JPH06322644A - 織機の運動機構制御装置 - Google Patents

織機の運動機構制御装置

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JPH06322644A
JPH06322644A JP5110793A JP11079393A JPH06322644A JP H06322644 A JPH06322644 A JP H06322644A JP 5110793 A JP5110793 A JP 5110793A JP 11079393 A JP11079393 A JP 11079393A JP H06322644 A JPH06322644 A JP H06322644A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用の駆動モータMにより、織機の開口運動
機構などを駆動するとき、駆動モータMの損失を必要最
少限に抑える。 【構成】 位置指令部10は、織機主軸Aの回転角度θ
に応じて、駆動モータMの目標回転量Po を出力する。
位置制御部20は、駆動モータMの回転量Pf をフィー
ドバックして偏差dを検出し、偏差dを解消するよう
に、駆動モータMを回転制御する。ゲイン補正部30
は、制御対象の運動位置に基づいて、位置制御ループ2
0cのループゲインを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の主軸を駆動源
としないで、専用の駆動モータにより織機の開口、レピ
ア、筬打ちの各運動機構を駆動し、織機主軸に同期させ
て駆動モータの回転量を位置制御するとき、駆動モータ
の損失を必要最少限に抑えることができる織機の運動機
構制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織機において、開口、レピア、筬打ち等
の各運動機構は、織機の主軸を駆動源としないで、専用
の駆動モータにより駆動することがあり、その方法ある
いは装置が既に開示されている。
【0003】これらの各運動機構は、織機主軸の回転角
度に対し、厳密に同期して動作する必要がある。しか
し、各運動機構を専用の駆動モータにより駆動すると、
織機主軸との同期ずれが問題となり、この同期ずれを防
止するために、駆動モータの制御は位置制御を採用する
ことが好ましい。そこで、これらの従来技術において
は、適切な位置制御系を介し、駆動モータを織機主軸に
追従するように制御するのが普通である。
【0004】また、このときの位置制御系は、制御偏差
の大小により、ループゲインを変更することが好まし
い。開口、レピア、筬打ちの各運動機構は、一般に、織
機を運転するとき、停止、定速駆動、急加減速駆動の各
運動を繰り返すが、この前二者の状態では、制御量の時
間的変化が小さいために偏差が小さく、急加減速駆動の
状態では、偏差が大きくなる。このとき、制御系は、小
さな偏差に対しては、ハンチングが発生しないように小
さなループゲインが要求され、大きな偏差に対しては、
それを速やかに解消するために、大きなループゲインが
要求されるからである(特開平5−25751号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、駆動モータは、必ずしも必要でないときに大き
な駆動電流が通電され、その損失が過大になることがあ
り得るという問題があった。たとえば、織機の開口制御
の場合を例にとると、位置制御系の制御精度は、綜絖枠
の閉口時において高精度が要求されるが、開口時におい
ては、必ずしも高精度を要求される訳ではない。また、
筬打ち制御においては、筬のフロントエンドにおいて
は、高精度を要求されるが、バックエンドにおいては、
さほどの高精度は必要でない。そこで、従来のように、
単に、位置制御系の偏差にのみ着目してループゲインを
変更すると、さほどの高精度を要求されないにも拘ら
ず、制御系のループゲインを過大に設定することが起り
得、そのときの駆動モータには、不必要に過大な駆動電
流が通電される結果となるからである。
【0006】なお、駆動モータに不必要に過大な駆動電
流が通電され、その損失が過大になると、駆動モータの
発熱が大きくなるために、駆動モータを大形化し、大容
量にしなければならず、全体コストがいたずらに過大に
なるおそれがある。
【0007】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、位置制御部の制御対象の運動位置に基
づいてループゲインを調整するゲイン補正部を設けるこ
とにより、駆動モータの損失を必要最少限に抑えること
ができる織機の運動機構制御装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、専用の駆動モータを介して織機
の運動機構を駆動する場合において、織機主軸の回転角
度に応じて駆動モータの目標回転量を出力する位置指令
部と、位置指令部からの目標回転量と駆動モータの回転
量との偏差を解消するように駆動モータの回転を制御す
る位置制御部と、位置制御部の制御対象の運動位置に基
づいて位置制御部の位置制御ループ、速度制御ループ、
電流制御ループの少なくとも1のループゲインを調整す
るゲイン補正部とを備えることをその要旨とする。
【0009】
【作用】この発明の構成によるときは、位置制御部は、
位置指令部から出力される目標回転量に従って、目標回
転量と駆動モータの回転量との偏差を解消するように駆
動モータの回転量を位置制御し、駆動モータを織機主軸
の回転角度に追従させることができる。一方、ゲイン補
正部は、位置制御部の位置制御ループ、速度制御ルー
プ、電流制御ループの少なくとも1のループゲインを、
位置制御部の制御対象の運動位置に基づいて調整するこ
とができるから、位置制御部が真に高精度を必要とする
ときにのみ、そのループゲインを増大させ、そうでない
ときは、小さいループゲインとすることにより、駆動モ
ータの駆動電流と、それに基づく損失とを必要最少限に
抑えることができる。
【0010】なお、制御対象の運動位置とは、運動機構
を介して駆動モータに連結する綜絖枠、筬またはレピア
の現実の運動位置の他、駆動モータの現実の回転位置、
または、駆動モータに対する目標回転位置等であっても
よい。また、筬やレピアが制御対象であるときは、織機
主軸の回転位置であってもよい。筬やレピアは、一般
に、織機主軸の1回転に対して必ず1動作を行ない、駆
動モータが織機主軸に対して休止することがあり得ない
からである。
【0011】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】織機の運動機構制御装置(以下、単に、制
御装置という)は、位置指令部10と、位置制御部20
と、ゲイン補正部30とを備えてなる(図1)。ただ
し、ここでは、制御装置は、専用の駆動モータMによる
開口運動機構を制御対象とするものとする。
【0013】位置指令部10には、織機主軸Aの回転角
度θがエンコーダE1 を介して入力されており、位置指
令部10からは、位置制御部20、ゲイン補正部30に
対し、それぞれ、駆動モータMの目標回転量Po を指示
する指令回転信号So と、位置信号Sp とが出力されて
いる。
【0014】位置指令部10は、ステップカウンタ11
と、パルスパターン発生器12とを備えてなり(図
2)、エンコーダE1 からの回転角度θは、ステップカ
ウンタ11、パルスパターン発生器12に分岐入力され
ている。ステップカウンタ11の出力は、パルスパター
ン発生器12に接続されており、パルスパターン発生器
12の出力は、指令回転信号So となっている。また、
ステップカウンタ11と、パルスパターン発生器12と
には、それぞれ、開口パターン設定器13からの規定ス
テップ数Nr 、開口パターンSKが併せ入力されてい
る。なお、パルスパターン発生器12からの指令回転信
号So は、判別器14に分岐入力され、判別器14の出
力は、位置信号Sp として外部に引き出されている。
【0015】位置制御部20は、極性判断器21、偏差
カウンタ22、D/A変換器23、位置増幅器24から
なる位置制御ループ20cと、速度制御ループ20a
と、電流制御ループ20bとを縦続してなる(図1)。
【0016】極性判断器21には、位置指令部10から
の指令回転信号So と、駆動モータMの回転量Pf を示
すエンコーダE2 からの位置フィードバック信号Sf と
が入力されており、その出力は、偏差カウンタ22の加
算端子、減算端子に個別に接続されている。偏差カウン
タ22からは、偏差d=Po −Pf を指示する偏差信号
Sd が出力され、偏差信号Sd は、D/A変換器23を
介して位置増幅器24に導かれている。位置増幅器24
からは、速度指令信号Sv が出力されている。
【0017】速度指令信号Sv は、速度制御ループ20
aの加算点25aにおいて、F/V変換器28を経由す
る位置フィードバック信号Sf と合成されて、速度増幅
器25に導かれている。速度増幅器25の出力は、電流
制御ループ20bの加算点26aを介して電流増幅器2
6に接続され、電流増幅器26の出力は、駆動モータM
に接続されている。なお、電流増幅器26の出力には、
電流検出器CTが介装され、その出力は、加算点26a
に負帰還されている。
【0018】ゲイン補正部30は、増幅率設定器31か
らなり、増幅率設定器31には、位置指令部10からの
位置信号Sp が入力されている。また、増幅率設定器3
1から出力される増幅率gは、位置増幅器24に入力さ
れている。
【0019】駆動モータMは、綜絖枠SWを駆動するた
めのリンク機構LKに連結されている(図3)。
【0020】リンク機構LKは、駆動モータMの軸端に
突設する短い旋回アームLK1 と、旋回アームLK1 の
先端に連結する連結レバーLK2 と、綜絖枠SWの下方
に配設する回動軸LK3 とを主要部材としてなる。回動
軸LK3 の一端には、アームLK3aが突設されており、
アームLK3aは、連結レバーLK2 を介して旋回アーム
LK1 に連結されている。また、回動軸LK3 には、別
のアームLK3b、LK3bが突設されており、アームLK
3b、LK3bの先端は、綜絖枠SWに垂設するロッドLK
4 、LK4 の下端に連結されている。そこで、旋回アー
ムLK1 は、アームLK3aより十分短いものとすると、
駆動モータMを介して旋回アームLK1が1回転すると
き、アームLK3aを介して回動軸LK3 が所定角度だけ
正逆に回動し(図3の矢印K1 方向)、アームLK3b、
LK3b、ロッドLK4 、LK4 を介し、綜絖枠SWは、
所定ストロークだけ上下に往復移動することができる
(同図の矢印K2 方向)。すなわち、リンク機構LK
は、駆動モータMと綜絖枠SWとの間に介装する開口運
動機構となっている。
【0021】なお、一般に、綜絖枠SWは、所定の複数
枚を組み合わせて使用するが、図1ないし図3は、その
1枚分のみを図示するものとする。
【0022】いま、織機を起動し、織機主軸Aが回転す
ると、エンコーダE1 は、織機主軸Aの回転角度θを出
力する。そこで、位置指令部10のステップカウンタ1
1は、開口パターン設定器13からの規定ステップ数N
r を参照し、織機主軸Aの1回転ごとに、綜絖枠SWの
運動パターン、すなわち開口パターンSKの1リピート
内のステップ数Nを更新し、出力することができる。た
だし、ここで、規定ステップ数Nr とは、開口パターン
SKが一巡する織機主軸Aの回転数をいうものとし、図
4の例では、Nr =8である。
【0023】パルスパターン発生器12は、開口パター
ン設定器13からの開口パターンSK、ステップカウン
タ11からのステップ数Nを参照し、エンコーダE1 か
らの織機主軸Aの回転角度θに追従して駆動モータMを
回転駆動するための目標回転量Po を算出する。ただ
し、目標回転量Po は、エンコーダE2 からの駆動モー
タMの回転量Pf と同一分解能の疎密のパルス列として
表わすものとし、このような目標回転量Po は、指令回
転信号So として外部に出力されている。
【0024】なお、パルスパターン発生器12は、開口
パターンSKの1サイクル、すなわち綜絖枠SWの1往
復が駆動モータMの1回転に対応するように、織機主軸
Aの回転角度θに対応して、目標回転量Po のパルスレ
ートを定めるものとする。また、パルスパターン発生器
12は、たとえば、エンコーダE1 の出力信号を2相パ
ルス列信号とすることにより、織機主軸Aの回転方向を
検出することができ、その結果を利用して、駆動モータ
Mの回転方向を決定することができる。そこで、パルス
パターン発生器12は、たとえば、指令回転信号So に
おけるパルス列の極性を選択することにより、駆動モー
タMの回転方向を併せ指示することができる。
【0025】このようにして、位置指令部10が、織機
主軸Aの回転角度θに応じて、駆動モータMの目標回転
量Po を指令回転信号So として出力すれば(図1)、
極性判断器21は、この指令回転信号So を構成するパ
ルス列の極性から、駆動モータMの回転方向を判断し、
正回転なら偏差カウンタ22の加算端子に、また、負回
転なら減算端子に、それぞれ目標回転量Po を入力す
る。極性判断器21は、駆動モータMの回転量Pf を示
す位置フィードバック信号Sf に対しても、たとえば、
それを構成する2相パルス列信号から駆動モータMの回
転方向を判断し、正回転なら偏差カウンタ22の減算端
子に、また、負回転なら加算端子に、回転量Pf を入力
する。そこで、偏差カウンタ22は、駆動モータMに対
する目標回転量Po と実際の回転量Pf との偏差d=P
o −Pf を演算し、偏差信号Sd として出力することが
できる。
【0026】偏差dは、D/A変換器23によりディジ
タル量からアナログ量に変換され、位置増幅器24にお
いて、この偏差dを解消するための速度指令信号Sv に
変換される。また、速度指令信号Sv は、速度制御ルー
プ20a、電流制御ループ20bを介して駆動モータM
に出力され、駆動モータMは、偏差カウンタ22の偏差
dが消滅するまで、所定の速度で回転する。ただし、こ
のときの駆動モータMの回転速度は、基本的に、織機主
軸Aの回転速度に比例する一定値であるものとする。ま
た、このとき、位置増幅器24の増幅率gは、ゲイン補
正部30の増幅率設定器31によって設定されている。
【0027】一方、位置指令部10の判別器14は、パ
ルスパターン発生器12からの指令回転信号So を入力
し、そのパルス列を計数することにより、駆動モータM
によって駆動される綜絖枠SWが閉口位置となる時点、
すなわち、綜絖枠SWが、上死点、下死点の中間位置に
ある時点を中心に、パルス幅Δθの位置信号Sp を出力
する(図4)。たとえば、下死点にある綜絖枠SWが上
死点に駆動された後、そのまま連続して下死点にまで戻
るとき(図4の1≦N≦3)、指令回転信号So は、駆
動モータMがN=1のθ=180(度)からN=3のθ
=180(度)までの間に、駆動モータMが連続して1
回転するようなパルス列となる。
【0028】そこで、このときの判別器14は、指令回
転信号So を計数することによって駆動モータMの回転
角度θm (度)を検出し、 90−Δθm /2≦θm ≦90+Δθm /2 および 270−Δθm /2≦θm ≦270+Δθm /2 に対応して、位置信号Sp を出力すればよい。綜絖枠S
Wは、それが下死点にあるときのθm =0(度)とする
と、θm =90(度)、θm =270(度)において閉
口位置をとるからである。ただし、ここで、Δθm は、
位置信号Sp のパルス幅Δθを定める適当な定数であ
り、パルス幅Δθは、織機主軸Aの回転角度θを基準に
して表わすものとする。
【0029】このような位置信号Sp がゲイン補正部3
0の増幅率設定器31に入力されると、増幅率設定器3
1は、位置信号Sp に対応して、増幅率gを位置制御ル
ープ20cの位置増幅器24に出力することができる。
すなわち、増幅率設定器31は、位置信号Sp が存在し
ないときは、g=g1 を出力し、それが存在するとき
は、g=g2 >g1 を出力するから、ゲイン補正部30
は、綜絖枠SWが閉口位置を含む上下の所定範囲内にあ
るときにのみ、位置制御ループ20cのループゲインを
大きく設定し、駆動モータMによる綜絖枠SWの位置制
御を高精度にする一方、その他の位置にあるときは、ル
ープゲインを小さく設定し、駆動モータMに対して不必
要に過大な駆動電流が通電されることがないようにする
ことができる。
【0030】なお、以上の説明において、増幅率設定器
31は、位置信号Sp に対応して、増幅率gを滑らかに
変更するようにしてもよい(図4の二点鎖線)。また、
判別器14は、駆動モータMの回転角度θm =90
(度)、θm =270(度)の前後に対称的なパルス幅
Δθを設定するに代えて、パルス幅Δθを前後非対称に
設定するようにしてもよい。
【0031】
【他の実施例】位置信号Sp は、位置指令部10の判別
器14により、指令回転信号So 、すなわち、駆動モー
タMの目標回転位置に基づいて作成するに代えて、エン
コーダE2 によって検出する駆動モータMの現実の回転
量Pf 、すなわち、駆動モータMの現実の回転位置に基
づいて作成することができる。すなわち、このときの判
別器14は、指令回転信号So のパルス列を計数するに
代えて、位置フィードバック信号Sf のパルス列を計数
すればよい。
【0032】また、位置信号Sp は、制御対象である綜
絖枠SWのストロークを検出する適当な位置センサによ
って作ることもできる。すなわち、このときの位置セン
サは、綜絖枠SWが閉口位置を含む上下の所定範囲内に
あることを検知し、綜絖枠SWの現実の運動位置に基づ
いて位置信号Sp を出力すればよい。
【0033】なお、この発明は、駆動モータMに連結す
る位置制御部20の制御対象が、綜絖枠SWでなく、レ
ピアや筬であっても、そのまま適用することができる。
ただし、駆動モータMと、綜絖枠SW等とを連結する運
動機構は、駆動モータMを一方向に回転させるリンク機
構LKに限らず、駆動モータMを反転駆動する形式のリ
ンク機構や、任意の形式のカム機構等であってもよい。
また、制御対象がレピアや筬であるときは、位置信号S
p は、織機主軸Aの回転角度θに基づいて作成するよう
にしてもよい。
【0034】さらに、ゲイン補正部30によりループゲ
インを設定調整する対象は、位置制御ループ20cに代
えて、または、位置制御ループ20cとともに、速度制
御ループ20a、電流制御ループ20bの一方または双
方としてもよい。すなわち、ゲイン補正部30は、位置
信号Sp の作成方法により、制御対象の任意の運動位置
に基づいて、位置制御ループ20c、速度制御ループ2
0a、電流制御ループ20bの少なくとも1のループゲ
インを調整することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、織機の運動機構を駆動する駆動モータを織機主軸に
同期させて位置制御する位置制御部に対してゲイン補正
部を付設し、位置制御部の位置制御ループ、速度制御ル
ープまたは電流制御ループの少なくとも1のループゲイ
ンを位置制御部の制御対象の運動位置に基づいて調整す
ることにより、制御対象を高精度に位置制御すべきとき
にのみゲインループを高め、それ以外のときのゲインル
ープを小さく抑えることができるから、駆動モータの駆
動電流も、前者のときにのみ大きくなり、後者のときに
不必要に過大になることがなく、したがって、駆動モー
タの損失を必要最少限に抑えることができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体ブロック系統図
【図2】 要部ブロック系統図
【図3】 運動機構の模式斜視図
【図4】 動作説明線図
【符号の説明】
A…織機主軸 M…駆動モータ θ…回転角度 Po …目標回転量 Pf …回転量 d…偏差 10…位置指令部 20…位置制御部 20a…速度制御ループ 20b…電流制御ループ 20c…位置制御ループ 30…ゲイン補正部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用の駆動モータを介して織機の運動機
    構を駆動する織機の運動機構制御装置において、織機主
    軸の回転角度に応じて駆動モータの目標回転量を出力す
    る位置指令部と、該位置指令部からの目標回転量と駆動
    モータの回転量との偏差を解消するように駆動モータの
    回転を制御する位置制御部と、該位置制御部の制御対象
    の運動位置に基づいて前記位置制御部の位置制御ルー
    プ、速度制御ループ、電流制御ループの少なくとも1の
    ループゲインを調整するゲイン補正部とを備えてなる織
    機の運動機構制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5743305A (en) * 1995-10-18 1998-04-28 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Shedding control method based on stored shedding curves
EP0761856A3 (en) * 1995-09-04 1998-11-25 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Shedding control method and apparatus for a loom
EP0893525A1 (de) * 1997-07-24 1999-01-27 Sulzer Rüti Ag Antriebsanordnung für eine Webmaschine und Webmaschine mit Antriebsanordnung

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