JPH06325879A - 高周波点灯装置 - Google Patents

高周波点灯装置

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JPH06325879A
JPH06325879A JP11344993A JP11344993A JPH06325879A JP H06325879 A JPH06325879 A JP H06325879A JP 11344993 A JP11344993 A JP 11344993A JP 11344993 A JP11344993 A JP 11344993A JP H06325879 A JPH06325879 A JP H06325879A
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JP
Japan
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constant current
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current transformer
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Pending
Application number
JP11344993A
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English (en)
Inventor
Masaharu Yano
正晴 矢野
Seiji Hamahata
誠二 浜端
Yoshimitsu Hiratomo
喜光 平伴
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定電流源の出力を大電流に変換することなく、
定格電流が電源の出力電流よりも大きいような負荷に大
電力を供給できる高周波点灯装置を提供する。 【構成】高周波定電流源1と、高周波定電流源1に1次
巻線を接続された電流トランスCTと、電流トランスC
Tの2次巻線に接続された照明負荷2とを備える照明装
置において、電流トランスCTの1次巻線の巻数n1
2次巻線の巻数n 2 よりも多く設定した。 【効果】電流トランスCTの2次巻線に流れる電流I2
は1次巻線に流れる電流I1 よりも大きくなり、高周波
定電流源1の出力電流I1 を大電流に変換することな
く、定格電流I2 が高周波定電流源1の出力電流I1
りも大きい負荷2に大電力を供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波定電流源の出力
を電流トランスを介して照明負荷に供給して高周波点灯
させるための高周波点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は第1の従来例(実開平1−180
152号)の回路図である。AC100Vの商用電源V
sには、20kHz1アンペアの高周波定電流源1が接
続されている。この高周波定電流源1の出力は、電源側
電流トランスCTのNターンの1次巻線に供給されてい
る。電源側電流トランスCTはトロイダルコアにNター
ンの1次巻線を巻回すると共に、このトロイダルコアに
1本の電線Wを貫挿したものである。この電線Wには、
20kHzNアンペアの高周波電流が流れることにな
る。負荷側の電流トランスCT1 、CT2 、CT3 、C
4 は、トロイダルコアにそれぞれn1 ターン、n2
ーン、n3 ターン、n4 ターンの2次巻線を巻回すると
共に、各トロイダルコアに前記電線Wを貫挿したもので
ある。第1の電流トランスCT1 のn1 ターンの2次巻
線には、N/n1 アンペアの電流が流れて、負荷Rで消
費される。第2の電流トランスCT2 のn2 ターンの2
次巻線には、N/n2 アンペアの電流が流れて、白熱灯
2で消費される。第3の電流トランスCT3 のn3 ター
ンの2次巻線には、N/n3 アンペアの電流が流れて、
放電灯3で消費される。第4の電流トランスCT4 のn
4 ターンの2次巻線には、N/n4 アンペアの電流が流
れて、全波整流器4で整流され、コンデンサ5で平滑さ
れて、モータ6で消費される。この従来例では、比較的
大きい電力を小型の電流トランスで供給できるが、電源
側電流トランスCTの1次巻線のターン数Nを大きくし
て電線Wに流れる電流を大きくするほど、この電線Wを
長く引き回しているので、この電線Wからの輻射ノイズ
が大きくなるという問題がある。
【0003】図8は第2の従来例(実開昭59−464
96号公報)の回路図である。商用電源Vsには高周波
定電流源1が接続されており、電流トランスCTの1次
側巻線n1 に一定の1次電流I1 を供給している。1次
電流I1 の周波数fは一定である。電流トランスCTの
2次側巻線n2 には、放電灯3が接続されており、一定
の2次電流I2 がランプ電流として供給されている。1
次側巻線の巻数をn1、2次側巻線の巻数をn2 とする
と、ランプ電流I2 は次式で表される。 I2 =(n1 /n2 )I1 … 放電灯3の両端に印加されるランプ電圧V2 は、次式で
表される。 V2 =(n2 /n1 )I1 ・2πf・L1
【0004】放電灯3が放電を開始する前は、ランプ電
流I2 =0であり、式のL1 は2次側開放における1
次側のインダクタンスとなる。このときのインダクタン
スL 1 は、点灯中よりも大きいため、ランプ電圧V2
大きくなる。このランプ電圧V2 が始動電圧に達する
と、放電灯3が放電を開始する。点灯中は、式を満足
するランプ電流I2 が流れる。
【0005】ここで、2次側開放における1次側のイン
ダクタンスL1 及び1次側電流I1及び周波数fが一定
の場合において、放電灯3の定格電流が同じであれば、
式より(n2 /n1 )も同じとなり、式より放電開
始前のランプ電圧V2 も同じとなる。一方、放電灯3の
始動電圧は、定格電流及び定格電圧が同じであっても、
放電管の形状、長さ、ガス圧等によって異なる。したが
って、図8の回路では放電灯3が点灯しない場合があ
る。また、予熱無しの強制始動であるため、ランプ寿命
が短いという問題がある。
【0006】図9は第3の従来例(特開平3−9319
3号公報)の回路図である。商用電源Vsは電源スイッ
チSを介して高周波定電流源1に接続されており、その
出力は複数の電流トランスCT1 ,CT2 ,…の1次巻
線に接続されている。各電流トランスCT1 ,CT2
…の2次巻線には、それぞれ放電灯31,32,…が接
続されている。各放電灯31,32,…のフィラメント
の非電源側端子間には、それぞれコンデンサC1
2 ,…が並列接続されている。この回路は、複数の放
電灯31,32,…を1つの定電流源1で一括点灯した
ものであり、定格の異なる放電灯が混在する場合には、
それぞれの電流トランスCT1 ,CT2 ,…の巻数比を
定格放電電流に合わせて変えるだけで、定格点灯させよ
うとするものである。しかしながら、同じ定格電流でも
定格電力は様々であり、その場合、コアの磁束密度が異
なるので、同じ電流トランスを流用できる負荷は限定さ
れてくる。また、電流トランスCT1 ,CT2 ,…の1
次側及び2次側両方の巻数を増やして電力の大きい負荷
に対応することも可能であるが、数10ターンもある2
次巻線を2倍、3倍と巻き足すのは困難であり、同一ト
ランスを流用したとは言えない。したがって、この従来
例では、同じ電流トランスの流用方法、流用できる負荷
について不明であった。
【0007】図10に示した第4の従来例では、1つの
高周波定電流源1に複数の電流トランスCT1 ,CT2
を介して複数のランプ21,22を接続しているが、こ
れはランプ1灯について電流トランスが1つ必要であ
り、多灯器具に展開する場合には、器具が大きくなると
いう問題がある。このような問題を解決するために、図
11又は図12に示すように、1つの電流トランスCT
に同一のランプ21,22を複数灯直列又は並列に接続
することが考えられるが、図11に示した第5の従来例
では、1灯が断線すると全てのランプが消灯するという
問題があり、図12に示した第6の従来例では、各ラン
プ21,22のインピーダンスのばらつきでランプ電流
にばらつきが生じるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題を解決しようとするものであり、その目的とする
ところは、定電流源の出力を大電流に変換することな
く、定格電流が電源の出力電流よりも大きいような負荷
に大電力を供給できる高周波点灯装置を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、同じ電流トランスを
用いて異なる負荷に対応したり、調光を行える高周波点
灯装置を提供することにある。さらに、本発明の別の目
的は、複数の電流トランスを組み合わせて負荷の自由度
を高めた高周波点灯装置を提供することにある。本発明
のさらに別の目的は、直列接続したランプの1灯断線に
よる全ランプの消灯や、並列接続したランプのインピー
ダンスのばらつきによるランプ電流のばらつき等の問題
が生じない高周波点灯装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、図1に示すように、高周波定電流源1と、高周
波定電流源1に1次巻線を接続された電流トランスCT
と、電流トランスCTの2次巻線に接続された白熱灯2
のような照明負荷とを備える照明装置において、前記電
流トランスCTの1次巻線の巻数n1 を2次巻線の巻数
2 よりも多く設定することにより、定電流源1の出力
を大電流に変換することなく、定格電流が定電流源1の
出力電流よりも大きいような負荷に大電力を供給できる
高周波点灯装置を提供するものである。
【0010】また、請求項2記載の発明にあっては、図
2に示すように、高周波定電流源1と、高周波定電流源
1に1次巻線を接続された複数の電流トランスCT1
CT 2 と、各電流トランスCT1 ,CT2 の2次巻線に
それぞれ接続された複数の照明負荷2a,2bとを備え
る照明装置において、複数の電流トランスCT1 ,CT
2 のコアの大きさと2次巻線の巻数n21,n22 を同一
とし、高周波定電流源1から出力される定電流を通じる
1次巻線n11,n12の巻数を負荷電流I21,I 22に応じ
て設定することにより、同じ電流トランスを用いて異な
る負荷に対応したり、調光を行える点灯装置を提供する
ものである。
【0011】さらに、請求項3記載の発明にあっては、
図3又は図4に示すように、高周波定電流源1と、高周
波定電流源1に1次巻線を接続された複数の電流トラン
スCT1 ,CT2 ,CT3 ,CT4 と、各電流トランス
CT1 ,CT2 ,CT3 ,CT4 の2次巻線にそれぞれ
接続された1つ以上の照明負荷21,22,23とを備
える照明装置において、負荷21,22,23の品種よ
りも少ない品種の電流トランスを複数組み合わせて各負
荷21,22,23に定格ランプ電流を供給するように
構成することにより、負荷の自由度を高めたものであ
る。
【0012】次に、請求項4記載の発明にあっては、図
5に示すように、高周波定電流源1と、高周波定電流源
1に1次巻線を接続された電流トランスCTと、電流ト
ランスCTの2次巻線に接続された複数の照明負荷とを
備える照明装置において、電流トランスCTの2次巻線
に直列に複数の白熱灯21,22を接続し、各白熱灯2
1,22にそれぞれスイッチ手段41,42と電圧検出
手段51,52を並列接続し、前記電圧検出手段51,
52は各白熱灯21,22の両端電圧を検出して所定電
圧以上の電圧が検出されるとスイッチ手段41,42を
短絡させるように構成されていることにより、直列接続
したランプの1灯断線による全ランプの消灯を防止する
ものである。
【0013】また、請求項5記載の発明にあっては、図
6に示すように、高周波定電流源1と、高周波定電流源
1に1次巻線を接続された電流トランスCTと、電流ト
ランスCTの2次巻線に接続された複数の照明負荷2
a,2bとを備える照明装置において、電流トランスC
Tの2次巻線にバランサBを介して並列に複数の照明負
荷2a,2bを接続したことにより、並列接続したラン
プのインピーダンスのばらつきによるランプ電流のばら
つきを防止するものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、図1に示すよう
に、高周波定電流源1の出力を電流トランスCTを介し
て白熱灯2のような照明負荷に供給して高周波点灯させ
る照明装置において、電流トランスCTの1次巻線の巻
数n1 を2次巻線の巻数n2 よりも多く設定することに
より、電流トランスCTの2次巻線に流れる電流I2
1次巻線に流れる電流I1 よりも大きくなり、したがっ
て、高周波定電流源1の出力電流I1 を大電流に変換す
ることなく、定格電流I2 が高周波定電流源1の出力電
流I1 よりも大きいような負荷に大電力を供給できるも
のである。
【0015】請求項2記載の発明によれば、図2に示す
ように、高周波定電流源1の出力を複数の電流トランス
CT1 ,CT2 を介して複数の照明負荷2a,2bに供
給して高周波点灯させる照明装置において、複数の電流
トランスCT1 ,CT2 のコアの大きさと2次巻線の巻
数n21,n22を同一としたので、同じ電流トランスを流
用することができ、また、高周波定電流源1から出力さ
れる定電流I1 を通じる1次巻線の巻数n11,n12を負
荷電流I21,I22に応じて設定するようにしたので、同
じ電流トランスを用いて異なる負荷2a,2bに対応し
たり、調光を行うことができるものである。
【0016】請求項3記載の発明によれば、図3に示す
ように、高周波定電流源1の出力を複数の電流トランス
CT1 ,CT2 ,CT3 ,CT4 を介して1つ以上の照
明負荷21,22,23に供給して高周波点灯させる照
明装置において、負荷の品種よりも少ない品種の電流ト
ランスCT1 ,CT2 ,CT3 ,CT4 を複数組み合わ
せて各負荷21,22,23に定格ランプ電流を供給す
るように構成したので、少ない品種の電流トランスを使
用しながら、それらを組み合わせることにより、負荷電
流を大きくしたり、負荷電流を整合したりすることがで
き、これにより使用される負荷の自由度を高めることが
できるものである。
【0017】請求項4記載の発明によれば、図5に示す
ように、高周波定電流源1の出力を電流トランスCTを
介して複数の照明負荷に供給して高周波点灯させる照明
装置において、電流トランスCTの2次巻線に直列に複
数の白熱灯21,22を接続し、各白熱灯21,22に
それぞれスイッチ手段41,42と電圧検出手段51,
52を並列接続し、前記電圧検出手段51,52は各白
熱灯21,22の両端電圧を検出して所定電圧以上の電
圧が検出されるとスイッチ手段41,42を短絡させる
ように構成されているので、直列接続した白熱灯21,
22の1灯が断線して、その両端電圧が所定電圧以上に
上昇すると、この白熱灯に並列接続されたスイッチ手段
が短絡されることにより、他の白熱灯のランプ電流は流
れ続ける。これにより、1灯断線による全ランプの消灯
という不都合を防止できるものである。
【0018】請求項5記載の発明によれば、図6に示す
ように、高周波定電流源1の出力を電流トランスCTを
介して複数の照明負荷2a,2bに供給して高周波点灯
させる照明装置において、電流トランスCTの2次巻線
にバランサBを介して並列に複数の照明負荷2a,2b
を接続したので、並列接続したランプのインピーダンス
のばらつきによりランプ電流に差が生じようとした場
合、バランサBがランプ電流を同じにするように作用す
るので、ランプ電流のばらつきを防止できるものであ
る。
【0019】
【実施例】図1は請求項1記載の発明の一実施例を示す
回路図である。高周波定電流源1からの出力電流は電流
トランスCTの1次巻線に供給される。電流トランスC
Tはトロイダルコアに1次巻線と2次巻線を巻回したも
のである。1次巻線の巻数n1 は5ターン、2次巻線の
巻数n2 は3ターンであり、電流トランスCTの1次巻
線の巻数n1 を2次巻数の巻数n2 よりも多く設定する
ことにより、ランプ2を高周波定電流源1からの出力電
流I1 よりも大きい定格電流I2 で定格点灯させてい
る。実施例では12V100Wのミニハロゲンランプ2
が2次巻線に接続されているが、負荷は白熱灯に限定さ
れるものではない。
【0020】図2は請求項2記載の発明の一実施例を示
す回路図である。本実施例では、第1の電流トランスC
1 と第2の電流トランスCT2 の各1次巻線を直列に
接続し、これに高周波定電流源1からの出力電流I1
供給している。第1の電流トランスCT1 の1次巻線の
巻数n11は1ターン、2次巻線の巻数n21は10ターン
であり、この2次巻線には100V50Wの照明負荷2
aが接続されている。第2の電流トランスCT2 の1次
巻線の巻数n12は2ターン、2次巻線の巻数n 22は10
ターンであり、この2次巻線には100V100Wの照
明負荷2bが接続されている。第1の照明負荷2aの定
格電流I21は0.5アンペア、第2の照明負荷2bの定
格電流I22は1アンペアであり、高周波定電流源1から
の出力電流I1 は5アンペアである。この実施例では、
電流トランスCT1 とCT2 はコア及び2次巻線が全く
同じであり、1次巻線のみを巻き替えたものである。こ
こで、ランプ電流I2 、ランプ電圧V2 、コアの磁束密
度Bは次の式で表される。ただし、1次側の等価インピ
ーダンスをZ1 、コアの断面積をSとする。 I2 =(n1 /n2 )I1 … V2 =(n2 /n1 )I1 ・Z1 … B=I1 ・Z1 /n1 ・S …
【0021】式より、第1の照明負荷2aはn1 =1
ターンで定格点灯し、第2の照明負荷2bはn1 =2タ
ーンで定格点灯する。第1の照明負荷2aと第2の照明
負荷2bの定格ランプ電圧V2 は同じであり、式より
第2の電流トランスCT2 の1次側の等価インピーダン
スは第1の電流トランスCT1 の1次側の等価インピー
ダンスの1/2となる。故に、式より第1及び第2の
電流トランスCT1 とCT2 のコアの磁束密度Bは同じ
となる。このように、コアの磁束密度Bが同じとなる負
荷であれば、異なる負荷であっても同じ電流トランスを
用いて、最適な電流トランスの条件で定格点灯すること
ができる。また、電流トランスのサイズよりも流用性を
重視する場合には、コアの磁束密度Bが小さくなるよう
な負荷に流用しても良い。また、1次巻線の巻数を定格
よりも多くすることにより、調光を行うことができる。
このように、本実施例によれば、同じ電流トランスを用
いて異なる負荷を定格点灯又は調光点灯できるものであ
る。
【0022】図3は請求項3記載の発明の一実施例を示
す回路図である。この実施例において、CT1 〜CT4
は全く同じ電流トランスであり、2次巻線の巻数は1次
巻線の巻数の2倍となっている。したがって、1次巻線
に流れる電流の半分の電流が2次巻線に流れる。高周波
定電流源1からの出力電流I1 は5アンペアであり、電
流トランスCT1 とCT2 の2次巻線からの出力電流は
それぞれ2.5アンペアとなるが、電流トランスCT1
とCT2 の2次巻線は並列接続されているので、定格電
流が5アンペアの白熱灯21を定格点灯することができ
る。また、電流トランスCT3 の2次巻線からの出力電
流は2.5アンペアとなり、定格電流が2.5アンペア
の白熱灯22を定格点灯させると共に、電流トランスC
4 の1次巻線にも流れる。これにより、電流トランス
CT4 の2次巻線からの出力電流は1.25アンペアと
なり、定格電流が1.25アンペアの白熱灯23を定格
点灯させることができる。
【0023】図4は請求項3記載の発明の他の実施例を
示す回路図である。この実施例においても、CT5 ,C
6 は同じ電流トランスであり、1次巻線と2次巻線の
巻数比は1:Nとなっている。高周波定電流源1からの
出力電流I1 は電流トランスCT5 の1次巻線に流れ
て、その2次巻線にはI1 /Nの電流が流れる。電流ト
ランスCT5 とCT6 の同じ巻数の巻線同士を接続する
と、電流トランスCT6の1次巻線に流れる電流は2次
巻線でN倍となり、負荷に流れる電流I2 は高周波定電
流源1からの出力電流I1 と同じとなる。このように、
巻数比が1:Nの電流トランスを2つ使用することによ
り、負荷電流の整合を行うことができる。また、電流ト
ランスCT5 とCT6 の巻数の異なる巻線同士を接続す
ると、負荷電流I2 をN2 倍したり、1/N2 倍するこ
ともできる。このように、1個の高周波定電流源1及び
少ない品種の電流トランスで様々な定格の負荷に対応で
き、負荷の自由度を高めることができる。
【0024】図5は請求項4記載の発明の一実施例を示
す回路図である。この実施例では、電流トランスCTの
2次巻線に複数の白熱灯21,22を直列接続し、各白
熱灯21,22の両端にそれぞれスイッチ手段41,4
2と電圧検出手段51,52を並列接続したものであ
る。電圧検出手段51,52は各白熱灯21,22の両
端電圧を検出し、いずれかの白熱灯21,22が断線し
て両端電圧が上昇した場合には、対応するスイッチ手段
41,42をONにして断線した白熱灯21,22の両
端を短絡させることにより、残りの白熱灯が消灯するこ
とを防止したものである。
【0025】図6は請求項5記載の発明の一実施例を示
す回路図である。この実施例では、電流トランスCTの
2次巻線に定格電流の等しい複数の負荷2a,2bをバ
ランサBを介して並列接続したものである。このよう
に、バランサBを介して並列接続することにより、負荷
2a,2bのインピーダンスがばらついても各負荷2
a,2bに流れるランプ電流は均等化されるものであ
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、高周波定
電流源の出力を電流トランスを介して照明負荷に供給し
て高周波点灯させる照明装置において、電流トランスの
1次巻線の巻数を2次巻線の巻数よりも多く設定したの
で、高周波定電流源の出力を大電流に変換することな
く、負荷に大電力を供給でき、高周波の大電流による輻
射を防止できるという効果がある。
【0027】請求項2記載の発明によれば、高周波定電
流源の出力を複数の電流トランスを介して複数の照明負
荷に供給して高周波点灯させる照明装置において、複数
の電流トランスのコアの大きさと2次巻線の巻数を同一
とし、高周波定電流源から出力される定電流を通じる1
次巻線の巻数を負荷電流に応じて設定したので、同じ電
流トランスを用いて1次巻線の巻数だけを変えることに
より、異なる負荷に対応することができ、また、同じ負
荷であっても調光することができるという効果がある。
【0028】請求項3記載の発明によれば、高周波定電
流源の出力を複数の電流トランスを介して1つ以上の照
明負荷に供給して高周波点灯させる照明装置において、
負荷の品種よりも少ない品種の電流トランスを複数組み
合わせて各負荷に定格ランプ電流を供給するようにした
ので、同じ電流トランス又は数種の電流トランスを複数
組み合わせることにより、様々な負荷に対応することが
でき、使用される負荷の自由度を高めることができると
いう効果がある。
【0029】請求項4記載の発明によれば、高周波定電
流源の出力を電流トランスを介して複数の照明負荷に供
給して高周波点灯させる照明装置において、電流トラン
スの2次巻線に直列に複数の白熱灯を接続し、各白熱灯
にそれぞれスイッチ手段と電圧検出手段を並列接続し、
前記電圧検出手段は各白熱灯の両端電圧を検出して所定
電圧以上の電圧が検出されるとスイッチ手段を短絡させ
るようにしたので、直列接続した白熱灯の1灯が断線し
ても、残りの白熱灯は消灯しないという効果がある。
【0030】請求項5記載の発明によれば、高周波定電
流源の出力を電流トランスを介して複数の照明負荷に供
給して高周波点灯させる照明装置において、電流トラン
スの2次巻線にバランサを介して並列に複数の照明負荷
を接続したので、並列接続したランプのインピーダンス
がばらついても、ランプ電流を同じに制御できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例の回路図であ
る。
【図2】請求項2記載の発明の一実施例の回路図であ
る。
【図3】請求項3記載の発明の一実施例の回路図であ
る。
【図4】請求項3記載の発明の他の実施例の回路図であ
る。
【図5】請求項4記載の発明の一実施例の回路図であ
る。
【図6】請求項5記載の発明の一実施例の回路図であ
る。
【図7】第1の従来例の回路図である。
【図8】第2の従来例の回路図である。
【図9】第3の従来例の回路図である。
【図10】第4の従来例の回路図である。
【図11】第5の従来例の回路図である。
【図12】第6の従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 高周波定電流源 2 白熱灯 CT 電流トランス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波定電流源と、高周波定電流源に
    1次巻線を接続された電流トランスと、電流トランスの
    2次巻線に接続された照明負荷とを備える照明装置にお
    いて、前記電流トランスの1次巻線の巻数を2次巻線の
    巻数よりも多く設定したことを特徴とする高周波点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 高周波定電流源と、高周波定電流源に
    1次巻線を接続された複数の電流トランスと、各電流ト
    ランスの2次巻線にそれぞれ接続された複数の照明負荷
    とを備える照明装置において、複数の電流トランスのコ
    アの大きさと2次巻線の巻数を同一とし、高周波定電流
    源から出力される定電流を通じる1次巻線の巻数を負荷
    電流に応じて設定したことを特徴とする高周波点灯装
    置。
  3. 【請求項3】 高周波定電流源と、高周波定電流源に
    1次巻線を接続された複数の電流トランスと、前記電流
    トランスの2次巻線に接続された1つ以上の照明負荷と
    を備える照明装置において、負荷の品種よりも少ない品
    種の電流トランスを複数組み合わせて各負荷に定格ラン
    プ電流を供給するように構成したことを特徴とする高周
    波点灯装置。
  4. 【請求項4】 高周波定電流源と、高周波定電流源に
    1次巻線を接続された電流トランスと、電流トランスの
    2次巻線に接続された複数の照明負荷とを備える照明装
    置において、電流トランスの2次巻線に直列に複数の白
    熱灯を接続し、各白熱灯にそれぞれスイッチ手段と電圧
    検出手段を並列接続し、前記電圧検出手段は各白熱灯の
    両端電圧を検出して所定電圧以上の電圧が検出されると
    スイッチ手段を短絡させるように構成されていることを
    特徴とする高周波点灯装置。
  5. 【請求項5】 高周波定電流源と、高周波定電流源に
    1次巻線を接続された電流トランスと、電流トランスの
    2次巻線に接続された複数の照明負荷とを備える照明装
    置において、電流トランスの2次巻線にバランサを介し
    て並列に複数の照明負荷を接続したことを特徴とする高
    周波点灯装置。
JP11344993A 1993-05-14 1993-05-14 高周波点灯装置 Pending JPH06325879A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172922A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Nitta Ind Corp 冷陰極管駆動回路
CN110224579A (zh) * 2019-05-16 2019-09-10 南京航空航天大学 一种eGaN HEMT混合型驱动电路及控制方法

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JP2006172922A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Nitta Ind Corp 冷陰極管駆動回路
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