JPH06322045A - 超高分子量ポリエチレンを基礎とするグラフトポリマー - Google Patents
超高分子量ポリエチレンを基礎とするグラフトポリマーInfo
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- JPH06322045A JPH06322045A JP3241839A JP24183991A JPH06322045A JP H06322045 A JPH06322045 A JP H06322045A JP 3241839 A JP3241839 A JP 3241839A JP 24183991 A JP24183991 A JP 24183991A JP H06322045 A JPH06322045 A JP H06322045A
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- anhydride
- alkenecarboxylic
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F255/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
- C08F255/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 基礎ポリマーとしての分子量≧1,000,
000g mol-1の超高分子量ポリエチレンおよびグラ
フトモノマーとしのアルケンカルボン酸又はアルケンカ
ルボン酸無水物で構成されるグラフトポリマー。 【効果】 このグラフトポリマーは超高分子量ポリエチ
レンに比較して変更され且つ改善された性質を有してい
る。
000g mol-1の超高分子量ポリエチレンおよびグラ
フトモノマーとしのアルケンカルボン酸又はアルケンカ
ルボン酸無水物で構成されるグラフトポリマー。 【効果】 このグラフトポリマーは超高分子量ポリエチ
レンに比較して変更され且つ改善された性質を有してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎ポリマーとしての
超高分子量ポリエチレンで構成されておりそして該超高
分子量ポリエチレンに比較して変性され且つ改善された
性質を持つグラフトポリマー、その製法およびその用途
に関する。
超高分子量ポリエチレンで構成されておりそして該超高
分子量ポリエチレンに比較して変性され且つ改善された
性質を持つグラフトポリマー、その製法およびその用途
に関する。
【0002】
【従来の技術】過去には、種々のポリエチレンの性質を
添加物の添加によっておよび/または化学的反応によっ
て所望の様に改善する実験が行なわれてきた。
添加物の添加によっておよび/または化学的反応によっ
て所望の様に改善する実験が行なわれてきた。
【0003】ヨーロッパ特許出願公開第0,170,7
90号明細書には、超高分子量ポリエチレンの他に、該
超高分子量ポリエチレンを基準として0.1〜25重量
% の、少なくとも2つのカルボン酸基を持つ有機カルボ
ン酸および超高分子量ポリエチレンを基準として0.0
1〜2.5重量% のルイス塩基を含有する組成物が開示
されている。この組成物は超高分子量ポリエチレンを有
機カルボン酸およびルイス塩基、特にステアリン酸亜鉛
またはステアリン酸アルミニウムと混合することによっ
て得られる。この混合物を次いで高温のもとで例えばス
クリュー式押出機によって加工することができる。
90号明細書には、超高分子量ポリエチレンの他に、該
超高分子量ポリエチレンを基準として0.1〜25重量
% の、少なくとも2つのカルボン酸基を持つ有機カルボ
ン酸および超高分子量ポリエチレンを基準として0.0
1〜2.5重量% のルイス塩基を含有する組成物が開示
されている。この組成物は超高分子量ポリエチレンを有
機カルボン酸およびルイス塩基、特にステアリン酸亜鉛
またはステアリン酸アルミニウムと混合することによっ
て得られる。この混合物を次いで高温のもとで例えばス
クリュー式押出機によって加工することができる。
【0004】加工方法は、有機系カルボン酸およびルイ
ス塩基が超高分子量ポリエチレン粒子を被覆しそして加
工の間に潤滑剤の作用を果たすので可能である。
ス塩基が超高分子量ポリエチレン粒子を被覆しそして加
工の間に潤滑剤の作用を果たすので可能である。
【0005】米国特許第4,147,740号明細書に
は変性されたグラフトポリエチレンの製造方法が記載さ
れており、この方法ではポリエチレンを該ポリエチレン
を基準として0.1〜1.5重量% の不飽和のポリカル
ボン酸無水物、特に無水マレイン酸と混合しそして少な
くとも60秒の半減期を持つ有機系過酸化物の存在下に
140〜210℃で溶融物として反応させている。米国
特許第4,147,740号明細書には、変性グラフト
−ポリエチレンの製造に超高分子量ポリエチレンを使用
することは示唆されていない。
は変性されたグラフトポリエチレンの製造方法が記載さ
れており、この方法ではポリエチレンを該ポリエチレン
を基準として0.1〜1.5重量% の不飽和のポリカル
ボン酸無水物、特に無水マレイン酸と混合しそして少な
くとも60秒の半減期を持つ有機系過酸化物の存在下に
140〜210℃で溶融物として反応させている。米国
特許第4,147,740号明細書には、変性グラフト
−ポリエチレンの製造に超高分子量ポリエチレンを使用
することは示唆されていない。
【0006】超高分子量ポリエチレンとは、低圧合成の
条件のもとでおよびチグラー触媒の使用下に製造される
非常に高い重合度のポリエチレンを意味する。それの粘
度測定での分子量は少なくとも1,000,000g
mol-1であり、分子量の増加と共に一連の工業的に重
要な性質、例えば切欠き衝撃強度、熱間形状安定性、高
温のもとでの引裂強さおよび耐摩耗性が向上する。これ
ら性質の組合せは、高温でだけでなく低温でも使用材料
に求められる耐応力性および耐荷力を強く求める用途分
野を超高分子量ポリエチレンに開くことになる。超高分
子量ポリエチレンの接着強度が不足していることが成形
部材を被覆する場合に欠点であることが判っている。
条件のもとでおよびチグラー触媒の使用下に製造される
非常に高い重合度のポリエチレンを意味する。それの粘
度測定での分子量は少なくとも1,000,000g
mol-1であり、分子量の増加と共に一連の工業的に重
要な性質、例えば切欠き衝撃強度、熱間形状安定性、高
温のもとでの引裂強さおよび耐摩耗性が向上する。これ
ら性質の組合せは、高温でだけでなく低温でも使用材料
に求められる耐応力性および耐荷力を強く求める用途分
野を超高分子量ポリエチレンに開くことになる。超高分
子量ポリエチレンの接着強度が不足していることが成形
部材を被覆する場合に欠点であることが判っている。
【0007】それにもかかわらず超高分子量ポリエチレ
ンを被覆剤として用いるとができる為には、超高分子量
ポリエチレンの表面を別の処理に委ねる。火炎処理、粗
面化処理、スパーク放電処理、溶剤での処理または酸洗
い浴への浸漬によって、この種の超高分子量ポリエチレ
ンの表面には、後加工を可能とするある程度の接着性が
得られる。
ンを被覆剤として用いるとができる為には、超高分子量
ポリエチレンの表面を別の処理に委ねる。火炎処理、粗
面化処理、スパーク放電処理、溶剤での処理または酸洗
い浴への浸漬によって、この種の超高分子量ポリエチレ
ンの表面には、後加工を可能とするある程度の接着性が
得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、一方において
はポリエチレンの性質を実質的に有し、もう一方におい
ては改善された耐摩耗性を有しそして同時に、──前述
の通り──接着性を得る為に別の後処理を必要とするこ
となしに良好な接着強度を示す物質が要求されている。
かゝる物質を提供することが本発明の課題である。
はポリエチレンの性質を実質的に有し、もう一方におい
ては改善された耐摩耗性を有しそして同時に、──前述
の通り──接着性を得る為に別の後処理を必要とするこ
となしに良好な接着強度を示す物質が要求されている。
かゝる物質を提供することが本発明の課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、基礎ポリマ
ーとしての分子量≧1,000,000g mol-1のポ
リエチレン95〜99.9重量部およびグラフトモノマ
ーとしてのアルケンカルボン酸又はアルケンカルボン酸
無水物5〜0.1重量部を含有するグラフトポリマーに
よって解決される。
ーとしての分子量≧1,000,000g mol-1のポ
リエチレン95〜99.9重量部およびグラフトモノマ
ーとしてのアルケンカルボン酸又はアルケンカルボン酸
無水物5〜0.1重量部を含有するグラフトポリマーに
よって解決される。
【0010】本発明のグラフトポリマー中に含まれるポ
リエチレンは──製法の結果として──未架橋のおよび
架橋したポリエチレンより成り、これにアルケンカルボ
ン酸またはアルケンカルボン酸無水物がグラフトしてい
る。ポリエチレンの架橋度、即ち架橋したポリエチレン
の百分率的割合は30〜98% 、特に40〜95% であ
る。
リエチレンは──製法の結果として──未架橋のおよび
架橋したポリエチレンより成り、これにアルケンカルボ
ン酸またはアルケンカルボン酸無水物がグラフトしてい
る。ポリエチレンの架橋度、即ち架橋したポリエチレン
の百分率的割合は30〜98% 、特に40〜95% であ
る。
【0011】グラフトポリマーは、分子量≧1,00
0,000g mol-1のポリエチレン96.0〜99.
5重量部、殊に96.5〜99.0、特に97.0〜9
9.0重量部およびアルケンカルボン酸またはアルケン
カルボン酸無水物4.0〜0.5重量部、殊に3.5〜
1.0重量部、特に3.0〜1.0重量部を含有してい
る。
0,000g mol-1のポリエチレン96.0〜99.
5重量部、殊に96.5〜99.0、特に97.0〜9
9.0重量部およびアルケンカルボン酸またはアルケン
カルボン酸無水物4.0〜0.5重量部、殊に3.5〜
1.0重量部、特に3.0〜1.0重量部を含有してい
る。
【0012】グラフトポリマーは二次的な割合で別の添
加物質、例えば添加剤、安定剤または滑剤を含有してい
てもよい。
加物質、例えば添加剤、安定剤または滑剤を含有してい
てもよい。
【0013】本発明のグラフトポリマーは、超高分子量
ポリエチレンにとって一般的な性質を本質的に有してい
るだけでなく、原料物質(基礎ポリマー)に比較して明
らかに改善された耐摩耗性を有している。
ポリエチレンにとって一般的な性質を本質的に有してい
るだけでなく、原料物質(基礎ポリマー)に比較して明
らかに改善された耐摩耗性を有している。
【0014】耐摩耗性を測定する為には、いおわゆるサ
ンドスラリー試験(Sand−Slurry−Test
s)、即ち試験法としてJ.Berzen、CZ−Ch
emie−Technik 3(1974)、第129
〜134頁に詳細に説明されているスラリー法を使用す
る。この場合に選択される実験装置は、2重量部の水お
よび3重量部の特定の粒度の珪砂より成るスラリーが充
填されているクロム−ニッケル鋼より成る互いに並んで
置かれた摩耗用容器の平行に配置された複数の列で構成
されている。これらの容器中で長方形の試料(寸法:7
6.2mm×25.4mm×6.35mm)を回転させ
る。各試料を攪拌用軸に固定しそして例えば300、6
00および1,200回転/分の所定の速度で摩擦用容
器の底の上方一定距離の所で回転させる。水−砂−スラ
リーが試料と一緒に回転するのを避ける為に──一緒の
回転は、摩耗が著しく減少させる結果をもたらす──、
摩耗用容器に、流動ブレーカーとして作用しそして水−
砂−スラリーの乱流を保証する交差して配置された棒状
物がある。
ンドスラリー試験(Sand−Slurry−Test
s)、即ち試験法としてJ.Berzen、CZ−Ch
emie−Technik 3(1974)、第129
〜134頁に詳細に説明されているスラリー法を使用す
る。この場合に選択される実験装置は、2重量部の水お
よび3重量部の特定の粒度の珪砂より成るスラリーが充
填されているクロム−ニッケル鋼より成る互いに並んで
置かれた摩耗用容器の平行に配置された複数の列で構成
されている。これらの容器中で長方形の試料(寸法:7
6.2mm×25.4mm×6.35mm)を回転させ
る。各試料を攪拌用軸に固定しそして例えば300、6
00および1,200回転/分の所定の速度で摩擦用容
器の底の上方一定距離の所で回転させる。水−砂−スラ
リーが試料と一緒に回転するのを避ける為に──一緒の
回転は、摩耗が著しく減少させる結果をもたらす──、
摩耗用容器に、流動ブレーカーとして作用しそして水−
砂−スラリーの乱流を保証する交差して配置された棒状
物がある。
【0015】砂の影響の為に、試験すべき試料を摩擦に
よって生じる摩耗に耐え、試験すべき材料の異なる密度
の為に相対的な体積摩耗値が示される。この場合には、
特定の超高分子量ポリエチレンについて摩耗値を任意に
100に設定しそして相応する比較値はこれを基準とす
る。この場合低い相対的体積摩耗値は高い耐摩耗性に相
当する。
よって生じる摩耗に耐え、試験すべき材料の異なる密度
の為に相対的な体積摩耗値が示される。この場合には、
特定の超高分子量ポリエチレンについて摩耗値を任意に
100に設定しそして相応する比較値はこれを基準とす
る。この場合低い相対的体積摩耗値は高い耐摩耗性に相
当する。
【0016】原料(基礎ポリマー)として用いる接着力
を有していない未架橋の超高分子量ポリエチレンに比較
してグラフト−コポリマーは良好な接着強度を示す。こ
の接着強度は、超高分子量ポリエチレンに導入されるア
ルケンカルボン酸基またはアルケンカルボン酸無水物基
の結果である。反応性基数の増加と共に剥離強度として
測定される接着強度も向上する。剥離強度は、100重
量部の(超高分子量ポリエチレンおよびアルケンカルボ
ン酸またはアルケンカルボン酸無水物)を基準として
0.5〜5.0重量部のアルケンカルボン酸またはアル
ケンカルボン酸無水物の値の場合に例えば2〜3Nであ
る最大値に達する。
を有していない未架橋の超高分子量ポリエチレンに比較
してグラフト−コポリマーは良好な接着強度を示す。こ
の接着強度は、超高分子量ポリエチレンに導入されるア
ルケンカルボン酸基またはアルケンカルボン酸無水物基
の結果である。反応性基数の増加と共に剥離強度として
測定される接着強度も向上する。剥離強度は、100重
量部の(超高分子量ポリエチレンおよびアルケンカルボ
ン酸またはアルケンカルボン酸無水物)を基準として
0.5〜5.0重量部のアルケンカルボン酸またはアル
ケンカルボン酸無水物の値の場合に例えば2〜3Nであ
る最大値に達する。
【0017】接合部の種々の応力負荷、例えば張力、衝
撃および剥離の内、剥離が接着挙動を評価するのに、従
って接着強度を評価するのに使用できる。剥離強度は、
規定された剥離距離にわたってポリエチレン被覆物の特
定のフィルムを剥離する為に必要とされる力と定義され
る。これは、接合を解く為に必要とされる引裂長さ当た
りの力である。初期の引裂力と伝播引裂力との間には相
違がある。後者は系の接着強度にとって卓越的に重要で
ある。接合すべき成分としてはアルミニウム薄板を使用
し、その上に超高分子量ポリエチレンを適用する。
撃および剥離の内、剥離が接着挙動を評価するのに、従
って接着強度を評価するのに使用できる。剥離強度は、
規定された剥離距離にわたってポリエチレン被覆物の特
定のフィルムを剥離する為に必要とされる力と定義され
る。これは、接合を解く為に必要とされる引裂長さ当た
りの力である。初期の引裂力と伝播引裂力との間には相
違がある。後者は系の接着強度にとって卓越的に重要で
ある。接合すべき成分としてはアルミニウム薄板を使用
し、その上に超高分子量ポリエチレンを適用する。
【0018】剥離強度の測定は、ツビック(Zwic
k)引張試験機(垂直型構造)を用いて行う。この機械
の固定下あご部において接合物系の90°だけ曲げた面
(30×100mm2 )を固定する。この場合、実際の
接着面積(70×100mm2)は固定下あご部に対し
て垂直である。
k)引張試験機(垂直型構造)を用いて行う。この機械
の固定下あご部において接合物系の90°だけ曲げた面
(30×100mm2 )を固定する。この場合、実際の
接着面積(70×100mm2)は固定下あご部に対し
て垂直である。
【0019】引っ張り速度は50mm/分である。生じ
る引裂−および剥離力は記録装置によって記録する。
る引裂−および剥離力は記録装置によって記録する。
【0020】グラフトポリマーはアルケンカルボン酸
(グラフトモノマー)としてマレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、アクリル酸又はメタクリル酸、
特にアクリル酸を含有している。
(グラフトモノマー)としてマレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、アクリル酸又はメタクリル酸、
特にアクリル酸を含有している。
【0021】グラフトポリマーはアルケンカルボン酸無
水物(グラフトモノマー)として無水マレイン酸、無水
イタコン酸、無水クロトン酸、無水アクリル酸または無
水メタクリル酸、特に無水マレイン酸を含有している。
水物(グラフトモノマー)として無水マレイン酸、無水
イタコン酸、無水クロトン酸、無水アクリル酸または無
水メタクリル酸、特に無水マレイン酸を含有している。
【0022】100重量部(超高分子量ポリエチレンお
よび無水マレイン酸)を基準として1〜3重量部を含有
しているグラフトポリマーが特に有利である。
よび無水マレイン酸)を基準として1〜3重量部を含有
しているグラフトポリマーが特に有利である。
【0023】更に本発明は、超高分子量ポリエチレンを
アルケンカルボン酸とまたはアルケンカルボン酸無水物
およびラジカル形成性開始剤と混合し、生じる混合物を
高圧で予備圧縮しそして200〜250℃の温度および
4.0〜20.0MPaの圧力で焼結しそして次に圧力
の保持下に冷却することによって、グラフトポリマーを
製造する方法にも関する。
アルケンカルボン酸とまたはアルケンカルボン酸無水物
およびラジカル形成性開始剤と混合し、生じる混合物を
高圧で予備圧縮しそして200〜250℃の温度および
4.0〜20.0MPaの圧力で焼結しそして次に圧力
の保持下に冷却することによって、グラフトポリマーを
製造する方法にも関する。
【0024】超高分子量ポリエチレントしては、分子量
1,000,000〜10,000,000、殊に2,
000,000〜8,500,000、特に3,00
0,000〜8,000,000g mol-1の市販の
製品を微細状態で、例えば顆粒または粉末として使用す
る。アルケン酸としてはマレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、アクリル酸又はメタクリル酸、特に
マレイン酸がある。
1,000,000〜10,000,000、殊に2,
000,000〜8,500,000、特に3,00
0,000〜8,000,000g mol-1の市販の
製品を微細状態で、例えば顆粒または粉末として使用す
る。アルケン酸としてはマレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、アクリル酸又はメタクリル酸、特に
マレイン酸がある。
【0025】アルケンカルボン酸無水物としては無水マ
レイン酸、無水イタコン酸、無水クロトン酸、無水アク
リル酸または無水メタクリル酸、特に無水マレイン酸が
使用される。ラジカル形成性化合物としては有機系過酸
化物およびヒドロペルオキシドが実証されている。特に
有利なのはジアシルペルオキサイド、ペルオキシジカル
ボナート、アルキルペルエステル、ペルケタール、ジア
ルキルペルオキサイド、ケトンペルオキサイドおよびア
ルキルヒドロペルオキサイドである。なかでも、2,5
−ジメチル−2,5−ビス−(第三ブチルペルオキシ)
−ヘキサン、3,3,6,6,9,9−ヘキサメチル−
1,2,4,5−テトラオキサ−シクロノナンである。
レイン酸、無水イタコン酸、無水クロトン酸、無水アク
リル酸または無水メタクリル酸、特に無水マレイン酸が
使用される。ラジカル形成性化合物としては有機系過酸
化物およびヒドロペルオキシドが実証されている。特に
有利なのはジアシルペルオキサイド、ペルオキシジカル
ボナート、アルキルペルエステル、ペルケタール、ジア
ルキルペルオキサイド、ケトンペルオキサイドおよびア
ルキルヒドロペルオキサイドである。なかでも、2,5
−ジメチル−2,5−ビス−(第三ブチルペルオキシ)
−ヘキサン、3,3,6,6,9,9−ヘキサメチル−
1,2,4,5−テトラオキサ−シクロノナンである。
【0026】グラフトモノマー、即ちアルケンカルボン
酸またはアルケンカルボン酸無水物を、適当な溶剤に溶
解したラジカル形成性開始剤と一緒に超高分子量ポリエ
チレンに添加し、この混合物を次いで激しく攪拌しそし
て次いで溶剤を蒸発によって除くのが有利であることが
判っている。
酸またはアルケンカルボン酸無水物を、適当な溶剤に溶
解したラジカル形成性開始剤と一緒に超高分子量ポリエ
チレンに添加し、この混合物を次いで激しく攪拌しそし
て次いで溶剤を蒸発によって除くのが有利であることが
判っている。
【0027】アルケンカルボン酸またはアルケンカルボ
ン酸無水物およびラジカル形成性開始剤を含有する溶液
を製造する為には、比較的に低い沸点の極性有機溶剤、
例えば炭素原子数3〜5の脂肪族ケトン並びに脂肪族エ
ステル、脂環式エーテル、例えばテトラヒドロフランま
たはジオキサンが適している。特に、アセトン、メチル
イソブチルケトン、プロピレンカルボナート、ホルムア
ミド、アクリル酸エステルおよび酢酸メチルエステル、
特にアセトンを溶剤として使用することが実証されてい
る。
ン酸無水物およびラジカル形成性開始剤を含有する溶液
を製造する為には、比較的に低い沸点の極性有機溶剤、
例えば炭素原子数3〜5の脂肪族ケトン並びに脂肪族エ
ステル、脂環式エーテル、例えばテトラヒドロフランま
たはジオキサンが適している。特に、アセトン、メチル
イソブチルケトン、プロピレンカルボナート、ホルムア
ミド、アクリル酸エステルおよび酢酸メチルエステル、
特にアセトンを溶剤として使用することが実証されてい
る。
【0028】この浸漬工程によってアルケンカルボン酸
またはアルケンカルボン酸無水物並びにラジカル形成性
開始剤が基礎ポリマーの上に非常に均一に分布すること
が保証される。この混合物を1〜50MPaの圧力のも
とで賦形し(予備圧縮)、次いで200〜250℃、殊
に210〜240℃、特に215〜230℃に4〜20
MPa、特に5〜15MPa、特に6〜12MPaの圧
力のもとで焼結する。この場合、混合物が完全に可塑化
されそして出来るだけ均一なグラフトポリマーが得られ
るのに十分な時間をかけるように注意するべきである。
焼結時間は、それぞれに製造される成形体の寸法を考慮
して30〜180分、殊に40〜120分、特に45〜
90分であるべきである。
またはアルケンカルボン酸無水物並びにラジカル形成性
開始剤が基礎ポリマーの上に非常に均一に分布すること
が保証される。この混合物を1〜50MPaの圧力のも
とで賦形し(予備圧縮)、次いで200〜250℃、殊
に210〜240℃、特に215〜230℃に4〜20
MPa、特に5〜15MPa、特に6〜12MPaの圧
力のもとで焼結する。この場合、混合物が完全に可塑化
されそして出来るだけ均一なグラフトポリマーが得られ
るのに十分な時間をかけるように注意するべきである。
焼結時間は、それぞれに製造される成形体の寸法を考慮
して30〜180分、殊に40〜120分、特に45〜
90分であるべきである。
【0029】焼結の間には、超高分子量ポリエチレンの
無制御分解をもたらす剪断力が可塑化材料にかからない
ように厳密に注意するべきである。この理由から、強い
剪断力を材料に与えるスクリュー式押出機によるヨーロ
ッパ特許出願公開第0,170,790号明細書および
米国特許第4,147,740号明細書に従う加工は不
可能である。
無制御分解をもたらす剪断力が可塑化材料にかからない
ように厳密に注意するべきである。この理由から、強い
剪断力を材料に与えるスクリュー式押出機によるヨーロ
ッパ特許出願公開第0,170,790号明細書および
米国特許第4,147,740号明細書に従う加工は不
可能である。
【0030】しかしながら押出成形によって賦形するこ
とは可能である。この場合、ラム式押出機を使用し、押
出成形の間に剪断力の発生を避ける。
とは可能である。この場合、ラム式押出機を使用し、押
出成形の間に剪断力の発生を避ける。
【0031】放出されるラジカルによって開始される反
応の為に、アルケンカルボン酸またはアルケンカルボン
酸無水物が超高分子量ポリエチレンにグラフトするだけ
でなく、超高分子量ポリエチレンの部分的な架橋も生じ
る。この架橋度は──既に記載した通り──30〜98
% である。架橋したポリエチレンは通例の測定法では分
子量をもはや測定できない。
応の為に、アルケンカルボン酸またはアルケンカルボン
酸無水物が超高分子量ポリエチレンにグラフトするだけ
でなく、超高分子量ポリエチレンの部分的な架橋も生じ
る。この架橋度は──既に記載した通り──30〜98
% である。架橋したポリエチレンは通例の測定法では分
子量をもはや測定できない。
【0032】ポリエチレンの架橋度は用いるラジカル形
成性開始剤の量に依存している。開始剤の量の増加は架
橋度を増加させ、減少は架橋度を低下させる。
成性開始剤の量に依存している。開始剤の量の増加は架
橋度を増加させ、減少は架橋度を低下させる。
【0033】アルケンカルボン酸またはアルケンカルボ
ン酸無水物をできるだけ完全にグラフトポリマー中に組
入れることを確実にする為に、特定量のラジカル形成性
開始剤が必要とされる。1モルのアルケンカルボン酸ま
たはアルケンカルボン酸無水物当たり0.1〜2.0、
殊に0.3〜1.8、特に0.5〜1.5モルのラジカ
ル形成性開始剤を使用する。
ン酸無水物をできるだけ完全にグラフトポリマー中に組
入れることを確実にする為に、特定量のラジカル形成性
開始剤が必要とされる。1モルのアルケンカルボン酸ま
たはアルケンカルボン酸無水物当たり0.1〜2.0、
殊に0.3〜1.8、特に0.5〜1.5モルのラジカ
ル形成性開始剤を使用する。
【0034】
【実施例】以下の実施例にて本発明を更に詳細に説明す
る。しかし本発明はこれらに制限されない。実験部分 実施例1〜4 基礎ポリマーとして以下の物理的性質を示す超高分子量
ポリエチレンを使用する:均一に圧縮した材料の密度
(DIN 53,479によって測定)は0.93 g/
cm3 であり、粘度数((DIN 53,728によっ
て135℃、0.0003 g/cm3 のデカヒドロナフ
タリン中濃度で測定)は2,300ml/gであり、平
均分子量(Margoliesの式 M=5.37×1
04 〔η〕1.49に従って計算)は4.4×106 gmo
l-1であり、溶融指数MFI(190/21.6)g/
10分(DIN 53,735によって測定)は測定で
きない。摩耗量(サンドスラリー法に従って測定;1,
200回転/分で24時間、珪砂粒子0.2〜1.0m
m)ha100である。
る。しかし本発明はこれらに制限されない。実験部分 実施例1〜4 基礎ポリマーとして以下の物理的性質を示す超高分子量
ポリエチレンを使用する:均一に圧縮した材料の密度
(DIN 53,479によって測定)は0.93 g/
cm3 であり、粘度数((DIN 53,728によっ
て135℃、0.0003 g/cm3 のデカヒドロナフ
タリン中濃度で測定)は2,300ml/gであり、平
均分子量(Margoliesの式 M=5.37×1
04 〔η〕1.49に従って計算)は4.4×106 gmo
l-1であり、溶融指数MFI(190/21.6)g/
10分(DIN 53,735によって測定)は測定で
きない。摩耗量(サンドスラリー法に従って測定;1,
200回転/分で24時間、珪砂粒子0.2〜1.0m
m)ha100である。
【0035】実施例1においては99.0重量部の上記
の物性のポリエチレンを1.0重量部の無水マレイン酸
と反応させそしてこれに対して実施例2では97.0重
量部の上記の物性のポリエチレンを3.0重量部の無水
マレイン酸と反応させる。ラジカル形成性開始剤(過酸
化物)としては2,5−ジメチル−2,5−ビス−(第
三ブチルペルオキシ)−ヘキサン(I)を使用する。粉
末状の超高分子量ポリエチレンを1.0重量部の無水マ
レイン酸、0.5重量部の上述の過酸化物および3.0
重量部のアセトン(実施例1)または3重量部の無水マ
レイン酸、1.5重量部の過酸化物および9.0重量部
のアセトン(実施例2)より成る溶液と混ぜ、そしてタ
ンブルミキサーによって十分に混合する。次いでアセト
ンを蒸発させる。無水マレイン酸および過酸化物に浸漬
した超高分子量ポリエチレンを次いで賦形下に加工す
る。
の物性のポリエチレンを1.0重量部の無水マレイン酸
と反応させそしてこれに対して実施例2では97.0重
量部の上記の物性のポリエチレンを3.0重量部の無水
マレイン酸と反応させる。ラジカル形成性開始剤(過酸
化物)としては2,5−ジメチル−2,5−ビス−(第
三ブチルペルオキシ)−ヘキサン(I)を使用する。粉
末状の超高分子量ポリエチレンを1.0重量部の無水マ
レイン酸、0.5重量部の上述の過酸化物および3.0
重量部のアセトン(実施例1)または3重量部の無水マ
レイン酸、1.5重量部の過酸化物および9.0重量部
のアセトン(実施例2)より成る溶液と混ぜ、そしてタ
ンブルミキサーによって十分に混合する。次いでアセト
ンを蒸発させる。無水マレイン酸および過酸化物に浸漬
した超高分子量ポリエチレンを次いで賦形下に加工す
る。
【0036】実施例3では99.0重量部の上記の物性
のポリエチレンを1.0重量部の無水マレイン酸と反応
させそしてこれに対して実施例2では97.0重量部の
上記の物性のポリエチレンを3.0重量部の無水マレイ
ン酸と反応させる。ラジカル形成性開始剤(過酸化物)
としては3,3,6,6,9,9−ヘキサメチレン−
1,2,4,5−テトラオキサ−シクロノナン(II) を
使用する。後の処理は実施例3については実施例1と同
様にそして実施例4については実施例2と同様に行う。
のポリエチレンを1.0重量部の無水マレイン酸と反応
させそしてこれに対して実施例2では97.0重量部の
上記の物性のポリエチレンを3.0重量部の無水マレイ
ン酸と反応させる。ラジカル形成性開始剤(過酸化物)
としては3,3,6,6,9,9−ヘキサメチレン−
1,2,4,5−テトラオキサ−シクロノナン(II) を
使用する。後の処理は実施例3については実施例1と同
様にそして実施例4については実施例2と同様に行う。
【0037】賦形 無水マレイン酸およびラジカル形成性開始剤で浸漬した
ポリエチレン250 gを円形プレス成形型(直径140
mm)中に入れ、一様に分布させそして5MPaの圧力
に委ねる。次いで15秒の間に220℃に加熱し、22
0℃および5MPaの圧力で60分の間焼結しそして1
0MPaの圧力で30分にわたって室温に冷やす。14
0mmの直径および20mmの高さの圧縮円形物が得ら
れる。
ポリエチレン250 gを円形プレス成形型(直径140
mm)中に入れ、一様に分布させそして5MPaの圧力
に委ねる。次いで15秒の間に220℃に加熱し、22
0℃および5MPaの圧力で60分の間焼結しそして1
0MPaの圧力で30分にわたって室温に冷やす。14
0mmの直径および20mmの高さの圧縮円形物が得ら
れる。
【0038】実施例1〜4の結果を以下の表に総括掲載
する。比較例Aは原料として用いた超高分子量ポリエチ
レンに関するものである。
する。比較例Aは原料として用いた超高分子量ポリエチ
レンに関するものである。
【0039】 表 実施例 MSA 過酸化物 剥離強度(N) 摩耗量 比較例 (重量%) 種類 重量% (基体:アルミニウム) ──────────────────────────────────── 1 1.0 I 0.5 2.5 62 2 3.0 I 1.5 2.8 54 3 1.0 II 0.5 2.6 65 4 3.0 II 1.5 2.9 52 A − − − 0.0 100 ──────────────────────────────────── MSA = 無水マレイン酸 I=2,5−ジメチル−2,5−ビス−(第三ブチルペ
ルオキシ)−ヘキサン II=3,3,6,6,9,9−ヘキサメチル−1,2,
4,5−テトラオキサ−シクロノナン
ルオキシ)−ヘキサン II=3,3,6,6,9,9−ヘキサメチル−1,2,
4,5−テトラオキサ−シクロノナン
Claims (7)
- 【請求項1】 基礎ポリマーとしての分子量≧1,00
0,000g mol -1のポリエチレン95〜99.9重
量部およびグラフトモノマーとしてのアルケンカルボン
酸又はアルケンカルボン酸無水物5〜0.1重量部を含
有するグラフトポリマー。 - 【請求項2】 ポリエチレンが1,000,000〜1
0,000,000、殊に2,000,000〜8,5
00,000、特に3,000,000〜8,000,
000の分子量を有する、請求項 1に記載のグラフトポ
リマー。 - 【請求項3】 0.5〜4重量部、殊に1.0〜3.5
重量部、特に1.0〜3.0重量部のアルケンカルボン
酸またはアルケンカルボン酸無水物を含有する、請求項
1または2に記載のグラフトポリマー。 - 【請求項4】 アルケンカルボン酸としてマレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、アクリル酸又はメ
タクリル酸、特にアクリル酸をまたはアルケンカルボン
酸無水物として無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
アクリル酸または無水メタクリル酸、特に無水マレイン
酸を含有する請求項 1〜3の何れか一つに記載のグラフ
トポリマー。 - 【請求項5】 分子量≧1,000,000g mol-1
のポリエチレン、アルケンカルボン酸またはアルケンカ
ルボン酸無水物およびラジカル形成性開始剤を混合し、
この混合物を高圧で圧縮しそして200〜250℃の温
度および0.5〜10.0MPaの圧力で焼結しそして
次に圧力の保持下に冷却することを特徴とする、請求項
1に記載のグラフトポリマーの製造方法。 - 【請求項6】 アルケンカルボン酸またはアルケンカル
ボン酸無水物をラジカル形成性開始剤と一緒に溶剤に溶
解してポリエチレンに添加し、混合し、溶剤を除き、混
合物を高圧のもとで予備圧縮しそして200〜250
℃、特に215〜230℃の温度および5.0〜10.
0MPaの圧力で焼結し、次いで圧力を保持しながら冷
却する請求項 1に記載の方法。 - 【請求項7】 請求項1のグラフトポリマーを被覆剤と
して用いる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4030564A DE4030564A1 (de) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | Pfropfpolymer auf basis von ultrahochmolekularem polyethylen |
DE40305643 | 1990-09-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322045A true JPH06322045A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=6415094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3241839A Pending JPH06322045A (ja) | 1990-09-27 | 1991-09-20 | 超高分子量ポリエチレンを基礎とするグラフトポリマー |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0477736A1 (ja) |
JP (1) | JPH06322045A (ja) |
CA (1) | CA2051827A1 (ja) |
DE (1) | DE4030564A1 (ja) |
TW (1) | TW206245B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5346963A (en) * | 1993-04-28 | 1994-09-13 | The Dow Chemical Company | Graft-modified, substantially linear ethylene polymers and methods for their use |
DE4342605A1 (de) * | 1993-12-14 | 1995-06-22 | Buna Gmbh | Funktionalisierte Olefinhomo- und -copolymere |
CA2166450C (en) | 1995-01-20 | 2008-03-25 | Ronald Salovey | Chemically crosslinked ultrahigh molecular weight polyethylene for artificial human joints |
EP1795212A3 (en) | 1996-07-09 | 2007-09-05 | Orthopaedic Hospital | Crosslinking of polyethylene for low wear using radiation and thermal treatments |
US6228900B1 (en) | 1996-07-09 | 2001-05-08 | The Orthopaedic Hospital And University Of Southern California | Crosslinking of polyethylene for low wear using radiation and thermal treatments |
US6017975A (en) | 1996-10-02 | 2000-01-25 | Saum; Kenneth Ashley | Process for medical implant of cross-linked ultrahigh molecular weight polyethylene having improved balance of wear properties and oxidation resistance |
US6362280B1 (en) | 1998-04-27 | 2002-03-26 | Honeywell International Inc. | Emulsible polyolefin wax |
US6692679B1 (en) | 1998-06-10 | 2004-02-17 | Depuy Orthopaedics, Inc. | Cross-linked molded plastic bearings |
US6627141B2 (en) | 1999-06-08 | 2003-09-30 | Depuy Orthopaedics, Inc. | Method for molding a cross-linked preform |
US6245276B1 (en) | 1999-06-08 | 2001-06-12 | Depuy Orthopaedics, Inc. | Method for molding a cross-linked preform |
US6818172B2 (en) | 2000-09-29 | 2004-11-16 | Depuy Products, Inc. | Oriented, cross-linked UHMWPE molding for orthopaedic applications |
KR100573944B1 (ko) * | 2001-08-02 | 2006-04-26 | 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 | 소결체, 수지 입자 및 그의 제조 방법 |
US7819925B2 (en) * | 2002-01-28 | 2010-10-26 | Depuy Products, Inc. | Composite prosthetic bearing having a crosslinked articulating surface and method for making the same |
US7186364B2 (en) | 2002-01-28 | 2007-03-06 | Depuy Products, Inc. | Composite prosthetic bearing constructed of polyethylene and an ethylene-acrylate copolymer and method for making the same |
JP4384496B2 (ja) * | 2002-01-29 | 2009-12-16 | プラス オーソペディクス アーゲー | 超高分子ポリエチレンの焼結方法 |
US7938861B2 (en) * | 2003-04-15 | 2011-05-10 | Depuy Products, Inc. | Implantable orthopaedic device and method for making the same |
US20040262809A1 (en) * | 2003-06-30 | 2004-12-30 | Smith Todd S. | Crosslinked polymeric composite for orthopaedic implants |
US7384430B2 (en) * | 2004-06-30 | 2008-06-10 | Depuy Products, Inc. | Low crystalline polymeric material for orthopaedic implants and an associated method |
WO2006010233A1 (en) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Universidade Estadual De Campinas - Unicamp | Photodegradable films derived from polyethylene |
US7879275B2 (en) * | 2004-12-30 | 2011-02-01 | Depuy Products, Inc. | Orthopaedic bearing and method for making the same |
US7883653B2 (en) | 2004-12-30 | 2011-02-08 | Depuy Products, Inc. | Method of making an implantable orthopaedic bearing |
US7896921B2 (en) * | 2004-12-30 | 2011-03-01 | Depuy Products, Inc. | Orthopaedic bearing and method for making the same |
CN100513469C (zh) * | 2006-04-20 | 2009-07-15 | 上海化工研究院 | 一种具有高粘结性的超高分子量聚乙烯复合材料 |
BRPI0907798A2 (pt) * | 2008-02-18 | 2015-07-14 | Upm Kymmene Wood Oy | Prancha de madeira revestida |
DE102009025385A1 (de) * | 2009-06-16 | 2010-12-23 | Rehau Ag + Co. | Verfahren zur Herstellung eines Formteils und derart hergestelltes Formteil |
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---|---|---|---|---|
BE635350A (ja) * | 1962-07-24 | |||
JPH0678379B2 (ja) * | 1984-08-30 | 1994-10-05 | 三井石油化学工業株式会社 | 超高分子量結晶性ポリエチレン変性物及びその製造方法 |
JPH0791343B2 (ja) * | 1987-07-17 | 1995-10-04 | 三井石油化学工業株式会社 | 超高分子量ポリオレフイン変性物の製造方法 |
US4957974A (en) * | 1988-03-29 | 1990-09-18 | Rohm And Haas Company | Graft copolymers and blends thereof with polyolefins |
-
1990
- 1990-09-27 DE DE4030564A patent/DE4030564A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-08-16 TW TW080106491A patent/TW206245B/zh active
- 1991-09-18 EP EP91115782A patent/EP0477736A1/de not_active Withdrawn
- 1991-09-19 CA CA002051827A patent/CA2051827A1/en not_active Abandoned
- 1991-09-20 JP JP3241839A patent/JPH06322045A/ja active Pending
-
1993
- 1993-08-09 US US08/105,466 patent/US5356998A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW206245B (ja) | 1993-05-21 |
CA2051827A1 (en) | 1992-03-28 |
US5356998A (en) | 1994-10-18 |
EP0477736A1 (de) | 1992-04-01 |
DE4030564A1 (de) | 1992-04-02 |
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