JPH06325196A - バーコード読み取り装置 - Google Patents
バーコード読み取り装置Info
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- JPH06325196A JPH06325196A JP5114954A JP11495493A JPH06325196A JP H06325196 A JPH06325196 A JP H06325196A JP 5114954 A JP5114954 A JP 5114954A JP 11495493 A JP11495493 A JP 11495493A JP H06325196 A JPH06325196 A JP H06325196A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar code
- circuit
- bar
- address
- count data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】回路規模を小さくすると共に高速スキャンを実
現したバーコード読み取り装置を提供すること。 【構成】スキャン開始と同時にバー幅カウンタ回路3が
基本クロックにてカウントを開始し、バーコード信号1
03により生成されたバーコードエッジ検出パルス10
4の制御により各々バー幅のカウントデータが出力され
る。アドレスカウンタ回路9はバーコードエッジ検出パ
ルス104をクロックとして動作しエレメント単位でカ
ウントアップしていく。そして、バー幅カウンタ回路3
からのバー幅カウントデータ108はアドレスカウンタ
回路9による指定アドレスにてエレメント単位でデュア
ルポートRAM8に書き込まれる。次のスキャンでは前
スキャンとは異なる領域の指定アドレスに同様に書き込
みを行い、同時にデコードCPU10は前スキャンで書
き込まれたカウントデータをデュアルポートRAM8か
ら読み出しデコード処理を行う。
現したバーコード読み取り装置を提供すること。 【構成】スキャン開始と同時にバー幅カウンタ回路3が
基本クロックにてカウントを開始し、バーコード信号1
03により生成されたバーコードエッジ検出パルス10
4の制御により各々バー幅のカウントデータが出力され
る。アドレスカウンタ回路9はバーコードエッジ検出パ
ルス104をクロックとして動作しエレメント単位でカ
ウントアップしていく。そして、バー幅カウンタ回路3
からのバー幅カウントデータ108はアドレスカウンタ
回路9による指定アドレスにてエレメント単位でデュア
ルポートRAM8に書き込まれる。次のスキャンでは前
スキャンとは異なる領域の指定アドレスに同様に書き込
みを行い、同時にデコードCPU10は前スキャンで書
き込まれたカウントデータをデュアルポートRAM8か
ら読み出しデコード処理を行う。
Description
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナ部にて光電変
換され、更に二値化されたバーコード信号についてデー
タ処理を行うバーコード読み取り装置に関する。
換され、更に二値化されたバーコード信号についてデー
タ処理を行うバーコード読み取り装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、媒体上に記録されたバーとスペー
スからなるバーコードをスキャナなどの光電変換手段に
より電気信号に変換し、更に情報処理部で処理可能なデ
ータに復号するバーコード読み取り装置に関する種々の
技術が提案されている。
スからなるバーコードをスキャナなどの光電変換手段に
より電気信号に変換し、更に情報処理部で処理可能なデ
ータに復号するバーコード読み取り装置に関する種々の
技術が提案されている。
【0004】例えば特開平2−287780号公報によ
り開示された「符号読取装置」は、図12に示すよう
に、スキャナ部201によって読み取られカウンタ部2
02で二値化されたバーコード信号のカウントデータを
記憶する第1メモリ203、第2メモリ204を有して
いる。そして、図13に示すように、第1メモリ203
へのカウントデータ書き込み時には第2メモリ204か
ら1スキャン前に書き込んだカウントデータを読み出し
てデコード部205でデコード処理を行い、また第2メ
モリ204へのカウントデータ書き込み時には第1メモ
リ203から1スキャン前に書き込んだカウントデータ
を読み出してデコード部205でデコード処理を行うと
いった動作を交互に行っている。そして、これにより読
み取ったバーコード信号の無駄を低減させると共に処理
時間を短縮している。
り開示された「符号読取装置」は、図12に示すよう
に、スキャナ部201によって読み取られカウンタ部2
02で二値化されたバーコード信号のカウントデータを
記憶する第1メモリ203、第2メモリ204を有して
いる。そして、図13に示すように、第1メモリ203
へのカウントデータ書き込み時には第2メモリ204か
ら1スキャン前に書き込んだカウントデータを読み出し
てデコード部205でデコード処理を行い、また第2メ
モリ204へのカウントデータ書き込み時には第1メモ
リ203から1スキャン前に書き込んだカウントデータ
を読み出してデコード部205でデコード処理を行うと
いった動作を交互に行っている。そして、これにより読
み取ったバーコード信号の無駄を低減させると共に処理
時間を短縮している。
【0005】一方、特開平2−158883号公報によ
り開示された「ポリゴンスキャナのデータ処理方法」で
は、図14に示すように、サンプリング回路206にて
反射光センサからの受光信号をサンプリングして画像デ
ータとし、その画像データを第1及び第2バッファ20
7、208に記憶する。そして、図15に示すように、
第1バッファ207への画像データ書き込み時には第2
バッファ208から1スキャン前に書き込んだ画像デー
タを読み出して次工程処理を行い、また第2バッファ2
08への画像データ書き込み時には第1バッファ207
から1スキャン前に書き込んだ画像データを読み出して
次工程処理を行うといった動作を交互に行っている。そ
して、これにより1面スキャン時間中を全て次工程処理
に費やすことを可能とし、次工程処理のクロック周波数
をサンプリング周波数の2分の1とし、次工程処理を楽
なものとしている。
り開示された「ポリゴンスキャナのデータ処理方法」で
は、図14に示すように、サンプリング回路206にて
反射光センサからの受光信号をサンプリングして画像デ
ータとし、その画像データを第1及び第2バッファ20
7、208に記憶する。そして、図15に示すように、
第1バッファ207への画像データ書き込み時には第2
バッファ208から1スキャン前に書き込んだ画像デー
タを読み出して次工程処理を行い、また第2バッファ2
08への画像データ書き込み時には第1バッファ207
から1スキャン前に書き込んだ画像データを読み出して
次工程処理を行うといった動作を交互に行っている。そ
して、これにより1面スキャン時間中を全て次工程処理
に費やすことを可能とし、次工程処理のクロック周波数
をサンプリング周波数の2分の1とし、次工程処理を楽
なものとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−287780号公報により開示された技術では
図12に示すように、カウントデータの読み出し/書き
込み動作を交互に行うための2つのメモリ素子が必要と
なると共に、カウンタとメモリの間、及びメモリとデコ
ード回路の間に2つのメモリの書き込み/読み出し切り
替え動作を行うスイッチ回路も必要となる。
開平2−287780号公報により開示された技術では
図12に示すように、カウントデータの読み出し/書き
込み動作を交互に行うための2つのメモリ素子が必要と
なると共に、カウンタとメモリの間、及びメモリとデコ
ード回路の間に2つのメモリの書き込み/読み出し切り
替え動作を行うスイッチ回路も必要となる。
【0007】同様に、上記特開平2−158883号公
報により開示された技術では、図14に示すように、画
像データの読み出し/書き込み動作を交互に行うための
2つのメモリ素子が必要となると共に、サンプリング回
路とメモリの間、及びメモリと次工程処理回路の間に2
つのメモリの書き込み/読み出し切り替え動作を行うス
イッチ回路も必要となる。
報により開示された技術では、図14に示すように、画
像データの読み出し/書き込み動作を交互に行うための
2つのメモリ素子が必要となると共に、サンプリング回
路とメモリの間、及びメモリと次工程処理回路の間に2
つのメモリの書き込み/読み出し切り替え動作を行うス
イッチ回路も必要となる。
【0008】このように、これら従来技術では2つのメ
モリ素子及び切り替えスイッチが必要である。そして、
これに伴ってデコード部はスイッチを経て交互にメモリ
素子2つにアクセスしなくてはならない為、第1メモリ
とデコード部の間、第2メモリとデコード部の間の2系
統のデータバスが必要となり、更にはメモリの書き込み
側でも2系統のデータバスが必要となる。
モリ素子及び切り替えスイッチが必要である。そして、
これに伴ってデコード部はスイッチを経て交互にメモリ
素子2つにアクセスしなくてはならない為、第1メモリ
とデコード部の間、第2メモリとデコード部の間の2系
統のデータバスが必要となり、更にはメモリの書き込み
側でも2系統のデータバスが必要となる。
【0009】従って、データの流れる経路を2系統有
し、バス切り替え機能により2つのメモリに交互にアク
セスするとなると、部品点数及びプリント基板における
配線パターンの量が多くなり、回路規模が大きくなると
いう問題が生じてしまう。
し、バス切り替え機能により2つのメモリに交互にアク
セスするとなると、部品点数及びプリント基板における
配線パターンの量が多くなり、回路規模が大きくなると
いう問題が生じてしまう。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、回路規模を小さくすると
共に高速スキャンを実現したバーコード読み取り装置を
提供することにある。
で、その目的とするところは、回路規模を小さくすると
共に高速スキャンを実現したバーコード読み取り装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるバーコード読み取り装置
は、スキャナ部にて光電変換され、更に二値化されたバ
ーコード信号についてデータ処理を行うバーコード読み
取り装置において、上記バーコード信号のバー幅をカウ
ントしてバー幅カウントデータを出力する自走カウンタ
手段と、上記自走カウンタ手段からのバー幅カウントデ
ータを格納する第1の記憶領域とデコード処理用の第2
の記憶領域とを有し、少なくとも2つのポートから同時
にアクセスすることができる記憶手段と、上記バー幅カ
ウントデータの上記記憶手段の第1の記憶領域への書き
込み時に上記記憶手段のアドレスを指定するアドレスカ
ウンタ手段と、上記記憶手段の第1の記憶領域に格納さ
れたバー幅カウントデータを読み出してデコード処理を
行うデコード処理手段と、上記デコード処理手段がデコ
ード処理を実行する際のプログラムを予め記憶したプロ
グラム記憶手段とを具備することを特徴とする。
に、本発明の第1の態様によるバーコード読み取り装置
は、スキャナ部にて光電変換され、更に二値化されたバ
ーコード信号についてデータ処理を行うバーコード読み
取り装置において、上記バーコード信号のバー幅をカウ
ントしてバー幅カウントデータを出力する自走カウンタ
手段と、上記自走カウンタ手段からのバー幅カウントデ
ータを格納する第1の記憶領域とデコード処理用の第2
の記憶領域とを有し、少なくとも2つのポートから同時
にアクセスすることができる記憶手段と、上記バー幅カ
ウントデータの上記記憶手段の第1の記憶領域への書き
込み時に上記記憶手段のアドレスを指定するアドレスカ
ウンタ手段と、上記記憶手段の第1の記憶領域に格納さ
れたバー幅カウントデータを読み出してデコード処理を
行うデコード処理手段と、上記デコード処理手段がデコ
ード処理を実行する際のプログラムを予め記憶したプロ
グラム記憶手段とを具備することを特徴とする。
【0012】また、第2の態様によるバーコード読み取
り装置は、上記自走カウンタ手段の制御信号及びアドレ
スカウンタ手段のカウントクロックをバーコード信号の
エッジから生成するバーコードエッジ検出手段を更に具
備することを特徴とする。
り装置は、上記自走カウンタ手段の制御信号及びアドレ
スカウンタ手段のカウントクロックをバーコード信号の
エッジから生成するバーコードエッジ検出手段を更に具
備することを特徴とする。
【0013】
【作用】即ち、本発明の第1の態様によるバーコード読
み取り装置では、自走カウンタ手段がバーコード信号の
バー幅をカウントしてバー幅カウントデータを出力する
と、記憶手段の第1の記憶領域にこのバー幅カウントデ
ータが格納される。そして、このバー幅カウントデータ
の上記記憶手段の第1の記憶領域への書き込み時にはア
ドレスカウンタ手段によりアドレスが指定される。さら
に、デコード処理手段は上記記憶手段の第1の記憶領域
に格納されたバー幅カウントデータを読み出してデコー
ド処理を行う。そして、プログラム記憶手段は上記デコ
ード処理手段がデコード処理を実行する際のプログラム
を予め記憶している。
み取り装置では、自走カウンタ手段がバーコード信号の
バー幅をカウントしてバー幅カウントデータを出力する
と、記憶手段の第1の記憶領域にこのバー幅カウントデ
ータが格納される。そして、このバー幅カウントデータ
の上記記憶手段の第1の記憶領域への書き込み時にはア
ドレスカウンタ手段によりアドレスが指定される。さら
に、デコード処理手段は上記記憶手段の第1の記憶領域
に格納されたバー幅カウントデータを読み出してデコー
ド処理を行う。そして、プログラム記憶手段は上記デコ
ード処理手段がデコード処理を実行する際のプログラム
を予め記憶している。
【0014】また、第2の態様によるバーコード読み取
り装置では、バーコードエッジ検出手段が上記自走カウ
ンタ手段の制御信号及びアドレスカウンタ手段のカウン
トクロックをバーコード信号のエッジから生成する。
り装置では、バーコードエッジ検出手段が上記自走カウ
ンタ手段の制御信号及びアドレスカウンタ手段のカウン
トクロックをバーコード信号のエッジから生成する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。先ず図2のフローチャートを参照して本発
明の基本動作について説明する。バーコードリーダにト
リガスタートがかかると(ステップS1)、スキャン開
始となり(ステップS2)、スキャナ部にて光電変換さ
れ、更に二値化されたバーコード信号のバー幅がエレメ
ント単位でカウントされる。そして、このカウントデー
タは、アドレスカウンタによる指定アドレスでデュアル
ポートRAMに書き込まれる(ステップS3〜S7)。
同時にデコードCPUは第2スキャンから前スキャンで
デュアルポートRAMに格納されたカウントデータを読
み出しデコード処理を行う(ステップS8〜S11)。
こうして、デコードが終了すると読み取りデータを転送
しスキャン終了となる(ステップS12〜S14)。
て説明する。先ず図2のフローチャートを参照して本発
明の基本動作について説明する。バーコードリーダにト
リガスタートがかかると(ステップS1)、スキャン開
始となり(ステップS2)、スキャナ部にて光電変換さ
れ、更に二値化されたバーコード信号のバー幅がエレメ
ント単位でカウントされる。そして、このカウントデー
タは、アドレスカウンタによる指定アドレスでデュアル
ポートRAMに書き込まれる(ステップS3〜S7)。
同時にデコードCPUは第2スキャンから前スキャンで
デュアルポートRAMに格納されたカウントデータを読
み出しデコード処理を行う(ステップS8〜S11)。
こうして、デコードが終了すると読み取りデータを転送
しスキャン終了となる(ステップS12〜S14)。
【0016】尚、図3(a)はスキャンタイミング、図
3(b)は二値化されたバーコード信号、図3(c)は
バー幅カウントデータ書き込み状態、図3(d)はカウ
ントデータ読み出し及びデコード処理状態をそれぞれ示
す。
3(b)は二値化されたバーコード信号、図3(c)は
バー幅カウントデータ書き込み状態、図3(d)はカウ
ントデータ読み出し及びデコード処理状態をそれぞれ示
す。
【0017】以下、本発明の第1の実施例について説明
する。図1は、本発明の第1の実施例に係るバーコード
読み取り装置のデータ処理部の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
する。図1は、本発明の第1の実施例に係るバーコード
読み取り装置のデータ処理部の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【0018】同図に示すように、データ処理部は、走査
タイミング信号101のエッジを検出する走査タイミン
グ信号エッジ検出回路1と、二値化されたバーコード信
号103のエッジを検出するバーコードエッジ検出回路
2、バーコード信号103のバー幅を自走クロックでカ
ウントするバー幅カウンタ回路3、バー幅カウンタ回路
3からのカウントデータ108をラッチするラッチ回路
4、基本クロック105を分周する分周器5、デコード
CPU10からの指示に従ってカウントクロックを基本
クロック105から分周器5で分周されたクロックに切
り替えるクロック制御回路6、バー幅カウンタ回路3の
オーバーフローを検出するオーバーフロー検出回路7、
バー幅カウントデータ格納用メモリ領域とデコードCP
Uデータ処理用メモリ領域の2つのポートを持つデュア
ルポートRAM8、デュアルポートRAM8にアドレス
を指定するアドレスカウンタ回路9、バー幅カウントデ
ータからデコード処理するデコードCPU10、デコー
ドCPU10を動作させるプログラムを内蔵したROM
11とで構成されている。
タイミング信号101のエッジを検出する走査タイミン
グ信号エッジ検出回路1と、二値化されたバーコード信
号103のエッジを検出するバーコードエッジ検出回路
2、バーコード信号103のバー幅を自走クロックでカ
ウントするバー幅カウンタ回路3、バー幅カウンタ回路
3からのカウントデータ108をラッチするラッチ回路
4、基本クロック105を分周する分周器5、デコード
CPU10からの指示に従ってカウントクロックを基本
クロック105から分周器5で分周されたクロックに切
り替えるクロック制御回路6、バー幅カウンタ回路3の
オーバーフローを検出するオーバーフロー検出回路7、
バー幅カウントデータ格納用メモリ領域とデコードCP
Uデータ処理用メモリ領域の2つのポートを持つデュア
ルポートRAM8、デュアルポートRAM8にアドレス
を指定するアドレスカウンタ回路9、バー幅カウントデ
ータからデコード処理するデコードCPU10、デコー
ドCPU10を動作させるプログラムを内蔵したROM
11とで構成されている。
【0019】ここで図4は上記バーコードエッジ検出回
路2の詳細な構成を示す図である。このバーコードエッ
ジ検出回路2は、バーコード信号103を基本クロック
105同期にしエッジパルス生成カウンタのリセット信
号を生成するフリップフロップ回路LS740と、バー
コード信号103が“L”から“H”及び“H”から
“L”に変化したときのエッジ検出パルスを生成する4
ビットバイナリカウンタ回路LS161a,b、“L”
から“H”及び“H”から“L”のエッジ検出パルスを
OR演算するOR回路LS32、エッジパルス生成カウ
ンタ制御用NOR回路LS02、バーコードエッジパル
スのラッチ用フリップフロップ回路LS74b及び反転
回路LS04で構成されている。
路2の詳細な構成を示す図である。このバーコードエッ
ジ検出回路2は、バーコード信号103を基本クロック
105同期にしエッジパルス生成カウンタのリセット信
号を生成するフリップフロップ回路LS740と、バー
コード信号103が“L”から“H”及び“H”から
“L”に変化したときのエッジ検出パルスを生成する4
ビットバイナリカウンタ回路LS161a,b、“L”
から“H”及び“H”から“L”のエッジ検出パルスを
OR演算するOR回路LS32、エッジパルス生成カウ
ンタ制御用NOR回路LS02、バーコードエッジパル
スのラッチ用フリップフロップ回路LS74b及び反転
回路LS04で構成されている。
【0020】そして、二値化されたバーコード信号10
3はフリップフロップ回路LS74にて基本クロック1
05によりラッチされ、その反転出力及び非反転出力が
4ビットバイナリカウンタ回路LS161a,bをそれ
ぞれリセットし、バーコード信号103が“H”の期間
は上段の4ビットバイナリカウンタ回路LS161aが
カウントアップし、“L”の期間は下段の4ビットバイ
ナリカウンタ回路LS161bがカウントアップする。
さらに、カウンタ出力“QB”がカウンタの“LOA
D”に入力されるため、カウンタ出力“QA”からの1
カウント分のパルスのみが“L”から“H”、“H”か
ら“L”の変化時にそれぞれ出力される。そして、上段
の4ビットバイナリカウンタ回路LS161aの出力
“QA”、下段の4ビットバイナリカウンタ回路LS1
61aの出力“QA”がOR回路LS32及びフリップ
フロップ回路LS74bを経てバーコードエッジパルス
104として出力される。
3はフリップフロップ回路LS74にて基本クロック1
05によりラッチされ、その反転出力及び非反転出力が
4ビットバイナリカウンタ回路LS161a,bをそれ
ぞれリセットし、バーコード信号103が“H”の期間
は上段の4ビットバイナリカウンタ回路LS161aが
カウントアップし、“L”の期間は下段の4ビットバイ
ナリカウンタ回路LS161bがカウントアップする。
さらに、カウンタ出力“QB”がカウンタの“LOA
D”に入力されるため、カウンタ出力“QA”からの1
カウント分のパルスのみが“L”から“H”、“H”か
ら“L”の変化時にそれぞれ出力される。そして、上段
の4ビットバイナリカウンタ回路LS161aの出力
“QA”、下段の4ビットバイナリカウンタ回路LS1
61aの出力“QA”がOR回路LS32及びフリップ
フロップ回路LS74bを経てバーコードエッジパルス
104として出力される。
【0021】図5は上記バー幅カウンタ回路3及びオー
バーフロー検出回路7及びラッチ回路4の詳細な構成を
示す図である。これら回路は、2段合わせて最大“F
F”までカウント出来るバー幅カウント用4ビットバイ
ナリカウンタ回路LS163a,bと、カウンタ値“F
F”を検出し、その時点でカウント動作を停止させる4
入力NAND回路LS20、AND回路LS08、OR
回路LS32、LS163a,bからのカウンタ出力を
ラッチするラッチ回路LS374、バーコードエッジパ
ルスと走査タイミングパルスからLS163a,bのリ
セット信号を生成するAND回路LS08で構成されて
いる。
バーフロー検出回路7及びラッチ回路4の詳細な構成を
示す図である。これら回路は、2段合わせて最大“F
F”までカウント出来るバー幅カウント用4ビットバイ
ナリカウンタ回路LS163a,bと、カウンタ値“F
F”を検出し、その時点でカウント動作を停止させる4
入力NAND回路LS20、AND回路LS08、OR
回路LS32、LS163a,bからのカウンタ出力を
ラッチするラッチ回路LS374、バーコードエッジパ
ルスと走査タイミングパルスからLS163a,bのリ
セット信号を生成するAND回路LS08で構成されて
いる。
【0022】そして、スキャン開始と同時にバイナリカ
ウンタ回路LS163a,bはカウンタクロック106
にてカウントアップを始め、そのカウント値はバーコー
ドエッジパルス104のタイミングでラッチ回路LS3
74でラッチされ、バー幅単位にバー幅カウントデータ
109として出力される。さらに、バイナリカウンタ回
路LS163a,bはAND回路LS08からのリセッ
ト信号にてバー幅単位にリセットされる。そして、カウ
ンタ値が“FF”に達した場合、NAND回路LS20
の出力はそれぞれ“H”になり、次のリセット信号がく
るまでカウント動作を停止させる。
ウンタ回路LS163a,bはカウンタクロック106
にてカウントアップを始め、そのカウント値はバーコー
ドエッジパルス104のタイミングでラッチ回路LS3
74でラッチされ、バー幅単位にバー幅カウントデータ
109として出力される。さらに、バイナリカウンタ回
路LS163a,bはAND回路LS08からのリセッ
ト信号にてバー幅単位にリセットされる。そして、カウ
ンタ値が“FF”に達した場合、NAND回路LS20
の出力はそれぞれ“H”になり、次のリセット信号がく
るまでカウント動作を停止させる。
【0023】図6は上記走査タイミングエッジ検出回路
1の詳細な構成を示す図である。この走査タイミングエ
ッジ検出回路1は、走査タイミング信号を基本クロック
105同期にし、エッジパルス生成カウンタのリセット
信号を生成するフリップフロップ回路LS74aと、走
査タイミング信号が“L”から“H”及び“H”から
“L”に変化したときのエッジ検出パルスを生成する4
ビットバイナリカウンタ回路LS161a,b、“L”
から“H”及び“H”から“L”のエッジ検出パルスを
OR演算するOR回路LS32、エッジパルス生成カウ
ンタ制御用NOR回路LS02、バーコードエッジパル
スのラッチ用フリップフロップ回路LS74b及び反転
回路LS04で構成されている。
1の詳細な構成を示す図である。この走査タイミングエ
ッジ検出回路1は、走査タイミング信号を基本クロック
105同期にし、エッジパルス生成カウンタのリセット
信号を生成するフリップフロップ回路LS74aと、走
査タイミング信号が“L”から“H”及び“H”から
“L”に変化したときのエッジ検出パルスを生成する4
ビットバイナリカウンタ回路LS161a,b、“L”
から“H”及び“H”から“L”のエッジ検出パルスを
OR演算するOR回路LS32、エッジパルス生成カウ
ンタ制御用NOR回路LS02、バーコードエッジパル
スのラッチ用フリップフロップ回路LS74b及び反転
回路LS04で構成されている。
【0024】そして、走査タイミング信号101はフリ
ップフロップ回路LS74aにて基本クロック105に
よりラッチされ、その反転出力及び非反転出力がバイナ
リカウンタ回路LS161a,bをそれぞれリセット
し、走査タイミング信号が“H”の期間は上段のバイナ
リカウンタ回路LS161aがカウントアップし、
“L”の期間は下段のバイナリカウンタ回路LS161
bがカウントアップする。さらに、カウンタ出力“Q
B”がカウンタの“LOAD”に入力されるため、カウ
ンタ出力“QA”からの1カウント分のパルスのみが
“L”から“H”、“H”から“L”の変化時にそれぞ
れ出力される。そして、上段のバイナリカウンタ回路L
S161aの出力“QA”、下段のバイナリカウンタ回
路LS161aの出力“QA”がOR回路LS32及び
フリップフロップ回路LS74bを経て走査タイミング
エッジパルス102として出力される。
ップフロップ回路LS74aにて基本クロック105に
よりラッチされ、その反転出力及び非反転出力がバイナ
リカウンタ回路LS161a,bをそれぞれリセット
し、走査タイミング信号が“H”の期間は上段のバイナ
リカウンタ回路LS161aがカウントアップし、
“L”の期間は下段のバイナリカウンタ回路LS161
bがカウントアップする。さらに、カウンタ出力“Q
B”がカウンタの“LOAD”に入力されるため、カウ
ンタ出力“QA”からの1カウント分のパルスのみが
“L”から“H”、“H”から“L”の変化時にそれぞ
れ出力される。そして、上段のバイナリカウンタ回路L
S161aの出力“QA”、下段のバイナリカウンタ回
路LS161aの出力“QA”がOR回路LS32及び
フリップフロップ回路LS74bを経て走査タイミング
エッジパルス102として出力される。
【0025】図7は上記アドレスカウンタ回路9の詳細
な構成を示す図である。このアドレスカウンタ回路9
は、書き込みアドレス生成用4ビットバイナリカウンタ
回路LS163a,b,cの3段で構成されている。
な構成を示す図である。このアドレスカウンタ回路9
は、書き込みアドレス生成用4ビットバイナリカウンタ
回路LS163a,b,cの3段で構成されている。
【0026】そして、カウンタ回路LS163a,b,
cはバーコードエッジパルスをクロックとし、カウント
アップしていく。さらに、カウンタ回路は1スキャン周
期で走査タイミングエッジパルスによりリセットされ、
最大“FFF”までカウントすることができる。また、
書き込みアドレス110はカウンタ出力値と最上位ビッ
トに走査タイミング信号101で構成される。このアド
レスカウンタ回路9では、バーコードエッジパルス10
4をクロックとしエレメント単位でカウントアップし
て、その都度デュアルポートRAM8のポート1にアド
レス110を与える。
cはバーコードエッジパルスをクロックとし、カウント
アップしていく。さらに、カウンタ回路は1スキャン周
期で走査タイミングエッジパルスによりリセットされ、
最大“FFF”までカウントすることができる。また、
書き込みアドレス110はカウンタ出力値と最上位ビッ
トに走査タイミング信号101で構成される。このアド
レスカウンタ回路9では、バーコードエッジパルス10
4をクロックとしエレメント単位でカウントアップし
て、その都度デュアルポートRAM8のポート1にアド
レス110を与える。
【0027】図8は上記分周器5及びクロック制御回路
6の詳細な構成を示す図である。分周用フリップフロッ
プ回路LS74、基本クロック/分周クロック選択用の
反転回路LS04及びNOR回路LS02で構成されて
いる。
6の詳細な構成を示す図である。分周用フリップフロッ
プ回路LS74、基本クロック/分周クロック選択用の
反転回路LS04及びNOR回路LS02で構成されて
いる。
【0028】そして、基本クロック105は分周用フリ
ップフロップ回路LS74で分周される。さらに、クロ
ック制御信号116に従って基本クロック105/分周
クロック106のいずれかが選択され、カウントクロッ
ク107として出力される。
ップフロップ回路LS74で分周される。さらに、クロ
ック制御信号116に従って基本クロック105/分周
クロック106のいずれかが選択され、カウントクロッ
ク107として出力される。
【0029】以下、このような構成の第1の実施例に係
るバーコード読み取り装置の動作について詳細に説明す
る。図示しないスキャナ部からの走査タイミング信号1
01が走査タイミング信号エッジ検出回路1に入力され
ると、この走査タイミング信号のエッジが検出される。
そして、この走査タイミングエッジ検出回路1で生成さ
れた走査タイミングエッジ検出パルス102はバー幅カ
ウンタ回路3及びアドレスカウンタ回路9に入力され
る。さらに、図示しないスキャナ部にて光電変換され二
値化されたバーコード信号103がバーコードエッジ検
出回路2に入力されると、この二値化されたバーコード
信号のエッジが検出される。そして、このバーコードエ
ッジ検出回路2にて生成されたバーコードエッジ検出パ
ルス104は、バー幅カウンタ回路3、ラッチ回路4、
デュアルポートRAM8、アドレスカウンタ回路9に入
力される。
るバーコード読み取り装置の動作について詳細に説明す
る。図示しないスキャナ部からの走査タイミング信号1
01が走査タイミング信号エッジ検出回路1に入力され
ると、この走査タイミング信号のエッジが検出される。
そして、この走査タイミングエッジ検出回路1で生成さ
れた走査タイミングエッジ検出パルス102はバー幅カ
ウンタ回路3及びアドレスカウンタ回路9に入力され
る。さらに、図示しないスキャナ部にて光電変換され二
値化されたバーコード信号103がバーコードエッジ検
出回路2に入力されると、この二値化されたバーコード
信号のエッジが検出される。そして、このバーコードエ
ッジ検出回路2にて生成されたバーコードエッジ検出パ
ルス104は、バー幅カウンタ回路3、ラッチ回路4、
デュアルポートRAM8、アドレスカウンタ回路9に入
力される。
【0030】そして、バー幅カウンタ回路3ではバーコ
ード信号103のバー幅が自走クロックでカウントさ
れ、ラッチ回路4ではバー幅カウンタ回路3からのカウ
ントデータ108がラッチされる。このとき、カウント
データ108はオーバーフロー検出回路7にも入力され
る。そして、オーバーフロー検出回路7により上記バー
幅カウンタ回路3のオーバーフローが検出された場合、
オーバーフロー検出信号115が出力される。さらに、
上記ラッチ回路4にてラッチされたバー幅カウントデー
タ109はデュアルポートRAM8に入力され、そのバ
ー幅カウントデータ格納用メモリ領域に格納される。
ード信号103のバー幅が自走クロックでカウントさ
れ、ラッチ回路4ではバー幅カウンタ回路3からのカウ
ントデータ108がラッチされる。このとき、カウント
データ108はオーバーフロー検出回路7にも入力され
る。そして、オーバーフロー検出回路7により上記バー
幅カウンタ回路3のオーバーフローが検出された場合、
オーバーフロー検出信号115が出力される。さらに、
上記ラッチ回路4にてラッチされたバー幅カウントデー
タ109はデュアルポートRAM8に入力され、そのバ
ー幅カウントデータ格納用メモリ領域に格納される。
【0031】また、図示していない発振器からの基本ク
ロック105は、走査タイミングエッジ検出回路1、バ
ーコードエッジ検出回路2、クロック制御回路6にそれ
ぞれ入力される。そして、クロック制御回路6には、こ
の基本クロック105が分周器5で分周された分周クロ
ック106も入力され、当該クロック制御回路6ではデ
コードCPU10からの指示に従いカウントクロックが
基本クロックから分周器5で分周されたクロックに切り
替えられる。そして、クロック制御回路6で選択された
バー幅カウントクロック107はバー幅カウンタ回路3
に入力される。
ロック105は、走査タイミングエッジ検出回路1、バ
ーコードエッジ検出回路2、クロック制御回路6にそれ
ぞれ入力される。そして、クロック制御回路6には、こ
の基本クロック105が分周器5で分周された分周クロ
ック106も入力され、当該クロック制御回路6ではデ
コードCPU10からの指示に従いカウントクロックが
基本クロックから分周器5で分周されたクロックに切り
替えられる。そして、クロック制御回路6で選択された
バー幅カウントクロック107はバー幅カウンタ回路3
に入力される。
【0032】そして、当該デコードCPU10からは制
御信号111及び指定アドレス112がデュアルポート
RAM8に入力され、更に、このデコードCPU10か
らはプログラムROM11を制御するイネーブル信号1
14も出力される。このプログラムROM11は、デコ
ードCPU10を動作させるプログラムを内蔵しており
プログラムデータ113がデコードCPU10に対して
出力され、バー幅カウントデータ109はデコードCP
U10によりデコード処理される。また、デコードCP
U10からはクロック制御信号116がクロック制御回
路6に出力される。さらに、デュアルポートRAM8は
バー幅カウントデータ格納用メモリ領域とデコードCP
Uデータ処理用メモリ領域との2つのポートを有してお
り、バー幅カウントデータの書き込み時にはアドレスカ
ウンタ回路9から指定アドレス110が出力され、デュ
アルポートRAM8の書き込みアドレスが指定される。
御信号111及び指定アドレス112がデュアルポート
RAM8に入力され、更に、このデコードCPU10か
らはプログラムROM11を制御するイネーブル信号1
14も出力される。このプログラムROM11は、デコ
ードCPU10を動作させるプログラムを内蔵しており
プログラムデータ113がデコードCPU10に対して
出力され、バー幅カウントデータ109はデコードCP
U10によりデコード処理される。また、デコードCP
U10からはクロック制御信号116がクロック制御回
路6に出力される。さらに、デュアルポートRAM8は
バー幅カウントデータ格納用メモリ領域とデコードCP
Uデータ処理用メモリ領域との2つのポートを有してお
り、バー幅カウントデータの書き込み時にはアドレスカ
ウンタ回路9から指定アドレス110が出力され、デュ
アルポートRAM8の書き込みアドレスが指定される。
【0033】ここで、図9は信号101〜107、10
9〜110の通常動作時のタイムチャートであり、図1
0は信号101〜107、109〜110のオーバーフ
ロー検出時のタイムチャートである。
9〜110の通常動作時のタイムチャートであり、図1
0は信号101〜107、109〜110のオーバーフ
ロー検出時のタイムチャートである。
【0034】図9のタイムチャートに示すように、通常
動作時には第1スキャンで取り込まれ二値化されたバー
コード信号103は先ずバーコードエッジ検出回路2に
入力され、エッジ検出回路2からは黒バー、白バー各エ
レメントごとにエッジ検出パルス104が出力される。
そして、バー幅カウンタ回路3はスキャン開始と同時に
カウントクロック107で自走カウントを始める。この
カウントクロック107には、図4のタイムチャートに
示すように基本クロック105が選択されている。更
に、バー幅カウンタ回路3からのカウントデータ108
は、ラッチ回路4にてエッジ検出パルス104によりエ
レメント単位でラッチされて、ラッチされたカウントデ
ータ109はデュアルポートRAM8のポート1側に入
力される。また、バー幅カウンタ回路3はバーコードエ
ッジ検出パルス104にてリセットされていく。アドレ
スカウンタ回路9は、バーコードエッジ検出パルス10
4をカウントクロックとして動作し、エレメント単位で
カウントアップし、そのカウント出力が書き込みアドレ
スとしてデュアルポートRAM8のポート1のアドレス
に与えられ、また、走査タイミング信号101がアドレ
スの上位1ビットに与えられて、デュアルポートRAM
8のポート1ではカウントデータ109をそれぞれのア
ドレス110にエレメント単位で格納していく。
動作時には第1スキャンで取り込まれ二値化されたバー
コード信号103は先ずバーコードエッジ検出回路2に
入力され、エッジ検出回路2からは黒バー、白バー各エ
レメントごとにエッジ検出パルス104が出力される。
そして、バー幅カウンタ回路3はスキャン開始と同時に
カウントクロック107で自走カウントを始める。この
カウントクロック107には、図4のタイムチャートに
示すように基本クロック105が選択されている。更
に、バー幅カウンタ回路3からのカウントデータ108
は、ラッチ回路4にてエッジ検出パルス104によりエ
レメント単位でラッチされて、ラッチされたカウントデ
ータ109はデュアルポートRAM8のポート1側に入
力される。また、バー幅カウンタ回路3はバーコードエ
ッジ検出パルス104にてリセットされていく。アドレ
スカウンタ回路9は、バーコードエッジ検出パルス10
4をカウントクロックとして動作し、エレメント単位で
カウントアップし、そのカウント出力が書き込みアドレ
スとしてデュアルポートRAM8のポート1のアドレス
に与えられ、また、走査タイミング信号101がアドレ
スの上位1ビットに与えられて、デュアルポートRAM
8のポート1ではカウントデータ109をそれぞれのア
ドレス110にエレメント単位で格納していく。
【0035】そして、第2スキャンでは、第1スキャン
同様にバー幅カウンタ回路3とアドレスカウンタ回路9
が動作し、デュアルポートRAM8のポート1にそれぞ
れカウントデータ109を格納していくが、書き込みア
ドレス110の上位1ビットである走査タイミング信号
101が第1スキャンとは反転しているため第1スキャ
ンとは異なる領域のアドレス110に格納することにな
る。さらに、この第2スキャン時、デコードCPU10
は、第1スキャンでアドレスカウンタ回路9が与えた書
き込みアドレスと同じアドレス112をデュアルポート
RAM8のポート2に与え、第1スキャンに書き込まれ
たカウントデータをプログラムROM11からのプログ
ラムデータ113に従って順次読み出し、第2スキャン
終了までに第1スキャンで書き込まれたカウントデータ
のデコード処理を行う。
同様にバー幅カウンタ回路3とアドレスカウンタ回路9
が動作し、デュアルポートRAM8のポート1にそれぞ
れカウントデータ109を格納していくが、書き込みア
ドレス110の上位1ビットである走査タイミング信号
101が第1スキャンとは反転しているため第1スキャ
ンとは異なる領域のアドレス110に格納することにな
る。さらに、この第2スキャン時、デコードCPU10
は、第1スキャンでアドレスカウンタ回路9が与えた書
き込みアドレスと同じアドレス112をデュアルポート
RAM8のポート2に与え、第1スキャンに書き込まれ
たカウントデータをプログラムROM11からのプログ
ラムデータ113に従って順次読み出し、第2スキャン
終了までに第1スキャンで書き込まれたカウントデータ
のデコード処理を行う。
【0036】一方、図10のタイムチャートに示すよう
に、第1スキャン中、あるエレメントの途中でバー幅カ
ウンタ回路3のカウントデータ108が“FF”になっ
てしまい、オーバーフロー検出回路7にてオーバーフロ
ーが検出された場合には、検出信号115はバー幅カウ
ンタ回路3を“FF”で停止させて、バーコードエッジ
検出パルス104のタイミングでカウントデータ“F
F”をデュアルポートRAM8に書き込む。そして、第
2スキャン中のデコード処理にて、バー幅カウント値の
オーバースキャンと判断されたら、クロック制御信号1
16にてクロック切り替え指示をクロック制御回路6に
与え、第3スキャンからカウントクロック107を基本
クロック105から分周器5にて適切な周波数に分周さ
れた分周クロック106に切り替えてバー幅カウントを
行い、正確なカウントデータ109をデュアルポートR
AM8のポート1に格納していく。さらに、デコードC
PU10は、第4スキャン中に第3スキャンで書き込ま
れたカウントデータを順次読み出してデコード処理を行
う。デコード達成したならば、デコードCPU10から
の制御信号116はカウントクロック107を基本クロ
ック105に戻す。
に、第1スキャン中、あるエレメントの途中でバー幅カ
ウンタ回路3のカウントデータ108が“FF”になっ
てしまい、オーバーフロー検出回路7にてオーバーフロ
ーが検出された場合には、検出信号115はバー幅カウ
ンタ回路3を“FF”で停止させて、バーコードエッジ
検出パルス104のタイミングでカウントデータ“F
F”をデュアルポートRAM8に書き込む。そして、第
2スキャン中のデコード処理にて、バー幅カウント値の
オーバースキャンと判断されたら、クロック制御信号1
16にてクロック切り替え指示をクロック制御回路6に
与え、第3スキャンからカウントクロック107を基本
クロック105から分周器5にて適切な周波数に分周さ
れた分周クロック106に切り替えてバー幅カウントを
行い、正確なカウントデータ109をデュアルポートR
AM8のポート1に格納していく。さらに、デコードC
PU10は、第4スキャン中に第3スキャンで書き込ま
れたカウントデータを順次読み出してデコード処理を行
う。デコード達成したならば、デコードCPU10から
の制御信号116はカウントクロック107を基本クロ
ック105に戻す。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図11は本発明の第2の実施例に係るバーコード
読み取り装置のデータ処理部の構成を示すブロック図で
ある。尚、先に図3に示した第1の実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し、ここでは説明は省略する。
する。図11は本発明の第2の実施例に係るバーコード
読み取り装置のデータ処理部の構成を示すブロック図で
ある。尚、先に図3に示した第1の実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し、ここでは説明は省略する。
【0038】第1の実施例とはデコードCPUデータ処
理用領域への読み出しアドレスの上位1ビットの指定方
法が異なる。即ち、信号117は、デコードCPU10
からのアドレスビットで走査タイミング信号101とは
常に反転関係にあり、デュアルポートRAM8のポート
1へのカウントデータ書き込みアドレス110とは常に
領域を別にしており、デコードCPU10は前スキャン
のカウントデータを読み出しデコード処理を行う。この
他の動作は第1の実施例と同様である。
理用領域への読み出しアドレスの上位1ビットの指定方
法が異なる。即ち、信号117は、デコードCPU10
からのアドレスビットで走査タイミング信号101とは
常に反転関係にあり、デュアルポートRAM8のポート
1へのカウントデータ書き込みアドレス110とは常に
領域を別にしており、デコードCPU10は前スキャン
のカウントデータを読み出しデコード処理を行う。この
他の動作は第1の実施例と同様である。
【0039】以上詳述したように、本発明のバーコード
読み取り装置では、従来技術ではメモリ素子が2つ必要
だったが、デュアルポートRAM1つで対応でき、当該
デュアルポートRAMの指定アドレスにてメモリ領域を
分け、書き込み/読み出し切り替え動作を行うことによ
り、従来技術で必要とされた切り替えスイッチ回路を省
くことができる。よって、部品点数及びプリント基板に
おける配線パターンの削減ができ、回路規模が従来のも
のに比べ小さくすることができる。
読み取り装置では、従来技術ではメモリ素子が2つ必要
だったが、デュアルポートRAM1つで対応でき、当該
デュアルポートRAMの指定アドレスにてメモリ領域を
分け、書き込み/読み出し切り替え動作を行うことによ
り、従来技術で必要とされた切り替えスイッチ回路を省
くことができる。よって、部品点数及びプリント基板に
おける配線パターンの削減ができ、回路規模が従来のも
のに比べ小さくすることができる。
【0040】また、このようにポートを2つ持ち同時に
非同期でアクセスできるメモリ素子を使うことにより、
スキャン部からの二値化信号のバー幅カウントとデコー
ド処理とを同時に並列で実行できるため、スキャン時間
をフルに効率よくデコード処理に使うことができる。
非同期でアクセスできるメモリ素子を使うことにより、
スキャン部からの二値化信号のバー幅カウントとデコー
ド処理とを同時に並列で実行できるため、スキャン時間
をフルに効率よくデコード処理に使うことができる。
【0041】さらに、従来はポートを2つ使わずにバー
幅カウントとデコード処理を順次シリアルで処理する
と、バーコードに対してスキャンしない時間をデコード
処理に割り当てるため、スキャン時間を短くしようにも
デコード処理に割り当てる時間に制限があるため非常に
効率が悪く、高速スキャンには対応できなかったが、本
発明のバーコード読み取り装置ではデコード処理時間=
スキャン時間であり、デコード処理を短縮することによ
り、それに伴ってスキャン時間も短縮されるため高速ス
キャンが実現できる。
幅カウントとデコード処理を順次シリアルで処理する
と、バーコードに対してスキャンしない時間をデコード
処理に割り当てるため、スキャン時間を短くしようにも
デコード処理に割り当てる時間に制限があるため非常に
効率が悪く、高速スキャンには対応できなかったが、本
発明のバーコード読み取り装置ではデコード処理時間=
スキャン時間であり、デコード処理を短縮することによ
り、それに伴ってスキャン時間も短縮されるため高速ス
キャンが実現できる。
【0042】そして、データ書き込み時にアドレスカウ
ンタにてリアルタイムでデュアルポートRAMのポート
1に書き込みアドレスを与えることにより、デコード処
理の工程を削減することができる。上記実施例のバーコ
ード読み取り装置としては、例えば手持ち式や固定式等
の各種装置に適用することができる。
ンタにてリアルタイムでデュアルポートRAMのポート
1に書き込みアドレスを与えることにより、デコード処
理の工程を削減することができる。上記実施例のバーコ
ード読み取り装置としては、例えば手持ち式や固定式等
の各種装置に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、回路規模を小さくする
と共に高速スキャンを実現したバーコード読み取り装置
を提供することができる。
と共に高速スキャンを実現したバーコード読み取り装置
を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るバーコード読み取
り装置のデータ処理部の構成を示すブロック図である。
り装置のデータ処理部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の基本動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】(a)はスキャンタイミング、(b)は二値化
されたバーコード信号、(c)はバー幅カウントデータ
書き込み状態、(d)はカウントデータ読み出し及びデ
コード処理状態をそれぞれ示すタイムチャートである。
されたバーコード信号、(c)はバー幅カウントデータ
書き込み状態、(d)はカウントデータ読み出し及びデ
コード処理状態をそれぞれ示すタイムチャートである。
【図4】バーコードエッジ検出回路2の詳細な回路構成
を示す図である。
を示す図である。
【図5】バー幅カウンタ回路3及びオーバーフロー検出
回路7及びラッチ回路4の詳細な回路構成を示す図であ
る。
回路7及びラッチ回路4の詳細な回路構成を示す図であ
る。
【図6】走査タイミングエッジ検出回路2の詳細な回路
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図7】アドレスカウンタ回路9の詳細な回路構成を示
す図である。
す図である。
【図8】分周器5及びクロック制御回路6の詳細な回路
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図9】信号101〜107、109〜110の通常動
作時のタイムチャートである。
作時のタイムチャートである。
【図10】オーバーフロー検出時のタイムチャートであ
る。
る。
【図11】本発明の第2の実施例に係るバーコード読み
取り装置のデータ処理部の構成を示すブロック図であ
る。
取り装置のデータ処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】従来技術である「符号読取装置」について説
明するための図である。
明するための図である。
【図13】従来技術である「符号読取装置」について説
明するための図である。
明するための図である。
【図14】従来技術である「ポリゴンスキャナのデータ
処理方法」について説明するための図である。
処理方法」について説明するための図である。
【図15】従来技術である「ポリゴンスキャナのデータ
処理方法」について説明するための図である。
処理方法」について説明するための図である。
1…走査タイミング信号エッジ検出回路、2…バーコー
ドエッジ検出回路、3…バー幅カウンタ回路、4…ラッ
チ回路、5…分周器、6…クロック制御回路、7…オー
バーフロー検出回路、8…デュアルポートRAM、9…
アドレスカウンタ回路、10…デコードCPU、11…
プログラムROM。
ドエッジ検出回路、3…バー幅カウンタ回路、4…ラッ
チ回路、5…分周器、6…クロック制御回路、7…オー
バーフロー検出回路、8…デュアルポートRAM、9…
アドレスカウンタ回路、10…デコードCPU、11…
プログラムROM。
Claims (2)
- 【請求項1】スキャナ部にて光電変換され、さらに二値
化されたバーコード信号についてデータ処理を行うバー
コード読み取り装置において、 上記バーコード信号のバー幅をカウントしてバー幅カウ
ントデータを出力する自走カウンタ手段と、 上記自走カウンタ手段からのバー幅カウントデータを格
納する第1の記憶領域とデコード処理用の第2の記憶領
域とを有し、少なくとも2つのポートから同時にアクセ
スすることができる記憶手段と、 上記バー幅カウントデータの上記記憶手段の第1の記憶
領域への書き込み時に上記記憶手段のアドレスを指定す
るアドレスカウンタ手段と、 上記記憶手段の第1の記憶領域に格納されたバー幅カウ
ントデータを読み出してデコード処理を行うデコード処
理手段と、 上記デコード処理手段がデコード処理を実行する際のプ
ログラムを予め記憶したプログラム記憶手段と、を具備
することを特徴とするバーコード読み取り装置。 - 【請求項2】 上記自走カウンタ手段の制御信号及びア
ドレスカウンタ手段のカウントクロックをバーコード信
号のエッジから生成するバーコードエッジ検出手段を更
に具備することを特徴とする請求項1に記載のバーコー
ド読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114954A JPH06325196A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | バーコード読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114954A JPH06325196A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | バーコード読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325196A true JPH06325196A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14650762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5114954A Withdrawn JPH06325196A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | バーコード読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06325196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230283A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Toshiba Tec Corp | バーコードスキャナおよびその制御方法 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5114954A patent/JPH06325196A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230283A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Toshiba Tec Corp | バーコードスキャナおよびその制御方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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