JPH06323266A - 液冷媒搬送装置 - Google Patents

液冷媒搬送装置

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Publication number
JPH06323266A
JPH06323266A JP11446893A JP11446893A JPH06323266A JP H06323266 A JPH06323266 A JP H06323266A JP 11446893 A JP11446893 A JP 11446893A JP 11446893 A JP11446893 A JP 11446893A JP H06323266 A JPH06323266 A JP H06323266A
Authority
JP
Japan
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cylinder
liquid refrigerant
shaft
roller
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP11446893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Awashima
宏樹 淡島
Hideki Kawai
秀樹 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Priority to JP11446893A priority Critical patent/JPH06323266A/ja
Publication of JPH06323266A publication Critical patent/JPH06323266A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強制的に冷媒を循環させる冷媒搬送装置に関
するもので、吐出部を大きくすることにより液圧縮によ
る電動機、ならびに、摺動部の負荷を低減させる液冷媒
搬送装置を提供することを目的としたものである。 【構成】 シャフト5と、シャフト5の偏心部に取付け
られたローラ6と、ローラ6を収納し、吸入孔16より
大きい吐出孔を備えるか、または、吸入孔16より大き
い容積分の溝21を備え、さらに、ベーン15が収納さ
れる溝から吐出部18又は21にかけて切欠き19を持
つシリンダ7と、シリンダ7の溝内に収納されかつその
先端がローラ6の外周と圧接されるベーン15と、シャ
フト5を支持し、それぞれ吐出孔10及び20を備える
主軸受8、及び副軸受9で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷暖房装置等に利用され
る液冷媒搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱搬送サイクル用熱媒体としては水が一
般的であるが近年、化学的安定性が高くサイクルを完全
密閉することでメンテナンスフリー化が図れ、またサイ
クル内圧力を調整して気液混合として気相液相間の蒸発
潜熱を利用することで熱搬送量が大きくとれることか
ら、液冷媒を熱媒体とする熱搬送サイクルが考えられて
いる。
【0003】そしてこのサイクルの液冷媒搬送装置とし
て、密閉型冷凍用圧縮機を転用する試みがなされてい
る。
【0004】以下、図面を参照しながら従来の液冷媒搬
送装置(以下搬送装置という)の一例について説明す
る。
【0005】図6は搬送装置の断面図、図7は同搬送装
置の別断面図、図8は搬送装置の機械部の横断面図を示
す。図6及び図7において、1は搬送装置である。2は
密閉シェル、3は密閉シェル2に焼ばめされたステー
タ、4はステータ3と一対でモータを構成するロータ、
5はロータ4に焼ばめされたシャフト、6はシャフト5
の偏心部に組み込まれたローラ、7はローラ6を収納す
るシリンダであり、圧縮室17と圧縮室17とを連通す
る吸入孔16及び吐出孔22を備えている。
【0006】9はシャフト5の主軸受、8はシャフト5
の副軸受、23はシリンダ7内から密閉シェル2内へ連
通する吐出孔である。また、13は外部より直接シリン
ダ7内へ連通するパイプ、14は外部と密閉シェル内を
連通するパイプであり、パイプ13及びパイプ14は密
閉シェル2に溶接シールされている。
【0007】そして、11及び12はそれぞれ主軸受及
び副軸受の内径部に圧入された軸受ブッシュであり無潤
滑材料で形成している。
【0008】図8は図6のC−C断面であり、ベーン1
5がシリンダ7の溝内に収納されかつその先端部がロー
ラ6と摺接している。16はシリンダ7の吸入孔、22
はシリンダ7の吐出孔である。
【0009】次にその動作について説明する。ステータ
3とロータ4で構成するモータによりシャフト5が回転
し、これに伴ってローラ6が偏心回転し、パイプ13を
通り熱搬送サイクルよりシリンダ7内へ導入された液冷
媒を圧縮し、吐出孔23を通って密閉シェル2内へ放出
する。
【0010】そして密閉シェル2内へ放出された液冷媒
はパイプ14を通り熱搬送サイクルへ送り出される。
【0011】密閉シェル2内はほぼ液冷媒で満たされて
おり、機械部の潤滑や各部の冷却はこの液冷媒によって
行われる。そして、ここで、液冷媒としては、ジクロロ
ジフルオロメタン,ジクロロフルオロメタン及び1,
1,1,2テトラフルオロエタン等冷蔵庫や空調機に用
いられる熱安定性の高い冷媒を用いており、上記搬送装
置の基本構成及び構成材料は200kcal/hクラス
の冷蔵庫用コンプレッサのものを利用している。
【0012】つまり、熱媒体を化学的安定性の高い冷媒
とし密閉サイクルで利用する場合は、耐食性や耐溶剤性
に優れる薬品用マグネットポンプのように駆動部と機械
部を別体構造とする複雑な構成を用いる必要もなく、耐
薬品性に優れるポリテトラフルオロエチレンや各種セラ
ミックス等の高価な材料ですべての部品を形成する必要
もない。従って、上記搬送装置は、冷蔵庫用コンプレッ
サの基本構成を利用し、吐出孔に弁機構を設けない点を
変更しているだけで、機械部材料は鋳鉄を主体とした鉄
系材料モータ材料は冷蔵庫用コンプレッサのモータ材料
と同等のものをしようしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷媒の状態が常に一定でなく、完全液
体、完全気体又は気液混合と様々な要因により変化する
サイクル中において、完全液体となった時に圧縮室17
から吐出孔22及び23に至る通路が小さいと過圧縮が
発生して電動機負荷が増えたり、軸受部分などの摺動部
に対しても大きな負荷が加わり摩耗が増大する。
【0014】本発明は上記課題に鑑み、吐出部分を大き
くすることにより液圧縮による負荷を低減させ液冷媒搬
送装置の耐久性を向上するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の液冷媒搬送装置は機械部の構成要素としてシ
ャフトと、前記シャフトの偏心部に取付けられたローラ
と前記ローラを収納するシリンダと、前記シリンダの溝
内に収納されかつその先端部が前記ローラの外周と圧接
されるベーンと、前記シリンダと挟むように取付けられ
前記シャフトを支持する主軸受及び副軸受を備え、前記
シリンダの吐出孔及び、前記主軸受又は前記副軸受のう
ち少なくともどちらか一方の軸受の吐出孔を同シリンダ
の吸入孔より大きくしたものである。
【0016】また、シリンダの吐出部分に同シリンダの
吸入孔より大きい容積分の吐出溝を設けるものである。
【0017】また、シリンダ内のベーンが収納される溝
から、同シリンダ内の吐出部分にかけて切欠き部を設け
るものである。
【0018】
【作用】本発明は上記構成によってシリンダの吸入孔よ
り、圧縮室を経て、吐出孔へ至る通路を液冷媒が通り易
くなり、電動機及び軸受などの摺動部の負荷を低減さ
せ、液冷媒搬送装置の耐久性を向上させるものである。
【0019】一方、請求項2に対する作用は、シリンダ
の吸入孔より、圧縮室を経て、吐出溝へ至る通路を液冷
媒が通り易くなり、電動機及び軸受などの摺動部の負荷
を低減させ、液冷媒搬送装置の耐久性を向上させるもの
である。
【0020】一方、請求項3に対する作用は、シリンダ
内において切欠きがあることによって吐出時に液を過圧
縮しなくなり、吐出時の圧力ピークが減少し、従来より
低いトルクのモータに変えることが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明による搬送装置の第1の実施例
について図面を参照しながら説明する。なお、従来と同
一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0022】図1において、10は副軸受9の吐出孔、
18はシリンダ7の吐出孔であり、10及び18の吐出
孔は、シリンダ7内の吸入孔16より大きくなってい
る。19はシリンダ7内のベーン15が収納される溝か
ら、同シリンダ7内の吐出孔18にかけて切欠き19を
設けている。
【0023】次にその動作について説明する。ステータ
3とロータ4で構成するモータによりシャフト5が回転
し、これに伴ってローラ6が偏心回転し、パイプA13
を通り熱搬送サイクルからシリンダ7内の吸入孔16か
ら圧縮室17へ導入された液冷媒を圧縮し、同シリンダ
7内の吐出孔18及び副軸受9の吐出孔10を通って密
閉シェル2内へ放出する。そして、密閉シェル2内へ放
出された液冷媒はパイプ14を通り熱搬送サイクルへ送
り出される。
【0024】以上のような構成において、シリンダ内で
液冷媒が圧縮された時に、圧縮室外に吐出され易くな
り、電動機及び軸受等の摺動部の負荷を低減させ、液冷
媒搬送装置の耐久性を向上させる。また、シリンダ内に
おいて切欠きがあることにより吐出時に液を過圧縮しな
くなり、吐出時の圧力ピークが減少し従来より低いトル
クのモータに変えることが可能となる。
【0025】次に本発明による搬送装置の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0026】図4において、20は主軸受8の吐出孔で
ある。図5は図4のB−B断面である。21はシリンダ
7の吐出溝であり、同シリンダ7内の吸入孔16よりも
大きい容積分を持っている。
【0027】次にその動作について説明する。ステータ
3とロータ4で構成するモータによりシャフト5が回転
し、これにともなってローラ6が偏心回転し、パイプ1
3を通り熱搬送サイクルからシリンダ7内の吸入孔16
から圧縮室17へ導入された液冷媒を圧縮し、同シリン
ダ7内の吐出溝21から、主軸受8の吐出孔20、及び
副軸受9の吐出孔10を通って密閉シェル2内へ放出す
る。そして、密閉シェル2内へ放出された液冷媒はパイ
プ14を通り熱搬送サイクルへ送り出される。
【0028】以上のような構成において、シリンダ内で
液冷媒が圧縮された時に、圧縮室外に吐出され易くな
り、電動機及び軸受などの摺動部の負荷を低減させ、液
冷媒搬送装置の耐久性を向上させる。また、シリンダ内
において、切欠きがあることにより吐出時に液を過圧縮
しなくなり、吐出時の圧力ピークが減少でき、従来より
低いトルクのモータに変えることが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1及
び請求項2に対応する効果は、シリンダの吐出孔及び、
主軸受または副軸受の少なくともどちらか一方の軸受の
吐出孔を同シリンダの吸入孔よりも大きくするか、また
は、シリンダの吐出部分に同シリンダの吸入孔よりも大
きい容積分の吐出溝を設けることにより、液冷媒が圧縮
された時に、液冷媒は圧縮室外に吐出され易くなり、液
圧縮がなくなる。一方、電動機及び軸受けなどの摺動部
の負荷を低減させ、液冷媒搬送装置の耐久性が向上す
る。
【0030】次に、請求項3に対応する効果は、シリン
ダ内のベーンが収納される溝から同シリンダ内の吐出部
分にかけて切欠き部を設けることにより切欠部が吐出時
の液冷媒の逃げとなるため液圧縮による圧力ピークが減
少し、従来よりも低いトルクのモータに変えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液冷媒搬送装置の第1実施例の断
面図
【図2】図1の液冷媒搬送装置のA−A矢視による機械
部の横断面図
【図3】同実施例の図1の別断面図
【図4】本発明による液冷媒搬送装置の第2実施例の断
面図
【図5】同実施例の図4の液冷媒搬送装置のB−B矢視
による機械部の横断面図
【図6】従来の液冷媒搬送装置の断面図
【図7】図6の従来の液冷媒搬送装置の別断面図
【図8】図6の液冷媒搬送装置のC−C矢視による機械
部の横断面図
【符号の説明】
7 シリンダ 10 副軸受の吐出孔 15 ベーン 16 シリンダの吸入孔 17 圧縮室 18 シリンダの吐出孔 19 切欠き 20 主軸受の吐出孔 21 シリンダの吐出溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトと、前記シャフトの偏心部に取
    付けられたローラと、前記ローラを収納するシリンダ
    と、前記シリンダの溝内に収納されかつその先端部が前
    記ローラの外周と圧接されるベーンと、前記シリンダを
    挟むように取付けられ前記シャフトを支持する主軸受及
    び副軸受とを備え、前記シリンダの吐出孔及び前記主軸
    受又は前記副軸受のうち少なくともどちらか一方の軸受
    の吐出孔をシリンダの吸入孔より大きくしたことを特徴
    とする液冷媒搬送装置。
  2. 【請求項2】 シリンダの吐出部分にシリンダの吸入孔
    より大きい容積分の吐出溝を設けた請求項1記載の液冷
    媒搬送装置。
  3. 【請求項3】 シャフトと、前記シャフトの偏心部に取
    付けられたローラと、前記ローラを収納するシリンダ
    と、前記シリンダの溝内に収納されかつその先端部が前
    記ローラの外周と圧接されるベーンと、前記シリンダを
    挟むように取付けられ前記シャフトを支持する主軸受及
    び副軸受を備え、前記シリンダ内のベーンが収納される
    溝から、シリンダ内の吐出部分にかけて切欠部を設けた
    ことを特徴とする液冷媒搬送装置。
JP11446893A 1993-05-17 1993-05-17 液冷媒搬送装置 Pending JPH06323266A (ja)

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JP (1) JPH06323266A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018173827A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 日本電産トーソク株式会社 ポンプ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018173827A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 日本電産トーソク株式会社 ポンプ装置
JPWO2018173827A1 (ja) * 2017-03-23 2020-01-23 日本電産トーソク株式会社 ポンプ装置
US11286927B2 (en) 2017-03-23 2022-03-29 Nidec Tosok Corporation Pump device

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