JPH055491A - 液冷媒搬送装置 - Google Patents

液冷媒搬送装置

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JPH055491A
JPH055491A JP15853691A JP15853691A JPH055491A JP H055491 A JPH055491 A JP H055491A JP 15853691 A JP15853691 A JP 15853691A JP 15853691 A JP15853691 A JP 15853691A JP H055491 A JPH055491 A JP H055491A
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JP
Japan
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shaft
bearing
cylinder
liquid refrigerant
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP15853691A
Other languages
English (en)
Inventor
Junta Kawabata
淳太 川端
Hideki Kawai
秀樹 川井
Hiroki Awashima
宏樹 淡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP15853691A priority Critical patent/JPH055491A/ja
Publication of JPH055491A publication Critical patent/JPH055491A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷暖房装置等に利用される液冷媒搬
送装置で、高速度かつ高寿命な液冷媒搬送装置を提出す
ることを目的としたものである。 【構成】 主軸受21と副軸受とシャフト20と前記主
軸受21,副軸受の反シリンダ側に収納され前記シャフ
トを支持するMoS2 を含むグリースを封入したボール
ベアリングとで軸系を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷暖房装置等に利用され
る液冷媒搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱搬送サイクル用熱媒体としては水が一
般的であるが、近年、化学的安定性が高くサイクルを完
全密閉することでメインテナンスフリー化が図れ、また
サイクル内圧力を調整して気液混合とし気相液相間の蒸
発潜熱を利用することで熱搬送量が大きくとれることか
ら、液冷媒を熱媒体とする熱搬送サイクルが考えられて
いる。
【0003】そして、このサイクルの液冷媒搬送装置と
して、密閉型圧縮機を転用する試みがなされている。
【0004】以下、図面を参照しながら従来の液冷媒搬
送装置(以下搬送装置という)の一例について説明す
る。
【0005】図4に搬送装置の断面図を、図5に搬送装
置の機械部の横断面図を示す。図4において、1は搬送
装置である。2はケース、3はケース2に焼ばめされた
ステータ、4はステータ3と一対でモータを構成するロ
ータ、5はロータ4に焼ばめされたシャフトである。ま
た、6はシャフト5の偏心部に組み込まれたローラ、7
はローラ6を収納するシリンダ、8はシャフト5の主軸
受、9はシャフト5の副軸受、10はシリンダ7内から
ケース2内へ連通するポートである。また、11は外部
より直接シリンダ7内へ連通するパイプ、12は外部と
ケース内を連通するパイプであり、パイプ11及びパイ
プ12はケース2に溶接シールされている。図5は図4
のB−B断面図であり、ベーン13がシリンダ7の溝内
に収納されかつその先端部がローラ6と摺接している。
次にその動作について説明する。
【0006】ステータ3とロータ4で構成するモータに
よりシャフト5が回転し、これに伴ってローラ6が偏心
回転し、パイプ11を通り熱搬送サイクルよりシリンダ
7内へ導入された液冷媒を圧縮し、ポート10を通って
ケース2内へ放出する。そしてケース2内へ放出された
液冷媒はパイプ12を通り熱搬送サイクルへ送り出され
る。
【0007】また、ステータ3とロータ4で構成される
モータは逆回転可能であり、ポート10には逆止弁機構
を設けていないためモータを逆回転すれば、液冷媒をパ
イプ12より流入してシリンダ7内で圧縮してパイプ1
1より送り出すことができる。ケース2内はほぼ液冷媒
で満たされており、機械部の潤滑や各部の冷却はこの液
冷媒によって行われる。
【0008】そして、ここで、液冷媒としては、ジクロ
ロジフルオロメタン,ジクロロフルオロメタン及び1,
1,1,2テトラフルオロエタン等冷蔵庫や空調機に用
いられる熱安定性の高い冷媒を用いており、上記搬送装
置の基本構成及び構成材料は200kcal/hクラスの冷
蔵庫用コンプレッサのものを利用している。つまり、熱
媒体を化学安定性の高い冷媒とし密閉サイクルで利用す
る場合は、耐食性や耐溶剤性に優れる薬品用マグネット
ポンプの様に駆動部と機械部を別体構造とする複雑な構
成を用いる必要もなく、耐薬品性に優れるポリテトラフ
ルオロエチレンや各種セラミックス等の高価な材料です
べての部品を形成する必要もない。
【0009】従って、上記搬送装置は、冷蔵庫用コンプ
レッサの基本構成を利用し、モータを正逆回転可能とす
る点、ポートに弁機構を設けない点を変更しているだけ
で、機械部材料は鋳鉄を主体とした鉄系材料、モータ材
料は冷蔵庫用コンプレッサのモータ材料と同等のものを
使用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の様
な構成では、ケース内を液冷媒が常に流れているため、
冷蔵庫用コンプレッサで用いられている様に油を潤滑剤
としてケース内に十分保持することができないことか
ら、潤滑不足により機械部の摩耗が増大し長期の耐久性
が不十分であった。この点を改良する試みとして液冷媒
の潤滑性を向上することも考えられる。(例えば特公昭
60−15664号公報)が、潤滑向上添加剤を多量に
加えると冷媒の純度が落ち熱搬送能力が低下するために
十分な効果が期待できない。また近年オゾン層破壊の問
題によりオゾン破壊の効果が大きい塩素を含有する冷媒
が使用できない状況であり、塩素の極圧性がなくなった
分だけ冷媒の潤滑性がさらに低下する傾向にある。
【0011】従って、液冷媒潤滑の条件においても機械
部の摩耗が抑えられ耐久性が維持できる搬送装置が望ま
れていた。
【0012】本発明は上記課題に鑑み、機械部材料の耐
摩耗性を向上させ液冷媒搬送装置の耐久性を向上するも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の搬送装置はシャフトと、前記シャフトの偏心
部に取り付けられたローラと、前記ローラを収納するシ
リンダと、前記シリンダの溝内に収納されかつその先端
が前記ローラの外周と圧接されるベーンと、前記シリン
ダを挟む様に取り付けられた主軸受及び副軸受と、前記
主軸受と副軸受の反シリンダ側に収納され前記シャフト
を支持しMoS2 を含むグリースを封入したボールベア
リングとからなる構成を備えたものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、液冷媒の搬送
をシリンダ、ピストン、ベーン、主軸受シリンダ側面及
び副軸受シリンダ側面で形成される室で行い、高周速で
あるシャフトと軸受をころがり軸で受け接触部の摩耗が
低減でき、またボールベアリングの玉への給油をMoS
2 を含むグリースで行い搬送装置の耐久性を向上させる
ものである。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例の液冷媒搬送装置につ
いて図面を参照しながら説明する。 図1は本発明の搬
送装置の断面図、図2は図1の機械部横断面図、図3は
本発明のボールベアリングとシャフトの要部拡大断面図
を示す。なお、従来と同一構成については同一符号を用
いてその詳細な説明を省略する。
【0016】図1、2において20はシャフト、20a
は前記シャフトの偏心部、21,22は主軸受,副軸受
でそれぞれボールベアリング23,24を収納する。前
記ボールベアリング23,24は主軸に圧入固定され、
前記主軸受21、副軸受22にはすきまばめされてい
る。図3において23aは前記ボールベアリング23の
外輪、23bはボール、23cは前記ボール23bを保
持するリテーナー、23dは前記ボールベアリングの内
輪、23eは前記外輪23a,内輪23dに当接し、そ
の弾性で固定されているシール材である。23fは前記
外輪23a,内輪23d,シール材23eによって形成
される室に充填されるMoS2 を含むグリースである。
【0017】以上のように構成された搬送装置について
以下図1、図2、図3を用いその動作について説明す
る。
【0018】ステータ3とロータ4で構成するモータに
よりシャフト5が回転し、これに伴ってローラ6が偏心
回転し、パイプA11を通り熱搬送サイクルよりシリン
ダ7内へ導入された液冷媒を圧縮し、ポート10を通っ
てケース2内へ放出する。このとき、液冷媒の圧縮に伴
う反作用力が、ローラ6を介してシャフト20に伝達さ
れ、シャフト20がボールベアリング23,24に押し
つけられ回転する。
【0019】そして、ケース2内へ放出された液冷媒は
パイプB12を通り熱搬送サイクルへ送り出される。ま
た、モータは逆回転可能であり従来と同様に液冷媒を逆
流させることができる。よって、シャフト20と主軸受
21,副軸受22とはボールベアリング23,24によ
ってころがり回転となる。また、前記ボールベアリング
23にシール材23eを設け、前記外輪23a,内輪2
3d,シール材23eによって形成される室にMoS2
を含むグリース23fを封入することにより、軸の寿命
は増す。前記ボールベアリング23にシール材23eを
設け、前記外輪23a,内輪23d,シール材23eに
よって形成される室への液冷媒の浸入による摺動性の低
下は前記MoS2 を含むグリース23fにより防ぐこと
が出来る。ボールベアリング24も同様の構成にするこ
とは可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明はシャフトと、前記
シャフトの偏心部に取り付けられたローラと、前記ロー
ラを収納するシリンダと、前記シリンダの溝内に収納さ
れかつその先端部が前記ローラの外周と圧接されるベー
ンと、前記シリンダを挟むように取り付けられた主軸受
及び副軸受と、前記主軸受と副軸受の反シリンダ側に収
納され前記シャフトを支持しMoS2 を含むグリースを
封入したボールベアリングを備えているので、シャフト
と軸受の回転はころがりとなり、液冷媒中での高速度長
寿命の軸受が可能となり、安定した搬送装置が提供でき
る。また、内輪と外輪と、内輪と外輪に接するシール材
と、前記内輪と外輪とシール材によって形成する室にM
oS2 を含むグリースを封入したボールベアリングを構
成することにより、ボールベアリングのボールはMoS
2 を含むグリースにより更なる長寿命化が可能となり、
液冷媒の浸入による摺動性の低下はMoS2 を含むグリ
ースにより防ぐことができ長寿命な搬送装置が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における液冷媒搬送装置の断
面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明のボールベアリングとシャフトの要部拡
大断面図
【図4】従来の液冷媒搬送装置の断面図
【図5】図4のB−B線断面図
【符号の説明】
6 ローラ 7 シリンダ 13 ベーン 20 シャフト 20a 偏心部 21 主軸受 22 副軸受 23,24 ボールベアリング 23a 外輪 23d 内輪 23e シール材 23f MoS2 を含むグリース
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C10N 10:12 40:02 50:10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シャフトと、前記シャフトの偏心部に取
    り付けられたローラと、前記ローラを収納するシリンダ
    と、前記シリンダの溝内に収納されかつその先端部が前
    記ローラの外周と圧縮されるベーンと、前記シリンダを
    挟むように取り付けられた主軸受及び副軸受と、前記主
    軸受と副軸受の反シリンダ側に収納され前記シャフトを
    支持しMoS2 を含むグリースを封入したボールベアリ
    ングとを備えることを特徴とする液冷媒搬送装置。
JP15853691A 1991-06-28 1991-06-28 液冷媒搬送装置 Pending JPH055491A (ja)

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JP15853691A JPH055491A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 液冷媒搬送装置

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ID=15673864

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