JPH06325667A - スイッチ操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】２つ以上の機能を１つの釦で操作可能にするこ
と。 【構成】可動釦を釦本体に対し移動可能に設け、可動釦
を移動させることにより操作するスイッチを選択する。 【効果】１個の釦本体で複数のスイッチを選択的に操作
でき、選択釦部は釦本体に取り付けられているから釦本
体操作時に選択状態を確認しやすく使い勝手が良い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子機器のスイッチ操作
装置に係わり、特にビデオカメラの記録釦部等に好適で
あるスイッチ操作装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般的に電子機器の釦は切り換え可能な
機能の数だけある。コンピュータのキーボードのように
特に釦の数が多い場合にはシフトキーにより機能の数を
釦の数の倍にするようになっており釦の数を増やさず使
い易いものとして定着している。しかし、普通の電子機
器の場合にはコンピュータのキーボードのように標準化
できるものではないため二重機能の釦にすると切り換え
を忘れ誤操作が多くなる欠点があった。そのため機能を
増して使い易くしようとすると、釦の数も増え煩雑にな
って、必ずしも期待の効果をあげることが出来ないこと
があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】複数のスイッチを１個
の釦で選択的に操作できるようにし、且つ選択状態を該
釦上で形状的或いは視覚的に認識できるようにすること
により、釦の数が多くならず使い易い物になる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】スイッチ押圧部を釦本体
から分離し、且つ使用者により該スイッチ押圧部をスイ
ッチに対応する位置に移動できるようにする。

【０００５】

【作用】上記手段により、希望のスイッチを選択的に操
作することができ、選択状態を容易に認識し得る。

【０００６】

【実施例】以下、本発明を図１ないし図５に示した実施
例によって説明する。

【０００７】図１及び図２は本発明の一実施例に係り、
図１は要部の分解斜視図、図２は図１の組立て状態の断
面図である。釦本体１には可動釦２がＡＢ方向に移動可
能なるように釦カバー３により取り付けられる。可動釦
２にはスイッチ押圧部２ａ、選択釦部２ｂ、バネ部２ｄ
及び凸部２ｃが設けられている。釦本体１にはスイッチ
押圧部２ａのための穴１ｃ、凹部１ａ，１ｂ、取付け穴
１ｄ、腕部１ｆ、係合凸部１ｈ等が、釦カバー３には穴
３ａ、係合穴３ｂ等が設けられている。釦カバー３は係
合穴３ｂを釦本体１の係合凸部１ｈに係合させることに
より取り付けられ可動釦２のはずれを防いでいる。穴３
ａから選択釦２ｂを外部に出させ使用者がＡまたはＢ方
向に可動釦を操作できる。かくして、可動釦２は釦本体
１によりＡＢ方向にのみ動くことが可能であり、凸部２
ｃが凹部１ａ，１ｂとバネ部２ｄにより付勢されながら
係合することにより、回路基板６上のスイッチ４又は５
を選択的に操作することができる。

【０００８】本実施例では選択釦部２ｂが釦カバー３上
に出ているので、どちらのスイッチを選択しているかが
触覚的にも分かり易い。また釦カバー３を透明材で成形
し、透明窓部３ｄ，３ｅを残して不透明な表面処理を施
すことにより、釦本体１に表示部１ｊ，１ｋを設け、こ
れらを外部から見えるようにして選択をより分かり易く
することもできる。

【０００９】図３ないし図５は本発明の他の実施例を示
す。図３は平面図（但し筐体７を除く）、図４は図３の
断面図、図５は図３のＣ矢視図である。釦本体１には略
コ字状の穴１ｍ、可撓押え１ｎ及び凸部１ｐが、可動釦
２には支点穴２ｅが、筐体７には支点ボス７ｃが設けら
れている。釦本体１は取付け穴１ｄにより筐体７に取付
け、可動釦２は選択釦２ｂを穴１ｍから外部に出し支点
穴２ｅを支点ボス７ｃに挿入し可撓押え１ｎで取り付け
る。この時可動釦２は釦本体の凸部１ｐに当り軽くスイ
ッチ側に押しつけられる。このため可動釦２は選択釦２
ｂが略コ字状の穴１ｍの両端で安定し、対応する位置に
スイッチ４，５を配置しておくことにより、スイッチの
選択ができる。

【００１０】本実施例ではスイッチ選択切り換え時に可
動釦２を持ち上げるように（スイッチから遠ざかるよう
に）操作することになるので、スイッチ押圧部２ａがス
イッチに当ることがなく、表面がシート状でない普通の
スイッチを用いることができる。

【００１１】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
造で複数のスイッチを選択的に操作することができる。
また、釦本体に選択釦が取り付いているので選択状態を
容易に識別でき誤操作を少なくできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す要部分解斜視図であ
る。

【図２】図１の組立て状態の断面図である。

【図３】本発明の他の実施例を示す平面図である。

【図４】図３の要部断面図である。

【図５】図３のＣ矢視図である。

【符号の説明】

１…釦本体、１ａ，１ｂ…凹部、１ｃ…穴、１ｄ…取付
け穴、１ｆ…腕部、１ｈ…凸部、１ｊ，１ｋ…表示部、
１ｍ…コ字状穴、１ｎ…可撓押え、１ｐ…凸部、２…可
動釦、２ａ…スイッチ押圧部、２ｂ…選択釦部、２ｃ…
凸部、２ｄ…バネ部、２ｅ…支点穴、３…釦カバー、３
ａ…穴、３ｂ…係合穴、３ｄ，３ｅ…透明窓、４，５…
スイッチ、６…回路基板、７…筐体、７ｃ…支点ボス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも釦本体とスイッチ押圧部とが分
   離しており、且つ該スイッチ押圧部が釦本体に対して移
   動可能であり、２個以上のスイッチに対応する位置を選
   択できることを特徴とするスイッチ操作装置。