JPH06326455A - 配線基板への被圧着物の熱圧着方法およびその装置 - Google Patents
配線基板への被圧着物の熱圧着方法およびその装置Info
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- JPH06326455A JPH06326455A JP13544493A JP13544493A JPH06326455A JP H06326455 A JPH06326455 A JP H06326455A JP 13544493 A JP13544493 A JP 13544493A JP 13544493 A JP13544493 A JP 13544493A JP H06326455 A JPH06326455 A JP H06326455A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 ヒ−タツ−ル6が下降して被圧着物4に接触
して半田の溶融温度まで加熱される過程において,加圧
装置10の圧力が所定の圧力となるような時間と圧力と
の関係を示す加圧曲線を設定し,この加圧曲線をマイク
ロコンピュ−タ17のメモリ17aに記憶し,ヒ−タツ
−ル6の下降状態を表す変位デ−タと圧力デ−タとを検
出し,変位デ−タと圧力デ−タとをマイクロコンピュ−
タ17に入力し,変位デ−タと圧力デ−タとの関係より
変位量を求め,この変位量により加圧装置10の圧力を
校正して,常に加圧曲線に沿って被圧着物が加圧される
ように制御する。 【効果】 半田付け工程で最適な加圧力状態で精度良く
自動的に半田付け出来る。
して半田の溶融温度まで加熱される過程において,加圧
装置10の圧力が所定の圧力となるような時間と圧力と
の関係を示す加圧曲線を設定し,この加圧曲線をマイク
ロコンピュ−タ17のメモリ17aに記憶し,ヒ−タツ
−ル6の下降状態を表す変位デ−タと圧力デ−タとを検
出し,変位デ−タと圧力デ−タとをマイクロコンピュ−
タ17に入力し,変位デ−タと圧力デ−タとの関係より
変位量を求め,この変位量により加圧装置10の圧力を
校正して,常に加圧曲線に沿って被圧着物が加圧される
ように制御する。 【効果】 半田付け工程で最適な加圧力状態で精度良く
自動的に半田付け出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,配線基板の配線パタ
−ン上に半田を形成し,この配線パタ−ンに,加圧装置
に支持され,加熱されたヒ−タツ−ルにより被圧着物を
半田付けする配線基板への被圧着物の熱圧着方法および
その装置に関するものである。
−ン上に半田を形成し,この配線パタ−ンに,加圧装置
に支持され,加熱されたヒ−タツ−ルにより被圧着物を
半田付けする配線基板への被圧着物の熱圧着方法および
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,図6に示すように,フェノ−ル樹
脂,ガラスエポキシ樹脂等からなる硬質の絶縁基板1a
やポリイミド樹脂,ポリエステル樹脂等の柔軟な絶縁基
板1a上には,配線パタ−ン2が形成されているが,こ
の配線パタ−ン2は,絶縁基板1a上に導電層を形成
し,この導電層の所要部分以外をエッチング等で除去し
て形成される。そして,この配線パタ−ン2上には,さ
らに,リ−ド線4等を接続するために,半田3が形成さ
れて配線基板1が構成されている。
脂,ガラスエポキシ樹脂等からなる硬質の絶縁基板1a
やポリイミド樹脂,ポリエステル樹脂等の柔軟な絶縁基
板1a上には,配線パタ−ン2が形成されているが,こ
の配線パタ−ン2は,絶縁基板1a上に導電層を形成
し,この導電層の所要部分以外をエッチング等で除去し
て形成される。そして,この配線パタ−ン2上には,さ
らに,リ−ド線4等を接続するために,半田3が形成さ
れて配線基板1が構成されている。
【0003】従って,この配線パタ−ン2にリ−ド線4
等を接続する場合には,エアシリンダ5のロッド5aの
先端に取り付けられているヒ−タツ−ル6を加熱すると
ともに,エアシリンダ5に接続されている電磁弁7の弁
(図示せず)を操作して,エアシリンダ5に供給される
空気量を制御して加圧力を決定し,その後,エアシリン
ダ5のロッド5aが下降してヒ−タツ−ル6により半田
3を溶融するとともに,リ−ド線4および半田3に圧力
および熱を加えて,配線パタ−ン2上にリ−ド線4を熱
圧着するように構成されている。
等を接続する場合には,エアシリンダ5のロッド5aの
先端に取り付けられているヒ−タツ−ル6を加熱すると
ともに,エアシリンダ5に接続されている電磁弁7の弁
(図示せず)を操作して,エアシリンダ5に供給される
空気量を制御して加圧力を決定し,その後,エアシリン
ダ5のロッド5aが下降してヒ−タツ−ル6により半田
3を溶融するとともに,リ−ド線4および半田3に圧力
および熱を加えて,配線パタ−ン2上にリ−ド線4を熱
圧着するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】このように構成され
ているので,配線基板1上の配線パタ−ン2およびこれ
に接続するリ−ド線4等の形状によって,エアシリンダ
5により加えられる圧力が異なる。従って,最初に,電
磁弁7を操作して,エアシリンダ5に供給される空気量
を調整して加圧力が決定される。
ているので,配線基板1上の配線パタ−ン2およびこれ
に接続するリ−ド線4等の形状によって,エアシリンダ
5により加えられる圧力が異なる。従って,最初に,電
磁弁7を操作して,エアシリンダ5に供給される空気量
を調整して加圧力が決定される。
【0005】次いで,エアシリンダ5のロッド5aが下
降を開始するが,この下降速度および圧力上昇が早い場
合には,図2に加圧曲線L’で示すように,ヒ−タツ−
ル6が半田3の溶融温度まで充分に加熱される前に,エ
アシリンダ5のロッド5aの下降が完了してしまいリ−
ド線4には最初に決定した全圧力がそのまま加わえられ
てしまう。
降を開始するが,この下降速度および圧力上昇が早い場
合には,図2に加圧曲線L’で示すように,ヒ−タツ−
ル6が半田3の溶融温度まで充分に加熱される前に,エ
アシリンダ5のロッド5aの下降が完了してしまいリ−
ド線4には最初に決定した全圧力がそのまま加わえられ
てしまう。
【0006】しかし,半田3は一般にかまぼこ型に形成
されているので,エアシリンダ5のロッド5aが下降し
てヒ−タツ−ル6によりリ−ド線4が配線パタ−ン2に
加熱圧着される時までに,ヒ−タツ−ル6が半田3の溶
融温度まで充分加熱されていない場合には,加圧時に半
田3が充分溶融していないので,この状態で全圧力が加
えられると,半田3上に載置されているリ−ド線4がヒ
−タツ−ル6に押圧されて配線パタ−ン2からずれてし
まうという問題があった。
されているので,エアシリンダ5のロッド5aが下降し
てヒ−タツ−ル6によりリ−ド線4が配線パタ−ン2に
加熱圧着される時までに,ヒ−タツ−ル6が半田3の溶
融温度まで充分加熱されていない場合には,加圧時に半
田3が充分溶融していないので,この状態で全圧力が加
えられると,半田3上に載置されているリ−ド線4がヒ
−タツ−ル6に押圧されて配線パタ−ン2からずれてし
まうという問題があった。
【0007】又,最近の配線基板1は非常に小型で,そ
の上に印刷されている配線パタ−ン2は必然的に狭ピッ
チとなるため,リ−ド線4はさらに細くなりミクロン単
位となる。従って,最初から全圧力が加えられるとリ−
ド線4が切断したり,配線基板1等が破損される恐れが
あるという問題があった。
の上に印刷されている配線パタ−ン2は必然的に狭ピッ
チとなるため,リ−ド線4はさらに細くなりミクロン単
位となる。従って,最初から全圧力が加えられるとリ−
ド線4が切断したり,配線基板1等が破損される恐れが
あるという問題があった。
【0008】
【問題点を解決するための手段】この発明は,ヒ−タツ
−ルの加熱開始とともに,加熱装置の圧力が時間に略比
例して増加し,前記ヒ−タツ−ルが下降して被圧着物に
接触して半田の溶融温度まで加熱される過程において,
加圧装置の圧力が所定の圧力となるような時間と圧力と
の関係を示す加圧曲線を設定し,この加圧曲線をマイク
ロコンピュ−タのメモリに記憶し,加圧装置のヒ−タツ
−ルの下降状態を表す変位デ−タと加圧状態を示す圧力
デ−タとを検出し,変位デ−タと圧力デ−タとをデジタ
ル信号に変換してマイクロコンピュ−タに入力し,この
マイクロコンピュ−タにおいて,変位デ−タと圧力デ−
タとから変位デ−タと圧力デ−タとの関係を求めてその
下降位置における加圧曲線と比較するとともに,この比
較した差を変位量として求め,この変位量により加圧装
置の圧力を校正して,常に加圧曲線に沿って被圧着物が
加圧されるように制御するようにしたものである。
−ルの加熱開始とともに,加熱装置の圧力が時間に略比
例して増加し,前記ヒ−タツ−ルが下降して被圧着物に
接触して半田の溶融温度まで加熱される過程において,
加圧装置の圧力が所定の圧力となるような時間と圧力と
の関係を示す加圧曲線を設定し,この加圧曲線をマイク
ロコンピュ−タのメモリに記憶し,加圧装置のヒ−タツ
−ルの下降状態を表す変位デ−タと加圧状態を示す圧力
デ−タとを検出し,変位デ−タと圧力デ−タとをデジタ
ル信号に変換してマイクロコンピュ−タに入力し,この
マイクロコンピュ−タにおいて,変位デ−タと圧力デ−
タとから変位デ−タと圧力デ−タとの関係を求めてその
下降位置における加圧曲線と比較するとともに,この比
較した差を変位量として求め,この変位量により加圧装
置の圧力を校正して,常に加圧曲線に沿って被圧着物が
加圧されるように制御するようにしたものである。
【0009】
【作用】マイクロコンピュ−タのメモリには,加圧曲線
Lと加圧装置の下降位置とが初期設定されている。マイ
クロコンピュ−タでは,転送された位置デ−タおよび圧
力デ−タとから,それぞれ位置に対する圧力と圧力を保
持する時間が求められ,この値がメモリに記憶されてい
る加圧曲線Lと比較されてこの曲線からの変位量が求め
られる。変位量がない場合には,適正と判断され,変位
量がある場合には,不適性と判断されて,レギュレ−タ
の電圧が修正され,この新たな電圧が電磁弁に印加さ
れ,弁の開放角度が修正されて,加圧装置の加圧力が修
正される。このように,加圧装置の加圧力は,加圧曲線
を基準値として帰還制御されている。
Lと加圧装置の下降位置とが初期設定されている。マイ
クロコンピュ−タでは,転送された位置デ−タおよび圧
力デ−タとから,それぞれ位置に対する圧力と圧力を保
持する時間が求められ,この値がメモリに記憶されてい
る加圧曲線Lと比較されてこの曲線からの変位量が求め
られる。変位量がない場合には,適正と判断され,変位
量がある場合には,不適性と判断されて,レギュレ−タ
の電圧が修正され,この新たな電圧が電磁弁に印加さ
れ,弁の開放角度が修正されて,加圧装置の加圧力が修
正される。このように,加圧装置の加圧力は,加圧曲線
を基準値として帰還制御されている。
【0010】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図5に基
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す
構成図,図2は加圧曲線を示すグラフ,図3〜図5はフ
ロ−チャ−ト図である。なお,従来と同一のものは,同
一名称を使用するとともに,同一符号で記載する。
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す
構成図,図2は加圧曲線を示すグラフ,図3〜図5はフ
ロ−チャ−ト図である。なお,従来と同一のものは,同
一名称を使用するとともに,同一符号で記載する。
【0011】図1において,絶縁基板1に熱圧着される
被圧着物4として,この実施例では従来例と同様にリ−
ド線4を熱圧着する場合について説明する。10は加圧
装置で,この実施例では,エアシリンダ(以下,エアシ
リンダ10と記す)が用いられており,このエアシリン
ダ10のチュ−ブ10aから突出して上下動するロッド
10bの任意位置には,このエアシリンダ10により加
えられる圧力を検出するための圧力センサ11が取り付
けられており,ロッド10bの先端には,ヒ−タツ−ル
6が取り付けられている。
被圧着物4として,この実施例では従来例と同様にリ−
ド線4を熱圧着する場合について説明する。10は加圧
装置で,この実施例では,エアシリンダ(以下,エアシ
リンダ10と記す)が用いられており,このエアシリン
ダ10のチュ−ブ10aから突出して上下動するロッド
10bの任意位置には,このエアシリンダ10により加
えられる圧力を検出するための圧力センサ11が取り付
けられており,ロッド10bの先端には,ヒ−タツ−ル
6が取り付けられている。
【0012】12は変位センサで,エアシリンダ10の
上下動するロッド10bの先端に取り付けられているヒ
−タツ−ル6の下降状態を表す変位デ−タを検出するも
ので,リニアセンサ等が考えられるが,この実施例で
は,エアシリンダ10のロッド10bにフラッグ(図示
せず)をたて,このフラッグを光電変換器13(この実
施例では,光ダイオ−ド13が用いられており,以下光
ダイオ−ド13と記す)で検出して,その数をカウンタ
14で数えることにより,距離とフラッグの数とから下
降しているヒ−タツ−ル6の位置デ−タを検出するよう
に構成されている。
上下動するロッド10bの先端に取り付けられているヒ
−タツ−ル6の下降状態を表す変位デ−タを検出するも
ので,リニアセンサ等が考えられるが,この実施例で
は,エアシリンダ10のロッド10bにフラッグ(図示
せず)をたて,このフラッグを光電変換器13(この実
施例では,光ダイオ−ド13が用いられており,以下光
ダイオ−ド13と記す)で検出して,その数をカウンタ
14で数えることにより,距離とフラッグの数とから下
降しているヒ−タツ−ル6の位置デ−タを検出するよう
に構成されている。
【0013】15,16はA/D変換器,17はこのシ
ステムを制御するマイクロコンピュ−タで,図2に示す
理想的な加圧曲線Lを記憶するメモリ17a,変位セン
サ12により検出された位置デ−タと圧力センサ11に
より検出された圧力デ−タとから時間tに対するヒ−タ
ツ−ル6の位置とその時の圧力とを演算する機能と,こ
の結果得られた時間と圧力とを加圧曲線Lと比較してそ
の変位量を演算する機能とを有する演算部17b,I/
O部17cおよび各部を制御する制御部17dとを備え
ている。18はD/A変換器,19は電磁弁7を制御す
るレギュレ−タ,20は圧力センサ11の出力を増幅す
る増幅器である。
ステムを制御するマイクロコンピュ−タで,図2に示す
理想的な加圧曲線Lを記憶するメモリ17a,変位セン
サ12により検出された位置デ−タと圧力センサ11に
より検出された圧力デ−タとから時間tに対するヒ−タ
ツ−ル6の位置とその時の圧力とを演算する機能と,こ
の結果得られた時間と圧力とを加圧曲線Lと比較してそ
の変位量を演算する機能とを有する演算部17b,I/
O部17cおよび各部を制御する制御部17dとを備え
ている。18はD/A変換器,19は電磁弁7を制御す
るレギュレ−タ,20は圧力センサ11の出力を増幅す
る増幅器である。
【0014】図2は,シリンダ加圧時の時間tと圧力P
との関係を示すもので,マイクロコンピュ−タ17のメ
モリ17aに記憶され,熱圧着する被圧着物(以下,リ
−ド線4と記す)および配線基板1とにより決定される
理想的な加圧曲線Lと点線で示されている従来の圧力曲
線L’とが示されている。点a(ta ,Pa )は,従来
の加圧曲線L’で,ヒ−タツ−ル6がリ−ド線4に接
し,加圧されると同時に全圧力が加えられる時の時間t
a と圧力Pa とを示している。
との関係を示すもので,マイクロコンピュ−タ17のメ
モリ17aに記憶され,熱圧着する被圧着物(以下,リ
−ド線4と記す)および配線基板1とにより決定される
理想的な加圧曲線Lと点線で示されている従来の圧力曲
線L’とが示されている。点a(ta ,Pa )は,従来
の加圧曲線L’で,ヒ−タツ−ル6がリ−ド線4に接
し,加圧されると同時に全圧力が加えられる時の時間t
a と圧力Pa とを示している。
【0015】この発明の実施例では,加圧曲線Lは,図
2に示すように,点a(ta ,Pa)は,シリンダ下降
開始時を示している。点b(tb ,Pb )は,ヒ−タツ
−ル6がリ−ド線4に接して加熱が開始される点、点c
(tc ,Pc )は,ヒ−タツ−ル6が半田3の溶融温度
まで加熱される点であり,リ−ド線4を圧着するために
エアシリンダ5により加えられる所定の加圧力となる点
である。従って,エアシリンダ5の加圧状態は,時間t
b から時間tc まで時間tに略比例して圧力Pが増加
し,点c(tc ,Pc )において所定の圧力Pc とな
る。エアシリンダ5により,この圧力Pc が一定時間加
圧された後,エアシリンダ10のロッド10bは上昇を
開始する。
2に示すように,点a(ta ,Pa)は,シリンダ下降
開始時を示している。点b(tb ,Pb )は,ヒ−タツ
−ル6がリ−ド線4に接して加熱が開始される点、点c
(tc ,Pc )は,ヒ−タツ−ル6が半田3の溶融温度
まで加熱される点であり,リ−ド線4を圧着するために
エアシリンダ5により加えられる所定の加圧力となる点
である。従って,エアシリンダ5の加圧状態は,時間t
b から時間tc まで時間tに略比例して圧力Pが増加
し,点c(tc ,Pc )において所定の圧力Pc とな
る。エアシリンダ5により,この圧力Pc が一定時間加
圧された後,エアシリンダ10のロッド10bは上昇を
開始する。
【0016】次に,動作について,図3〜図5に示すフ
ロ−チャ−トに基づいて詳細に説明する。まず,電源ス
イッチ(図示せず)のオン・オフが判断され(30),
YESの場合には,初期条件として,マイクロコンピュ
−タ17のメモリ17aに,図2に示すように,エアシ
リンダ10の加圧曲線L,エアシリンダ10のロッド1
0bの下降速度,加圧時間等のデ−タが入力される(3
1)。次に,レギュレ−タ19の電圧が,エアシリンダ
5により所定の圧力を加えるのに適当な値であるか否か
が判断され(32),電磁弁7のオン・オフが判断され
る(33)。
ロ−チャ−トに基づいて詳細に説明する。まず,電源ス
イッチ(図示せず)のオン・オフが判断され(30),
YESの場合には,初期条件として,マイクロコンピュ
−タ17のメモリ17aに,図2に示すように,エアシ
リンダ10の加圧曲線L,エアシリンダ10のロッド1
0bの下降速度,加圧時間等のデ−タが入力される(3
1)。次に,レギュレ−タ19の電圧が,エアシリンダ
5により所定の圧力を加えるのに適当な値であるか否か
が判断され(32),電磁弁7のオン・オフが判断され
る(33)。
【0017】加圧曲線Lが入力されると,マイクロコン
ピュ−タ17から開始指令が発せられる(34)。この
開始指令により電磁弁7の弁が開放され,空気がエアシ
リンダ10に供給されてエアシリンダ10のロッド10
bが下降を開始する(35)。ロッド10bの先端に取
り付けられているヒ−タツ−ル6の下降位置は,フラッ
グの通過位置を光ダイオ−ド13で検出するとともに,
光電変換され,その数がカウンタ14で計測されること
により検出される。このようにして検出されたヒ−タツ
−ル6の下降位置は,A/D変換器15でデジタル信号
に変換され,位置デ−タとしてマイクロコンピュ−タ1
7に転送される。
ピュ−タ17から開始指令が発せられる(34)。この
開始指令により電磁弁7の弁が開放され,空気がエアシ
リンダ10に供給されてエアシリンダ10のロッド10
bが下降を開始する(35)。ロッド10bの先端に取
り付けられているヒ−タツ−ル6の下降位置は,フラッ
グの通過位置を光ダイオ−ド13で検出するとともに,
光電変換され,その数がカウンタ14で計測されること
により検出される。このようにして検出されたヒ−タツ
−ル6の下降位置は,A/D変換器15でデジタル信号
に変換され,位置デ−タとしてマイクロコンピュ−タ1
7に転送される。
【0018】一方,それぞれの位置デ−タに対応するエ
アシリンダ10の圧力は,圧力センサ11で計測され
(36),A/D変換器16でデジタル信号に変換され
て,圧力デ−タとしてマイクロコンピュ−タ17に転送
される(37)。
アシリンダ10の圧力は,圧力センサ11で計測され
(36),A/D変換器16でデジタル信号に変換され
て,圧力デ−タとしてマイクロコンピュ−タ17に転送
される(37)。
【0019】マイクロコンピュ−タ17では,初期設定
されているエアシリンダ10に支持されているヒ−タツ
−ル6の位置デ−タおよび圧力デ−タとから,時間に対
する圧力と圧力を保持する時間が演算され,この値がメ
モリ17aに記憶されている加圧曲線Lと比較されてこ
の曲線からの変位量が求められる(38)。変位量がな
い場合には,適正と判断され,変位量がある場合には,
不適性と判断される(39)。
されているエアシリンダ10に支持されているヒ−タツ
−ル6の位置デ−タおよび圧力デ−タとから,時間に対
する圧力と圧力を保持する時間が演算され,この値がメ
モリ17aに記憶されている加圧曲線Lと比較されてこ
の曲線からの変位量が求められる(38)。変位量がな
い場合には,適正と判断され,変位量がある場合には,
不適性と判断される(39)。
【0020】この加圧曲線からの指定圧力と指定時間を
求め,この指定圧力と指定時間とにより加圧装置の圧力
が校正されるので,この変位量が不適正である場合に
は,修正命令が出される(40)。この修正命令に従っ
て,レギュレ−タ19の電圧が修正され,この新たな電
圧が電磁弁7に印加され,弁の開放角度が修正されて,
エアシリンダ10のチュ−ブ10aに供給される空気量
が決定され,ロッド10bの加圧力が修正される。この
ように,エアシリンダ10の加圧力は,加圧曲線Lを基
準値として帰還制御されている。従って,エアシリンダ
10の加圧力は,常に,加圧曲線Lに沿って加圧される
ように制御されている。
求め,この指定圧力と指定時間とにより加圧装置の圧力
が校正されるので,この変位量が不適正である場合に
は,修正命令が出される(40)。この修正命令に従っ
て,レギュレ−タ19の電圧が修正され,この新たな電
圧が電磁弁7に印加され,弁の開放角度が修正されて,
エアシリンダ10のチュ−ブ10aに供給される空気量
が決定され,ロッド10bの加圧力が修正される。この
ように,エアシリンダ10の加圧力は,加圧曲線Lを基
準値として帰還制御されている。従って,エアシリンダ
10の加圧力は,常に,加圧曲線Lに沿って加圧される
ように制御されている。
【0021】次に,変位量が時間tc において所定の圧
力Pc に達したか否かが判断され(41),所定時間
(所定の位置),所定圧力になると,ヒ−タツ−ル6が
加圧を開始し(42),所定時間経過したことが判断さ
れると(43),マイクロコンピュ−タ17から,停止
命令が電磁弁7に入力してこれをオフする(44)。
力Pc に達したか否かが判断され(41),所定時間
(所定の位置),所定圧力になると,ヒ−タツ−ル6が
加圧を開始し(42),所定時間経過したことが判断さ
れると(43),マイクロコンピュ−タ17から,停止
命令が電磁弁7に入力してこれをオフする(44)。
【0022】電磁弁7がオフすると,エアシリンダ10
のロッド10bが上昇を開始し(45),所定位置に達
すると,電源スイッチがオフして(46),半田付け工
程は終了する(47)。
のロッド10bが上昇を開始し(45),所定位置に達
すると,電源スイッチがオフして(46),半田付け工
程は終了する(47)。
【0023】
【発明の効果】この発明は,ヒ−タツ−ルの加熱開始と
ともに,加熱装置の圧力が時間に略比例して増加し,前
記ヒ−タツ−ルが下降して被圧着物に接触して半田の溶
融温度まで加熱される過程において,加圧装置の圧力が
所定の圧力となるような時間と圧力との関係を示す加圧
曲線を設定し,この加圧曲線をマイクロコンピュ−タの
メモリに記憶し,加圧装置のヒ−タツ−ルの下降状態を
表す変位デ−タと加圧状態を示す圧力デ−タとを検出
し,変位デ−タと圧力デ−タとをデジタル信号に変換し
てマイクロコンピュ−タに入力し,このマイクロコンピ
ュ−タにおいて,変位デ−タと圧力デ−タとから加圧装
置の変位デ−タと圧力デ−タとの関係を求めてその下降
位置における加圧曲線と比較するとともに,この比較し
た差を変位量として求め,この指定圧力と指定時間によ
り加圧装置の圧力を校正して,常に加圧曲線に沿って被
圧着物が加圧されるように制御するようにしたので,被
圧着物の種類形状により最適な加圧曲線を初期条件とし
て入力するだけで,半田工程において常に最適な圧力と
なるように精度良く自動的に制御することが出来る。
ともに,加熱装置の圧力が時間に略比例して増加し,前
記ヒ−タツ−ルが下降して被圧着物に接触して半田の溶
融温度まで加熱される過程において,加圧装置の圧力が
所定の圧力となるような時間と圧力との関係を示す加圧
曲線を設定し,この加圧曲線をマイクロコンピュ−タの
メモリに記憶し,加圧装置のヒ−タツ−ルの下降状態を
表す変位デ−タと加圧状態を示す圧力デ−タとを検出
し,変位デ−タと圧力デ−タとをデジタル信号に変換し
てマイクロコンピュ−タに入力し,このマイクロコンピ
ュ−タにおいて,変位デ−タと圧力デ−タとから加圧装
置の変位デ−タと圧力デ−タとの関係を求めてその下降
位置における加圧曲線と比較するとともに,この比較し
た差を変位量として求め,この指定圧力と指定時間によ
り加圧装置の圧力を校正して,常に加圧曲線に沿って被
圧着物が加圧されるように制御するようにしたので,被
圧着物の種類形状により最適な加圧曲線を初期条件とし
て入力するだけで,半田工程において常に最適な圧力と
なるように精度良く自動的に制御することが出来る。
【0020】又,ヒ−タツ−ルが半田の溶融温度まで充
分加熱された時から加圧力が時間に略比例して増加する
ので,半田付け時には,半田が充分溶融した状態となっ
ているので,従来のように配線パタ−ンから被圧着物が
ずれることもなく,確実に半田付けすることが出来る。
その上,半田付けの際に,加圧力はゆっくりと増加する
ので,配線基板および被圧着物が破損したり,切断した
りすることもない。
分加熱された時から加圧力が時間に略比例して増加する
ので,半田付け時には,半田が充分溶融した状態となっ
ているので,従来のように配線パタ−ンから被圧着物が
ずれることもなく,確実に半田付けすることが出来る。
その上,半田付けの際に,加圧力はゆっくりと増加する
ので,配線基板および被圧着物が破損したり,切断した
りすることもない。
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例を示すもので,加圧曲線を示
すグラフである。
すグラフである。
【図3】この発明の実施例を示すフロ−チャ−ト図であ
る。
る。
【図4】この発明の実施例を示すもので,図3に続くフ
ロ−チャ−ト図である。
ロ−チャ−ト図である。
【図5】この発明の実施例を示すもので,図4に続くフ
ロ−チャ−ト図である。
ロ−チャ−ト図である。
【図6】従来例を示す構成図である。
1 配線基板 1a 絶縁基板 2 配線パタ−ン 3 半田 4 被圧着物 6 ヒ−タツ−ル 7 電磁弁 10 加圧装置 11 圧力センサ 12 変位センサ 17 マイクロコンピュ−タ 17a メモリ 19 レギュレ−タ L 加圧曲線
Claims (2)
- 【請求項1】 配線基板上に形成された配線パタ−ン上
に半田を形成し,この配線パタ−ン上に,加圧装置に支
持され,加熱されたヒ−タツ−ルにより被圧着物を半田
付けする熱圧着方法において, 前記ヒ−タツ−ルの加熱開始とともに,前記加熱装置の
圧力が時間に略比例して増加し,前記ヒ−タツ−ルが下
降して被圧着物に接触して前記半田の溶融温度まで加熱
される過程において,前記加圧装置の圧力が所定の圧力
となるような時間と圧力との関係を示す加圧曲線を設定
し, この加圧曲線をマイクロコンピュ−タのメモリに記憶
し, 前記加圧装置に支持された前記ヒ−タツ−ルの下降状態
を表す変位デ−タと加圧状態を示す圧力デ−タとを検出
し, 前記変位デ−タと前記圧力デ−タとをデジタル信号に変
換して前記マイクロコンピュ−タに入力し, このマイクロコンピュ−タにおいて,前記変位デ−タと
前記圧力デ−タとから前記加圧装置の変位デ−タと圧力
デ−タとの関係を求めてその下降位置における前記加圧
曲線と比較するとともに,この比較した差を変位量とし
てを求め, この変位量により前記加圧装置の圧力を校正して,常に
前記加圧曲線に沿って被圧着物が加圧されるように制御
することを特徴とする配線基板の被圧着物の熱圧着方
法。 - 【請求項2】 配線基板上に形成された配線パタ−ン上
に半田を形成し,この配線パタ−ン上に,加圧装置に支
持され,加熱されたヒ−タツ−ルにより被圧着物を半田
付けする熱圧着装置において, 前記加圧装置に支持された前記ヒ−タツ−ルの下降状態
を検出して前記変位デ−タを出力する変位センサと, 前記加圧装置の圧力を検出して前記圧力デ−タを出力す
る圧力センサと, 前記変位デ−タと前記圧力デ−タとをデジタル信号に変
換するA/D変換器と, 前記加圧曲線を格納するメモリと,前記変位デ−タと圧
力デ−タとから前記加圧装置の時間と圧力との関係を演
算する機能と,この結果得られた時間に対する圧力を前
記加圧曲線と比較して,この加圧曲線からの変位量を演
算する機能と,各部を制御する機能とを有するマイクロ
コンピュ−タと, 前記変位量をアナログ信号に変換するD/A変換器と, 前記アナログの変位量により,前記加圧装置の加圧力を
決定する電磁弁を制御するレギュレ−タとを備えたこと
を特徴とする配線基板への被圧着物の熱圧着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13544493A JPH06326455A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 配線基板への被圧着物の熱圧着方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13544493A JPH06326455A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 配線基板への被圧着物の熱圧着方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06326455A true JPH06326455A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15151868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13544493A Pending JPH06326455A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 配線基板への被圧着物の熱圧着方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06326455A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111940987A (zh) * | 2019-05-16 | 2020-11-17 | 株式会社电装 | 套筒焊接装置和生产电子装置的方法 |
CN114932100A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-08-23 | 苏州小牛自动化设备有限公司 | 一种压具压针故障检测系统、压具分选装置及焊接设备 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP13544493A patent/JPH06326455A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111940987A (zh) * | 2019-05-16 | 2020-11-17 | 株式会社电装 | 套筒焊接装置和生产电子装置的方法 |
CN111940987B (zh) * | 2019-05-16 | 2023-11-24 | 株式会社电装 | 套筒焊接装置和生产电子装置的方法 |
CN114932100A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-08-23 | 苏州小牛自动化设备有限公司 | 一种压具压针故障检测系统、压具分选装置及焊接设备 |
CN114932100B (zh) * | 2022-07-22 | 2022-11-18 | 苏州小牛自动化设备有限公司 | 一种压具压针故障检测系统、压具分选装置及焊接设备 |
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