JPH0632176Y2 - 精密フイルタ用の▲ろ▼過エレメント - Google Patents

精密フイルタ用の▲ろ▼過エレメント

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JPH0632176Y2
JPH0632176Y2 JP1988113364U JP11336488U JPH0632176Y2 JP H0632176 Y2 JPH0632176 Y2 JP H0632176Y2 JP 1988113364 U JP1988113364 U JP 1988113364U JP 11336488 U JP11336488 U JP 11336488U JP H0632176 Y2 JPH0632176 Y2 JP H0632176Y2
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JP
Japan
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thin film
shaped
film
synthetic resin
fused
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JP1988113364U
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JPH0237729U (ja
Inventor
努 荒木
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は各種の薬液や純水またはガス体を処理するた
めのフイルタに用いられる過エレメントに関する。
(従来の技術) 電子機器部品(例えばICやLSIなどの半導体基板)
の生産や、各種の医薬品の生産に用いられる薬液やガス
体または食品工業に用いられる純水などは純度が高く、
微粒子の少ないものが望まれており、これらの流体を処
理するためのフイルタもサブミクロンオーダの過精度
が要求されると共に耐薬品性、耐熱性、耐溶出性を備え
ることが望まれているところから、これに応えるフイル
タの過エレメントの一つとして、第4図イのように四
弗化エチレン樹脂による多孔質の薄膜1の表裏両面に、
弗素系の樹脂またはポリプロピレンなどの熱可塑性の樹
脂からなる形体保持用の網材2を重ね合せ、その長手方
向の両側縁3をヒートロールまたはインパルスヒータで
融着してフイルム化し、その一体化した材fを同図ロ
のように菊花形筒状にプリーツ加工し、その内外に網材
2と同じ樹脂からなる多孔のチユーブ4a,4bを嵌挿
し、その上下端に環状または円形の端板5を被着したも
のが実開昭59-82516号によつて提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記フイルタエレメントでは、多孔質の薄膜
の両面に網材を重ねてその両側縁を直接、フイルム化し
てプリーツ加工時の薄膜の腰の弱さを補うと共に筒状体
成形時の端縁同志の融着がやり易いようにしているが、
網材素線の線径、網目の大きさおよび材質などによつて
融着の状態が異なり、薄膜が網材に比べて薄く、しかも
網材表面が凹凸になっているので均一なフイルム化が得
られず、薄膜が破れたり、網材の凹凸が残ってしまい、
エレメントの確実なシール性を損うことがある。
そこで、この考案は材側縁の均一なフイルム化が達成
でき、シール性の良好な過エレメントを提供するもの
である。
(問題点を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は、精密フイルタ用の過エ
レメントとして、四弗化エチレン樹脂製多孔質の薄膜の
両側縁に弗素系の樹脂からなる帯状のフイルムを添設し
て融着し、該フイルム付き薄膜の両面に弗素系の樹脂や
ポリプロピレンなどの合成樹脂製の網材または不織布か
らなる保形材を重ね合せてその両側縁を融着し、この帯
状材を菊花形筒状に形成し、該菊花形筒状体の少なく
とも内側には、保形材と同質の合成樹脂からなる多孔筒
を嵌挿すると共に上下端には同様の合成樹脂からなる端
板を被着したことを特徴としている。
(実施例) 第1図ないし第3図を参照してこの考案の実施例につき
説明すれば、第1図において11は四弗化エチレン樹脂
からなり厚さが30μ〜50μ程度の多孔質の薄膜で、
これを原反ロール11Aから繰り出す過程でその両側縁
に、耐薬品性、耐熱性、耐溶出性を備えた弗素系の合成
樹脂例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(F
EP)、エチレン−テトラフルオロエチレン(ETF
E)などで厚さが0.2mm〜0.3mmの帯状のフイルム13を
添設してヒートローラまたはインパルスヒータなどの接
合手段16によつて熱融着する。
次いで、このフイルム13付の薄膜11の表裏両面に、
上記弗素系の合成樹脂やポリプロピレンなどの網布また
は不織布からなる保形材12を重ね合せ、その両縁部1
3′を再び上記接合手段によつて熱融着して一体の材
fとなし、これをひだ付け加工しつつ所要の長さに切断
して第2図ロのように菊花形筒状に形成し、その内外に
保形材12と同質の合成樹脂からなる多孔の内筒14
a、外筒14bを嵌挿し(ただし、外筒14bは無くて
もよい)、また、上下端には、同質の合成樹脂からなる
環状みぞ形または円形みぞ形の端板15を被嵌し、その
みぞ部内面に施した同じ合成樹脂の溶融材15aにより
第3図のように菊花形筒状の材fと接合して過エレ
メントを形成する。
しかして、使用時には上記過エレメントは多孔筒14
aや端板15と同じ合成樹脂からなるコップ状の容器に
収容されて用いられ、容器中に取入れた処理液をエレメ
ントの外側から材薄膜11を横切らせて浄化しつつ内
側に導き、内筒14a中の通路を介して容器外に流出さ
せる。
その際、材薄膜11の側縁には上記弗素系の合成樹脂
からなる帯状のフイルム13を融着し、これを融合基材
として網布または不織布からなる保形材12の側縁を更
に融着させてあるので、側縁の融着状態すなわちフイル
ム化がより均一に行われ、シールが確実となり僅かな流
体洩れも起さない。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、四弗化エチレンの多孔質の
薄膜を菊花形筒状に形成する精密フイルタ用の過エレ
メントとして、薄膜の両側縁に弗素系の樹脂からなる帯
状のフイルムを予め融着し、このフイルム付き薄膜の両
面に同質の網材または不織布からなる保形材を重ね合せ
て、その両側縁を再び融着して一体化するようにしたの
で、保形材の融着時には先に薄膜に融着したフイルムが
融合基材となつて、保形材の素線の隙間を通して側縁部
全体を均一に融合フイルム化し、保形材の表面の凹凸を
適切に平坦化することができ、薄膜の保形に役立つと共
に薄膜の破損を防ぎ、材側縁部同士および端板との間
のシールをより確実にすることができ、精密フイルタ用
の過エレメントとして好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄膜の側縁にフイルムを融着する状態の斜視
図。 第2図イは重ね合せ材の一部の斜視図。 同図ロは材と多孔筒および端板との接合状態を示す一
部の斜視図。 第3図はこの考案の実施例の断面図。 第4図イは従来の重ね合せ材の一部の斜視図。 同図ロはその材と多孔筒および端板との接合状態を示
す一部の斜視図。 図中、 11……薄膜、12……保形材 13……フイルム、13′……側縁 14a,14b……多孔筒、15……端板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四弗化エチレン樹脂製多孔質の薄膜の両側
    縁に弗素系の樹脂からなる帯状のフイルムを添設して融
    着し、該フイルム付薄膜の両面に弗素系の樹脂やポリプ
    ロピレンなどの合成樹脂製の網材または不織布からなる
    保形材を重ね合せてその両側縁を融着し、この帯状材
    を菊花形筒状に形成し、該菊花形筒状体の少なくとも内
    側には保形材と同質の合成樹脂からなる多孔筒を嵌挿す
    ると共に上下端には同様の合成樹脂からなる端板を被着
    してなる精密フイルタ用の過エレメント。
JP1988113364U 1988-08-31 1988-08-31 精密フイルタ用の▲ろ▼過エレメント Expired - Lifetime JPH0632176Y2 (ja)

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JPH0237729U JPH0237729U (ja) 1990-03-13
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JP2011078967A (ja) * 2009-09-08 2011-04-21 Yoshimi Fujita 濾過体及び浄水器
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