JPH0632211U - モ−ル取付具 - Google Patents

モ−ル取付具

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JPH0632211U JP7580992U JP7580992U JPH0632211U JP H0632211 U JPH0632211 U JP H0632211U JP 7580992 U JP7580992 U JP 7580992U JP 7580992 U JP7580992 U JP 7580992U JP H0632211 U JPH0632211 U JP H0632211U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ル−フ溝内のクリップに対するモ−ル被着部
材の取付けを極めて容易にしたモ−ル取付具を提供す
る。 【構成】 ル−フ3の溝内底部に固定されるクリップ8
と、モ−ル2を被着するモ−ル被着部材9とからなり、
該モ−ル被着部材9が該モ−ル被着部材9の係止脚23
を介して前記クリップ8に着脱可能に保持されるモ−ル
取付具1を前提とする。この前提の下、上記クリップ8
を、幅広な開口を有する樋状のクリップ本体10と、該
クリップ本体10の両側壁部13a、13bに該クリッ
プ本体10の幅方向内方側においてそれぞれ設けられる
係止爪11と、で構成するようにし、クリップ8におけ
る両側壁部13a、13b間にモ−ル被着部材9を入り
易くすると共に該モ−ル被着部材9の係止脚23を係止
爪11に係合できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モ−ル取付具に関するものである。
【0002】
【従来技術】
モ−ル取付具には、実開平63−161052号公報に示すように、モ−ル被 取付部材の溝内底部に固定されるクリップと、モ−ルを被着するモ−ル被着部材 とからなり、該モ−ル被着部材部を該モ−ル被着部材の係止脚を介して前記クリ ップに着脱可能に保持するものがある。このモ−ル取付具においては、具体的に は、クリップに、係止部を細幅間隔をもって対向させて設ける一方、モ−ル被着 部材の係止脚を板状に形成し、この板状の係止脚を前記細幅間隔の係止部間に挿 入して、係止脚を係止部に係合保持させることとされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記モ−ル取付具においては、クリップに対してモ−ル被着部材を取 付けるに際し、クリップがモ−ル被取付部材の溝内に配設されている上に、その 際には該モ−ル被着部材に被着されているモ−ルにより上方からモ−ル被取付部 材の溝内への視界が避えぎられることになる。このため、前記細幅間隔の係止部 間の位置は捉えずらく、モ−ル被着部材の係止脚を係止部間に挿入することは容 易ではない。 しかも、上記内容に加えて、上記モ−ル取付具においては、モ−ル被着部材に 、上記係止脚の他に別の係止脚を設け、その係止脚を、モ−ル被取付部材におけ る溝内に設けられる外向きの係止部にも係合し、これにより、モ−ル保持の安定 化を図ることになっており、係止構成を別にする2個所の係止部にモ−ル被着部 材の係止脚をそれぞれ係合させることは、クリップに対するモ−ル被着部材の取 付けを一層難しいものとしている。
【0004】 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、モ−ル被取付部材に おける溝内のクリップに対するモ−ル被着部材の取付けを極めて容易にしたモ− ル取付具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案(第1の考案)にあっては、 モ−ル被取付部材の溝内底部に固定されるクリップと、モ−ルを被着するモ− ル被着部材とからなり、該モ−ル被着部材が該モ−ル被着部材の係止脚を介して 前記クリップに着脱可能に保持されるモ−ル取付具において、 前記クリップが、幅広な開口を有する樋状のクリップ本体と、該クリップ本体 の両側壁部に該クリップ本体の幅方向内方側においてそれぞれ設けられて前記モ −ル被着部材の係止脚を係合保持する係止爪と、を有している、 構成としてある。
【0006】 上述の構成により、係止爪間の間隔が拡大されていることから、モ−ル被取付 部材における溝内のクリップに対してモ−ル被着部材を取付けるに際し、モ−ル 被着部材に被着されるモ−ルにより上方からモ−ル被取付部材の溝内への視界が 避えぎられるとしても、その係止爪間にモ−ル被着部材を容易に落し込むことが でき、その後、モ−ルが平坦になるように、作業者がモ−ルを介してモ−ル被着 部材に対して力を上側から加えることにすれば、係止爪がクリップ本体の両側部 に該クリップ本体の幅方向内方側においてそれぞれ設けられていることから、係 止爪、係止脚が相対的に拡縮して、該モ−ル被着部材の係止脚は、クリップの係 止爪に係合保持されることになる。このため、モ−ル被取付部材における溝内の クリップに対するモ−ル被着部材の取付けは極めて容易となる。 しかも、モ−ル被着部材は、クリップに対してのみ係合保持され、該モ−ル被 着部材とモ−ル被取付部材とは係合保持関係はなく、モ−ル被取付部材の塗装膜 が傷められる虞れはない。このため、モ−ル被取付部材における錆の発生を防止 できることになる。
【0007】 前述の目的を達成するために本願考案(第2の考案)にあっては、 請求項1において、 前記クリップ本体の底部上面に把持部が上方に延びるようにして設けられ、 前記把持部には、前記クリップ本体の底部に近接した位置において脆弱部が形 成されている、 構成としてある。
【0008】 上述の構成により、前述の第1の考案と同様の作用を生じる他に、把持部を手 でつまむことによって、クリップを、比較的狭いモ−ル被取付部材の溝内におい て容易に位置決めすることができると共に、該溝の底部に強く押し付けることが でき、しかも、その後は、把持部を容易に除去できることになる。このため、こ の後のモ−ル被着部材の取付けに支障を与えることなく、モ−ル被取付部材にお ける溝内へのクリップの取付けを容易にすることができることになる。
【0009】 前述の目的を達成するために本願考案(第3の考案)にあっては、 請求項2において、 前記把持部は、板状とされ、 該把持部の板面は前記モ−ル被取付部材の溝の延び方向に向けられている、 構成としてある。
【0010】 上述の構成により、前述の第2の考案と同様の作用を生じる他に、クリップ本 体をモ−ル被取付部材の溝幅方向において位置決めするに際しては、人間本来の 指の動きに基づき、該溝内でのクリップ本体の位置決め作業を容易にすることが できることになる。
【0011】
【実施例】
図1、図2において、1は、モ−ル被取付部材3の溝4内に配設されて用いら れる本実施例に係るモ−ル取付具で、モ−ル2は、該モ−ル取付具1を介してモ −ル被取付部材3に取付けられ、そのモ−ル2により、モ−ル被取付部材3の溝 4内における接合部等が覆い隠されることになっている。 上記モ−ル2としては、一般的な長尺なものであって、幅方向両側に引掛け部 を有するものが用いられ、モ−ル被取付部材3としては、例えば、車両のル−フ (以下、符号3を用いる)が対象となる。また、モ−ル被取付部材の溝4として は、例えば、ル−フ3に車幅方向両側において車体前後方向に延びるように形成 される溝(以下、符号4を用いる)が対象となり、このような溝4は、図2に示 すように、段状に折曲げたパネル5と6とを接合することにより形成され、その 溝4内には、パネル5と6との接合部が位置される。尚、7は、接合部に設けら れるシ−ラントである。
【0012】 前記モ−ル取付具1は、図1、図2に示すように、クリップ8と、モ−ル被着 部材9とからなっており、いずれもプラスチックにより形成されている。
【0013】 上記クリップ8は、図3〜図5に示すように、クリップ本体10と、一対の係 止爪11とで概略構成されている。
【0014】 上記クリップ本体10は、幅広な開口を有する樋状に形成されており、該クリ ップ本体10の形状は、底部12と、該底部12の幅方向両側に立設される側壁 部13a、13bとにより構成されている。底部12は板状とされており、その 裏面には、両面テ−プ14を配設すべく、配設凹部15がクリップ本体10の延 び方向に延びるようにして形成されている。各側壁部13a(13b)は、底部 12の幅方向両側から該クリップ8の延び方向全体に亘って真っすぐ上方に延び ており、その延び長さは、配設すべき前記溝4の深さよりも短くなっている。
【0015】 上記一対の係止爪11は、上記各側壁部13a(13b)の上端部に、クリッ プ本体10の幅方向内方側においてそれぞれ設けられており、その各係止爪11 は、上方から下方に向うに従ってクリップ本体10の幅方向内方側に向う傾斜面 11aと、この傾斜面11aの下端に連続し水平ないしはやや下降ぎみにクリッ プ本体10の幅方向外方に延びる係止面11bとを有している。
【0016】 前記クリップ本体10における底部12上面には、当初、図3、図4に示すよ うに、前記配設凹所15の略中心位置において把持部16が設けられている。こ の把持部16は、板状をもって底部12上面から離間するように延びており、そ の先端側板面は、底部12に近接する基端側板面対して拡張されている。この先 端側板面の向きはクリップ本体10の延び方向に向けられており、この先端板面 を親指と人指し指とにより把持したとき(つまんだとき)、それらの指の本来の 動きにより、クリップ本体10を該クリップ本体10の幅方向に容易に動かせる ことができるようになっている。 この把持部16には、図3、図4に示すように脆弱部として薄肉部17が形成 されている。この薄肉部17は、把持部16の基端側においてクリップ本体10 における底部12に近接させて設けられており、該薄肉部17は、把持部16の 板面に向って一定以上の力が作用されたとき、図5に示すように破断するように なっている。
【0017】 また、本実施例においては、前記一方の側壁部13a側には、図3〜図5に示 すように、支持補強部18が設けられている。この支持補強部18は、クリップ 本体10の延び方向全体に亘って、一方の側壁部13aにおける上端部と下端部 とからクリップ本体10の幅方向外方に向って延びるように上・下延出部19、 20を形成し、その上・下延出部19、20及び側壁部13aを、クリップ本体 10の延び方向中央において支持部21で一体的に結合する構成とされている。
【0018】 前記モ−ル被着部材9は、図1、図2、図6、図7に示すように、モ−ル2を 被着する被着部22と、前記一対の係止爪11に係合保持される係止脚23とか らなる。
【0019】 上記被着部22は、板状をもってほぼ正方形状に形成される本体部24を備え 、その本体部24の前部(図6中、上端部)に、モ−ル2の幅方向一方側に対す る抜け防止部材として突出部25が設けられると共に、その突出部25を基準と して両側において角状の撓み片26が設けられ、前記本体部24の後部(図7中 、左端部)は、モ−ル2の幅方向他方側における引掛け部の引掛けに利用される ことになっている。このため、モ−ル2が被着部22に被着される場合には、図 7に示すように、両撓み片26によってモ−ル2の幅方向一方側に付勢力を付与 することにより、その付勢力に基づき、該モ−ル2の幅方向他方側が本体部24 の後部に引掛かるようになっている。
【0020】 上記係止脚23は、前記本体部24の両側部から垂下する垂下板部27と、該 両垂下板部27に跨る長尺の一対の拡縮板部28、29と、該各拡縮板部28、 29にそれぞれ設けられる係止爪30とからなる。 上記両垂下板部27は、対向して配設され、その各垂下板部27と本体部24 との結合位置は、図7に示すように、前記本体部の後部より若干前部寄りの位置 とされ、これにより、本体部24の後部が、その後部全体に亘ってモ−ル2の幅 方向他方側を引掛けることができるようになっている。 また、この両垂下板部27の先端部には、切欠き孔31がそれぞれ形成されて おり、その各切欠き孔31は、該各垂下板部27の板面部だけでなく先端におい ても外方に開放されている。
【0021】 上記一対の拡縮板部28、29は、その一方の拡縮板部28が前記両垂下板部 27の側部に本体部24の後部寄りにおいて結合され、その拡縮部28と本体部 24の後部との間にはスリット32が該拡縮板部28の長手方向全体に亘って形 成されている。 他方の拡縮板部29は、前記両垂下板部27の側部に本体部24の後部よりも 遠い側において、外側に凸となるように湾曲させて結合され、その拡縮板部29 と本体部24の後部との間にもスリット33が該拡縮板部29の長手方向全体に 亘って形成されている。 この両拡縮板部28、29の間隔は、最も長い位置において前記クリップ8に おける両側壁部13a、13b間の間隔と略等しくなるように設定されている。
【0022】 上記各係止爪30は、前記各拡縮板部28(29)の長手方向中央に位置され ており、該各係止爪30は、前記クリップ8における係止爪11と係合可能とす べく、該クリップ8の係止爪11と反対形状、すなわち、図7に示すように、係 止面30aと傾斜面30bとを有するようになっている。
【0023】 次に、上記モ−ル取付具1の使用方法について説明するが、モ−ル取付具1は 、溝4の延び方向における複数の位置において用いられることになっており、説 明の便宜上、以下、その一つについて説明する。 クリップ8は、使用前においては、図3に示すような状態となっており、その クリップ8における把持部16の先端部を把持し、図8に示すように(図8にお いては、把持部16は図示略)、クリップ本体10における他方の側壁部13b を溝4の側壁に当接させた状態で沿わせ、その状態でクリップ8を降し、該クリ ップ本体10の底部12を溝4底部に押し付ける。これにより、クリップ8は溝 4底部に両面テ−プ14を介して固着される。 この場合、把持部16の先端側板面を親指と人指し指とにより把持すれば、そ れらの指の本来の動きにより、クリップ本体10を該クリップ本体10の幅方向 に容易に動かせることから、溝4幅方向におけるクリップ8の位置決めを容易に することができることになる。
【0024】 次に、把持部16の先端部に前記指により力を作用させる。これにより、図5 に示すように、薄肉部17が破断することになり、これに基づき、把持部16を クリップ8から取り除く。
【0025】 次に、モ−ル被着部材9にモ−ル2を被着した後、溝4内のクリップ8位置に 対しての大体の目安をもって、それを溝4内に落し込む。これにより、クリップ 本体10の両側壁部13a、13b間の間隔が従来よりも拡げられていることか ら、モ−ル被着部材9に被着されるモ−ル2により上方から溝4内への視界が避 えぎられるとしても、モ−ル被着部材9の係止脚23はほぼ確実にその両側壁部 13a、13b間に入込むことになる。 この場合、両側壁部13a、13bにおける係止爪11の傾斜面11aは、モ −ル被着部材9の係止脚23を落し込むための案内面として機能することになり 、これにより、上記確実性は高いものとなる。 しかも、特に本実施例においては、図8に示すように、クリップ本体10にお ける他方の側壁部13bの肉厚が薄くされ、クリップ本体10の両側壁部13a 、13b間が溝4の側壁に隣接するように位置されることになっている。このた め、図8の矢印で示すように、クリップ本体10における他方の側壁部13bが 位置する側のル−フ(モ−ル被取付部材)面に沿わせつつ溝4内に落し込めば、 モ−ル被着部材9の係止脚23はクリップ本体10の両側壁部13a、13b間 に必ず入込むことになり、上記確実性は一層高いものとなる。
【0026】 モ−ル被着部材9の係止脚23がクリップ本体10の両側壁部13a、13b 間に入込むと、クリップ8上にモ−ル被着部材9が不安定な状態で載ることにな るが、モ−ル2が平坦になるように、作業者がモ−ル2を介してモ−ル被着部材 9に対して力を上側から加えれば、モ−ル被着部材9の一対の拡縮板部28、2 9は、クリップ8における係止爪11の作用を受けて互いに近づくように撓み、 その係止爪11を通り過ぎると、復帰することになり、この結果、モ−ル被着部 材9の係止爪30とクリップ8の係止爪11とが係合し、クリップ8にモ−ル被 着部材9の係止脚23が係合保持される。またこれと同時に、モ−ル被着部材9 における本体部24の前部が支持補強部18により支えられることになる。これ により、モ−ル2は、モ−ル取付具1を介してル−フ3に保持されることになり 、該モ−ル2は、溝4を覆うことになる。 この場合、クリップ本体10の底部12に、図5に示すように、除去した把持 部16の残部16aが残るが、モ−ル被着部材9における垂下板部27に切欠き 孔31が形成されているため、該残部16aがモ−ル被着部材9の取付けに支障 を与えることはない。
【0027】 一方、モ−ル2を取外す場合においては、スリット32が利用される。すなわ ち、スリット32から挿入具(図示略)を差し込み、その先端をクリップ本体1 0の底部12に当接させ、その点を支点として、挿入具を押し上げれば、モ−ル 被着部材9は、クリップ8から容易に外れることになる。 この場合、挿入具の先端は、クリップ8の先端に当接し、溝4底部自体には当 接しないため、その挿入具によって溝4底部の塗膜が傷つけられることはない。
【0028】 したがって、上記モ−ル取付具1を用いれば、ル−フ3における溝4内のクリ ップ8に対してモ−ル被着部材9を取付けるに際し、モ−ル被着部材9の係止脚 23をクリップ本体10の両側壁部13a、13b間に必ず入込ませることがで き、その後、単に、モ−ル2が平坦になるように、作業者がモ−ル2を介してモ −ル被着部材9に対して力を上側から加えれば、一対の拡縮板部28,29が互 いに近づくように撓んだ後、モ−ル被着部材9の係止脚23がクリップ8の係止 爪11に係合保持されることになることから、溝4内のクリップ8に対するモ− ル被着部材9の取付けは極めて容易となる。 しかも、モ−ル被着部材9は、クリップ8に対してのみ係合保持され、該モ− ル被着部材9とル−フ3(パネル5,6)とは係合保持関係はなく、ル−フ3の 塗装膜が傷められる虞れはないことから、ル−フ3における錆の発生を防止でき ることになる。 また、把持部16を用いて、クリップ8を、比較的狭いル−フ4の溝4内にお いて容易に位置決めすることができると共に、該溝4の底部に強く押し付けるこ とができ、しかも、その後は、把持部16を容易に除去できることになることか ら、この後のモ−ル被着部材9の取付けに支障を与えることなく、溝4内へのク リップ8の取付けを容易にすることができることになる。 さらに、クリップ8を溝4幅方向において位置決めするに際しては、人間本来 の指の動きを利用して、該溝4内でのクリップ本体10の位置決め作業を容易に することができることになる。
【0029】 図9は第2実施例、図3は第3実施例を示す。この各実施例において、前記実 施例と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。 図9の第2実施例は、把持部16の先端部をクリップ本体10の幅方向に延ば すようにしたものである。 図10の第3実施例は、把持部16の基端部をクリップ本体10における両側 壁部13a,13bに跨るようにして取付け、把持部16による溝4底部に対す るクリップ本体10の押し付けを効果的に行おうとしたものである。
【0030】
【考案の効果】
以上述べたように第1〜第3の考案にあっては、モ−ル被取付部材における溝 内のクリップに対するモ−ル被着部材の取付けを極めて容易することができると 共に、モ−ル被取付部材における錆の発生を防止できる。 また、第2の考案にあっては、モ−ル被着部材の取付けに支障を与えることな く、モ−ル被取付部材における溝内へのクリップの取付けを容易にすることがで きる。 さらに、第3の考案にあっては、溝内でのクリップの位置決め作業を容易にす ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るモ−ル取付具を説明する
斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】実施例に係るクリップを示す斜視図。
【図4】図3に係るクリップの拡大正面図。
【図5】図4に係るクリップにおいて把持部が破断した
状態を説明する説明図。
【図6】モ−ル被着部材を裏面側から示す図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】溝内におけるクリップに対するモ−ル被着部材
の取付けを説明する説明図。
【図9】第2実施例に係るクリップを示す斜視図。
【図10】第3実施例に係るクリップを示す斜視図。
【符号の説明】
1 モ−ル取付具 2 モ−ル 3 ル−フ 4 溝 8 クリップ 9 モ−ル被着部材 10 クリップ本体 11 係止爪 13a 側壁部 13b 側壁部 16 把持部 17 薄肉部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モ−ル被取付部材の溝内底部に固定され
    るクリップと、モ−ルを被着するモ−ル被着部材とから
    なり、該モ−ル被着部材が該モ−ル被着部材の係止脚を
    介して前記クリップに着脱可能に保持されるモ−ル取付
    具において、 前記クリップが、幅広な開口を有する樋状のクリップ本
    体と、該クリップ本体の両側壁部に該クリップ本体の幅
    方向内方側においてそれぞれ設けられて前記モ−ル被着
    部材の係止脚を係合保持する係止爪と、を有している、 ことを特徴とするモ−ル取付具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記クリップ本体の底部上面に把持部が上方に延びるよ
    うにして設けられ、 前記把持部には、前記クリップ本体の底部に近接した位
    置において脆弱部が形成されている、 ことを特徴とするモ−ル取付具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記把持部は、板状とされ、 該把持部の板面は前記モ−ル被取付部材の溝の延び方向
    に向けられている、 ことを特徴とするモ−ル取付具。
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