JPH0632744A - 〔Asu1.7〕カルシトニン類の水溶液注射剤の安定化法 - Google Patents

〔Asu1.7〕カルシトニン類の水溶液注射剤の安定化法

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JPH0632744A
JPH0632744A JP4189244A JP18924492A JPH0632744A JP H0632744 A JPH0632744 A JP H0632744A JP 4189244 A JP4189244 A JP 4189244A JP 18924492 A JP18924492 A JP 18924492A JP H0632744 A JPH0632744 A JP H0632744A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 〔Asu1.7 〕カルシトニン類を有効成分と
する水溶液注射剤においてトリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタンおよび下記一般式〔I〕 【化1】 (ただし式中、R1 、R2 、R3 は同一または異なって
水素原子またはCH2 −CH2 −OH基を示し、少なく
とも一つはCH2 −CH2 −OH基を示す。)で表わさ
れるアミン化合物またはそれらの水溶性塩からなる群よ
り選ばれる一種または二種以上のpH緩衝剤を含むこと
を特徴とする少なくともpH6.5〜8における〔As
1.7 〕カルシトニン類の水溶液注射剤の安定化法。 【効果】 〔Asu1.7 〕カルシトニン類を有効成分と
する水溶液注射剤において、少なくともpH6.5〜8
において安定化し得たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は〔Asu1.7 〕カルシト
ニン類を有効成分として含有する水溶液注射剤の安定化
法に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシトニン類は主として血清カルシウ
ム低下作用を有するペプタイドであり、天然型及びその
誘導体である〔Asu1.7 〕カルシトニンが知られてい
る。天然型の例としては、ウナギカルシトニン、サケカ
ルシトニン、ヒトカルシトニン、ブタカルシトニン、ニ
ワトリカルシトニン等がある。〔Asu1.7 〕カルシト
ニンは、これらの天然型カルシトニンの1、7位のS−
S結合を、アミノスベリン酸にてCH2 −CH2 結合に
変えた〔Asu1.7 〕カルシトニン誘導体である。
【0003】そのため、天然型カルシトニンがpH3〜
4の低pH域に安定領域をもつのに対し、〔As
1.7 〕カルシトニン誘導体の特徴として、水溶液にし
た場合、それより遥かに優れた安定性をpH5〜6.5
で保つことができることから、pH5〜6.5の液体状
態の水溶液注射剤として供給されている。しかしなが
ら、このpH5〜6.5のpH域外における〔Asu
1.7 〕カルシトニン類は安定性が劣化するものであっ
た。そのため、〔Asu1.7 〕カルシトニン類の注射液
を調製する場合、酢酸、クエン酸等の弱酸及び/また
は、その水溶性塩を用いpHを5〜6.5に調整してこ
の安定pH域にて用いられていた。即ち、クエン酸緩衝
液を用いた場合のpH6.7、pH7.0、pH7.
5、pH8.0の苛酷条件下での残存率は各々85%、
77%、70%、50%であり、また酢酸緩衝液の場合
も、ほぼ同様に安定性が劣化するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に、〔Asu
1.7 〕カルシトニン類は、天然型カルシトニン類より
も、高いpHで、より優れた安定性を保ち得るが、pH
6.5以上では、その水溶液注射剤の安定性が低下し、
pHを5〜6.5の範囲に調整して用いる必要性があっ
た。本発明は、上記の〔Asu1.7 〕カルシトニン類の
より広いpH域において安定化をめざすことを課題とし
た問題点に対処されたもので、〔Asu1.7 〕カルシト
ニン類の水溶液注射剤において、PH6.5〜8におけ
る〔Asu1.7〕カルシトニン類水溶液注射剤の安定化
法を課題としたものである。
【0005】
【課題をを解決するための手段】本発明者らは、上記問
題点を鑑み、より高いpHでも〔Asu1.7 〕カルシト
ニン類水溶液注射剤を安定化する方法の研究をおこなっ
た。そこで、本発明者らは、全く意外にも〔As
1.7 〕カルシトニン類を有効成分とする水溶液注射剤
において、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンお
よび下記一般式〔I〕
【0006】
【化2】
【0007】(ただし、式中R1 、R2 、R3 は同一ま
たは異なって水素原子またはCH2 −CH2 −OH基を
示し、少なくとも一つはCH2 −CH2 −OH基を示
す)で表わされるアミン化合物またはこれらの水溶性塩
からなる群より選ばれる一種または二種以上を含有させ
ることにより、従来では〔Asu1.7 〕カルシトニン類
の水溶液注射剤において安定性が劣化すると言われてい
る少なくともpH6.5〜8のpH域においても〔As
1.7 〕カルシトニン類の水溶液注射剤が安定化される
ことを見いだし、特にpH6.5〜7.5付近において
良好に安定化されたことを見い出した。
【0008】本発明は係る知見に基づいてなされたもの
で、〔Asu1.7 〕カルシトニン類を有効成分とし、ト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタンおよびおよび下
記一般式〔I〕
【0009】
【化3】
【0010】(ただし、式中R1 、R2 、R3 は前記と
同じ意味を示す)で表わされるアミン化合物またはこれ
らの水溶性塩からなる群より選ばれる一種または二種以
上の緩衝剤を含むことを特徴とする少なくともpH6.
5〜8における〔Asu1.7 〕カルシトニン類水溶液注
射剤の安定化法である。本発明の有効成分である〔As
1.7 〕カルシトニン類とは、天然型カルシトニン類の
1、7位のS−S結合をアミノスベリン酸によってCH
2 −CH2 結合に変えた〔Asu1.7 〕カルシトニン誘
導体であり、例えば、エルカトニン、〔Asu1.7 〕ニ
ワトリカルシトニン、〔Asu1.7 〕サケカルシトニ
ン、〔Asu1.7 〕ヒトカルシトニン、〔Asu1.7
ブタカルシトニン等が挙げられる。
【0011】本発明の少なくとも〔Asu1.7 〕カルシ
トニン類水溶液注射剤を調製するにあたって、用いるp
H緩衝剤としては、トリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタンおよび下記一般式〔I〕
【0012】
【化4】
【0013】(ただし、式中R1 、R2 、R3 は前記と
同じ意味を示す)で表わされるアミン化合物、例えばト
リエタノールアミン、ジエタノールアミンまたはモノエ
タノールアミンまたはこれらの水溶性塩例えば、塩酸
塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸塩や酢酸塩、クエン
酸塩などの有機酸塩などの一種または二種以上の緩衝剤
が挙げられる。
【0014】次いで、水溶液注射剤を調製するに当たっ
ては、まず例えば、0.05〜100mM、好ましくは
0.1〜50mMの上記pH緩衝剤を含む液として常法
により注射用蒸留水に溶解して行えばよく、また例え
ば、pH緩衝剤を遊離の形で用いた場合には適宜、塩
酸、酢酸、硫酸等の酸性化合物にて、またpH緩衝剤を
それらの塩の形で用いた場合には適宜、水酸化ナトリウ
ム等のアルカリ性化合物にてpHを6.5〜8、好適に
はpH6.5〜7.5に調整して水性媒体を得る。次い
で、この水性媒体を用いて、有効成分である〔Asu
1.7 〕カルシトニン類の有効量を溶解する。〔Asu
1.7 〕カルシトニン類の有効含有量は、例えば水溶液1
ml当り通常1〜100μgであり、好ましくは水溶液
注射剤の場合は溶液1ml当り1〜10μgであれば良
い。
【0015】さらに必要に応じて、〔Asu1.7 〕カル
シトニン類水溶液注射剤には、塩化ナトリウム、グリセ
リン、糖類等の等張化剤、界面活性剤、ゼラチン等の安
定化剤、無痛化剤、吸収促進剤等を加え、適宜常法によ
り無菌処理すれば良い。かくして、安定化された〔As
1.7 〕カルシトニン類水溶液注射剤を得る。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限られるものではない。
【0017】
【実施例1】トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
6.1g、塩化ナトリウム7.0gを注射用蒸留水に溶
かして1000mlの溶液を得た。この溶液100ml
につき、1モルの塩酸をそれぞれ0.7ml、3.2m
l、4.4ml、4.7 ml、4.8mlを加えてp
H9.0、pH8.0、pH7.5、pH7.0、pH
6.7(各々±0.1の誤差範囲)に調整した。このよ
うにして得られたそれぞれの溶液100mlにエルカト
ニン0.7mgを溶解して、エルカトニン水溶液剤を得
た。次に、これらのエルカトニン水溶液剤をアンプルに
1mlずつ充填してエルカトニン7μgを含有する水溶
液注射剤を製造した。
【0018】
【実施例2】トリエタノールアミン0.75g、塩化ナ
トリウム0.7gを注射用蒸留水に溶かして100ml
の溶液を得た。これに、1モルの塩酸4.75mlを加
えてpH7.0に調整した。このようにして得られた溶
液100mlにエルカトニン0.7mgを溶解して、エ
ルカトニン水溶液剤を得た。次に、このエルカトニン水
溶液剤をアンプルに1mlずつ充填してエルカトニン7
μgを含有する水溶液注射剤を製造した。
【0019】
【実施例3】ジエタノ−ルアミン0.526g、塩化ナ
トリウム0.7gを注射用蒸留水に溶かして100ml
の溶液を得た。これに、1モルの塩酸4.5mlを加え
てpH7.0に調整した。このようにして得られた溶液
100mlにエルカトニン0.7mgを溶解して、エル
カトニン水溶液剤を得た。次ぎに、このエルカトニン水
溶液剤をアンプルに1mlずつ充填してエルカトニン7
μgを含有する水溶液注射剤を得た。このようにして得
られた水溶液注射剤は実施例1と同様の良好な安定性を
示した。
【0020】
【実施例4】モノエタノ−ルアミン0.305g、塩化
ナトリウム0.7gを注射用蒸留水に溶かして100m
lの溶液を得た。これに、1モルの塩酸4.6mlを加
えてpH8.0に調整した。このようにして得られた溶
液100mlにエルカトニン0.7mgを溶解して、エ
ルカトニン水溶液剤を得た。次ぎに、このエルカトニン
水溶液剤をアンプルに1mlずつ充填してエルカトニン
7μgを含有する水溶液注射剤を得た。このようにして
得られた水溶液注射剤は実施例1と同様の良好な安定性
を示した。
【0021】
【実施例5】トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
塩酸塩0.79g、塩化ナトリウム0.7gを注射用蒸
留水に溶かして100mlの溶液を得た。これに、1モ
ルの水酸化ナトリウム0.4mlを加えてpH7.0に
調整した。このようにして得られた溶液100mlにエ
ルカトニン0.7mgを溶解して、エルカトニン水溶液
剤を得た。次ぎに、このエルカトニン水溶液剤をアンプ
ルに1mlずつ充填してエルカ トニン7μgを含有す
る水溶液注射剤を得た。このようにして得られた水溶液
注射剤は実施例1と同様の良好な安定性を示した。
【0022】
【実施例6】実施例1と同様の調製法にて、エルカトニ
ンの代わりに〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニンの同
一量を用いて〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン水溶
液剤(pH6.8及びpH7.5の各々を調製)を得、
同様にして、〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン水溶
液注射剤を得た。このようにして得られた水溶液注射剤
は実施例1と同様の良好な安定性を示した。
【0023】
【実施例7】実施例2と同様の調製法にて、エルカトニ
ンの代わりに〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニンを用
いて〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン水溶液剤を
得、同様にして、〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン
水溶液注射剤を得た。このようにして得られた水溶液注
射剤は実施例1と同様の良好な安定性を示した。
【0024】
【実施例8】実施例3と同様の調製法にて、エルカトニ
ンの代わりに〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニンを用
いて〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン水溶液剤を
得、同様にして、〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン
水溶液注射剤を得た。このようにして得られた水溶液注
射剤は実施例1と同様の良好な安定性を示した。
【0025】
【実施例9】実施例1と同様の調製法にて、エルカトニ
ンの代わりに〔Asu1.7 〕サケカルシトニンを用いて
〔Asu1.7 〕サケカルシトニン水溶液剤(pH7.
0)を得、同様にして、〔Asu1.7 〕サケカルシトニ
ン水溶液注射剤を得た。このようにして得られた水溶液
注射剤は実施例1と同様の良好な安定性を示した。
【0026】
【実施例10】実施例5と同様の調製法にて、エルカト
ニンの代わりに〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニンを
用いて〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン水溶液剤を
得、同様にして、〔Asu1.7 〕ニワトリカルシトニン
水溶液注射剤を得た。このようにして得られた水溶液注
射剤は実施例1と同様の良好な安定性を示した。
【0027】
【対照例1】クエン酸ナトリウム5.9g、塩化ナトリ
ウム7.0gを注射用蒸留水に溶解して1000mlに
した。さらに、クエン酸3.8g、塩化ナトリウム7.
0gを水に溶解して1000mlにした。両者を混合し
pHが6.7、7.0、7.5、8.0になるようにそ
れぞれ調整し、それぞれ100mlの溶液を得た。この
様にして得られたそれぞれの溶液100mlにエルカト
ニン0.7mgを溶解してエルカトニン水溶液剤を調製
した。これらを、1mlのガラスアンプルに1mlずつ
充填し、エルカトニン7μgを含有する水溶液注射剤を
製造した。
【0028】
【対照例2】酢酸ナトリウム三水和物0.68g、塩化
ナトリウム0.7g、を注射用蒸留水に溶解して100
mlにする。これに0.01Nの塩酸1.4mlを加え
てpHが7.0になるように調整した。この様にして得
られた溶液100mlにエルカトニン0.7mgを溶解
してエルカトニン水溶液剤を調製した。これを、1ml
のガラスアンプルに1mlづつ充填し、エルカトニン7
μgを含有する水溶液注射剤を製造した。
【0029】
【試験例1】実施例1によって得られた、本発明に従っ
て調製されたエルカトニン注射剤と対照例1によって得
られたエルカトニン注射剤の各々を紙箱に入れ、苛酷な
条件である50℃1ヶ月の恒温器中での安定性を高速液
体クロマトグラフィ−にて測定し、残存率を求めた。そ
の結果を表1に示す。
【0030】高速液体クロマトグラフィ−測定条件 カラム: ODSカラム 4.6×150 mm 検出: UV 220nm 移動相: CH3CN−0.1%TFA(34:66)
【0031】
【表1】
【0032】以上の通り、従前のクエン酸緩衝液を用い
て調製した対照例1はpHの上昇とともにエルカトニン
の残存率は低下したが、本発明の実施例1は、pH6.
5〜8において対照に比べて安定性が良好に改善したも
のであった。
【0033】
【試験例2】実施例2によって得られた本発明に従って
調製されたエルカトニン注射剤と対照例2によって得ら
れたエルカトニン注射剤の各々を紙箱に入れ、苛酷な条
件である50℃1ヶ月の恒温器中での安定性を高速液体
クロマトグラフィ−にて測定し、残存率を求めた。その
結果を表2に示す。
【0034】高速液体クロマトグラフィ−測定条件 カラム: ODSカラム 4.6×150 mm 検出: UV 220nm 移動相: CH3CN−0.1%TFA(34:66)
【0035】
【表2】
【0036】以上の結果から、本発明に従って調製され
た〔Asu1.7 〕カルシトニン類水溶液注射剤は、従来
の緩衝剤であるクエン酸などを用いて調製された対照に
比べてより優れた安定性を示したもので良好な安定化効
果を示す。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり、従前の技術を用いた場合
pH6.5より高いpHでは不安定とされていた〔As
1.7 〕カルシトニン類水溶液注射剤を、本発明によっ
て全く意外にもpH6.5〜8の間で安定化することが
できたものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 〔Asu1.7 〕カルシトニン類を有効成
    分とする水溶液注射剤においてトリス(ヒドロキシメチ
    ル)アミノメタンおよび下記一般式〔I〕 【化1】 (ただし式中、R1 、R2 、R3 は同一または異なって
    水素原子またはCH2 −CH2 −OH基を示し、少なく
    とも一つはCH2 −CH2 −OH基を示す)で表わされ
    るアミン化合物またはそれらの水溶性塩からなる群より
    選ばれる一種または二種以上のpH緩衝剤を含むことを
    特徴とする少なくともpH6.5〜8における〔Asu
    1.7 〕カルシトニン類の水溶液注射剤の安定化法。
  2. 【請求項2】 一般式Iで表わされるアミン化合物が、
    トリエタノールアミン、ジエタノールアミンまたはモノ
    エタノールアミンである請求項1記載の安定化法。
  3. 【請求項3】 pH緩衝剤が、0.05〜100mM濃
    度である請求項1記載の安定化法。
  4. 【請求項4】 〔Asu1.7 〕カルシトニン類が、エル
    カトニン、〔Asu 1.7 〕ニワトリカルシトニン、〔A
    su1.7 〕ヒトカルシトニン、〔Asu1.7〕ブタカル
    シトニンまたは〔Asu1.7 〕サケカルシトニンである
    請求項1記載の安定化法。
  5. 【請求項5】 〔Asu1.7 〕カルシトニン類が、水溶
    液注射剤中における濃度として0.01〜100μg/
    mlである請求項1記載の安定化法。
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