JPH037916Y2 - - Google Patents

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JPH037916Y2
JPH037916Y2 JP8136683U JP8136683U JPH037916Y2 JP H037916 Y2 JPH037916 Y2 JP H037916Y2 JP 8136683 U JP8136683 U JP 8136683U JP 8136683 U JP8136683 U JP 8136683U JP H037916 Y2 JPH037916 Y2 JP H037916Y2
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discharge lamp
secondary coil
coils
power supply
filament
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JP8136683U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は放電灯点灯装置に関する。
放電灯点灯装置において、高周波インバータを
用いて高周波点灯する場合に、点灯の始動性を良
くするために放電灯のフイラメントを常時直流電
流によつて予熱する必要があるとき、高周波に対
して高インピーダンスを呈するインダクタンス要
素のひとつを放電灯に並列に接続し、他のひとつ
を両フイラメント及び前記インダクタンス要素と
ともに予熱用直流電源に対して直列接続とする構
成がある。このとき両インダクタンス要素に予熱
用の直流電流によつて偏磁されて高周波に対して
高インピーダンスを呈しなくなる。これを防ぐた
めに両インダクタンス要素を共通の鉄心に巻装す
るとともに各インダクタンス要素による磁束の方
向を逆にすることにより、偏磁を防止するように
している。ところがこのように各インダクタンス
要素を共通の鉄心に巻装して構成するのが面倒で
あるとして、これら各インダクタンス要素を、高
周波インバータの発振トランスの2次コイルで兼
用することが考えられ、更にこの構成を利用して
フイラメントに二輝点をしかも確実に形成する構
成も考えられ、これらはいずれも本考案者によつ
て別途出願されている。
この考案は上記した既提案の放電灯点灯装置に
おいて、予熱時及び点灯時における効率の向上を
図ることを目的とするものである。
この考案の実施例を以下図によつて説明する。
第1図において、1,1Aは直流電源の一方(た
とえば正)の端子、2は高周波インバータで、図
の例ではトランジスタ3、発振トランス4及び帰
還コイル5等から構成されてあり、6は始動用の
スイツチ素子である。これらの構成は従来のもの
と特に異るものではない。7は放電灯である。そ
して1次コイル8がトランジスタ3に接続されて
ある発振トランス4に、2個の2次コイル9,1
0を用意する。放電灯7のフイラメント11,1
2のうちの一方のフイラメント11の各端部はそ
れぞれインダクタンスコイル21,22を介して
2次コイル9,10の各端部A,A′に接続し、
又他方のフイラメント12の一方の端部は2次コ
イル10の他方の端部B′に、他方の端部を電源
端子1Aと、コンデンサ15を介して2次コイル
9の他方の端部Bとに接続する。又端部Bは予熱
電流カツト用のスイツチ素子13、抵抗14を介
して直流電源の他方の端子(図の例ではアース)
に接続してある。
これらの説明から理解されるように、2次コイ
ル10は放電灯7にまたがつて接続されることに
なり、又2次コイル9は、直流電源の端子1Aか
ら、両フイラメント11,12、2次コイル1
0、インダクタンスコイル21,22、スイツチ
素子13を経て直流電源の他方の端子に至る直列
回路に挿入されることになる。なおこの説明では
予熱用直流電源を別個に用意するようにしている
が、これを高周波インバータの電源として用いる
直流電源を兼用するようにしてもよい。そのため
には電源端子1に電源端子1Aを接続すればよ
い。なおコンデンサ15はランプ電流分散用のコ
ンデンサである。
発振トランス4は第2図に示すように、E字型
鉄心16,17を互いに向い合わして構成され、
その一方の中央脚に1次コイル8を、他方の中央
脚に2次コイル9,10を巻装する。この場合第
1図に示すような巻き極性で巻回されている。こ
れを具体的に説明すると、電源端子1Aからみた
場合、各フイラメント11,12を介して2次コ
イル9,10は直列に接続されるが、このときの
各2次コイル9,10に流れる直流電流の方向が
互いに反対となるようにしてあるのである。なお
各スイツチ素子6,13は半導体スイツチ等で構
成してあつてもよい。
以上の構成において、スイツチ素子13がオン
とされると、電源端子1Aからみた場合、フイラ
メント11,12は2次コイル9,10、インダ
クタンスコイル21,22、スイツチ素子13を
経て直列接続されることになり、このとき流れる
直流電流により各フイラメント11,12は予熱
される。この直流電流は2次コイル9,10に対
して互いに反対方向に流れるので、鉄心は偏磁さ
れることがない。放電灯7を点灯するにはスイツ
チ素子6をオン、スイツチ素子13をオフとすれ
ばよく、スイツチ素子6のオンによつて高周波イ
ンバータ2が発振動作し、2次コイル10に高周
波高電圧が発生して放電灯7に印加される。これ
によつて放電灯7は点灯する。
放電灯7が点灯状態にあるとき、フイラメント
11には予熱電流は流れていないから、端部A,
A′はほぼ同電位である。ここでもし2次コイル
9,10の誘起電圧をほぼ等しく設定しておいた
とすると端部B,B′もほぼ電位である。しかし
端部B′は電源端子1Aの電位と考えられるから、
したがつて端部Bも、電源端子1Aとほぼ同電位
である。故にスイツチ素子13には電源端子1の
電圧がかかることになるから、スイツチ素子13
として充分耐圧の低いものでよいことになる。
このような構成によれば、フイラメントをそれ
ぞれ直流電流によつて予熱するようにしても、2
次コイルに流れる直流電流によつて鉄心が偏磁さ
れるのが防止でき、しかも冒頭に述べたようなイ
ンダクタンス要素を、発振トランスに一体化して
いるので、それだけ構成が簡単となり、小型、軽
量化並びに製作費の低廉化が可能となる。
又コンデンサ15を接続しておくと、2次コイ
ル10に誘起する電圧は放電灯7に直接印加さ
れ、2次コイル9に誘起する電圧はコンデンサ1
5を介して放電灯7に印加されるようになる。す
なわちランプ電流は各フイラメント11,12か
ら分流して流れるようになるので、各フイラメン
ト11,12上には2個所に輝点が形成されるよ
うになる。したがつてこのような構成によれば、
2次コイル9,10にランプ電流が分流するので
発振トランスのロスは低減されるし、ランプ電流
が流れるコイルとして等価的に全表面積が増すこ
とになるから、表皮効果によりロスが少くなる。
一方実際問題として、フイラメント11,12
の状態或いは2次コイル9,10の誘起電圧の差
等により、ともすればランプ電流が均等に分配さ
れないことがあり、極端な分配のくずれによつて
はフイラメント上に2個の輝点が形成されないこ
とも起り得る。これでは前記した各利点が得られ
なくなつてしまう。これを防ぐために図のように
2次コイル9,10の各端部A,A′と、フイラ
メント11の各端部間にターン数を同じくするイ
ンダクタンスコイル21,22を接続する。これ
は第3図に示すようにE字型の鉄心23とI字型
の鉄心24とをもつて日字型に構成された鉄心2
5を用意し、その中央脚26にインダクタンスコ
イル21,22を互いに逆極性にして巻回してあ
る。
ここで2次コイル9,10にランプ電流が流れ
た状態を考える。今仮に2次コイル9にランプ電
流が流れたとすると、このランプ電流はインダク
タンスコイル21にも流れるので、ここに起電力
が生ずる。インダクタンスコイル21,22は逆
極性に接続してあるので、端部Cの電圧は端部b
の電圧より高くなり、端部Cからもランプ電流が
流れるようになる。ここでインダクタンスコイル
21,22に同じようにランプ電流が流れるよう
になると、両コイル21,22に起電圧は生じな
くなり、端部ab間、ac間にはほとんど起電力は
生じなくなる。この結果フイラメント11の両端
から流れるランプ電流は互いにほぼ等しくなる。
すなわちフイラメント11には2輝点が確実に生
成され、かつランプ電流はほぼ均等に分散される
ことになるのである。そしてフイラメント11に
おいて上記のような現象が生ずる以上、フイラメ
ント12においても同じ現象すなわち2輝点が形
成されるとともにランプ電流は均等に分散するよ
うになる。
ところでこの考案は、2次コイル9,10とし
てリツツ線を使用する。リツツ線25は第4図に
示すように細線26の複数を集合させて1本の電
線として使用するものである。このようなリツツ
線25とこれと同径の単線からなる電線とを対比
すると、その断面積は単線からなる電線の方が大
きいので、抵抗値は小さい。又表面積を比較する
と、リツツ線の方が各細線26の表面積の和とな
るので、単線からなる電線よりも広くなる。この
ように表面積が広いことは、高周波電流が流れた
場合の表皮効果が大きいことを意味するので、リ
ツツ線の方が効率は良い。
今前述したように予熱時には、電源端子1Aか
ら各フイラメント11,12に予熱用の直流電流
が流れるが、この予熱電流制御のためには直流抵
抗が必要である。この直流抵抗を2次コイル9,
10の抵抗を兼用するとよいが、その抵抗値を大
きくするために線径の細いものを使用すると、抵
抗値が大きくなる反面、これを原因として点灯時
の効率が悪くなる。しかし前記のようにリツツ線
を2次コイル9,10に使用すれば抵抗値が大き
くなるので、予熱時に予熱電流制御に充分使用で
きるとともに、点灯時には、ここには高周波電流
が流れるので、表皮効果により効率は向上する。
なお図の構成に代えてインダクタンスコイル2
1,22を2次コイル9,10の端部A,A′と
フイラメント12の各端部との間に接続してもよ
い。
以上詳述したようにこの考案によれば、高周波
インバータの発振トランスの2個の2次コイルを
リツツ線としたので、予熱電流の抑制に2次コイ
ルの抵抗分を用いても、点灯時の効率の低下を充
分阻止することができるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す回路図、第2
図は発振トランスの平断面図、第3図はインダク
タンスコイルの平断面図、第4図はリツツ線の断
面図である。 1,1A……直流電源の端子、2……高周波イ
ンバータ、4……発振トランス、7……放電灯、
9,10……2次コイル、11,12……フイラ
メント、13……スイツチ素子、15……コンデ
ンサ、21,22……インダクタンスコイル、2
5……リツツ線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放電灯を始動点灯させる高周波出力を発生する
    高周波インバータの発振トランスに、リツツ線か
    らなる第1及び第2の2次コイルを設け、前記第
    1の2次コイルを前記放電灯にまたがつて、その
    誘起電圧によつて前記放電灯を始動点灯させるよ
    うに接続し、又前記第2の2次コイルを、直流電
    源の一方の端子から、前記放電灯の両フイラメン
    ト、前記第1の2次コイル及び前記放電灯の点灯
    中はオフとされるスイツチ素子を経て前記直流電
    源の他方の端子に至る直列回路中に挿入するとと
    もに、前記直列回路に、前記放電灯の予熱時前記
    直流電源からの直流電流が流れるとき、この直流
    電流が前記両2次コイルに逆方向に流れるように
    前記直列回路に前記両2次コイルを接続し、更に
    前記第2の2次コイルを前記放電灯の点灯中に前
    記放電灯にまたがつて高周波的に接続するための
    コンデンサを設けてなり、かつ前記第1及び第2
    の2次コイルの一方の各端部とこの各端部に接続
    されるフイラメントの一方の各端部との間に、同
    一鉄心に互いに逆極性に接続されたインダクタン
    スコイルを接続してなる放電灯点灯装置。
JP8136683U 1983-05-30 1983-05-30 放電灯点灯装置 Granted JPS59186998U (ja)

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JP8136683U JPS59186998U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 放電灯点灯装置

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JPS59186998U JPS59186998U (ja) 1984-12-12
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