JPH06323379A - 回転方向逆転ユニット - Google Patents

回転方向逆転ユニット

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JPH06323379A
JPH06323379A JP6042756A JP4275694A JPH06323379A JP H06323379 A JPH06323379 A JP H06323379A JP 6042756 A JP6042756 A JP 6042756A JP 4275694 A JP4275694 A JP 4275694A JP H06323379 A JPH06323379 A JP H06323379A
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reversing unit
unit according
direction reversing
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3023Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure
    • F16H63/3026Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure comprising friction clutches or brakes
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    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニットの運転経済性もしくはこのようなユ
ニットを備えた伝動装置の運転経済性を増大させる。 【構成】 第1のクラッチ61を介してプラネタリキャ
リヤ47が、回転方向逆転ユニット4の入力部分または
出力部分84に結合可能であり、前記第1のクラッチ6
1が、蓄力器90によって閉鎖方向で負荷されており、
前記リングギヤ78が、第2のクラッチ62を介して、
回転方向逆転ユニット4を少なくとも部分的に取り囲む
ケーシング18に結合可能であり、前記第2のクラッチ
62がハイドロリック式の操作部を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転方向逆転ユニット
であって、少なくとも1つの遊星歯車伝動装置が設けら
れていて、該遊星歯車伝動装置が、サンギヤと、リング
ギヤと、プラネタリキャリヤに保持されたプラネタリギ
ヤとから成っている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】力伝達方向で見て始動装置の背後に二重
遊星歯車伝動装置を備えた回転方向逆転ユニットが続い
て設けられている、このようなユニットもしくは装置
は、たとえばドイツ連邦共和国特許第3424856号
明細書に基づき公知である。この場合に前進走行時では
遊星歯車伝動装置がロックされ、後進走行時ではリング
ギヤがケーシングに対して固定制動され、駆動および被
駆動はサンギヤもしくはプラネタリキャリヤを介して行
なわれる。このような装置には、次のような欠点があ
る。すなわち、前進走行時では遊星歯車伝動装置をロッ
クするか、もしくはプラネタリギヤセットをサンギヤに
結合させるクラッチのための保持力が回転軸にもたらさ
れなければならない。このことは、たとえば転がり軸受
けを用いて直接に行なわれるか、またはハイドロリック
式の回転貫通案内装置によっても行なわれ得る。しか
し、両者の場合共に、引きずりモーメントの発生に基づ
く出力損失が生じてしまう。このような引きずりモーメ
ントは伝動装置全体の効率を低減させ、ひいてはこのよ
うな伝動装置を備えた車両を運転するためのエネルギ使
用を増大させてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の回転方向逆転ユニットを改良して、公知
先行技術における配置形式の欠点が回避され、このよう
なユニットの運転経済性もしくはこのようなユニットを
備えた伝動装置の運転経済性が増大するような回転方向
逆転ユニットを提供することである。さらに、本発明の
課題は、回転方向逆転ユニットの操作を簡便にし、操作
機構によって生ぜしめられる損失を回避するか、もしく
は最小限に抑えることである。さらに、このような回転
方向逆転ユニットは特に簡単で合理的かつ経済的に製造
可能でかつ組付け可能であり、しかも一層高い信頼性
と、増大した運転確実性とによりすぐれていることが望
ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、第1のクラッチを介してプラネタ
リキャリヤが、回転方向逆転ユニットの入力部分または
出力部分に結合可能であり、前記第1のクラッチが、蓄
力器によって閉鎖方向で負荷されており、前記リングギ
ヤが、第2のクラッチを介して、回転方向逆転ユニット
を少なくとも部分的に取り囲むケーシングに結合可能で
あり、前記第2のクラッチがハイドロリック式の操作部
を有しているようにした。
【0005】
【発明の効果】この場合、前記両クラッチのうちのそれ
ぞれ一方だけが閉鎖されていると有利である。
【0006】第2のクラッチの閉鎖時に第1のクラッチ
が強制的に開放されるようになっていると、特に有利で
あることが判かった。
【0007】さらに、第1のクラッチの閉鎖時に第2の
クラッチが強制的に開放されるようになっていると有利
である。
【0008】本発明による回転方向逆転ユニットの構造
および機能に関しては、第1のクラッチの少なくとも一
部がプラネタリキャリヤによって支持されていると有利
であることが判かった。
【0009】さらに、第2のクラッチの少なくとも一部
がリングギヤによって支持されていると有利である。
【0010】本発明による回転方向逆転ユニットのさら
に別の有利な構成では、第1のクラッチが多板クラッチ
として構成されている。
【0011】第2のクラッチの摩擦範囲が、ほぼ板状に
形成された2つの構成部分によって支持されていると有
利であることが判かった。しかもこの場合、前記2つの
板状の構成部分が互いに少なくとも軸方向で移動可能で
あると有利である。
【0012】本発明のさらに別の特に有利な構成では、
第1のクラッチを負荷するための蓄力器が、第2のクラ
ッチの前記板状の両構成部分の間に配置されている。こ
の場合、蓄力器は皿ばねによって形成されていると有利
である。
【0013】本発明のさらに別の有利な構成では、第2
のクラッチの前記板状の両構成部分の一方が、作用範
囲、負荷範囲または押圧範囲を有しており、この押圧範
囲を介して第1のクラッチが、前記板状の両構成部分の
間に配置された蓄力器の力で負荷されるようになってい
る。
【0014】本発明によるさらに別の有利な構成では、
前記板状の両構成部分の少なくとも一方が、相対回動可
能であるが、しかし軸方向移動可能にリングギヤに保持
されている。
【0015】一般には、少なくとも前記板状の両構成部
分と蓄力器とリングギヤとから成る構成ユニットが、軸
方向移動可能であると有利である。
【0016】前記リングギヤが、少なくとも1つの軸方
向終端位置で、少なくともほぼその外周にわたってセン
タリングされて保持されていると有利であることが判か
っている。しかもこの場合、前記リングギヤが、円錐状
に延びる面を介してセンタリングされていると有利であ
る。
【0017】本発明のさらに別の有利な構成では、前記
リングギヤと協働するセンタリング面が、プラネタリキ
ャリヤに結合されている。この場合、前記センタリング
面が、プラネタリキャリヤと一体に構成されていると有
利である。
【0018】たとえばセンタリングのためには、前記リ
ングギヤが、そのセンタリング面の方向で別の蓄力器を
介して負荷されるようになっていると有利である。この
場合、前記別の蓄力器が、皿ばねによって形成されてい
てよい。
【0019】本発明による回転方向逆転ユニットの機能
および構造に関しては、前記別の蓄力器が、軸方向で前
記板状の両構成部分の間に配置されていると有利である
ことが判かっている。
【0020】さらに、前記別の蓄力器が、前記2つの板
状の構成部分の少なくとも一方に支持されていると有利
である。
【0021】前記別の蓄力器が、回転方向逆転ユニット
の少なくとも一方の回転方向で別の構成部分に支持され
ていると有利である。この別の構成部分はプラネタリキ
ャリヤに結合されていると有利である。
【0022】たとえば摩擦によって生ぜしめられる引き
ずりモーメントを回避するために、本発明のさらに別の
有利な構成では、前記別の蓄力器が、他方の回転方向で
は前記別の構成部分に支持されていない。この場合、こ
の別の蓄力器は少なくとも軸方向で前記板状の両構成部
分に支持されていると有利である。
【0023】さらに、前記別の蓄力器が、第1のクラッ
チの閉鎖時に第2のクラッチの摩擦面を強制的に互いに
引き離すようになっていると有利であることが判かっ
た。
【0024】たとえば本発明による回転方向逆転ユニッ
トの構造に関しては、第2のクラッチが、半径方向外側
に配置されていると有利である。この場合、第2のクラ
ッチの摩擦面が、第1のクラッチの摩擦面の半径方向外
側に配置されていてよい。
【0025】たとえば本発明による回転方向逆転ユニッ
トの操作および構造に関しては、第1のクラッチと第2
のクラッチとが、共通のハイドロリック式のピストン/
シリンダユニットを介して操作されるようになっている
と有利である。
【0026】一般に、前記ピストン/シリンダユニット
が、半径方向外側に配置されていると有利である。この
場合、前記ピストン/シリンダユニットが、第2のクラ
ッチの摩擦面とほぼ同じ直径範囲に配置されていると有
利である。
【0027】引きずりモーメントを回避するためには、
前記ピストン/シリンダユニットのハイドロリックピス
トンが、第3の蓄力器を介して戻されるようになってい
ると特に有利である。前記第3の蓄力器は、コイルばね
を使用して形成されていると有利である。
【0028】本発明のさらに別の有利な構成では、回転
方向逆転ユニットの主回転方向で第1のクラッチが閉鎖
されている。この場合、プラネタリキャリヤとリングギ
ヤとの間でトルクが伝達可能であってよい。
【0029】主回転方向とは逆の回転方向で第2のクラ
ッチが閉鎖されていると同じく有利である。この場合、
主回転方向とは逆の回転方向で、プラネタリキャリヤと
サンギヤとの間でトルクを伝達することができる。
【0030】たとえば本発明による回転方向逆転ユニッ
トの構造に関しては、回転方向逆転ユニットに、アイド
リング位置が設けられていないと有利であることが判か
っている。
【0031】自動車に組み込まれるようになっていて、
しかも主回転方向が、自動車の前進走行時の回転方向に
相当しているような、本発明による回転方向逆転ユニッ
トでは、駆動機械のトルクが、プラネタリキャリヤから
リングギヤに伝達されるようになっていると特に有利で
ある。
【0032】本発明の別の思想は、前記ハイドロリック
式のピストン/シリンダユニットが、第1のクラッチお
よび第2のクラッチの制御もしくは切換の目的で、回転
方向逆転ユニットを取り囲むケーシング壁によって充填
可能であって、圧力を負荷されるような回転方向逆転ユ
ニットに関する。
【0033】さらに本発明は、自動車に用いられる伝動
ユニットであって、始動装置と、回転方向逆転装置と、
無段変速式の円錐形プーリ巻掛け伝動装置と、出力装置
とが設けられている形式のものに関する。
【0034】このような形式の伝動ユニットでは、前記
始動装置が摩擦クラッチによって形成されていると有利
である。この場合、前記摩擦クラッチが多板クラッチと
して構成されていてよい。
【0035】特定の使用時連に関しては、前記伝動ユニ
ットが前記始動装置として流体クラッチを有していると
有利である。この場合、前記流体クラッチがトルクコン
バータとして構成されていてよい。
【0036】このような伝動ユニットのさらに別の有利
な構成では、前記流体クラッチもしくは前記トルクコン
バータのためのロックアップクラッチが設けられてい
る。
【0037】さらに本発明は、本発明による伝動ユニッ
トを備えている自動車に関する。
【0038】さらに本発明の別の思想は、互いに同心的
に配置されたクラッチを備えた回転方向逆転ユニットに
関する。この場合、本発明の構成では、第1のクラッチ
が多板クラッチとして形成されており、該多板クラッチ
の軸方向で固定的な入力部分が、自動車の走行方向逆転
のための遊星歯車伝動装置に設けられたプラネタリキャ
リヤとして構成されており、前記多板クラッチが、始動
クラッチを介して内燃機関に結合可能であり、第1のク
ラッチの軸方向固定の出力部分が、自動車の変速伝動装
置に結合可能であり、軸方向固定の前記入力部分と前記
出力部分との間で、皿ばねの半径方向範囲によって負荷
される、軸方向移動可能な板状の構成部分が、第1のク
ラッチの積層板を負荷する目的で働き、ブレーキとして
形成された第2のクラッチが、前記遊星歯車伝動装置の
リングギヤを、別の板状の構成部分を介して、前記ブレ
ーキを取り囲むケーシングに相対回動不能にかつ少なく
とも前記皿ばねのばね力方向で軸方向不動に結合してお
り、前記皿ばねが、他方の半径方向範囲で前記別の板状
の構成部分に支持されており、前記リングギヤと、第1
のクラッチおよび第2のクラッチの前記板状の両構成部
分と、第1のクラッチとが、前記皿ばねを介して緊定さ
れた、軸方向移動可能な1つのユニットを形成してお
り、しかも第1のクラッチが閉じられており、前記リン
グギヤが、第1のクラッチの軸方向移動可能な構成部分
の一方に支持されており、前記皿ばねが、軸方向で前記
板状の両構成部分の間に設けられており、前記板状の両
構成部分が、前記皿ばねとは反対の側に摩擦範囲を有し
ており、積層板を負荷する前記第1のクラッチの板状の
構成部分に設けられた前記摩擦範囲が、軸方向移動可能
なピストンに設けられた対応摩擦範囲に軸方向で間隔を
おいて向かい合って位置しており、ブレーキを形成する
前記別の板状の構成部分に設けられた摩擦範囲が、ケー
シングに設けられた対応摩擦範囲に間隔をおいて向かい
合って位置しており、ケーシングに設けられた前記対応
摩擦範囲に向かって前記ピストンが軸方向で移動させら
れると、前記摩擦範囲と前記対応摩擦範囲との間の軸方
向間隔が克服された後に、ケーシングに設けられた対応
摩擦面に前記別の板状の構成部分に設けられた摩擦範囲
が当接するまで、前記皿ばねを介して緊定された軸方向
移動可能な前記ユニットが軸方向に移動可能であり、前
記皿ばねのばね力に抗して前記ピストンが引き続きさら
に移動させられて、ひいては前記第1の板状の構成部分
に接触した半径方向の皿ばね範囲が軸方向に移動させら
れ、さらに前記第1の板状の構成部分が引き続きさらに
移動させられ、ひいては前記積層板が負荷軽減され、か
つ第1のクラッチが開放されると共に、前記皿ばねによ
る前記ブレーキの力負荷が行なわれるようになってい
る。
【0039】このようなユニットでは、前記ブレーキの
専らハイドロリック的な負荷が行なわれるまで、前記ピ
ストンが移動可能であると有利である。
【0040】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0041】図1には、無段変速式の円錐形プーリ巻掛
け伝動装置またはCVTを備えたパワートレーン1の一
部が概略的に図示されている。この装置の図示の配置は
たんに例示的に選択されているに過ぎない。すなわち、
たとえば個々の装置は別の順序で配置されていてもよ
い。
【0042】たとえば内燃機関(図示しない)のトルク
は内燃機関の出力軸またはクランク軸からパワートレー
ン1の駆動フランジまたは入力軸2に伝達される。この
入力軸2には、クラッチとして形成された始動装置3の
入力部分が相対回動不能に結合されている。図示の始動
装置3は種々異なるクラッチ構造によって形成されてい
てもよい。すなわち、たとえば多板クラッチとして構成
されているような摩擦クラッチを設けることも可能であ
る。さらに、前記始動装置3は流体クラッチまたはハイ
ドロダイナミック式の流体クラッチ、たとえばフェッテ
ィンガ(Foettinger)クラッチまたはトルク
コンバータによって形成されていてもよい。その場合、
これらのクラッチはそれぞれさらに、流体クラッチの入
力側と出力側とを機械的に結合させて、始動装置の効率
を最適にすることのできるような(コンバータ)ロック
アップクラッチを有していてよい。前記例の他に、始動
装置3として働くことのできるさらに別のクラッチ構
造、たとえば電磁粉クラッチも考えられる。
【0043】始動装置3には、力伝達路において回転方
向逆転ユニット4が後置されている。この回転方向逆転
ユニットにより、たとえば前記パワートレーン1を備え
ているような車両を前進走行および後進走行で運転する
ことが可能となる。このような回転方向逆転ユニット4
の構成ならびに回転方向逆転装置4と始動装置3との可
能な構造一体化に関して、さらに詳しく説明する。
【0044】回転方向逆転ユニット4の出力軸または出
力部分は、トルクをさらに平歯車段5に伝達する。この
平歯車段5は入力ピニオン6と出力歯車7とを有してい
る。図示の斜歯を備えた平歯車段5は、その構造に関し
て互いに異なっていてもよく、たとえば直歯を備えてい
るか、または傘歯車セットとして構成されていてもよ
く、しかもパワートレーン1の特定の使用事例もしくは
実施例においては不要にすることもできる。
【0045】出力歯車7はトルクフィーラ8に接続され
ている。このトクルフィーラ8はこの実施例では、ボー
ル乗上げ転動ランプ機構を有していて、機能および構造
の点で、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第42
34294.5号明細書に記載されているようなトルク
フィーラと類似しているか、または同一であってよい。
【0046】トルクフィーラ8からトルクは入力円錐形
プーリ対9に伝達される。この入力円錐形プーリ対9は
固定プーリ10を有しており、この固定プーリはトルク
フィーラ8の出力部分と軸方向不動でかつ相対回動不能
に結合されている。前記入力円錐形プーリ対9はさらに
可動プーリ11を有している。この可動プーリ11は固
定プーリ10に対して相対回動不能であるが、しかし軸
方向で運動可能または摺動可能に配置されている。出力
円錐形プーリ対12は同じく固定プーリ13と可動プー
リ14とを有している。固定プーリ13は出力部分15
と軸方向不動でかつ相対回動不能に結合されており、可
動プーリ14は出力部分15と相対回動不能であるが、
しかし軸方向運動可能に結合されている。両円錐形プー
リ対9,12の間には、トルク伝達の目的で巻掛け手段
16が設けられている。この巻掛け手段16はV字形ベ
ルト、チェーンまたはたとえば推進用コマ付きベルトに
よって形成されていてよい。両可動プーリ11,14の
軸方向摺動によって、円錐形プーリ対における引張手段
または巻掛け手段16の作用半径が可変となり、したが
って円錐形プーリ巻掛け伝動装置の変速比に影響を与え
ることが可能となる。すなわち、図1に示した構造に基
づき、出力部分15の回転数対入力軸2の回転数の比を
規定の範囲内で無段階に変化させ、しかも出力部分15
の回転方向を切換制御するか、もしくは逆転させること
が可能となる。この場合、入力軸2の回転方向は不変の
ままである。
【0047】図2に示した構成ユニット17は回転方向
逆転ユニット4と始動装置3とを1つにまとめている。
構成ユニット17の2つの異なる切換状態が図示されて
いる。駆動側の入力軸2の上方では、回転方向逆転ユニ
ット4が主方向、つまりこの場合には前進走行に切り換
えられている。始動装置3が開放されているので、この
場合、アイドリング状態が示されている。図2の下半部
では、回転方向逆転ユニット4が別の方向、つまりこの
場合には後進走行に切り換えられていて、始動装置3が
閉じられている。図2の下半部に示した切換状態に基づ
き、車両は後方に、つまり通常の走行方向とは逆の方向
に運動するようになる。
【0048】始動装置3と回転方向逆転ユニット4とを
有する構成ユニット17は、ケーシング18(部分的に
しか図示しない)に一体に組み込まれている。このケー
シング18は始動装置3の範囲もしくは構成ユニット1
7の範囲でカバー19によって閉鎖されて、Oリングと
して形成されたシール部材20によってシールされてい
る。ケーシング18とカバー19とはその半径方向外側
の範囲でねじ19aを介して互いに結合されている。半
径方向内側の範囲では、カバー19が軸方向の突設部2
1を支持している。この突設部21の内径は軸受け22
を有している。軸受け22はこの場合、一列のアンギュ
ラ玉軸受けとして形成されている。この軸受け22の内
レースは入力軸2を、このために設けられた範囲または
軸受け嵌めで取り囲んでいる。固定軸受けとして働く軸
受け22の外レースは軸方向において、一方ではカバー
19に設けられた縁曲げ部23によって、他方では突設
部21に設けられた半径方向溝に係合する位置固定リン
グ24によってそれぞれ位置固定されている。軸受け2
2の内レースと入力軸2とは、軸方向で同じく互いに位
置固定されており、しかもこの位置固定は一方ではやは
り位置固定リング25によって、他方では皿形の構成部
分26によってそれぞれ行なわれている。この構成部分
26は入力軸2に固く結合されている。外部に対する軸
受け個所のシール、つまりたとえば内燃機関(図示しな
い)に対する軸受け個所のシールは、シール部材27に
よって行なわれる。このシール部材は半径方向軸シール
リングの形で図示されている。
【0049】入力軸2は内燃機関とは反対の側で、可動
軸受け28を介してケーシング18に保持されている。
円筒状ローラベアリングとして形成された軸受け28の
内レースは、入力軸2にやはり位置固定リング29を用
いて軸方向で位置固定されており、それに対して軸受け
28の外レースは軸方向でケーシング18に対して摺動
可能である。
【0050】入力軸2には、始動装置3のためのポット
形の駆動ドラムまたは入力フランジ30が軸方向不動で
かつ相対回動不能に収容されている。この駆動ドラムま
たは入力フランジ30は、その底部が内燃機関側とは反
対の側に位置するように配置されている。この場合、前
記底部はポット形部31を有している。このポット形部
は同じく内燃機関から離れる方向を向いている。このポ
ット形部31は半径方向内側の範囲で切欠きを制限して
いる。この切欠きには、入力軸2が差し通されている。
前記切欠きの範囲では、入力フランジ30が入力軸2と
固く結合されている。入力フランジ30の底部から離れ
て内燃機関の方向に向かって、入力フランジ30の円筒
状の周壁範囲32が延びている。この周壁範囲32は、
軸方向に延びるスリット33によって複数の軸方向ウェ
ブ34に分割されている。この軸方向ウェブは始動装置
3の入力積層板36に設けられた切欠き35に係合して
いる。このような配置形式に基づき、多板クラッチまた
は積層板クラッチとして形成された始動装置3の入力積
層板36は入力フランジ30に相対回動不能であるが、
しかし軸方向摺動可能に収容されている。軸方向におい
て内燃機関から最も大きな間隔をおいて配置された入力
積層板37は、内燃機関側とは反対の側で軸方向におい
て、入力フランジ30に設けられた、半径方向に延びる
段部38に支持されている。
【0051】軸方向において入力積層板36と交互に出
力積層板39が配置されている。この出力積層板39は
この場合、両側に摩擦フェーシング40を備えている。
しかし、この摩擦フェーシング40は、図示の構造とは
異なって入力積層板36に結合されていてもよい。出力
積層板39はその外周面にやはりスリット41を備えて
いる。このスリット41は軸方向ウェブ42に係合して
いる。
【0052】この軸方向ウェブ42は、入力フランジ3
0として形成された入力ドラムに関連して説明したよう
に、軸方向に延びる溝43によって形成されている。こ
の溝43は出力ドラム45の円筒状の周壁範囲44に加
工成形されている。出力ドラム45は入力ドラム30と
類似して構成されていて、この入力ドラム30を半径方
向でかつ大部分軸方向で取り囲んでいる。出力ドラム4
5は、内燃機関側から離れる方向でポット形に加工され
ている底部の範囲で、ねじ46を介してプラネタリキャ
リヤ47に結合されている。
【0053】軸方向において皿形の構成部分26と、入
力ドラム30もしくはそのポット形部31との間には、
多板クラッチもしくは始動装置3のための操作部材48
が配置されている。操作部材48は半径方向に延びる半
径方向外側の範囲49で、この範囲49に設けられた切
欠きに係合する前記入力フランジもしくは入力ドラム3
0に設けられた軸方向ウェブ34によって周方向では位
置固定されているが、しかし軸方向では摺動可能であ
る。前記範囲49の半径方向内側で、かつ入力フランジ
30の円筒状の周壁範囲32の半径方向内側では、操作
部材48が、貫通孔51を備えた軸方向範囲50で内燃
機関から離れる方向に延びていて、次いで半径方向内側
を向いた半径方向区分52に移行している。この半径方
向区分52は円筒状の周壁区分53に移行している。こ
の周壁区分53は内燃機関から離れる方向を向いてい
て、やはり内燃機関側とは反対の側で、半径方向区分5
4に移行している。この半径方向区分54は入力軸2に
向いている。操作部材48は、軸方向において内燃機関
の方向を向いた付加部55で、入力軸2に受容されてお
り、この場合、入力軸2と、軸方向の付加部55との間
には、シール部材56が設けられている。このシール部
材56はこの場合、Oリングによって形成されている。
このような配置形式に基づき、操作部材48は入力軸2
に対して軸方向でも、周方向でも運動可能となる。
【0054】操作部材48の半径方向内側の範囲は環状
の円筒状室57を形成している。この円筒状室57は皿
形の構成部分26と、入力軸2と、軸方向の付加部55
と、半径方向区分54と、軸方向区分53とによって制
限される。前記円筒状室57をシールするためには、シ
ール部材56の他に、別のシール部材もしくはOリング
58が働く。このOリング58は皿形の構成部分26の
外形範囲に配置されていて、操作部材48の軸方向区分
53の内側の周面と協働する。
【0055】始動装置3を操作するためには、つまり前
記多板クラッチを閉鎖するためには、前記円筒状室57
が流体、たとえばオイルで充填されて、圧力を負荷され
る。これによって、操作部材48は半径方向において内
燃機関側から離れる方向で、半径方向の範囲49が出力
積層板39に当接するまで摺動させられる。引き続き圧
力が負荷されることにより、入力積層板36と出力積層
板39とを押し合わせる軸方向力を形成することができ
るので、始動装置である多板クラッチ3を介してのトル
ク伝達が可能となる。この場合、前記入力積層板37は
段部38に軸方向で支持される。多板クラッチ3を解離
するためには、円筒状室57の圧力負荷が中断される。
次いで、皿ばね状に形成された蓄力器59が操作部材4
8を再びその最初の位置に押し戻し、この場合、あらか
じめ円筒状室57に圧送されていたオイルは再びこの円
筒状室から押し戻される。このときに、皿ばねとして形
成された蓄力器59はその半径方向外側の範囲で、内側
の円筒状の周壁範囲32の内周面とポット形部31の底
部との間の移行範囲に支持されていて、この場所でセン
タリングされていてもよい。皿ばね59の半径方向内側
の範囲は半径方向区分52にばね力を負荷するために働
き、こうして内燃機関の方向で操作部材48に加えられ
る軸方向力を生ぜしめる。多板クラッチ3のこのように
開放された状態は、図2の上部に図示されており、それ
に対して図2の下部には、圧力負荷された円筒状室57
と、緊張された皿ばね59とを備えた、閉鎖された多板
クラッチ3が図示されている。
【0056】回転方向逆転ユニット4は主として遊星歯
車伝動装置60と、多板クラッチとして構成された第1
のクラッチ61と、第2のクラッチまたはブレーキ62
とから成っている。このブレーキ62の摩擦面は、図示
の実施例では第1のクラッチ61の摩擦面の半径方向外
側に配置されていて、少なくとも間接的にケーシング1
8と協働する。
【0057】平歯車段5の入力ピニオン6と、遊星歯車
伝動装置60のサンギヤ63とは、一体に構成されてい
る。この場合、入力ピニオン6とサンギヤ63との歯列
範囲は軸方向で互いに間隔をおいて配置されている。サ
ンギヤ63と入力ピニオン6とをまとめる前記構成部分
は中空軸64を形成する。この中空軸は入力軸2に対し
て同軸的に配置されている。中空軸64はニードルベア
リングまたはニードルクラウン65,66を介して入力
軸2に対して回転可能に入力軸2に支承されている。ニ
ードルベアリング65は入力ピニオン6の軸方向範囲に
配置されていて、ニードルベアリング66はサンギヤ6
3の範囲に配置されている。この実施例では、両ニード
ルベアリング65,66の転動体のための転動軌道が直
接に入力軸2と中空軸64とに一体成形されている。中
空軸64は内燃機関側とは反対の側で、軸方向において
ニードルベアリング67と支承フランジ68とを介して
軸受け28の内レースに支持されている。この場合、や
はりニードルベアリング67の転動体のための転動軌道
は中空軸64もしくは支承フランジ68の構成部分であ
る。中空軸64は内燃機関側に面した側で、軸方向にお
いてL字形の横断面を有する環状の構成部分70に支持
されている。ラジアルニードルベアリング71とスラス
トニードルベアリング72とを介して入力軸2に支承さ
れている前記構成部分70は、プラネタリキャリヤ47
と出力ドラム45とに固く結合されている。ニードルベ
アリング69,71,72は同じく別個の軸受けリング
を有しておらず、互いに支承したい部分に設けられた転
動軌道に沿って転動するようになっている。構成部分7
0はこの構成部分70に結合された部分、たとえばプラ
ネタリキャリヤ47および出力ドラム45と共に、入力
軸2に対しても中空軸64に対しても相対的に回転可能
である。プラネタリキャリヤ47はさらに半径方向にお
いて、同じくニードルベアリングとして構成されている
軸受け73を介して、サンギヤ63の歯列と入力ピニオ
ン6の歯列との間の軸方向範囲で中空軸64に支持され
ている。ニードルベアリングの転動軌道は、たとえばニ
ードルベアリング72,73において示したような被覆
層または中間層を有していてもよい。この被覆層または
中間層に沿って転動体が転動するので、転動体は互いに
支承し合たい構成部分とは直接に接触していない。
【0058】出力ドラム45とプラネタリキャリヤ47
との間の室には、軸方向で配置されたピンまたはプラネ
タリギヤ軸74が延びている。このピンまたはプラネタ
リ軸74は出力ドラム45とプラネタリキャリヤ47と
に設けられた対応する孔に収容されている。ピン74
は、この場合内外レースなしに構成されているニードル
ベアリング75を介してプラネタリギヤ76,77を支
持している。プラネタリギヤ76,77は軸方向におい
てそれぞれ接触板を介して、出力ドラム45の底部とプ
ラネタリキャリヤ47とに支持されている。前記接触板
の代わりに、この接触範囲に位置する部分に設けられた
被覆層を使用することもできる。
【0059】プラネタリギヤ76と噛み合うプラネタリ
ギヤ77は図2には図示されていない。なぜならば、こ
の方向からは手前に位置するプラネタリギヤ76によっ
てプラネタリギヤ77が遮蔽されるからである。プラネ
タリギヤ76は図示したように、サンギヤ63と噛み合
う。それに対してプラネタリギヤ77の歯列はリングギ
ヤ78の歯列と噛み合っている。
【0060】プラネタリキャリヤ47はまずほぼ半径方
向外側に延びていて、次いで内燃機関側から離れる方向
を向いた円錐先端を有する円錐台形状の範囲79を形成
しながら円筒状の周壁範囲80に移行している。この円
筒状の周壁範囲80は多板クラッチ3に関連して説明し
たように、軸方向に延びる溝によって軸方向ウェブに分
割されている。この軸方向ウェブはその上に配置された
クラッチ入力積層板81に設けられた対応する切欠きに
係合している。すなわち、プラネタリキャリヤ47の円
筒状の周壁範囲80は多板クラッチ61の入力部分を形
成している。この多板クラッチ61の出力積層板82
は、これまで説明したように、半径方向外側で、第1の
多板クラッチ61のための出力ドラム84の軸方向に延
びる範囲83に係合している。この範囲はやはり溝によ
って軸方向ウェブに分割されている。出力ドラム84は
遊星歯車伝動装置60と第1の多板クラッチ61とを周
方向で取り囲んでいて、その底部分で軸方向において内
燃機関側から離れる方向に延びている。出力ドラム84
は半径方向内側の範囲で中空軸64に結合されている。
たとえば溶接によって行なわれたこの結合部は軸方向に
おいて、軸受け73と入力ピニオン6の歯列範囲との間
に配置されている。
【0061】リングギヤ78はその内燃機関側とは反対
の側で、半径方向外側に円錐状に延びる面85を有して
いる。この面85はプラネタリキャリヤ47の円錐台形
状の範囲79と共に、図2の上半部に示した切換位置に
おいてセンタリングを形成する。リングギヤ78の歯列
の軸方向範囲から出発して、軸方向付加部86が内燃機
関に向かって延びている。この軸方向付加部86は部分
範囲を介してやはり溝によって軸方向ウェブ87に分割
されている。軸方向ウェブ87の範囲には、ほぼ板状の
2つの構成部分88,89が相対回動不能に、しかし軸
方向摺動可能に収容されている。半径方向外側の範囲で
は、両板状の構成部分88,89の間に皿ばね90の形
の蓄力器が配置されている。この皿ばねはその内周面の
範囲で板状の構成部分89にセンタリングされて保持さ
れていて、外周面で構成部分88の外径の範囲に支持さ
れている。皿ばね90の内径の範囲では、さらに別の皿
ばねに似た構成部分91が板状の構成部分88に支持さ
れている。前記構成部分91はその真ん中の直径の範囲
で板状の構成部分89に支持されると同時に、その内径
の範囲で出力ドラム45の軸方向ストッパ92にも軸方
向で支持され得る。板状の構成部分88,89の軸方向
位置固定ならびにリングギヤ78の軸方向付加部86に
おける皿ばね90,91の軸方向位置固定は、スナップ
リングまたは位置固定リング93を用いて行なわれる。
位置固定リング93は軸方向付加部86の内周面に設け
られた、対応する溝に係合している。皿ばね90とは反
対の側では、板状の構成部分88,89がそれぞれ摩擦
フェーシング94を支持している。
【0062】多板クラッチ61の摩擦フェーシングの直
径範囲では、板状の構成部分88が、一体成形または接
合された押圧リングまたは押圧範囲88aを有してい
る。この押圧範囲は多板クラッチ61を閉鎖する方向で
積層板に軸方向力を加える。付加的に、内燃機関側から
離れる方向に作用する前記軸方向力は内燃機関から離れ
る方向で入力積層板95の軸方向摺動を生ぜしめる。こ
の場合、この入力積層板95はその半径方向内側の範囲
で、リングギヤ78に設けられた、半径方向に延びる段
部または軸方向ストッパ96に支持されていて、こうし
てリングギヤ78の円錐状の面85をプラネタリキャリ
ヤ47の円錐台形状に延びる範囲79に押し退け、ひい
てはリングギヤ78をセンタリングする。すなわち、リ
ングギヤ78のこのようなセンタリングはそれぞれ多板
クラッチ61の閉鎖時もしくはこの多板クラッチの、ト
ルク伝達の目的で閉じられた状態で強制的に行なわれ
る。
【0063】第2のクラッチもしくはブレーキ62のた
めの対応プレッシャプレートとして形成された、板状の
構成部分89の摩擦フェーシング94と協働する円環状
の板97は、ケーシング18に設けられた軸方向ストッ
パと、カバー19に設けられた軸方向付加部との間に締
付け固定されて、軸方向で位置固定されている。周方向
における対応プレッシャプレート97の位置固定、つま
り対応プレッシャプレート97の回動防止は、この実施
例ではピン99を介して行なわれる。このピンは対応プ
レッシャプレート97を軸方向で貫通していて、カバー
19に設けられた軸方向付加部98に軸方向で突入して
いる。ピン99と対応プレッシャプレート97および軸
方向付加部98との結合は、プレス嵌めにより行なわれ
ると有利である。
【0064】板状の構成部分88の摩擦フェーシング9
4と協働するプレッシャプレート100は、リングピス
トン101の構成部分である。このリングピストンは、
このリングピストンに適合された、前記ケーシング18
の周壁と共に、流体を充填された中空室または円筒状室
102を形成している。この円筒状室102はシール部
材103,104を用いて流体の流出に対してシールさ
れている。リングピストン101は相対回動可能である
が、しかし軸方向運動可能に構成ユニット17に保持さ
れている。ほぼS字形の横断面を有するリングピストン
101の相対回動防止は、軸方向突起105を介して行
なわれる。この軸方向突起105は対応プレッシャプレ
ート97を、このために設けられた切欠きの範囲で軸方
向で貫通している。対応プレッシャプレート97の前記
板状の構成部分89とは反対の側では、軸方向突起10
5が各1つの蓄力器107に結合されている。この蓄力
器107はこの場合、コイルばねとして構成されてい
て、カバー19の軸方向付加部98に設けられた、対応
する軸方向の切欠き106に配置されている。この場
合、リングピストン101の軸方向摺動時に蓄力器10
7が内燃機関側に向かって緊縮されるように配置されて
いるので、コイルばねである蓄力器107に蓄えられた
力は、内燃機関側とは反対の側にリングピストン101
を押し退けるように向けられている。このリングピスト
ン101が軸方向区分108でケーシング側のストッパ
109に接触しているような、リングピストン101の
戻された位置は、図2の上半部に図示されている。圧力
室または円筒状室102の充填は、ケーシング18の周
壁を介して行なわれる(図2には詳しく図示しない)。
【0065】すなわち、構成ユニット17の図示の実施
例では、内燃機関から取り出されたトルクが入力軸2を
介してまず始動装置3に伝達され、次いで摩擦クラッチ
として働く前記始動装置3の閉じられた状態で、引き続
き回転方向逆転ユニット4に伝達されて、駆動される入
力ピニオン6にもたらされる。この入力ピニオンはやは
りトルクを歯車段5の出力歯車7に引き渡す。しかし別
の実施例では、たとえばトルクまたは駆動モーメントが
入力軸2からまず回転方向逆転ユニット4に伝達され、
次いでこの回転方向逆転ユニット4から始動装置3また
は始動クラッチを介して入力ピニオン6に伝達されるよ
うになる。この入力ピニオン6は引き続き出力歯車7を
介してパワートレーンの別の部分を駆動する。さらに、
前記両実施例を逆の方向で実施することも可能である。
すなわち、歯車段5の入力ピニオン6が出力歯車7によ
って駆動され、入力軸2は出力軸として働く。さらに、
前記構成ユニット17は既に説明したように、パワート
レーンの別の個所に、つまりたとえば円錐形プーリ巻掛
け伝動装置に後置されて配置されていて、その構成部分
である始動装置3と回転方向逆転ユニット4とに分割さ
れていてもよい。
【0066】以下に、図3〜図6につき図2との関連に
おいて前進走行から後進走行への切換の個々のステップ
もしくは経過を説明する。
【0067】始動装置3は図示の切換制御の状態では認
められず、図3〜図6にはそれぞれ閉じられた状態で示
されている。始動装置3のこのような閉じられた状態で
は、いずれの場合にも出力ドラム45に結合されたプラ
ネタリキャリヤ47が駆動される。
【0068】この場合、図3に示した位置は前進走行時
に、つまり図2の上半部に示した位置(ただし閉じられ
た始動装置3を有する)に相当する。図6は、図2の下
半部に示したような「後進走行」時の切換位置を示して
いる。
【0069】図3に示した位置では、圧力室として働く
円筒状室102が無圧状態であり、リングピストン10
1はその軸方向区分108でケーシング側のストッパ1
09に接触している。ばね107によって加えられた軸
方向力によって、リングピストン101はこの位置に保
持されて、ストッパ109に押圧される。畜力器として
働くばね107のばね力もしくはこれによって生ぜしめ
られるリングピストン101の位置に基づき、リングピ
ストンに一体に組み込まれているか、またはリングピス
トンに結合されているプレッシャプレート100は第2
のクラッチまたはブレーキ62の板状の構成部分88に
設けられた摩擦フェーシング94に対して軸方向の間隔
を確実に有するようになる。このような手段により、こ
の範囲には摩擦力が生じなくなるので、引きずりモーメ
ントは信頼性良く回避される。
【0070】板状の構成部分88,89は皿ばね90の
ばね力を受けて軸方向で互いに離れる方向で押圧され、
この場合、皿ばね90はその半径方向内側の範囲で板状
の構成部分89に支持され、構成部分88を軸方向で内
燃機関側から離れる方向で押圧する。皿ばね90によっ
て加えられるこのような軸方向力は、前記押圧範囲とし
て働く押圧リング88aを介して第1のクラッチ61の
積層板パッケージに伝達され、これによって、この積層
板パッケージは押圧リング88aと入力積層板95との
間で押し合わされるので、トルクは第1のクラッチ61
を介して伝達され得る。入力積層板95はこの軸方向力
を吸収し、この場合、前記入力積層板95は半径方向内
側でリングギヤ78に設けられた軸方向ストッパ96に
支持される。リングギヤ78がスナップリングもしくは
位置固定リング93を介して板状の構成部分89に結合
されているので、このような力の多角形は閉じられてい
る。
【0071】板状の構成部分89と、皿ばね90と、板
状の構成部分88と、入力積層板95を備えた第1のク
ラッチ61と、リングギヤ78とは、1つのユニットを
形成しており、この場合、このユニットは平衡状態にあ
って、全体として軸方向に移動させられるようになって
いる。このユニットの軸方向移動もしくは位置決めは皿
ばねとして形成された構成部分91を介して行なわれ
る。この皿ばね91はその半径方向内側の範囲で出力ド
ラム45の軸方向ストッパ92に支持されて、半径方向
外側の範囲で板状の構成部分88を内燃機関側から離れ
る方向で負荷している。これによって前記ユニットは矢
印Iの方向で、リングギヤ78の円錐状の面85がプラ
ネタリキャリヤ47の円錐台形状に延びる範囲79に当
接して、リングギヤ78を、ひいては前記ユニット全体
をセンタリングするまで移動させられる。この位置にお
いて、皿ばね91は板状の構成部分89に対する軸方向
の間隔を有している。すなわち、前記両部分との間で接
触は行なわれない訳である。さらに、前記ユニットの矢
印Iの方向で行なわれる前記軸方向移動もしくは最終位
置に基づき、板状の構成部分89と対応プレッシャプレ
ート97との間で軸方向の間隔が生ぜしめられる。この
ような軸方向の間隔により、摩擦力が形成されないこと
が保証され、これによって、やはり他の場合には生じる
引きずりモーメントが回避される。
【0072】図3に示した位置では、プラネタリキャリ
ヤ47が、閉じられたクラッチ61を介して出力ドラム
84に相対回動不能に結合されている。すなわち、駆動
されるプラネタリキャリヤ47の運動はこの場合、クラ
ッチ61を介して直接に出力ドラム84に伝達される。
この出力ドラム84はやはり入力ピニオン6に固く結合
されている。すなわち、入力軸2と、この入力軸に結合
された始動装置3と、クラッチ61,62を備えた遊星
歯車伝動装置60と、入力ピニオン6を備えた中空軸6
4とは同じ回転数で回転することになるので、遊星歯車
伝動装置60のサンギヤ63とプラネタリギヤ76,7
7とリングギヤ78との転動もしくは転動運動は行なわ
れない。摩擦フェーシング94と、この摩擦フェーシン
グに対応する、前記プレッシャプレート100と前記対
応プレッシャプレート97とに設けられた対応摩擦面と
の間の前記間隔に基づき、引きずりモーメント、ひいて
は出力損失は信頼性良く回避される。
【0073】図4〜図6には、切換制御過程の連続的に
続く段階が示されている。図6は、図3とは反対の終端
位置を示していて、後進走行または後進回転方向に相当
している。
【0074】図4に示した段階では、圧力室102が流
体、つまりたとえばオイルを充填されて、圧力を負荷さ
れる。これによって、リングピストン101は矢印II
の方向で軸方向に移動させられて、対応するストッパ1
09から持ち上げられる。内燃機関に向かう方向でのリ
ングピストン101の軸方向運動によって、ばね107
はリングピストン101の移動距離に相応して矢印II
の方向に緊縮される。リングピストン101は、プレッ
シャプレート100が板状の構成部分88の摩擦面もし
くは摩擦フェーシング94に当接するまで移動させられ
る。図4に示した位置では、構成部分88と、クラッチ
61と、リングギヤ78と、プラネタリキャリヤ47
と、板状の構成部分89とが、さらに図3に関連して説
明した相対位置に位置しており、皿ばね90,91の軸
方向力は図3の状態に比べて不変の高さを有している。
【0075】圧力室102に対するオイルの充填が続け
られた後に、図5に示した位置が得られる。この位置で
は、板状の構成部分89の摩擦フェーシング94が、円
環状の板として形成されたプレッシャプレート97に当
接する。この場合に、板状の構成部分88と第1のクラ
ッチ61とリングギヤ78と板状の構成部分89とから
成るユニットの構成部分ならびに皿ばね90はまだ互い
に不変の相対位置関係にある。しかし、このユニット全
体は、矢印IIの方向でリングピストン101が引き続
き移動させられることによって移動させられている。皿
ばね91のばね力に抗して行なわれる、このような軸方
向移動に基づき、範囲79と面85を介して行なわれる
リングギヤ78のセンタリングが相殺され、これによっ
て、リングギヤ78の二重センタリングが回避される。
なぜならば、この場合、第2のクラッチもしくはブレー
キ62を介してユニット全体のセンタリングが行なわれ
るからである。皿ばね90の軸方向力により、第1のク
ラッチ61は既に説明したように、このような切換制御
段階ではまだ完全に閉鎖されている。
【0076】図6に示した切換制御過程の段階または終
端位置は、圧力室102が引き続き圧力負荷されるか、
もしくはオイル充填されることにより得られる。この場
合、リングピストン101はやはり矢印IIの方向でさ
らに移動させられ、これによって、ブレーキ62の板状
の両構成部分88,89は軸方向で互いに接近する方向
で移動させられ、このときに皿ばね90を少なくともほ
ぼ目標位置に押圧する。クラッチ61のための押圧力を
加える皿ばね90の変形もしくは板状の構成部分89へ
の板状の構成部分88の軸方向移動に基づき、クラッチ
61は軸方向で負荷軽減され、これによって開放され
る。クラッチ61の開放により、プラネタリキャリヤ4
7と出力ドラム84との間の相対回動不能な結合が遮断
されるので、トルクはもはやこの軌道では伝達され得な
い。矢印IIの方向における板状の構成部分88の軸方
向移動と同時に、皿ばね91の半径方向外側の範囲も、
前記皿ばねがその中間直径の範囲で板状の構成部分89
に当接するまで同じ方向に移動させられる。図6に示し
た位置にまで、矢印IIの方向で構成部分88がさらに
軸方向で移動させられると、皿ばね91は板状の構成部
分88,89に支持されて、その半径方向内側の範囲で
出力ドラム45の軸方向ストッパ92から持ち上がる。
このような持ち上がりは、軸方向ストッパ92の範囲で
生じる摩擦による引きずりモーメントを回避するために
必要となる。このような摩擦は、皿ばね91がブレーキ
62を介してケーシングに結合されて、ひいては停止
し、それに対して出力ドラム45がプラネタリキャリヤ
47と共に回転することによって生じる。図6に示した
位置、つまり後進走行時の位置では、やはりプラネタリ
キャリヤ47が出力ドラム45と共に駆動される。第1
のクラッチ61は開放されて、リングギヤ78は第2の
クラッチまたはブレーキ62を介してケーシング18に
位置固定されているか、もしくはこのケーシングに相対
回動不能に結合されている。トルク伝達は、図2との関
係で判かるように、互いに噛み合っているプラネタリキ
ャリヤ47からプラネタリギヤ76,77に対して行な
われる。プラネタリキャリヤ47の回転時には、プラネ
タリギヤ77が、固定的に制動されたリングギヤ78に
沿って転動して、プラネタリギヤ76を駆動する。この
プラネタリギヤは、このプラネタリギヤと噛み合ったサ
ンギヤ63に回転運動を伝達する。トルクは中空軸64
を介して入力ピニオン6に伝達される。この入力ピニオ
ン6は出力歯車7を、ひいては引き続きパワートレーン
をさらに駆動する。この場合に形成される前記入力ピニ
オン6の回転方向は、図3に示した切換位置から生ぜし
められる最初の回転方向とは逆の方向に向けられてい
て、しかも入力軸2の回転数に比べて、遊星歯車伝動装
置60から得られる規定の伝達比の分だけ変えられてい
る。
【0077】前進ギヤへの切換または再切換制御、つま
り図3に示した位置への切換または再切換制御は、円筒
状室102の圧力負荷の解除によって行なわれる。これ
によって、ばね107はリングピストン101を再び押
し戻し、前記過程は逆の順序で経過する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転方向逆転ユニットを備えた無
段変速式の円錐形プーリ巻掛け伝動装置の概略図であ
る。
【図2】本発明による回転方向逆転ユニットの断面図で
ある。
【図3】本発明による回転方向逆転ユニットの切換制御
過程を示す断面図である。
【図4】本発明による回転方向逆転ユニットの切換制御
過程を示す断面図である。
【図5】本発明による回転方向逆転ユニットの切換制御
過程を示す断面図である。
【図6】本発明による回転方向逆転ユニットの切換制御
過程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パワートレーン、 2 入力軸、 3 始動装置、
4 回転方向逆転ユニット、 5 平歯車段、 6
入力ピニオン、 7 出力歯車、 8 トルクフィー
ラ、 9 入力円錐形プーリ対、 10 固定プーリ、
11 可動プーリ、 12 出力円錐形プーリ対、
13 固定プーリ、 14 可動プーリ、15 出力部
分、 16 巻掛け手段、 17 構成ユニット、 1
8 ケーシング、 19 カバー、 19a ねじ、
20 シール部材、 21 突設部、 22 軸受け、
23 縁曲げ部、 24,25 位置固定リング、
26 構成部分、 27 シール部材、 28 可動軸
受け、 29 位置固定リング、 30 入力フラン
ジ、 31 ポット形部、 32 周壁範囲、 33ス
リット、 34 軸方向ウェブ、 35 切欠き、 3
6,37 入力積層板、 38 段部、 39 出力積
層板、 40 摩擦フェーシング、 41スリット、
42 軸方向ウェブ、 43 溝、 44 周壁範囲、
45 出力ドラム、 46 ねじ、 47 プラネタ
リキャリヤ、 48 操作部材、49 範囲、 50
軸方向範囲、 51 貫通孔、 52 半径方向区分、
53 周壁区分、 54 半径方向区分、 55 付加
部、 56 シール部材、 57 円筒状室、 58
Oリング、 59 皿ばね、 60 遊星歯車伝動装
置、 61 クラッチ、 62 ブレーキ、 63 サ
ンギヤ、 64 中空ギヤ、 65,66 ニードルベ
アリング、 67 ニードルベアリング、68 支承フ
ランジ、 69 ニードルベアリング、 70 構成部
分、 71ラジアルニードルベアリング、 72 スラ
ストニードルベアリング、 73軸受け、 74 プラ
ネタリギヤ軸、 75 ニードルベアリング、 76,
77 プラネタリギヤ、 78 リングギヤ、 79
範囲、 80 周壁範囲、 81 入力積層板、 82
出力積層板、 83 範囲、 84 出力ドラム、
85 面、 86 軸方向付加部、 87 軸方向ウェ
ブ、 88,89構成部分、 88a 押圧範囲、 9
0 皿ばね、 91 構成部分、 92軸方向ストッ
パ、 93 位置固定リング、 94 摩擦フェーシン
グ、 95 入力積層板、 96 軸方向ストッパ、
97 対応プレッシャプレート、98 軸方向付加部、
99 ピン、 100 プレッシャプレート、 10
1 リングピストン、 102 円筒状室、 103,
104 シール部材、105 軸方向突起、 106
切欠き、 107 蓄力器、 108 軸方向区分、
109 ストッパ

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転方向逆転ユニットであって、少なく
    とも1つの遊星歯車伝動装置が設けられていて、該遊星
    歯車伝動装置が、サンギヤと、リングギヤと、プラネタ
    リキャリヤに保持されたプラネタリギヤとから成ってい
    る形式のものにおいて、第1のクラッチを介してプラネ
    タリキャリヤが、回転方向逆転ユニットの入力部分また
    は出力部分に結合可能であり、前記第1のクラッチが、
    蓄力器によって閉鎖方向で負荷されており、前記リング
    ギヤが、第2のクラッチを介して、回転方向逆転ユニッ
    トを少なくとも部分的に取り囲むケーシングに結合可能
    であり、前記第2のクラッチがハイドロリック式の操作
    部を有していることを特徴とする、回転方向逆転ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記両クラッチのそれぞれ一方だけが閉
    じられている、請求項1記載の回転方向逆転ユニット。
  3. 【請求項3】 第2のクラッチの閉鎖時に第1のクラッ
    チが強制的に開放されるようになっている、請求項1ま
    たは2記載の回転方向逆転ユニット。
  4. 【請求項4】 第1のクラッチの閉鎖時に第2のクラッ
    チが強制的に開放されるようになっている、請求項1か
    ら3までのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  5. 【請求項5】 第1のクラッチの少なくとも一部が、プ
    ラネタリキャリヤによって支持されている、請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  6. 【請求項6】 第2のクラッチの少なくとも一部が、リ
    ングギヤによって支持されている、請求項1から5まで
    のいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  7. 【請求項7】 第1のクラッチが、多板クラッチとして
    構成されている、請求項1から6までのいずれか1項記
    載の回転方向逆転ユニット。
  8. 【請求項8】 第2のクラッチの摩擦範囲が、ほぼ板状
    に形成された2つの構成部分によって支持されている、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の回転方向逆転
    ユニット。
  9. 【請求項9】 板状の2つの構成部分が、互いに少なく
    とも軸方向で移動可能である、請求項8記載の回転方向
    逆転ユニット。
  10. 【請求項10】 第1のクラッチを負荷するための蓄力
    器が、第2のクラッチの前記板状の両構成部分の間に配
    置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載
    の回転方向逆転ユニット。
  11. 【請求項11】 前記蓄力器が、皿ばねによって形成さ
    れている、請求項10記載の回転方向逆転ユニット。
  12. 【請求項12】 第2のクラッチの前記板状の両構成部
    分の一方が、作用/負荷のための押圧範囲を有してお
    り、該押圧範囲を介して第1のクラッチが、前記板状の
    両構成部分の間に配置された蓄力器の力で負荷されるよ
    うになっている、請求項1から11までのいずれか1項
    記載の回転方向逆転ユニット。
  13. 【請求項13】 前記板状の両構成部分の少なくとも一
    方が、相対回動可能であるが、しかし軸方向移動可能に
    リングギヤに保持されている、請求項1から12までの
    いずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  14. 【請求項14】 少なくとも前記板状の両構成部分と蓄
    力器とリングギヤとから成る構成ユニットが、軸方向移
    動可能である、請求項1から13までのいずれか1項記
    載の回転方向逆転ユニット。
  15. 【請求項15】 前記リングギヤが、少なくとも1つの
    軸方向終端位置で、少なくともほぼその外周にわたって
    センタリングされて保持されている、請求項1から14
    までのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  16. 【請求項16】 前記リングギヤが、円錐状に延びる面
    を介してセンタリングされている、請求項15記載の回
    転方向逆転ユニット。
  17. 【請求項17】 前記リングギヤと協働するセンタリン
    グ面が、プラネタリキャリヤに結合されている、請求項
    15または16記載の回転方向逆転ユニット。
  18. 【請求項18】 前記センタリング面が、プラネタリキ
    ャリヤと一体に構成されている、請求項17記載の回転
    方向逆転ユニット。
  19. 【請求項19】 前記リングギヤが、そのセンタリング
    面の方向で別の蓄力器を介して負荷されるようになって
    いる、請求項1から18までのいずれか1項記載の回転
    方向逆転ユニット。
  20. 【請求項20】 前記別の蓄力器が、皿ばねによって形
    成されている、請求項19記載の回転方向逆転ユニッ
    ト。
  21. 【請求項21】 前記別の蓄力器が、軸方向で前記板状
    の両構成部分の間に配置されている、請求項19または
    20記載の回転方向逆転ユニット。
  22. 【請求項22】 前記別の蓄力器が、前記2つの板状の
    構成部分の少なくとも一方に支持されている、請求項1
    9から21までのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニ
    ット。
  23. 【請求項23】 前記蓄力器が、回転方向逆転ユニット
    の少なくとも一方の回転方向で別の構成部分に支持され
    ている、請求項19から22までのいずれか1項記載の
    回転方向逆転ユニット。
  24. 【請求項24】 前記別の構成部分が、プラネタリキャ
    リヤに結合されている、請求項23記載の回転方向逆転
    ユニット。
  25. 【請求項25】 前記別の蓄力器が、他方の回転方向で
    は前記別の構成部分に支持されていない、請求項23ま
    たは24記載の回転方向逆転ユニット。
  26. 【請求項26】 前記別の蓄力器が、少なくとも軸方向
    で前記板状の両構成部分に支持されている、請求項25
    記載の回転方向逆転ユニット。
  27. 【請求項27】 前記別の蓄力器が、第1のクラッチの
    閉鎖時に第2のクラッチの摩擦面を強制的に互いに引き
    離すようになっている、請求項1から26までのいずれ
    か1項記載の回転方向逆転ユニット。
  28. 【請求項28】 第2のクラッチが、半径方向外側に配
    置されている、請求項1から27までのいずれか1項記
    載の回転方向逆転ユニット。
  29. 【請求項29】 第2のクラッチの摩擦面が、第1のク
    ラッチの摩擦面の半径方向外側に配置されている、請求
    項28記載の回転方向逆転ユニット。
  30. 【請求項30】 第1のクラッチと第2のクラッチと
    が、共通のハイドロリック式のピストン/シリンダユニ
    ットを介して操作されるようになっている、請求項1か
    ら29までのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニッ
    ト。
  31. 【請求項31】 前記ピストン/シリンダユニットが、
    半径方向外側に配置されている、請求項1から30まで
    のいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  32. 【請求項32】 前記ピストン/シリンダユニットが、
    第2のクラッチの摩擦面とほぼ同じ直径範囲に配置され
    ている、請求項31記載の回転方向逆転ユニット。
  33. 【請求項33】 前記ピストン/シリンダユニットのハ
    イドロリックピストンが、第3の蓄力器を介して戻され
    るようになっている、請求項1から32までのいずれか
    1項記載の回転方向逆転ユニット。
  34. 【請求項34】 前記第3の蓄力器が、コイルばねから
    成っている、請求項33記載の回転方向逆転ユニット。
  35. 【請求項35】 回転方向逆転ユニットの主回転方向で
    第1のクラッチが閉鎖されている、請求項1から34ま
    でのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  36. 【請求項36】 回転方向逆転ユニットの主回転方向
    で、プラネタリキャリヤとリングギヤとの間でトルクが
    伝達可能である、請求項35記載の回転方向逆転ユニッ
    ト。
  37. 【請求項37】 主回転方向とは逆の回転方向で第2の
    クラッチが閉鎖されている、請求項1から36までのい
    ずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  38. 【請求項38】 主回転方向とは逆の回転方向で、プラ
    ネタリキャリヤとサンギヤとの間でトルクが伝達可能で
    ある、請求項37記載の回転方向逆転ユニット。
  39. 【請求項39】 回転方向逆転ユニットに、アイドリン
    グ位置が設けられていない、請求項1から38までのい
    ずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  40. 【請求項40】 回転方向逆転ユニットが自動車に組み
    込まれるようになっており、主回転方向が、自動車の前
    進走行時の回転方向に相当しており、駆動機械のトルク
    が、プラネタリキャリヤからリングギヤに伝達されるよ
    うになっている、請求項1から39までのいずれか1項
    記載の回転方向逆転ユニット。
  41. 【請求項41】 前記ハイドロリック式のピストン/シ
    リンダユニットが、第1のクラッチおよび第2のクラッ
    チの制御もしくは切換の目的で、回転方向逆転ユニット
    を取り囲むケーシング壁によって充填可能であって、圧
    力を負荷されるようになっている、請求項1から40ま
    でのいずれか1項記載の回転方向逆転ユニット。
  42. 【請求項42】 自動車に用いられる伝動ユニットであ
    って、始動装置と、回転方向逆転装置と、無段変速式の
    円錐形プーリ巻掛け伝動装置と、出力装置とが設けられ
    ている形式のものにおいて、請求項1から41までのい
    ずれか1項記載の回転方向逆転装置が構成されているこ
    とを特徴とする、自動車に用いられる伝動ユニット。
  43. 【請求項43】 前記始動装置が摩擦クラッチによって
    形成されている、請求項42に記載の伝動ユニット。
  44. 【請求項44】 前記摩擦クラッチが多板クラッチとし
    て構成されている、請求項43に記載の伝動ユニット。
  45. 【請求項45】 前記始動装置が流体クラッチによって
    形成されている、請求項42に記載の伝動ユニット。
  46. 【請求項46】 前記流体クラッチがトルクコンバータ
    として構成されている、請求項45に記載の伝動ユニッ
    ト。
  47. 【請求項47】 前記流体クラッチもしくは前記トルク
    コンバータのためのロックアップクラッチが設けられて
    いる、請求項45または46記載の伝動ユニット。
  48. 【請求項48】 請求項42から47までのいずれか1
    項記載の伝動ユニットが設けられていることを特徴とす
    る、自動車。
  49. 【請求項49】 互いに同心的に配置されたクラッチを
    備えた回転方向逆転ユニットにおいて、 第1のクラッチが多板クラッチとして形成されており、
    該多板クラッチの軸方向で固定的な入力部分が、自動車
    の走行方向逆転のための遊星歯車伝動装置に設けられた
    プラネタリキャリヤとして構成されており、前記多板ク
    ラッチが、始動クラッチを介して内燃機関に結合可能で
    あり、第1のクラッチの軸方向固定の出力部分が、自動
    車の変速伝動装置に結合可能であり、 軸方向固定の前記入力部分と前記出力部分との間で、皿
    ばねの半径方向範囲によって負荷される、軸方向移動可
    能な板状の構成部分が、第1のクラッチの積層板を負荷
    する目的で働き、 ブレーキとして形成された第2のクラッチが、前記遊星
    歯車伝動装置のリングギヤを、別の板状の構成部分を介
    して、前記ブレーキを取り囲むケーシングに相対回動不
    能にかつ少なくとも前記皿ばねのばね力方向で軸方向不
    動に結合しており、 前記皿ばねが、他方の半径方向範囲で前記別の板状の構
    成部分に支持されており、 前記リングギヤと、第1のクラッチおよび第2のクラッ
    チの前記板状の両構成部分と、第1のクラッチとが、前
    記皿ばねを介して緊定された、軸方向移動可能な1つの
    ユニットを形成しており、しかも第1のクラッチが閉じ
    られており、前記リングギヤが、第1のクラッチの軸方
    向移動可能な構成部分の一方に支持されており、 前記皿ばねが、軸方向で前記板状の両構成部分の間に設
    けられており、 前記板状の両構成部分が、前記皿ばねとは反対の側に摩
    擦範囲を有しており、 積層板を負荷する前記第1のクラッチの板状の構成部分
    に設けられた前記摩擦範囲が、軸方向移動可能なピスト
    ンに設けられた対応摩擦範囲に軸方向で間隔をおいて向
    かい合って位置しており、 ブレーキを形成する前記別の板状の構成部分に設けられ
    た摩擦範囲が、ケーシングに設けられた対応摩擦範囲に
    間隔をおいて向かい合って位置しており、 ケーシングに設けられた前記対応摩擦範囲に向かって前
    記ピストンが軸方向で移動させられると、前記摩擦範囲
    と前記対応摩擦範囲との間の軸方向間隔が克服された後
    に、ケーシングに設けられた対応摩擦面に前記別の板状
    の構成部分に設けられた摩擦範囲が当接するまで、前記
    皿ばねを介して緊定された軸方向移動可能な前記ユニッ
    トが軸方向に移動可能であり、 前記皿ばねのばね力に抗して前記ピストンが引き続きさ
    らに移動させられて、ひいては前記第1の板状の構成部
    分に接触した半径方向の皿ばね範囲が軸方向に移動させ
    られ、さらに前記第1の板状の構成部分が引き続きさら
    に移動させられ、ひいては前記積層板が負荷軽減され、
    かつ第1のクラッチが開放されると共に、前記皿ばねに
    よる前記ブレーキの力負荷が行なわれるようになってい
    ることを特徴とする、回転方向が逆転ユニット。
  50. 【請求項50】 前記ブレーキの専らハイドロリック的
    な負荷が行なわれるまで、前記ピストンが移動可能であ
    る、請求項49記載の回転方向逆転ユニット。
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