JPH0632501B2 - 端末呼出し方法 - Google Patents
端末呼出し方法Info
- Publication number
- JPH0632501B2 JPH0632501B2 JP61140265A JP14026586A JPH0632501B2 JP H0632501 B2 JPH0632501 B2 JP H0632501B2 JP 61140265 A JP61140265 A JP 61140265A JP 14026586 A JP14026586 A JP 14026586A JP H0632501 B2 JPH0632501 B2 JP H0632501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- zone
- time
- calling
- zones
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動無線通信システム、特に多数の無線通信ゾ
ーンを持ち端末がゾーン間を移動するようなシステムの
端末呼出し方法に関する。
ーンを持ち端末がゾーン間を移動するようなシステムの
端末呼出し方法に関する。
〔従来の技術〕 複数の無線基地局を有し周波数を空間的に再利用する、
いわゆる小ゾーン方式は、移動無線において通信範囲を
広げる有力な方式として自動車電話で用いられている。
更に最近では、データ端末に対してサービスを行うテレ
ターミナルシステムも小ゾーン方式を採用しようとして
いる。これらの小ゾーンシステムにおいては、移動する
端末を呼出すにはどの様にすればよいかが大きな問題と
なる。ゾーン間を移動する端末を呼出す方法としては、
従来から登録方式と一斉呼出し方式とがある。
いわゆる小ゾーン方式は、移動無線において通信範囲を
広げる有力な方式として自動車電話で用いられている。
更に最近では、データ端末に対してサービスを行うテレ
ターミナルシステムも小ゾーン方式を採用しようとして
いる。これらの小ゾーンシステムにおいては、移動する
端末を呼出すにはどの様にすればよいかが大きな問題と
なる。ゾーン間を移動する端末を呼出す方法としては、
従来から登録方式と一斉呼出し方式とがある。
登録方式は、端末が一定時間ごとにもしくはゾーンを変
るごとに登録パケットを送信し、常に交換局(交換機)
において端末の位置を把握できるようにする方式であ
る。また、一斉呼出し方式は、呼出しがある場合にのみ
呼出しパケットを発生させる方式である。
るごとに登録パケットを送信し、常に交換局(交換機)
において端末の位置を把握できるようにする方式であ
る。また、一斉呼出し方式は、呼出しがある場合にのみ
呼出しパケットを発生させる方式である。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した登録方式は、端末数が多いとたとえ呼出しがか
からなくてもかなりの登録パケットが送信されることに
なり、無線回線を圧迫する。またフェージング等の影響
により登録に失敗した場合の対策を交換機のほうで講じ
る必要があり、交換機の制御が複雑になるという欠点が
ある。
からなくてもかなりの登録パケットが送信されることに
なり、無線回線を圧迫する。またフェージング等の影響
により登録に失敗した場合の対策を交換機のほうで講じ
る必要があり、交換機の制御が複雑になるという欠点が
ある。
先に述べたテレターミナルシステムにおいては、端末は
携帯型を想定しているため端末からの不必要な送信をで
きるだけ少なくすることがバッテリーを有効に利用する
ために重要である。従ってテレターミナルシステムにお
いては、一斉呼出し方式を採用しようとしている。この
方式は昭和60年8月発行の報告書〔テレターミナルシス
テムに関する調査研究報告書〕(郵政省テレターミナル
システム研究会編)に詳しく記述されている。
携帯型を想定しているため端末からの不必要な送信をで
きるだけ少なくすることがバッテリーを有効に利用する
ために重要である。従ってテレターミナルシステムにお
いては、一斉呼出し方式を採用しようとしている。この
方式は昭和60年8月発行の報告書〔テレターミナルシス
テムに関する調査研究報告書〕(郵政省テレターミナル
システム研究会編)に詳しく記述されている。
しかし、一斉呼出し方式は、制御は簡単になるもののゾ
ーン数が増えると呼出しパケットの総数がどんどん増大
してしまうと言う欠点がある。
ーン数が増えると呼出しパケットの総数がどんどん増大
してしまうと言う欠点がある。
本発明の目的は、上述の従来の端末呼出し方法の欠点を
取り除き、端末が呼出された時にのみ呼出しパケットを
送信し、かつ呼出しパケット数が少なく効率のよい端末
呼出し方法を提供することにある。
取り除き、端末が呼出された時にのみ呼出しパケットを
送信し、かつ呼出しパケット数が少なく効率のよい端末
呼出し方法を提供することにある。
本発明は、複数の無線通信ゾーン間を端末が移動するよ
うな移動無線通信システムにおける端末呼出し方法にお
いて、交換局が各通信を行う場合、各端末の呼出しに対
する応答時の時刻と在圏ゾーンの関係の統計的情報から
各端末のゾーン間の移動情報を時間の関数として収集
し、呼出し時刻における前記時間の関数に基づいて選択
的にゾーンを定めて呼出すことを特徴としている。
うな移動無線通信システムにおける端末呼出し方法にお
いて、交換局が各通信を行う場合、各端末の呼出しに対
する応答時の時刻と在圏ゾーンの関係の統計的情報から
各端末のゾーン間の移動情報を時間の関数として収集
し、呼出し時刻における前記時間の関数に基づいて選択
的にゾーンを定めて呼出すことを特徴としている。
一般に移動端末といっても全てのゾーンを一様に動き回
るわけではなく、必ず通信するゾーンには偏りが生じ
る。例えばセールスマンならばその受けもち区域を中心
に動き回るであろうし、会社員ならば自分の会社の回り
で通信することが多いであろう。さらに人間にはある程
度定まった行動パターンがあり、そのパターンどうりに
行動する場合が多い。従ってもし交換機がその人間の行
動パターンを知ることができれば、かなり精度よくその
人間の存在するゾーンを予測することができるはずであ
る。
るわけではなく、必ず通信するゾーンには偏りが生じ
る。例えばセールスマンならばその受けもち区域を中心
に動き回るであろうし、会社員ならば自分の会社の回り
で通信することが多いであろう。さらに人間にはある程
度定まった行動パターンがあり、そのパターンどうりに
行動する場合が多い。従ってもし交換機がその人間の行
動パターンを知ることができれば、かなり精度よくその
人間の存在するゾーンを予測することができるはずであ
る。
この行動パターンを既定するパラメータとして時間があ
る。例えば午前中はオフィスで仕事をし、午後には得意
先を回るといったパターンがある。
る。例えば午前中はオフィスで仕事をし、午後には得意
先を回るといったパターンがある。
本発明においては交換機がそれぞれの端末の行動パター
ンの時間による変動を運用中に収集することによって的
確に端末の位置を予測し、選択的にゾーンを呼出すこと
によって呼出しのトラフィックを減少させる。
ンの時間による変動を運用中に収集することによって的
確に端末の位置を予測し、選択的にゾーンを呼出すこと
によって呼出しのトラフィックを減少させる。
次に図面を用いて本発明について詳細に説明する。
第2図には、ある端末の移動状況の例を示す。例えば、
あるセールスマンが午前中はオフィスもしくはオフィス
の近くで仕事をし、午後には受持区域へ行くことが多い
とすると、その端末のゾーン存在確率は午前と午後で異
なるであろう。ゾーンAをオフィスの存在するゾーン、
ゾーンBを受持区域のゾーンとすると、午前の存在確率
は第2図(a)のようになり、午後の存在確率は第2図
(b)のようになる。このようにゾーン間の存在確率が
時間によって変動するときに、交換機はそれぞれの端末
に対する時間毎の存在確率のテーブルを持ち、第1図に
示すような手順(アルゴリズム)で呼出しを行う。
あるセールスマンが午前中はオフィスもしくはオフィス
の近くで仕事をし、午後には受持区域へ行くことが多い
とすると、その端末のゾーン存在確率は午前と午後で異
なるであろう。ゾーンAをオフィスの存在するゾーン、
ゾーンBを受持区域のゾーンとすると、午前の存在確率
は第2図(a)のようになり、午後の存在確率は第2図
(b)のようになる。このようにゾーン間の存在確率が
時間によって変動するときに、交換機はそれぞれの端末
に対する時間毎の存在確率のテーブルを持ち、第1図に
示すような手順(アルゴリズム)で呼出しを行う。
まず、端末番号Nの端末に対して呼出しがかかると、交
換機は呼出しのかかった時刻tに対応する端末Nの存在
確率テーブルTb(N,T,i)を読出す(ステップ
)。ここに、Tは時刻の分け方を示すものであり、例
えば午前中であればT=1,午後であればT=2という
ようにしてテーブルは分けてある。また、iはゾーン番
号を示す数である。同時に交換機は呼出し回数Jを
“0”にセットする(ステップ)。1回の呼出しに対
して交換機が呼出す回数には最大値が設定されており、
いつまでも呼出しを繰り返して持続時間が長くなりすぎ
ないようにしている。
換機は呼出しのかかった時刻tに対応する端末Nの存在
確率テーブルTb(N,T,i)を読出す(ステップ
)。ここに、Tは時刻の分け方を示すものであり、例
えば午前中であればT=1,午後であればT=2という
ようにしてテーブルは分けてある。また、iはゾーン番
号を示す数である。同時に交換機は呼出し回数Jを
“0”にセットする(ステップ)。1回の呼出しに対
して交換機が呼出す回数には最大値が設定されており、
いつまでも呼出しを繰り返して持続時間が長くなりすぎ
ないようにしている。
次に交換機はそれぞれのゾーンに端末が存在する確率T
b(N,T,i)が閾値SJを越えるゾーンのみを呼出
す(ステップ)。ここでSJは呼出しゾーンを定める
ための閾値で、例えばS0=0.5 ,S1=0.1 ,S2=
0とする。第2図(a)のような例であれば、まず閾値
S0=0.5 に対してゾーンAのみが呼び出される。もし
ゾーンAから応答があれば(ステップ)、交換機はそ
の端末に対して接続動作を行い、ゾーン内の存在確率を
更新して(ステップ)、動作を完了する。応答がない
場合には(ステップ)、一定時間待った後、全ゾーン
を呼出した後でなければ(ステップ)、Jの値を
“1”だけ増加させて(ステップ)、存在確率Tb
(N,T,i)が閾値S1=0.1 より大きいゾーンでま
だ呼出していないものを呼出す(ステップ)。こうす
ることで第2図(a)のゾーンBが呼び出される。応答
があれば(ステップ)接続を行い(ステップ)、応
答がなければ更にJ=2として(ステップ)、存在確
率Tb(N,T,i)がS2=0以上即ち残り全てのゾ
ーンを呼出す(ステップ)。応答があれば(ステップ
)接続するし(ステップ)、応答がなければ全ての
ゾーンを呼出した後であるので(ステップ)、発呼者
に接続できない旨を伝えて(ステップ)終了する。
b(N,T,i)が閾値SJを越えるゾーンのみを呼出
す(ステップ)。ここでSJは呼出しゾーンを定める
ための閾値で、例えばS0=0.5 ,S1=0.1 ,S2=
0とする。第2図(a)のような例であれば、まず閾値
S0=0.5 に対してゾーンAのみが呼び出される。もし
ゾーンAから応答があれば(ステップ)、交換機はそ
の端末に対して接続動作を行い、ゾーン内の存在確率を
更新して(ステップ)、動作を完了する。応答がない
場合には(ステップ)、一定時間待った後、全ゾーン
を呼出した後でなければ(ステップ)、Jの値を
“1”だけ増加させて(ステップ)、存在確率Tb
(N,T,i)が閾値S1=0.1 より大きいゾーンでま
だ呼出していないものを呼出す(ステップ)。こうす
ることで第2図(a)のゾーンBが呼び出される。応答
があれば(ステップ)接続を行い(ステップ)、応
答がなければ更にJ=2として(ステップ)、存在確
率Tb(N,T,i)がS2=0以上即ち残り全てのゾ
ーンを呼出す(ステップ)。応答があれば(ステップ
)接続するし(ステップ)、応答がなければ全ての
ゾーンを呼出した後であるので(ステップ)、発呼者
に接続できない旨を伝えて(ステップ)終了する。
次に存在確率テーブルTb(N,T,i)の収集方法に
ついて述べる。それぞれの時刻において各ゾーンに対す
る存在確率はテーブルTb(N,T,i)と、総呼出し
回数K(N,T)があれば容易に更新することができ
る。
ついて述べる。それぞれの時刻において各ゾーンに対す
る存在確率はテーブルTb(N,T,i)と、総呼出し
回数K(N,T)があれば容易に更新することができ
る。
他にゾーンMから応答があったとすると Tb(N,T,M)= {Tb(N,T,M)×K(N,T)+}/{K(N,T)+1} Tb(N,T,i)= Tb(N,T,i)×K(N,T)/{K(N,T)+1} i≠M K(N,T)=K(N,T)+1 とすれば、Tb(N,T,i)は常に各時刻における各
端末のゾーン毎の存在確率を示すものとなり、呼出すゾ
ーン数を少なくすることができる。
端末のゾーン毎の存在確率を示すものとなり、呼出すゾ
ーン数を少なくすることができる。
これまで説明したように午前中は、まずゾーンAが呼び
出され、次にゾーンBが、そして残りのゾーンが呼び出
される。また午後には、まずゾーンBが呼び出され、次
にゾーンA、最後に残りのゾーンとなるので平均呼出し
ゾーン数は2以下となり、全ゾーンを一斉に呼出すのに
比べて大幅に呼出しトラヒックを減少させることができ
る。
出され、次にゾーンBが、そして残りのゾーンが呼び出
される。また午後には、まずゾーンBが呼び出され、次
にゾーンA、最後に残りのゾーンとなるので平均呼出し
ゾーン数は2以下となり、全ゾーンを一斉に呼出すのに
比べて大幅に呼出しトラヒックを減少させることができ
る。
呼出しゾーンの決定方法は、閾値SJ以上のゾーンとい
うように説明したが、これは他の方法でも良い。例えば
存在確率の高いゾーンから順にその確率を加算してゆ
き、ある値SJを越えたときにそれまでのゾーンを呼出
すようにしても良い。
うように説明したが、これは他の方法でも良い。例えば
存在確率の高いゾーンから順にその確率を加算してゆ
き、ある値SJを越えたときにそれまでのゾーンを呼出
すようにしても良い。
また時刻の分け方も他にもっと細かくとる方法や広くと
る方法、例えば曜日毎の行動パターンを調べる方法等が
考えられる。
る方法、例えば曜日毎の行動パターンを調べる方法等が
考えられる。
以上詳細に説明したように本発明によれば、各人の行動
パターンの時間的変動に着目して各ゾーン内の存在確率
を交換機が求めた結果、極めて効率の良い端末呼出し方
法を提供することができる。
パターンの時間的変動に着目して各ゾーン内の存在確率
を交換機が求めた結果、極めて効率の良い端末呼出し方
法を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例のアルゴリズムを示す図、 第2図は端末の各ゾーンにおける存在確率の例を示す図
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の無線通信ゾーン間を端末が移動する
ような移動無線通信システムにおける端末呼出し方法に
おいて、交換局が各通信を行う場合、各端末の呼出しに
対する応答時の時刻と在圏ゾーンの関係の統計的情報か
ら各端末のゾーン間の移動情報を時間の関数として収集
し、呼出し時刻における前記時間の関数に基づいて選択
的にゾーンを定めて呼出すことを特徴とする端末呼出し
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61140265A JPH0632501B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 端末呼出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61140265A JPH0632501B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 端末呼出し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62298240A JPS62298240A (ja) | 1987-12-25 |
JPH0632501B2 true JPH0632501B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=15264755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61140265A Expired - Fee Related JPH0632501B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | 端末呼出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632501B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02119325A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-07 | Nec Corp | 位置登録方式 |
JP2997936B2 (ja) * | 1988-11-26 | 2000-01-11 | 松下電器産業株式会社 | 選択呼出方法 |
JPH02216921A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-29 | Toshiba Corp | 無線通信方式 |
WO1995024105A1 (fr) * | 1994-03-01 | 1995-09-08 | Ntt Mobile Communications Network Inc. | Systeme de radiocommunication mobile et recepteur d'appels radio selectif |
CN1081876C (zh) * | 1994-03-01 | 2002-03-27 | Ntt移动通信网株式会社 | 移动无线通信方式和无线选择呼叫接收机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60224340A (ja) * | 1984-04-23 | 1985-11-08 | Nec Corp | 広域ペ−ジング方式 |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP61140265A patent/JPH0632501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62298240A (ja) | 1987-12-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |