JPH06323802A - センサ - Google Patents

センサ

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JPH06323802A
JPH06323802A JP11151393A JP11151393A JPH06323802A JP H06323802 A JPH06323802 A JP H06323802A JP 11151393 A JP11151393 A JP 11151393A JP 11151393 A JP11151393 A JP 11151393A JP H06323802 A JPH06323802 A JP H06323802A
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Shozo Miyazawa
昌三 宮澤
Masanori Tsuchiya
正則 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位体の変位量が小さい状態においても十分
な分解能を有するセンサを提供する。 【構成】 発振コイル114は、センサ本体110に固
定されている。変位体120は、前記センサ本体110
に対して位置が変位可能である。第1のコア体134
は、導電性を有する非磁性材料で形成されると共に、前
記変位体120に連結され、変位体120の変位に伴い
前記発振コイル114の一方の端面に対して接離動可能
である。第2のコア体135は、磁性材料で形成される
と共に、前記変位体120に連結され、変位体120の
変位に伴い前記発振コイル114の他方の端面に対して
接離動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンサに関し、一層詳細
にはセンサ本体と、センサ本体に対して位置が変位可能
な変位体と、変位体の変位に伴い相対的に接離動可能な
発振コイルおよびコア体とを具備するセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、センサ本体と、センサ本体に対し
て位置が変位可能な変位体と、変位体の変位に伴い相対
的に接離動可能な発振コイルおよびコア体とを具備する
センサが知られている。この種のセンサとしては、例え
ば特開昭63−191937号公報に開示される技術が
ある。このセンサは、センサ本体と、センサ本体に固定
された発振コイルと、圧力を受けてセンサ本体に対する
位置が変化するダイアフラム(変位体)と、磁性材料
(例えばフェライト)で形成されると共に、ダイアフラ
ムに連結され、圧力を受けたダイアフラムの変位に伴い
発振コイルに対して接離動可能なコア体を具備し、発振
コイルに対してコア体が接離動する際の、発振コイルの
発振周波数(またはインダクタンスでもよい)を検出し
てダイアフラムの変位量、ひいてはダイアフラムに作用
している圧力等を検知するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のセンサには次のような課題がある。特開昭63−
191937号公報に開示されるセンサを水圧センサと
して使用した場合、作用する水圧によるダイアフラムの
変位量と発振コイルの発振周波数との関係を図4のグラ
フBに示す。グラフBでは変位量(水圧)が小さいと特
性曲線が平坦になっており、当該部分の分解能が低下せ
ざるを得ないという課題がある。従って、本発明は変位
体の変位量が小さい状態においても十分な分解能を有す
るセンサを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。第1の基本構成は、セ
ンサ本体と、該センサ本体に固定された発振コイルと、
前記センサ本体に対して位置が変位可能な変位体と、導
電性を有する非磁性材料で形成されると共に、前記変位
体に連結され、変位体の変位に伴い前記発振コイルの一
方の端面に対して接離動可能な第1のコア体と、磁性材
料で形成されると共に、前記変位体に連結され、変位体
の変位に伴い前記発振コイルの他方の端面に対して接離
動可能な第2のコア体とを具備することを特徴とする。
第2の基本構成は、センサ本体と、導電性を有する非磁
性材料で形成されると共に、前記センサ本体に固定され
た第1のコア体と、磁性材料で形成されると共に、前記
第1のコア体と離間して前記センサ本体に固定された第
2のコア体と、前記センサ本体に対して位置が変位可能
な変位体と、前記変位体に連結され、変位体の変位に伴
い各端面が前記第1のコア体と第2のコア体へ接離動可
能な発振コイルとを具備することを特徴とする。
【0005】第3の基本構成は、センサ本体と、該セン
サ本体に固定され、中心に孔部を有する発振コイルと、
前記センサ本体に対して位置が変位可能な変位体と、導
電性を有する非磁性材料で形成された第1のコア構成部
材、および磁性材料で形成されると共に、前記第1のコ
ア構成部材に対して前記変位体の移動方向へ連設された
第2のコア構成部材から成り、変位体に連結され、変位
体の変位に伴い前記発振コイルの前記孔部内を進退動可
能なコア体とを具備することを特徴とする。第4の基本
構成は、センサ本体と、該センサ本体に対して位置が変
位可能な変位体と、導電性を有する非磁性材料で形成さ
れた第1のコア構成部材、および磁性材料で形成される
と共に、前記第1のコア構成部材に対して前記変位体の
移動方向へ連設された第2のコア構成部材から成り、前
記センサ本体に固定されたコア体と、中心に孔部を有
し、前記変位体に固定され、変位体の変位に伴い前記コ
ア体が前記孔部内を相対的に進退動可能な発振コイルと
を具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】作用について図4と共に説明する。コア体を、
導電性を有する非磁性材料で形成した第1のコア体と、
磁性材料で形成した第2のコア体とに分割し、または導
電性を有する非磁性材料で形成された第1のコア構成部
材、および磁性材料で形成されると共に、前記第1のコ
ア構成部材に対して変位体の移動方向へ連設された第2
のコア構成部材から形成すると、第1のコア体または第
1のコア構成部材と第2のコア体または第2のコア構成
部材の磁気的性質が互いに異なるため、発振コイルに対
する磁気的効果が互いに相乗される。そこで、前記各基
本構成のセンサを従来例と同様なセンサとして使用した
場合、作用する水圧によるダイアフラムの変位量と発振
コイルの発振周波数との関係は図4のグラフAのように
なる。従って、変位体の変位量が小さい状態であっても
グラフは傾斜すると共に変化量の大きな特性曲線を示す
ので、当該部分でも十分な分解能、感度を保持可能とな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。本発明の過程において、本願発明者
はセンサのコア体の性質に着目し、従来のセンサで使用
されている強磁性材料(例えばフェライト、珪素鋼)の
みの構成に代えて、導電性を有する非磁性材料(例えば
アルミニウム、銅、チタン、それらの合金)と強磁性材
料(例えばフェライト、珪素鋼)を組み合わせたコア体
を使用することを提案した。そこで、特開昭63−19
1937号公報に開示される水圧センサにおいて、コア
体をアルミニウムとフェライトを連設して形成し、実験
を行った結果、変位体の一例であるダイアフラムに作用
する水圧と発振コイルの発振周波数との関係は図4のグ
ラフAのようになった。すなわち、変位体の変位量が小
さい場合であってもグラフAは傾斜し、かつ変化量が大
きい特性曲線を示すので、当該場合でも十分な分解能、
感度等を有するセンサを実現し得ることが判明した。
【0008】(第1実施例)この基本原理に基づくセン
サの第1実施例について図1と共に説明する。なお、第
1実施例のセンサは、水圧を検出するためのセンサであ
り、例えば全自動洗濯機の自動給水栓スイッチ(圧力ス
イッチ)に用いて好適なセンサである。図1において、
10はセンサ本体であり、内部に水圧検出用の機構が内
蔵されている。センサ本体10の下部には導水口12が
設けられ、全自動洗濯機の洗濯槽(不図示)へ連絡され
る。従って、洗濯槽内に溜まった水の圧力(水圧)が導
水口12から作用する。14は発振コイルであり、セン
サ本体10内に固定されているケーシング16のボビン
部18に形成されている。
【0009】20は変位体の一例であるダイアフラムで
あり、例えば薄いラバーシートで形成され、上下方向に
変位可能になっている。ダイアフラム20の周縁は、ケ
ーシング16の下端部によりセンサ本体10内に固定さ
れている。ダイアフラム20の下面には導水口12を経
由してセンサ本体10内に導入された水の水圧が作用す
る。従って、当該水圧の大きさによりダイアフラム20
の上下方向の変位量が変化する。22はダイアフラム板
であり、剛性を有する材料(例えばプラスチック)で形
成されている。ダイアフラム板22は、ダイアフラム2
0の上面に嵌着、固定されている。ダイアフラム板22
の上面中央には雄ねじ部28aが立設されている。
【0010】24はコア体であり、ダイアフラム20の
変位方向である上下方向へ貼着等により連設された第1
のコア構成部材34、第2のコア構成部材35および第
3のコア構成部材37とから成る。第1のコア構成部材
34は、導電性を有する非磁性材料(例えばアルミニウ
ム、銅、チタン、それらの合金)で形成されている。第
2のコア構成部材35は、強磁性材料(例えばフェライ
ト、珪素鋼)で形成されている。第3のコア構成部材3
7は、第1のコア構成部材34と第2のコア構成部材3
5との間に配設され、電気的絶縁性を有する非磁性材料
(例えばプラスチック)で形成されている。第1実施例
の場合、コア体24は、発振コイル14の孔部26に遊
挿され、かつ第3のコア構成部材37はダイアフラム2
0の変位量がゼロの場合、孔部26の下端近傍に位置す
るようになっている。一方、第2のコア構成部材35に
は、下端面に開口する雌ねじ孔32aが形成され、ダイ
アフラム板22の雄ねじ部28aが螺挿されている。従
って、ダイアフラム20が上下方向へ変位すると、コア
体24は孔部26に対して進退動可能になっている。ま
た、コア体24と雄ねじ部28aの螺合量を変えること
により、発振コイル14に対するコア体24の初期位置
等の位置関係を調整可能である。
【0011】30は受圧体であり、中心に雌ねじ孔32
aが形成され、第1のコア構成部材34の上端部と貼着
等により連結されている。従って、コア体24と雄ねじ
部28aの螺合量を変える場合には受圧体30を回転さ
せればよい。36は調整機構の一例を構成するコイルス
プリングであり、受圧体30の上面を常時下方へ付勢し
ている。コイルスプリング36の上端は調整部38で規
制されている。
【0012】調整機構の一例を構成する調整部38は外
周面に雄ねじ部28bが形成され、ケーシング16の上
部内面に形成されている雌ねじ孔32bへ螺合してい
る。調整部38のケーシング16に対する螺合位置を調
整することにより、受圧体30、コア体24、ダイアフ
ラム20への付勢圧力を加減調整可能であり、作用する
水圧に対するダイアフラム20の上下方向の変位率を調
整することができる。この変位率の調整により、発振コ
イル14の発振周波数(またはインダクタンス)の変化
率を調整可能になっている。40は端子であり、発振コ
イル14の出力信号を出力するための端子である。端子
40は不図示の検出回路へ接続され、発振コイル14の
出力信号を当該検出回路で処理して自動給水栓スイッチ
の制御を行う。
【0013】図1に示すセンサを全自動洗濯機の自動給
水栓スイッチに使用した場合、洗濯槽に給水された水の
水位に伴い導水口12を経由してダイアフラム20下面
に作用する水圧が上昇する。この水圧上昇に伴いダイア
フラム20は上動し、この上動に伴いコア体24は発振
コイル14の孔部26内を上動する。その結果、第1の
コア構成部材34と第2のコア構成部材35の境界部分
(第3のコア構成部材37)が孔部26内を上動する。
この磁気的性質が相反関係にある第1のコア構成部材3
4と第2のコア構成部材35が発振コイル14内で移動
するのに伴って発振コイル14の発振周波数は減少す
る。その際、作用する水圧によるダイアフラム20の変
位量と発振コイル14の発振周波数との関係は、第1の
コア構成部材34と第2のコア構成部材35の磁気的性
質が相反関係にあるため、発振コイル14に対する磁気
的効果が互いに相乗し合い、傾斜と変化量の大きい特性
曲線を得ることができる。この特性曲線が、図4のグラ
フAとなる。なお、第1のコア構成部材34と第2のコ
ア構成部材35の位置関係は図1の例に限定されるので
はなく、逆の配置関係にしてもよい。その場合、特性曲
線は図4のグラフAとは逆の右上がりの曲線を描く。
【0014】図2に第1実施例の変形例を示す。なお、
図1の例と同一の構成部材については同一の符号を付
し、説明は省略する。図2の例は、コア体24がダイア
フラム板22の上面中央に立設されている。コア体24
を構成する第1のコア構成部材34の上面には雄ねじ部
28aが立設されている。雄ねじ部28aは、受圧体3
0に透設されている雌ねじ孔32aに螺合されている。
図2の例においても、ダイアフラム20の上動に伴いコ
ア体24は発振コイル14の孔部26内を上動する。そ
の結果、第1のコア構成部材34と第2のコア構成部材
35の境界部分(第3のコア構成部材37)が孔部26
内を上動する。第1のコア構成部材34と第2のコア構
成部材35が発振コイル14内で移動するのに伴って発
振コイル14の発振周波数は減少するが、作用する水圧
によるダイアフラム20の変位量と発振コイル14の発
振周波数との関係は、図1の例と同様、傾斜と変化量の
大きい特性曲線を得ることができる。
【0015】(第2実施例)前記基本原理に基づくセン
サの第2実施例について図3と共に説明する。なお、第
2実施例のセンサも、水圧を検出するためのセンサであ
り、全自動洗濯機の自動給水栓スイッチ(圧力スイッ
チ)に用いて好適なセンサである。図3において、11
0はセンサ本体であり、内部に水圧検出用の機構が内蔵
されている。センサ本体110の下部には導水口112
が設けられ、全自動洗濯機の洗濯槽(不図示)へ連絡さ
れる。従って、洗濯槽内に溜まった水の圧力(水圧)が
導水口112から作用する。114は発振コイルであ
り、センサ本体110内に固定されている内部ケーシン
グ116の幅狭ボビン部118に形成されている。発振
コイル114は、幅狭ボビン部118に電線を巻回して
成るため、薄型偏平コイル状に形成されている。従っ
て、従来の発振コイルと同量の電線を巻回すると上端面
および下端面の面積を広く形成することができる。
【0016】120は変位体の一例であるダイアフラム
であり、例えば薄いラバーシートで形成され、上下方向
に変位可能になっている。ダイアフラム120の周縁
は、内部ケーシング116の下端部によりセンサ本体1
10内に固定されている。ダイアフラム120の下面に
は導水口112を経由してセンサ本体110内に導入さ
れた水の水圧が作用する。従って、当該水圧の大きさに
よりダイアフラム120の上下方向の変位量が変化す
る。122はダイアフラム板であり、剛性を有する材料
(例えばプラスチック)で形成されている。ダイアフラ
ム板122は、ダイアフラム120の上面に嵌着、固定
されている。ダイアフラム板122の上面中央には垂直
軸124が立設されている。垂直軸124は発振コイル
114の孔部126に遊挿されている。垂直軸124の
上端部外周には雄ねじ部128aが形成されている。1
30はコア保持部であり、中心に雌ねじ孔132aが形
成され、垂直軸124の雄ねじ部128aに螺着されて
いる。
【0017】134は第1のコア体であり、導電性を有
する非磁性材料(例えばアルミニウム、銅、チタン、そ
れらの合金)で形成されると共に、コア保持部130の
下面に貼着されている。従って、第1のコア体134
は、調整機構であるコア保持部130の垂直軸124の
螺合位置により発振コイル114に対する位置が可変に
なっている。そこで、第1のコア体134の発振コイル
114に対する初期位置の調整を行うことができる。ま
た、第1のコア体134は、ダイアフラム120の変位
に伴い発振コイル114の一方の磁極となる上端面に対
して接離動可能になっている。135は第2のコア体で
あり、強磁性材料(例えばフェライト、珪素鋼)で形成
されると共に、ダイアフラム板122の上面に固定され
ている。従って、第2のコア体135は、ダイアフラム
120の変位に伴い発振コイル114の他方の磁極とな
る下端面に対して接離動可能になっている。136は調
整機構の一例を構成するコイルスプリングであり、コア
保持部130の上面を常時下方へ付勢している。コイル
スプリング136の上端は調整部138で規制されてい
る。
【0018】調整機構の一例を構成する調整部138は
外周面に雄ねじ部128bが形成され、内部ケーシング
116の上部内面に形成されている雌ねじ孔132bへ
螺合している。調整部138の内部ケーシング116に
対する螺合位置を調整することにより、コア保持部13
0および第1のコア体134への付勢圧力を加減調整可
能であり、作用する水圧に対するダイアフラム120の
上下方向の変位率を調整することができる。この変位率
の調整により、発振コイル114の発振周波数(または
インダクタンス)の変化率を調整可能になっている。1
40は端子であり、発振コイル114の出力信号を出力
するための端子である。端子140は不図示の検出回路
へ接続され、発振コイル114の出力信号を当該検出回
路で処理して自動給水栓スイッチの制御を行う。
【0019】図3に示すセンサを全自動洗濯機の自動給
水栓スイッチに使用した場合、洗濯槽に給水された水の
水位に伴い導水口112を経由してダイアフラム120
下面に作用する水圧が上昇する。この水圧上昇に伴いダ
イアフラム120は上動し、この上動に伴い第1のコア
体134は発振コイル114の上端面から離反し、第2
のコア体135は発振コイル114の下端面へ接近す
る。この磁気的性質が相反関係にある第1のコア体13
4と第2のコア体135が発振コイル114へ離反、接
近するのに伴って発振コイル114の発振周波数は減少
する。その際、作用する水圧によるダイアフラム120
の変位量と発振コイル114の発振周波数との関係は、
第1のコア体134と第2のコア体135の磁気的性質
が相反関係にあるため、発振コイル114に対する磁気
的効果が互いに相乗し合い、傾斜と変化量の大きい特性
曲線を得ることができる。
【0020】特に、図3の例では発振コイル114を偏
平コイル状に形成することにより磁極となる上下端面の
面積を大きくし、かつ第1のコア体134および第2の
コア体135の発振コイル114と対向する面積を大き
くしてあるので、第1のコア体134および第2のコア
体135を通過する磁束数を多くすることが可能とな
る。その結果、センサの分解能、感度を図4のグラフA
より更に改善することが可能となる。なお、第1のコア
体134と第2のコア体135の位置関係は図3の例に
限定されるのではなく、逆の配置関係にしてもよいのは
第1実施例と同じである。
【0021】本発明に係るセンサの他の実施例として
は、さらに次の態様が有る。 (1)センサ本体と、センサ本体に対して位置が変位可
能な変位体と、導電性を有する非磁性材料で形成された
第1のコア構成部材、および磁性材料で形成されると共
に、前記第1のコア構成部材に対して前記変位体の移動
方向へ連設された第2のコア構成部材から成り、前記セ
ンサ本体に固定されたコア体と、中心に孔部を有し、前
記変位体に固定され、変位体の変位に伴い前記コア体が
前記孔部内を相対的に進退動可能な発振コイルとから構
成する。すなわち、第1実施例と逆に固定されたコア体
に外嵌された発振コイルがコア体を構成する第1のコア
構成部材と第2のコア構成部材の連設方向へ移動する方
式である。
【0022】(2)センサ本体と、導電性を有する非磁
性材料で形成されると共に、前記センサ本体に固定され
た第1のコア体と、磁性材料で形成されると共に、前記
第1のコア体と離間して前記センサ本体に固定された第
2のコア体と、前記センサ本体に対して位置が変位可能
な変位体と、前記変位体に連結され、変位体の変位に伴
い各端面が前記第1のコア体と第2のコア体へ接離動可
能な発振コイルとから構成する。すなわち第2実施例と
逆に固定された第1のコア体と第2のコア体に対して発
振コイルが接離動する方式である。 (3)第1実施例および第2実施例では、変位体をダイ
アフラム20、120とし、圧力検出用センサとして使
用したが、液体に浮くフロートやガイドに沿って移動す
る移動体を変位体とし、このフロートや移動体の変位を
検出する変位センサとして使用することもできる。 以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来た
が、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るセンサを用いると、変位体
の変位量が小さい状態であっても当該変位量と発振コイ
ルの周波数またはインダクタンスの値との関係を示すグ
ラフは傾斜すると共に、変化量の大きな特性曲線を得る
ことが可能となるので、当該状態でも十分な分解能、感
度を保持可能となる。特に請求項5の構成を採用する
と、コア体を通過する磁束数を増加させ得るのでセンサ
の感度等をさらに向上させることができる。また、請求
項6の構成を採用すると、変位体の変位率を調整できる
ので、センサ毎の感度等のばらつきを補正可能となる等
の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサの第1実施例を示した断面
図。
【図2】第1実施例の変形例を示した部分断面図。
【図3】第2実施例を示した断面図。
【図4】本発明に係るセンサと従来のセンサにおける変
位体の変位量と発振コイルの発振周波数との関係を示し
たグラフ。
【符号の説明】
10 センサ本体 14 発振コイル 20 ダイアフラム 24 コア体 26 孔部 30 受圧体 34 第1のコア構成部材 35 第2のコア構成部材 36 コイルスプリング 110 センサ本体 114 発振コイル 120 ダイアフラム 126 孔部 130 コア保持部 134 コア体 136 コイルスプリング 138 調整部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ本体と、 該センサ本体に固定された発振コイルと、 前記センサ本体に対して位置が変位可能な変位体と、 導電性を有する非磁性材料で形成されると共に、前記変
    位体に連結され、変位体の変位に伴い前記発振コイルの
    一方の端面に対して接離動可能な第1のコア体と、 磁性材料で形成されると共に、前記変位体に連結され、
    変位体の変位に伴い前記発振コイルの他方の端面に対し
    て接離動可能な第2のコア体とを具備することを特徴と
    するセンサ。
  2. 【請求項2】 センサ本体と、 導電性を有する非磁性材料で形成されると共に、前記セ
    ンサ本体に固定された第1のコア体と、 磁性材料で形成されると共に、前記第1のコア体と離間
    して前記センサ本体に固定された第2のコア体と、 前記センサ本体に対して位置が変位可能な変位体と、 前記変位体に連結され、変位体の変位に伴い各端面が前
    記第1のコア体と第2のコア体へ接離動可能な発振コイ
    ルとを具備することを特徴とするセンサ。
  3. 【請求項3】 センサ本体と、 該センサ本体に固定され、中心に孔部を有する発振コイ
    ルと、 前記センサ本体に対して位置が変位可能な変位体と、 導電性を有する非磁性材料で形成された第1のコア構成
    部材、および磁性材料で形成されると共に、前記第1の
    コア構成部材に対して前記変位体の移動方向へ連設され
    た第2のコア構成部材から成り、変位体に連結され、変
    位体の変位に伴い前記発振コイルの前記孔部内を進退動
    可能なコア体とを具備することを特徴とするセンサ。
  4. 【請求項4】 センサ本体と、 該センサ本体に対して位置が変位可能な変位体と、 導電性を有する非磁性材料で形成された第1のコア構成
    部材、および磁性材料で形成されると共に、前記第1の
    コア構成部材に対して前記変位体の移動方向へ連設され
    た第2のコア構成部材から成り、前記センサ本体に固定
    されたコア体と、 中心に孔部を有し、前記変位体に固定され、変位体の変
    位に伴い前記コア体が前記孔部内を相対的に進退動可能
    な発振コイルとを具備することを特徴とするセンサ。
  5. 【請求項5】 前記発振コイルは、薄型偏平コイル状に
    形成され、 前記コア体は、該薄型偏平コイル状に形成された発振コ
    イルの端面に対して相対的に接離動可能であることを特
    徴とする請求項1または2記載のセンサ。
  6. 【請求項6】 前記変位体の変位率を調整するための調
    整機構を具備することを特徴とする請求項1、2、3、
    4または5記載のセンサ。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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