JPH0632385B2 - 多層配線基板 - Google Patents

多層配線基板

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JPH0632385B2
JPH0632385B2 JP63020070A JP2007088A JPH0632385B2 JP H0632385 B2 JPH0632385 B2 JP H0632385B2 JP 63020070 A JP63020070 A JP 63020070A JP 2007088 A JP2007088 A JP 2007088A JP H0632385 B2 JPH0632385 B2 JP H0632385B2
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JP
Japan
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layer
mesh
resistance film
resistance
wiring board
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JP63020070A
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豊司 安田
太一 昆
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接地層あるいは電源層あるいは配線を絶縁膜
を介して多層化した多層配線基板において、膜抵抗素
子、特に高速パルスを歪みなく伝送するために必要な整
合終端抵抗回路用巻抵抗素子を内蔵した多層配線基板に
関するものである。
[従来の技術] 従来、高速パルス伝送時に反射に起因して発生する波形
歪みを制御するための整合終端抵抗回路用抵抗素子とし
ては、チップ抵抗部品を使用するのが一般的である。第
5図(a),(b)にチップ抵抗部品を搭載した従来の
多層配線基板の概要を示す。(a)は縦断側面図、
(b)は(a)におけるC−D線横断平面図である。
(a)は(b)のA−B線を通る断面図に対応してい
る。図中1は基板、2は絶縁膜3および接地層7および
電源層8および配線9を含む多層配線層である。通常、
この多層配線層2は、セラミック基板1上に接地層7を
形成跡、絶縁膜・配線を形成しさらに絶縁膜および電源
層8を形成しその上に絶縁膜・表面層を形成して実現さ
れる。多層配線層2の表面層にはボンディング用パッド
13,14,15が形成され、さらに、これらパッド1
3,14,15はそれぞれ接地層7,配線9,電源層8
とヴィアホール10,11,12にて接続される。表面
層には、必要により配線・接地用導体等も形成される
(図示していない)。また、接地層7,電源層8は
(b)に示す様に網目格子状とし、その網目を上下に投
影して得られる網目領域を層間接続用ヴィアホールの形
成領域としているのが一般的である。4はLSIチップ
で、16,17はその電極である。電極16は整合終端
抵抗回路が必要な信号端子であり、電極17は必要とし
ない信号端子である。5はチップ抵抗部品で抵抗膜6お
よび電極18,19を有し、抵抗膜6は通常セラミック
板5aの表面に形成される。以上において、従来の整合
終端抵抗回路は、LSIチップの電極16がボンディン
グ用パッド14とボンディング用ワイヤ20にてボンデ
ィングされ、抵抗膜6の電極18がボンディング用パッ
ド14とボンディング用ワイヤ21にてボンディングさ
れ、さらに抵抗膜6の電極19がボンディング用パッド
13とボンディングワイヤ22にてボンディングされて
形成されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の技術における多層配線基板の
構造では、チップ抵抗部品5の体積が大きいため実装密
度の低下は避けられない。また、接着剤等でチップ抵抗
部品5を多層配線層2上に搭載する必要があり組み立て
に時間を要する。さらに、ワイヤボンディング箇所が多
く、高周波特性が劣化するなど多くの欠点がある。
こうした欠点を解決する手段として、整合終端抵抗回路
をLSIチップ内に内蔵することも考えられる。しか
し、この解決手段ではLSIチップでの発熱量が増大
し、LSIチップの放熱が困難となる。また、分岐回路
等回路設計上、整合終端抵抗回路を内蔵しないLSIチ
ップも必要であることからLSIチップの種類が増加
し、LSIのマスク設計・製造管理が著しく複雑となる
問題点がある。さらには、チップ面積が増加し、このた
めLSI製造歩留りの低下が避けられない。
本発明は、チップ抵抗部品の実装に伴う組み立て作業性
や実装密度の低下,高周波特性の劣化あるいは整合終端
抵抗回路のLSIチップ内蔵に伴う発熱密度の増大等の
上記問題点を解決し、整合終端抵抗回路用膜抵抗素子を
内蔵した多層配線基板を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の多層配線基板の構
成は、 基板の表面または内層に形成した所定のピッチの平面網
目形状の導体パターンと、この網目形状を上下に投影し
て得られる層間接続用ヴィアホールを形成するための網
目領域とを有する多層配線基板において、 上記網目領域内または配線層内に整合終端用の抵抗膜を
形成したことを特徴とする。
[作用] 従来の多層配線基板において、網目領域は層間接続用の
ヴィアホールを形成する領域として確保されているが、
実際の多層配線基板では、すべての網目領域に層間接続
用ヴィアホールが存在することはないのが実情である。
本発明は、上記に着目し、層間接続用ヴィアホールを形
成するために用意されている網目領域またはそれを含む
配線層に整合終端用の抵抗膜を形成し、必要に応じて適
宜配線や電源層または接地層等にヴィアホール等で接続
できるようにして、整合終端抵抗回路をボンディングに
よらず形成可能にする。このようにして、整合終端抵抗
回路の実装において、網目領域をスペース的に有効に利
用し、チップ抵抗部品やLSI内蔵の整合終端抵抗回路
を不要とする。また、この抵抗膜は基板上に散在する結
果、発熱密度が疎になる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。以下、従来と同一の部材には同一の符号を用いて説
明を簡略にする。
第1図(a),(b)は本発明の第1の実施例を示す構
成図である。(a)は第1の実施例の縦断側面図であ
り、(b)は(a)のC−D線横断平面図である。
(a)は、(b)のA−B線を通る断面に対応する。図
中1はセラミック基板、2はポリイミド膜等の絶縁層3
および配線9および所定のピッチを有する平面網目格子
状導体パターンの接地層7および電源層8を含む多層配
線層である。23は電源層8の網目領域内に形成された
抵抗膜で、一端が電源層8に接続された他端には電極2
4が形成されている。この電極24とボンディング用の
パッド14とをヴィアホール11にて接続すれば、LS
Iチップ4の電極16に対する整合終端抵抗回路が形成
できる。
上記第1の実施例によれば、抵抗膜23を網目領域内に
形成しているため、従来の配線層構成を変えることなく
高密度に膜抵抗素子を実現出来、さらにボンディングも
不要のため組み立て作業性が飛躍的に改善される。この
第1の実施例では必要な位置にのみ抵抗膜23を形成し
ている。この場合、ICチップ4,パッド14の配置に
応じて、抵抗膜23を作成するためのマスクを設計・作
成すれば良い。
第2図(a),(b)は本発明の第2の実施例の構成を
示し、(a)はその縦断側面図、(b)は(a)のC−
D線横断平面図であり、(a)は(b)のA−B線を通
る断面に対応している。第2の実施例は第1図の第1の
実施例と同様に抵抗膜23を電源層8の網目領域内に形
成するものであるが、第1の実施例がマスク設計により
その都度必要な箇所に抵抗膜23を形成するのに対し、
第2の実施例は予め例えば千鳥位置の網目領域内に抵抗
膜23を形成しておき、電源層8を形成する際に必要に
応じて電極24を設け、ヴィアホール11にてパッド1
4に接続することにより整合終端抵抗回路を形成した実
施例である。
上記第2の実施例によれば、千鳥位置に抵抗膜23を予
め形成しているため、必要に応じて抵抗膜23の幾つか
を使用し、整合終端抵抗回路を形成出来る。従って、抵
抗膜23を作成するためのマスクを設計変更することな
く、ICチップ4,パッド14の配置変更に対処でき
る。この第2の実施例においても、従来の配線層構成を
変えることなく高密度に膜抵抗素子を実現出来、さらに
ボンディングが不要のため組み立て作業性が飛躍的に改
善されることは第1の実施例と同様である。尚、電極2
4を全ての抵抗膜に予め形成しておき、電源層8及び電
極24を形成するためのマスクを標準化することも可能
である。この場合、ヴィアホール11の形成位置を必要
に応じて選択すれば必要な場所に整合終端回路を形成出
来る。
第3図(a),(b)は本発明の第3の実施例の構成を
示し、(a)はその縦断側面図、(b)は(a)のC−
D線横断平面図であり、(a)は(b)のA−B線を通
る断面に対応している。この第3の実施例は、網目領域
を含む配線層2a内に抵抗膜23を形成した実施例であ
る。第3の実施例では、抵抗膜23の一端を配線25、
パッド26およびヴィアホール27を介して接地層7と
接続し、他端の電極24をヴィアホール11を介してパ
ッド14を接続して整合終端抵抗回路を形成する。第3
の実施例によれば、網目格子形状の電源層8の下にも定
形,非定形の抵抗膜23が形成可能となる。この実施例
においても整合終端抵抗回路を形成するためのボンディ
ングが不要となり、組み立て作業性が改善される効果は
他と同様である。
第4図(a),(b)は本発明の第4の実施例の構成図
を示し、(a)はその縦断側面図、(b)は(a)のC
−D線横断平面図であり、(a)は(b)のA−B線を
通る断面に対応する。この第4の実施例は、多層配線層
2の最下層、即ちセラミック基板1表面上の接地層7の
網目領域の全てに抵抗膜23を形成した実施例である。
抵抗膜23の一端は接地層7と接続されており、必要に
応じて他端に電極24を形成し、ヴィアホール11を介
してパッド14と接続することにより整合終端抵抗回路
を形成出来、ボンディングが不要になる。接地用7を多
層配線層2表面のパッド13と接続するには、抵抗膜2
3を覆う形状のパッド28を接地層と電気的に接続する
形で形成し、ヴィアホール10を形成すれば良い。この
第4の実施例においても、第2の実施例と同様、抵抗膜
23を形成するためのマスクを標準化出来る。また、電
極24をすべて抵抗膜23の他端に形成し、接地層7及
び電極24を形成するためのマスクを標準化することも
可能である。
以上のそれぞれの実施例では、通常の薄膜技術,厚膜技
術で抵抗膜23,電極24が製作可能で小型化でき、L
SIチップの配置・種別変更に対し新たにガラスマスク
を設計・作成することなく対処できる構成も可能である
ばかりでなく、ワイヤボンディング箇所の低減によって
高周波特性の改善が図れることは言うまでもない。抵抗
膜23を形成する箇所は、実際上層間接続のない所を利
用可能なので、従来のチップ抵抗部品のように実装密度
の低下を引き起す虞れはなくなるとともに、LSIチッ
プに整合終端回路を内蔵した場合に伴う、発熱等の諸問
題を解消する。
なお、以上の実施例では導体パターンの網目形状を正方
形としているが、丸形、菱形等の網目形状であっても本
発明の効果をさまたげるものではないなど、本発明はそ
の主旨に沿って種々に応用され、種々の実施態様を取り
得るものである。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明の多層配線基板に
よれば、抵抗膜を網目領域内または網目領域を含む配線
層内に形成しているため、従来の配線層構成を変えるこ
となく、高密度に膜抵抗素子を実現出来、さらにボンデ
ィングが不要のため組み立て作業性が飛躍的に改善さ
れ、高周波特性の改善も図れる。さらに、網目領域の全
てあるいは網目領域の千鳥位置等のパターンで予め抵抗
膜を形成しておくことにより、抵抗膜を作成するための
マスクを設計変更することなく、ICチップ,パッドの
配置変更に対処することも可能となり、多層配線基板の
設計時間短縮・経済化を実現出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の第1の実施例を示す構
成図、第2図(a),(b)は本発明の第2の実施例を
示す構成図、第3図(a),(b)は本発明の第3の実
施例を示す構成図、第4図(a),(b)は本発明の第
4の実施例を示す構成図、第5図(a),(b)は従来
の多層配線基板の構成図である。 1……セラミック基板、2……多層配線層、2a……配
線層、7……接地層、8……電源層、9,26……配
線、10,11,12,27……ヴィアホール、13,
14,15……ポンディング用パッド、23……抵抗
膜、24……電極、25……パッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面または内層に形成した所定のピ
    ッチの平面網目形状の導体パターンと、この網目形状を
    上下に投影して得られる層間接続用ヴィアホールを形成
    するための網目領域とを有する多層配線基板において、 上記網目領域内に整合終端用の抵抗膜を形成したことを
    特徴とする多層配線基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の多層配線基板において、 抵抗膜は導体パターンである接地層または電源層の網目
    領域内に形成し、その抵抗膜の一端を上記接地層または
    電源層へ電気的に接続するとともに、上記網目領域内の
    所定の位置に形成された上記抵抗膜の他端を必要に応じ
    て配線あるいは配線層表面のパッドにヴィアホールを経
    て接続することを特徴とする多層配線基板。
  3. 【請求項3】基板の表面または内層に形成した所定のピ
    ッチの平面網目形状の導体パターンと、この網目形状を
    上下に投影して得られる層間接続用ヴィアホールを形成
    するための網目領域とを有する多層配線基板において、 整合終端用の抵抗膜を配線層と同じ層内に形成し、上記
    抵抗膜の両端を必要に応じて配線あるいは配線層表面の
    パッドにヴィアホールを経て接続することを特徴とする
    多層配線基板。
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FR2702595B1 (fr) * 1993-03-11 1996-05-24 Toshiba Kk Structure de câblage multicouche.
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JP3864093B2 (ja) * 2002-01-10 2006-12-27 シャープ株式会社 プリント配線基板、電波受信用コンバータおよびアンテナ装置

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