JPH07302226A - メモリ不正アクセス検出回路 - Google Patents

メモリ不正アクセス検出回路

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JPH07302226A
JPH07302226A JP6093266A JP9326694A JPH07302226A JP H07302226 A JPH07302226 A JP H07302226A JP 6093266 A JP6093266 A JP 6093266A JP 9326694 A JP9326694 A JP 9326694A JP H07302226 A JPH07302226 A JP H07302226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
redundant bit
access
program
detection circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6093266A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sano
幸一 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6093266A priority Critical patent/JPH07302226A/ja
Publication of JPH07302226A publication Critical patent/JPH07302226A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリの不正アクセスを、プログラムの実行
速度に大きな影響を与えることなく、かつ少ないハード
ウェア量で検出する。 【構成】 CPU21はメモリデータ24を通じてメモ
リ内のプログラムおよびデータをアクセスする。冗長ビ
ットデータ25はモジュール番号レジスタ22および比
較器23に接続されている。CPU21がプログラム自
体を読出す場合は、命令読出し信号26を出力し、モジ
ュール番号レジスタ22はこれにより、そのときメモリ
からプログラムと一緒に読出された冗長ビットの内容を
記憶する。また、ワークエリアのアクセスの場合は、ア
クセスするメモリの冗長ビットの内容を読出し、これを
比較器23で先に記憶していたモジュール番号レジスタ
22の内容と比較し、不一致であれば不正アクセス検出
信号27をCPU21へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリ不正アクセス検出
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのプログラムにおいて、プ
ログラムの誤りにより、割当てられたメモリ領域を越え
てメモリをアクセスしたり、他のモジュールが使用して
いるメモリの内容を破壊することにより、プログラムが
正常に動作しないことが発生する。
【0003】このような問題を発見するために、従来は
以下のような方法が用いられていた。
【0004】(1)プログラムをプロセスあるいはタス
クといった、オペレーティングシステムがプログラムを
管理する単位に分割し、各プログラム毎に独立したメモ
リ空間を割当て、互いにアクセスができないという多重
仮想記憶によりメモリの保護および不正アクセスを検出
する。
【0005】(2)プログラムの中に、メモリをアクセ
スする毎に、そのアクセスが正当か否かを判定するロジ
ックを埋め込んで、不正なメモリアクセスを検出する。
【0006】(3)CPUのメモリアクセス信号を外部
から監視する回路を設け、この回路に監視すべきアドレ
スを設定し、プログラム実行時の不正なアクセスを検出
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法(1)で
は、不正アクセスの検出単位がプロセスあるいはタスク
といった単位であるので、あるプロセス内のモジュール
間で相互のメモリを不正にアクセスした場合の検出がで
きないという欠点がある。特に同一プロセス、タスク内
で、複数のモジュール間で相互の作業領域を干渉しあう
という、よく発生する問題に関して無力である。
【0008】従来の方法(2)では、きめの細かい検出
ができる反面、プログラムにおいてメモリをアクセスす
る毎にそのアクセスが正当であるか否かを判定するプロ
グラムを埋め込むため、プログラムの実行速度が低下す
るという欠点がある。特に、リアルタイム性の要求の高
いプログラムの試験では問題が大きい。また、タイミン
グによって不正なメモリアクセスが発生する問題を検出
する場合には、この判定プログラムの挿入により、プロ
グラムの動作タイミングが変わってしまい、問題の検出
ができないという欠点がある。
【0009】従来の方法(3)では、ハードウェア的に
不正アクセスを検出できるが、外部回路に登録する監視
すべきアドレスの登録できる量に限りがあり、問題点が
かなり絞り込まれてからでないと適用できないという欠
点があり、また、登録できるアドレスを増やそうとする
とハードウェア量が増大するという欠点がある。また、
動的なバッファメモリに関する問題の場合、そのアドレ
スが実行時に動的に決定されるような場合、あらかじめ
外部回路にそのアドレスを登録することができないとい
う欠点もある。
【0010】本発明の目的は、プログラムの実行速度に
大きな影響を与えることなく、かつ少ないハードウェア
量で不正アクセスの細かな検出が可能なメモリ不正アク
セス検出回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリ不正アク
セス検出回路は、主記憶の各メモリに冗長ビットが付加
され、前記冗長ビットにメモリアクセス保護情報を書込
む手段と、メモリアクセス時に冗長ビットに書込まれて
いるアクセス保護情報を調べ、不正なメモリアクセスを
検出する手段とを含む。
【0012】
【作用】本発明では、上記欠点を解決するために、主記
憶の各メモリ毎に不正なアクセスを検出するための情報
を書込むための冗長ビットを設け、メモリのアクセス毎
にこの冗長ビットに書込まれた情報をハードウェア的に
調べることによって、不正なメモリのアクセスを検出す
るものである。これにより、プログラムの実行時間に大
きな影響を与えることなく、不正アクセスのきめ細かな
検出が可能となる。
【0013】請求項3は、この冗長ビットをメモリのエ
ラーを検出、訂正するためのメモリエラー検出用に必要
な冗長ビットと兼用し、この冗長ビットの用途を切替え
るスイッチを設けたものである。
【0014】これにより、従来のハードウェアに不正の
アクセス監視のための制御回路を追加するだけで、アド
レス毎の不正アクセスを監視することが可能となり、経
済的で効果的なメモリ不正アクセス検出が可能となる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例のメモリ不正アク
セス検出回路の全体のブロック図である。メモリ1はコ
ンピュータの主記憶であり、メモリの各番地はデータビ
ット1aと冗長ビット1bから構成されている。メモリ
エラー検出・訂正回路2はメモリ1の誤動作によるエラ
ーを検出および訂正する回路である。メモリ1不正アク
セス検出回路3はプログラムによるメモリ1の不正なア
クセスを検出する回路である。メモリ1からは、データ
ビット1aに対応するデータビット信号5がメモリエラ
ー検出・訂正回路2に接続されている。また、冗長ビッ
ト1bに対応する冗長ビット信号6は、切替えスイッチ
4を通してメモリエラー検出・訂正回路2またはメモリ
不正アクセス検出回路3と接続され、冗長ビット信号6
の利用目的を切替える。
【0017】図2は、メモリエラー検出・訂正回路2の
ブロック図である。CPU11がメモリ1にデータを書
込む場合は、エラーチェックコード発生回路12に対し
て書込み信号14および書込みデータ15を送出する。
エラーチェックコード発生回路12は書込みデータ15
からエラーチェックデータを計算し、メモリ1のデータ
ビットデータ18および冗長ビットデータ19を出力す
る。これらは、図1のデータビット信号5および冗長ビ
ット信号6にそれぞれ接続される。また、メモリ1から
の読出し時には、CPU11から読出し信号16がエラ
ー訂正回路13に送出される。エラー訂正回路13はメ
モリ1からデータビットデータ18と冗長ビットデータ
19を受取り、誤りがないかチェックし、誤りがあれば
これを訂正した後、メモリ読出しデータ17としてCP
U11へ送出する。
【0018】図3はメモリ不正アクセス検出回路3のブ
ロック図である。また、図4はこのときのメモリ1の状
態を示す。データビット部1aには、モジュールA,
B,Cのプログラム部AP,BP,CPがロードされ、
各モジュールA,B,CのワークエリアAW,BW,C
Wが格納されている。また、冗長ビット部1bには、プ
ログラム部AP,BP,CPおよびワークエリアAW,
BW,CWに対応してモジュール番号AN,BN,CN
および所有者番号AM,BM,CMが格納されている。
通常はモジュール番号AN,BN,CNはそれぞれ所有
者番号AM,BM,CMは同一の値としておく。
【0019】この状態で図3を説明する。CPU21は
メモリデータ24を通じてメモリ1内のプログラムおよ
びデータをアクセスする。メモリデータ24は、図1の
データビット信号5と接続される。また、図1の冗長ビ
ット信号6は図3の冗長ビットデータ25と接続されて
おり、モジュール番号レジスタ22および比較器23に
接続されている。CPU21がプログラム自体を読出す
場合は、命令読出し信号26を出力し、モジュール番号
レジスタ22はこれにより、そのときメモリ1からプロ
グラムと一緒に読出された冗長ビットの内容、つまりモ
ジュール番号を記憶する。また、ワークエリアをアクセ
スする場合、アクセスするワークエリアの冗長ビットの
内容、つまり所有者番号を読出し、これを比較器23で
先に記憶していたモジュール番号レジスタ22の内容と
比較し、不一致であれば不正アクセス検出信号27をC
PU21へ送出する。つまり例えば、ワークエリアAW
の内容をプログラムAPからアクセスした場合は、プロ
グラム読出し時にモジュール番号レジスタ22にはモジ
ュールAの番号が記憶されているが、プログラムBから
アクセスしたときはモジュール番号レジスタ22にはモ
ジュールBの番号が記憶されていることになり、不正ア
クセスと判断できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果がある。
【0021】(1)請求項1,2の発明は、主記憶の各
メモリに冗長ビットを付加し、この冗長ビットを利用し
て不正なメモリアクセスを検出することにより、プログ
ラムの実行時間に影響を与えることなく、メモリ不正ア
クセスのきめ細かな検出が可能になる。
【0022】(2)請求項3の発明は、冗長ビットをメ
モリ読出しエラーの検出のためにも利用することによ
り、メモリ読出しエラーを経済的に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のメモリ不正アクセス検出回
路のブロック図である。
【図2】メモリエラー検出・訂正回路2のブロック図で
ある。
【図3】メモリ不正アクセス検出回路3のブロック図で
ある。
【図4】主記憶1の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 主記憶 1a データビット 1b 冗長ビット 2 メモリエラー検出・訂正回路 3 メモリ不正アクセス検出回路 4 切替スイッチ 5 データビット信号 6 冗長ビット信号 11 CPU 12 エラーチェックコード発生回路 13 エラー訂正回路 14 書込み信号 15 書込みデータ 16 読出し信号 17 メモリ読出しデータ 18 データビットデータ 19 冗長ビットデータ 21 CPU 22 モジュール番号レジスタ 23 比較器 24 メモリデータ 25 冗長ビットデータ 26 命令読出し信号 27 不正アクセス検出信号 AP,BP,CP プログラム部 AW,BW,CW ワークエリア AN,BN,CN モジュール番号 AM,BM,CM 所有者番号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶の各メモリに冗長ビットが付加さ
    れ、前記冗長ビットにメモリアクセス保護情報を書込む
    手段と、メモリアクセス時に冗長ビットに書込まれてい
    るアクセス保護情報を調べ、不正なメモリアクセスを検
    出する手段とを含むメモリ不正アクセス検出回路。
  2. 【請求項2】 前記主記憶の各プログラム部の冗長ビッ
    ト部にはモジュール番号が格納され、各ワークエリアの
    冗長ビット部には当該ワークエリアに対応するプログラ
    ム部の冗長ビット部に格納されているモジュール番号と
    同一の所有者番号が格納され、主記憶からプログラムと
    一緒に読出された冗長ビットの内容であるモジュール番
    号を記憶するモジュール番号レジスタと、主記憶のワー
    クエリアのアクセス時に、該ワークエリアに対応する冗
    長ビットの内容である所有者番号を前記モジュール番号
    レジスタに記憶されているモジュール番号と比較し、一
    致/不一致を検出する比較器と、前記主記憶の冗長ビッ
    ト部に前記モジュール番号と前記所有者番号を書込み、
    前記主記憶のアクセス時に前記冗長ビット部の内容を読
    出し、前記比較器が不一致を検出するとメモリ不正アク
    セスと判断するCPUを含む、請求項1記載のメモリ不
    正アクセス検出回路。
  3. 【請求項3】 メモリ書込み時に前記冗長ビットにメモ
    リの誤りを検出するための誤り検出情報を書込む手段
    と、メモリ読出し時に前記冗長ビットの誤り検出情報を
    調べメモリの誤りがあれば、これを訂正する手段を含む
    メモリエラー検出回路と、前記主記憶の冗長ビット信号
    を前記メモリエラー検出回路または前記メモリ不正アク
    セス検出回路に切替えるスイッチとをさらに有する請求
    項1または2記載のメモリ不正アクセス検出回路。
JP6093266A 1994-05-02 1994-05-02 メモリ不正アクセス検出回路 Pending JPH07302226A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129041A (ja) * 2003-10-01 2005-05-19 Toshiba Corp マイクロコンピュータ
US7260690B2 (en) 2001-02-06 2007-08-21 Infineon Technologies Ag Microprocessor circuit for data carriers and method for organizing access to data stored in a memory

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63156261A (ja) * 1986-12-19 1988-06-29 Fujitsu Ltd メモリアクセス条件の判定方式
JPH03244054A (ja) * 1990-02-21 1991-10-30 Nec Corp 記憶保護方式
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