JPH06322398A - 硬表面用洗浄剤組成物 - Google Patents

硬表面用洗浄剤組成物

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JPH06322398A
JPH06322398A JP13076793A JP13076793A JPH06322398A JP H06322398 A JPH06322398 A JP H06322398A JP 13076793 A JP13076793 A JP 13076793A JP 13076793 A JP13076793 A JP 13076793A JP H06322398 A JPH06322398 A JP H06322398A
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修 山口
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晃三 大平
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の成分(a)〜(d): (a)ベタイン両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、アミノ酸型両 性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上 0.1〜30重量%、 (b)炭素数9〜25の脂肪酸又はその塩 0.1〜5重量%、 (c)溶剤 0.1〜30重量%、 (d)金属イオン封鎖剤 0.1〜50重量% を含有し、かつ成分(a)及び(b)の含有量が重量比
で20/1〜1/1である中性ないしアルカリ性の硬表
面用洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄力及び起泡力に優れ、かつ洗浄後のすす
ぎ性が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイル、石材、ガラ
ス、陶磁器、金属、(強化)プラスチック類等の硬表面
用洗浄剤組成物に関し、更に詳細には洗浄力、起泡力に
優れ、かつ洗浄後のすすぎ性が良好な硬表面用洗浄剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内、台所等のタイル、石材、金属、
琺瑯(ホーロー)、ガラス等に付着した汚れは、他の住
居汚れと異なり、金属石鹸、脂肪酸のカルシウム塩によ
るものが主体であるため中性洗剤やアルカリ洗剤では迅
速かつ満足に汚れを除去することはできない。この汚れ
を除去するには酸性洗剤が有効であるが、大理石製浴槽
や金属等の耐酸性の良くない材質を損傷するという欠点
を持っている。
【0003】浴室内の材質に対して悪影響を及ぼさず、
浴室汚れを洗浄するには、界面活性剤、水溶性溶剤及び
キレート剤を配合した弱酸性ないし中性の洗浄剤が効果
的である。そのような洗浄剤としては、例えば、特開昭
53−35710号公報にはアニオン界面活性剤、ノニ
オン界面活性剤、アルキレングリコールアルキルエーテ
ル系溶剤、及びクエン酸、エチレンジアミンテトラアセ
テート等のキレート剤を配合したpHが4.5〜7.5の
浴室洗浄剤が、また特開昭63−51500号公報に
は、界面活性剤、アミノカルボン酸からなる洗浄力向上
剤、グリコール溶剤を含有する中性の浴室用洗浄剤が、
更に、特開平2−298599号公報には、ヒドロキシ
カルボン酸(塩)とアミノカルボン酸(塩)とを特定の
比率で配合し、pHを中性にした液体洗浄剤組成物が記載
されている。
【0004】しかし、これらの浴室用洗浄剤はいずれ
も、洗浄力及び起泡力が未だ十分ではなく、洗浄後のす
すぎ性も満足し得るものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、洗浄力及び起泡力に優れ、しかも洗浄後のすすぎ性
が良好な硬表面用洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、後述するベタイン等の特定
成分をそれぞれ特定量含有する組成物が洗浄力及び起泡
力に優れ、しかも洗浄後のすすぎ性が良好であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、次の成分(a)、
(b)、(c)及び(d): (a)ベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤及びアミノ酸 型両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上 0.1〜30重量%、 (b)下記一般式(1) RCOOM (1) (式中、Rは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示 し、Mは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、及びアルカノール置換アン モニウム基からなる群より選ばれる対イオンを示す) で表わされる脂肪酸又はその塩 0.1〜5重量%、 (c)溶剤 0.1〜50重量%、 (d)金属イオン封鎖剤 0.1〜50重量% を含有し、かつ成分(a)/成分(b)が重量比で20
/1〜1/1である中性ないしアルカリ性の硬表面用洗
浄剤組成物を提供するものである。
【0008】本発明に用いられる成分(a)は、ベタイ
ン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、
アミノ酸型両性界面活性剤であれば特に限定されず、例
えば下記一般式(2)〜(7)で表わされるアルキルカ
ルボベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒド
ロキシスルホベタイン、アルキルアミドカルボベタイ
ン、アルキルアミドスルホベタイン、アルキルアミドヒ
ドロキシスルホベタイン、アルキルアミドアミン型ベタ
イン、アルキルイミダゾリン型ベタイン等が挙げられ
る。
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1は炭素数6〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示し、R2とR3
同一又は異なって、水酸基で置換されていてもよい炭素
数1〜5のアルキル又はアルケニル基を示し、R4は炭
素数5〜21の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル又はアル
ケニル基を示し、R5は水素原子あるいは、水酸基若し
くは対イオンが水素原子、アルカリ金属、アンモニウム
基、アルカノール置換アンモニウム基から選ばれるカル
ボキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜5のアルキ
ル又はアルケニル基を示し、Xは水素原子又は水酸基を
示し、mは0〜5の整数を示し、nは1以上の整数を示
し、r、s、tはそれぞれ1〜5の整数を示し、pとq
とは0≦p+q≦4である整数を示す。)
【0011】本発明に使用されるアルキルアミドカルボ
ベタイン(2)又はアルキルアミドスルホベタイン若し
くはアルキルアミドヒドロキシスルホベタイン(3)、
又はアルキルカルボベタイン(4)、又は、アルキルス
ルホベタイン若しくはアルキルヒドロキシスルホベタイ
ン(5)又はアルキルアミドアミン型ベタイン(6)又
はアルキルイミダゾリン型ベタイン(7)のR1及びR4
は、洗浄力又は起泡力の点で炭素数10〜18の飽和ア
ルキル基がより好ましい。同様の理由でR2、R3及びR
5は、それぞれメチル基、エチル基又はヒドロキシエチ
ル基が、mは2又は3が、n、r、s、tはそれぞれ1
又は2が、pは1又はqは1が好ましい。これらの具体
例としては、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメチ
ル酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジ
メチル−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、アル
キルアミドプロピル−N,N−ジメチル−プロピルスル
ホベタイン、ドデシル−N,N−ジメチル酢酸ベタイ
ン、ドデシル−N,N−ジメチル−プロピルスルホベタ
イン、ドデシル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプ
ロピルスルホベタイン、ミリスチル−N,N−ジメチル
−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、バルミチル
−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホベ
タイン、ドデカン酸アミドエチル−N−ヒドロキシエチ
ル−プロピオン酸及びその塩、テトラデカン酸アミドエ
チル−N−ヒドロキシエチル−プロピオン酸及びその
塩、ヤシ酸アミドエチル−N−ヒドロキシエチル−プロ
ピオン酸及びその塩、1−ヤシアルキル−2−ヒドロキ
シエチル−2−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタ
イン、1−ドデシル−2−ヒドロキシエチル−2−カル
ボキシメチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられ
るが、洗浄力、起泡力、すすぎ性という点で、一般式
(2)又は(3)で表わされるアミドベタイン型両性界
面活性剤例えばラウリルアミドプロピル−N,N−ジメ
チル−酢酸ベタイン、ミリスチルアミドプロピル−N,
N−ジメチル−酢酸ベタイン、コカミドアミドプロピル
−N,N−ジメチル酢酸ベタイン等が特に好ましい。
【0012】本発明において界面活性剤(a)は、本発
明組成物中0.1〜30重量%(以下、「%」で示
す)、好ましくは0.5〜25%、とくに好ましくは1
〜20%使用される。0.1%未満では十分な洗浄力が
得られず、一方、30%を超えると効果が飽和し経済的
でない。また、成分(a)は1種でも2種以上を混合し
て用いてもよい。
【0013】本発明に用いられる成分(b)の式(1)
で表わされる脂肪酸又はその誘導体としては、平均炭素
数8〜24好ましくは10〜18の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸若しくはその
アルカリ金属塩若しくはアンモニウム塩若しくはモノ、
ジ、トリ等のアルカノール置換アンモニウム塩が挙げら
れる。具体例としては、ラウリル酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、
ヤシ酸、パーム核酸、牛脂酸、メチル分岐酸である「エ
マゾール871」、「エマゾール875」(エメリー社
製)又はその水溶性塩が挙げられる。
【0014】なお、すすぎ性及び配合の容易さという点
から最も好ましい脂肪酸又はその塩は飽和アルキル鎖の
炭素数が12〜16の脂肪酸又はその塩である。具体例
としては直鎖又は分岐鎖のミリスチン酸であり、全脂肪
酸組成中そのミリスチン酸含量が30%以上であること
が更に好ましく、特に60%以上であることがより好ま
しい。
【0015】脂肪酸又はその塩(b)は、本発明組成物
中に0.1〜5%、好ましくは0.3〜4%、とくに好
ましくは0.5〜3%配合される。0.1%未満では起
泡力、すすぎ性等を満足できず、一方、5%を超えると
効果が飽和するとともに、配合も困難となる。
【0016】また、両性界面活性剤(a)と脂肪酸又は
その塩(b)の配合量比は、重量比で20/1〜1/
1、好ましくは20/1〜2/1である。20/1を超
えるとすすぎ性が悪化し、一方1/1未満では洗浄力が
低下してしまう。本発明に使用される溶剤(c)として
は、特に限定されるものではないが、下記一般式(8)
〜(11)で表わされるものが好ましい。
【0017】
【化3】
【0018】(式中、R6は炭素数1〜8の直鎖若しく
は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、フェニル基又は
ベンジル基を示し、u及びvはそれぞれ0〜4の整数を
示し、かつ1≦u+v≦5である。ただし、u×v≠0
のとき、付加されるエチレンオキシド基及びプロピレン
オキシド基は任意に配列される。)一般式(8)で表わ
される溶剤の具体例としては、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、
ポリオキシプロピレン(p=2)ポリオキシエチレン
(p=2)グリコールモノブチルエーテル(pは付加モ
ル数を表わす)、ポリプロピレングリコール(平均付加
モル数=4)モノメチルエーテル、ポリエチレングリコ
ール(p=1)ポリプロピレングリコール(p=1)モ
ノブチルエーテル、フェニルグリコール、フェニルジグ
リコール、ベンジルグリコール、ベンジルジグリコール
等が挙げられる。これらは1種でも、また2種以上を混
合して使用してもよい。
【0019】
【化4】
【0020】(式中、R7、R8は、同一でも異なってい
てもよい、炭素数1〜6のアルキル基を示す。)これら
の具体例としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン等が
好ましいものとして挙げられる。
【0021】
【化5】
【0022】(式中、R9は炭素数1〜6のアルキル基
を示す。)これらの具体例としては、3−メトキシ−3
−メチルブタノール、3−エトキシ−3−メチルブタノ
ールが好ましいものとして挙げられる。
【0023】
【化6】
【0024】(式中、R10は炭素数4〜12の炭化水素
基を示す。)これらの具体例としては、3−メチル−
1,3−ブタンジオール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキ
サンジオール、1,9−ノナンジオール、1,8−オク
タンジオール等が好ましいものとして挙げられる。上記
式(8)〜(11)の中でも、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチル
エーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、
フェニルグリコール、フェニルジグリコール、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メトキシ−3−
メチルブタノール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ
ールが洗浄力、起泡力の点で特に好ましい。上記溶剤
(c)は、1種でも、また2種以上を混合して使用して
もよい。
【0025】溶剤(c)の使用量は0.1〜50%、好
ましくは0.5〜20%、特に好ましくは3〜20%で
ある。0.1%未満では十分な洗浄力が得られず、一
方、50%を超えると配合が困難となる。
【0026】本発明に使用される金属イオン封鎖剤
(d)としては、通常使用されるものならばいずれのも
のも使用でき特に限定されるものではないが、例えば以
下のものが挙げられる。 (1)オルソリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、メ
タリン酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸等のリン酸系
化合物のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,
1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−
1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキ
シ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジ
カルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシ
ホスホン酸等のホスホン酸のアルカリ金属塩又はアルカ
ノールアミン塩。 (3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1
−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−
メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸のアル
カリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のア
ミノ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (5)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミ
ン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢
酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテト
ラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸のアル
カリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシ
メチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュ
ウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カル
ボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの
有機酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。 (7)アミノポリ(メチレンホスホン酸)及びそのアル
カリ金属塩又はアルカノールアミン塩、ポリエチレンポ
リアミンポリ(メチレンホスホン酸)及びそのアルカリ
金属塩又はアルカノールアミン塩。 特にクエン酸あるいはリンゴ酸等のヒドロキシカルボン
酸、ピロリン酸等の縮合リン酸、エチレンジアミン四酢
酸あるいはヒドロキシエチレンジアミン酢酸等のアミノ
カルボン酸、又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩等
のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩若しくはアルカノ
ールアミン塩など及びそれらの水溶性塩が洗浄性能の面
より好ましいものとして挙げられる。
【0027】上記金属イオン封鎖剤(d)は、1種で
も、また2種以上を混合して使用してもよい。金属イオ
ン封鎖剤(d)の使用量は0.1〜50%、好ましくは
0.5〜20%、特に好ましくは3〜20%である。
0.1%未満では十分な洗浄力が得られず、一方、50
%を超えると組成物成分の配合が困難となる。
【0028】本発明組成物には更に洗浄力を高めるため
に、必要に応じ、成分(e)とし前記成分(a)、
(b)以外の界面活性剤を添加することができる。ここ
で用いる界面活性剤としては特に限定されないが、非イ
オン性界面活性剤及び陰イオン性界面活性剤からなる群
より選ばれる1種又は2種以上のものが挙げられる。
【0029】陰イオン性界面活性剤としては、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、アルキレンオキシド付加アル
キル又はアルケニルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、アルキレンオキシ
ド付加アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩
類、α−スルホ脂肪酸の塩類及びそのエステル類等が挙
げられる。また、陰イオン性界面活性剤の対イオンとし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン又
はアンモニア若しくはモノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールア
ミンを挙げることができる。
【0030】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシ
プロピレンアルキル又はアルケニルエーテル類、ポリオ
キシブチレンアルキル又はアルケニルエーテル類、アル
キレンオキシド付加アルキル基又はアルケニル基含有非
イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステル類、脂
肪酸グリセリンモノエステル類、高級脂肪酸アルカノー
ルアミド類、アミンオキシド類、酸化エチレン縮合型界
面活性剤、あるいは下記の一般式で表わされるアルキル
グリコシド類等が挙げられる。
【0031】R11(OR12)xGy (12) (式中、R11は直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18のア
ルキル基又はアルケニル基又はアルキルフェニル基を表
わし、R12は炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、G
はグルコース等の炭素数5〜7の還元糖に由来する残基
である。)なお、アルキルグリコシド類の示すx(平均
値)は0〜5である。y(平均値)は1〜10である。
上記の一般式(12)で表わされるアルキルグルコシド
について更に説明すると、一般式(12)中のxはその
平均値が0〜5であるが、この値を変えることにより、
本発明で用いられる硬表面洗浄剤組成物の水溶性及び結
晶性を調整できる。つまり、xの値が大きいもの程、水
溶性が高くなり且つ結晶性が低くなる傾向にある。好ま
しいxの値は0〜2であり、特に好ましくは0である。
一方、yは、その平均値が1より大きい場合、つまり2
糖類以上の糖鎖を親水性基とする一般式(1)で表わさ
れる非イオン性界面活性剤を含有する場合、糖鎖の結合
様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合のもの、更
にα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド結合及びこ
れらの混合された結合様式を有する任意の混合物を含む
ことが可能である。また、一般式(1)中のyの平均値
は1〜5、好ましくは1〜1.5、より好ましくは1.
1〜1.4である。尚、yの測定法はプロトンNMR法
によるものである。
【0032】また、一般式(12)中のR11は、溶解
性、及び洗浄性の点から炭素数10〜14のアルキル基
が好ましい。また、R12は、水溶性の点から炭素数2〜
3のアルキレン基が好ましい。更に、Gは単糖類若しく
は2糖類以上の原料によってその構造が決定されるが、
このGの原料としては、単糖類ではグルコース、フルク
トース、ガラクトース、キシロース、マンノース、リキ
ソース、アラビノース、及びこれらの混合物等が挙げら
れ、2糖類以上ではマルトース、キシロビオース、イソ
マルトース、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトー
ス、スクロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノー
ス、ゲンチアノース、メレジトース、及びこれらの混合
物等が挙げられる。これらのうち、好ましい原料は、そ
れらの入手容易性及びコストの点から、単糖類ではグル
コース及びフルクトースであり、2糖類以上ではマルト
ース及びスクロースである。この中でも特に入手容易性
の点からグルコースが好ましい。上記成分(e)中で
も、洗浄性能、起泡力の点より、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキレンオキシド付加アルキル又はアルケ
ニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル又は
アルケニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド
類、アルキルグリコシド類が好ましい。
【0033】成分(e)は、起泡力を高めるために、
(a)/〔(a)+(b)+(c)〕が重量比で0.5
以上、好ましくは0.6以上、特に好ましくは0.7以
上となるよう配合することが望ましい。
【0034】本発明は、中性ないしアルカリ性の硬表面
用洗浄剤組成物であるが、例えばpHは6.1以上、特に
洗浄性、配合性の点から6.5〜8.5に調整すること
が好ましい。酸性条件下では、成分の配合性が劣化し、
またキッチンやカビ取り用として用いられる塩素系漂白
剤と混合したとき有毒な塩素ガスが発生しやすくなるの
で、好ましくない。
【0035】本発明の硬表面用洗浄剤組成物には、製品
の安定性を保持するために、アンモニア、アルカノール
アミン等のアミン化合物などを配合することができる。
アルカノールアミンとしては、モノ、ジ又はトリアルカ
ノールアミンのいずれもが使用でき、下記一般式(1
3)
【0036】NH(3-a)(CbH2bOH)a (13)
【0037】(式中、a、bはそれぞれ1〜3の整数を
示す)で表わされるものが好ましい。これらのうち、モ
ノエタノールアミン及びジエタノールアミンが洗浄力及
び臭気性の点から好ましい。アルカノールアミンの本発
明組成物への配合量は、0.5〜20%、好ましくは1
〜10%である。0.5%未満では安定化効果が不十分
であり、一方、10%を超えて配合しても効果は増大し
ない。
【0038】本発明の硬表面用洗浄剤組成物には、低温
安定化剤としてエチルアルコール等の低級アルコール、
エチレングリコール等の低級グリコール、ベンゼンスル
ホン酸塩、トルエンスルホン酸塩等の低級アルキルベン
ゼンスルホン酸塩などを配合することができる。また、
本発明の硬表面用洗浄剤組成物には、粘度調整剤とし
て、膨潤性粘土鉱物として知られるモンモリロナイト、
ヘクトライト、バーミキュライト、アタパルジャイト、
セピオラクト及びこれらの混合物を主成分とするスメク
タイト型粘土鉱物、ポリアクリル酸ナトリウム、架橋剤
ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アルキルエステルなど
のアクリル系のホモポリマー又はコポリマー、ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、無水マレ
イン酸ポリマーなどを配合することができる。さらに、
製品の付加価値を増大させるために香料、色素、防腐
剤、酸化防止剤、増粘剤等を任意に配合することもでき
る。
【0039】本発明の硬表面用洗浄剤組成物は、常法に
従い、必須成分(a)〜(d)、さらに必要に応じ、上
記任意成分を配合することにより水溶液として調製する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の硬表面用洗浄剤組成物は、洗浄
力及び起泡力に優れ、特に脂肪酸カルシウム塩による汚
れに対し有効であるため、硬水と共に使用しても起泡力
は劣化せず、浴室内の洗浄剤として好適である。また、
この洗浄剤組成物は、すすぎ性及び使用後の皮膚の感触
に優れている。更に、本発明の硬表面用洗浄剤組成物
は、家庭内等の台所回り、窓ガラス、スチール用品、電
化製品などの硬表面に付着した皮脂汚れ及び油汚れに対
しても優れた洗浄力を示す。
【0041】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0042】実施例1〜7、比較例1〜5 表1(実施例1〜7)及び表2(比較例1〜5)に組成
を示す硬表面用洗浄剤組成物を常法に従い調製した。得
られた組成物については、洗浄力、起泡力及びすすぎ性
をそれぞれ下記の測定法に従い評価した。
【0043】(洗浄力)こすった程度では落ちない風呂
汚れが付着している鋳鉄ホーロー浴槽(うわ薬がジルコ
ン系のものを使用)を、評価用洗浄剤を含ませたウレタ
ン製のスポンジに約500gの荷重をかけて5往復こす
った後の、浴槽表面の汚れの除去状態を、視覚によって
下記の5段階に評価する。 5;汚れ落ちが非常に良好。 4;汚れ落ちが良好。 3;汚れ落ちにむらがある。 2;若干汚れが落ちる程度。 1;ほとんど汚れが落ちない。
【0044】(起泡力)洗浄剤組成物をドイツ硬度4°
DH水にて5.0%に希釈し、25℃に保温した後、ロス
アンド マイルス(Ross and Miles)
起泡力測定装置を用いて、生じた泡の高さを測定(JI
SK 3362に準拠)した(単位mm)。
【0045】(すすぎ性)洗剤濃度0.25%(温度2
0℃ドイツ硬度4°DH)の水溶液100ccを500cc分
液ロートに採り、一定回数振とうする。液を流し出し泡
量を測定する。次にすすぎ水50cc(温度20℃4°D
H)を流し込み、分液ロートをゆっくり10回転させた
後液を流し出す。これを繰返し、泡が消滅するまでの回
数を求めすすぎ回数とする。結果を併せて表1及び表2
に示す。
【0046】
【表1】
【0047】*1 Bはバランスを示す。 *2 pH調整はNaOH又はHClを用いて行なった。
【0048】
【表2】
【0049】表1及び表2に示される結果にみられるよ
うに、本発明組成物は、比較例に比し、洗浄力、起泡力
及び洗浄後のすすぎ性において優れるものであった。
【0050】実施例8〜15、比較例6〜10 表3(実施例8〜15)及び表4(比較例6〜10)に
組成を示す硬表面用洗浄剤組成物を常法に従い調製し
た。得られた組成物について、洗浄力、起泡力及びすす
ぎ性をそれぞれ上記実施例と同じ測定法に従い評価し
た。結果を表3及び表4に示す。
【0051】
【表3】
【0052】*1 Bはバランスを示す。 *2 pH調整はNaOH又はHClを用いて行なった。
【0053】
【表4】
【0054】表3及び表4に示される結果にみられるよ
うに、本発明組成物は比較例に比し洗浄力、起泡力及び
洗浄後のすすぎ性において優れるものであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c)及び
    (d): (a)ベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤及びアミノ酸 型両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上 0.1〜30重量%、 (b)下記一般式(1) RCOOM (1) (式中、Rは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示 し、Mは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、及びアルカノール置換アン モニウム基からなる群より選ばれる対イオンを示す) で表わされる脂肪酸又はその塩 0.1〜5重量%、 (c)溶剤 0.1〜50重量%、 (d)金属イオン封鎖剤 0.1〜50重量% を含有し、かつ成分(a)/成分(b)が重量比で20
    /1〜1/1である中性ないしアルカリ性の硬表面用洗
    浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(a)が下記一般式(2)又は
    (3) 【化1】 (式中、R1は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル又はアルケニル基を示し、R2及びR3は、同一又は
    異なって、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5
    のアルキル基を示し、Xは水素原子又は水酸基を示し、
    mは0〜5の整数を示し、nは1以上の整数を示し、p
    とqとは0≦p+q≦4である整数を示す。)で表わさ
    れるベタイン型両性界面活性剤である請求項1記載の硬
    表面用洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 更に成分(e)として(a)及び(b)
    以外の界面活性剤を含み、(a)/〔(a)+(b)+
    (e)〕が重量比で0.5以上である請求項1又は2記
    載の硬表面用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 組成物のpHが6.1以上である請求項
    1、2又は3記載の硬表面用洗浄剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09310091A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
JPH09310098A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Kao Corp 硬質表面用洗浄剤組成物
JP2008063372A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Lion Corp 浴室用液体洗浄剤組成物および浴室用液体洗浄剤製品
JP2012082407A (ja) * 2010-09-16 2012-04-26 Lion Corp 浴室用液体洗浄剤組成物

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