JPH06324731A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH06324731A
JPH06324731A JP11156293A JP11156293A JPH06324731A JP H06324731 A JPH06324731 A JP H06324731A JP 11156293 A JP11156293 A JP 11156293A JP 11156293 A JP11156293 A JP 11156293A JP H06324731 A JPH06324731 A JP H06324731A
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JP
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cycloid
curve
circle
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JP11156293A
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Toshiaki Otsuki
俊明 大槻
Haruhiko Kozai
治彦 香西
Masafumi Sano
雅文 佐野
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 数値制御装置において、サイクロイド曲線の
加工を容易に行うことができるようにする。 【構成】 メモリ1にはNCプログラム1aが格納され
ている。このNCプログラム1aには、サイクロイド曲
線加工の加工終了点、不動円の中心座標、不動円の半
径、前記サイクロイド曲線の曲線始点を示すデータ、動
円の移動方向、および動円が内接するか外接するかの選
択指令等の複数の指令値とともに、サイクロイド曲線の
補間指令が含まれている。指令解読手段2は、これらの
指令値およびサイクロイド曲線の補間指令を解読し、補
間手段3に解読した内容を送る。この解読された指令に
従って補間手段3は、サイクロイド曲線の補間を行い補
間パルスを出力する。そして、この出力された補間パル
スに従って軸制御手段4がサーボモータ5を制御する。
これにより自動的にサイクロイド曲線補間がなされてワ
ーク加工が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工経路を自動的に演算
して工具を移動させる数値制御装置に関し、特にサイク
ロイド曲線の加工を行う数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置で歯車等の加工を行うため
には、サイクロイド曲線の補間が必要となる。この場
合、従来は、自動プログラミング装置等で補間計算を行
い、微少な直線や円弧等に分解した近似曲線データを作
成し、NCテープ等で指令するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サイクロイド
曲線の補間作業には非常に手間がかかるという問題点が
あった。また、そのデータ量も膨大になるため、NCテ
ープの管理が大変であった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、サイクロイド曲線の加工を容易に行うことの
できる数値制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、加工経路を自動的に演算して工具を移動
させる数値制御装置において、複数の指令値とともにサ
イクロイド曲線の補間指令を行うサイクロイド補間指令
手段と、前記サイクロイド補間指令および前記指令値を
解読する指令解読手段と、前記解読された指令に従って
前記サイクロイド曲線の補間を行い補間パルスを出力す
る補間手段と、前記補間手段からの補間パルスに従って
各軸を制御する軸制御手段と、を有することを特徴とす
る数値制御装置が提供される。
【0006】
【作用】複数の指令値とともにサイクロイド曲線の補間
指令をサイクロイド補間指令手段により行い、指令解読
手段によりサイクロイド補間指令および指令値を解読す
る。この解読された指令に従って補間手段が、サイクロ
イド曲線の補間を行い補間パルスを出力し、この補間パ
ルスに従って軸制御手段が各軸を制御する。これによ
り、オペレータによる補間計算を必要とすることなくサ
イクロイド曲線加工が行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例の機能の概念を示す図である。
メモリ1にはNCプログラム1aが格納されている。こ
のNCプログラム1aには、サイクロイド曲線加工の加
工終了点、不動円の中心座標、不動円の半径、前記サイ
クロイド曲線の曲線始点を示すデータ、動円の移動方
向、および動円が内接するか外接するかの選択指令等の
複数の指令値とともに、サイクロイド曲線の補間指令が
含まれている。指令解読手段2は、これらの指令値およ
びサイクロイド曲線の補間指令を解読し、補間手段3に
解読した内容を送る。
【0008】この解読された指令に従って補間手段3
は、サイクロイド曲線の補間を行い補間パルスを出力す
る。そして、この出力された補間パルスに従って軸制御
手段4がサーボモータ5を制御する。これにより自動的
にサイクロイド曲線補間がなされてワーク加工が行われ
る。
【0009】図2は本発明を実施するための数値制御装
置(CNC)のハードウェアのブロック図である。プロ
セッサ11は数値制御装置10全体の制御の中心となる
プロセッサであり、ROM12に格納されたシステムプ
ログラムをバス21を介して読み出し、このシステムプ
ログラムに従って数値制御装置10全体の制御を実行す
る。RAM13には一時的な計算データ、表示データ等
が格納される。RAM13にはDRAMが使用される。
CMOS14には工具補正量、ピッチ誤差補正量、加工
プログラム及びパラメータ等が格納される。CMOS1
4は、図示されていないバッテリでバックアップされ、
数値制御装置10の電源がオフされても不揮発性メモリ
となっているので、それらのデータはそのまま保持され
る。
【0010】インタフェース15は外部機器用のインタ
フェースであり、紙テープリーダ、紙テープパンチャ
ー、紙テープリーダ・パンチャー等の外部機器31が接
続される。紙テープリーダからは加工プログラムが読み
込まれ、また、数値制御装置(CNC)10内で編集さ
れた加工プログラムを紙テープパンチャーに出力するこ
とができる。
【0011】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)16はCNC10に内蔵され、ラダー形式で作
成されたシーケンスプログラムで機械を制御する。すな
わち、加工プログラムで指令されたM機能、S機能およ
びT機能を、シーケンスプログラムによって機械側で必
要な信号に変換し、I/Oユニット17から機械側に出
力する。この出力信号は機械側のマグネット等を駆動
し、油圧バルブ、空圧バルブ及び電気アクチュエイタ等
を作動させる。また、機械側のリミットスイッチ及び機
械操作盤のスイッチ等の信号を受けて、必要な処理をし
て、プロセッサ11に渡す。
【0012】グラフィック制御回路18は各軸の現在位
置、アラーム、パラメータ、画像データ等のディジタル
データを画像信号に変換して出力する。この画像信号は
CRT/MDIユニット25の表示装置26に送られ、
表示装置26に表示される。インタフェース19はCR
T/MDIユニット25内のキーボード27からのデー
タを受けて、プロセッサ11に渡す。
【0013】インタフェース20は手動パルス発生器3
2に接続され、手動パルス発生器32からのパルスを受
ける。手動パルス発生器32は機械操作盤に実装され、
手動で機械稼働部を精密に位置決めするのに使用され
る。
【0014】軸制御回路41〜44はプロセッサ11か
らの各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボアン
プ51〜54に出力する。サーボアンプ51〜54はこ
の移動指令を受けて、各軸のサーボモータ61〜64を
駆動する。サーボモータ61〜64には位置検出用のパ
ルスコーダが内蔵されており、このパルスコーダから位
置信号がパルス列としてフィードバックされる。場合に
よっては、位置検出器として、リニアスケールが使用さ
れる。また、このパルス列をF/V(周波数/速度)変
換することにより、速度信号を生成することができる。
図ではこれらの位置信号のフィードバックライン及び速
度フィードバックは省略してある。
【0015】スピンドル制御回路71はスピンドル回転
指令及びスピンドルのオリエンテーション等の指令を受
けて、スピンドルアンプ72にスピンドル速度信号を出
力する。スピンドルアンプ72はこのスピンドル速度信
号を受けて、スピンドルモータ73を指令された回転速
度で回転させる。また、オリエンテーション指令によっ
て、所定の位置にスピンドルを位置決めする。
【0016】スピンドルモータ73には歯車あるいはベ
ルトでポジションコーダ82が結合されている。従っ
て、ポジションコーダ82はスピンドルモータ73に同
期して回転し、帰還パルスを出力し、その帰還パルスは
インタフェース81を経由して、プロセッサ11によっ
て、読み取られる。この帰還パルスは他の軸をスピンド
ルモータ73に同期して移動させるために使用される。
【0017】次に、本実施例のサイクロイド曲線加工の
具体的な処理手順を説明する。本実施例のサイクロイド
曲線加工は、歯車等のように形状の一部にサイクロイド
曲線を有するワークの加工に使用される。
【0018】図3は動円が不動円に対して外接しながら
反時計回りに移動する場合のサイクロイド曲線の軌跡を
示す図である。一方、図4は動円が不動円に対して内接
しながら時計回りに移動する場合のサイクロイド曲線の
軌跡を示す図である。図3および図4においてサイクロ
イド曲線SC1は、ワークの置かれたテーブルの座標原
点とは異なる原点O1(Xo,Yo)を有するX−Y平
面上の軌跡である。また、サイクロイド曲線SC1は、
半径Rの不動円C1の外周または内周を半径Qの動円C
2が回転移動するときにできる軌跡とする。なお、図3
および図4において共通の部分は、同じ符号および名称
を付して説明を行う。
【0019】一般に、サイクロイド曲線SC1を表す式
は、以下のようになる。動円C2が不動円C1に外接す
るとき(図3)、 X (θ)=(R+Q)×cos(θ)-Qcos((R+Q)×( θ- θo)/Q+
θo)+Xo・・・・・(1a) Y (θ)=(R+Q)×sin(θ)-Qsin((R+Q)×( θ- θo)/Q+
θo)+Yo・・・・・(1b) 動円C2が不動円C1に内接するとき(図4)、 X (θ)=(R-Q)×cos(θ)+Qcos((R-Q)×( θ- θo)/Q-
θo)+Xo・・・・・(1c) Y (θ)=(R-Q)×sin(θ)-Qsin((R-Q)×( θ- θo)/Q-
θo)+Yo・・・・・(1d) ここで、θはサイクロイド曲線SC1上の任意の点P
(X,Y)の位置にあるときの動円C2の中心点02の
動径角であり、θoはサイクロイド曲線SC1の曲線始
点Poの動径角である。ただし、各動径角の向きは、反
時計回りを正とする。
【0020】このようなサイクロイド曲線SC1を使用
してサイクロイド補間を行う場合には、以下のような指
令フォーマットを使用する。 G17 G03.4 Xe−Ye−I−J−R− Q−W−F− ここで、G17はX−Y平面を指定するコードであり、
この他に、Z−X平面の指定であればG18を、Y−Z
平面の指定であればG19を使用する。G03.4は不
動円に対して動円が外接しながら反時計回りに移動する
曲線のサイクロイド補間を示すコードであり、この他
に、動円が内接しながら時計回りに移動する曲線の補間
をG02.3、動円が内接しながら反時計回りに移動す
る曲線の補間をG03.3、動円が外接しながら時計回
りに移動する曲線の補間をG02.4によってそれぞれ
指令する。
【0021】また、Xe,Yeはサイクロイド曲線加工
の加工終了点PeのX座標とY座標である。I,Jは、
加工開始点Psから見た不動円の中心O1のX座標方向
とY座標方向のそれぞれの位置を示す。この不動円の中
心O1がサイクロイド補間演算を行うためのX−Y平面
の原点(Xo,Yo)となる。なお加工開始点Psは、
サイクロイド補間に移る以前に予め分かっている値であ
り、数値制御装置10の内部メモリに記憶されている。
Rは不動円C1の半径、Qは動円C2の半径である。W
は加工開始点Psから曲線始点Poまでの動径角度差で
ある。さらに、Fは工具の送り速度である。
【0022】このようなサイクロイド補間指令を受ける
と、プロセッサ11は、与えられた指令値に基づいて、
不動円C1の中心座標O1(Xo,Yo)、曲線開始点
Poの動径角θo、加工開始点Psおよび加工終了点P
eの位置にあるときの動円C2の中心点O2のそれぞれ
の動径角θsおよびθe等、の補間に必要なデータを演
算する。
【0023】まず、不動円の中心座標C1(Xo,Y
o)は、それぞれI、Jの値から、 Xo=Xs+I、Yo=Ys+J となる。また、曲線開始点Poの動径角θoは、 θo=arctan((Ys−Yo)/(Xs−Xo))+W によって求められる。ただし、arctan((Ys−Yo)
/(Xs−Xo))は、加工開始点Psの位置する象限
を考慮して計算される。
【0024】与えられた指令値から加工開始点Psの位
置にあるときの動円C2の中心点O2の動径角θsを求
めるには、まず動径角θsと加工開始点Psの動径角と
の差θ1を求める。ここで、a=Q、bを動円C2の移
動が反時計回りのときb=R+Q、時計回りのときb=
R−Q、c=(I×I+J×J)1/2 とすると、a+b
≧cまたはa+c≧bのとき、θ1=0となる。
【0025】一方、a+b≧c、a+c≧b以外のと
き、s=(a+b+c)/2とすると、 θ1=arcsin(2(s(s-a)(s-b)(s-c))1/2 /(b ×c)) となる。ここで、動径角θsと動径角θoとの差をθ2
とすると、動円C2の移動が反時計回りで、かつ|W|
>πQのときは、 θ2=−W−θ1 動円C2の移動が反時計回りで、かつ|W|≦πQのと
きは、 θ2=−W+θ1 動円C2の移動が時計回りで、かつ|W|>πQのとき
は、 θ2=−W+θ1 動円C2の移動が時計回りで、かつ|W|≦πQのとき
は、 θ2=−W−θ1 となる。こうして、それぞれの場合に応じて計算された
θ2によって、加工開始点Psの動径角θsは、 θs=θ2+θo と求められる。
【0026】次いで、加工終了点Peの位置にあるとき
の動円C2の中心点O2の動径角θeを求めるには、ま
ず加工終了点Peの動径角θ3を次式によって求める。 θ3=arctan((Ye−Yo)/(Xe−Xo)) また、動径角θeと加工終了点Peの動径角との差θ4
を求める。ここで、a=Q、bを動円C2の移動が反時
計回りのときb=R+Q、時計回りのときb=R−Q、
c=((Ye−Yo)(Ye−Yo)+(Xe−Xo)(X
e−Xo))1/ 2 とすると、a+b≧cまたはa+c≧
bのとき、θ4=0となる。
【0027】一方、a+b≧c、a+c≧b以外のと
き、s=(a+b+c)/2とすると、 θ4=arcsin(2(s(s-a)(s-b)(s-c))1/2 /(b ×c)) となる。こうして、|θ3−θo|>πQのときは、 θe=θ3+θ4 また、|θ3−θo|≦πQのときは、 θe=θ3−θ4 と求められる。
【0028】次に、このような前処理の結果を使用して
補間パルス分配を行うための分配演算の手順について説
明する。まず、初期条件として、θ(n)を動円C2の
中心点O2の任意の位置の動径角、X(n)およびY
(n)をそのときの点Pの座標とする。また、θi
(n)を動径角θeとθ(n)との差の値とする。すな
わち、動円C2が反時計回りのときはθi(n)=θe
−θ(n)、時計回りのときはθi(n)=θ(n)−
θeである。これから、n=0のときは、θ(n)=θ
s、θi(n)=θe−θs、X(n)=Xs、Y
(n)=Ysとなる。
【0029】これらの条件に基づいてプロセッサ11
は、Δθを正の値とすると、動円C2の移動が反時計回
りのとき、 θ(n+1)=θ(n)+Δθ 動円C2の移動が時計回りのとき、 θ(n+1)=θ(n)−Δθ に従って中心点O2の動径角θ(n)の更新を行う。ま
た、この動径角θ(n)の更新とともに、θi(n)
も、 θi(n+1)=θi(n)−Δθ に従って更新される。プロセッサ11は、このθi(n
+1)の値を常時確認しながら加工の終了点を判定す
る。すなわち、θi(n+1)<0になったとき、X
(n+1)=Xe、Y(n+1)=Yeと判断し、最後
のパルス値outpulseX=Xe−X(n)、outpulse Y=
Ye−Y(n)を出力してパルス分配出力を終了する。
【0030】一方、θi(n+1)<0になるまでは、
前述の式(1a)、(1b)、(1c)、(1d)に基
づいた式(2a)、(2b)、(2c)、(2d)によ
ってX(n+1)およびY(n+1)を演算し、随時パ
ルス値outpulse X=X(n+1)−X(n)、outpulse
Y=Y(n+1)−Y(n)を出力する。
【0031】動円C2が不動円C1に外接するとき(図
3)、 X (n+1)=(R+Q)×cos(θ(n+1))-Qcos((R+Q)×( θ(n+1)-
θo)/Q+ θo)+Xo・・・・・(2a) Y (n+1)=(R+Q)×sin(θ(n+1))-Qsin((R+Q)×( θ(n+1)-
θo)/Q+ θo)+Yo・・・・・(2b) 動円C2が不動円C1に内接するとき(図4)、 X (n+1)=(R-Q)×cos(θ(n+1))+Qcos((R-Q)×( θ(n+1)-
θo)/Q+ θo)+Xo・・・・・(2c) Y (n+1)=(R-Q)×sin(θ(n+1))-Qsin((R-Q)×( θ(n+1)-
θo)/Q+ θo)+Yo・・・・・(2d) 図5はこのような分配演算の手順を示すフローチャート
である。 〔S1〕動円C2の中心点O2の動径角θ(n)の更新
を行う。 〔S2〕更新した動径角θ(n+1)がθ(n+1)<
0であるか否かを判断し、そうであればステップS3に
進み、そうでなければステップS4に進む。 〔S3〕最終パルス値outpulse X=Xe−X(n)、ou
tpulse Y=Ye−Y(n)を出力する。そして、本フロ
ーチャートを終了する。 〔S4〕座標値X(n+1)およびY(n+1)を更新
する。 〔S5〕パルス値outpulse X=X(n+1)−X
(n)、outpulse Y=Y(n+1)−Y(n)を出力す
る。そして、ステップS1に戻る。
【0032】このように、本実施例では、Gコードとと
もに、加工終了点Pe、加工開始点Psから見た不動円
C1の中心O1のX座標方向とY座標方向のそれぞれの
位置IおよびJ、不動円C1の中心点O1(Xo,Y
o)、不動円C1の半径R、動円C2の半径Q、および
加工開始点Psから曲線始点Poまでの動径角度差W等
の複数の指令値を入力することにより、プロセッサ11
側でこれらを解読してサイクロイド補間を自動的に行う
ようにしたので、オペレータが複雑な計算等を行うこと
なく容易にサイクロイド曲線加工を行うことができる。
【0033】なお、本実施例では、サイクロイド曲線S
C1の曲線始点Poを示すデータとして加工開始点Ps
から曲線始点Poまでの動径角度差Wを使用し、それに
基づいて曲線始点Poを求めるようにしたが、予め分か
っていれば曲線始点Poの座標値を直接入力するように
してもよい。または、これらに代えて、加工開始点Ps
の動径角等も指令値として用いることもできる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
指令値とともにサイクロイド曲線の補間指令を行うこと
により、数値制御装置側でこのサイクロイド補間指令お
よび指令値を解読し、サイクロイド曲線の補間を行い各
軸を制御するようにしたので、オペレータによる補間計
算を必要とすることなく、容易にサイクロイド曲線加工
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の機能の概念を示す図である。
【図2】本発明を実施するための数値制御装置(CN
C)のハードウェアのブロック図である。
【図3】動円が不動円に対して外接しながら反時計回り
に移動する場合のサイクロイド曲線の軌跡を示す図であ
る。
【図4】動円が不動円に対して内接しながら時計回りに
移動する場合のサイクロイド曲線の軌跡を示す図であ
る。
【図5】分配演算の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メモリ 1a NCプログラム 2 指令解読手段 3 補間手段 4 軸制御手段 5 サーボモータ 11 プロセッサ 12 ROM 13 RAM 14 CMOS 21 バス 41〜44 軸制御回路 51〜54 サーボアンプ 61〜64 サーボモータ 71 スピンドル制御回路 72 スピンドルアンプ 73 スピンドルモータ C1 不動円 C2 動円 SC1 サイクロイド曲線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工経路を自動的に演算して工具を移動
    させる数値制御装置において、 複数の指令値とともにサイクロイド曲線の補間指令を行
    うサイクロイド補間指令手段と、 前記サイクロイド補間指令および前記指令値を解読する
    指令解読手段と、 前記解読された指令に従って前記サイクロイド曲線の補
    間を行い補間パルスを出力する補間手段と、 前記補間手段からの補間パルスに従って各軸を制御する
    軸制御手段と、 を有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記指令値としては、前記サイクロイド
    曲線加工の加工終了点、不動円の中心座標、不動円の半
    径、前記サイクロイド曲線の曲線始点を示すデータ、前
    記動円の移動方向、および動円が内接するか外接するか
    の選択指令、が含まれることを特徴とする請求項1記載
    の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記サイクロイド曲線の曲線始点を示す
    データは、前記サイクロイド曲線加工の加工開始点と前
    記曲線開始点との間の動径角度差であることを特徴とす
    る請求項2記載の数値制御装置。
JP11156293A 1993-05-13 1993-05-13 数値制御装置 Pending JPH06324731A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106707969A (zh) * 2017-02-15 2017-05-24 华南理工大学 一种沿中心轴线进给的三维类摆线抛光轨迹生成方法
CN111897286A (zh) * 2020-07-16 2020-11-06 武汉大学 一种基于轮廓中轴线的型腔椭圆摆线铣削刀具路径规划方法

Cited By (4)

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