JPH06324678A - 簡易ピッチベンダー装置 - Google Patents

簡易ピッチベンダー装置

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JPH06324678A
JPH06324678A JP5110335A JP11033593A JPH06324678A JP H06324678 A JPH06324678 A JP H06324678A JP 5110335 A JP5110335 A JP 5110335A JP 11033593 A JP11033593 A JP 11033593A JP H06324678 A JPH06324678 A JP H06324678A
Authority
JP
Japan
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waveform data
pitch
area
pitch bend
switch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5110335A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsumoto
光広 松本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子楽器において、簡単な構造を有しかつ性
能の良いピッチベンダー装置を実現することを目的とす
る。 【構成】 演奏時に、ピッチベンドスイッチが操作され
なければ、波形メモリ内の例えば音色A用エリア内のエ
リアNから、ピッチベンド効果が付加されていない通常
のPCM波形データが読み出され、楽音波形データが生
成される。ピッチ上昇又はピッチ下降のためのピッチベ
ンドスイッチ操作がなされれば、波形メモリ内の例えば
音色A用エリア内のエリアU又はエリアDから、時間経
過に従ってピッチが上昇又は下降するPCM波形データ
が読み出され、楽音波形データが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器において、発
音中の楽音の音高を演奏者の操作によってリアルタイム
に変化させるピッチベンダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器には、発音中の楽音の音高を演
奏者の操作によってリアルタイムに変化させるピッチベ
ンダーが装備されているものが多い。
【0003】従来、一般的に、ピッチベンダーは、回転
可能なホイール又はレバーが可変抵抗器の軸に取り付け
られた構造を有している。演奏者は、電子楽器の鍵盤な
どを使って音楽を演奏中に、このホイール又はレバーを
指などで任意量だけ回転させる。この結果、回転角に対
応する可変抵抗器の抵抗値がA/D変換器でデジタルデ
ータに変換され、電子楽器の音源部に入力される。音源
部は、現在発音中の楽音の音高を、入力されたデジタル
データに対応する量だけ変化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のピッチ
ベンダー装置の従来例では、可変抵抗器に加えて、A/
D変換器などが必要である。
【0005】そして、ピッチベンダーの応答性を良く
し、かつ、音高を滑らかに又は細かく変化させるために
は、可変抵抗器及びA/D変換器として性能の良いもの
が必要となる。
【0006】このため、ピッチベンダー装置を必ずしも
安いコストで製造できないという問題点を有している。
本発明の課題は、簡単な構造を有しかつ性能の良いピッ
チベンダー装置を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、ピッチ
を時間的に変化させるピッチベンド効果が付加されてい
る波形データとピッチベンド効果が付加されていない波
形データとを記憶する波形データ記憶手段を有する。こ
の手段には、ピッチベンド効果が付加されている波形デ
ータとして、例えば、ピッチが時間的に上昇するPCM
(パルス符号変調)方式による波形データと、ピッチが
時間的に下降するPCM波形データとが記憶される。
【0008】次に、ピッチベンド効果を指定するピッチ
ベンドスイッチ手段を有する。この手段は、例えばピッ
チが上昇する方向のピッチベンド効果と、ピッチが下降
する方向のピッチベンド効果を指定するピッチベンドス
イッチである。
【0009】そして、次のような楽音波形データ生成制
御手段を有する。即ち、この楽音波形データ生成制御手
段は、まず、ピッチベンドスイッチ手段によりピッチベ
ンド効果が指定されていない場合には、例えば鍵盤にお
ける演奏者による押鍵操作に応じて入力される演奏情報
に基づいて、ピッチベンド効果が付加されていない波形
データを波形データ記憶手段から読み出し、その読み出
した波形データに基づいて楽音波形データを生成する。
また、楽音波形データ生成制御手段は、ピッチベンドス
イッチ手段によりピッチベンド効果が指定されている場
合には、上述の演奏情報に基づいて、指定されたピッチ
ベンド効果が付加されている波形データを波形データ記
憶手段から読み出し、その読み出した波形データに基づ
いて楽音波形データを生成する。
【0010】
【作用】予めピッチベンド効果が付加された自然楽器音
などをサンプリングして得られる波形データが、ピッチ
ベンドスイッチ手段のスイッチング操作に反応して波形
データ記憶手段から読み出される。
【0011】従って、ピッチベンドスイッチ手段は単な
るスイッチでよく、ピッチベンダー装置の構成を簡易な
ものにすることができる。また、演奏者は、単純なスイ
ッチング操作で、発音中の楽音に容易に良質なピッチベ
ンド効果を付加することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
につき詳細に説明する。 <実施例の構成>図1は、本発明の実施例の外観図であ
る。同図に示されるように、本発明の実施例は、鍵盤1
01を有する電子鍵盤楽器として実現されており、鍵盤
101の横に回転可能なピッチベンドスイッチ103が
配置され、鍵盤101の上部に音色(A、B、C)を指
定するための音色指定スイッチ102が配置され、ま
た、楽音を放音するためのスピーカ104を有してい
る。
【0013】図2は、図1のピッチベンドスイッチ10
3の構成図である。まず、図2(a) の外観図として示さ
れるように、ピッチベンドスイッチ103は、演奏者が
指などで回転可能なホイール201を有する。
【0014】図2(b) は、ピッチベンドスイッチ103
の内部機構図である。ホイール201は軸202に取り
付けられ、演奏者の指などによって回転可能である。演
奏者がホイール201を上側に回転させると、上側タク
トスイッチUがオンとなり、演奏者がホイール201を
下側に回転させると、下側タクトスイッチDがオンとな
る。上側タクトスイッチUと下側タクトスイッチDのオ
ン又はオフの状態は、後述する図3のマイクロコンピュ
ータ301へ出力される。
【0015】図3は、本発明の実施例の全体構成図であ
る。マイクロコンピュータ301は、それが内蔵するR
OM304に記憶されている制御プログラムに基づい
て、それが内蔵するRAM305をワークメモリとして
使用しながら動作し、図1のピッチベンドスイッチ10
3、音色指定スイッチ102、及び鍵盤101を走査し
て各キーの操作状態を取り込み、それらの操作状態に応
じて、ROM304から波形データを読み出して、楽音
の生成動作を行う。
【0016】各サンプリング周期内で生成される楽音波
形データは、ラッチ信号COMに基づいてRAM305
内の累算用レジスタRから第1ラッチ306にラッチさ
れた後に、サンプリング周期に正確に同期したインタラ
プト信号INTに基づいて第2ラッチ307にラッチさ
れ、マイクロコンピュータ301が内蔵するD/A変換
器308に出力される。
【0017】上述の楽音波形データは、D/A変換器3
08でアナログの楽音波形信号に変換され、その信号が
ローパスフィルタ(LPF)302で整形された後、ア
ンプ303で増幅され、スピーカ104から放音され
る。
【0018】図4は、マイクロコンピュータ301内の
ROM304に記憶される音色データの構成図である。
例えば、本発明の実施例が3種類の音色の楽音を発音可
能な場合、ROM304の音色データ用のエリアは、図
4に示されるように、大きく分けて、音色A用エリア、
音色B用エリア、及び音色C用エリアから構成されてい
る。
【0019】そして、音色A用及び音色B用のエリア
は、自然楽器音をサンプリングして得られる波形データ
であって、そのピッチが基本的なA4 であるPCM(パ
ルス符号変調)方式による波形データを記憶するエリア
Nと、同じ種類の自然楽器音をサンプリングして得られ
る波形データであって、そのピッチが時間経過に従って
4 からB4 に連続的に上昇するPCM波形データを記
憶するエリアUと、同じ種類の自然楽器音をサンプリン
グして得られる波形データであって、そのピッチが時間
経過に従ってA4 からG4 に連続的に下降するPCM波
形データを記憶するエリアDとから構成される。なお、
エリアUとエリアDに記憶されているPCM波形データ
のピッチ変化は、演奏者が自然楽器を演奏したときに実
際の演奏によって付加されたものである。
【0020】更に、音色C用のエリアは、音響効果が付
加されていない自然楽器音をサンプリングして得られる
PCM波形データ(そのピッチは基本的なA4 )を記憶
するエリアNと、同じ種類の自然楽器音をサンプリング
して得られる波形データであってコーラス効果が付加さ
れたPCM波形データを記憶するエリアUと、同じ種類
の自然楽器音をサンプリングして得られる波形データで
あってリバーブ効果が付加されたPCM波形データを記
憶するエリアDとから構成される。 <実施例の動作>上述の構成を有する本実施例の動作に
ついて、以下に詳細に説明する。
【0021】図5は、図3のマイクロコンピュータ30
1において実行される制御動作の全体的な動作を示すメ
イン動作フローチャートである。このフローは、マイク
ロコンピュータ301がROM304に記憶された制御
プログラムを実行する動作として実現される。
【0022】始めに、装置の電源が投入されると、ステ
ップS501において、図3のRAM305の内容、マ
イクロコンピュータ301内の第1ラッチ306、第2
ラッチ307の内容などが初期化される。
【0023】以後、ステップS502〜S506の各処
理が繰り返し実行される。ステップS502の機能キー
取込み処理では、図1の音色指定スイッチ102及びピ
ッチベンドスイッチ103などの機能キーの設定状態が
走査され、その設定状態がRAM305などに取り込ま
れる。
【0024】ステップS503の機能キー処理では、音
色指定スイッチ102及びピッチベンドスイッチ103
などの各機能キーの設定に対応する処理が実行される。
ここでは、音色指定スイッチ102の設定状態に応じ
て、ROM304から読み出されるPCM波形データの
エリアが、音色A用エリア、音色B用エリア、又は音色
C用エリアのうちから決定される。また、本発明に特に
関連する処理として、ピッチベンドスイッチ103の操
作状態に応じて、ROM304から読み出されるPCM
波形データのエリアが、上述の決定された音色エリア内
のエリアN、エリアU、又はエリアDのうちから決定さ
れる。
【0025】ステップS504の鍵盤取込み処理では、
図1の鍵盤101の鍵の押鍵状態が走査され、その押鍵
状態がRAM305などに取り込まれる。ステップS5
05の鍵盤処理では、上述の押鍵状態に対応して、図3
のRAM305に設けられる特には図示しない発音制御
データ領域に必要な発音制御データが設定されると共
に、ステップS503の機能キー処理で決定されたエリ
ア情報が、RAM305に設けられた発音制御データ領
域に設定される。
【0026】ステップS506のその他各種処理では、
種々の音響効果を付加するための処理などが実行され
る。図6は、楽音波形データを生成するためのタイマー
インタラプトルーチンの動作フローチャートである。こ
のルーチンは、特には図示しないマイクロコンピュータ
301内のハードウエアタイマーにおいてサンプリング
周期に対応する時間が経過する毎に、図5のメイン動作
フローチャートのルーチンに割込みをかけることにより
実行される。
【0027】ステップS601では、4発音チャネル分
の楽音波形データが生成される。このステップS601
の詳細を図7の動作フローチャートとして示す。図7に
おいて、ステップS701では、RAM305内の累算
用レジスタRの内容がクリアされる。
【0028】ステップS702では、ユーザによる演奏
に基づき図5のメイン動作フローチャートのステップS
505で図3のRAM305内の発音制御データ領域に
設定された1チャネル目の発音制御データに基づいて、
1チャネル目の発音チャネルの楽音波形データを生成す
る処理が実行される。ここでは、ROM304に記憶さ
れたPCM波形データ(図4参照)が読み出されること
により、楽音波形データが生成される。この場合、PC
M波形データの読出し時の歩進幅は、ステップS505
の鍵盤処理において、演奏者により押鍵された鍵盤10
1(図1)の鍵に対応して、RAM305内の発音制御
データ領域に設定されている。また、PCM波形データ
がROM304のどのエリアから読み出されるかを示す
情報は、ステップS503の機能キー処理において、図
1の音色指定スイッチ102とピッチベンドスイッチ1
03の操作状態に対応して決定され、ステップS505
の鍵盤処理において、RAM305内の発音制御データ
領域に設定されている。このようにして生成された楽音
波形データは、累算用レジスタRに累算される。
【0029】ステップS703では、ユーザによる演奏
に基づいて図5のメイン動作フローチャートのステップ
S505でRAM305内の発音制御データ領域に設定
された2チャネル目の発音制御データに基づいて、2チ
ャネル目の発音チャネルの楽音波形データを生成する処
理が、1チャネル目と同様の方式により実行され、その
結果得られた楽音波形データは、1チャネル目の楽音波
形データが格納されている累算用レジスタRに累算され
る。
【0030】ステップS704、ステップS705で
は、それぞれ、ユーザによる演奏に基づいて図5のメイ
ン動作フローチャートのステップS505でRAM30
5内の発音制御データ領域に設定された3チャネル目及
び4チャネル目の各発音制御データに基づいて、3チャ
ネル目及び4チャネル目の各発音チャネルの楽音波形デ
ータを生成する処理が、1チャネル目などと同様の方式
により実行され、その結果得られた各楽音波形データ
は、累算用レジスタRに順次累算される。
【0031】以上の処理として図6のステップS601
の音源処理が実行される。図6のステップS602で
は、ラッチ信号COMが出力されることにより、RAM
305内の累算用レジスタRに得られた1〜4チャネル
目までの楽音波形データの累算値が、マイクロコンピュ
ータ301内の第1ラッチ306(図3)にラッチされ
る。
【0032】ここで、第1ラッチ306にデータがラッ
チされるタイミングは、音源処理の条件によってサンプ
リング周期内でばらつくため、第1ラッチ306にラッ
チされた楽音波形データの累算値は、更に、サンプリン
グ周期に正確に同期したインタラプト信号INTに基づ
いて第2ラッチ307にラッチされ、D/A変換器30
8を介して出力される。
【0033】続いて、演奏者が、ピッチベンドスイッチ
103を操作したときの図5のメイン動作フローチャー
トのステップS503の機能キー処理の詳細について説
明する。
【0034】図8は、図5のメイン動作フローチャート
のステップS503の機能キー処理のうち、ピッチベン
ドスイッチ103に対応する処理の部分の詳細を示す動
作フローチャートである。
【0035】まず、前述したように、図5のステップS
503の機能キー処理では、音色指定スイッチ102の
設定状態に応じて、ROM304から読み出されるPC
M波形データのエリアが、音色A用エリア、音色B用エ
リア、又は音色C用エリアのうちから決定される。そし
て、デフォルトの状態として、決定された音色エリア内
のエリアNが決定される。このエリア情報は、前述した
ように、図5のステップS505の鍵盤処理において、
RAM305に設けられた発音制御データ領域に設定さ
れる。
【0036】即ち、演奏者が、例えば音色指定スイッチ
102で音色A又は音色Bを指定した後、図1の鍵盤1
01を使って演奏を行っている場合、ピッチベンドスイ
ッチ103を操作していなければ、図3のマイクロコン
ピュータ301は、図6及び図7の音源処理において、
ROM304の音色A用又は音色B用のエリア内のエリ
アNから、音色AのPCM波形データを、鍵盤101上
で押鍵された鍵の音高に対応する歩進幅で順次読み出
し、楽音波形データを生成する。
【0037】この状態において、図8のステップS80
1で、図1のピッチベンドスイッチ103内の上側タク
トスイッチU(図2(b) 参照)がオンしたか否かが判定
される。
【0038】演奏者がピッチベンドスイッチ103のホ
イール201(図2参照)を上側に回転させた結果、上
側タクトスイッチUがオンになると、ステップS801
の判定がYESとなる。この結果、ステップS802
で、ROM304から読み出されるPCM波形データ
が、エリアUのPCM波形データに変更される。このエ
リア情報は、前述したように、図5のステップS505
の鍵盤処理において、RAM305に設けられた発音制
御データ領域に設定される。
【0039】即ち、音色A又は音色Bが指定されている
状態で、演奏者がピッチベンドスイッチ103のホイー
ル201(図2参照)を上側に回転させると、図3のマ
イクロコンピュータ301は、図6及び図7の音源処理
において、ROM304の音色A用又は音色B用のエリ
ア内のエリアUから、音色A又は音色Bの波形データで
あって、時間経過に従ってピッチが上昇するPCM波形
データを、鍵盤101上で押鍵された鍵の音高に対応す
る歩進幅で順次読み出し、楽音波形データを生成する。
このようにして、ピッチが上昇するピッチベンド効果が
付加された楽音波形データが生成される。
【0040】図8のステップS801の判定がNOな
ら、ステップS802の処理は実行されずにステップS
803が実行される。ステップS803では、図1のピ
ッチベンドスイッチ103内の下側タクトスイッチD
(図2(b) 参照)がオンしたか否かが判定される。
【0041】演奏者がピッチベンドスイッチ103のホ
イール201(図2参照)を下側に回転させた結果、下
側タクトスイッチDがオンになると、ステップS803
の判定がYESとなる。この結果、ステップS804
で、ROM304から読み出されるPCM波形データ
が、エリアDのPCM波形データに変更される。このエ
リア情報は、前述したように、図5のステップS505
の鍵盤処理において、RAM305に設けられた発音制
御データ領域に設定される。
【0042】即ち、音色A又は音色Bが指定されている
状態で、演奏者がピッチベンドスイッチ103のホイー
ル201(図2参照)を下側に回転させると、図3のマ
イクロコンピュータ301は、図6及び図7の音源処理
において、ROM304の音色A用又は音色B用のエリ
ア内のエリアDから、音色A又は音色Bの波形データで
あって、時間経過に従ってピッチが下降するPCM波形
データを、鍵盤101上で押鍵された鍵の音高に対応す
る歩進幅で順次読み出し、楽音波形データを生成する。
このようにして、ピッチが下降するピッチベンド効果が
付加された楽音波形データが生成される。
【0043】図8のステップS803の判定がNOな
ら、ステップS804の処理は実行されずに図8の動作
フローチャートを終了する。上述の一連の動作におい
て、音色Cが指定されている状態で、演奏者がピッチベ
ンドスイッチ103のホイール201(図2参照)を上
側又は下側に回転させると、ステップS802又はステ
ップS804で、ROM304から読み出されるPCM
波形データが、図4の音色C用エリア内のエリアU又は
エリアDのPCM波形データに変更される。この結果、
図3のマイクロコンピュータ301は、図6及び図7の
音源処理において、ROM304の音色C用エリア内の
エリアU又はエリアDから、音色Cの波形データであっ
て、コーラス効果又はビブラート効果が付加されたPC
M波形データを、鍵盤101上で押鍵された鍵の音高に
対応する歩進幅で順次読み出し、楽音波形データを生成
する。
【0044】以上説明した本発明の実施例においては、
波形データとしてPCM方式による波形データがROM
304に記憶されているが、本発明はこれに限られるも
のではなく、DPCM(差分PCM)方式又はADPC
M(適応差分PCM)方式による波形データが記憶され
てもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ピッチベンド効果を付
加するためのピッチベンドスイッチ手段は単なるスイッ
チでよく、ピッチベンダー装置の構成を簡易なものにす
ることが可能となる。
【0046】また、演奏者は、単純なスイッチング操作
で、発音中の楽音に容易に良質なピッチベンド効果を付
加することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外観図
【図2】ピッチベンドスイッチの構成図
【図3】本発明の実施例の全体構成図である。
【図4】ROMに記憶される音色データの構成図であ
る。
【図5】メイン動作フローチャートを示した図である。
【図6】タイマインタラプトルーチンの動作フローチャ
ートである。
【図7】音源処理の動作フローチャートである。
【図8】機能キー処理の一部の動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 鍵盤 102 音色指定スイッチ 103 ピッチベンドスイッチ 104 スピーカ 201 ホイール 202 軸 301 マイクロコンピュータ 302 LPF 303 アンプ 304 ROM 305 RAM 306 第1ラッチ 307 第2ラッチ 308 D/A変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチを時間的に変化させるピッチベン
    ド効果が付加されている波形データと該ピッチベンド効
    果が付加されていない波形データとを記憶する波形デー
    タ記憶手段と、 前記ピッチベンド効果を指定するピッチベンドスイッチ
    手段と、 該ピッチベンドスイッチ手段により前記ピッチベンド効
    果が指定されていない場合に、前記ピッチベンド効果が
    付加されていない波形データを前記波形データ記憶手段
    から読み出し、該読み出した波形データに基づいて楽音
    波形データを生成し、前記ピッチベンドスイッチ手段に
    より前記ピッチベンド効果が指定されている場合に、該
    指定されたピッチベンド効果が付加されている前記波形
    データを前記波形データ記憶手段から読み出し、該読み
    出した波形データに基づいて前記楽音波形データを生成
    する楽音波形データ生成制御手段と、 を有することを特徴とする簡易ピッチベンダー装置。
JP5110335A 1993-05-12 1993-05-12 簡易ピッチベンダー装置 Withdrawn JPH06324678A (ja)

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