JPH05126049A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
密閉型電動圧縮機Info
- Publication number
- JPH05126049A JPH05126049A JP28843991A JP28843991A JPH05126049A JP H05126049 A JPH05126049 A JP H05126049A JP 28843991 A JP28843991 A JP 28843991A JP 28843991 A JP28843991 A JP 28843991A JP H05126049 A JPH05126049 A JP H05126049A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- chamber
- cylinder
- intake
- refrigerant gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷媒ガスの吸い込み加熱の低減により、容積
効率を向上させる。 【構成】 バルブプレート１１に当接するつば２６を有
した熱伝導率の小さいポリブチレンテレフタレイタの断
熱スリーブ２５を吸入孔に装着させることにより、冷媒
ガスはバルブプレート１１と接することなくシリンダ１
０へ導くことができる。
効率を向上させる。 【構成】 バルブプレート１１に当接するつば２６を有
した熱伝導率の小さいポリブチレンテレフタレイタの断
熱スリーブ２５を吸入孔に装着させることにより、冷媒
ガスはバルブプレート１１と接することなくシリンダ１
０へ導くことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫，エアコンディシ
ョナ等に使用される密閉型電動圧縮機に関するものであ
る。
ョナ等に使用される密閉型電動圧縮機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、密閉型電動圧縮機（以下圧縮機と
いう）は、高効率及び低騒音化が求められている。
いう）は、高効率及び低騒音化が求められている。
【０００３】以下図面を参照しながら、従来の圧縮機の
一例について説明する。図３，図４は特開平１−３７５
９６号公報に示されている圧縮機である。
一例について説明する。図３，図４は特開平１−３７５
９６号公報に示されている圧縮機である。
【０００４】１は密閉容器、２は前記密閉容器１内に弾
性支持された圧縮要素、３は前記圧縮機要素の上部に配
設された電動要素である。４は固定子、５は回転子であ
り、前記電動要素３を構成している。６は吸入室７と吐
出室８を形成したシリンダヘッド、９はシリンダ１０を
有したシリンダブロック、１１は吸入孔１２と吐出孔１
３を有したバルブプレート、１４は吸入リード、１５は
ピストン、１６はクランク軸、１７は前記クランク軸の
偏芯部１８に連結された連接棒、１９は連通管２０を有
した吸入マフラー、２１は前記吸入マフラー１９を膨脹
室２２と共鳴室２３に仕切るバックル、２４はバックル
に設けられた共鳴孔であり、前記圧縮要素２を構成して
いる。
性支持された圧縮要素、３は前記圧縮機要素の上部に配
設された電動要素である。４は固定子、５は回転子であ
り、前記電動要素３を構成している。６は吸入室７と吐
出室８を形成したシリンダヘッド、９はシリンダ１０を
有したシリンダブロック、１１は吸入孔１２と吐出孔１
３を有したバルブプレート、１４は吸入リード、１５は
ピストン、１６はクランク軸、１７は前記クランク軸の
偏芯部１８に連結された連接棒、１９は連通管２０を有
した吸入マフラー、２１は前記吸入マフラー１９を膨脹
室２２と共鳴室２３に仕切るバックル、２４はバックル
に設けられた共鳴孔であり、前記圧縮要素２を構成して
いる。
【０００５】以上のような構成において、冷凍サイクル
（図示せず）より戻ってきた低温低圧の冷媒ガスは、吸
入管（図示せず），前記吸入マフラー１９，前記吸入室
７，前記吸入孔１２を通り、前記吸入リード１４を開い
て前記シリンダ１０へ導かれて圧縮され高温高圧となり
吐出ライン（図示せず）、吐出管（図示せず）を通り、
冷凍サイクル（図示せず）へ導かれる構造となってい
る。
（図示せず）より戻ってきた低温低圧の冷媒ガスは、吸
入管（図示せず），前記吸入マフラー１９，前記吸入室
７，前記吸入孔１２を通り、前記吸入リード１４を開い
て前記シリンダ１０へ導かれて圧縮され高温高圧となり
吐出ライン（図示せず）、吐出管（図示せず）を通り、
冷凍サイクル（図示せず）へ導かれる構造となってい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、圧縮機が運転中は、前記圧縮要素２の発
生熱が前記バルブプレート１１，前記シリンダヘッド９
へ伝わり高温となる。また、前記シリンダ１０内で圧縮
された高温高圧の冷媒ガスは、前記シリンダヘッド６に
形成された前記吐出室８へ導かれるため、前記吐出室８
は非常に高温となる。したがって、吸入冷媒ガスは前記
吸入室７へ導かれた時に、前記バルブプレート１１及び
前記吐出室８から加熱される。このため、冷媒ガスの比
容積が増大し、前記シリンダ１０へ流入するため、圧縮
機の容積効率を低下させるという課題を有していた。
うな構成では、圧縮機が運転中は、前記圧縮要素２の発
生熱が前記バルブプレート１１，前記シリンダヘッド９
へ伝わり高温となる。また、前記シリンダ１０内で圧縮
された高温高圧の冷媒ガスは、前記シリンダヘッド６に
形成された前記吐出室８へ導かれるため、前記吐出室８
は非常に高温となる。したがって、吸入冷媒ガスは前記
吸入室７へ導かれた時に、前記バルブプレート１１及び
前記吐出室８から加熱される。このため、冷媒ガスの比
容積が増大し、前記シリンダ１０へ流入するため、圧縮
機の容積効率を低下させるという課題を有していた。
【０００７】本発明は上記課題に鑑み、吸入室における
冷媒ガスの加熱を低減し、容積効率の高い圧縮機を提供
するものである。
冷媒ガスの加熱を低減し、容積効率の高い圧縮機を提供
するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明の密閉型電動圧縮機は、バルブプレー
トに当接するつばを有した熱電動率の小さいポリブチレ
ンテレフタレイトの断熱スリーブを吸入孔に装着させ
る。
するために本発明の密閉型電動圧縮機は、バルブプレー
トに当接するつばを有した熱電動率の小さいポリブチレ
ンテレフタレイトの断熱スリーブを吸入孔に装着させ
る。
【０００９】さらに、シリンダヘッドには吸入室と吐出
室との間に断熱室となる空間を設けるという構成を備え
たものである。
室との間に断熱室となる空間を設けるという構成を備え
たものである。
【００１０】
【作用】本発明は上記した構成により、吸入室へ導かれ
た冷媒ガスは、バルブプレートと接することなくシリン
ダへ導かれる。
た冷媒ガスは、バルブプレートと接することなくシリン
ダへ導かれる。
【００１１】また、断熱室には冷媒ガスが充満し、断熱
層となり非常に高温な吐出室からの熱が吸入室へ伝わり
にくくなっている。
層となり非常に高温な吐出室からの熱が吸入室へ伝わり
にくくなっている。
【００１２】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機について、図
面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一部品は同
一符号を用いて説明し、構成，動作の同じところは省略
する。図１は実施例の要部断面図、図２は図１のII−II
線矢視図である。
面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一部品は同
一符号を用いて説明し、構成，動作の同じところは省略
する。図１は実施例の要部断面図、図２は図１のII−II
線矢視図である。
【００１３】２５は吸入孔１２に装着した熱伝導率の小
さいポリブチレンタレフタレイト（以下ＰＢＴと呼ぶ）
の断熱スリーブで、一端につば２６を有している。２７
は前記バルブプレート１１に設けられた溝であり、前記
つば２６が当接する。２８は、シリンダヘッド６に設け
られた断熱室であり、吸入室７と吐出室８との間に位置
している。
さいポリブチレンタレフタレイト（以下ＰＢＴと呼ぶ）
の断熱スリーブで、一端につば２６を有している。２７
は前記バルブプレート１１に設けられた溝であり、前記
つば２６が当接する。２８は、シリンダヘッド６に設け
られた断熱室であり、吸入室７と吐出室８との間に位置
している。
【００１４】以上のような構成において、冷凍サイクル
（図示せず）より戻ってきた低温低圧の冷媒ガスは、吸
入管（図示せず）、前記吸入マフラー１９，前記吸入室
７，前記吸入孔１２を通り、前記吸入リード１４を開い
て前記シリンダ１０へ導かれて圧縮され高温高圧となり
吐出ライン（図示せず）、吐出管（図示せず）を通り、
冷凍サイクル（図示せず）へ導かれる構造となってい
る。
（図示せず）より戻ってきた低温低圧の冷媒ガスは、吸
入管（図示せず）、前記吸入マフラー１９，前記吸入室
７，前記吸入孔１２を通り、前記吸入リード１４を開い
て前記シリンダ１０へ導かれて圧縮され高温高圧となり
吐出ライン（図示せず）、吐出管（図示せず）を通り、
冷凍サイクル（図示せず）へ導かれる構造となってい
る。
【００１５】このような構造を有する圧縮機において
は、熱伝導率の小さいＰＢＴの前記断熱スリーブ２５
は、前記つば２６を前記バルブプレート１１に当接さ
せ、前記吸入孔１２に装着させており、高温となった前
記バルブプレート１１に接することなく吸入冷媒ガスを
前記シリンダ１０へ導くことができる。
は、熱伝導率の小さいＰＢＴの前記断熱スリーブ２５
は、前記つば２６を前記バルブプレート１１に当接さ
せ、前記吸入孔１２に装着させており、高温となった前
記バルブプレート１１に接することなく吸入冷媒ガスを
前記シリンダ１０へ導くことができる。
【００１６】さらに、前記シリンダヘッド６に前記断熱
室２８となる空間を前記吸入室７と前記吐出室８との間
に位置するように設けることにより前記断熱室２８には
冷媒ガスが充満し、断熱層となるので、前記シリンダ１
０内で圧縮された高温高圧の冷媒ガスによって非常に高
温となった前記吐出室８からの熱が前記吸入室７に伝わ
りにくくなている。
室２８となる空間を前記吸入室７と前記吐出室８との間
に位置するように設けることにより前記断熱室２８には
冷媒ガスが充満し、断熱層となるので、前記シリンダ１
０内で圧縮された高温高圧の冷媒ガスによって非常に高
温となった前記吐出室８からの熱が前記吸入室７に伝わ
りにくくなている。
【００１７】したがって、前記シリンダ１０に流入する
冷媒ガスの加熱を防止し、比容積の増加を低減すること
ができ、圧縮機の容積効率を向上させることができる。
冷媒ガスの加熱を防止し、比容積の増加を低減すること
ができ、圧縮機の容積効率を向上させることができる。
【００１８】
【発明の効果】バルブプレートに当接するつばを有した
熱伝導率の小さいＰＢＴの断熱スリーブを吸入孔に装着
させる。
熱伝導率の小さいＰＢＴの断熱スリーブを吸入孔に装着
させる。
【００１９】さらに、シリンダヘッドに断熱室を吸入室
と吐出室の間に位置するように設けることにより、吸入
冷媒ガスの加熱を低減することができるので、比容積の
増加を低減し、密閉型電動圧縮機の容積効率を向上させ
ることができる。
と吐出室の間に位置するように設けることにより、吸入
冷媒ガスの加熱を低減することができるので、比容積の
増加を低減し、密閉型電動圧縮機の容積効率を向上させ
ることができる。
【図１】本発明の一実施例における密閉型電動圧縮機の
要部断面図
要部断面図
【図２】図１のII−II線矢視図
【図３】従来の密閉型電動圧縮機の断面図
【図４】図３の要部断面図
１ 密閉容器 ２ 圧縮要素 ３ 電動要素 ６ シリンダヘッド ７ 吸入室 ８ 吐出室 ９ シリンダブロック １０ シリンダ １１ バルブプレート １２ 吸入孔 １３ 吐出孔 １５ ピストン １９ 吸入マフラー ２０ 連通管 ２５ 断熱スリーブ ２６ つば ２７ 溝 ２８ 断熱室
Claims (3)
- 【請求項１】 密閉容器内に電動要素及びシリンダを有
したシリンダブロックを構成要素の１つとする圧縮要素
を弾性支持しており、前記シリンダブロックには吸入室
と吐出室を形成したシリンダヘッドと、ピストンを摺動
させる前記シリンダの端面と前記シリンダヘッドとの間
に介した吸入孔と吐出孔を有したバルブプレートと、一
端が前記吸入室に連通している連通管を有した吸入マフ
ラーとを備え、前記吸入孔に熱電導率の小さいポリブチ
レンテレフタレイト等の断熱スリーブを装着したことを
特徴とした密閉型電動圧縮機。 - 【請求項２】 断熱スリーブの一端にはバルブプレート
の吸入室側の面に当接するつばを有していることを特徴
とした請求項１記載の密閉型電動圧縮機。 - 【請求項３】 シリンダヘッドには吸入室と吐出室との
間に断熱室となる空間が設けられていることを特徴とし
た請求項１記載の密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28843991A JPH05126049A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28843991A JPH05126049A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126049A true JPH05126049A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17730231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28843991A Pending JPH05126049A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05126049A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008038810A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Denso Corp | 圧縮機 |
| CN106121972A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-11-16 | 广州万宝集团压缩机有限公司 | 一种制冷压缩机阀板与消音器的连接结构 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP28843991A patent/JPH05126049A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008038810A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Denso Corp | 圧縮機 |
| CN106121972A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-11-16 | 广州万宝集团压缩机有限公司 | 一种制冷压缩机阀板与消音器的连接结构 |
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