JPH06324021A - 非破壊検査装置 - Google Patents

非破壊検査装置

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JPH06324021A
JPH06324021A JP4381194A JP4381194A JPH06324021A JP H06324021 A JPH06324021 A JP H06324021A JP 4381194 A JP4381194 A JP 4381194A JP 4381194 A JP4381194 A JP 4381194A JP H06324021 A JPH06324021 A JP H06324021A
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JP
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coil
squid
pickup coil
magnetic field
exciting magnet
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JP4381194A
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English (en)
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Masahiro Otaka
正廣 大高
Sadahito Shimizu
禎人 清水
Kazuo Takaku
和夫 高久
Shinji Sakata
信二 坂田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検出ヘッド部の大きさを小さく、かつ微小な損
傷を高精度に検出する非破壊検査装置を提供すること。 【構成】SQUIDセンサの励磁マグネット,磁気検出
部のピックアップコイル、及びSQUIDを分割構造と
し、検出器に常電導のマグネットあるいはピックアップ
コイルを用いている。SQUIDセンサ全体を磁気シー
ルドで覆う。励磁マグネットを常電導化し、種々の波形
に励磁電流を印加できる供給電源装置を備える。SQU
IDセンサを分離し、励磁マグネットを独立した機構で
走査可能にする。励磁マグネットを極性の異なる1組以
上のコイルでキャンセル方式とする。あるいは、励磁マ
グネットのバランスを電気的にフィードバックしてキャ
ンセル方式とする。マグネット,ピックアップコイル、
あるいはSQUID素子との連結をコネクタにて接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SQUIDを用いた非
破壊検査装置に係り、特に、検査対象の微小な損傷をも
高精度に検出するのに好適なSQUIDを用いた非破壊
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントでは、定期点検時
に、その配管群,圧力容器等の構造物や、ポンプ等の構
成機器等にき裂等が生じているか否かを非破壊的に検査
し、き裂等の損傷の生じている配管等は損傷が進行する
前に交換する必要がある。この非破壊検査を行う装置と
して、超音波探傷装置の他に、特開平2−78983号公報に
記載されたSQUID(超電導量子干渉素子)を用いた
装置がある。
【0003】図8は、従来のSQUIDを用いた非破壊
検査装置の構成図である。検査対象1のき裂等を検査す
る非破壊検査装置は、SQUID本体を収納したクライ
オスタット2を備える。このクライオスタット2は、そ
の一部が可撓性管材2aで伸張され、その先端部2bに
ピックアップコイル3が収納される。ピックアップコイ
ル3,クライオスタット2(及び管材2a,先端部2
b)内の冷媒例えば液体ヘリウムにより超電導状態にな
っている。先端部2bには、常電導の励磁マグネット
(電磁石)4が外され、励磁マグネット4,励磁制御装
置5に接続されている。
【0004】励磁マグネット4及びピックアップコイル
3(を収納した先端部2b)とが検出ヘッド部を構成
し、この検出ヘッド部は駆動装置6により検査対象1の
表面上を走査される。
【0005】図9は、検出ヘッド部の構成図である。励
磁マグネット4が直励磁されると、検査対象1内に直流
磁界mが通る。この状態で検出ヘッド部を白抜き矢印方
向に走査する。もし、検査対象1にき裂があると、直流
mがそのき裂により乱され、これが磁気特性変化してピ
ックアップコイル3に検出される。
【0006】図10は、検出ヘッドの別の構造図であ
る。この検出部ヘッド部は、2つの励磁マグネット4
a,4b間に馬蹄形のコア8を渡し、各励磁マグネット
4a,4bを直流励磁することで、検査対象1内に直流
磁界mを形成し、この状態で検出ヘット部を白抜き矢印
方向に走査する。
【0007】走査中に直流磁界mがき裂Kを横切り磁界
変化が生じると、この磁気変化がピックアップコイル3
で検出され、図示しないSQUIDでこの磁界変化が電
気信号に変換される。
【0008】また、本願発明の技術的背景を構成するも
のとして、本願と発明者を部分的に共通とする1991
年9月11日出願の米国特許出願Serial No.07/757,58
5 が例示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
励磁マグネットを直流励磁し、直流磁界がき裂を横切っ
たときに生じる磁界変化をピックアップコイルで検出す
る構成のため、微小なき裂まで検出できない。
【0010】微小なき裂を直流で検出する場合、図10
のような構成にしてなるべく平行な磁界を検査対象に形
成するのが好ましい。
【0011】しかし、平行磁界を形成するには励磁マグ
ネット4aと励磁マグネット4bとの距離を長くとりコ
ア8もそれに合わせた形状にする必要があるが、それで
は検出ヘッド部が大型になり、狭い箇所の検査ができな
くなってしまう。
【0012】本発明の目的は、上記問題を解決すること
にある。
【0013】すなわち、検出ヘッド部の大きさを小さ
く、かつ、微小なき裂等の微小な損傷を高精度に検出す
ることができるSQUIDを用いた非破壊検査装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、検査対象に
磁界を印加する常電導の励磁マグネットと、磁界印加時
における該検査対象の磁気特性変化をピックアップする
ピックアップコイルと、ピックアップされた磁気特性変
化を電気信号に変換するSQUIDとを備える非破壊検
査装置において、前記励磁マグネットを極性の異なる複
数のコイルを組合せたキャンセル型コイルで構成とする
ことで、達成される。
【0015】
【作用】励磁マグネットをキャンセル型コイルとし、検
査対象の欠陥に基づく磁気特性変化のみをピックアップ
コイルでピックアップする構成としたため、検出ヘッド
部を小型化できる。また、キャンセル型コイルのため、
直流励磁ばかりでなく交流励磁も可能となり、様々な励
磁方法による欠陥損傷検出が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の位置実施例を図面を参照して
説明する。
【0017】図2は、多関節ロボットを用いた非破壊検
査装置の外観図である。
【0018】移動台車10を備える多関節ロボット11
は、その手先12の主軸近傍のノイズの少ない位置に検
出ヘッド部13が取り付けられている。
【0019】この検出ヘッド部13は、詳細は後述する
キャンセル型コイルでなる励磁マグネットと、ピックア
ップコイルで構成される。
【0020】多関節ロボット11の移動台車10上には
クライオスタット14が搭載されており、このクライオ
スタット14内に冷媒例えば液体ヘリウムによる動作温
度まで冷却された図示しないSQUID本体が収納され
ている。
【0021】制御装置15は、多関節ロボット11を制
御し、目的位置に移動台車10を移動させると共に、手
先12を走査して検出ヘッド部13を検査対象表面で走
査する。
【0022】また、制御装置15は、SQUIDセンサ
及び励磁マグネットの励磁を制御し、ピックアップコイ
ルで検出されSQUID本体で電気信号に変換された検
査対象の磁気特性変化を表示装置16に表示する。
【0023】図1は、図2に示す検出ヘッド部とクライ
オスタット14との接続構成図である。
【0024】耐ノイズ性を高めるために磁気シールドが
施されたクライオスタット14内には、液体ヘリウム1
7が入れられており、この液体ヘリウム17中に、SQUI
D 本体が設置されている。
【0025】クライオスタット14には、SQUID本
体18に接続されたコネクタ19が取り付けられ、SQ
UID本体18は制御装置15の検出部制御装置20が
接続されている。
【0026】クライオスタット14の材質は非磁性で絶
縁材料とし、外部からの磁界が通過しやすいものにする
必要がある。
【0027】例えば、ファイバ強化プラスチックが適当
である。
【0028】SQUID素子としては、例えば、液体ヘ
リウム温度で動作するNbTi材の低温SQUID或い
はY−Ba−Cu−Oの高温SQUIDでもピックアッ
プコイル及び交流励磁コイルが常電導材料であるため、
使用可能である。
【0029】また、ピックアップコイル及び交流励磁コ
イルを超電導材料とすることもできる。
【0030】この場合は、これらを冷却する冷却システ
ムを備えなければならない。
【0031】SQUID18が検出する信号は、ピック
アップコイル21から検出信号に限定することがS/N
比を向上させることになる。
【0032】このため、ピックアップコイル21以外か
らのノイズを遮蔽するため、 SQUID18 の外側、或い
はクライオスタット14の外側に磁気シールド500,
510を設けることで性能を達成できる。
【0033】磁気シールド500,510については、
高透磁率で低効率の材料を組合せることで電磁シールド
を達成できる。
【0034】また、磁気シールド500は、冷媒17中
で使用できるため、超電導材料で電磁シールドを達成で
きる。
【0035】液体ヘリウムであれば、例えば、Nb−T
i材、また、液体窒素であれば、例えば、Y−Ba−C
u−O材が使用できる。
【0036】ロボットの手先に取り付けられる検出ヘッ
ド部13は、常電導のピックアップコイル21と、キャ
ンセル型コイルでなる励磁マグネット22と、ピックア
ップコイル21に接続されたコネクタ23と、励磁マグ
ネット22に接続されたコネクタ24とからなる。
【0037】この検出ヘッド部13を用いて非破壊検査
を行う場合、多関節ロボット11の手先12に検出ヘッ
ド部13を取り付け、配線25の一方のコネクタ26を
クライオスタット14のコネクタ19に接続し、他方の
コネクタ27を検出ヘッド部13のコネクタ23に接続
する。
【0038】そして、制御装置15の励磁制御装置30
に接続された配線28のコネクタ29を、検出ヘッド部
13のコネクタ24に接続する。このように、コネクタ
を用いて接続する構成のため、要素装置例えば検出ヘッ
ド部13のみを交換したりすることが容易となり、装置
のメンテナンス性が向上する。
【0039】図3は、Y軸キャンセル型コイルによる励
磁マグネットの構成図である。
【0040】本実施例の励磁マグネットは、極性が逆の
2角コイル40,41を同一平面上に近接して配置して
ある。
【0041】直流励磁したとき、コイル40の中心磁界
の向きが図3で上向きの場合、コイル41の中心磁界の
向きが下向きとなるようにしてある。
【0042】このため、両コイル40,41の間の磁界
はキャンセルされ、図3の磁界キャンセル軸の領域では
磁界が零となる。
【0043】この磁界零となる領域にピックアップコイ
ル21を配置する。コイル40,41としては直径数mm
程度のものが使用でき、検出ヘッド部13は小型にな
る。図4は、同心平板が他キャンセルコイルによる励磁
マグネットの構成図である。
【0044】本実施例の励磁マグネットは、大径のコイ
ル42と,このコイル内に同心に配置される小径のコイ
ル43からなり、直流励磁したときに各コイルの中心軸
上の磁界が逆方向となり、互いにキャンセルし合う配線
接続とする。
【0045】そして、合成磁界が零となる領域にピック
アップコイル21を配置する。
【0046】図3,図4は、2角逆極性のコイルで励磁
マグネットを構成したが、コイル数は2つに限らず、3
つ以上でもよいことはいうまでもない。
【0047】図5は、3つのコイル44,45,46を
並列に同一平面上に配置し、中心に配置したコイル45
の中心軸上にピックアップコイル21を配置する。
【0048】そして、例えば各コイルに同一電流を流し
たとき、各コイルで発生する磁界がコイル45の中心軸
上でキャンセルされて零となるように、各コイル44,
45,46の極性(巻線方向)と巻線数を決める。
【0049】図6は、3つのコイル47,48,49を
同心に配置して構成したキャンセル型コイルであり、ピ
ックアップコイル21を配置した中心軸上での合成磁界
が零となるように、各コイルの極性,巻線数を決める。
【0050】上述した構成の非破壊検査装置を用い、例
えば原子力発電所の配管群等を探傷する場合、多関節ロ
ボット11を探傷対象となる配管位置まで移動させ、手
先12位置を制御し、検出ヘッド部13が配管表面に沿
うように走査する。
【0051】図7Aに示すように、交流励磁されるキャ
ンセル型コイル40,41により発生した交流磁界が検
査対象1内に形成され、その磁界部分が磁化される。検
出ヘッド部13の走査に伴ってこの交流磁界が矢印B方
法に移動し、き裂Kを横切ると、横切る前,後で、検査
対象1の磁化された部分の磁気特性が反転する。
【0052】交流磁界は常にピックアップコイル21の
配置領域で零にバランスされているが、この磁気特性の
反転により発生した磁界は、微分型等のピックアップコ
イル21で検出され、これが、SQUID本体で電気信
号に変換され、表示装置16(図2)に表示される。
【0053】この走査を検査対象1表面上で二次元的に
行うことで得られる信号波形を、例えば図7Bに示すよ
うに三次元表示することも可能である。
【0054】また、図7Bの信号波形は、磁気特性が反
転する微分波形そのものを三次元的に示したものである
が、この信号波形から実際のき裂の形状を求め、この形
状を画面に表示することでもよい。
【0055】なお、励磁マグネットを交流励磁したが、
直流励磁することでもよいことはいうまでもない。
【0056】上述した実施例は、常電導のピックアップ
コイル21を用いたが、超電導のピックアップコイルを
用いることも可能である。
【0057】しかし、この場合にはピックアップコイル
も冷媒で低温に冷却する必要があるため、前述した特開
平2−78983号公報記載の従来技術(図8)と同様に、ク
ライオスタットの一部を可撓性管材で伸張できるような
構成とし、先端部にピックアップコイルを収納する。
【0058】そして、キャンセル型コイルで構成した励
磁マグネットと、この励磁マグネットを直流や各種波形
の交流で励磁する励磁制御手段を用いて励磁し、検査を
行う。
【0059】交流励磁の磁界をキャンセルする別の方法
として、他に電気的にフィードバックをSQUIDに入
力することで同様の性能が得られる。
【0060】図11は、電気的フィードバック法による
実施例の一つである。
【0061】220は、単極或いは上記のキャンセル型
励磁コイルであり、300は交流励磁電源である。
【0062】210は、ピックアップコイル21で検出
した磁界をSQUID18 に結合させる入力コイルである。
【0063】200は、SQUIDのコントローラであ
る。
【0064】交流励磁電源300の信号及びSQUID
コントローラ200の出力はロックインアンプ400に
入力されている。
【0065】図11の実施例の動作を図12から図14
に示す。
【0066】図12は、初期のアンバランス状態を示
す。
【0067】損傷が無い場所でも、材料の磁気特性,励
磁コイルやピックアップコイルの不平衡があるため、交
流励磁磁界に対してSQUID出力のノイズに相当する
ヒステリシスカーブが現れる。
【0068】そこで、交流励磁電源300の信号を基準
にSQUIDコントローラ200の出力に対して逆位相
振幅の信号をロックインアンプ400でフィードバック
コイル410に印加し、SQUIDコントローラ200
の出力を零に調整する。
【0069】この状態が図13である。
【0070】しかる後、測定しようとする部位に移動し
て、信号を得る。
【0071】この状態が図14である。
【0072】このような、方法で得た信号は、測定部位
の磁気特性だけ、また、健全部の磁気特性だけを得るこ
とができるため、高精度の劣化判定が可能である。
【0073】例えば、図15に示すような検出信号に対
して、透磁率変化に相当する傾きΔμ,ヒステリシスル
ープ面積S,最大振幅P−P等のパラメータを求め、基
準試験片から求めた図16のようなマスターカーブで測
定部位に劣化を推定する。この実施例によれば、電気的
に容易に励磁コイルのアンバランス,SQUIDセンサ
系のアンバランスをキャンセルできると共に、任意の交
流励磁コイルに交換しても機能が保存され、多様性が得
られる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、キャンセル型コイルで
励磁マグネットを構成するので、検出ヘッド部の小型化
を図ることができると共に、励磁マグネットを交流励磁
することも可能となり、微小欠陥も高精度に検出するこ
とが可能となる。
【0075】また、複数コイルからなるキャンセル型コ
イルの変わりに単一コイルを使用した場合においても、
不平衡交流磁界に関する信号成分をキャンセルする装置
を備えることによって、微小欠陥の高精度検出が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る非破壊検査装置の要部
構成図である。
【図2】多関節ロボットに図1に非破壊検査装置を搭載
した図である。
【図3】2つのコイルを用いたY軸キャンセル型コイル
の説明図である。
【図4】2つのコイルを用いた同心平板型キャンセルコ
イルの説明図である。
【図5】3つのコイルを用いたY軸キャンセル型コイル
の説明図である。
【図6】3つのコイルを用いた同心平板型キャンセルコ
イルの説明図である。
【図7】A図は信号検出の一例を示す図であり、B図は
信号検出の表示例を示す図である。
【図8】従来の非破壊検査装置の構成図である。
【図9】図8に示す検出ヘッド部の構成図である。
【図10】別の従来の検出ヘッド部の構成図である。
【図11】電気的フィードバック法による実施例の1つ
である。
【図12】初期のアンバランス状態を示す。
【図13】交流励磁電源300の信号を基準にSQUI
Dコントローラ200の出力に対して逆位相振幅の信号
をロックインアンプ400でフィードバックコイル41
0に印加し、SQUIDコントローラ200の出力を零
に調整した状態を示す図である。
【図14】平衡設定後、測定しようとする部位に移動し
て、信号を得た状態を示す図である。
【図15】検出信号に対して、透磁率変化に相当する傾
きΔμ,ヒステリシスループ面積S,最大振幅P−P等
のパラメータを求めた例を示す図である。
【図16】基準試験片から求めたマスターカーブの例を
示す図である。
【符号の説明】
11…多関節ロボット、12…手先、13…検出ヘッド
部、14…クライオスタット、15…制御装置、16…
表示装置、18…SQUID本体、20…検出制御装
置、21…ピックアップコイル、22…キャンセル型コ
イルの励磁マグネット、30…励磁制御装置、200…
SQUIDのコントローラ、210…ピックアップコイ
ルで検出した磁界をSQUIDに結合させる入力コイ
ル、220…単極或いは上記のキャンセル型励磁コイ
ル、300…交流励磁電源、400…ロックインアン
プ、410…フィードバックコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 信二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非破壊検査装置が、 極性の異なる複数のコイルを組合せたキャンセル型コイ
    ルを備え、検査対象に磁界を印加する励磁マグネット;
    前記励磁マグネットによる磁界印加時における前記検査
    対象の磁気特性変化を検出するピックアップコイル;前
    記ピックアップコイルにより検出された磁気特性変化を
    電気信号に変換するSQUIDとからなる非破壊検査装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、非破壊検査装置が、前
    記励磁マグネットを交流励磁する励磁制御手段を備える
    非破壊検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ピックアップコイ
    ルが、前記複数のコイルにより磁界がキャンセルされた
    領域に配置される非破壊検査装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、ピックアップコイルを
    超電導コイルとし、該ピックアップコイル及び前記励磁
    マグネットを検出ヘッド部として前記SQUIDと別体
    にし、該SQUIDを動作温度まで冷却する冷媒を入れ
    たクライオスタットの一部を可撓性管材で伸長して先端
    部に前記ピックアップコイルを収納したことを特徴とす
    る非破壊検査装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記検出ヘッド部を検
    査対象に対して走査する検出ヘッド部駆動装置を備える
    ことを特徴とする非破壊検査装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、多関節ロボットの手先
    に前記検出ヘッド部を取り付けたことを特徴とする非破
    壊検査装置。
  7. 【請求項7】非破壊検査装置が、 極性の異なる複数のコイルを組合せたキャンセル型コイ
    ルを備え、検査対象に磁界を印加する励磁マグネット;
    前記励磁マグネットにコネクタを介して接続され、前記
    磁界を制御する励磁制御手段;前記励磁マグネットによ
    る磁界印加時における前記検査対象の磁気特性変化を検
    出する常電導コイルからなるピックアップコイル;前記
    ピックアップコイルにコネクタを介して接続され、前記
    ピックアップコイルにより検出された磁気特性変化を電
    気信号に変換するSQUID;前記SQUIDを前記S
    QUIDの動作温度まで冷却する冷媒;前記冷媒を入れ
    たクライオスタット;前記SQUID又は前記クライオ
    スタットの少なくとも一方を磁気的にシールドするシー
    ルド手段;前記励磁制御手段及び前記SQUIDと別体
    として設けられ、前記励磁マグネット及び前記ピックア
    ップコイルを内蔵する検出ヘッド部とからなる非破壊検
    査装置。
  8. 【請求項8】非破壊検査装置が、 交流電源;前記交流電源に接続され、検査対象に交流磁
    界を印加する励磁マグネット;前記励磁マグネットによ
    る交流磁界印加時における前記検査対象の磁気特性変化
    を検出するピックアップコイル;前記ピックアップコイ
    ルにより検出された磁気特性変化を電気信号に変換する
    SQUID;前記電気信号に含まれる初期不平衡の交流
    励磁に関する信号成分をキャンセルするキャンセル手段
    とからなる非破壊検査装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の非破壊検査装置におい
    て、前記キャンセル手段が、前記交流電源からの信号に
    基づいて、逆位相で且つ逆振幅のフィードバックを前記
    ピックアップコイルに与え、基準位置でのSQUID出
    力を零に設定できる回路を含む非破壊検査装置。
JP4381194A 1993-03-16 1994-03-15 非破壊検査装置 Pending JPH06324021A (ja)

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