JPH06321168A - 自転車用リヤディレーラ - Google Patents

自転車用リヤディレーラ

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JPH06321168A
JPH06321168A JP5109590A JP10959093A JPH06321168A JP H06321168 A JPH06321168 A JP H06321168A JP 5109590 A JP5109590 A JP 5109590A JP 10959093 A JP10959093 A JP 10959093A JP H06321168 A JPH06321168 A JP H06321168A
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JP
Japan
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elastic force
base member
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chain
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JP5109590A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Iwasaki
義久 岩崎
Katsuya Taniguchi
克也 谷口
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MORI SAN TSUAA KK
Original Assignee
MORI SAN TSUAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チエンが掛け回されるチエンガイドのガイド
プーリの周縁部と多段スプロケット装置の各スプロケッ
トの歯先との間隔を最適な大きさに調節して、変速性能
を大幅に高めることができる自転車用リヤディレーラを
提供する。 【構成】 自転車フレームに支持されるベース部材2を
付勢する弾力と可動部材に支持されるチエンガイド7を
付勢する弾力の一方または双方を、揺動リンク機構の揺
動変形に応じて連続的に変化させる弾力制御手段10を
設けて構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】自転車用リヤディレーラは、たとえば、
特公昭47−27656号公報に示されているもののよ
うに、上部にガイドプーリを、下部にテンションプーリ
をそれぞれ回転可能に支持したチエンガイドを備え、パ
ンタグラフリンク機構等の揺動リンク機構によりこれを
ハブ軸方向に平行移動しうるように構成されている。
【0002】上記揺動リンク機構は、通常、車体フレー
ムに取付けられるベース部材と、このベース部材に基端
において揺動可能に連結される内リンク部材および外リ
ンク部材と、これらリンク部材の先端に揺動可能に連結
される可動部材とを備えて構成される。
【0003】チエンガイドは、上記揺動リンク機構の可
動部材に対して、その上方寄りの部分を中心として揺動
可能に支持されており、かつ、その下部が後方に向かっ
てすなわち、チエンにテンションを与える方向に回動す
るように弾力付勢されている。
【0004】また、上記公報に示されているもののよう
に、揺動リンク機構のベース部材を、自転車フレームに
対して回動可能に支持するとともに、このベース部材を
ばねによって弾力付勢し、上記チエンガイドと上記ベー
ス部材とに設けられた二つのばねによってチエンにテン
ションを与えるように構成されることが多い。
【0005】チエンは、上記チエンガイドのテンション
プーリ、ガイドプーリの順に掛かり、そして、ガイドプ
ーリを離脱した後、多段スプロケット装置の一つのスプ
ロケットに掛け回されるようにして走行する。チエンガ
イドがハブ軸方向に移動すると、ガイドプーリが多段ス
プロケット装置に掛かる前のチエンを横方向に変位さ
せ、これによりチエンはそれまで掛かっていたスプロケ
ットの隣のスプロケットに掛け換えられる。
【0006】チエンが径の異なるスプロケットに掛け換
わった場合、チエンの必要有効長が変化するが、これ
は、チエンガイドが、その下部が後方に向かって弾力的
に回動させられるとともに、上記揺動リンク機構自体も
ベース部材の周りに回動させられ、上記ベース部材を弾
力付勢するばねと、上記チエンガイドを弾力付勢するば
ねとが釣り合った状態で、上記チエンガイドおよび揺動
リンク機構が所定の位置に保持される。これにより、チ
エンの弛みが吸収され、チエンに常に適当な張力が付与
される。
【0007】上記のようなベース部材およびチエンガイ
ドをそれぞれ回動可能に支持して弾力付勢するいわゆる
ダブルテンション機構においては、より多くのチエンの
弛みをとることができるとともに、上記ベース部材の回
転によって滑らかな変速操作を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記ダブルテンション
機構を採用すると、チエンが多段スプロケット装置の大
径スプロケットに掛け換えられた場合、チエンの弛みが
少なくなり、テンションプーリが前方に引っ張られる。
このため、上記チエンガイドが可動部材に対して側面視
反時計回り方向に回動させられるとともに、上記揺動リ
ンク機構自体も、上記ベース部材を中心に反時計回り方
向に、すなわち可動部材が多段スプロケット装置に近接
する方向に回動させられてしまう。
【0009】このため、多段スプロケット装置の大径ス
プロケットにチエンを掛け換える場合、可動部材に支持
されたガイドプーリが多段スプロケット装置の歯先に近
づきすぎて、干渉してしまうおそれが生じる。この不都
合を回避するため、上記ベース部材を弾力付勢するばね
の力を強く設定する必要がある。
【0010】ところが、ベース部材を弾力付勢する上記
ばねの弾力を強くすると、チエンを小径スプロケットに
掛け換えた場合、ガイドプーリの周縁部と、小径スプロ
ケットの歯先とが大きく離れてしまう。このため、変速
応答性が悪くなるといった問題が生じてしまう。
【0011】上記問題を解消するため、特開昭62−5
5284号公報に記載されているもののように、上記ベ
ース部材を弾力付勢するばねの弾力あるいはチエンガイ
ドを弾力付勢するばねの弾力を段階的に変更することに
より、上記問題を緩和することも考えられる。
【0012】しかしながら、上記公報に記載されている
発明においては、ばねの弾力を二段階に変更できるだけ
であり、多数のスプロケットを備える場合や、最小スプ
ロケットと最大スプロケットの歯数が大きく異なる場合
には十分に対応することができない。
【0013】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、チエンが
掛け回されるチエンガイドのガイドプーリの周縁部と多
段スプロケット装置の各スプロケットの歯先との間隔を
最適な大きさに調節して、変速性能を大幅に高めること
ができる自転車用リヤディレーラを提供することをその
課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では次の技術的手段を講じている。
【0015】すなわち、本願発明は、自転車フレームに
取付けられるベース部材、このベース部材に基端におい
て揺動可能に連結される内リンク部材と外リンク部材、
およびこれらリンク部材の先端に揺動可能に連結される
可動部材とによって揺動リンク機構を構成し、ガイドプ
ーリとテンションプーリとを備えるチェンガイドを上記
可動部材に対してチエンにテンションを与える方向に弾
力付勢しながら回動可能に支持するとともに、上記ベー
ス部材を自転車フレームに対してチエンにテンションを
与える方向に弾力付勢しながら回動可能に支持して構成
される自転車用リヤディレーラであって、上記ベース部
材を付勢する弾力と上記チエンガイドを付勢する弾力の
一方または双方を、上記揺動リンク機構の揺動変形に応
じて連続的に変化させる弾力制御手段を設けたことを特
徴とする。
【0016】
【発明の作用および効果】本願発明は、チエンガイドお
よびベース部材を弾力付勢してチエンにテンションを与
えるいわゆるダブルテンション機構を備える自転車用リ
ヤディレーラであって、上記ベース部材を付勢する弾力
と上記チエンガイドを付勢する弾力の一方または双方
を、上記揺動リンク機構の揺動変形に応じて連続的に変
化させることのできる弾力制御手段を設けたものであ
る。
【0017】すなわち、本願発明においては、上記ベー
ス部材を付勢する弾力と上記チエンガイドを付勢する弾
力の一方または双方を、揺動リンク機構の変形に応じて
無段階に調節することができるのである。
【0018】このため、多数の異径スプロケットを備え
るリヤディレーラや、最大径スプロケットと最小径スプ
ロケットの歯数の差が大きいような場合にも、ガイドプ
ーリを各スプロケットに対して最適な位置に保持してチ
エンの掛け変えを行うことが可能となる。この結果、ガ
イドプーリが多段スプロケット装置の歯先に近づきすぎ
て、干渉が生じたり、ガイドプーリの周縁部と小径スプ
ロケットの歯先とが大きく離れてしまい、変速応答性が
悪くなるといった問題が生じることもなくなる。
【0019】また、本願発明においては、いわゆるダブ
ルテンション機構の利点を害することなくチエンにテン
ションを与えるばねの弾力を変化させているため、より
多くのチエンの弛みをとることができる。
【0020】さらに、揺動リンク機構自体を回動させて
ガイドプーリのスプロケット外周に対する位置を変化さ
せることができるため、チエンの掛け換えを円滑に行う
ことができる。
【0021】通常のリヤディレーラにおいては、ハブ軸
方向内方側に大径スプロケットが配置されるとともに、
ベース部材およびチエンガイドが側面視時計回り方向
に、すなわちチエンにテンションを与える方向に弾力付
勢されている。
【0022】したがって、本願の請求項2に記載した発
明のように、上記弾力制御手段を上記可動部材が大径ス
プロケット側へ変位するにしたがって、上記ベース部材
を付勢する弾力が大きくなるように構成すると、可動部
材が大径スプロケット側へ変位するとともに、この可動
部材およびガイドプーリが上記弾力が増加した分時計回
り方向に連続的に回動変位させられることになる。
【0023】すなわち、大径スプロケットにチエンを掛
け換える際、テンションプーリが前方に引っ張られてチ
エンガイドが回動させられ、チエンガイドを弾力付勢す
るばねと釣り合うために、上記揺動リンク機構が反時計
方向回りに回転しようとしても、上記ベース部材を弾力
付勢するばねの弾力が増加するため、上記ベース部材の
回転が抑制されてガイドプーリが大径スプロケットに近
接するのを防止することができる。さらに、上記ベース
部材の弾力の増加割合を大きく設定することによって、
上記ガイドプーリを半径方向外方へ変位させることも可
能となる。
【0024】この結果、大径スプロケットにチエンを掛
け換える場合に、ガイドプーリが多段スプロケット装置
の歯先に近づいて、干渉が生じるというおそれもなくな
る。
【0025】一方、チエンが小径スプロケットに掛け換
えられる場合には、上記ベース部材を弾力付勢するばね
の弾力が小さくなり、揺動リンク機構が反時計回り方向
に回動させられて、上記ガイドプーリが多段スプロケッ
ト装置の小径側スプロケットに近接させられる。このた
め、チエンが小径スプロケットに掛け変えられる際に変
速応答性が低下するのを有効に防止することができる。
【0026】また、上記弾力制御手段によって制御され
る弾力の範囲を調節することによって、ガイドプーリを
各スプロケットの外周からほぼ一定の距離をおいてハブ
軸方向へ移動させることも可能となり、変速性能を大幅
に向上させることもできる。
【0027】本願の請求項3に記載した発明は、上記請
求項2に記載した発明とは逆に、上記弾力制御手段を、
上記可動部材が大径スプロケット側へ変位するにしたが
って、上記チエンガイドを付勢する弾力が小さくなるよ
うに構成したものである。
【0028】ダブルテンション機構においては、上記チ
エンガイドおよび揺動リンク機構は、ベース部材を弾力
付勢するばねの弾力と上記チエンガイドを弾力付勢する
ばねの弾力が釣り合った状態で静止し、ガイドプーリを
所定の位置に保持する。このため、上記チエンガイドを
弾力付勢する弾力を変化させると、ベース部材とチエン
ガイドの釣り合い位置も変化することになる。
【0029】したがって、上記弾力制御手段を、上記可
動部材が大径スプロケット側へ変位するにしたがって、
上記チエンガイドに与える弾力が小さくなるように構成
すると、釣り合い状態を維持するための上記ベース部材
に与える弾力も小さくなる。このため、上記リンク機構
自体が上記ベース部材を中心に時計回り方向に相対的に
回転させられることになる。この結果、上記ガイドプー
リが半径方向外方に変位させられ、請求項2に記載した
発明と同様の効果を期待することができる。
【0030】さらに、本願の請求項4に記載した発明の
ように、上記弾力制御手段を、上記可動部材が大径スプ
ロケット側へ変位するにしたがって、上記ベース部材を
付勢する弾力が大きくなるとともに、上記チエンガイド
を付勢する弾力が小さくなるように構成することもでき
る。
【0031】ベース部材を付勢する弾力とチエンガイド
を付勢する弾力の双方を制御することにより、相乗的な
効果を得ることが可能となり、最小径スプロケットと最
大径スプロケットの歯数が大きく異なる場合において
も、ガイドプーリを各スプロケットから最適な距離をお
いてハブ軸方向へ移動させることが可能になる。この結
果、リヤディレーラの変速性能を格段に向上させること
ができる。
【0032】上記弾力制御手段を、請求項5に記載した
発明のように、上記ベース部材を弾力付勢するばねと上
記チエンガイドを弾力付勢するばねの一方または双方の
端部を、上記揺動リンク機構の変形量に応じて連続的に
変位させる制御リンク機構によって達成することができ
る。
【0033】上記制御リンク機構は、可動部材を変位さ
せるためのパンタグラフリンク機構等の揺動リンク機構
に連動するリンク機構を設け、このリンク機構を構成す
るリンク部材の回動変位を利用して、上記ベース部材を
弾力付勢するばねと上記チエンガイドを弾力付勢するば
ねの一方または双方の端部を連続的に変位させるもので
ある。
【0034】また、本願の請求項6に記載した発明のよ
うに、上記弾力制御手段を、上記ベース部材を弾力付勢
するばねと上記チエンガイドを弾力付勢するばねの一方
または双方の端部を、上記揺動リンク機構の変形量に応
じて連続的に変位させる制御ケーブル機構によって達成
することもできる。
【0035】上記制御ケーブル機構は、一端が揺動リン
ク機構の一つの部材に連結される一方、他端がばねの端
部あるいはばねの端部を受支する部材に連結された制御
ケーブルを設け、上記制御ケーブルの一端が揺動リンク
機構の変形にともなって牽引されあるいは繰り出される
ことを利用したものである。
【0036】さらに、本願の請求項7に記載した発明の
ように、上記弾力制御手段を、上記ベース部材を弾力付
勢するばねと上記チエンガイドを弾力付勢するばねの一
方または双方の端部を、上記揺動リンク機構の変形量に
応じて連続的に変位させる制御カム機構によって達成す
ることもできる。
【0037】上記制御カム機構は、ばねの端部あるいは
ばねの端部を受支する部材に当接する制御カムを設け、
この制御カムを揺動リンク機構の揺動変形にともなって
連続的に回転させあるいは変位させることにより、上記
ばねの端部を変位させるものである。上記制御カムは、
揺動リンク機構を構成する部材と別途に設けることもで
きるし、また、揺動リンク機構を構成する部材を利用し
て設けることもできる。
【0038】
【実施例の説明】以下、本願発明に係る実施例を図に基
づいて具体的に説明する。
【0039】図1ないし図5に、本願発明に係る第一の
実施例を示す。
【0040】図1および図2に示すように、本実施例に
係るリヤディレーラ1は、車体フレームFのリヤエンド
プレート18に対してブラケット18aを介して取付け
られるベース部材2と、このベース部材2に基端におい
て揺動可能に連結された内リンク部材3および外リンク
部材4と、これらリンク部材3,4の先端に揺動可能に
連結された可動部材5とからなる揺動リンク機構6を備
える。
【0041】上記可動部材5には、外ガイド板7aと内
ガイド板7bとの間に、ガイドプーリ8およびテンショ
ンプーリ9を回転可能に軸支するチエンガイド7が、チ
エンCにテンションを与える方向に弾力付勢されながら
ハブ軸Hと平行な軸の回りに回動可能に支持されてい
る。
【0042】上記揺動リンク機構6は、上記可動部材5
が小径スプロケット側へ、すなわちハブ軸方向外方へ揺
動するように、上記ベース部材2と外リンク部材4との
間に介装されたばね6aによって弾力付勢されている。
【0043】上記ベース部材2には、図1に示すよう
に、インナケーブルw1とこれに套挿されるアウタケー
ブルw2とから構成される変速操作ケーブルWのアウタ
ケーブルw2が止着される一方、上記アウタケーブルw
2の端部から延出するインナケーブルw2が上記揺動リ
ンク機構6の外リンク部材4の中間部に連結されてい
る。
【0044】上記変速操作ケーブルWのインナケーブル
w1を図示しない変速操作レバーによって牽引しあいは
繰り出すと、上記インナケーブルw1とアウタケーブル
w2とに軸方向の相対動が生じて上記揺動リンク機構6
が変形させられる。この揺動リンク機構6の変形によっ
て、上記可動部材5およびこれに支持されたチエンガイ
ド7がハブ軸方向内方に平行移動させられて、変速操作
が行われる。
【0045】本実施例においては、ガイドプーリ8とテ
ンションプーリ9とを備えるチェンガイド7を上記可動
部材5に対してチエンにテンションを与える方向に弾力
付勢しながら回動可能に支持するとともに、上記ベース
部材2を自転車フレームFのリヤエンドプレート18な
いしこれに固定されるブラケット18aに対してチエン
Cにテンションを与える方向に弾力付勢しながら回動可
能に支持している。
【0046】本実施例に係る上記可動部材5の内部に形
成した環状空間には、図4に示すように、コイルばね1
2が内蔵されており、このコイルばね12の一端12a
が上記可動部材5の内部で係止される一方、他端12b
が上記可動部材5に回動自在に支持される上記チエンガ
イド7に係止されている。そして、このコイルばね12
の弾力によって、上記チエンガイド7が、図1における
時計回り方向に、すなわちチエンCにテンションを与え
る方向に弾力付勢されている。
【0047】また、図4に示すように、上記ベース部材
2には端部がブラケット18aに螺着される軸体11が
貫通させられており、上記ベース部材2が上記軸体11
の回りに回動可能に支持されている。上記軸体11は、
先端部にねじ軸部17が形成されており、ブラケット1
8aを介して上記自転車フレームFに対して相対回転不
可能に固定される。
【0048】また、上記ベース部材2の上記軸体11が
通挿される貫通孔2aには、上記軸体11に套挿される
ようにしてコイルばね14が内蔵されており、このコイ
ルばね14によって、上記ベース部材2がチエンにテン
ションを与える方向に弾力付勢されている。
【0049】本実施例においては、上記コイルばね14
によって上記ベース部材2に与えられる弾力を、上記揺
動リンク機構6の揺動変形に応じて連続的に変化させる
弾力制御手段10が設けられている。
【0050】本実施例に係る上記弾力制御手段10は、
図1ないし図4に示すように、上記ベース部材2を弾力
付勢するコイルばね14の一端部を、上記揺動リンク機
構6の変形量に応じて連続的に回動変位させる制御リン
ク機構16によって達成されている。
【0051】上記制御リンク機構16は、ベース部材2
の貫通孔12内に回動可能に収容されるとともに、上記
軸体11に套挿されるコイルばね14の外周部を取り巻
くように配置される略円筒状のばね保持体13と、上記
ばね保持体13の外周部に一端部が係着されるととも
に、他端部が、揺動リンク機構6を構成する上記可動部
材5に係着される制御リンク16aとを備える。
【0052】上記ばね保持体13は、上記ベース部材2
の貫通孔2aに回動可能に挿入されるとともに、底壁部
13aに設けた係止孔に上記コイルばね14の一端14
aが挿入係止されている。
【0053】一方、上記コイルばね14の他端部14b
は、上記軸体11の先端部に相対回転不可能に套嵌され
た円板状のばね係止プレート22に係止されている。
【0054】上記ばね保持体13の内端部外周には、ベ
ース部材2の内端部から延出する鍔部20が設けられて
おり、この鍔部20にピン21を介して上記制御リンク
16aの一端が係着されている。上記構成によって、上
記コイルばね14の弾力が上記制御リンク16aを介し
てベース部材2ないし揺動リンク機構6に伝達され、ベ
ース部材2および揺動リンク機構6を、チエンCにテン
ションを与える方向に弾力付勢している。
【0055】本実施例に係る上記制御リンク16aは、
連結部材24a,24bを両端部に備え、これら連結部
材24a,24bを介して、上記ばね保持体13および
上記可動部材5にそれぞれ連結される。上記各連結部材
24a,24bはピン15,21によって、上記ばね保
持体13の鍔部20および可動部材5にそれぞれ回動自
在に連結される一方、上記ピン15,21と直交するピ
ン25,26を介して上記制御リンク16aに連結され
ている。
【0056】上記連結部材24a,24bとピン15,
21およびピン25,26は、一種の自在継手を構成し
ており、上記制御リンク16aのばね保持体13および
可動部材5に対する連結角度が変化した場合にも、弾力
を伝達できるように構成されている。なお、本実施例に
おいては、上記ピン15は、可動部材5と外リンク部材
4とを連結する連結ピンを兼ねている。
【0057】上記構成によって、上記ベース部材2ない
し揺動リンク機構6は、上記コイルばね14によって図
1における時計回り方向に弾力付勢されるとともに、こ
の弾力が、上記制御リンク機構16によって制御される
ように構成されている。
【0058】すなわち、図2および図3に示すように、
上記揺動リンク機構6がチエンCを大径スプロケット側
に掛け換える方向(矢印P方向)に変形させられると、
図3に示すように、上記制御リンク16aが上記ばね保
持体13を、図1における反時計回り方向に回動させ
る。すると、コイルばね14の上記ばね保持体13に係
止された内端部14aが反時計回り方向に回動させら
れ、上記コイルばね14の上記ベース部材2に与える弾
力を増加させる。
【0059】上記コイルばね14の弾力が増加すると、
ベース部材2を含む揺動リンク機構6が時計回り方向に
相対回動させられ、図5において仮想線で示すように、
可動部材5およびガイドプーリ8がハブ軸の軸心から離
れる方向に変位させられることになる。
【0060】すなわち、図3に示すように、揺動リンク
機構6を、チエンCを大径スプロケットに掛け換える方
向に変形させられると、コイルばね14の弾力が増加し
て、他の条件が一定であるとすると、ガイドプーリ8が
半径方向外方に変位させられるのである。
【0061】この結果、図5に示すように、チエンCが
大径スプロケットs5に掛け回される位置において、上
記ガイドプーリ8が大径スプロケットs5の外周と近接
して、干渉が生じるということはなくなる。したがっ
て、従来のダブルテンション機構の欠点であった、大径
スプロケットs5にチエンCを掛け換える場合に、ガイ
ドプーリ8が大径スプロケットの歯と干渉を生じるとい
うおそれがなくなる。なお、図5においては、理解を容
易にするため、一枚の小径スプロケットs1と一枚の大
径スプロケットs5のみを代表させて示してある。
【0062】一方、チエンCが小径スプロケットs1に
掛け換えられる場合には、上記ベース部材2を弾力付勢
するコイルばね14の弾力が小さくなり、揺動リンク機
構6が反時計回り方向に回動させられて、上記ガイドプ
ーリ8が多段スプロケット装置の小径側スプロケットs
1に近接させられる。このため、チエンCが小径スプロ
ケットに掛け変えられる際に変速応答性が低下するのを
有効に防止することができる。
【0063】また、小径スプロケットs1と大径スプロ
ケットs5の歯数が大きく異なる場合、すなわち外径差
が大きいような多段スプロケット装置を採用する場合に
も、ガイドプーリ8を各スプロケットs1,s2………
の外周からほぼ一定の距離をもって移動させることが可
能となり、変速性能が大幅に向上する。
【0064】なお、実施例においては、理解を容易にす
るため、チエンガイド7を弾力付勢するコイルばね12
の影響を無視しているが、実際には、チエンCが大径ス
プロケットs5に掛け変えられた場合には、上記チエン
ガイド7がチエンCのテンションの増加によって、図1
における反時計回り方向に回動させられる。したがっ
て、上記コイルばね14とコイルばね12の弾力が釣り
合う位置において、ガイドプーリ8の位置が決定され
る。
【0065】図6ないし図10に本願発明の第二の実施
例を示す。
【0066】この実施例は、上述した第一の実施例にお
ける制御リンク機構16の代わりに、制御ケーブル機構
27によって達成される弾力制御手段10を用いてベー
ス部材2に与えられる弾力を調節しようとするものであ
る。
【0067】本実施例に係る制御ケーブル機構27は、
図6に示すように、ベース部材2に収容され、軸体11
に回動可能に套挿されるとともに、コイルばね14の一
端が係止されるリール体29と、上記軸体11ないし自
転車フレームFに対して相対回動不可能に固着されるば
ね係止プレート22と、上記リール体29と上記ばね係
止プレート22との間に介装され、一端14aが上記リ
ール体29に係着されるとともに他端14bが上記ばね
係止プレート22に係着されるコイルばね14と、内リ
ンク部材3の内側面に形成されるケーブル牽引突起33
およびケーブル止着突起34と、このケーブル止着突起
34に一端が係着されるとともに他端が上記リール体2
9に係着される制御ケーブル27aとを備えて大略構成
される。
【0068】上記リール体29は、図6および図7に示
すように、外周部に沿って、上記制御ケーブル27aを
巻き取るリール溝31を備えるとともに、このリール溝
31の端部に、上記制御ケーブル27aの端部に設けら
れたニップル40を収容し、これを止着するニップル収
容孔32が設けられている。
【0069】上記ケーブル牽引突起33は、図6および
図7に示すように、上記内リンク部材3の内側面におい
て、上記ベース部材2側の連結部近傍から内側に向かっ
て突出形成され、上記制御ケーブル27aを通挿するケ
ーブル通挿孔33aを備える。一方、上記ケーブル止着
突起34には、ネジ通挿孔35が設けられており、この
ネジ通挿孔35に通挿される止着ネジ39およびこれに
螺合されるナット30によって、上記制御ケーブル27
aの他端部が上記内リンク部材3に対して止着される。
【0070】なお、図6において符号36および37で
示すのは、上記リール体29の回動抵抗を減少させるた
めのスリーブであり、また、符号38で示すのは、上記
軸体11に、上記ベース部材2および制御ケーブル機構
27を保持するための止めリングである。
【0071】上記牽引突起33は、図6、図8ないし図
10に示すように、制御ケーブル27の中間部を、上記
内リンク部材3の回動中心から離れて保持するように形
成されている。
【0072】このため、図8ないし図10に示すよう
に、上記内リンク部材3がハブ軸方向内側へすなわち、
大径スプロケット側へ揺動させられると、制御ケーブル
27が上記牽引突起33の揺動によって牽引され、上記
リール体29のリール溝31から繰り出される。上記制
御ケーブル27が牽引されると、図9および図10に示
すように、上記リール体29が反時計回り方向に強制回
動させられる。なお、図8ないし図10においては、理
解を容易にするため、内リンク部材3の回動軸心をリー
ル体29の回動軸心と平行になるように描いてある。
【0073】上記リール体29が回動させられると、上
記リール体29に係着されたコイルばね14の一端14
aが、上記第一の実施例と同様に図1における反時計回
り方向に回動変位させられ、上記ベース部材2に与えら
れる弾力が増加させられる。
【0074】この結果、図5に示す第一の実施例と同様
に、ガイドプーリ8がハブ軸中心から離れる方向に変位
させられ、大径スプロケットs5とガイドプーリ8との
干渉等を防止することが可能となる。
【0075】図11および図12に本願発明の第三の実
施例を示す。
【0076】本実施例に係る弾力制御手段10は、上記
ベース部材2を弾力付勢するばねの端部を、上記揺動リ
ンク機構6の変形量に応じて連続的に変位させる制御カ
ム機構41によって達成されている。
【0077】図11に示すように、本実施例に係る制御
カム機構41は、ベース部材2に収容される円筒状のば
ね保持体42と、このばね保持体42の内周部と軸体1
1との間に形成される環状空間に収容されるコイルばね
14と、上記軸体11の先端部において相対回転不可能
に套嵌される円板状のばね係止プレート22と、一端に
カム面49を備える内リンク部材3とを備える。
【0078】上記ばね保持体42は、図11および図1
2に示すように、円筒状に形成されており、底壁部42
aに上記コイルばね14の一端が挿入係着されるばね係
止孔44を備える一方、上記ばね係止孔44を形成した
底壁部と反対側に半径方向外方に延出する鍔部46を備
える。この鍔部46の外周部には、上記ベース部材2の
半径方向外方へ突出し、上記内リンク部材3が回動可能
に支持される対向壁47,47の間に位置させられる押
動部48が一体突出形成されている。このばね保持体4
2は、摩擦抵抗を低減させるためのスリーブ36a,3
7aを介して上記上記軸体11の回りに回動自在に支持
されている。
【0079】一方、上記内リンク部材3のベース部材側
端部には、図11および図12に示すようにカム面49
が形成されている。このカム面49は、図12に示すよ
うに、上記内リンク部材3がハブ軸方向内方、すなわち
大径スプロケット側に揺動変位させられると、図12に
おいて仮想線で示すように、上記押動部48を反時計回
り方向に押圧して回動変位させるように形成されてい
る。
【0080】したがって、上記揺動リンク機構6を構成
する内リンク部材3が大径スプロケット側に変位させら
れると、この内リンク部材3の揺動変位に応じて上記ば
ね保持体42が回動させられる。この結果、第一の実施
例および第二の実施例と同様に、上記ベース部材2を弾
力付勢するコイルばね14の弾力が増加させられる。
【0081】したがって、図5に示した第一の実施例と
同様に、揺動リンク機構6が大径スプロケット側へ変形
するにしたがって、ガイドプーリ8がハブ軸から離れる
方向に変位させられ、大径スプロケットとの干渉が防止
される。
【0082】上述したように、上記各実施例において
は、ベース部材2を付勢する弾力を、揺動リンク機構6
が大径スプロケット側へ変形するにしたがって連続的に
増加させることができる。これによって、上記ベース部
材2を時計回り方向への回動させ、上記チエンガイドの
ガイドプーリ8が、ハブ軸Hから離れる方向に変位させ
られる。
【0083】このため、大径スプロケットs5にチエン
Cを掛け換える際、テンションプーリ9が前方に引っ張
られてチエンガイド7が回動させられ、上記チエンガイ
ド7を弾力付勢するばね12の弾力と釣り合うために、
上記揺動リンク機構6が反時計方向回りに回転しようと
しても、上記ベース部材2を弾力付勢するばね14の弾
力が増加するため、上記ベース部材2の回転が抑制され
てガイドプーリ8が大径スプロケットs5に近接するの
を防止することができる。さらに、上記ベース部材の弾
力の増加割合を大きく設定することによって、上記ガイ
ドプーリを半径方向外方へ変位させることも可能とな
る。
【0084】このため、多数枚のスプロケットを備える
リヤディレーラや、最大径スプロケットと最小性スプロ
ケットの歯数の差が大きいリヤディレーラにおいても、
ガイドプーリを各スプロケットに対して最適な位置に移
動させて変速操作を行うことができる。
【0085】この結果、ガイドプーリが多段スプロケッ
ト装置の歯先に近づきすぎて、干渉が生じたり、ガイド
プーリの周縁部と小径スプロケットの歯先とが大きく離
れてしまい、変速応答性が悪くなるといった問題が生じ
ることもなくなる。
【0086】一方、チエンが小径スプロケットに掛け換
えられる場合には、上記ベース部材2を弾力付勢するば
ねの弾力が小さくなり、揺動リンク機構6が反時計回り
方向に回動させられて上記ガイドプーリ8が多段スプロ
ケット装置Sの小径側スプロケットに近接させられる。
このため、チエンCが小径スプロケットに掛け変えられ
る際に変速応答性が低下するのを有効に防止することが
できる。
【0087】さらに、ガイドプーリを各スプロケットの
外周からほぼ一定の距離をおいてハブ軸方向へ移動させ
ることも可能となり、変速性能が大幅に向上させられ
る。
【0088】また、上記各実施例においては、いわゆる
ダブルテンション機構の利点を害することなくチエンに
テンションを与えるばねの弾力を変化させているため、
より多くのチエンの弛みをとることができる。
【0089】本願発明の範囲は上述した実施例に限定さ
れることはない。
【0090】実施例においては、揺動リンク機構の回動
軸がハブ軸と直交するリヤディレーラに本願発明を適用
したが、上記回動軸がハブ軸と所定の角度をもって配置
されるいわゆるスラント式の揺動リンク機構を備えるリ
ヤディレーラに本願発明を適用することができる。
【0091】また、第一の実施例において制御リンク1
6は、両端部に連結部材24,24を備えて自在継手を
構成するように形成したが、内外リンク部材の揺動にし
たがってばね保持体13を回動させられるものであれば
他の構造を採用することもできる。
【0092】また、実施例においては、上記制御リンク
16を可動部材5との間に掛け渡し状に連結したが、一
端部を内リンク部材または外リンク部材の中間部に連結
することもできる。
【0093】また、第二の実施例において、牽引突起3
3を内リンク部材3の内側から一体的に突出形成した
が、内リンク部材3の回動中心から制御ケーブル27を
離して支持できるものであれば、別途に他の部材を設け
てもよい。
【0094】また、制御ケーブルの係着方法等も実施例
に限定されることはない。
【0095】さらに、第三の実施例いおいて、ばね保持
部材42を内リンク部材3によって回動変位させるよう
に構成したが、外リンク部材によって回動変位させるよ
うに構成することもできる。また、上記内リンク部材3
に形成したカム面の形状およびばね保持部材42の押動
部48の形状も実施例に限定されることはない。
【0096】さらに、実施例においては、ベース部材2
に設けられるコイルばね14の弾力を変化するように形
成したが、可動部材側のコイルばね12の弾力を変化す
るように構成してもよい。この場合、上記シフトリンク
機構6が大径スプロケット側へ変形するにしたがって、
コイルばね12の弾力が減少するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施例を適用したリヤディレ
ーラの側面図である。
【図2】図1に係るリヤディレーラの正面図である。
【図3】図1および図2に係るリヤディレーラの作用を
説明する図面である。
【図4】図1および図2のリヤディレーラの要部を示す
一部断面図である。
【図5】図1および図2に示すリヤディレーラの作用を
説明する図面である。
【図6】本願発明の第二の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図7】本願発明の第二の実施例を示す要部断面図であ
る。
【図8】本願発明の第二の実施例の作用を説明する図で
ある。
【図9】本願発明の第二の実施例の作用を説明する図で
ある。
【図10】本願発明の第二の実施例の作用を説明する図
である。
【図11】本願発明の第三の実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図12】本願発明の第三の実施例を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 リヤディレーラ 2 ベース部材 3 内リンク部材 4 外リンク部材 5 可動部材 6 揺動リンク機構 7 チエンガイド 8 ガイドプーリ 9 テンションプーリ 10 弾力制御手段 16 制御リンク機構 27 制御ケーブル機構 41 制御カム機構 F 自転車フレーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車フレームに取付けられるベース部
    材、このベース部材に基端において揺動可能に連結され
    る内リンク部材と外リンク部材、およびこれらリンク部
    材の先端に揺動可能に連結される可動部材とによって揺
    動リンク機構を構成し、ガイドプーリとテンションプー
    リとを備えるチェンガイドを上記可動部材に対してチエ
    ンにテンションを与える方向に弾力付勢しながら回動可
    能に支持するとともに、上記ベース部材を自転車フレー
    ムに対してチエンにテンションを与える方向に弾力付勢
    しながら回動可能に支持して構成される自転車用リヤデ
    ィレーラであって、 上記ベース部材を付勢する弾力と上記チエンガイドを付
    勢する弾力の一方または双方を、上記揺動リンク機構の
    揺動変形に応じて連続的に変化させる弾力制御手段を設
    けたことを特徴とする、自転車用リヤディレーラ。
  2. 【請求項2】 上記弾力制御手段は、可動部材が大径ス
    プロケット側へ変位するにしたがって、上記ベース部材
    を付勢する弾力が大きくなるように構成されていること
    を特徴とする、請求項1に記載の自転車用リヤディレー
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記弾力制御手段は、上記可動部材が大
    径スプロケット側へ変位するにしたがって、上記チエン
    ガイドを付勢する弾力が小さくなるように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の自転車用リヤデ
    ィレーラ。
  4. 【請求項4】 上記弾力制御手段は、上記可動部材が大
    径スプロケット側へ変位するにしたがって、上記ベース
    部材を付勢する弾力が大きくなるとともに、上記チエン
    ガイドを付勢する弾力が小さくなるように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の自転車用リヤデ
    ィレーラ。
  5. 【請求項5】 上記弾力制御手段は、上記ベース部材を
    弾力付勢するばねと上記チエンガイドを弾力付勢するば
    ねの一方または双方の端部を、上記揺動リンク機構の変
    形量に応じて連続的に変位させる制御リンク機構によっ
    て達成されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    自転車用リヤディレーラ。
  6. 【請求項6】 上記弾力制御手段は、上記ベース部材を
    弾力付勢するばねと上記チエンガイドを弾力付勢するば
    ねの一方または双方の端部を、上記揺動リンク機構の変
    形量に応じて連続的に変位させる制御ケーブル機構によ
    って達成されていることを特徴とする、請求項1に記載
    の自転車用リヤディレーラ。
  7. 【請求項7】 上記弾力制御手段は、上記ベース部材を
    弾力付勢するばねと上記チエンガイドを弾力付勢するば
    ねの一方または双方の端部を、上記揺動リンク機構の変
    形量に応じて連続的に変位させる制御カム機構によって
    達成されていることを特徴とする、請求項1に記載の自
    転車用リヤディレーラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6647824B2 (en) 1999-02-16 2003-11-18 Shimano Inc. Gear indicator for a bicycle
CN103707995A (zh) * 2012-10-04 2014-04-09 株式会社岛野 自行车拨链器
JP2014162477A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Campagnolo Spa 改良された精密制御により制御される自転車用のギアシフト装置
TWI558615B (zh) * 2011-10-05 2016-11-21 島野股份有限公司 自行車撥鏈器

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