JPH0632300U - 衝撃低減装置 - Google Patents
衝撃低減装置Info
- Publication number
- JPH0632300U JPH0632300U JP6921092U JP6921092U JPH0632300U JP H0632300 U JPH0632300 U JP H0632300U JP 6921092 U JP6921092 U JP 6921092U JP 6921092 U JP6921092 U JP 6921092U JP H0632300 U JPH0632300 U JP H0632300U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shim
- impact
- fastener
- bolt
- reducing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファスナーを締め付けても機器に作用する衝
撃を低減する効果が従来よりも大きいことを目的とす
る。 【構成】 機器が第1のファスナーによりシムに締結さ
れるとともにシムが第2のファスナーにより機器の取付
け対象体に締結されるように構成する。
撃を低減する効果が従来よりも大きいことを目的とす
る。 【構成】 機器が第1のファスナーによりシムに締結さ
れるとともにシムが第2のファスナーにより機器の取付
け対象体に締結されるように構成する。
Description
【0001】
本考案は、例えば宇宙ロケット、人工衛星への搭載機器などに適用される衝撃 低減装置に関する。
【0002】
図3は従来の宇宙ロケットに使用されている衝撃低減装置の構造説明図である 。図において、宇宙ロケットはロケット各段の分離の際などに火工品により高周 波の衝撃が発生するが、発生した衝撃は宇宙ロケットの機体3に沿って伝播し、 搭載機器1に作用して悪影響を与える。この搭載機器1に作用する衝撃を緩和す るため、同図(a)に示すようにゴム製などの防振材8を搭載機器1と機体3と の間に挟むなどの対策が施されているが、搭載機器1が発生する熱を伝導により 機体3に逃がす必要がある場合にはゴムは熱伝導性が悪いので使用できない。ま た、搭載機器1がその機体3との取付け面全体で機体3側と電気的に導通させる 必要があってジヤンパー線などによる導通では不可の場合にも使用できない。従 来、このような制約条件がある場合には熱伝導性、電気的導通性を確保するため 、同図(b)に示すように金属製のシム5を搭載機器1と機体3との間に挟み、 ボルトナット2により結合している。
【0003】
しかしながら、上記のように衝撃低減装置に金属製のシム5を使用する場合、 搭載機器1に作用する衝撃レベルはシム5を使用しない場合と比較して搭載機器 1と機体3との間の接触面積が増えることにより衝撃が拡散して若干下がる傾向 はあるが、搭載機器1と機体3とを結合するボルトナット2を締め付けると、ボ ルトナット2の付近では搭載機器1とシム5と機体3とが圧着されるために、衝 撃が機体3からシム5を介して搭載機器1へ伝播し易くなり、衝撃を低減する効 果が小さい。
【0004】
本考案に係る衝撃低減装置は上記課題の解決を目的にしており、機器とその取 付け対象体との間に介装されるシムと、上記機器を上記シムに締結する第1のフ ァスナーと、上記シムを上記取付け対象体に締結する第2のファスナーとを備え た構成を特徴としている。
【0005】
即ち、本考案に係る衝撃低減装置においては、機器が第1のファスナーにより シムに締結されるとともにシムが第2のファスナーにより機器の取付け対象体に 締結されており、機器がシムを介して取付対象体に別々のファスナーで間接的に 締結されるので、ファスナーを締め付けても機器に作用する衝撃を低減する効果 が従来よりも大きい。
【0006】
図1は本考案の一実施例に係る衝撃低減装置の構造説明図である。図において 、本実施例に係る衝撃低減装置は宇宙ロケットの搭載機器に使用されるもので、 図に示すように搭載機器1はボルトナット2により金属製のシム5と結合され、 またシム5はボルトナット2と間隔をあけて別のボルトナット4により機体3と 結合されている。搭載機器1と機体3とは直接同一のボルトナットで結合される ことなく金属製のシム5を介して別々のボルトナット2,4で間隔をあけ間接的 に結合されているので、ボルトナット2,4を締め付けても搭載機器1に作用す る衝撃を低減する効果が大きい。
【0007】 図2は本考案の他の実施例に係る衝撃低減装置の構造説明図である。図におい て、本実施例に係る衝撃低減装置は宇宙ロケットの搭載機器に使用されるもので 、図に示すように2枚の金属製のシム5,7が使用されており、搭載機器1はボ ルトナット2により金属製のシム5と結合され、シム5はボルトナット2と間隔 をあけて別のボルトナット4により別の金属製のシム7と結合され、シム7はボ ルトナット2,4と間隔をあけて別のボルトナット6により機体3と結合されて いる。このように、上記の実施例に係る装置に比してシム5,7およびボルトナ ット2,6が増えて間隔をあけさらに間接的に結合されることにより、搭載機器 1に対する衝撃を低減する効果が大きい。同様にして、シムおよびボルトナット をさらに増やして行くことも可能で、これにより衝撃を低減する効果はさらに大 きくなり、宇宙ロケットの搭載機器1に対する悪影響を低減することができる。
【0008】
本考案に係る衝撃低減装置は前記のように構成されており、機器に作用する衝 撃を低減する効果が大きいので、例えば機器が発生する熱を伝導により取付け対 象体に逃がす必要がある場合、或いは機器を取付け対象体との取付け面全体で取 付け対象体側と電気的に導通させる必要がある場合など制約条件がある場合でも 、金属製のシムを使用して熱伝導性、電気的導通性を確保するとともに、機器に 作用する衝撃を緩和することが可能である。
【図1】図1は本考案の一実施例に係る衝撃低減装置の
断面図である。
断面図である。
【図2】図2は本考案の他の実施例に係る衝撃低減装置
の断面図である。
の断面図である。
【図3】図3(a),(b)はそれぞれ従来の衝撃低減
装置の断面図である。
装置の断面図である。
1 搭載機器 2 ボルトナット 3 機体 4 ボルトナット 5 金属製のシム 6 ボルトナット 7 金属製のシム
Claims (1)
- 【請求項1】 機器とその取付け対象体との間に介装さ
れるシムと、上記機器を上記シムに締結する第1のファ
スナーと、上記シムを上記取付け対象体に締結する第2
のファスナーとを備えたことを特徴とする衝撃低減装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6921092U JPH0632300U (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 衝撃低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6921092U JPH0632300U (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 衝撃低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632300U true JPH0632300U (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=13396136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6921092U Pending JPH0632300U (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 衝撃低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632300U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019189090A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 三菱重工業株式会社 | 減衰支持構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527385B2 (ja) * | 1985-05-28 | 1993-04-21 | Mitsubishi Gas Chemical Co |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP6921092U patent/JPH0632300U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527385B2 (ja) * | 1985-05-28 | 1993-04-21 | Mitsubishi Gas Chemical Co |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019189090A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 三菱重工業株式会社 | 減衰支持構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990608 |