JPH0643183Y2 - 消極カム式開口装置のオートレベリング装置 - Google Patents

消極カム式開口装置のオートレベリング装置

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JPH0643183Y2
JPH0643183Y2 JP1989039923U JP3992389U JPH0643183Y2 JP H0643183 Y2 JPH0643183 Y2 JP H0643183Y2 JP 1989039923 U JP1989039923 U JP 1989039923U JP 3992389 U JP3992389 U JP 3992389U JP H0643183 Y2 JPH0643183 Y2 JP H0643183Y2
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JP
Japan
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leveling
lever
rotation
opening
cam
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JP1989039923U
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JPH02132680U (ja
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明彦 中田
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、織機の消極カム式開口装置、特にそのオート
レベリング装置に関する。
従来技術 オートレベリング装置は、機掛け時または織機の停止時
に、たて糸の開口状態を所定の状態に設定し、全てのた
て糸をほぼ一直線上に揃える。
実公昭63−8784号の考案は、消極カム式開口装置におい
て、レベリング位置および通常作動位置をそれぞれ開口
レバーおよびレベリングレバーの回動位置からリミット
スイッチによって検出することを開示している。
従来技術の課題 ところが、上記オートレベリング装置では、次のような
欠点がある。
まず、消極カム式開口装置では、綜絖枠の位置が消極式
のカムとスプリングとによって規制されているため、綜
絖枠が最上昇位置または最下降位置に達したときに、綜
絖枠は、スプリングの弾力の影響を受けて振動する。こ
の振動は、最終的に開口装置の開口レバーに伝達され
る。このため、リミットスイッチなどの検出位置は、織
機運転中における開口レバーとリミットスイッチとの衝
突を避けるために、予測される振動量を見込んで、必要
とされるレベリング位置よりもさらに後退位置に設定さ
れる。この結果、レベリング量は、必要以上に大きくな
り、またそれに必要な駆動力もスプリングの弾力に充分
対抗できる程度に大きくしなければならない。
また、仕掛け織物の変更時に、開口パターンも当然変更
されるが、この変更にともなって、開口レバーの振動量
も異なってくる。仮に、開口パターンの変更のつど、そ
の開口パターンによる振動量に合わせて検出手段の位置
を変更すると、作業性が悪くなる。また、その変更を避
けるために、予定される各開口パターンによる振動量の
うち、最大の振動量に合わせて検出手段の位置を設定し
ておくならば、より一層大きな駆動力が必要となる。
考案の目的 したがって、本考案の目的は、レベリング状態の検出を
リミットスイッチなどの検出手段を用いないで行い、開
口レバーの振動の影響をなくすることである。
考案の解決手段 上記目的のもとに、本考案は、レベリングレバーおよび
これと連動する開口レバーを回転駆動用のモータによっ
て回動させるに際し、このモータの回転量を電気的に制
御し、この回転量からレベリング位置および待機位置を
割り出せるようにしている。
このように、モータの回転量からレベリング位置や待機
位置が自動的に割り出されるため、開口レバーの振動の
影響をいっさい受けず、レベリング量は必要最小量で済
み、またそれに必要な駆動力も必要最小の力で済む。
考案の構成 第1図は、本考案の消極カム式開口装置1との関連で、
オートレベリング装置2の機械的な構成を示している。
消極カム式開口装置1は、カム軸3の回転運動をそれに
取り付けられたカム4および開口レバー6の一端に取り
付けられたカムローラ5によって揺動軸7を中心とする
開口レバー6の揺動運動に変換し、この開口レバー6の
他端に取り付けられたワイヤー8を介し綜絖枠9に開口
運動として伝達する。なお、この綜絖枠9は、ワイヤー
8と案内車10とによって支持されており、また下方部分
でスプリング11により機枠12の方向に付勢されている。
したがって、この綜絖枠9の開口運動すなわち往復運動
のうち往動方向の動きは、カム4によってスプリング11
に抗して与えられ、また復動方向の運動は、スプリング
11によって消極的に与えられることになる。
そして、本考案のオートレベリング装置2は、レベリン
グレバー13および回転駆動用のモータ14などによって組
み立てられている。
上記レベリングレバー13は、ウォームホイール16と一体
化しており、揺動軸7に対し回動自在に支持されてお
り、先端の押圧体15の部分で開口レバー6の背面側と対
応している。上記ウォームホイール16は、駆動軸18と一
体のウォームホイール17に噛み合っている。この駆動軸
18は、一対の軸受け19によって回動自在に支持されてお
り、ギヤ20、21を介し上記モータ14によって駆動される
ようになっている。これらのウォームホイール16、ウォ
ーム17およびギヤ20、21は、回転伝達手段を構成してい
る。
次に、第2図は、上記モータ14の回転制御部22の電気的
な構成を示している。
モータ14の駆動に必要な回転量は設定器23によってパル
ス発振器24の発振パルス数として設定され、アンドゲー
ト25またはアンドゲート26を介し正転方向用のアップダ
ウン型式のカウンタ27のアップ入力端または逆転方向用
のアップダウン型式のカウンタ28のダウン入力端に与え
られる。なお、このアンドゲート25、26は、他端部分で
それぞれ織機停止信号、起動準備信号を入力する。ま
た、この2つの信号は、オアゲート29を介しパルス発振
器24に対する発振指令ともなっている。
そして、上記カウンタ27、28の出力端は、D/A変換器3
0、31、加え合わせ点32、駆動増幅器33を介しモータ14
に与えられる。このモータ14の回転は、エンコーダなど
の回転検出器34によって検出され、カウンタ27のダウン
入力端に、またカウンタ28のアップ入力端にそれぞれ帰
還されるほか、必要に応じ、F/V変換器を介し速度フィ
ードバック信号として、加え合わせ点32に負帰還され
る。
考案の作用 通常の製織運転時に、レベリングレバー13は、モータ14
に駆動されて、待機位置にあって、開口レバー6から離
れている。したがって、開口レバー6は、綜絖枠9の重
力およびスプリング11に付勢されて、カムローラ5をカ
ム4の輪郭に当接させている。この状態で、カム軸3が
織機の主運動と連動して回転すると、開口レバー6がカ
ム4の回転に追従し、カム従動範囲で揺動運動を繰り返
すため、綜絖枠9は、スプリング11に抗し、開口方向に
変位し、図示しないたて糸に開口運動を与える。
機掛け時、または製織中心のたて止まりなどの織機の停
止時に、回転制御部22は、“H"レベルの織機停止信号を
受けてオートレベリング動作を開始する。なおこのと
き、起動準備信号が“L"レベルであるため、アンドゲー
ト26は、パルス発振器24のパルスを通過させない。
まず、パルス発振器24は、“H"レベルの織機停止信号を
受けた時点で、設定器23で予め設定されている数のパル
スを発生し、アンドゲート25を介し、カウンタ27のアッ
プ入力端にオートレベリング動作に必要な回転量の指令
として与える。このカウンタ27の出力は、D/A変換器30
によってアナログ量の信号として駆動増幅器33に与えら
れるため、モータ14は、予め設定された速度で回転し、
ウォーム17、ウォームホイール16を介し、レベリングレ
バー13を反時計方向にレベリング位置まで回動させる。
これによって、開口レバー6は、スプリングに抗して綜
絖枠9を強制的に引き上げ、全てのたて糸を一線上に揃
える。もちろん、このとき、カムローラ5は、カム4の
輪郭から離れている。
このときのモータ14の回転量は、回転検出器34によっ
て、パルスの数として検出され、カウンタ27のダウン入
力端に与えられる。したがって、予め設定された回転量
だけ、モータ14が回転すると、カウンタ27の出力が“0"
となるため、この時点で、モータ14は、自動的に停止す
ることになる。このようにして、レベリングレバー13
は、待機位置から予め設定された回転量だけ、回動し、
開口レバー6をレベリング位置まで移動させる。
このようにして、オートレベリング状態に設定された
後、必要な機掛けやたて糸の修復操作が行われる。
上記の作業が完了した後に、“H"レベルの起動準備信号
が与えられると、パルス発振器24は、前回と同じ数のパ
ルスを発生し、開放状態のアンドゲート26を経て逆転の
ために、カウンタ28に同じ回転量の逆転指令として与え
られる。このため、前記と同様にして、モータ14は、逆
転方向に同じ量だけ回転し、レベリングレバー13をレベ
リング位置から待機位置へと移動させる。
もちろん、“H"レベルの起動準備信号が与えられた時点
で、待機停止信号は、“L"レベルに変化しており、アン
ドゲート25は、パルス発振器24のパルスを通過させな
い。
このようにして、回転制御部22はモータ14の回転量を規
制することによって、レベリングレバー13を待機位置か
らレベリング位置へと、またはこの逆にレベリング位置
から待機位置へと移動せる。もちろん、この回転量は、
設定器23を調整することによって、予め必要な値に設定
できる。
考案の他の実施例 上記実施例は、回転制御部22をクローズド方式のデジタ
ルサーボ系として構成してあるが、この回転制御部22
は、オープン方式のデジタルサーボ系で構成することも
できる。
考案の効果 本考案では、レベリングに必要なレベリングレバーの回
動量がモータの回転量として設定されるため、通常の製
織運転時に開口レバーが振動したとしても、回転量の制
御系がその影響を受けず、正確なレベリング設定が可能
となる。
これに反し、従来、開口レバーの振動のために、必要以
上のレベリング量が設定されており、またそれに伴い、
スプリングに抗して大きな回転力が必要であった。しか
し、本考案によると、レベリング量が必要最小限度に設
定でき、またその駆動に必要な回転力も必要以上に大き
くなることもない。
また、レベリング位置の変更つまり回転量の変更に際し
ても、電気的な操作のみで、簡単に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のオートレベリング装置の側面図、第
2図はオートレベリング装置の回転制御部のブロック線
図である。 1……消極カム式開口装置、2……オートレベリング装
置、3……カム軸、4……カム、5……カムローラ、6
……開口レバー、7……揺動軸、9……綜絖枠、11……
スプリング、13……レベリングレバー、14……モータ、
16……ウォームホイール、17……ウォーム、20、21……
ギヤ、22……回転制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムの回転運動を開口レバーの揺動運動に
    変換し、この開口レバーの動きでスプリングに抗して綜
    絖枠に開口運動を与える消極カム式の開口装置におい
    て、上記開口レバーをカム従動範囲からレベリング位置
    まで変位させるレベリングレバーと、このレベリングレ
    バーを回動させる回転駆動用のモータと、このモータの
    回転力を上記レベリングレバーに伝達する回転伝達手段
    と、レベリング時に上記レベリングレバーの待機位置か
    らレベリング位置までの回動量に対応する回転量で上記
    モータを回転させる回転制御部とからなることを特徴と
    する消極カム式開口装置のオートレベリング装置。
JP1989039923U 1989-04-04 1989-04-04 消極カム式開口装置のオートレベリング装置 Expired - Lifetime JPH0643183Y2 (ja)

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JP1989039923U JPH0643183Y2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 消極カム式開口装置のオートレベリング装置

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Publication Number Publication Date
JPH02132680U JPH02132680U (ja) 1990-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3704759B2 (ja) * 1995-08-23 2005-10-12 株式会社豊田自動織機 織機の開口装置における綜絖枠高さ位置保持方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS638784A (ja) * 1986-06-30 1988-01-14 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置用クリ−ニング装置

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JPH02132680U (ja) 1990-11-05

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