JPH0632768B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH0632768B2
JPH0632768B2 JP61142807A JP14280786A JPH0632768B2 JP H0632768 B2 JPH0632768 B2 JP H0632768B2 JP 61142807 A JP61142807 A JP 61142807A JP 14280786 A JP14280786 A JP 14280786A JP H0632768 B2 JPH0632768 B2 JP H0632768B2
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JP
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blade
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coating
coating material
blades
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明 望月
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、板状基材、例えば合板、木削片板、繊維板、
石膏ボード、硅カル、木板、などの表面に塗料、接着剤
などの塗材を均一に塗着するための塗装装置に関する。
〔従来技術〕
一般に布、紙などの連続シート状の基材上に塗材を供給
し、該基材の進行方向に直角に取付けられたブレード
(ナイフ)を基材に圧接し、塗材をブレードでしごきつ
つ塗着するナイフコーターが提供されている。(前者) また、板状体表面に塗材を圧入するものとして板状体の
進行方向と略直角方向に設けられた無端帯状のブレード
を回転しつつ、該ブレード端縁を板状体の表面に接触さ
せながら、塗材の圧入を行なうもの(特公昭54−82
23)も既に提案されている。(後者) 〔問題点〕 しかしながら、前者の場合は、基材が布、紙などの連続
シート状物であり、ブレード自体その基材の信号方向に
直角に設けられる。
そのため6尺、8尺長さサイズなどに定尺裁断され、従
来の布、紙などに比して厚く、また腰のある合板、繊維
板など先に示した板状体への塗材の塗着に用いると、板
状体の供給は該板状体への端縁を突合せ、供給すること
で連続状態で供給はなされるものの、板状自体に反りが
ある場合、その突合せ部に段違いができてしまったり、
板状体の突合せ部において隙間が生じたりする。
そのため段違い部が第5図(a)のように特に進行方向
先端部aが反り上っている場合、その段違い部に塗材溜
りbができてしまう。また第5図(b)のように進行方
向後端部(b)が反り上がっている場合でも、同様塗材
溜りbが発生する。また突き合せ部に隙間のあるときは
ブレード先端が落ち込んでしまう。そして板状体の移動
につれて板状体表面にブレード先端部が載るためその先
端部分において塗材量が少なくなる。その結果、板状体
の端部において塗着量が多くなったり、または逆に少な
くなってしまうなど均一塗布が難かしい。
さらに、後者の場合は、板状体を基材としたもので、仮
に塗材の塗着に用いたとしてもブレードが前者の場合と
同様、基材の進行方向と略直角方向に設けられるため、
塗着量のばらつきが生じ均一塗着が行なえない。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
本発明の塗装装置は上記問題点を解決するため回転駆動
されるベルトコンベアー1上に基材5を載置し、該基材
6上に直かに塗材を供給、搬送し、供給された塗材をブ
レードを用いて一定厚みに塗着する塗装装置において、
基材5幅に比して幅広のブレード4a,4b2列を搬送
方向Cに対して適宜間隔に設け、基材の搬送方向上流側
のブレード4aは搬送方向Cに対して直角に、該上流側
ブレード4aと下流側ブレード4bの延長線上において
交差する如く下流側のブレード4bを上流側ブレード4
aに対し任意角度αをもたせ、また、前記ブレード4
a,4bは搬送方向C方向に傾斜する可変の開角度βを
基材表面に対してもち、基材にその先端側を圧接するよ
うに設けたものである。
本発明は上記のような構成をとることにより、基材の接
合部上に塗材の溜まりの生ずることなく、かつ塗材を基
材に均一に塗布できるようにしたものである。
〔実施例の説明〕
以下図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
1は板状体の基材を搬送するための回転駆動されるベル
トコンベアーであり、その上面部に基材の案内をするた
めのガイド2が設けられる。該ガイド2は、基材の幅に
対しても対応できるよう前後に調整可能に設けることが
好ましい。また進行方向に複数列設けられるブレード間
及び基材の搬出側においても設けられる。
ベルトコンベアー1上にはブレードホルダー3に固定さ
れた塗材を塗着する基材に比して幅広のブレード4a,
4bを、基材の搬送方向Cに対して適宜間隔をおき、2
列設けるとともに、基材の搬送方向上流側にブレード4
aを搬送方向Cに対して直角に設け、搬送方向下流側に
ブレード4bをブレード4aとブレード4bの延長線上
において交差するように、ブレード4aに対し角度αを
もたせるように設ける。
また、前記ブレード4a,4bは搬送方向C方向に傾斜
する開角度βを可変可能に基材表面に対してもち、基材
に圧接するように設ける。ブレード4は0.1〜1mm厚の
鋼製のものが用いられる。ブレード4の基材への圧接圧
力、ブレードの開角度β、塗料の種類(粘土、顔料の種
類、顔料の添加量、流動性など)基材の種類、塗材の塗
着量などに応じ、塗膜層の厚みは決められる。
本発明の塗装装置は、搬送方向上流側のブレード4aを
搬送方向Cに対して直角に設けることにより、ブレード
4aと基材の接触部にできる塗材の溜まりが、基材の側
面木口方向に逃げることなく搬送方向Cに完全に逆行す
るように保持されるため基材とブレードの間に塗材が入
り込み易い。また、ブレードと基材の接触部においてブ
レードの押圧力は、基材の搬送方向に対し平行に働くた
め、塗材は基材表面に強く圧縮されながらブレード下を
通過する。このため基材に溝が存在する場合、塗材が溝
の奥まで圧入することができる。さらに、基材として木
質板のような繊維方向を有するものを塗装する場合、一
般的に基材の繊維方向と平行となるように塗装装置内を
搬送するため、前述の塗材の溜まりが繊維方向と同一の
方向に存在する導管溝に沿ってブレード4aによりすり
込まれることにより、導管溝内に十分塗材を押し込む目
止め作用を発揮することとなる。しかし、前述のように
大量の塗材がブレードにより圧縮されながらブレード下
を通過するため、ブレードを通過した後の塗膜はブレー
ドと基材との間隔以上に膨らむ現象が生ずる。また、基
材に溝等の凹部が存在する場合、平坦部に比べブレード
により圧縮される力が凹部内に分散されることにより、
ブレードを通過後の膨らみは小さいものとなってしま
い、基材の凹凸に起因する塗膜の凹凸が生ずることとな
る。また、搬送方向Cと直角のブレード4aで掻き取ら
れた塗膜面は、基材の反り、厚さの変化および基材と基
材の切れ目等により塗膜の厚さに不均一な部分が生ずる
こととなる。すなわち、直角に設けたブレード4aによ
り塗材は基材に存在する溝内まで圧入される効果を有す
るものの、塗膜の表面性状は、基材の溝、反り、切れ目
等に起因して塗膜厚が不均一な状態に掻き取られたもの
となる。このような塗膜状態の基材が下流側の任意角度
αをもたせて設けられたブレード4bを通過することに
より、塗材の均一塗着を行なうものである。
これらの作用の点から、上流側のブレード4aは剛性の
高いもの(厚手のブレード)、下流側のブレード4bは
剛性の弱いもの(薄手のブレード)を用いると良い。
角度αは2〜10°が好ましく、角度αが2°以下の場
合進行方向と直角としたものとの相乗効果が発揮され
ず、従来と同様の問題点を残すことになる。角度が10
°以上の場合、基材の進行につれて塗材上の塗材が片側
に寄せられてしまい、長時間の安定塗着がむずかしい。
ブレード4bをブレード4aに任意角度αをもたせるこ
とによって、基材の端縁を突合せ、連続供給した時、突
合せ部にわずかな隙間があった場合、または、基材に反
りがあった場合の突合せ部の段違いがあった場合におい
ても、圧接されるブレードの先端部が突合せ部をまたぐ
かたちで、基材の移送がなされるため、突合せ部の隙間
に落ち込むことがない。またブレードが基材の木口部側
から徐々に次の基材に移行されるため基材の反りが押え
られ段違いが解消され、塗材溜まりの発生がなくなり均
一塗着が行なえる。
一方、任意角度αを設けることにより、ブレードと基材
の接触部において、塗材はブレードの傾いた方向に徐々
に動く状態で保持されているため、搬送方向に対して直
角に設けられたブレードに比べ、ブレードと基材との間
に入り込む塗材の量が少なくなる。さらに、任意角度に
傾斜して設けられているため、ブレードによる圧力は、
基材の搬送方向と傾斜した角度だけずれて働くこととな
る。このため、塗材を基材にすり込むあるいは押圧する
圧縮力も直角に設けたブレードに比べ弱いものとなる。
しかしながら、本発明の塗装装置は、基材の搬送方向上
流に搬送方向と直角にブレード4aを設け、次いで下流
側にブレード4aに対して任意角度をもたせてブレード
4bを設けているため、まず、直角に設けた上流側ブレ
ード4aにより基材表面の塗材を、基材の導管溝あるい
は割れ等に起因する溝内に十分に圧入させながら掻き取
り、次いで、任意角度をもたせた下流側ブレード4bに
より上流側のブレード4aでは十分に均一化できなった
塗膜厚を一定となるように掻き取ることで良好な塗装面
を得ることができるものである。
また、それぞれのブレード4a,4bには可変可能に基
材表面に対して搬送方向C方向に傾斜する開角度βをも
って基材に圧接するように設けられる。
開角度βは、20〜90°さらに好ましくは30〜70
°程度が好ましく、20°以下であると、ブレードの圧
接圧力が均一にかからずにげが大きすぎてしまい、塗材
の均一塗布ができない。また90°以上であると逆に圧
接圧力がかかりすぎてしまい、塗材のかきとり性が良す
ぎて、塗材の多量塗布がむずかしい。
さらに、上流側ブレード4aによる押圧力を上げ、下流
側のブレード4bによる塗膜厚の均一化をさらに良好な
ものとするため、上流側のブレード4aの開角度βを大
きくし、塗材を基材内に押し込む目止作用をなし、下流
側のブレードの開角度βを小さくし塗材の均一塗着を行
なわせる。
ブレード4a,4bは基材幅に比して幅広であるととも
に基材表面及び基材の進行方向サイド側の木口縁をも圧
接するように、ブレード先端側両側を突出せしめて、木
口圧接凸片4xを設けても良い。(第4図) 木口圧接凸片を設けることによって木口部に余剰塗料が
付着した場合、かきとりが行なわれ汚れることを防止す
る。
〔発明の効果〕
ブレードを基材搬送方向Cに対し適宜間隔に2列設け、
基材の搬送方向上流側のブレード4aは搬送方向Cに対
して直角に、該上流側ブレード4aと下流側ブレード4
bの延長線上において交差する如く下流側のブレード4
bを上流側ブレード4aに対し任意角度αをもたせて設
けることにより、上流側のブレードは基材の導管溝およ
び割れ等の凹部に塗材を押し込むように塗り込み、次い
で、下流側のブレード4bは、基材の突き合わせ部、反
り等に影響されることなく塗材を均一に塗着する。した
がって、本発明の塗装装置の2列のブレードを通過する
ことにより、導管溝内に塗材が十分に押し込められ、塗
材の塗膜も均一に掻き取られた塗装面が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明塗装装置の平面図、 第2図:同じく側面図、 第3図:ブレードの取付け状態を示す側面図、 第4図:第3図の正面図、 第5図:従来の基材の木口突き合せ面の説明図、 1:ベルトコンベアー、 2:ガイド、 3:ブレードホルダー、 4a,4b:ブレード、 4x:木口圧接片、 5:基材、 a:反上り部、 b:塗材溜り。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動されるベルトコンベアー1上に基
    材5を載置し、該基材5上に直に塗材を供給、搬送し、
    供給された塗材をブレードを用いて一定厚みに塗着する
    塗装装置において、 基材5幅に比して幅広のブレード4a,4b2列を搬送
    方向Cに対して適宜間隔に設け、基材の搬送方向上流側
    のブレード4aは搬送方向Cに対して直角に、該上流側
    ブレード4aと下流側ブレード4bの延長線上において
    交差する如く下流側のブレード4bを上流側ブレード4
    aに対し任意角度αをもたせ、 また、前記ブレード4a,4bは搬送方向C方向に傾斜
    する可変の開角度βを基材表面に対してもち、基材にそ
    の先端側を圧接するように設けた、ことを特徴とする塗
    装装置。
  2. 【請求項2】ブレードが基材幅に比して幅広であるとと
    もに、基材5表面及び基材の進行方向サイド側の木口縁
    をも圧接する如く、ブレード先端側両側を突出せしめて
    木口圧接片4xを設けてなる特許請求の範囲第1項記載
    の塗装装置。
JP61142807A 1986-06-20 1986-06-20 塗装装置 Expired - Lifetime JPH0632768B2 (ja)

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JPS631478A JPS631478A (ja) 1988-01-06
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5061841B2 (ja) * 2007-10-19 2012-10-31 パナソニック株式会社 スキージ装置
ES2332395B1 (es) * 2007-12-27 2011-03-22 Mecanizados Vinalopo S.L. Maquina para enmasillado de porciones esencialmente planas.

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