左右両端帯域部 (18)・折り曲げ部 (19)・回転ヘラ (M)・平盤基材 (S)・化粧シート (O−O)・長手中心線 (Y)・境界線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に図柄や着色カラーなどの異なる複数
    の印刷帯域部(15)(16)が、その直線(Y)を境
    界とする区分状態に設けられた化粧シート(S)と、 その化粧シート(S)の境界線(Y)における貼り付け
    上の位置ズレや歪みを吸収する調整凹溝(14)が、上
    記境界線(Y)と同数だけ表面に列設された平盤基材
    (M)とから成り、 上記化粧シート(S)を、その境界線(Y)が調整凹溝
    (14)の内部へ没入する位置関係となる部分的な2重
    に折り曲げて、その折り曲げ部(18)を調整凹溝(1
    4)の溝壁面(14b)又は/及び溝底面(14a)へ
    貼り付けることにより、上記境界線(Y)の位置ズレや
    歪みを外界からの目視不能に隠蔽したことを特徴とする
    木質建具・家具材。
  2. 【請求項2】調整凹溝(14)を、その向かい合う溝壁
    面(14b)の一対が平盤基材(M)の表面とほぼ直交
    する全体的なU字型に造形すると共に、その開口幅(w
    1)を化粧シート(S)における肉厚の約2倍強に寸法
    化したことを特徴とする請求項1記載の木質建具・家具
    材。
  3. 【請求項3】化粧シート(S)の表面に図柄や着色カラ
    ーなどが異なる複数の印刷を、その直線(Y)を境界と
    する区分状態に施すと共に、 上記化粧シート(S)を平盤基材(M)の表面へ、その
    境界線(Y)の位置ズレや歪みが露呈しないように貼り
    付けるに当り、 その位置ズレや歪みの吸収用調整凹溝(14)を、上記
    境界線(Y)と同数だけ平盤基材(M)の長手方向に沿
    って切削加工し、 その調整凹溝(14)の内部へ上記境界線(Y)が没入
    する位置関係となるように、その化粧シート(S)を部
    分的な2重に折り曲げた上、その折り曲げ部(18)を
    回転ヘラ(19)により上記調整凹溝(14)の溝壁面
    (14b)又は/及び溝底面(14a)へ、浮き出し不
    能に貼り付けることを特徴とする木質建具・家具材の製
    造法。
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