JPH06323120A - 車両の4サイクルエンジン - Google Patents

車両の4サイクルエンジン

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JPH06323120A
JPH06323120A JP13664293A JP13664293A JPH06323120A JP H06323120 A JPH06323120 A JP H06323120A JP 13664293 A JP13664293 A JP 13664293A JP 13664293 A JP13664293 A JP 13664293A JP H06323120 A JPH06323120 A JP H06323120A
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oil
vehicle
suction port
front side
pan
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JP13664293A
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Tatsuhisa Tamura
建寿 田村
Hiroki Onodera
洋樹 小野寺
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オイル量を増加したり、オイルパンの形状を
変化させることなく、オイルストレーナから空気を吸い
込むことを防止する車両の4サイクルエンジンを提供す
る。 【構成】 オイルパン38内にオイルストレーナ39を
配置し、オイルパンに貯留するオイルをオイルポンプ4
1の駆動でオイルストレーナを介して吸引し、エンジン
各部へ循環させる。オイルストレーナの吸引口部61を
オイルパンの底部38aに沿って配置し、同部には車両
前側吸引口61bと車両後側吸引口61cを形成し、更
に吸引口部に車両進行方向の前後にオイルの流動よって
移動する箱型弁64を設ける。同弁にはオイルパン底部
に対向して開口する車両前側開口64bと車両後側開口
64dを形成し、同弁はオイルの車両前側への移動で車
両前側開口のみが開きオイルを車両前側吸引口から吸引
し、一方オイルの車両後側への移動で車両後側開口のみ
が開きオイルを車両後側吸引口から吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルパンに貯留す
るオイルを、オイルポンプの駆動で吸引してエンジンの
各部へ循環させる車両の4サイクルエンジンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された4サイクルエンジンに
は、オイルを貯留するオイルパンを備え、このオイルパ
ン内にオイルストレーナを配置し、オイルポンプの駆動
でオイルパンのオイルをオイルストレーナを介して吸引
してエンジンの各部へ循環させるものがある。このよう
にして、オイルをエンジンの各軸受部や摺動部へ給油す
ることで、摩擦面での流体潤滑を確保して、摩擦や摩耗
を減少させ、さらに摩擦部を冷却する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、オイルポ
ンプの駆動でオイルパンのオイルをエンジンの各軸受部
や摺動部へ循環させているが、車両の減速時にはオイル
パン内のオイルが車両進行方向前側へ移動し、一方車両
の加速時には反対にオイルが車両進行方向後側へ移動す
る。
【0004】このように、車両の減速時や加速時にはオ
イルパン内のオイルが車両進行方向への前側や後側へ移
動するため、オイルストレーナの吸い口が空中に出て吸
い口から空気を吸い込むことがある。このため、エンジ
ンのオイル量を増加したり、あるいはオイルパンを底が
深くなる形状にして、オイルが車両進行方向への前側や
後側へ移動しても、オイルストレーナの吸い口から空気
を吸い込むことがないようにすることが考えられるが、
オイル量を増加することはその分コストが嵩み、またオ
イルパンの形状変化はレイアウト上問題がある。
【0005】この発明は、かかる実情を背景にしてなさ
れたもので、オイル量を増加したり、オイルパンの形状
を変化させることなく、オイルストレーナから空気を吸
い込むことを防止する車両の4サイクルエンジンを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、オイルを貯留するオイルパンを備え、
このオイルパン内にオイルストレーナを配置し、前記オ
イルパンに貯留するオイルをオイルポンプの駆動で前記
オイルストレーナを介して吸引し、エンジンの各部へ循
環させる車両の4サイクルエンジンにおいて、前記オイ
ルストレーナの吸引口部を前記オイルパンの底部に沿っ
て配置し、この吸引口部には車両前側吸引口と車両後側
吸引口が形成され、さらに前記吸引口部に車両進行方向
の前後にオイルの流動よって移動する箱型弁を設け、こ
の箱型弁には前記オイルパンの底部に対向して開口する
車両前側開口と車両後側開口が形成され、この箱型弁は
オイルの車両前側への移動で前記車両前側開口のみが開
きオイルを前記車両前側吸引口から吸引し、一方オイル
の車両後側への移動で前記車両後側開口のみが開きオイ
ルを前記車両後側吸引口から吸引するように構成したこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明では、車両の減速時にはオイルパン内
のオイルが車両進行方向前側へ移動するが、これにより
箱型弁がオイルの流動によって車両前側への移動し、箱
型弁の車両前側開口のみが開き、オイルストレーナの車
両前側吸引口からオイルを吸引する。
【0008】一方、車両の加速時にはオイルパン内のオ
イルが車両進行方向後側へ移動するが、これにより箱型
弁がオイルの流動によって車両後側への移動し、箱型弁
の車両後側開口のみが開き、オイルストレーナは車両後
側吸引口からオイルを吸引する。
【0009】このように、車両の減速や加速に応じて、
オイルパン内のオイルが車両進行方向への前側や後側へ
移動するが、これに応じてオイルストレーナの箱型弁が
移動して吸い口が自動的に変化するため、オイルストレ
ーナから空気を吸い込むことが防止される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の車両の4サイクルエンジン
の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は自動二輪車の側面図、図2は4サイ
クルエンジンの一部を破断した側面図、図3は4サイク
ルエンジンの要部の断面図、図4は図3のIVーIV線に沿
う断面図、図5は図3のVーV線に沿う断面図、図6は車
両の減速時の作動状態を示す図、図7は車両の加速時の
作動状態を示す図である。
【0012】図において符号1は車体フレームで、その
ヘッドパイプ2にはステアリング軸3が設けられ、この
ステアリング軸3にはフロントフォーク4が設けられて
いる。このフロントフォーク4の下部には前輪5が設け
られ、またステアリング軸3の上部にはハンドル6が取
付けられている。
【0013】ヘッドパイプ2にはメインフレーム7が接
続され、このメインフレーム7は後方へ伸びており、そ
の後端部にはリヤアームブラケット8が接続されてい
る。このリヤアームブラケット8にはリヤアーム9の前
側部9aがピボット軸10で上下に揺動可能に支持さ
れ、リヤアーム9の後側部9bには後輪11が設けられ
ている。リヤアーム9はリンク機構12を介してリヤア
ームブラケット8に支持され、リンク機構12とメイン
フレーム7との間にはリヤクッション13が設けられて
いる。
【0014】メインフレーム7及びリヤアームブラケッ
ト8には4サイクルエンジン14が搭載され、この4サ
イクルエンジン14の気筒15は前側に傾斜して配置さ
れている。この気筒15の前側から排気管16が接続さ
れ、この排気管16は4サイクルエンジン14の下方を
通って後方へ伸びている。また、気筒15の後側には気
化器17が接続され、この気化器17にはエアクリーナ
18が接続されている。
【0015】4サイクルエンジン14は下エンジンケー
ス20と上エンジンケース21を組み付け、この下エン
ジンケース20と上エンジンケース21との間でクラン
ク軸22が回転可能に支持されている。上エンジンケー
ス21には気筒15を構成するシリンダブロック23、
シリンダヘッド24が設けられている。
【0016】シリンダブロック23は上エンジンケース
21に載置され、このシリンダブロック23にピストン
25が往復動可能に設けられ、このピストン25はコン
ロッド26を介してクランク軸22に連結されている。
【0017】また、シリンダブロック23にはシリンダ
ヘッド24が取り付けられ、このシリンダヘッド24は
ヘッド下部27とヘッド上部28とから構成されてい
る。このヘッド上部28はヘッドカバー30で覆われて
いる。また、ヘッド下部27とシリンダブロック23に
嵌合されたピストン25とで燃焼室31が形成されてい
る。ヘッド下部27には吸気通路32と排気通路33が
形成され、この吸気通路32は吸気弁34で開閉され、
排気通路33は排気弁35で開閉される。この吸気弁3
4及び排気弁35は動弁機構36によって作動され、こ
の動弁機構36はカム軸37等から構成されている。
【0018】下エンジンケース20の下部にはオイルを
貯留するオイルパン38が取り付けられ、このオイルパ
ン38内にはオイルストレーナ39が配置されている。
このオイルストレーナ39は下エンジンケース20に形
成されたオイル通路40を介してオイルポンプ41に連
通され、このオイルポンプ41のポンプ軸42に設けら
れたポンプギヤ43は4サイクルエンジン14の出力軸
44に設けた駆動ギヤ45と噛み合っており、エンジン
の運転でオイルポンプ41が駆動される。
【0019】オイルポンプ41には吐出管46が接続さ
れ、この吐出管46は下エンジンケース20に形成され
たオイル通路47を介してオイルフィルタ48に接続さ
れ、オイルポンプ41の駆動でオイルストレーナ39で
オイルを吸引し、このオイルをオイルフィルタ48に送
る。このとき、余剰のオイルは戻り通路49を介してオ
イルパン38に戻される。
【0020】オイルフィルタ48を通ったオイルは、オ
イル通路50を介してコンロッド26の大端部26aの
軸受に供給され、またオイル通路51を介して変速機の
各部へ供給される。さらに、オイル通路52からオイル
管53を介して動弁機構36の各部に供給され、またオ
イル管54を介してシリンダブロック23からピストン
25の摺動面へ供給される。このように4サイクルエン
ジン14の各部へ供給されたオイルは循環し、下エンジ
ンケース20に集められて戻り管55を介してオイルパ
ン38へ戻される。
【0021】このオイルパン38に配置された円盤状の
オイルストレーナ39の内部にはフィルタ60が設けら
れ、その出口部39aは4サイクルエンジン14のオイ
ル通路40に連通され、入口部39bには吸引口部61
の出口部61aがOリング62を介して挿着され、吸引
口部61はオイルパン38の底部38aに形成されたリ
ブ63に載置されている。このようにして、吸引口部6
1はオイルパン38の底部38aに沿って配置され、こ
の吸引口部61には車両前側吸引口61bと車両後側吸
引口61cが形成されている。
【0022】吸引口部61にはさらに車両進行方向の前
後にオイルの流動よって移動する箱型弁64が設けら
れ、この箱型弁64の前側には前遮蔽蓋64aとオイル
パン38の底部38aに対向して開口する車両前側開口
64bが形成され、後側には後遮蔽蓋64cとオイルパ
ン38の底部38aに対向して開口する車両後側開口6
4dが形成され、中央部にはオイルストレーナ39の入
口部39bと連通する中央開口64eが形成されてい
る。
【0023】この箱型弁64はオイルの車両前側への移
動で、吸引口部61に車両後側開口64dが入り込み、
後遮蔽蓋64cが車両後側吸引口61cを閉じると共
に、車両前側開口64bが開きオイルが車両前側吸引口
61bから吸引される。一方、箱型弁64はオイルの車
両後側への移動で、吸引口部61に車両前側開口64b
が入り込み、前遮蔽蓋64aが車両前側吸引口61bを
閉じると共に、車両後側開口64dが開きオイルが車両
後側吸引口61cから吸引される。
【0024】従って、車両の減速時には図7に示すよう
に、オイルパン38内のオイルが車両進行方向前側へ移
動するが、これにより箱型弁64がオイルの流動によっ
て車両前側への移動し、箱型弁64の車両前側開口64
bのみが開き、オイルストレーナ39は車両前側吸引口
61bからオイルを吸引する。
【0025】一方、車両の加速時には図8に示すよう
に、オイルパン38内のオイルが車両進行方向後側へ移
動するが、これにより箱型弁64がオイルの流動によっ
て車両後側への移動し、箱型弁64の車両後側開口部6
4dのみが開き、オイルストレーナ38は車両後側吸引
口61cから吸引する。
【0026】このように、車両の減速や加速に応じて、
オイルパン38内のオイルが車両進行方向への前側や後
側へ移動するが、これに応じてオイルストレーナ39の
吸い口が自動的に変化するため、オイルストレーナ39
の吸い口から空気を吸い込むことが防止される。
【0027】
【発明の効果】前記したように、この発明は、箱型弁が
オイルの車両前側への移動に応じて移動し、車両前側開
口部のみが開きオイルを車両前側吸引口から吸引し、一
方オイルの車両後側への移動に応じて移動し、車両後側
開口部のみが開きオイルを車両後側吸引口から吸引する
ように構成したから、車両の減速や加速に応じて、オイ
ルパン内のオイルが車両進行方向への前側や後側への移
動するが、これに応じてオイルストレーナの吸い口が自
動的に変化するため、オイル量を増加したり、オイルパ
ンの形状を変化させることなく、簡単な構造でオイルス
トレーナの吸い口から空気を吸い込むことが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】4サイクルエンジンの一部を破断した側面図で
ある。
【図3】4サイクルエンジンの要部の断面図である。
【図4】図3のIVーIV線に沿う断面図である。
【図5】図3のVーV線に沿う断面図である。
【図6】図3のVIーVI線に沿う断面図である。
【図7】車両の減速時の作動状態を示す図である。
【図8】車両の加速時の作動状態を示す図である。
【符号の説明】
14 4サイクルエンジン 38 オイルパン 38a 底部 39 オイルストレーナ 41 オイルポンプ 61 吸引口部 61b 車両前側吸引口 61c 車両後側吸引口 64 箱型弁 64b 車両前側開口 64d 車両後側開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルを貯留するオイルパンを備え、こ
    のオイルパン内にオイルストレーナを配置し、前記オイ
    ルパンに貯留するオイルをオイルポンプの駆動で前記オ
    イルストレーナを介して吸引し、エンジンの各部へ循環
    させる車両の4サイクルエンジンにおいて、前記オイル
    ストレーナの吸引口部を前記オイルパンの底部に沿って
    配置し、この吸引口部には車両前側吸引口と車両後側吸
    引口が形成され、さらに前記吸引口部に車両進行方向の
    前後にオイルの流動よって移動する箱型弁を設け、この
    箱型弁には前記オイルパンの底部に対向して開口する車
    両前側開口と車両後側開口が形成され、この箱型弁はオ
    イルの車両前側への移動で前記車両前側開口のみが開き
    オイルを前記車両前側吸引口から吸引し、一方オイルの
    車両後側への移動で前記車両後側開口のみが開きオイル
    を前記車両後側吸引口から吸引するように構成したこと
    を特徴とする車両の4サイクルエンジン。
JP13664293A 1993-05-14 1993-05-14 車両の4サイクルエンジン Expired - Fee Related JP3368296B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5775285A (en) * 1995-09-29 1998-07-07 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Oil filter arrangement for engine
JP2021510117A (ja) * 2018-01-04 2021-04-15 イーベーエス・フィルトラン・クンシュトシュトフ/メタレルツォイニッセ・ゲーエムベーハー 空気の分離を伴う吸引フィルタ装置

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US5775285A (en) * 1995-09-29 1998-07-07 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Oil filter arrangement for engine
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