JPH06324943A - 主記憶制御方法 - Google Patents

主記憶制御方法

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JPH06324943A
JPH06324943A JP5114606A JP11460693A JPH06324943A JP H06324943 A JPH06324943 A JP H06324943A JP 5114606 A JP5114606 A JP 5114606A JP 11460693 A JP11460693 A JP 11460693A JP H06324943 A JPH06324943 A JP H06324943A
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JP
Japan
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data
main memory
memory
cache
central processing
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JP5114606A
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Inventor
Masaaki Yamamoto
昌明 山本
Yoshiaki Hisada
義明 久田
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Hitachi Ltd
Hitachi Industrial Equipment Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi West Service Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ECC機能を具備した主記憶と同一バスに接
続され、主記憶と同様のECC機能を備えたキャッシュ
メモリを持つ主記憶制御装置における、キャッシュヒッ
トアクセスの制御高速化を実現可能とする主記憶制御方
法およびこれを用いる記憶システムを提供すること。 【構成】 主記憶およびキャッシュメモリを制御する主
記憶制御装置から成る記憶システムにおいて、前記主記
憶またはキャッシュメモリに対してリードアクセスを実
行する際に、キャッシュヒットした場合には中央処理装
置に対してリードデータを送出すると同時に、前記主記
憶制御装置内において並行してリードデータのECCコ
ードチェックを行い、該ECCコードチェックの結果
が、修正可能なデータエラーであった場合には、キャッ
シュヒットアクセスが終了した直後の、中央処理装置の
次処理実行時に、前記エラーの検出されたデータを修正
し、中央処理装置内のリードデータレジスタを書き直す
ことを特徴とする主記憶制御方法およびこれを用いる記
憶システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主記憶制御方法およびこ
れを用いる記憶システムに関し、特に、中央処理装置と
同一バスに接続され、いわゆるECC(error checking
and correct-ing)機能を具備した主記憶およびこれと同
様のECC機能を具備したキャッシュメモリを有し、上
記主記憶,キャッシュメモリを制御する主記憶制御装置
において、メモリリードまたはキャッシュヒットアクセ
ス時間を短縮し、なお、かつ、リードアクセスの高速化
を図ることにより、RAS(reliability,availability,
service-ability)機能を低下させることなく、メモリア
クセス処理速度を向上させることが可能な主記憶制御方
法およびこれを用いる記憶システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ECC機能を具備した主記憶と、
該主記憶と同様のECC機能を具備したキャッシュメモ
リとが、同一バスに接続されている記憶システムにおい
て、中央処理装置から上記主記憶またはキャッシュメモ
リ対するメモリリード処理を行う場合、キャッシュミス
ヒット時においてデータ修正可能なエラーが発生したと
きには、主記憶からのリードデータの取り込み処理を延
長させ、その間に主記憶制御装置内部でエラーデータを
修正した後、中央処理装置に修正データを送出すれば良
いが、メモリリード処理がキャッシュヒットしたとき
に、データ修正可能なエラーが発生した場合には、EC
Cコードの判定を行う時間を確保する必要があるため、
キャッシュヒットアクセスタイム中に、ECCチェック
処理に必要な時間を盛り込む必要があった。しかしなが
ら、このように、キャッシュヒット時においても、キャ
ッシュミスヒット時と同様に、ECCコードのチェック
処理を行った後に、メモリリードデータを中央処理装置
に対して送り出していたのでは、キャッシュメモリ採用
による、高速化のメリットが無くなってしまう。つま
り、キャッシュアクセス中に、ECCコードのチェック
処理時間を盛り込まなければならず、このことが、キャ
ッシュヒットアクセスタイムのボトルネックとなってし
まっていた。このようなECC機能を具備したメモリバ
スでの、メモリアクセスを高速化するための技術として
は、例えば、特開平4-39755号公報に開示されたエラー
訂正検出装置が知られている。この装置は、主記憶から
のデータ読み出しに当たり、読み出しデータのエラーの
検出を同時に行うようにしたものである。この技術にお
いては、データエラーを検出器で検出した場合のみ、主
記憶制御装置からプロセッサ(中央処理装置)に対して再
リード要求を行い、データエラーを検出しなかった場合
は、プロセッサはそのままデータ処理を継続するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、データエラーを検出しない場合は高速アクセスが可
能となり、データエラー検出結果の判定時間のオーバー
ヘッドを抑えることが可能になる。しかし、データ修正
可能なデータエラー発生時には、エラー訂正器を介した
データの再読み出し処理をプロセッサに対して要求する
ため、プロセッサの負担および処理時間を増やすことに
なり、必ずしも、メモリアクセス時間の短縮に対する配
慮が十分であるとは言えなかった。本発明は上記事情に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来
の技術における上述の如き問題を解消し、ECC機能を
具備した主記憶と同一バスに接続され、主記憶と同様の
ECC機能を備えたキャッシュメモリを持つ主記憶制御
装置における、キャッシュヒットアクセスの制御高速化
を実現可能とする主記憶制御方法およびこれを用いる記
憶システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、中
央処理装置と同一メモリバスに接続され、ECC機能を
具備した主記憶および高速アクセスを可能とするキャッ
シュメモリと、前記主記憶およびキャッシュメモリを制
御する主記憶制御装置から成る記憶システムにおいて、
前記主記憶またはキャッシュメモリに対してリードアク
セスを実行する際に、キャッシュヒットした場合には中
央処理装置に対してリードデータを送出すると同時に、
前記主記憶制御装置内において並行してリードデータの
ECCコードチェックを行い、該ECCコードチェック
の結果が、修正可能なデータエラーであった場合には、
キャッシュヒットアクセスが終了した直後の、中央処理
装置の次処理実行時に、前記エラーの検出されたデータ
を修正し、中央処理装置内のリードデータレジスタを書
き直すことを特徴とする主記憶制御方法、および、中央
処理装置と同一メモリバスに接続され、ECC機能を具
備した主記憶および高速アクセスを可能とするメモリ
(キャッシュメモリ)と、前記主記憶およびキャッシュメ
モリを制御する主記憶制御装置から成る記憶システムに
おいて、前記主記憶制御装置内に、ECCコードチェッ
ク専用のデータレジスタと、該データレジスタに取り込
まれたデータを、随時チェックするECCチェッカと、
前記中央処理装置内のリードデータレジスタに対して、
修正データの再書き込みを行うための制御部と、修正不
可能であった場合のキャッシュメモリの該当ブロックの
キャンセル制御部を設けたことを特徴とする記憶システ
ムによって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係る主記憶制御方法においては、EC
C機能を具備した主記憶制御装置内にECCコードチェ
ック専用のデータレジスタを設け、また、該専用データ
レジスタに取り込まれたリードデータを、随時チェック
するECCチェッカと、中央処理装置内のリードデータ
レジスタに対して、修正データの再書き込みを行うため
の制御部と、データエラーが修正不可能であった場合
の、キャッシュメモリの該当ブロックキャンセル制御部
を設けることにより、中央処理装置からのメモリアクセ
スがキャッシュヒットであった場合、ECCコードのチ
ェックを行う前に、キャッシュメモリの高速性を最大限
に発揮させるタイミングで、中央処理装置内リードデー
タレジスタにデータを送出する。また、このキャッシュ
メモリリードアクセス処理時間内に、主記憶制御装置内
では並行してECCコードチェック専用データレジスタ
の内容を、ECCチェッカによってチェックする。EC
Cチェッカによるチェックを行ったリードデータが修正
可能なデータエラーであった場合は、主記憶制御装置内
の制御部において、中央処理装置の処理手順の変更も処
理時間の増加ももたらすことなく、中央処理装置が上記
リードデータレジスタに格納されたデータを使用する前
に、主記憶制御装置から中央処理装置内のリードデータ
レジスタに対して修正後のデータを再書き込みする。一
方、ECCチェッカによるチェックを行ったリードデー
タが修正不可能なデータエラーであった場合は、主記憶
制御装置内の制御部において、該リードデータを保持す
るキャッシュメモリのブロックキャンセル処理を行う。
これらの動作により、中央処理装置からのメモリアクセ
スが、キャッシュヒットであった場合、中央処理装置か
らのメモリリードアクセス中に、データエラーを検出す
ることが可能となり、メモリリード処理時間、特に高速
アクセスが必要なキャッシュメモリからのデータ読み出
し時の、エラー判定にかかる時間を意識する必要が無
く、キャッシュメモリの高速アクセスが実現できる。ま
た、データエラー検出時においても、中央処理装置の処
理時間に対する影響を最小限に抑えることが可能とな
り、特に、修正可能なデータエラーが発生した場合に
は、中央処理装置は処理手順の変更も処理時間の増加も
発生せず、主記憶制御装置による取り込みデータの書き
直しにより、修正後の正規のデータを使用することがで
きるようになる。一方、修正不可能なデータエラー発生
時においても、データ出力元がキャッシュメモリであっ
た場合には、主記憶制御装置によるキャッシュメモリ内
の該当ブロックのキャンセル処理を行い、中央処理装置
から主記憶に対するデータの再読み出し処理を可能とし
ている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明が適用されている主記憶制
御装置と、それをとりまく中央処理装置,キャッシュメ
モリ,主記憶との接続関係を示すブロック図である。図
1において、1は中央処理装置、2は主記憶制御装置、
3はキャッシュメモリ、4は主記憶、5はECCチェッ
ク用データレジスタ、6はECCチェッカ、7は制御
部、24は上述のECCチェッカ6から制御部7へのE
CC結果判定信号、8は主記憶4とキャッシュメモリ3
を接続するメモリデータバス、9はリードデータバス、
10は主記憶4あるいはキャッシュメモリ3から読み出
したデータを格納するリードデータレジスタを示してい
る。また、22は中央処理装置1内タイミング制御部、
21は主記憶制御装置2内制御部7からのレジスタセッ
ト信号、23は主記憶制御装置2内制御部7から中央処
理装置1に送出されるエラー報告信号、11はECCチ
ェック用データレジスタ5によって修正されたリードデ
ータを伝達させる修正データバスを示している。
【0007】また、12はセレクタであり、制御部7か
らのSEL信号によって制御され、主記憶制御装置2か
ら中央処理装置1内のリードデータレジスタ10に送出
するデータを、メモリデータバス8から送出するか、修
正データバス11から送出するかの切り替えを行う機能
を有する。13はアドレスアレイ、14は主記憶制御装
置2のアドレスレジスタ、15はキャッシュヒット判定
器であり、中央処理装置からのメモリアクセスデータが
キャッシュメモリ3内部に存在するか否かを、アドレス
レジスタ14とアドレスアレイ13を基に比較する機能
を有する。16はアドレス制御部で、アドレスレジスタ
14の内容を、主記憶4,キャッシュメモリ3それぞれ
の専用アドレスに変換する機能を有するものである。1
7はキャッシュメモリアドレス(BSAD)、18は主記
憶アドレス(MMAD)、19はキャッシュメモリのアウ
トイネーブル(BSOE)、20はRAS(Row add-ress
strobe),CAS(Column address strobe)等の主記憶
制御信号である。
【0008】以下、中央処理装置1から主記憶制御装置
2に対して、メモリリード処理が起動された場合の動作
について、詳細を説明する。中央処理装置1からメモリ
リード処理が起動されると、まず、キャッシュヒット判
定器15によって、アドレスアレイ13の内容とアドレ
スレジスタ14の内容を基に、キャッシュヒット判定が
行われる。このキャッシュヒット判定の結果がミスヒッ
トであった場合、主記憶制御装置2は、主記憶4に対し
て、メインメモリアドレス(MMAD)18,主記憶制御
信号20を順次出力し、主記憶4からの読み出しデータ
をメモリデータバス8,セレクタ12,リードデータバ
ス9を介して、中央処理装置1内部のリードデータレジ
スタ10に伝達する。なお、キャッシュミスヒット時に
おいても、ECCコードのチェックは、ECCチェック
用データレジスタ5,ECCチェッカ6によって随時実
施され、修正可能なデータエラーを検出した場合には、
メモリリード実行中にセレクタ12を制御部7によって
制御し、修正データバス11側に切り替える。
【0009】また、ECCコードのチェックの結果、修
正が不可能なデータエラーを検出した場合には、読み出
しデータが保証できないため、セレクタ12の切り替え
は行わず、エラー報告信号23により、中央処理装置1
に対して修正不可能なデータエラーを検出したことを報
告する。一方、キャッシュヒット判定器15による判定
がヒットであった場合には、制御部7からキャッシュメ
モリ3に対して、キャッシュメモリアウトイネーブル信
号(BSOE)19を出力して、キャッシュメモリ3内デ
ータを、メモリデータバス8,セレクタ12,リードデ
ータバス9を介して、中央処理装置1内のリードデータ
レジスタ10に送出する。キャッシュメモリ3の高速な
リードアクセスタイムを最大限に活かせるよう、リード
データレジスタ10は、キャッシュメモリ3のアクセス
タイムに合わせたタイミングでデータを受け取るように
し、メモリリード処理の高速化を実現している。
【0010】なお、キャッシュメモリ3へのヒットリー
ドアクセス時も、主記憶4からのデータリード時と同様
に、ECCチェック用データレジスタ5,ECCチェッ
カ6によって、随時ECCチェックを実施するが、キャ
ッシュメモリの高速性を最大限に活かすため、ECCコ
ードの判定結果は、キャッシュメモリ3へのヒットリー
ドアクセス中には反映させず、キャッシュメモリ3への
ヒットリードアクセス終了後に、中央処理装置1に意識
させることなく反映させることが、本実施例の特徴であ
る。すなわち、キャッシュメモリ3へのリードアクセス
終了時の、ECCチェッカ6によるチェック結果が、制
御部7によって修正可能なデータエラーであると判定さ
れた場合は、中央処理装置1のメモリリードアクセス終
了直後の処理タイミングで、中央処理装置1の処理手順
や処理性能に影響を与えることなく、ECCチェック用
データレジスタ5から出力される修正データを制御部7
によって選択させ、修正データバス11からセレクタ1
2を経由して伝達し、リードデータバス9を介してリー
ドデータレジスタ10にデータを送出する。
【0011】同時に、制御部7からレジスタセット信号
21を出力し、リードデータレジスタ10に対する、修
正データの書き込み処理を終了させる。これにより、中
央処理装置1で実行中の処理とは無関係に、主記憶制御
装置2のみの制御で、リードデータレジスタ10を書き
直すことができるため、中央処理装置1に特別な制御回
路を持たせる必要もなく、また、中央処理装置1の処理
性能を落とすこともないため、メモリアクセス処理の高
速化が図れる。なお、ECCコードのチェック結果が修
正不可能なデータエラーであった場合には、中央処理装
置1のメモリリードアクセス終了直後の処理タイミング
で、当該修正不可能なデータが格納されているキャッシ
ュメモリ3内データブロックの内容が、主記憶4の内容
と一致している場合には、エラー信号23による中央処
理装置1への報告により、中央処理装置1の処理時間を
強制的に延長させ、主記憶制御装置2内制御部7で、該
当するキャッシュメモリのブロックキャンセルを行わ
せ、ブロックキャンセル終了後に、中央処理装置1に対
して、エラーの発生したキャッシュメモリ3からでな
く、主記憶4からのデータ再読み出しを行わせることを
可能としている。
【0012】次に、図2および図3に示すタイミングチ
ャートを用いて、キャッシュメモリ3のヒットリードア
クセス時の、データエラー修正処理,キャッシュメモリ
3に対するブロックキャンセル処理のプロセスを説明す
る。なお、両図において、ステージ0〜2は、中央処理
装置1の基本動作ステージであり、中央処理装置1の1
マシンサイクルは、ステージ0〜2の3ステージで構成
される。まず、図2は、キャッシュメモリ3のヒットリ
ード時における修正可能データの読み出し時のタイミン
グチャートである。リード実行のタイミングにおいて、
中央処理装置1は、キャッシュメモリ3からのリードデ
ータを、ECCチェッカ6によるデータエラー有無の判
定を待たず、リードデータレジスタ10に取り込む(リ
ード実行タイミング中のCK信号“L”レベルのタイミ
ング)。主記憶制御装置2は、リード実行のタイミング
に、ECCチェッカ6によりECCコードの判定を行
い、判定結果が修正可能なデータエラーであると判明し
た場合には、リード実行直後の次マシンサイクル(A)に
おいて、ステージ0のタイミングでセレクタ12を切り
替え、リードデータバス9に修正データを送出し、同時
にレジスタセット信号21(CK)をリードデータレジス
タ10に対して出力し、CK信号が“L”レベルのタイ
ミングで再書き込み処理を終了させる。
【0013】このように、再書き込み処理を中央処理装
置1の動作と無関係に行い、中央処理装置1で実行中の
ステージを延長させることもなく実施できるので、再書
き込みによる中央処理装置1の性能低下を防ぐことがで
きる。また、図3は、キャッシュメモリ3のヒットリー
ド時において、リードデータが修正不可能であった場合
のタイミングチャートを示している。キャッシュメモリ
3からの読み出したデータを、リードデータレジスタ1
0に取り込むまでは、図2の場合と同様であるが、EC
Cチェッカ6によるECCコードの判定結果が修正不可
能であり、なお、かつ、エラーが検出されたキャッシュ
メモリ3内のデータブロックの内容が、主記憶4の内容
と一致している場合は、リード実行直後の次マシンサイ
クル(A)実行中に、主記憶制御装置2からの指示によ
り、ステージ1を延長させ、該キャッシュメモリ3内の
不正データブロックに対応するアドレスアレイ13のキ
ャンセル処理を行う。中央処理装置1は主記憶制御装置
2からのエラー報告信号23により、エラーの内容を判
別し、再度データの読み出し処理(ブロックキャンセル
後なので キャッシュメモリミスヒットリードとなり、
主記憶4から同じデータを 再度読み込むことになる)を
行うことが可能となり、システムのRAS機能向上が図
れる。
【0014】上記実施例によれば、ECC機能を採用し
た主記憶制御装置2内に、ECCチェック用データレジ
スタ5を設け、中央処理装置1内のリードデータレジス
タ10へのデータの送出とECCコードのチェックを並
行処理させることによって、ECCコードチェックに要
するアクセスタイムのオーバーヘッドを削減することが
でき、中央処理装置1の処理性能向上が可能となる。ま
た、ECCコードチェック結果の処理方法においても、
修正可能なデータエラー発生時は、中央処理装置1の動
作と無関係に、主記憶制御装置からの指示により、中央
処理装置1内リードデータレジスタ10に対して修正デ
ータの再書き込みを行い、修正が不可能なデータエラー
発生時においても、プログラムでのリトライ処理を可能
とすべく、キャッシュメモリのブロックキャンセルを、
中央処理装置1側の処理手順を変更することなく行うこ
とが可能となり、システムの処理性能,信頼性の向上が
図れる。なお、上記実施例は本発明の一例を示したもの
であり、本発明はこれに限定されるべきものではないこ
とは言うまでもないことである。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、ECC機能を具備した主記憶と同一バスに接続さ
れ、主記憶と同様のECC機能を備えたキャッシュメモ
リを持つ主記憶制御装置における、キャッシュヒットア
クセスの制御高速化を実現可能とする主記憶制御方法お
よびこれを用いる記憶システムを実現できるという顕著
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るブロック図を示した図
である。
【図2】実施例の動作を説明するタイミングチャート
(その1)である。
【図3】実施例の動作を説明するタイミングチャート
(その2)である。
【符号の説明】
1:中央処理装置、2:主記憶制御装置、3:キャッシ
ュメモリ、4:主記憶、5:ECCチェック用データレ
ジスタ、6:ECCチェッカ、7:制御部、8:メモリ
データバス、9:リードデータバス、10:リードデー
タレジスタ、11:修正データバス、12:セレクタ、
13:アドレスアレイ、14:アドレスレジスタ、1
5:キャッシュヒット判定器、16:アドレス制御部、
17:キャッシュメモリアドレス、18:メインメモリ
アドレス、19:キャッシュメモリアウトイネーブル信
号、20:主記憶制御信号、21:レジスタセット信
号、22:タイミング制御部、23:エラー報告信号、
24:ECC結果判定信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と同一メモリバスに接続さ
    れ、ECC機能を具備した主記憶および高速アクセスを
    可能とするメモリ(キャッシュメモリ)と、前記主記憶お
    よびキャッシュメモリを制御する主記憶制御装置から成
    る記憶システムにおいて、前記主記憶またはキャッシュ
    メモリに対してリードアクセスを実行する際に、キャッ
    シュヒットした場合には中央処理装置に対してリードデ
    ータを送出すると同時に、前記主記憶制御装置内におい
    て並行してリードデータのECCコードチェックを行
    い、該ECCコードチェックの結果が、修正可能なデー
    タエラーであった場合には、キャッシュヒットアクセス
    が終了した直後の、中央処理装置の次処理実行時に、前
    記エラーの検出されたデータを修正し、中央処理装置内
    のリードデータレジスタを書き直すことを特徴とする主
    記憶制御方法。
  2. 【請求項2】 前記主記憶制御装置内においてリードア
    クセスと並行して判定を行ったECCコードチェックの
    結果が、修正不可能なデータエラーであった場合に、キ
    ャッシュヒットしたブロックのデータが主記憶内のデー
    タと一致しているときは、中央処理装置の動作手順を変
    更することなく、キャッシュメモリの当該ブロックをハ
    ードウェア制御によってブロックキャンセルし、中央処
    理装置に対して主記憶からの再読み出し処理を可能とす
    るとともに、前記キャッシュヒットしたブロックのデー
    タが主記憶内のデータと不一致のときは、中央処理装置
    に対して修正不可能なデータエラーを検出したことを報
    告することを特徴とする請求項1記載の主記憶制御方
    法。
  3. 【請求項3】 中央処理装置と同一メモリバスに接続さ
    れ、ECC機能を具備した主記憶および高速アクセスを
    可能とするメモリ(キャッシュメモリ)と、前記主記憶お
    よびキャッシュメモリを制御する主記憶制御装置から成
    る記憶システムにおいて、前記主記憶制御装置内に、E
    CCコードチェック専用のデータレジスタと、該データ
    レジスタに取り込まれたデータを、随時チェックするE
    CCチェッカと、前記中央処理装置内のリードデータレ
    ジスタに対して、修正データの再書き込みを行うための
    制御部と、修正不可能であった場合のキャッシュメモリ
    の該当ブロックのキャンセル制御部を設けたことを特徴
    とする記憶システム。
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