JP2005016379A - スクロール型流体機械 - Google Patents

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Yuichi Kamiya
裕一 神谷
Shigeru Kamiya
茂 神谷
Yoshiki Tada
世史紀 多田
Masafumi Inoue
雅文 井上
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Abstract

【課題】旋回スクロールに作用するスラスト荷重(圧縮反力)を緩和しながら、スクロール型流体機械の大型化及び重量増加を抑制する。
【解決手段】背圧室19(モータ室3a)内の圧力を吸入圧より高く、かつ、吐出圧より低い中間圧とする。これにより、旋回スクロール6に作用するスラスト荷重(圧縮反力)を緩和しながら、スクロール型流体機械、つまり背圧室19を構成するモータハウジング3の大型化及び重量増加を抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定スクロール及び旋回スクロールを有し、固定スクロールに対して旋回スクロールを旋回させることにより両スクロールにて形成される作動室の体積を拡大縮小させて流体を吸入加圧するスクロール型流体機械に関するもので、蒸気圧縮式冷凍機の圧縮機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
スクロール型流体機械においては、流体を加圧(圧縮)する際に発生する加圧反力(圧縮反力)によって旋回スクロールに大きな軸方向力、即ち、スラスト荷重が発生する。
【0003】
そこで、従来は、旋回スクロールの背面側、つまり旋回スクロールの端板部のうち作動室と反対側の面に吐出圧を導いて、この吐出圧にて旋回スクロールを固定スクロール側に押し付けて旋回スクロールに作用するスラスト荷重(圧縮反力)を相殺している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−170571号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば二酸化炭素等を冷媒とする蒸気圧縮式冷凍機では、冷媒を約10MPa以上まで加圧するので、仮に特許文献1に記載の発明をこの蒸気圧縮式冷凍機用の圧縮機に採用すると、当然ながら旋回スクロールの背面側、つまり旋回スクロールの背面側に吐出圧を作用させる背圧室を構成する部材にも10MPa以上の高圧が作用する。
【0006】
このため、背圧室を構成するハウジング部材の肉厚を厚くして、ハウジング部材の耐圧強度を高める必要があるので、スクロール型流体機械の大型化及び重量増加を招いてしまう。
【0007】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規なスクロール型流体機械を提供し、第2には、旋回スクロールに作用するスラスト荷重(圧縮反力)を緩和しながら、スクロール型流体機械の大型化及び重量増加を抑制することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、固定スクロール(8)及び旋回スクロール(6)を有し、固定スクロール(8)に対して旋回スクロール(6)を旋回させることにより両スクロール(6、8)にて形成される作動室(9)の体積を拡大縮小させて流体を吸入加圧するとともに、旋回スクロール(6)の端板部(6a)のうち作動室(9)と反対側の面に所定の圧力を作用させる背圧室(19)を備えるスクロール型流体機械であって、背圧室(19)内の圧力は、吸入圧より高く、かつ、吐出圧より低い中間圧となっていることを特徴とする。
【0009】
これにより、旋回スクロール(6)に作用するスラスト荷重(圧縮反力)を緩和しながら、スクロール型流体機械、つまり背圧室(19)を構成する部材の大型化及び重量増加を抑制することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、端板部(6a)のうち背圧室(19)側の面、及びこの面と対向する対向面のうち少なくとも一方には、旋回スクロール(6)の旋回中心を囲むような環状の溝(6e)が設けられており、さらに、溝(6e)には、背圧室(19)を気密に密閉するシール手段(11)が配設されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明では、吐出圧を減圧して背圧室(19)に導くとともに、絞り開度が固定された固定絞り(3b)を有することを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の発明では、背圧室(19)と吐出側との連通状態を調節することにより、背圧室(19)内の圧力が中間圧となるようにする背圧制御弁(20)を有することを特徴とするものである。
【0013】
請求項5に記載の発明では、背圧室(19)と吐出側とは、吐出側から背圧室(19)側にのみ流体が流れることを許容する逆止弁(6f)と、背圧室(19)と吸入側との連通状態を調節することにより、背圧室(19)内の圧力が中間圧となるようにする背圧制御弁(20)を有することを特徴とするものである。
【0014】
請求項6に記載の発明では、中間圧は、吸入圧よりも0.5〜2.5MPaだけ高い任意の圧力であることを特徴とするものである。
【0015】
請求項7に記載の発明では、旋回スクロール(6)と一体的に回転する回転子(2a)を有する回転電機(2)を有することを特徴とするものである。
【0016】
請求項8に記載の発明では、外部駆動源の動力を旋回スクロール(6)に伝達する動力伝達部を有することを特徴とするものである。
【0017】
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械にて冷媒を吸入圧縮する蒸気圧縮式冷凍機であって、高圧側の冷媒圧力を冷媒の臨界圧力以上まで加圧することを特徴とするものである。
【0018】
請求項10に記載の発明では、冷媒として二酸化炭素が用いられていることを特徴とするものである。
【0019】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係るスクロール型流体機器を二酸化炭素を冷媒とする蒸気圧縮式冷凍機用の圧縮機に適用したものである。
【0021】
なお、蒸気圧縮式冷凍機とは、冷媒を低圧状態として低温側から吸熱して蒸発した気相冷媒を、圧縮機にて加圧圧縮して高温の冷媒として蒸発時に吸熱した熱を高温側に放熱するものであり、蒸気圧縮式冷凍機を構成する代表的な機器としては、圧縮機、高圧側熱交換器(放熱器)、低圧側熱交換器(蒸発器)及び減圧装置等がある。
【0022】
以下、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るスクロール型圧縮機について説明する。
【0023】
シャフト1は、その軸方向一端側(図1では、下端側)に軸中心(回転中心)に対して所定量だけ偏心したクランク部1aが形成されているとともに、モータ2の回転子(ロータ)2aを固定子(ステータ)2b内で回転可能に支持している。
【0024】
なお、モータ2は、電力の供給を受けたときに回転子2aを回転させるトルクを発生させる回転電機であり、本実施形態では、固定子2bに通電することにより回転子2aを回転させてシャフト1を回転駆動させる。
【0025】
モータハウジング3は、回転子2aや固定子2b等のモータ2を構成する機器を収納するもので、軸受4はシャフト1の軸方向一端側を回転可能に支持するラジアル転がり軸受であり、軸受5はシャフト1の軸方向一端側を回転可能に支持するラジアル転がり軸受である。
【0026】
なお、ミドルハウジング13は、回転子2aや固定子2b等のモータ2を構成するを収納するモータ室3aと後述する旋回スクロール6や固定スクロール8等からなるスクロール型圧縮機構側とを区画する部材であり、軸受5はミドルハウジング13に固定され、軸受4はモータハウジング3は固定されている。
【0027】
次に、冷媒を吸入圧縮するスクロール型圧縮機構について述べる。
【0028】
旋回スクロール6は、略円盤状の端板部6a、端板部6aから固定スクロール8側に突出するように形成された渦巻き形の羽根部6b、及び端板部6aの背面側、つまり端板部6aのうち羽根部6bと反対側に形成された円筒状のボス部6c等から構成されたものである。
【0029】
そして、旋回スクロール6は、ボス部6cに圧入固定されている軸受16を介してクランク部1aに回転可能に連結されており、自転防止ピン7は旋回スクロール6がクランク部1aを中心に回転(自転)することを規制する自転防止機構を構成するものである。
【0030】
このため、シャフト1が回転すると、旋回スクロール6は、シャフト1が1回転する間にクランク部1aに対して1回転しながら、クランク部1aの偏心量を旋回半径としてシャフト1の回転と共に旋回(公転)運動する。
【0031】
固定スクロール8は旋回スクロール6と略同様な構造を有しており、具体的には、円盤状の端板部8a、及び端板部8aから旋回スクロール6側に突出して旋回スクロール6の羽根部6bと接触して作動室9を構成する渦巻き形の羽根部8b等からなるものである。
【0032】
そして、旋回スクロール6の旋回とともに、両スクロール6、8にて形成される作動室9が外径側から中心側に移動しながらその体積が拡大縮小していき、気相冷媒等が吸入加圧される。
【0033】
なお、固定スクロール8の外周側円筒部は、吸入室14を構成するとともに、スクロール型圧縮機構のハウジングを兼ねている。
【0034】
また、吸入ポート8dは、吸入室14に気相冷媒等の加圧対象流体を導入するもので、吐出孔8cは、端板部8aの略中央部に位置する作動室9と吐出室15とを連通させるものである。
【0035】
なお、吐出室15は作動室9から吐出される流体の脈動等を平滑化するためのバッファタンクであり、吐出室15内に吐出された高圧冷媒(加圧流体)は、リアハウジング18に設けられた吐出ポート18aから放熱器や凝縮器等の高圧側熱交換器に供給される。
【0036】
なお、吐出弁17は、吐出室15内の高圧冷媒が吐出孔8cを経由して作動室9内に逆流することを防止する逆止弁である。
【0037】
バランサ10は、旋回スクロール6の旋回に伴ってシャフト1に作用する偏心力を相殺する錘であり、本実施形態に係るバランサ10は、旋回スクロール6をクランク部1aに対して僅かに変位可能として両羽根部6b、8bの接触圧力を高める従動クランク機構を構成するブッシングを兼ねている。
【0038】
また、旋回スクロール6の端板部6aの背面側、つまりモータ室3a側には背圧室19が形成されており、この背圧室19は、ミドルハウジング13に取り付けられた軸受け5とクランク部1aとの隙間を介してモータ室3aと連通している。そこで、以下、モータ室3aも含めて背圧室19と呼ぶ。
【0039】
また、背圧導入孔3bは、図示しない外部配管又は内部通路を経由して導かれた吐出側の高圧冷媒を減圧して背圧室19に供給するもので、この背圧導入孔3bにより背圧室19内の圧力(背圧)は、吸入圧より高く、かつ、吐出圧より低い中間圧となるように調圧されている。
【0040】
なお、背圧室19と吸入側とは、背圧導入孔3bより大きな圧力損失を発生させる絞りを介して常に連通している。
【0041】
また、端板部6aのミドルハウジング13側の面には、旋回スクロール6の旋回中心を囲むような円環状の溝6eは設けられており、この溝6eには、長方形又は正方形等の矩形断面を有するシールリング11が装着されている。
【0042】
そして、シールリング11がミドルハウジング13に摺接することにより、背圧室19内の中間圧冷媒が、ミドルハウジング13と旋回クロール6の端板部6aとの隙間から吸入室14側に漏洩することが防止され、背圧室19の圧力が中間圧に維持される。
【0043】
つまり、シールリング11は、背圧室19内の冷媒圧力を受けて僅かに拡径して円環状の溝6eの外周面に押し付けられるとともに、溝6e内に作用する冷媒圧力によって軸方向に僅かに浮上してミドルハウジング13の表面に押し付けられるので、ミドルハウジング13と端板部6aとの隙間が確実に密閉され、背圧室19内の冷媒が吸入室14へ漏れ出すのを防止することが出来る。
【0044】
なお、シールリング11の材質は、合成樹脂又はゴム、金属、その他無機材料である。
【0045】
因みに、本実施形態では、溝6e及びシールリング11がそれぞれ1個づつ設けられているが、必要に応じてこれらを同心円状に複数個配置してもよいことは言うまでもない。
【0046】
次に、本実施形態に係るスクロール型圧縮機の概略作動を述べる。
【0047】
モータ2に通電されてシャフト1が回転すると、旋回スクロール6が固定スクロール8に対して旋回して外周側に設けられた吸入室14から外周側の作動室9に気相冷媒が取り込まれる。
【0048】
そして、外周側の作動室9が密閉状態となると、旋回スクロール6の旋回と共に作動室9が外周側から中心側に移動しながら体積が縮小して気相冷媒を加圧圧縮する。
【0049】
そしてさらに、吐出孔8cに連通する作動室9内の圧力が吐出室15内の圧力より高くなると、吐出弁17が開いて加圧圧縮された冷媒が吐出室15内に吐出される。
【0050】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0051】
本実施形態では、背圧室19内の圧力が中間圧に設定されているので、旋回スクロール6に作用するスラスト荷重(圧縮反力)を緩和しながら、スクロール型圧縮機、つまり背圧室19を構成する壁部材であるモータハウジング3の大型化及び重量増加を抑制することができる。
【0052】
なお、発明者の試作検討によると、高圧側が冷媒の臨界圧力より高くなる超臨界蒸気圧縮式冷凍機においては、中間圧、つまり目標背圧圧力として、吸入室14内の圧力、つまり吸入圧力よりも若干高い圧力、すなわち0.5〜2.5MPaだけ高い任意の圧力とすることが好適であるとの結論を得ている。
【0053】
ところで、特許文献1に記載の発明では、温度の高い吐出冷媒が背圧室19(モータ室3a)に導入されていたのに対して、本実施形態では、中間圧まで減圧しているので、本実施形態では、特許文献1に記載の発明より低い温度の冷媒をモータ室3aに供給することができ、モータ2や軸受4、5を十分に冷却できる。
【0054】
また、近年、モータの高効率化に伴いモータの損失による発熱が僅かなので、本実施形態のごとく、減圧された僅かな流量の冷媒量であっても、モータ2や軸受4、5を十分に冷却することができるとともに、冷媒に混合された冷凍機油により軸受4、5を十分に潤滑できる。
【0055】
(第2実施形態)
第1実施形態では、シールリング11を収容するための溝6eを旋回スクロール6の端板部6aに設けたが、本実施形態は、図2に示すように、溝6eを廃止してミドルハウジング13の側に環状の溝6eを設けたものである。
【0056】
つまり本実施形態では、ミドルハウジング13に形成された溝6eにシールリング11が装着され、そのシールリング11が旋回スクロール6の端板部6aに形成された平面に摺動接触することにより背圧室19の気密性が保持される。
【0057】
(第3実施形態)
第1、2実施形態では、吐出側冷媒圧力を固定絞りをなす背圧導入孔3bを経由して背圧室19に導いたが、本実施形態では、図3に示すように、背圧制御弁20にて背圧室19と吐出側との連通状態を調節することにより、背圧室19内の圧力が前記中間圧となるようにするものである。
【0058】
具体的には、背圧制御弁20は、背圧室19の流体の圧力が目標背圧圧力以下になったときに、吐出ポート18aから延びる配管途中より吐出側の高圧冷媒を背圧室19に導入することによって背圧室19の圧力を目標背圧圧力まで上昇させるように作動するものである。
【0059】
なお、図3では、吐出ポート18aから延びる配管途中から高圧を背圧室19に導いているが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、作動室9や吐出室15等の吐出側から高圧を導入してもよい。
【0060】
(第4実施形態)
第3実施形態では、吐出側の高圧冷媒を調圧して背圧室19に導入することにより背圧室19内の圧力を中間圧としたが、本実施形態は、図4に示すように、旋回スクロール6の端板部6aに作動室9内の高圧冷媒を背圧室19に導入する圧力導入孔6d、及び背圧室19側から作動室9側に冷媒が流れることを防止するリード弁状の逆止弁6fを設けるとともに、背圧制御弁20にて背圧室19と吸入側との連通状態を調節することにより、背圧室19内の圧力が中間圧となるようにするが付ものである。
【0061】
すなわち、逆止弁6fは、吐出室15内の圧力が背圧室19内の圧力よりも高くなっときに開き、逆に、吐出室15内の圧力が背圧室19内の圧力よりも低くなったときには閉じる。
【0062】
また、背圧制御弁20は、背圧室19の流体の圧力が目標背圧圧力を超えたとき、背圧室19の流体を吸入ポート18dから延びる配管途中に導入することによって背圧室19の圧力を目標背圧圧力まで低下させるように作動する。このため、背圧室19圧力は、略目標背圧圧力に維持される。
【0063】
なお、本実施形態では、吸入ポート18dから延びる配管途中に背圧室19の圧力を排出したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば目標背圧圧力より低い圧力を有する作動室9や吸入室14等に排出してもよい。
【0064】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、スクロール型圧縮機構はモータ2のみによって駆動されるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばエンジン等の外部駆動源の動力を旋回スクロール6に伝達する電磁クラッチ等の動力伝達部をシャフト1に設けてもよい。
【0065】
また、上述の実施形態では、冷媒を二酸化炭素として、高圧側の冷媒圧力を冷媒の臨界圧力以上まで加圧したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば冷媒をフロンとして高圧側の冷媒圧力を冷媒の臨界圧力未満としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るスクロール型流体機械の断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るスクロール型流体機械の断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るスクロール型流体機械の断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係るスクロール型流体機械の断面図である。
【符号の説明】
1…シャフト、2…モータ、3…モータハウジング、6…旋回スクロール、
8…固定スクロール、

Claims (10)

  1. 固定スクロール(8)及び旋回スクロール(6)を有し、前記固定スクロール(8)に対して前記旋回スクロール(6)を旋回させることにより前記両スクロール(6、8)にて形成される作動室(9)の体積を拡大縮小させて流体を吸入加圧するとともに、
    前記旋回スクロール(6)の端板部(6a)のうち前記作動室(9)と反対側の面に所定の圧力を作用させる背圧室(19)を備えるスクロール型流体機械であって、
    前記背圧室(19)内の圧力は、吸入圧より高く、かつ、吐出圧より低い中間圧となっていることを特徴とするスクロール型流体機械。
  2. 前記端板部(6a)のうち前記背圧室(19)側の面、及びこの面と対向する対向面のうち少なくとも一方には、前記旋回スクロール(6)の旋回中心を囲むような環状の溝(6e)が設けられており、
    さらに、前記溝(6e)には、前記背圧室(19)を気密に密閉するシール手段(11)が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型流体機械。
  3. 前記吐出圧を減圧して前記背圧室(19)に導くとともに、絞り開度が固定された固定絞り(3b)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール型流体機械。
  4. 前記背圧室(19)と吐出側との連通状態を調節することにより、前記背圧室(19)内の圧力が前記中間圧となるようにする背圧制御弁(20)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール型流体機械。
  5. 前記背圧室(19)と吐出側とは、前記吐出側から前記背圧室(19)側にのみ流体が流れることを許容する逆止弁(6f)と、
    前記背圧室(19)と吸入側との連通状態を調節することにより、前記背圧室(19)内の圧力が前記中間圧となるようにする背圧制御弁(20)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール型流体機械。
  6. 前記中間圧は、前記吸入圧よりも0.5〜2.5MPaだけ高い任意の圧力であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械。
  7. 前記旋回スクロール(6)と一体的に回転する回転子(2a)を有する回転電機(2)を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械。
  8. 外部駆動源の動力を前記旋回スクロール(6)に伝達する動力伝達部を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載のスクロール型流体機械にて冷媒を吸入圧縮する蒸気圧縮式冷凍機であって、
    高圧側の冷媒圧力を冷媒の臨界圧力以上まで加圧することを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機。
  10. 冷媒として二酸化炭素が用いられていることを特徴とする請求項9に記載の蒸気圧縮式冷凍機。
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