JPH06327009A - テレビ会議装置 - Google Patents

テレビ会議装置

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JPH06327009A
JPH06327009A JP11125093A JP11125093A JPH06327009A JP H06327009 A JPH06327009 A JP H06327009A JP 11125093 A JP11125093 A JP 11125093A JP 11125093 A JP11125093 A JP 11125093A JP H06327009 A JPH06327009 A JP H06327009A
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JP11125093A
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Susumu Fujioka
進 藤岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、テレビ会議装置に関し、電子電話
帳を用いて発呼する時、煩わしさを感じることなく音声
重視の通信を行うか動画重視の通信を行うかを自動的に
容易に選択することができる他、母国語以外の言語で会
話する時、相手の発音を聞き取り易くして会話での支障
を生じ難くすることができるテレビ会議装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 音声データのビットレートを大きく割り当て
る音声重視モードと、動画像データのビットレートを大
きく割り当てる動画重視モードと、該音声重視モードに
ある時で、かつテレビカメラから入力される映像が所定
の時間内において動きの大きい部分が多い場合、該動画
重視モードへ自動的にモード変更するモード設定部とを
有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ会議装置に係
り、詳しくは、CCITT(International Telegraph
and Telephone Consultative Comittee :国際電信電話
諮問委員会)勧告H.221とH.242を用いて音声
データや動画像データ等のマルチメディアデータの多重
通信を実行するテレビ電話装置等のテレビ会議装置に適
用することができる他、CCITT勧告H.221と
H.242を用いて音声データや動画像データ等のマル
チメディアデータの多重通信を実行するマルチメディア
通信端末装置に応用することができ、特に、電子電話帳
を用いて発呼する時、煩わしさを感じることなく音声重
視の通信を行うか動画重視の通信を行うかを自動的に容
易に選択することができるテレビ会議装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCITT勧告H.221とH.
242を用いた音声と動画像等の多重通信においては、
音声データのビットレートを大きく割り当てる音声重視
モード又は動画像データのビットレートを大きく割り当
てる動画重視モードを、通信開始に先だってオペレータ
が適宜選択する他、通信中においても、オペレータの操
作でこれら2つのモード切り換えが適宜行われていた。
【0003】さて、従来、マルチメディア通信端末装置
については、例えば特開平4−129465号公報で報
告されたものがあり、ここでは、オペレータの操作によ
り指定された画像の通信速度と現在の通信路の通信速度
から最適な音声符号化方式を選択するように構成するこ
とにより、操作者が希望する画像の転送速度を指定でき
るという利点を有する。
【0004】また、例えば特願平5−9708号で出願
された先願のマルチメディア端末装置では、種々のメデ
ィアを複合して利用することができるマルチメディア端
末装置において、相手端末のTEL番号、名称を登録す
るとともに相手端末の能力を示す属性値を登録した電話
帳を記憶する電話帳記憶手段と、該電話帳記憶手段に記
憶された電話帳の記載内容に基づいて相手端末との通信
を実行する通信手段とを設けて構成することにより、相
手端末のTEL番号及び名称を登録するとともに、相手
端末の能力を示す属性値を登録した電話帳の記載内容に
基づいて相手端末との通信を実行することができるの
で、複雑な通信手順の自動化を促進できるという利点を
有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平4−1
29465号公報で報告された通信端末装置では、オペ
レータの操作によってのみ画像データのビットレートを
割当てているが、勧告H.221では、動画像データは
他のコマンドで割り当てられた部分を除く全ての転送容
量を占有すると規定されているため、該特開平4−12
9465号公報の装置では、この勧告H.221の主旨
に即していないうえ、先願の特願平5−9708号の端
末装置を含めて従来の電子電話帳には、通信開始後の各
メディアデータのビットレートの割り当てを属性値とし
て登録する機能は未だ有していなかった。
【0006】このため、電子電話帳を用いて発呼する場
合、動画像及び音声の品質が低下することがあり、これ
を防ぐためには、音声重視の通信を行うか動画重視の通
信を行うかをオペレータが適宜選択しなければならず、
煩わしさを感じることがあり、非常に面倒であるという
問題があった。また、従来では、テレビ電話装置等のテ
レビ会議装置を用いて母国語以外の言語で会話を行う
時、音声の符号化帯域が3.1kH2だと、相手の発音が聞き
取り難く、会話に支障が生じるといった問題があった。
【0007】そこで、本発明は、電子電話帳を用いて発
呼する時、煩わしさを感じることなく音声重視の通信を
行うか動画重視の通信を行うかを自動的に容易に選択す
ることができ、動画像及び音声の品質を向上させること
ができる他、母国語以外の言語で会話する時、相手の発
音を聞き取り易くして会話での支障を生じ難くすること
ができるテレビ会議装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
CCITT(International Telegraph and Telephone
Consultative Comittee )勧告H.221とH.242
により音声データ及び動画像データを含むマルチメディ
アデータの多重通信を実行するテレビ会議装置におい
て、音声データのビットレートを大きく割り当てる音声
重視モードと、動画像データのビットレートを大きく割
り当てる動画重視モードと、該音声重視モードにある時
で、かつテレビカメラから入力される映像が所定の時間
内において動きの大きい部分が多い場合、該動画重視モ
ードへ自動的にモード変更するモード設定部とを有する
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記モード設定部は、前記動画重視モ
ードにある時で、かつテレビカメラから入力される映像
が所定の時間内において動きの大きい部分が少ない場
合、前記音声重視モードへ自動的にモード変更すること
を特徴とするものである。請求項3記載の発明は、上記
請求項1,2記載の発明において、前記モード設定部
は、海外に設置されたテレビ会議装置へ発呼する場合、
海外に設置された該テレビ会議装置から着呼があった場
合、又は前記音声重視モードに自動的に設定することを
特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至
3記載の発明において、宛先の電話番号及び宛先名称を
登録した電子電話帳を備え、該電子電話帳に登録された
宛先の1つが選択され、自動的に登録された電話番号へ
発呼する発呼部と、該電子電話帳に登録する宛先毎に前
記音声重視モード又は前記動画重視モードのモード種別
を登録し、該モードが登録された該宛先が選択される
と、呼が接続した後、自動的に登録された該モードで通
信を開始するモード通信部とを有することを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】まず、請求項1記載の発明の作用を説明する。
請求項1記載の発明では、CCITT勧告H.221と
H.242により音声データ及び動画像データを含むマ
ルチメディアデータの多重通信を実行するテレビ電話装
置等のテレビ会議装置において、音声データのビットレ
ートを大きく割り当てる音声重視モードと、動画像デー
タのビットレートを大きく割り当てる動画重視モード
と、該音声重視モードにある時で、かつテレビカメラか
ら入力される映像が所定の時間内において動きの大きい
部分が多い場合、該動画重視モードへ自動的にモード変
更するモード設定部とを有するように構成する。具体的
には、次のように行う。
【0012】テレビカメラから入力される映像信号を符
号化する方式として、CCITT勧告H.261を用い
る。勧告H.261では、フレーム間の動きを検出し、
これを用いて予測を適応的に行う動き補償予測を用いて
いる。この方法として、画面を8×8画素の大きさのブ
ロックに分割し、これと最も似ている(例えば対応する
画素差の絶対値和が最小)ブロックを前画面の一定範囲
から探索することによって、ブロック毎の動きベクトル
を検出する。この動きベクトル情報より動きの大きさを
判断し、所定の時間内において動きの大きいブロックが
多い場合は、勧告H.242のモード切り換え手順に従
って動画重視モードへ自動的にモード変更する。
【0013】このため、音声重視モードにある時、テレ
ビカメラから入力される映像が所定の時間内において動
きの大きい部分が多い場合に、動画重視モードへ自動的
にモード変更することができるので、動画像の品質が低
下するのを防ぐことができる他、オペレータのモード変
更操作を不要にして装置の利便性を向上させることがで
きる。
【0014】次に、請求項2記載の発明の作用を説明す
る。請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明
において、前記モード設定部を、前記動画重視モードに
ある時で、かつテレビカメラから入力される映像が所定
の時間内において動きの大きい部分が少ない場合に、前
記音声重視モードへ自動的にモード変更するように構成
する。具体的には、次のように行う。
【0015】勧告H.261にて検出される動きベクト
ル情報より動きの大きさを判断し、所定の時間内におい
て動きの大きいブロックが少ない場合には、勧告H.2
42のモード切り換え手順に従って音声重視モードへ自
動的にモード変更する。このため、動画重視モードにあ
る時、テレビカメラから入力される映像が所定の時間内
において動きの大きい部分が少ない場合に、音声重視モ
ードへ自動的にモード変更することができるので、動画
像の品質を低下させずに音声の品質を向上させることが
できる他、オペレータのモード変更操作を不要にして装
置の利便性を向上させることができる。
【0016】次に、請求項3記載の発明の作用を説明す
る。請求項3記載の発明では、上記請求項1,2記載の
発明において、前記モード設定部を、海外に設置された
テレビ電話装置等のテレビ会議装置へ発呼する場合、又
は海外に設置された該テレビ会議装置から着呼があった
場合、前記音声重視モードに自動的に設定するように構
成する。具体的には、次のように行う。
【0017】海外に設置されたテレビ会議装置へ発呼す
る場合、又はこのテレビ会議装置から着呼があった場
合、相手は外国人である場合が多い。そこで、海外の装
置と通信開始後、勧告H.242のモード切り換え手順
に従って音声重視モードへ自動的にモード変更する。こ
のため、海外に設置されたテレビ会議装置へ発呼する場
合、又はこのテレビ会議装置から着呼があった場合、音
声重視モードに自動的に設定することができるので、母
国以外の言語で会話を行っても相手の発音を聞き取り易
くすることができ、会話での支障を生じ難くすることが
できる。
【0018】次に、請求項4記載の発明の作用を説明す
る。請求項4記載の発明では、宛先の電話番号及び宛先
名称を登録した電子電話帳を備え、該電子電話帳に登録
された宛先の1つが選択されると、自動的に登録された
電話番号へ発呼する発呼部と、該電子電話帳に登録する
宛先毎に前記音声重視モード又は前記動画重視モードの
モード種別を登録し、該モードが登録された該宛先が選
択され、呼が接続した後、自動的に登録された該モード
で通信を開始するモード通信部とを有するように構成す
る。具体的には、次のように行う。
【0019】国内に設置されたテレビ電話装置等のテレ
ビ会議装置と通信する場合であっても、相手が外国人で
ある場合がある。また、通信相手毎に相手の好み等によ
って、音声と動画のいずれかを重視するかが異なる。そ
こで、電子電話帳に登録する宛先毎に音声重視モード又
は動画重視モードのモード種別の登録をできるように
し、それが登録された宛先が選択されると、呼が接続し
て通信を開始した後、勧告H.242のモード切り換え
手順に従って自動的に登録されたモード、即ち音声重視
モード又は動画重視モードへモード変更する。
【0020】このため、電子電話帳に登録する宛先毎に
音声重視モード又は動画重視モードのモード種別を登録
し、電子電話帳を用いた発呼では、自動的にその登録さ
れたモードで通信を開始することができるので、オペレ
ータのモード選択操作を不要にして装置の利便性を向上
させることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に則したテレビ会議装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。図示例の装置は、音声
と動画像及びカラー静止画像の送受信を行うテレビ会議
装置に適用する場合である。図1において、1は本実施
例のテレビ会議装置であり、このテレビ会議装置1はシ
ステム制御部2、ROM(Read OnlyMemory)3、RA
M(Random Access Memory)4、文字フォントROM
5、キーパッドインターフェイス(I/F)6、キーパ
ッド7、ハードディスク(HD)インターフェイス8、
ハードディスク装置9、テレビカメラ10、動画像コーデ
ック11、CRT12、表示制御部13、書画カメラ14、静止
画像コーデック15、通信制御部16、送受話器17、マイク
18、スピーカ19及びシステムバス20等を備えている。
【0022】ここで、システム制御部2は、ROM3内
のプログラムに従って本装置の各部を制御し、ROM3
は、本装置の制御プログラム等を格納しており、RAM
4は、装置の制御に必要な各種データを記憶する。次い
で、文字フォントROM5は、CRTに表示する文字フ
ォントを生成、出力し、キーパッド7は、テンキー等を
有し、オペレータが宛先の電話番号を入力したり、CR
Tの表示操作等を行ったりする。次いで、ハードディス
ク装置9は、電子電話帳の登録データを記憶する他、書
画カメラ14にて読み取った静止画像データを一時蓄積し
たり、受信した静止画像データを蓄積したりし、テレビ
カメラ10は、入力される映像情報をNTSC(National
Television System Committee)信号として出力する。
【0023】次いで、動画像コーデック11は、テレビカ
メラ10から入力されるアナログNTSC信号をA/D
(Analog/Digital )変換した後にNTSC/CIF
(CommonIntermediate Format)変換し、これをCCI
TT勧告H.261で規定された符号化を行い、通信制
御部16に渡すとともに、通信制御部16から入力される符
号化された動画像データを勧告H.261で規定された
復号化を行い、これをCIF/NTSC変換し、さらに
D/A(Digital /Analog)変換して表示制御部13に出
力する。
【0024】次いで、CRT12は、NTSC端子を有
し、表示制御部13から出力される信号を表示し、表示制
御部13は、動画像コーデック11から入力される動画像信
号や静止画像コーデック15から入力される静止画像信
号、又は文字フォントROM5から送られて来る文字デ
ータをCRTへ表示させる他、表示画面の分割制御等を
行い、書画カメラ14は、入力される静止画像情報をNT
SC信号として出力し、静止画像コーデック15は、書画
カメラ14から入力されるNTSC信号をA/D変換した
後に、JPEG(Joint Photographic Expert Group )
方式に従った符号化を行い、通信制御部16又はハードデ
ィスク装置9に渡すとともに、通信制御部16又はハード
ディスク装置9から入力される符号化された静止画像デ
ータをJPEG方式に従った復号化を行い、それをD/
A変換して表示制御部13に出力する。
【0025】そして、通信制御部16は、送受話器17、マ
イク18及びスピーカ19等が接続される他、音声信号のA
D変換を行う音声コーデック、CCITT勧告H.22
1に準拠した各種メディアデータの多重・分離制御部、
Dチャネルを用いた呼の接続、切断を実行するDチャネ
ル制御部及びISDNインターフェイス等を含んでお
り、通信制御のハードウェア部分を処理する。なお、本
実施例のテレビ会議装置1は、ISDN回線に接続され
る。
【0026】次に、ISDNの基本インターフェイス、
即ち2B+Dを用いてテレビ会議通信を実行する場合に
ついて説明する。音声を重視する音声重視モードの場合
は、2Bの回線容量の内、音声データのビットレートを
56kbit/s とし、FAS(Frame Alignment Signal)と
BAS(Bit rate Allocation Signal )を除いた残り
の転送容量を動画像データに割り当てる。この時の音声
の符号化方式は、CCITT勧告G.722である。ま
た、動画像を重視する動画重視モードの場合は、2Bの
回線容量の内、音声データのビットレートを16kbit/s
とし、FASとBASを除いた残りの転送容量を動画像
データに割り当てる。この時の音声の符号化方式は、C
CITT勧告G.728である。
【0027】まず、音声重視モードで通信中に動画重視
モードへ切り換える場合、及び動画重視モードで通信中
に音声重視モードへ切り換える場合について説明する。
テレビカメラ10から入力される映像信号は、動画像コー
デック11により勧告H.261で規定された方法で符号
化される。勧告H.261では、符号化を行う単位をマ
クロブロック(MB)と呼んでおり、1個のMBは、8
×8画素の輝度信号ブロック4個と、同じく8×8画素
の2個の色差信号ブロックより構成されている。
【0028】次いで、MBヘッダのパラメータの1つで
ある動きベクトル情報(MVD)は、そのMBの動きベ
クトルから1つ前のMBの動きベクトルを差し引くこと
により得られ、その値は、勧告H.261で規定された
表に従って可変長符号化される。ここで、前述の動きベ
クトルの差が大きい程、より長い符号語となるため、動
きの大小をこの符号語のビット数でグループ化する。例
えば、符号語が8ビット以下の場合を動きが小さいグル
ープ、逆に符号語が9ビット以上の場合を動きが大きい
グループとする。動画像コーデック11は、全てのMBに
ついてこのグループ分けを行い、動きが大きいグループ
へ入れた回数のみを計数する。
【0029】そして、所定の時間内における計数値をシ
ステム制御部2に通知する。このシステム制御部2は、
この計数値をチェックし、これが所定の値を越えてお
り、その時の状態が音声重視モードであれば、動画重視
モードに切り換える。また、この計数値が所定の値以下
で、その時の状態が動画重視モードであれば、音声重視
モードに切り換える。このモード切り換えは、勧告H.
242に規定された手順で行う。この場合の動作フロー
を図2のフローチャートを用いて説明する。
【0030】まず、N=0と設定し(処理S1 )て、タ
イマーをスタートした後(処理S2)、動画像コーデッ
ク11は、MB毎に動きの大小のグループ分けを行い(処
理S 3 )、動きが大きいグループへ入れたか否かを判定
する(処理S4 )。次いで、動きが大きいグループへ入
れた場合(処理S4 )は、N=N+1と設定し(処理S
5 )て、タイマーがタイムアウトしたか否かを判定する
(処理S6 )。
【0031】次いで、タイマーがタイムアウトした場合
(処理S6 )は、Nをシステム制御部2に通知し(処理
7 )、所定の値がNより小さく音声重視モードで通信
中の場合(処理S8 ,S9 )は、動画重視モードへモー
ド切り換えを行い(処理S10)、初期動作に戻る。一
方、所定の値がN以上で動画重視モードで通信中の場合
(処理S8 ,S11)は、音声重視モードへモード切り換
えを行い(処理S12)、初期動作に戻る。
【0032】なお、動きが大きいグループへ入れてない
場合(処理S4 )とタイマーがタイムアウトしてない場
合(処理S6 )は、処理S3 に戻り、再度上記と同様の
処理を行う。また、音声重視モードで通信中でない場合
(処理S9 )は、動画重視モードへモード切り換えを行
わないで初期動作へ戻り、また、動画重視モードで通信
中でない場合(処理S11)は、音声重視モードへモード
切り換えを行わないで初期動作へ戻る。
【0033】このように、本実施例では、テレビカメラ
から入力される映像信号を符号化する方式として、CC
ITT勧告H.261を用い、(勧告H.261では、
フレーム間の動きを検出し、これを用いて予測を適応的
に行う動き補償予測を用いている)画面を8×8画素の
大きさのブロックに分割し、これと最も似ている(例え
ば対応する画素差の絶対値和が最小ブロック)を前画面
の一定範囲から探索することによって、ブロック毎の動
きベクトルを検出し、この動きベクトル情報より動きの
大きさを判断し、所定の時間内において動きの大きいブ
ロックが多い場合は、勧告H.242のモード切り換え
手順に従って動画重視モードへ自動的にモード変更する
ように構成している。
【0034】このため、音声重視モードにある時、テレ
ビカメラから入力される映像が所定の時間内において動
きの大きい部分が多い場合に、動画重視モードへ自動的
にモード変更することができるので、動画像の品質が低
下するのを防ぐことができる他、オペレータのモード変
更操作を不要にして装置の利便性を向上させることがで
きる。
【0035】また、本実施例では、勧告H.261にて
検出される動きベクトル情報より大きさを判断し、所定
の時間内において動きの大きいブロックが少ない場合に
は、勧告H.242のモード切り換え手順に従って音声
重視モードへ自動的にモード変更するように構成してい
る。このため、動画重視モードにある時、テレビカメラ
から入力される映像が所定の時間内において動きの大き
い部分が少ない場合に、音声重視モードへ自動的にモー
ド変更することができるので、動画像の品質を低下させ
ずに音声の品質を向上させることができる他、オペレー
タのモード変更操作を不要にして装置の利便性を向上さ
せることができる。
【0036】次に、海外に設置されたテレビ会議装置と
通信する場合の動作フローを図3のフローチャートを用
いて説明する。オペレータがキーパッド7のテンキーを
用いて、宛先の電話番号を入力した場合、又は電子電話
帳を用いて宛先を指定した場合は、システム制御部2
は、その電話番号より宛先が海外か否かをチェックし、
その宛先種別情報をRAM4に記憶する(処理S21,S
22)。次いで、オペレータが電話番号を入力し、発呼キ
ーを押すと、Dチャネルにて同じ宛先に2回発呼し、2
つのBチャネルを接続し、そして、第1チャネルと第2
チャネルの同期が確立すると、RAM4に記憶された宛
先種別情報をチェックし(処理S23)、宛先が海外の場
合(処理S24)には、音声データと動画像データのビッ
トレートが音声重視モードのものとなるようにモード切
り換えを行う(処理S25)。このようにして、オペレー
タが海外への発呼操作時に音声重視モードを選択するこ
となしに、音声重視モードで通信が実行される。なお、
宛先が海外でない場合(処理S24)は、オペレータの選
択操作により音声重視モード又は動画重視モードへモー
ド切り換えを行う(処理S26)。
【0037】次に、着呼時の動作フローを図4のフロー
チャートを用いて説明する。まず、Dチャネルで呼設定
メッセージを受信すると(処理S31)、このメッセージ
内の発番号情報要素に含まれている番号種別をチェック
する(処理S32)。これが、国際番号であれば(処理S
33)、海外からの着呼であると判断し(処理S34)、2
つのBチャネルが接続され、第1チャネルと第2チャネ
ルの同期が確立すると、RAM4に記憶された発呼元種
別情報をチェックする(処理S35)。一方、番号種別が
国際番号でなければ(処理S33)、国内からの着呼であ
る情報をRAM4に記憶し(処理S38)、2つのBチャ
ネルが接続され、第1チャネルと第2チャネルの同期が
確立すると、RAM4に記憶された発呼元種別情報をチ
ェックする(処理S35)。
【0038】そして、発呼元が海外であれば(処理
36)、音声データと動画像データのビットレートが音
声重視モードのものとなるようにモード切り換えを行い
(処理S 37)、一方、発呼元が海外でない場合(処理S
36)は、オペレータの選択操作により音声重視モード又
は動画重視モードへモード切り換えを行う(処理
39)。ここで、Bチャネルにおける発呼端末と着呼端
末との間でのこのモード切り換えまでの通信手順を図5
に示す。
【0039】なお、自端末の通信モードを相手端末の通
信モードに一致させるC&I(Control & Indication
)のコマンドを新規に定義し、通信開始後のモード切
り換えに先だって発呼端末よりこのコマンドを送信する
と、着呼端末で呼設定メッセージ内の発番号情報要素に
含まれている番号種別をチェックする必要がなくなる。
このコマンドについての説明は、前述した先願の特願平
5−9708号で記載されており、ここでは、その説明
を省略する。
【0040】このように、本実施例では、海外に設置さ
れたテレビ会議装置へ発呼する場合、又はこのテレビ会
議装置から着呼があった場合は、相手は外国人である場
合が多いので、海外の装置と通信を開始した後、勧告
H.242のモード切り換え手順に従って音声重視モー
ドへ自動的にモード変更するように構成している。この
ため、海外に設置されたテレビ会議装置へ発呼する場
合、又はこのテレビ会議装置から着呼があった場合、音
声重視モードに自動的に設定することができるので、母
国以外の言語で会話を行っても相手の発音を聞き取り易
くすることができ、会話での支障を生じ難くすることが
できる。
【0041】次に、電子電話帳を用いて発呼操作をする
時の動作フローを図6のフローチャートを用いて説明す
る。まず、電子電話帳に宛先毎に宛先情報として、電話
番号、宛先名称に加え、音声重視モード又は動画重視モ
ードの通信モード種別情報を登録し、そして、オペレー
タがそれが登録された宛先を選択して発呼操作を行うと
(処理S41,S42)、Dチャネルにて同じ宛先に2回発
呼し、2つのBチャネルを接続し、そして、第1チャネ
ルと第2チャネルの同期が確立すると、音声データと動
画像データのビットレートを、電子電話帳に登録された
通信モードのものとなるようにモード切り換えを行う
(処理S43)。一方、通信モードが登録されていなけれ
ば(処理S42)、Dチャネルにて同じ宛先に2回発呼
し、2つのBチャネルを接続し、第1チャネルと第2の
チャネルの同期が確立すると、オペレータの選択操作に
より音声重視モード又は動画重視モードへモード切り換
えを行う(処理S44)。
【0042】このように、国内に設置されたテレビ電話
装置等のテレビ会議装置と通信する場合であっても、相
手が外国人である場合がある。また、通信相手毎に相手
の好み等によって、音声と動画のいずれかを重視するか
が異なる。そこで、本実施例では、電子電話帳に登録す
る宛先毎に音声重視モード又は動画重視モードのモード
種別の登録ができるようにし、それが登録された宛先が
選択されると、呼が接続し通信開始後、勧告H.242
のモード切り換え手順に従って自動的に登録されたモー
ド、即ち音声重視モード又は動画重視モードへモード変
更するように構成している。
【0043】このため、電子電話帳に登録する宛先毎に
音声重視モード又は動画重視モードのモード種別を登録
し、電子電話帳を用いた発呼では、自動的にその登録さ
れたモードで通信を開始することができるので、オペレ
ータのモード選択操作を不要にして装置の利便性を向上
させることができる。なお、本実施例は、以上のような
構造でこれを使用する時は、テレビカメラから入力され
る映像の動きの大きさに応じて、自動的に音声重視モー
ド又は動画重視モードに切り換わる場合、海外に設置さ
れた端末と通信する呼で自動的に音声重視モードとなる
場合、及び電子電話帳に登録された通信モードで通信を
実行する場合である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、電子電話帳を用いて発
呼する時、煩わしさを感じることなく音声重視の通信を
行うか動画重視の通信を行うかを自動的に容易に選択す
ることができ、動画像及び音声の品質を向上させること
ができる他、母国語以外の言語で会話する時、相手の発
音を聞き取り易くして会話での支障を生じ難くすること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に則したテレビ会議装置のシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に則した勧告H.242に規
定されたモード切り換えの動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の一実施例に則した発呼端末の動作フロ
ーを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例に則した着呼端末の動作フロ
ーを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例に則したBチャネルにおける
発呼端末と着呼端末との間でのモード切り換えまでの通
信手順を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に則した電子電話帳を用いた
発呼操作をする時の動作フローを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】 1 テレビ会議装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 文字フォントROM 6 キーパッドインターフェイス 7 キーパッド 8 ハードディスクインターフェイス 9 ハードディスク装置 10 テレビカメラ 11 動画像コーデック 12 CRT 13 表示制御部 14 書画カメラ 15 静止画像コーデック 16 通信制御部 17 送受話器 18 マイク 19 スピーカ 20 システムバス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCITT(International Telegraph
    and Telephone Consultative Comittee )勧告H.22
    1とH.242により音声データ及び動画像データを含
    むマルチメディアデータの多重通信を実行するテレビ会
    議装置において、音声データのビットレートを大きく割
    り当てる音声重視モードと、動画像データのビットレー
    トを大きく割り当てる動画重視モードと、該音声重視モ
    ードにある時で、かつテレビカメラから入力される映像
    が所定の時間内において動きの大きい部分が多い場合、
    該動画重視モードへ自動的にモード変更するモード設定
    部とを有することを特徴とするテレビ会議装置。
  2. 【請求項2】 前記モード設定部は、前記動画重視モー
    ドにある時で、かつテレビカメラから入力される映像が
    所定の時間内において動きの大きい部分が少ない場合、
    前記音声重視モードへ自動的にモード変更することを特
    徴とする請求項1記載のテレビ会議装置。
  3. 【請求項3】 前記モード設定部は、海外に設置された
    テレビ会議装置へ発呼する場合、又は海外に設置された
    該テレビ会議装置から着呼があった場合、前記音声重視
    モードに自動的に設定することを特徴とする請求項1、
    2記載のテレビ会議装置。
  4. 【請求項4】 宛先の電話番号及び宛先名称を登録した
    電子電話帳を備え、該電子電話帳に登録された宛先の1
    つが選択されると、自動的に登録された電話番号へ発呼
    する発呼部と、該電子電話帳に登録する宛先毎に前記音
    声重視モード又は前記動画重視モードのモード種別を登
    録し、該モードが登録された該宛先が選択され、呼が接
    続した後、自動的に登録された該モードで通信を開始す
    るモード通信部とを有することを特徴とする請求項1乃
    至3記載のテレビ会議装置。
JP11125093A 1993-05-13 1993-05-13 テレビ会議装置 Pending JPH06327009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6674458B1 (en) 2000-07-21 2004-01-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Methods and apparatus for switching between a representative presence mode and one or more other modes in a camera-based system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6674458B1 (en) 2000-07-21 2004-01-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Methods and apparatus for switching between a representative presence mode and one or more other modes in a camera-based system

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