JP2507264B2 - 電流トランスの変流比補正方法 - Google Patents

電流トランスの変流比補正方法

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JP2507264B2
JP2507264B2 JP5034649A JP3464993A JP2507264B2 JP 2507264 B2 JP2507264 B2 JP 2507264B2 JP 5034649 A JP5034649 A JP 5034649A JP 3464993 A JP3464993 A JP 3464993A JP 2507264 B2 JP2507264 B2 JP 2507264B2
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穰二 尾和瀬
義介 村上
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URD KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波定電流を流し
た給電線から電流トランスを使用して負荷に電力を供給
する高周波定電流給電方式に於て、負荷に供給する電流
値を正確な値に設定するための電流トランスの変流比補
正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、高周波定電流電源から電流
トランスを使用して放電管に電力を供給するようにした
無結線放電管照明器具を開発し、既に実用新案登録を受
けている(実公昭64−5360号公報参照)。その概
要について図2を参照しながら説明すると、高周波定電
流電源11に接続した一本の給電線12に電流トランス
13を遊貫させその二次巻線14に放電管15の両端子
を直接接続したものであり、放電管15を給電線12に
沿って任意の位置に移動させることができ、導電部分が
全く露出しないから如何なる雰囲気中でも安全に使用す
ることができるという利点がある。
【0003】このような電流トランスを使用した高周波
定電流給電方式は、放電管に限らず、白熱電灯、モータ
ー、電熱器等あらゆる電気機器の給電に使用することが
可能であり、定電圧給電方式と違って負荷に過大電流が
流れることがないから機器の寿命を著しく長くすること
ができる。ところが、例えば定格が12V、50Wのハ
ロゲンランプのような大電流の負荷に給電する場合、定
格電流である4.2Aを得るには電流トランスに遊貫し
た給電線に流れる電流が10Aであったとすると二次巻
線を2.4ターンにしなければらず、これを正確に作る
ことが難しいという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、電
流トランスを使用した高周波定電流給電方式に於て、負
荷に供給する電流値を容易にかつ正確に設定することが
できる電流トランスの変流比補正方法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
め、この発明の電流トランスの変流比補正方法は、高周
波定電流を流した給電線を第1の電流トランスの一次巻
線として巻回し、第1の電流トランスの二次巻線の両端
子を第2の電流トランスの一次巻線の両端子に接続し、
第2の電流トランスの二次巻線の両端子間に負荷を接続
するようにしている。また、第2の電流トランスを負荷
に内蔵させている。
【0006】
【作用】給電線に流れる電流をI、第1の電流トランス
の一次および二次巻線の巻数をそれぞれN1およびN2
また、第2の電流トランスの一次および二次巻線の巻数
をそれぞれN3およびN4とすると、第2の電流トランス
の二次巻線に流れる電流、即ち、負荷電流はI×(N1
/N2)×(N3/N4)である。N1は通常1〜3ターン
しかとれないために第1の電流トランスの二次巻線から
得られる電流値I×N1/N2が負荷の定格電流の値と正
確に一致しない場合でも、N3/N4を適当な値に設定す
ることにより所望の電流値を得ることができる。
【0007】N3およびN4は大きな数に設定することが
できるから第2の電流トランスは第1の電流トランスに
比べてはるかに小型にすることができ、負荷に固有の第
2の電流トランスを各電気機器に内蔵させておけば、第
1の電流トランスを規格化しすべての負荷に共通に使用
することができる。
【0008】
【実施例】この発明の実施例について図1を参照しなが
ら説明する。65kHz、10Aの高周波定電流が流れる
給電線1が、環状の第1の電流トランス2に一次巻線と
して貫通し(即ち、1ターン巻回され)ている。また、
第1の電流トランス2には二次巻線が10ターン巻回さ
れ、その両端子間に1Aの電流が出力されるようになっ
ている。
【0009】ハロゲンランプ3のソケットに第2の電流
トランス4が内蔵され、この第2の電流トランス4に一
次巻線および二次巻線がそれぞれ100ターンおよび2
4ターン巻回されている。第1の電流トランス2の二次
巻線の両端子が第2の電流トランス4の一次巻線の両端
子に接続され、その二次巻線の両端子間にハロゲンラン
プ3が接続されている。ハロゲンランプ3は、市販の定
格12V、50Wのものであり、その定格電流は4.2
Aである。
【0010】第2の電流トランス4の二次巻線から得ら
れる電流値は1A×100/24=4.2Aであり、ハ
ロゲンランプ3の定格電流として適当な値である。第1
の電流トランス2のコアの実効断面積および直径は、そ
れぞれ1cm2および4cmであり、また、第2の電流
トランス3のコアのそれはそれぞれ0.4cm2および
1.5cmである。
【0011】なお、上記実施例に於ては、第2の電流ト
ランス4をハロゲンランプ3に内蔵させているが、必ず
しもその必要はない。給電線1に流す電流の周波数およ
び電流値は、他の電気機器への影響、負荷の種類、数等
を考慮して適宜設定すればよい。また、第1の電流トラ
ンス2の一次巻線として給電線を貫通させているが、2
〜3ターン巻回することもできる。第1および第2の電
流トランスとしては環状のものに限らず、例えば、コ字
形コアやE字形コアをI字形のコアと組合せたものなど
適宜周知のものを使用することができる。また、ハロゲ
ンランプに限らず、蛍光灯、白熱電球、モーター、電熱
器等各種の負荷に給電することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の電流ト
ランスの変流比補正方法は、電流トランスを使用した高
周波定電流給電方式に於て、1個の電流トランスにより
正確な値を得ることが難しい電流値を第2の電流トラン
スを使用することにより容易にかつ正確に作ることがで
き、また、巻線の巻数を多くすることにより第2の電流
トランスを小型にすることが容易であるから個々の負荷
に固有の電流トランスを各負荷に内蔵させることによ
り、第1の電流トランスをすべての負荷に共通に使用す
ることができ第1の電流トランスの規格化が可能となる
という実用上優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の回路図
【図2】従来装置の概略図
【符号の説明】
1 給電線 2 第1の電流トランス 3
ハロゲンランプ 4 第2の電流トランス 11 定電流電源 12 給電線 13 電
流トランス 14 2次巻線 15 放電管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波定電流を流した給電線を第1の電
    流トランスの一次巻線として巻回し、第1の電流トラン
    スの二次巻線の両端子を第2の電流トランスの一次巻線
    の両端子に接続し、第2の電流トランスの二次巻線の両
    端子間に負荷を接続することを特徴とする電流トランス
    の変流比補正方法。
  2. 【請求項2】 第2の電流トランスが負荷に内蔵されて
    いることを特徴とする請求項1の電流トランスの変流比
    補正方法。
JP5034649A 1993-01-30 1993-01-30 電流トランスの変流比補正方法 Expired - Lifetime JP2507264B2 (ja)

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JPS5316776B2 (ja) * 1973-05-26 1978-06-03
JPS596118U (ja) * 1982-07-02 1984-01-14 馬部 勝雄 鉄筋組立等に使用するスペ−サ

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