JP4830708B2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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本発明は、ハウジング内に収容された圧縮機構の動作によってガス圧縮を行う圧縮機に関し、例えばCO2を冷媒として用いる超臨界冷凍サイクルに適用して好適な圧縮機に関する。
一般に密閉型圧縮機1では、例えばスクロール型の圧縮機構部2に電動機部3が一体的に設けられ、これら圧縮機構部2及び電動機部3とが密閉容器であるハウジング4内に収容されている(図1を参照。)。この場合、圧縮機構部2の吸入室21はハウジング4内の低温低圧雰囲気と連通するようになっており、圧縮機構部2の吐出室22はハウジング4を形成する部材とは別の部材(リアプレート)22aから形成され、吐出室22周りが低温低圧雰囲気となっている。このため、吸入冷媒ガスが吐出室22内の圧縮された高温冷媒ガスからの熱影響を受けて加熱されてしまうために、圧縮時の体積効率の低下を招くという問題があった。
このために、特許文献1により公知の密閉型圧縮機では、図5に示すように吐出室22の内壁面又は外壁面に断熱層22bを形成している。即ち、この特許文献1では、吐出室22内の圧縮された高温高圧冷媒ガスが吐出室22を形成するリアプレート22aに吐出熱を伝導し、次いでリアプレート22a周りの吸入空間内の吸入冷媒ガスに伝達する結果、吸入冷媒ガスが加熱され、吸入冷媒ガス密度が小さくなり、冷媒循環流量が低下し、圧縮体積効率が悪化するという考え方に基づいて、その問題解決を図ったものである。
特開2005−146958号公報
しかしながら、上記特許文献1の断熱構造では、図5に示すように吐出室22から吐出ポート5を結ぶ吐出管23aから圧縮された高温冷媒ガスの吐出熱がシェル23(固定スクロールを形成する部品)へと熱伝導してしまい、シェル23から吸入冷媒ガスを加熱するという問題がある。また、これを解決するには断熱部品を追加しなければならず、構造が複雑になるという問題もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧縮された高温高圧冷媒ガスの吐出熱がシェル側から吸入冷媒ガスに熱伝達するのを防止して、冷媒の体積効率の悪化を低減し、圧縮性能を向上させることができる断熱構造を、部品点数を増やすことなく、構造を複雑化させることなく実現できる密閉型圧縮機を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の圧縮機を提供する。
請求項1に記載の圧縮機は、ハウジング110と、ハウジング内に配置された駆動軸211によって駆動され、流体を圧縮する圧縮機構部200,400と、ハウジングを圧縮機構部の近傍において駆動軸と直交する方向に貫通し、圧縮機構部によって圧縮された流体を、ハウジングの外部へ吐出する吐出管路290,490とを備えていて、圧縮機構部は、旋回スクロール240と、吐出室257を有する固定スクロール250とを備えていて、固定スクロールは、ハウジング内に配され、駆動軸211を回転可能に支持しているミドルハウジング220に固定されており、また吐出管路の一端は、ハウジングに接続され、他端は、吐出室と連通する連通穴256を介して固定スクロールに接続されており、また、固定スクロールの外周部とハウジングの内周面との間に隙間gが設けられており、さらに、吐出管路と圧縮機構部との間に断熱手段291,491を設けていて、固定スクロールの背面側に径方向に延びて形成された長溝258に、周囲に断熱手段である空間を設けた状態で吐出管路が配設されたものであり、これにより、吐出管路を流れる高温高圧の冷媒の吐出熱がシェル本体に熱伝導されるのを防止でき、その結果、吸入冷媒が加熱され、吸入冷媒温度が上昇して吸入冷媒ガス密度が小さくなり冷媒循環流量が低下し、圧縮体積効率が悪化するのを防止できる。
また、断熱手段を吐出管路の周囲に設けたものであり、これにより、圧縮機構部の吐出室257を小さくすることができ、圧縮機を小型化できる。更に、断熱手段として空間を利用しただけなので、断熱材を使用せず、製造の容易化が図れ、かつ低コスト化が可能となる。
請求項の圧縮機は、吐出室をハウジング内に包含される別部材によって構成したものであり、これにより、圧縮機の小型化が可能となる。
請求項の圧縮機は、駆動軸211を上下方向に配置し、吐出管路を吐出室の側部に連通したものであり、これにより、圧縮機の駆動軸方向の小型化が可能となる。
請求項の圧縮機は、隙間gは、吐出管路の周囲の空間Aに連通しており、この隙間及び空間Aに圧縮機構部200によって圧縮された流体よりも低圧の流体を導入したものであり、この場合、ハウジング内を低圧とする低圧ドームタイプ又は中間圧ドームタイプの密閉型圧縮機に適用することができる。
請求項の圧縮機は、断熱手段として、前記空間に断熱材を充填したものであり、これにより、断熱効果を向上させることができます。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態の圧縮機について説明する。図1は、本発明の第1実施形態の圧縮機の縦断面図であり、図2は、その要部の断面図である。まず、第1実施形態の圧縮機100の具体的な構成について説明する。本実施形態の圧縮機100は、二酸化炭素(CO2)を冷媒として圧縮後の圧力が臨界圧力を超えるような超臨界冷凍サイクルに好適に使用される。
圧縮機100は、図1に示すように、第1実施形態ではスクロール型の圧縮機構部200に電動機部300が組み合わされていて、この電動機部300によって圧縮機構部200が作動される電動圧縮機である。圧縮機構部200及び電動機部300は、本体ケーシング111、上部ケーシング112及び下部ケーシング113からなる密閉容器であるハウジング110内に配設されている。
電動機部300は、駆動軸であるシャフト211に固定される回転子310と、この回転子310の外周側で本体ケーシング111の内壁に焼ばめ、圧入等により固定された固定子320とから構成されている。電動機部300には、図示しない外部電源から電力が供給されるようになっており、これにより回転子310が回転駆動され、それとともにシャフト211も回転駆動するようになっている。
圧縮機構部200は、シャフト211を本体部として偏心クランク機構210が形成されていて、この偏心クランク機構210に連結される旋回スクロール240と、この旋回スクロール240に対して偏心した位置で対向して、回転方向に180度ずらして噛み合う固定スクロール250等から構成されている。なお、旋回スクロール240とこの旋回スクロール240に対向配置される固定スクロール250とでシェル本体を形成している。
偏心クランク機構210は、シャフト211の一端側(図1において下側)に形成された駆動ピン212に組み付けられるブッシュ213と、このブッシュ213の抜け止めを行うスナップリング214によって形成されている。
シャフト211は、一端側に外径が大きく形成される主受け部211aを有しており、主受け部211aにはシャフト211の軸心に対して偏心して駆動ピン212が一体で設けられている。本体ケーシング111内に設けられるミドルハウジング220には主軸受け215が固定されており、また開口部231を有するホルダ230には副軸受け216が固定されており、主軸受け215に主受け部211aが対応し、また副軸受け216にはシャフト211の他端側が対応して、シャフト211が回転可能に支持されている。
ブッシュ213は、偏心穴213aが設けられた円筒状の部材であり、この偏心穴213aには駆動ピン212が回転可能に挿入され、駆動ピン212の先端部にC字状を成すスナップリング214が固定され、ブッシュ213の抜け止めが成されている。このようにブッシュ213は、シャフト211の軸心に対して偏心した形で装着されており、シャフト211の回転時に、シャフト211の軸心の周りを公転する。そして、ブッシュ213には、回転作動時における動的なアンバランスを相殺するためのバランサ217が圧入、かしめ、焼ばめ、溶接等によって固定されている。
偏心クランク機構210のブッシュ213には、旋回スクロール240が接続されている。旋回スクロール240は、円板状の端板部241の各平面(図1中の上下面)に渦巻き状の羽根部242及び円筒状のボス部243が設けられたものであり、ボス部243内には旋回スクロール軸受245が圧入されている。ブッシュ213は、旋回スクロール軸受245を介してボス部243に挿入されている。そして、旋回スクロール240は、ミドルハウジング220に固定されたスラスト軸受246によって、ブッシュ213を介した公転作動が可能となるように支持されている。また、スラスト軸受246は、圧縮作動時において旋回スクロール240に発生するスラスト荷重を受ける役割を果たす。
なお、端板部241の外周側には、自転防止穴244が設けられており、後述する固定スクロール250に設けられた自転防止ピン254が挿入され、旋回スクロール240の自転を防止している。
旋回スクロール240の反シャフト側には、端板部251に渦巻き状の羽根部252が形成された固定スクロール250が設けられ、この固定スクロール250はミドルハウジング220に図示しないボルトによって固定されている。旋回スクロール240の羽根部242と固定スクロール250の羽根部252とは、シャフト211の長手方向に嵌合して三日月状の作動室(圧縮室)256を形成している。
固定スクロール250の反羽根部側には、凹部255が設けられ、更に中心部には吐出孔253が設けられている。固定スクロール250の凹部の開口側には、ハウジング110を形成する部材(各ケーシング111〜113)とは別の部材であるリヤプレート260が設けられ、図示しないガスケットが介在されてボルト262によって固定されている。
リヤプレート260の固定スクロール250側には、凹部261が設けられており、固定スクロール250とリヤプレート260の両凹部255,261によって、内部空間となる吐出室257が形成されている。そして、吐出孔253には、吐出室257側に開く吐出弁270及びこの吐出弁270の最大開度を規制するストッパ271が設けられ、ボルト272によって固定スクロール250に固定されている。
固定スクロール250に固定されるリヤプレート260と下部ケーシング113との間には空間101が形成されるようになっている。
ミドルハウジング220には冷媒通路221及び吸入室222が設けられており、主に電動機部300が収容される空間は、冷媒通路221、ボス部243の外側部、スラスト軸受246を介して吸入室222に連通するようになっている。更に、図示しない固定スクロール250に設けられた通路によって、吸入室222と作動室256とが連通するようになっている。
加えて、固定スクロール250には、端板部251の板厚方向に貫通する連通穴259が設けられるか、又は固定スクロール250の外周部と本体ケーシング111の内周面との間に隙間gが設けられるようになっており、これらの連通穴259又は隙間gを介して吸入室222と吐出室257の周りの空間101とが連通するようになっている。従って、空間101が低温低圧冷媒ガス雰囲気となっている。
更に、上部ケーシング112には本体ケーシング111内に連通する吸入パイプ282が設けられ、また、本体ケーシング111の吐出ポートには、後述する吐出管路を介して吐出室257に連通する吐出パイプ282が設けられている。圧縮された高温高圧冷媒ガスは吐出パイプ282から図示されていないシステム側へ送られる。
次に、本発明の特徴である吐出管路の断熱構造(断熱手段)について説明する。シェル本体の一部をなす固定スクロール250の端板部251には、吐出室257と吐出パイプ282とを連通する吐出管路290が設けられている。固定スクロール250の端板部251には、反羽根部側に吐出管路290を配設するための径方向の長溝258が設けられており、また吐出室257を形成している端板部251の凹部255と長溝258と連通する径方向の連通穴256が設けられている。吐出管路290の一端は、この連通穴257に圧入等によって一体化されており、吐出管路290の他端は、吐出パイプ282に接続することで、吐出管路290は両端が固定される。吐出管路290の両固定端以外の中間部分は、主に長溝258内にその内壁面に接触しないように配設されている。このようにして、吐出管路290の外周に断熱手段であるシェル本体(固定スクロール250)に接しない部分291を設けている。
図2においては、吐出管路290の外周が固定スクロール250に接しない部分(断熱手段)291は、空間Aとなっており、この空間Aが吸入室222及び吐出室257周の空間101と連通して低温低圧冷媒ガス雰囲気となっている。なお空間Aの代わりに樹脂材、発泡ポリスチレン等の熱伝導率の低い断熱材にしてもよい。その場合、空間Aに断熱材を充填するようにしてもよいし、または単に吐出管路290の外周に断熱層を設けるようにしてもよい。
また、上記説明では、吐出管路290と吐出パイプ282とが別体で接続されているが、両者を一体化してもよい。また、吐出管路290と固定スクロール250とが圧入等により一体化されているとしているが、両者をOリング等のシール材を用いて接合してもよく、更には、吐出管路290を固定スクロール250と一体成形により形成するようにしてもよい。
次に、上記構成よりなる本実施形態の圧縮機の作動及びその作用効果について説明する。電動機部300に電力が供給されると回転子310が回転駆動し、シャフト211がそれに伴い回転し、ブッシュ213は、偏心量をもってシャフト211のまわりを公転する。そして、ブッシュ213と共に旋回スクロール240が公転し、冷媒は吸入パイプ281から電動機部300、冷媒通路221、吸入室222を通って作動室256に流入し、高温高圧に(臨界点を超えて)圧縮され、更に吐出孔253、吐出弁270を経て、吐出室257に吐出され、吐出室257から更に吐出管路290を通って吐出パイプ282から図示されないシステム系へと流出される。
この圧縮機100では、吸入パイプ281から吸入される冷媒は、吸入室222から連通穴258又は隙間gを介して空間101にも至り、ハウジング110内は吸入冷媒(低温低圧冷媒)の雰囲気となる。これがいわゆる低圧ドーム型圧縮機であり、圧縮された冷媒の圧力を固定スクロール250、リヤプレート260で受けることになり、ハウジング110としては高耐圧性を不要とし、軽量、低コストにすることができる。
本実施形態では、吐出管路290の外周に断熱手段として空間又は断熱材によってシェル本体に接しない部分291を設けることで吐出管路290を断熱構造にして、高温高圧冷媒の吐出熱がシェル本体によって熱伝導して吸入冷媒(低圧低温冷媒)を加熱することを抑制することができるので、吸入冷媒の温度上昇を防止し、冷媒の密度低下による圧縮時の体積効率の低下を抑制して高効率な圧縮が可能となる。なお、本発明では圧縮機の単体性能が、2〜3%向上することを確認している。
また従来技術では、吐出室周りに断熱材を設けて断熱するため、シェル本体の中心部と外周部の温度分布が大きく、熱変形も大きかったが、本実施形態では、吐出室周りを断熱する構造になっていないので、このような問題を避けることができる。更に、接しない部分を空間によって設ける場合は、断熱材を必要とせず、部品点数の増加を防止できる。また、現状のシェル本体(固定スクロール)を削って空間を設けているので、省スペースで吐出冷媒を吐出ポートまで送ることができる。また、固定スクロールの側面に対応するハウジング側面に吐出パイプが設けられることにより、圧縮機の高さ寸法が増大することがない。
図3は、本発明の第2実施形態の圧縮機の縦断面図であり、図4は、その要部拡大断面図である。第1実施形態では、圧縮機構部200が旋回スクロール240と固定スクロール250とからなるスクロール型の圧縮機構部であったが、第2実施形態では、この圧縮機構部200としてローリングピストン形の2つの作動室(圧縮室)が2段に配置されているロータリー式の2段圧縮機構部400となっている。その他の構成は基本的に第1実施形態と同様である。
ロータリー式の2段圧縮機構部400は、図において上方から、フロントプレート410、第1シリンダ420、中間プレート430、第2シリンダ440及びリアプレート450の4つのプレート部材が重ね合わせられた状態でハウジング110内に焼ばめ、圧入等によって固着されている。第1、第2シリンダ420,440内には、シャフト211に偏心して組み付けられた第1ローラ421及び第2ローラ441がそれぞれ配置されていて、偏心したシャフト211が回転により、この円筒形の第1、第2ローラ421,441がそれぞれのシリンダ420,440の内壁に密接して回転する。一方、高圧側と低圧側とを仕切る、図示されないベーンは、各々のシリンダ420,440に形成された溝の中でバネと冷媒ガスの圧力とによって、それぞれのローラ421,441に往復運動をする。偏心したローラ421,441が回転すると冷媒ガスは、吸入口と連通した片側の作動室422,442に吸い込まれ、同時に吐出口と連通した反対側の作動室422,442で圧縮され、吐出弁を押し上げて吐出口より排出されるようになっている。
1段目の圧縮を行う第1シリンダ420に対応するハウジング110の側面には吸入パイプ281が設けられ、この吸入パイプ281から吸入冷媒ガスが、図示されない第1シリンダ420の吸入路を通って、作動室422内に導入され、第1ローラ421の回転により圧縮されて、フロントプレート410に設けられた第1吐出口411より、電動機部300が収容された空間301内に中間圧冷媒ガスの状態で吐出される。なお、第1吐出口411には第1吐出弁412が配置されている。
フロントプレート410、第1シリンダ420、中間プレート430、第2シリンダ440及びリヤプレート450には、電動機部300が収容された空間301と圧縮機構部400側の空間(図においてリヤプレート450の下方)401とを連通する連通路460が形成されている。したがって、1段圧縮されて空間301に排出された中間圧冷媒ガスは、連通路460を通って空間401へと送られる。
リヤプレート450には、第2吸入口451及び吐出室452とが設けられて、空間401内の中間圧冷媒ガスは第2吸入口451を通って2段目の圧縮を行う第2シリンダ440の作動室442内に導入される。第2ローラ441の回転により吸入冷媒ガスは圧縮されて高温高圧冷媒ガスとなって吐出室452内に吐出される。なお、吐出室452内に第2吐出弁453が設置されている。
吐出室452内の高温高圧冷媒ガスは、吐出管路490を介して吐出パイプ282から図示しないシステム系に流出する。吐出管路490の断熱構造は、基本的に第1実施形態の吐出管路290の断熱構造と同じである。ただ、第2実施形態では、吐出室452の周りが中間圧冷媒ガスの雰囲気とされており吐出管路490の外周に断熱手段としてシェル本体である第2シリンダ440と接しない部分491を空間Aとしている場合、この空間Aを吐出室452周りの空間401と連通するようにしている。従って、第2実施形態では空間Aは中間圧冷媒ガスの雰囲気である。なお、第2実施形態でも、断熱手段である接しない部分491を熱伝導率の低い部材によって形成するようにしてもよい。
なお、本発明においては圧縮機として密閉型圧縮機が好適であり、その場合、圧縮機構部としては、上記したスクロール型又はロータリー型の圧縮機構部が好適ではあるが、他の往復動型等の圧縮機構部を適宜利用可能である。
本発明の第1実施形態の圧縮機の縦断面図である。 図1の圧縮機の要部断面図である。 本発明の第2実施形態の圧縮機の縦断面図である。 図3の圧縮機の要部断面図である。 従来の密閉型圧縮機の要部断面図である。
符号の説明
100 圧縮機
110 密閉容器(ハウジング)
200 圧縮機構部(スクロール型)
240 旋回スクロール
250 固定スクロール(シェル本体の一部)
256 作動室
257,452 吐出室
258 長溝
260 リヤプレート
290,490 吐出管路
291,491 接しない部分(断熱手段)(空間、断熱材)
300 電動機部
400 圧縮機構部(ロータリー式2段圧縮型)
410 フロントプレート
420 第1シリンダ(1段目)
430 中間プレート
440 第2シリンダ(2段目)(シェル本体の一部)
450 リヤプレート

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された駆動軸によって駆動され、流体を圧縮する圧縮機構部と、
    前記ハウジングを前記圧縮機構部の近傍において前記駆動軸と直交する方向に貫通し、前記圧縮機構部によって圧縮された流体を、前記ハウジングの外部へ吐出する吐出管路と、
    を備える圧縮機において、
    前記圧縮機構部は、旋回スクロールと、吐出室を有する固定スクロールと備えていて、前記固定スクロールは、前記ハウジング内に配され、駆動軸を回転可能に支持しているミドルハウジングに固定されており、また
    前記吐出管路の一端は、前記ハウジングに接続され、他端は、前記吐出室と連通する連通穴を介して前記固定スクロールに接続されており、また
    前記固定スクロールの外周部と前記ハウジングの内周面との間に隙間gが設けられており、かつ
    前記吐出管路と前記圧縮機構部との間に断熱手段を設けていて、前記固定スクロールの背面側に径方向に延びて形成された長溝に、周囲に前記断熱手段である空間を設けた状態で前記吐出管路が配設されていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記圧縮機構部の吐出室は、前記ハウジング内に包含される別部材によって構成されていることを特徴とする請求項に記載の圧縮機。
  3. 前記駆動軸が上下方向に配置されており、
    前記吐出管路は、前記吐出室の側部に連通していることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 前記隙間gは、前記吐出管路の周囲の前記空間に連通しており、前記隙間及び前記空間には、前記圧縮機構部によって圧縮された流体よりも低圧の流体が導かれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧縮機。
  5. 前記断熱手段として、前記空間に断熱材を充填することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧縮機。
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