JPH06320844A - ポータブルコンピュータ - Google Patents

ポータブルコンピュータ

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JPH06320844A
JPH06320844A JP11173493A JP11173493A JPH06320844A JP H06320844 A JPH06320844 A JP H06320844A JP 11173493 A JP11173493 A JP 11173493A JP 11173493 A JP11173493 A JP 11173493A JP H06320844 A JPH06320844 A JP H06320844A
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JP
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printer
data
built
host cpu
rom
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Application number
JP11173493A
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English (en)
Inventor
Makoto Ando
眞 安藤
Tadaaki Inomata
忠明 猪股
Masayasu Tokuoka
雅康 徳岡
Masashi Minoue
真史 巳上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホストと内蔵プリンタとの間のデータ転送を高
速化できるようにし、アウトラインフォント等を利用し
た高品質文字の印字速度の高速化を図る。 【構成】プリンタ制御ゲートアレイ351AにホストC
PU11からの印字データを蓄積するためのFIFOバ
ッファ400が設けられており、ホストCPU11から
転送される印字データはFIFOバッファ400に連続
して書き込まれ、プリンタヘッドの縦一列分のデータが
蓄積される。そして、FIFOバッファ400からの印
字データの読み出しの終了に応答して、ビジー信号(B
USY)の発生が解除されてFIFOバッファ400へ
の次の印字データの書き込みが可能になったことがホス
トCPU11に通知される。このため、ホストCPU1
1から内蔵プリンタ36へのデータ転送が7バイト単位
のハンドシェーク方式で実行されるようになり、データ
転送を高速化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラップトップタイプ
またはノートブックタイプのパーソナルポータブルコン
ピュータに関し、特にコンピュータ本体に組み込まれた
内蔵プリンタを有するポータブルコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能なラップトップタイプま
たはノートタイプのポータブルコンピュータが種々開発
されている。この種のポータブルコンピュータにおい
て、アプリケーションプログラムやオペレーティングシ
ステムを起動させる場合には、そのタブルコンピュータ
内のハードディスク装置に予めそのプログラムをインス
トールしておくか、あるいはプログラム起動時にそのプ
ログラムをフロッピーディスクから主記憶等にインスト
ールする作業が必要になる。
【0003】一般に、ディスク装置のアクセスには多く
の時間を要するため、このようなフロッピーディスクま
たはハードディスクからのプログラムの読み込みには多
くの時間を要する。
【0004】また、前者のようにハードディスク装置に
予めプログラムをインストールさせておく手法では、ハ
ードディスク装置を標準装備しておく必要があり、ポー
タブルコンピュータの価格アップが引き起こされるとい
う問題が生じる。一般に、ポータブルコンピュータの価
格はハードディスク装置を内蔵したものと内蔵してない
ものとでは大きな差があり、ハードディスク装置内蔵の
ものは非常に高価となる。また、ハードディスク装置の
記憶容量の一部がそのプログラムによって専有されてし
まうことになるので、アプリケーションプロクラム等に
よって作成されたユーザファイルの格納のために使用で
きるハードディスク容量が制限されてしまうという欠点
も生じる。
【0005】一方、後者のようにプログラムをフロッピ
ーディスクからインストールする手法では、フロッピー
ディスクをポータブルコンピュータ本体に挿入する作業
や、そのフロッピーディスクからプログラムを読み込む
といった処理がその都度必要となるので、プログラムが
実際に実行されるまでには多くの時間が掛かる。したが
って、後者の場合は、内蔵ハードディスクは不用となる
ものの、十分な操作性が得られないという欠点がある。
【0006】そこで、最近では、オペレーティングシス
テムや、ワープロソフト等のアプリケーションプログラ
ムをROMによって供給するように構成されたポータブ
ルコンピュータが開発されている。このようにROMに
プログラムを記憶しておく構成は、フロッピーディスク
からのインストール作業無しで各種プログラムを直ぐに
実行できるので、低価格でしかも操作の簡単なポータブ
ルコンピュータを実現できる。
【0007】さらに、この種のポータブルコンピュータ
で使用されるアプリケーションプログラムの多くはワー
プロソフトであることから、プリンタを内蔵したポータ
ブルコンピュータの開発が望まれている。この場合、ワ
ープロソフトによって作成された文書データの印刷に際
しては、高速印字や、アウトラインフォント等を利用し
た高品質印字が要求される。
【0008】しかしながら、ポータブルコンピュータの
プリンタインタータェースの標準仕様であるセントロニ
クスインターフェースを使用した場合には、ホストCP
Uから内蔵プリンタにデータを1バイト転送する度にそ
の間でのハンドシェークのための繁雑な信号の受け渡し
が必要となる。このため、コマンド等の制御データの転
送については問題ないが、印字データ等のイメージデー
タの転送については非常に時間が掛かり、これによって
印刷速度が低下されるという問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のポータブルコン
ピュータにおいては、ホストCPUと内蔵プリンタとの
間のデータ転送においてデータを1バイト転送する度に
その間でハンドシェークのための繁雑な信号の受け渡し
が必要となり、それによって印刷速度が低下されるとい
う欠点がある。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、ホストCPUと内蔵プリンタとの間のデータ転
送を高速化できるようにし、アウトラインフォント等を
利用した高品質文字を高速に印字することができるポー
タプルコンピュータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
コンピュータ本体に組み込まれた内蔵プリンタを有する
ポータブルコンピュータにおいて、前記内蔵プリンタへ
の印字データを複数バイト分蓄積する記憶容量を有する
データバッファと、前記ホストCPUから転送される印
字データを前記データバッファに順次書き込み、前記複
数バイト分の印字データを前記データバッファに蓄積す
る手段と、このデータバッファに蓄積されている前記複
数バイト分の印字データを前記データバッファから読み
出して前記内蔵プリンタへ転送するデータ読み出し段
と、前記データバッファからの前記複数バイト分の印字
データの読み出しの終了に応答して、次の複数バイト分
の印字データの受信が可能になったことを前記ホストC
PUに通知する手段とを具備し、前記ホストCPUから
前記内蔵プリンタへのデータ転送が前記複数バイト単位
のハンドシェーク方式で実行されるように構成されてい
ることを特徴とする。
【0012】このポータブルコンピュータにおいては、
ホストCPUからの印字データを蓄積するためのデータ
バッファが設けられており、ホストCPUから転送され
る印字データは、複数バイト分の印字データが蓄積され
るまで、そのデータバッファに連続して書き込まれる。
そして、データバッファから内蔵プリンタへの前記複数
バイト分の印字データの読み出しの終了に応答して、前
記データバッファへの次の複数バイト分の印字データの
書き込みが可能になったことが前記ホストCPUに通知
される。
【0013】このため、前記ホストCPUから前記内蔵
プリンタへのデータ転送が前記複数バイト単位のハンド
シェーク方式で実行されるようになり、ホストCPUと
内蔵プリンタとの間のデータ転送を高速化することがで
きる。したがって、アウトラインフォント等を利用した
高品質文字を高速に印字することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるポータ
ブルコンピュータのシステム構成が示されている。この
ポータブルコンピュータは、ラップトップタイプまたは
ノートブックタイプのコンピュータであり、メモリバス
1、システムバス10、CPU11、I/Oゲートアレ
イ11Aを備えており、メモリバス1には主メモリ12
が接続されると共に、増設メモリ13がオプション接続
される。
【0015】CPU11は、システム全体の制御を司る
ためのものであり、各種操作メニューを画面表示する機
能や、その操作メニュー画面上でユーザによって指定さ
れた各種処理を実行する機能を有している。
【0016】I/Oゲートアレイ11Aは、各種メモリ
やI/Oアクセスのための制御や、バスサイクル制御を
行なう。また、このI/Oゲートアレイ11Aは、主記
憶拡張のためのEMSメモリと内部メモリ拡張のための
後述するROM−EMSメモリの2種類のEMSメモリ
制御をサポートする。このI/Oゲートアレイ11Aか
ら出力されるチップセレクト信号CS1,CS2,…
は、漢字ROM19、辞書ROM20、DOSROM2
1、アプリケーションROM22、プリンタファームウ
ェアROM23、ユーザROM24、アウトラインフォ
ントROM25、プリンタバッファRAM26、メニュ
ーROM27から構成されるROM−EMSメモリの制
御に使用される。
【0017】主メモリ12には、処理対象となるプログ
ラムおよびデータ等が格納される。この主メモリ12は
例えば2Mバイトの記憶容量を有し、最初の1Mバイト
のうちの640Kバイトがシステムメモリとして利用さ
れ、残りの384Kバイトがワークエリアとして利用さ
れる。また、この主メモリ12の2Mバイトの内で前述
のシステムメモリ領域を除く一部の領域は、ハードRA
MやEMSメモリとして設定可能である。増設メモリ1
3は、2Mバイト/4Mバイト/8Mバイトのメモリカ
ードであり、メモリ拡張のために必要に応じて装着され
る。この増設メモリ13によって拡張されたメモリ領域
に前述のハードRAMやEMSメモリを設定することも
可能である。
【0018】システムバス10には、リアルタイムクロ
ック17およびバックアップRAM18が接続されてい
る。リアルタイムクロック17は、独自の動作用電池を
持つ時計モジュールであり、その電池から常時電源が供
給されるCMOS構成のスタティックRAMを有してい
る。このスタティックRAMは、システム構成を示すセ
ットアップ情報の格納等に利用される。バックアップR
AM18は、バッテリィバックアップされたメモリであ
り、32Kバイトの記憶容量を有している。このバック
アップRAM18には、ユーザによって設定されるシス
テム環境設定情報(CONFIG,SYS)が格納され
る。
【0019】システムバス10には、さらに、漢字RO
M19、辞書ROM20、DOSROM21、アプリケ
ーションROM22、プリンタファームウェアROM2
3、ユーザROM24、アウトラインフォントROM2
5、プリンタバッファRAM26、およびメニューRO
M27が接続されている。
【0020】漢字ROM19は、1Mバイト(64Kバ
イト×16ページ)の記憶容量を有しており、ここには
種々の漢字フォントが記憶されている。辞書ROM20
は、512Kバイト(64Kバイト×8ページ)の記憶
容量を有しており、カナー漢字変換テーブルとして利用
される。DOSROM21は、512Kバイト(64K
バイト×8ページ)の記憶容量を有しており、ここには
DOS(Disk Operating System )等のオペレー
ティングシステムが予め記憶されている。また、このD
OSROM21には、そのオペレーティングシステムの
起動時に実行される自動実行バッチファイルとしてメニ
ュー表示プログラムが記憶されている。
【0021】アプリケーションROM22は、512K
バイト(64Kバイト×32ページ)の記憶容量を有し
ており、表計算プログラムが記憶されているメモリ領域
とワープロ用プログラムが記憶されるメモリ領域を備え
ている。
【0022】プリンタファームウェアROM23は、2
56Kバイト(64Kバイト×4ページ)の記憶容量を
有しており、ここには内蔵プリンタ36の制御を行うフ
ァームウェア、およびアウトラインフォント等の文字フ
ォントのイメージ展開を行うファームウェアが格納され
ている。ユーザROM24は、ICソケットを介してシ
ステムバス10に接続されるものであり、ユーザによっ
て必要に応じて装着される。このユーザROM24は、
例えばOTPROMによって構成されている。
【0023】アウトラインフォントROM25は、8M
バイト(64Kバイト×128ページ)の記憶容量を有
しており、ここには、各種書体のアウトラインフォント
が格納されている。また、アウトラインフォントのフォ
ントソースは、使用する文字サイズに応じて適切なフォ
ントが選べるように1文字種当たり複数種のフォントが
用意されている。プリンタバッファRAM26は、2M
バイトのSRAMのなかの32Kバイトの領域を利用し
て実現されており、ここには印字データがイメージ展開
される。
【0024】メニューROM27は、640Kバイト
(64Kバイト×10ページ)の記憶容量を有してお
り、ここにはメニュー画面に表示するアイコンや、スケ
ジュール、住所録等の個人情報を管理するPIMプログ
ラムが格納されている。
【0025】ここで、これら漢字ROM19、辞書RO
M20、DOSROM21、アプリケーションROM2
2、プリンタファームウェアROM23、ユーザROM
24、アウトラインフォントROM25、プリンタバッ
ファRAM26、およびメニューROM27は、所定の
システムアドレスにマッピングされたウインドウを通し
て選択的にアクセスされるように構成されている。この
システムの実際のメモリマップについては、図2を参照
して後述する。なお、以下では、これらメモリをROM
−EMSメモリ100と総称することにする。
【0026】ROM−EMSメモリ100は、RAMデ
ィスクまたはROMディスクとして扱われる半導体ディ
スクであり、このROM−EMSメモリ100内の各フ
ァイルの格納位置は、メニューROM27の空き領域に
格納されているファイル管理テーブル(FAT;Fai
l Alocation Table)271によって
管理されている。このファイル管理テーブル271は、
ROM−EMSメモリ100をディスク装置にエミュレ
ートするために、各ファイルの格納位置やクラスタの繋
がりをシリンダ番号、セクタ番号、ヘッド番号によって
管理する。
【0027】また、実際には、DOSROM21、辞書
ROM20、および漢字ROM19は2Mバイトの1個
のマスクROM(ROM#1)によって構成されてお
り、アプリケーションROM22は1個のマスクROM
(ROM#2)によって構成され、アウトラインフォン
トROM25はそれぞれ2Mバイトの3個のマスクRO
M(ROM#3〜#5)から構成され、プリンタファー
ムウェアROM23、メニューROM27、およびシス
テムROM28は1Mバイトの1個のフラッシュEEP
ROM(ROM#6)から構成され、ユーザROM24
は512Kバイトの1個のOTPROM(ROM#6)
から構成されている。
【0028】ここで、プリンタファームウェアROM2
3をフラッシュEEPROMによって実現しているの
は、使用する外部プリンタの種類に合わせてプリンタの
コード体系を自由に変更できるようにするためである。
【0029】システムバス10には、さらに、システム
ROM28、スパーインテグレーションIC(SI)2
9、キーボードコントローラ32、およびディスプレイ
コントローラ33が接続されている。システムROM2
8は、64Kバイトの記憶容量を有しており、ここには
ブートストラッププログラムや各種基本入出力プログラ
ム(BIOS;Basic I/O System)が
格納されている。
【0030】スパーインテグレーションIC(SI)2
9には、ダイレクトメモリアクセス制御のためのDMA
コントローラが2個、プログラマブル割り込みコントロ
ーラ(PIC)が2個、プログラマブル割り込みタイマ
(PIT)が2個、シリアル入出力インタフェース(S
IO)が2個内蔵されており、またフロッピーディスク
ドライブを制御するフロッピーディスクコントローラ
(FDC)、FDC用のクロックを生成する可変周波数
発振器(VFO)、およびプリンタコントローラも内蔵
されている。
【0031】SI29のFDDコントローラは、3.5
インチのフロッピーディスクを駆動するフロッピーディ
スクドライブ(FDD)38を制御する。フロッピーデ
ィスクドライブ(FDD)38は、720Kバイト/1
2Mバイト/1.44Mバイトの3種類の記録形式をサ
ポートする3モードドライブである。また、SI29
は、FDD/プリンタコネクタ39を介してオプション
接続される例えば5インチのフロッピーディスクドライ
ブの制御や、FDD/プリンタコネクタ39を介してオ
プション接続される外部プリンタの制御を行なう。さら
に、SI29は、RS−232Cドライバ/レシーバ3
1を介してRS−232C機器の制御を行なう。
【0032】キーボードコントローラ32は、85キー
の内蔵キーボード40やマウスの制御を行なう。ディス
プレイコントローラ33は、画像メモリ(VRAM)3
4のリード/ライト制御、および640×400ドット
の解像度を持つ白黒液晶ディスプレイ41の表示制御を
行なう。
【0033】また、このポータブルコンピュータは、内
蔵プリンタコントローラ35、および内蔵プリンタ36
を備えている。内蔵プリンタコントローラ35は、内蔵
プリンタ36を制御するためのものであり、I/Oゲー
トアレイ11Aに接続されている。I/Oゲートアレイ
11Aと内蔵プリンタコントローラ35との間には、セ
ントロニクスインターフェースに準拠したハンドシェー
ク方式の並列データ転送のためにインターフェースライ
ンを介して接続されている。
【0034】内蔵プリンタ36は、このポータブルコン
ピュータ本体に組み込まれた56ドットのシリアル熱転
写プリンタであり、56ドットのシリアルサーマルヘッ
ドを備えている。また、この内蔵プリンタ36には、ハ
ガキ用の自動給紙装置(ASF)を接続することができ
る。
【0035】この内蔵プリンタ36の印字速度は、ノー
マルモードで1851ドット/秒、高速モードで383
1ドット/秒である。ここで、ノーマルモードは、セン
トロニクスインターフェースに準拠した1バイト毎のハ
ンドシェーク方式によって印字データを内蔵プリンタコ
ントローラ35に転送する方式であり、また、高速モー
ドは、この発明の特徴とする複数バイト(例えば、7バ
イト)毎のハンドシェーク方式によって印字データを内
蔵プリンタコントローラ35に転送する方式である。こ
の高速モードによるデータ転送は、内蔵プリンタコント
ローラ35に設けられているFIFOバッファ400に
7バイト分の印字データをバースト転送することによっ
て実現されるものである。
【0036】さらに、このポータブルコンピュータは、
これら各ユニットに動作電源やバックアップ用電源を供
給するための電源コントローラ42を備えており、また
2.5インチの本体内蔵型ハードディスクパック37が
オプションで装着されるように構成されている。このハ
ードディスクパック37には、ハードディスクドライブ
(HDD)とハードディスクドライブコントローラ(H
DC)が設けられている。
【0037】次に、図2を参照して、図1のポータブル
コンピュータのCPU11によって管理されるメモリマ
ップの一例を説明する。図示のように、メモリアドレス
“0E0000H”から“0EFFFFH”までの64
Kバイトのアドレス空間には、漢字ROM19、辞書R
OM20、およびROM−EMSウインドウが共通にマ
ッピングされている。ROM−EMSウインドウは、前
述のように漢字ROM19、辞書ROM20、DOSR
OM21、アプリケーションROM22、プリンタファ
ームウェアROM23、ユーザROM24、アウトライ
ンフォントROM25、プリンタバッファRAM26、
メニューROM27を含むROM−EMSメモリ100
をそのウインドウを通してアクセスするためのものであ
る。また、ROM−EMSメモリ100に含まれる漢字
ROM19および辞書ROM20については、ROM−
EMSウインドウを介してアクセスすることもできる
し、そのウインドウを使用せずに直接的にアクセスする
こともできる。ROM−EMSウインドウを使用しない
場合には、漢字ROM19と辞書ROM20はバンク切
り替え等の手法によって択一的にアクセスされる。ま
た、これら漢字ROM19および辞書ROM20のアク
セスにおいて、バンク切り替え方式を利用するかROM
−EMSウインドウを利用するかについては排他制御が
行われ、バンク切り替えとROM−EMSウインドウの
いずれか一方だけが有効になる。
【0038】また、メモリアドレス“0D0000H”
から“0DFFFFH”までの64Kバイトのアドレス
空間には、主記憶拡張のための通常のEMSウインドウ
が割り当てられている。このEMSウインドウは、LI
M−EMSと称される仕様にしたがって例えば増設メモ
リ13をEMSメモリとして使用するためのものであ
る。
【0039】このように、この実施例のポータブルコン
ピュータは、主記憶拡張のためのEMSメモリとROM
等の内部メモリ拡張のためのROM−EMSメモリとの
2種類のEMSメモリをサポートしており、そのROM
−EMSメモリによって内蔵プリンタ制御のために必要
なプリンタファームウェアROM23、アウトラインフ
ォントROM25、およびプリンタバッファRAM26
を実現している。
【0040】図3には、ROM−EMSウインドウを利
用したROM−EMSメモリ100のアクセスの原理が
示されている。すなわち、メモリアドレス“0E000
0H”から“0F0000H”までの64Kバイトの領
域は、図示のように、16Kバイト×4ページのROM
−EMSウインドウ(W1〜W4)に分割されており、
これらウインドウ(W1〜W4)はそれぞれ独立にRO
M−EMSメモリ100に割り当てられた拡張メモリア
ドレス空間にマッピングされる。ウインドウ(W1〜W
4)がROM−EMSメモリ100の拡張メモリアドレ
ス空間のどのアドレスにマッピングされるかは、ROM
−EMSウインドウ(W1〜W4)それぞれに対応した
ページアドレスによって決定される。
【0041】ページアドレスは11ビット幅を有してお
り、このページアドレスの値を書き替えることによっ
て、最大で32Mバイト(=16Kバイト×2048ペ
ージ)の拡張メモリアドレス空間をROM−EMSメモ
リ100のアクセスに利用することができる。この32
Mバイトのアドレス空間は、CPU11によって直接管
理されるシステムアドレスとは独立したROM−EMS
専用の拡張メモリアドレス空間であり、ROM−EMS
メモリ100に含まれる各種メモリは、その32Mバイ
トの拡張メモリアドレス空間の任意の位置にマッピング
することができる。
【0042】このようなROM−EMSメモリ100の
アクセス制御は、I/Oゲートアレイ11Aに設けられ
たROM−EMS制御用の専用レジスタ群を利用して行
われる。
【0043】次に、図4を参照して、これらROM−E
MS制御レジスタ群を利用したROM−EMS制御の原
理を説明する。図4に示されているように、I/Oゲー
トアレイ11AのROM−EMS制御レジスタ群には、
ROM−EMSコントロールレジスタ201、ROM−
EMSインデックスレジスタ202、ROM−EMSデ
ータレジスタ(ページレジスタ)203a〜203dが
含まれている。
【0044】ROM−EMSコントロールレジスタ20
1には、ゼネラルイネーブルビット(GEN)、および
バリッドビット(V)がセットされる。ゼネラルイネー
ブルビット(GEN)は、ROM−EMS機能全体のイ
ネーブル/ディセーブル制御を行うためのものであり、
ゼネラルイネーブルビット(GEN)=“1”はROM
−EMS機能を使用するモード(ROM−EMSモー
ド)を示し、ゼネラルイネーブルビット(GEN)=
“0”はROM−EMS機能を使用しないモード(メモ
リアクセスモード)を示す。バリッドビット(V)は4
個のROM−EMSウインドウのいずれが有効か否かを
示すものであり、バリッドビット(V)=“1”は有効
なウインドウがあることを示し、バリッドビット(V)
=“0”は有効なウインドウが無いことを示す。
【0045】ROM−EMSインデックスレジスタ20
2には、ページレジスタ203a〜203dを選択的に
指定するための2ビットのセレクト情報がセットされ
る。このセレクト情報によって指定されたページレジス
タには、任意のページアドレスを書き込むことができ
る。
【0046】ページレジスタ203a〜203dは4個
のROM−EMSウインドウW1〜W4にそれぞれ対応
して設けられており、その各々には、イネーブルビット
(E)、バリッドビット(V)、およびページアドレス
がセットされる。イネーブルビット(E)は、対応する
ROM−EMSウインドウのイネーブル/ディセーブル
制御を行うためのものであり、イネーブルビット(E)
=“1”はROM−EMSウインドウが有効であること
を示し、イネーブルビット(E)=“0”はROM−E
MSウインドウが有効で無いことを示す。バリッドビッ
ト(V)は、対応するページレジスタのページアドレス
の有効/無効の判定ビットであり、“1”は有効、
“0”は無効を示す。ページアドレスは、対応するRO
M−EMSウインドウをROM−EMSメモリ100の
32Mバイトのアドレス空間の任意のページにマッピン
グするためのものであり、11ビット幅(A24−A1
4)を有している。
【0047】ゼネラルイネーブルビット(GEN)=
“1”、且つページレジスタ203a〜203dの各ネ
ーブルビット(E)=“1”の場合においては、例え
ば、ROM−EMSウインドウW1に対応するアドレス
“E0000H”〜“E3FFFH”の範囲に属すシス
テムアドレスがCPU11から発行された時には、RO
M−EMSウインドウW1に対応するページレジスタ2
03aが参照され、そのシステムアドレスの上位11ビ
ットはページレジスタ203aのページアドレスに置き
換えられる。そして、その11ビットのページアドレス
とシステムアドレスの下位14ビットアドレスから構成
される25ビット幅のROM−EMSアドレスが生成さ
れる。
【0048】25ビットのROM−EMSアドレスは、
システムバス10上に出力される。そして、そのROM
−EMSアドレスの上位11ビットのページアドレスに
よってROM−EMSメモリ100の2048ページの
うちの1ページ(16Kバイト)が指定され、その1ペ
ージ内の1バイトがROM−EMSアドレスの下位14
ビットによって指定される。
【0049】図5には、ROM−EMSメモリ100の
メモリ群に対するページ割り当ての一例が示されてい
る。DOSROM21、辞書ROM20、および漢字R
OM19は2Mバイトの1個のマスクROM(ROM#
1)によって構成されており、アプリケーションROM
22は1個のマスクROM(ROM#2)によって構成
され、アウトラインフォントROM25はそれぞれ2M
バイトの4個のマスクROM(ROM#3〜#6)から
構成され、プリンタファームウェアROM23、メニュ
ーROM27、およびシステムROM28は1Mバイト
の1個のフラッシュEEPROM(ROM#7)から構
成され、ユーザROM24は512Kバイトの1個のO
TPROM(ROM#8)から構成され、プリンタバッ
ファRAM26は、それそれ1Mバイトの2個のSRA
M(SRAM#1,#2)のうちの任意の32Kバイ
ト、たとえばSRAM#1の最初の32Kバイトから構
成されている。
【0050】この場合、ROM#1にはページ0〜12
7までの128ぺージが割れ当てられており、そのうち
のページ0〜ページ31がDOSROM21、ページ3
2〜ページ63が辞書ROM20、ページ64〜ページ
127が漢字ROM19に割り当てられている。ROM
#2にはページ128からページ255までの128ペ
ージが割り当てられており、そのうちのページ128〜
ページ191が表計算プログラム領域、ページ192〜
ページ255がワープロプログラム領域に割り当てられ
ている。
【0051】アウトラインフォントROM25を構成す
るROM#3〜#6には、ページ256〜ページ767
までの512ページが割り当てられている。ROM#7
にはページ1792〜ページ1855までの56ページ
が割り当てられており、そのうちのページ1792〜1
808がプリンタファームウェアROM23、ページ1
809〜1855がメニューROM27に割り当てられ
ている。また、このメニューROM27の一部には、前
述したFAT271が格納されている。ROM#8に
は、ユーザアプリケーションエリアとして定義されたペ
ージ1280〜1535の256ぺージのうちの最初の
32ページが割り当てられる。SRAM#1には、SR
AMエリアとして定義されたページ1920〜2047
の128ぺージのうちの64ページが割り当てられ、S
RAM#2には、残りの64ページが割り当てられる。
SRAM#1の最初の2ページはプリンタバッファとし
て使用される。
【0052】このような2048ページのページ割り当
てによって、ROM−EMSメモリ100を構成する全
てのメモリを、32Mバイト(2048ページ×16K
バイト)のアドレス空間内に任意にマッピングすること
ができる。これは、換言すれば、ROM−EMSウンイ
ドを介してCPU11が参照することができる各種メモ
リのアドレス空間を最大で32Mバイトにまで拡張する
ことができることを意味する。
【0053】このように、この実施例では、内蔵プリン
タ36の制御のために使用されるプリンタファームウェ
アROM23、アウトラインフォントROM25、およ
びプリンタバッファRAM26がすべてROM−EMS
メモリ100によって実現されているので、システムア
ドレス空間を占有すること無く、内蔵プリンタ36の制
御をROMによって行うことができる。
【0054】また、独立した4個のROM−EMSウイ
ンドウW1〜W4が用意されているので、例えばプリン
タファームウェアROM23とプリンタバッファRAM
26のような異種メモリを同一ステージで参照するとい
った運用を行うこともできる。
【0055】次に、図6を参照して、内蔵プリンタコン
トローラ35のハードウェア構成を説明する。図示のよ
うに、内蔵プリンタコントローラ35は、プリンタ制御
マイクロコンピュータ351、プリンタ制御ゲートアレ
イ351A、ROM352、RAM253、およびプリ
ンタ駆動回路354を備えている。
【0056】プリンタ制御マイクロコンピュータ351
は、ROM352のプリンタ駆動制御プログラムに従っ
て内蔵プリンタ36を動作制御するためのものであり、
このプリンタ制御マイクロコンピュータ351はホスト
CPU11とは独立して動作する。RAM353はプリ
ンタ制御マイクロコンピュータ351のワークエリアと
して使用されるメモリであり、内蔵プリンタ36の印字
バッファとしても利用される。プリンタ駆動回路354
は、内蔵プリンタ36の印字ヘッドの移動制御や用紙送
り制御等の内蔵プリンタ36の実際の機構制御を行う。
【0057】プリンタ制御ゲートアレイ351Aは、セ
ントロニクスインターフェース仕様の信号線200およ
びI/Oゲートアレイ11Aを介してホストCPU11
Aに接続されており、ホストCPU11Aとの間で単方
向の並列データ転送をハンドシェーク方式で実行する。
セントロニクスインターフェース仕様の信号線200に
は、8ビット幅のデータ(PD7−0)線、ストローブ
信号(STROB)線、プリント信号(PRINT)
線、エラ−信号(ERROR)線、アクノリッジ信号
(ACK)線、ビジー信号(BUSY)線、ペーパーエ
ンド信号(PE)線、オートシートフィーダ信号(AS
F)線等が定義されている。
【0058】ここで、ストローブ信号(STROB)は
プリンタ制御ゲートアレイ351Aにデータ(PD7−
0)を転送するときに出力される同期信号であり、プリ
ント信号(PRINT)は内蔵プリンタ36をイニシャ
ライズする信号であり、プリンタ制御ゲートアレイ35
1Aの各種レジスタ等の初期化や、印字バッファのクリ
アに利用される。エラ−信号(ERROR)は、例えば
用紙づまりなどの内蔵プリンタ36の印字動作がストッ
プする各種エラー状態の発生を通知するアラーム信号で
ある。アクノリッジ信号(ACK)は、ストローブ信号
(STROB)信号に対するデータ受信完了信号であ
り、次のデータを受信できる状態になった時に発生され
る。ビジー信号(BUSY)は、内蔵プリンタ36の動
作中を示す信号であり、プリンタ制御ゲートアレイ35
1Aがデータ受信動作を実行している期間中発生され
る。これらアクノリッジ信号(ACK)およびビジー信
号(BUSY)は、前述のストローブ信号(STRO
B)と共に、セントロニクス仕様の3線ハンドシェーク
ラインとして利用される。
【0059】ペーパーエンド信号(PE)は用紙切れを
通知するためのものであり、またオートシートフィーダ
信号(ASF)は自動給紙装置の装着の有無をホストC
PU11に通知するための信号である。このオートシー
トフィーダ信号(ASF)はシステム立ち上げ時にのみ
有効となり、システム立ち上げ後はペーパーエンド信号
のラッチ出力として利用される。また、オートシートフ
ィーダ信号(ASF)線としては、セントロニクスイン
ターフェース200内の未使用の空き信号線が使用され
ている。
【0060】ホストCPU11Aとプリンタ制御ゲート
アレイ351A間のデータ転送には、セントロニクスイ
ンターフェース仕様に準拠した1バイト単位のハンドシ
ェーク方式(ノーマルマルモード)と、7バイト単位の
ハンドシェーク方式(高速モード)がある。高速モード
は印字用のイメージデータ転送時に使用されるものであ
り、他の各種コマンド等の転送時にはノーマルモードが
使用される。
【0061】このプリンタ制御ゲートアレイ351Aに
は、前述の高速モード転送を実現するためのハードウェ
アとして、FIFOバッファ400と、FIFO制御の
ための3つのレジスタ、すなわちモード切り替えレジス
タ401、カウンタリセットレジスタ402、およびス
テートレジスタ403が設けられている。
【0062】FIFOバッファ400は、ホストCPU
11から転送される印字データ(イメージデータ)を7
バイト分蓄積する記憶容量を有するデータバッファであ
り、高速モード時にのみ使用される。
【0063】モード切り替えレジスタ401は高速/ノ
ーマルの転送モードの切り替えのために使用されるもの
であり、そのビット7(D7)にはフラグFASTがセ
ットされる。このフラグFASTは、プリンタ制御マイ
コン351によってセットされるものであり、FAST
=“1”は高速モード(FIFOバッファ400を使用
する)を示し、FAST=“0”はノーマルモード(F
IFOバッファ400を使用しない)を示す。
【0064】カウンタリセットレジスタ402は、FI
FOバッファ400内のFIFOカウンタ制御のための
ものであり、そのビット7(D7)にはフラグFRST
がセットされる。このフラグFRSTは、プリンタ制御
マイコン351によってセットされるものであり、
“1”のFRSTがセットされると、FIFOカウンタ
がリセットされる。FIFOカウンタがリセットされる
と、フラグFRSTは“0”に戻る。
【0065】ステータスレジスタ403はFIFOバッ
ファ400のステータスを示すものであり、そのビット
7(D7)にはフラグFULLがセットされ、またビッ
ト2〜ビット0(D2−0)の3ビットのFIFOバッ
ファ残留データ数情報(FR2−0)がセットされる。
これらフラグFULL、およびFIFOバッファ残留デ
ータ数情報(FR2−0)はプリンタ制御マイコン35
1によってリードされ、FIFOバッファ400のリー
ド/ライト制御のためのパラメタとして利用される。
【0066】フラグFULLは、7バイトのFIFOバ
ッファ400が一杯の時は“1”、一杯でない時は
“0”にセットされる。FIFOバッファ残留データ数
情報(FR2−0)は7バイトのFIFOバッファ40
0に残留している印字データのバイト数を示す。ステー
タスレジスタ403によって示されるFIFOステータ
スは図7の通りである。FIFOバッファ400へのデ
ータ書き込みはFIFOバッファ400が一杯になるま
で(FR2−0が全て“1”、FULL=“1”)順次
実行され、またFIFOバッファ400からのデータ読
み出しは残留データが無くなるまで(FR2−0が全て
“0”、FULL=“1”)順次行われる。
【0067】また、I/Oゲートアレイ11AからSI
29にはディセーブル信号が供給されるように構成され
ており、プリンタイネーブルフラグがI/Oゲートアレ
イ11A内の所定のI/Oポートにセットされたときに
は、SI29に設けられているI/Oポートがディセー
ブルされる。このようにSI29のI/Oポートをディ
セーブルするのは、外部プリンタを使用するための従来
のプログラムをそのまま内蔵プリンタ36制御のための
プログラムとして利用するためであり、これにより外部
プリンタに代えて内蔵プリンタ36を装置番号1のプリ
ンタとして優先使用する事ができる。
【0068】次に、図8を参照して、FIFOバッファ
400の具体的な回路構成を説明する。図示のように、
FIFOバッファ400は、バッファ回路500、FI
FOカウンタ508、データセレクタ508、データセ
レクタ509、ORゲート511,512、およびAN
Dゲート513から構成されている。
【0069】バッファ500は、7段構成のバッファ回
路501〜507を備えており、バッファ回路501〜
507の各々は8個のDフリップフロップから構成され
ている。Dフリップフロップは、クロック入力端子(C
K)に入力されるストローブ信号(STROB)に同期
してデータ入力端子(D)の入力データをラッチし、そ
れを出力端子(Q)から出力する。セントロニクスイン
ターフェースを介してホストCPU11から転送される
8ビット幅の印字データ(PD7−0)は、初段のバッ
ファ回路501に入力され、ストローブ信号(STRO
B)に同期して後段のバッファ回路502〜507に順
次転送される。これにより、先頭の1バイトの印字デー
タD1から順に7バイト分の印字データ(D1−D7)
がバッファ回路501〜507にラッチされる。
【0070】FIFOカウンタ508は、バッファ50
0への7バイト分の印字データ(D7−0)の連続書き
込み、およびその印字データ(D7−0)の読み出しを
制御するために使用されるものであり、ビジー信号(B
USY)が“0”の時(ホストCPU11からバッファ
500へのデータ書き込み中)にはアップカウンタ、ビ
ジー信号(BUSY)が“1”の時(バッファ500か
ら内蔵プリンタ36へのデータ読み出し中)にはダウン
カウンタとして動作する。
【0071】バッファ500へのデータ書き込み中にお
いては、ORゲート511を介して入力されるストロー
ブ信号(STROB)がクロックとなり、そのストロー
ブ信号(STROB)の入力に同期してカウントアップ
動作が実行される。このカウントアップ動作によって3
ビットのカウント出力(D0,D1,D2)が全て
“1”になるまで、バッファ500へのデータ書き込み
が繰り返される。
【0072】一方、バッファ500からのデータ読み出
し中においてはリード信号(FFB0R)がクロックと
なり、そのリード信号(FFB0R)の入力に同期して
カウントダウン動作が実行される。このリード信号(F
FB0R)は、プリンタ制御マイコン351によってバ
ッファ500がリードアクセスする際に発生されるリー
ド信号である。このカウントダウン動作時の3ビットの
カウント出力(D0,D1,D2)の値は、データセレ
クタ509のデータ選択端子に供給される。カウントダ
ウン動作によって3ビットのカウント出力(D0,D
1,D2)の値が全て“0”になるまで、バッファ50
0からのデータ読み出しが繰り返される。
【0073】また、このFIFOカウンタ508は、ノ
ーマルモードでのデータ転送を行う時(モード切り替え
レジスタ401のフラグFAST=“0”)、カウンタ
リセットレジスタ402によってFIFOカウンタ50
8をリセットした時(FRST=“0”)、またはシス
テムリセットが発生した時(RESET=“0”)に、
リセットされる。
【0074】データセレクタ509は、バッファ500
にラッチされている7バイト分の印字データ(D1−D
7)をD1〜D7の順番で選択して読み出すためのもの
であり、その選択動作は、FIFOカウンタ508の3
ビットのカウント出力(D0,D1,D2)の値によっ
て制御される。
【0075】図9には、このFIFOバッファ400を
利用した高速モード転送と、FIFOバッファ400を
利用しないノーマルモード転送のタイミングチャートが
示されている。
【0076】前述したようにノーマルモードは、セント
ロニクスインターフェースのハンドシューク方式でデー
タ転送を行うモードであり、1バイト単位でハンドシュ
ークが行われる。すなわち、図9(A)のタイミングチ
ャートに示されているように、ホストCPU11から転
送される1バイトのデータ(D1)はストローブ信号
(STROB)のタイミングでプリンタ制御ゲートアレ
イ351Aに読み込まれる。プリンタ制御ゲートアレイ
351Aは、ストローブ信号(STROB)を受信する
とビジー信号(BUSY)を発生し、プリンタ制御マイ
コン351による受信データの処理が開始される。この
データ処理が終了すると、プリンタ制御マイコン351
はビジー信号(BUSY)の発生を解除すると共に、ア
クノリッジ信号(ACK)を発生して、次のデータが受
信可能であることをホストCPU11に通知する。
【0077】一方、高速モードでは、7バイト単位でハ
ンドシュークが行われる。すなわち、図9(B)のタイ
ミングチャートに示されているように、ホストCPU1
1から転送される最初の1バイトのデータ(D1)はス
トローブ信号(STROB)のタイミングでプリンタ制
御ゲートアレイ351Aに読み込まれ、FIFOバッフ
ァ400に書き込まれる。この時、ビジー信号(BUS
Y)は発生されないので、ホストCPU11は待たされ
ることなく後続するデータD2〜D7を順次転送する。
【0078】そして、FIFOバッファ400に7バイ
ト目のデータD7が書き込まれると、ステータスレジス
タ403のフラグFULLが“1”にセットされる。こ
れにより、プリンタ制御ゲートアレイ351Aは、ビジ
ー信号(BUSY)を発生する。また、プリンタ制御マ
イコン351は、FIFOバッファ400からデータを
順次読み出し、それをRAM353のラインバッファに
転送する。FIFOバッファ400が空になると、ステ
ータスレジスタ403のFR2〜FR1が全て“0”に
なることに応答して、プリンタ制御マイコン351はビ
ジー信号(BUSY)の発生を解除し、次のデータが受
信可能であることをホストCPU11に通知する。
【0079】このようなFIFOバッファ400に対す
る7バイトのデータ書き込み・読み出し処理によって、
プリンタヘッド縦1列分(56ドット)のデータ転送が
完了される。
【0080】印字データがさらに続く場合には、プリン
タ制御マイコン351はカウンタリセットレジスタ40
2に“0”のフラグFRSTをセットして、FIFOカ
ウンタ508をリセットする。そして、再び上述のFI
FOバッファ400を利用した印字データの受信処理が
実行される。
【0081】ノーマルモード/高速モードの切り替え
は、次のようなタイミングで実行される。すなわち、前
述したように、モード切り替えレジスタ401のフラグ
FASTは、ポータブルコンピュータの電源が投入され
た時に“0”にリセットされる。このため、通常は、ホ
ストCPU11とプリンタ制御ゲートアレイ351A間
のデータ転送はノーマルモードに設定されている。この
状態で、ホストCPU11からプリンタ制御ゲートアレ
イ351Aに印字コマンドが転送された時、プリンタ制
御マイコン351は、フラグFASTを“1”にセット
して転送モードをノーマルモードから高速モードに切り
替える。
【0082】そして、全ての印字データに対する受信処
理が完了した時に、プリンタ制御マイコン351は、フ
ラグFASTを“0”にセットして転送モードを高速モ
ードからノーマルモードに切り替える。
【0083】印字の際にホストCPU11から転送され
るデータ系列は次の通りである。 [印字コマンド] [印字ブロックの先頭ドット位置],[印字ブロックの
終了ドット位置] [印字データD0,D1,………Dn] このように、印字データは印字コマンドに後続して転送
されるものであるので、印字コマンドに応答して高速モ
ードに切り替えることにより、印字データの転送だけを
7バイト単位で高速に実行することが可能となる。した
がって、印字データについてのみ7バイト単位での処理
が可能となり、ホストCPU11からのコマンドについ
ては通常通りに1バイト単位で処理することができる。
【0084】以上のように、この実施例においては、プ
リンタ制御ゲートアレイ351AにホストCPU11か
らの印字データを蓄積するためのFIFOバッファ40
0が設けられており、ホストCPU11から転送される
印字データは、プリンタヘッドの縦一列分のデータが蓄
積されるまで、そのFIFOバッファ400に連続して
書き込まれる。そして、FIFOバッファ400からの
印字データの読み出しの終了に応答して、ビジー信号
(BUSY)の発生が解除されてFIFOバッファ40
0への次の印字データの書き込みが可能になったことが
ホストCPU11に通知される。このため、ホストCP
U11から内蔵プリンタ36へのデータ転送が7バイト
単位のハンドシェーク方式で実行されるようになり、ホ
ストCPU11と内蔵プリンタ36との間のデータ転送
を高速化することができる。したがって、アウトライン
フォント等を利用した高品質文字を高速に印字すること
が可能となる。
【0085】図10には、プリンタ制御ゲートアレイ3
51Aの第2の構成例が示されている。このプリンタ制
御ゲートアレイ351Aは、図6の構成に加え、プリン
タバッファRAM26内に未転送のイメージデータが残
存されている状態でエラー等によって内蔵プリンタ36
の印刷動作が中断された際に、未転送のイメージデータ
の存在をLEDを利用して利用者に提示する機能を持
つ。
【0086】すなわち、このポタブルコンピュータにお
いては、文字コードがプリンタ制御ゲートアレイ351
Aに転送されるのではなく、プリンタファームウェアR
OM23のプリンタファームウェアによって文字コード
がイメージデータに変換され、そのイメージデータが印
字データとしてプリンタ制御ゲートアレイ351Aに転
送される。このため、アプリケーションプログラム等か
らプリンタファームウェアに全ての文字コードが排出さ
れたとしても、そのプリンタファームウェアによるプリ
ンタ制御ゲートアレイ351Aへのイメージデータ転送
が完了しておらず、プリンタバッファRAM26内に未
転送のイメージデータが残存されている状態が発生す
る。この状態で、リボン切れ、用紙づまり等の原因で内
蔵プリンタ36の印字動作が停止されると、プリンタフ
ァームウェアはイメージデータの転送作業を停止して、
他の制御に移行してしまう。
【0087】このため、その後、トラブルを解消して内
蔵プリンタ36を再起動させても、イメージデータの一
部がプリンタバッファRAM26に残っているために全
てのデータを印刷できないという状況が発生する危険が
ある。
【0088】そこで、この実施例では、プリンタバッフ
ァRAM26内に未転送のイメージデータが残存されて
いる場合には、LEDの点灯等によってその状況をユー
ザに通知できるように構成している。
【0089】すなわち、プリンタ制御ゲートアレイ35
1Aには、図6の構成に加え、エラーレジスタ501、
LED駆動回路502が設けられている。エラーレジス
タ501のビット7にはエラー通知フラグEがセットさ
れ、またビット3には未転送イメージデータフラグDが
セットされる。
【0090】エラー通知フラグEは、リボン切れ、用紙
づまり等の原因によってプリンタエラーが発生した際に
プリンタ制御マイコン351によって“1”にセットさ
れる。“1”のエラー通知フラグEがセットされると、
セントロニクスインターフェースを介してエラー信号
(ERROR)がホストCPU11に送られる。また、
LED駆動回路502によってLED503が点灯さ
れ、これによってプリントエラーの発生が利用者に提示
される。
【0091】ホストCPU11は、エラー信号(ERR
OR)を受信すると、未転送のイメージデータがプリン
タバッファRAM26に残存しているか否かを調べ、残
存している場合には、セントロニクスインターフェー
ス、およびプリンタ制御ゲートアレイ351Aを介し
て、未転送イメージデータフラグDのセットコマンドを
プリンタ制御マイコン351に転送する。これに応答し
て、“1”の未転送イメージデータフラグがプリンタ制
御マイコン351によってセットされる。この結果、L
ED駆動回路502によってLED504が点灯され、
これによって未転送データの存在が利用者に提示され
る。未転送データの転送処理は、例えば、ポップアップ
ウインドウを利用して、未転送データを排出するコマン
ドを利用者にキー入力させる等の手法によって実行させ
ることができる。
【0092】図11には、プリンタ制御ゲートアレイ3
51Aの第3の構成例が示されている。このプリンタ制
御ゲートアレイ351Aは、図6の構成に加え、オート
シートフィード信号(ASF)線を利用してペーパーエ
ンド信号(PE)をホストCPU11に伝達する機能を
有する。
【0093】すなわち、この実施例では、印字処理をホ
ストCPU11とプリンタ制御マイコン351の2つの
独立したCPUで制御している。このため、ホストCP
U11からみるとプリンタ制御マイコン351によって
ステータス信号が不定期に発生されることになり、ホス
トCPU11が内蔵プリンタ36の状態を認識できない
といった可能性がある。
【0094】特に、ペーパーエンド信号(PE)が発生
したことをホストCPU11が認識できなかった場合に
は、ラインフィードコマンドによって指定される行送り
量にずれが生じるといった不具合が生じる。
【0095】すなわち、ホストCPU11によって扱わ
れる典型的な文字コードは例えばESC/Pコード(エ
スケープ文字)等であるが、このESC/Pコードは3
60dpiに対応してあり、内蔵プリンタ36は400
dpiである。この場合、ホストCPU11は、行送り
量を調整するために、プリンタファームウェアによって
360dpiから400dpiへの変換処理を行う。こ
の変換処理では変換誤差量がライン毎に蓄積されていく
ので、頁が替る時にその蓄積された変換誤差量をクリア
する必要がある。このため、ペーパーエンド信号(P
E)が発生したことをホストCPU11が認識できなか
った場合には、変換誤差量をクリアできなくなり、ライ
ンフィードコマンドによって指定される行送り量にずれ
が生じるといった不具合が生じる。
【0096】そこで、この実施例では、オートシートフ
ィード信号(ASF)はシステム立ち上げ時にのみ使用
されることに着目し、システム立ち上げ後においては、
発生されたペーパーエンド信号(PE)をラッチしてそ
れをオートシートフィード信号(ASF)線上に出力す
るように構成している。これにより、ペーパーエンドの
発生を確実にホストCPU11に通知することができ
る。
【0097】すなわち、この図11のプリンタ制御ゲー
トアレイ351Aには、図6の構成に加え、ASF制御
レジスタ601、PE制御レジスタ602、ASF信号
発生回路603、PEパルス発生回路604、およびP
E信号ラッチ回路605をパルスが設けられている。
【0098】ASF制御レジスタ601のONフラグは
自動給紙装置(ASF)600の装着の有無を示すもの
であり、自動給紙装置(ASF)600がコネクタ60
0Aを介してコンピュータ本体に装着されている時に
は、“1”のONフラグがプリンタ制御マイコン351
によってセットされる。
【0099】“1”のONフラグがセットされると、A
SF発生回路503は、オートシートフィード信号(A
SF)線に“1”のASF信号を出力する。このASF
発生回路503によるASF信号の出力動作は、プリン
タ制御マイコン351Aによって“1”のデイセーブル
フラグDISがASF制御レジスタ601にセットされ
た時にディセーブルされる。この“1”のデイセーブル
フラグDISはシステム起動後にセットされるものであ
り、このセット動作は、例えば、ホストCPU11から
最初の印字コマンドを受信した時に行われる。
【0100】自動給紙装置(ASF)600がコンピュ
ータ本体に装着されているか否かの判穂別処理は、プリ
ンタ制御マイコン351によって次のように行われる。
すなわち、ASF制御レジスタ601のビット2には、
コンパレータ606を介してコネクタ600Aの所定ピ
ンが接続されている。コンパレータ606は、自動給紙
装置(ASF)600の装着によってコネクタ600A
の所定ピンの電位が低下されると、ASF制御レジスタ
601のビット2に“1”のASFフラグをセットす
る。プリンタ制御マイコン351は、システム起動時に
そのASFフラグをリードし、ASFフラグが“1”の
時は自動給紙装置(ASF)600が装着されていると
判断し、“1”のONフラグをASF制御レジスタ60
1にセットする。一方、ASFフラグが“0”の時は、
プリンタ制御マイコン351は、自動給紙装置(AS
F)600が装着されてないと判断し、“0”のONフ
ラグをASF制御レジスタ601にセットする。
【0101】PE制御レジスタ602のページフラグP
Eはページエンドの発生の有無を示すものであり、プリ
ンタ制御マイコン351によってページエンドの発生の
度に“1”にセットされる。“1”のページエンドフラ
グPEがPE制御レジスタ602にセットされると、P
Eパルス発生回路604は、所定期間“1”レベルのパ
ルス信号をページエンド信号(PE)としてページエン
ド信号(PE)線上に出力する。また、この“1”レベ
ルのページエンド信号(PE)は、ラッチ回路605に
よってラッチされ、そのラッチ出力はASF信号線上に
出力される。ラッチ回路605のラッチ動作は、PE制
御レジスタ602に“1”のペーパーエンドクリアフラ
グPECがセットされた時に解除される。“1”のペー
パーエンドクリアフラグPECのセット動作は、ホスト
CPUからページエンドに応答するコマンドが送られて
きた時にプリンタ制御マイコン351によって行われ
る。
【0102】このプリンタ制御ゲートアレイ351Aの
構成においては、一旦ペーパーエンド信号(PE)が発
生されると、その信号がラッチされてオートシートフィ
ード信号(ASF)線上に出力され、そのラッチはホス
トCPUからページエンドに応答するコマンドが送られ
て来るまで解除されない。これにより、ペーパーエンド
の発生を確実にホストCPU11に通知することがで
き、ラインフィードコマンドによって指定される行送り
量のずれを防止することができる。
【0103】なお、ここでは、ペーパーエンド信号(P
E)のラッチ出力をオートシートフィード信号(AS
F)線上に出力したが、セントロニクスインターフェー
スのライン200には未使用の空き線が存在するのが普
通であるので、その空き線上にそのペーパーエンド信号
(PE)のラッチ出力を出力することも可能である。
【0104】次に、プリンタファームウェアROM23
のプログラム書き替え処理について説明する。すなわ
ち、前述のようにプリンタファームウェアROM23は
フラッシュEEPROMから構成されているので、プリ
ンタファームウェアを書き替えることができる。これに
より、内蔵プリンタ36用のプリンタファームのバージ
ョンアップや、使用するアプリケーションプログラムや
外部プリンタに合わせて文字コード体系を変更するとい
った処理を行うことができる。
【0105】このプリンタファームウェアROM23の
書き替え処理は、メニュー画面上で所定の機能を選択す
ることによって起動することができる。まず、図12を
参照して、メニュー画面の一例を説明する。
【0106】図12に於いて、a1乃至a12はそれぞ
れ作業選択のためのメニュアイコンである。これらアイ
コンのうち、a1はアプリケーションROM22に記憶
されたワープロ用アプリケーションプログラムの実行を
指示するためのワープロアイコン、a2はアプリケーシ
ョンROM22に記憶された表計算用アプリケーション
プログラムの実行を指示するための表計算アイコン、a
3はカレンダ、電卓、世界時計等のアクセサリ機能の実
行を指示するためのアクセサリアイコンである。a4,
a5は市販ソフトウェア等の任意ソフトウェアのメニュ
登録またはそのメニュ登録したソフトウェアの実行を指
示するためのユーザ登録アイコンである。a6は市販ソ
フトウェア等の任意のソフトウェアをこのポータブルコ
ンピュータ本体のハードRAMまたはハードディスクパ
ック37にインストールするためのソフトインストール
アイコンである。a7はフロッピーディスクで供給され
る市販ソフトウェアの実行(FDのautoexec.batを実行
する)を指示するためのFD実行アイコンである。a8
はフロッピーディスクのすべての内容を新たなフロッピ
ーディスクに複写(diskcopyコマンドを実行する)する
ことを指示するための予備FD作成アイコンである。a
9はフロッピーディスクを初期化する(formatコマンド
を実行する)FD初期化アイコンである。a10はハー
ドRAM又はハードディスクパック37に格納されたす
べての内容をフロッピーディスクへコピーすることを指
示するための本体→FDアイコンである。この場合、ハ
ードRAMの場合はallcopy コマンドが実行され、ハー
ドディスクの場合はbackupコマンドが実行される。a1
1はフロッピーディスクのすべての内容を本体へコピー
(ハードRAMの場合はallcopy コマンドの実行、ハー
ドディスクの場合はbackupコマンドの実行)することを
指示するためのFD→本体アイコンである。a12はD
OSーROM21に格納されたオペレーティングシステ
イム(DOS)を使用可能にする(command.com を起動
する)MSーDOSアイコンである。
【0107】b1乃至b12は上記各アイコンa1〜a
122 に対応して表示されるアイコンタイトルである。
c1はメッセージ行(タイトルバー)であり、ここに
は、選択状態にあるアイコン、即ち反転表示等により強
調表示されたアイコンの作業内容等が表示される。図に
おいては、ワープロアイコンa1が選択されているの
で、ワープロアイコンa1、アイコンタイトルb1がそ
れぞれ反転表示され、メッセージ行c1には“ワープロ
をはじめます”のメッセージが表示される。この状態
で、[Enter]キーが入力されと、ワープロ用アプ
リケーションプログラムが主メモリ12に読み込まれて
実行される。ワープロ用アプリケーションプログラムが
実行されると、操作メニュー画面からそのワープロ用ア
プリケーションプログラムによって提供される文字入力
画面に画面が切り替えられる。
【0108】また、図において、DOSアイコンa12
が選択されると、この時には既にDOSROM21のオ
ペーレーティングシステム(DOS)は起動されいるの
で、直ぐにコマンドの受付け可能状態となり、画面上に
はDOSROM21のプロンプト(プロンプトCまたは
D)が画面表示される。
【0109】さらに、図12において、d1乃至d10
はそれぞれキーボード33上に設けられるファンクショ
ンキーF1〜F10の機能表示部である。すなわち、d
1はリアルタイムクロック17のメモリに日付と時刻の
設定を行なうファンクションキーF1の機能表示部、d
2は漢字入力モードと入力練習のする/しないを選択す
るファンクションキーF2の機能表示部、d3はリジュ
ーム、スピーカ、ローバッテリアラーム、オートパワー
オフ、画面反転表示、ハードディスク自動停止等、各種
システム構成情報をリアルタイムクロック17のメモリ
に設定するファンクションキーF3の機能表示部、d4
はプリンタファームウェアROM23の書き替えを指定
するファンクションキーF4の機能表示部、d5はハー
ドRAM、EMS等のメモリの設定を行なうファンクシ
ョンキーF5の機能表示部、d7は利用者のコマンドを
ユーザ登録1/ユーザ登録2の各メニュに登録するファ
ンクションキーF7の機能表示部、d9はシステム環境
設定ファイル(CONFIG.SYS)の選択を行なう
ファンクションキーF9の機能表示部、d10はハード
ディスクパック37が実装されたときのみ、有効表示と
なって、ハードディスクのパーティションを定義し、フ
ォーマットを行なう、ファンクションキーF10の機能
表示部である。
【0110】図13には、プリンタファームウェアRO
M23の書き替え手続きを示すフローチャートが示され
ている。システム電源が投入されると、システムROM
28のブ−トプログラムがCPU11によって実行さ
れ、次の処理が行われる。
【0111】すなわち、CPU11は、まず、ポータブ
ルコンピユータ内の各種周辺LSI等のハードウェアや
メモリの信頼性テスト、およびそれらの初期化を行なう
(ステップS21,S22)。この初期化処理において
は、リアルタイムクロック17に保持されているシステ
ム構成情報にしたがった初期設定がなされる。次いで、
CPU11は、DOSROM21のチェックサムのチェ
ックを行なうと共に(ステップS23)、ハードディス
クパック37およびフロッピーディスクドライブ38の
装着チェックと初期化を行なう(ステップS24〜S2
5)。この初期化処理では、リアルタイムクロック17
に保持されているシステム構成情報にしたがってハード
ディスクパック37およびフロッピーディスクドライブ
38の初期設定がなされる。
【0112】このような信頼性テストおよび初期設定が
完了すると、今度は、オペレーティングシステム(DO
S)を読み込む動作が実行される。すなわち、CPU1
1は、まず、リアルタイムクロック17に保持されてい
るシステム構成情報を読み込み、“DOSの起動=DO
SROM”に設定されているか否かを判別する(ステッ
プS26)。“DOSの起動=DOSROM”に設定さ
れている場合には、CPU11は、DOSROM21か
らオペレーティングシステムを読み込むために、システ
ムROM28に記憶されているディスクドライバ用BI
OS(INT13H)を装置番号81Hで実行する(ス
テップS27)。この装置番号81Hは、ROM−EM
Sメモリ100から構成される半導体デイスクを示すも
のである。
【0113】BIOS(INT13H)は、まず、RO
M−EMSモードを有効にするためにコントロールレジ
スタ201のゼネラルイネーブルビットGENを“1”
にセットし、ついで、DOSROM21内のIPLの格
納位置に対応するあらかじめ定められたシリンダ、ヘッ
ド、セクタ番号(例えば、シリンダ番号=0、ヘッド番
号=0、セクタ番号=1)をROM−EMSメモリ10
0のページアドレス(A24−14)に変換する。つい
で、BIOS(INT13H)は、ページアドレス(A
24−14)を例えばページレジスタ203aにセット
する。以降、I/Oゲートアレイ11Aの制御の下にD
OSROM21がROM−EMSウンドW1を通してリ
ードアクセスされ、その所定位置に書き込まれているI
PLが主メモリ12のシステムメモリ領域に読み込まれ
る。
【0114】そして、CPU11は、そのIPLを実行
してDOSROM21から主メモリ12のシステムメモ
リ領域に、DOSのシステムファイルを読み込み、その
オペレーティングシステムを起動する(ステップS2
8)。DOSROM21には、前述したようにメニュー
表示プログラムが自動実行バッチファイルとして記憶さ
れているので、このオペレーティングシステムの起動時
には最初にその自動実行バッチファイルがDOSROM
21から読み込まれて、図12で説明したようなメニュ
−画面が表示される(ステップS29)。
【0115】このメニュ−画面上にてプリンタ選択のた
めのファンクションキーF4が押下されると、メニュ−
表示プログラム中のプリンタファームウェア(プリンタ
ドライバ)選択ユーティリティがCPU11によって実
行され、プリンタファームウェアリストが画面表示され
る(ステップS30)。プリンタファームウェアリスト
には、仕様の異なる各種メーカーのプリンタにそれぞれ
対応した複数種の文字コード体系に対応する複数のプリ
ンタファームウェアファイルが一覧表示される。CPU
11は、ユーザのキー入力操作によって指定されたファ
イルを例えばフロッピ−ディスク等から選択して読み出
し、それをフラッシュEEPROMから構成されるプリ
ンタファームウェアROM23に書き込む(ステップS
31,S32)。これにより、プリンタファームウェア
を書き替えることができる。
【0116】一方、システム構成情報が“DOSの起動
=FDD/HDD”に設定されている場合には、CPU
11は、システムROM28に記憶されているディスク
ドライバ用BIOS(INT13H)を装置番号00
H、01H、80H、81Hの順で起動する(ステップ
S33)。ここで、装置番号00Hはフロッピーディス
クドライブ38に対応するBIOSドライバを示し、装
置番号01Hは外付けフロッピーディスクドライブに対
応するBIOSドライバを示し、装置番号80Hはハー
ドディスクパック37装着時にはHDDドライバを示
し、未装着時にはハードRAMドライバを示す。また、
装置番号81HはDOSROMドライバを示す。この結
果、フロッピーディスクドライブ、ハードディスク/ハ
ードRAM、DOSROMの順でオペレーティングシス
テム(DOS)が探され、ブート処理が実行される(ス
テップS34)。この場合、フロッピーディスクドライ
ブ、ハードディスクパック/ハードRAMにオペレーテ
ィングシステムがあると通常通りそのオペレーティング
システムが起動され、これらにオペレーティングシステ
ムがない場合には、DOSROM21のオペレーティン
グシステムが起動されて自動的にメニュー画面が表示さ
れる。
【0117】次に、図14のフローチャートを参照し
て、アウトラインフォントの選択動作を説明する。一般
に、アウトラインフォントはある一定の文字サイズを基
準に作成されているので、展開する文字サイズが変わる
と文字の形が崩れることがある。この傾向は、小さな文
字に展開する場合程顕著に現れる。そこで、この実施例
では、アウトラインフォントROM25に複数のアウト
ラインフォントソースが用意されており、使用する文字
の大きさに応じてアウトラインフォントソースを使い分
けるようにしている。この場合、使用されるアウトライ
ンフォントソースの選択動作は、次のように行われる。
【0118】すなわち、アウトラインフォントを使用す
る場合には、プリンタファームウェアのメインルーチン
によってアウトラインフォント選択ルーチンがコールさ
れ、展開する文字コードと、文字サイズがパラメタとし
て与えられる。ここで、プリンタファームウェアのメイ
ンルーチンおよびアウトラインフォント選択ルーチン
は、共にプリンタファームウェアROM23に格納され
ているものである。
【0119】アウトラインフォント選択ルーチンは、ま
ず、指定された文字サイズが所定の文字サイズ、例えば
10ポイント以上か否かを判断する(ステップS4
1)。指定された文字サイズが10ポイント以上の場合
には、アウトラインフォントソースグループAを使用
し、指定され文字コードに対応するアウトラインファン
トをそのフォントソースグループAからリードする(ス
テップS42)。一方、指定された文字サイズが10ポ
イントよりも小さい場合には、アウトラインフォントソ
ースグループBを使用し、指定され文字コードに対応す
るアウトラインファントをそのフォントソースグループ
Aからリードする(ステップS43)。ここで、アウト
ラインフォントソースグループAは大きなサイズの文字
に対応して作成されたフォントソースの集まりであり、
アウトラインフォントソースグループBは小さなサイズ
の文字に対応して作成されたフォントソースの集まりで
ある。
【0120】そして、リードされたアウトラインフォン
トソースが展開された後(ステップS44)、アウトラ
インフォント選択ルーチンからプリンタファームウェア
のメインルーチンにリターンされる。
【0121】このように、複数種のフォントソースをア
ウトラインフォントROM25に用意する場合には大き
なROMサイズが必要となるので、通常は、それによっ
て必要となるシステムアドレス空間も大きくなってしま
う。しかしながら、この実施例では、アウトラインフォ
ントROM25はROM−EMSメモリ100内に実現
されているので、そのROM−EMSメモリ100の拡
張アドレス空間の範囲内であればフォントソースの種類
は自由に増やすことができる。
【0122】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホス
トCPUと内蔵プリンタとの間のデータ転送を高速化で
きるようになり、アウトラインフォント等を利用した高
品質文字を高速に印字することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるポータブルコンピ
ュータの全体のシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のシステムにおけるメモリマップの一
例を示す図。
【図3】同実施例のシステムにおけるROM−EMSウ
インドウを通したROM−EMSメモリのアクセス動作
の原理を説明するための図。
【図4】同実施例のシステムに設けられたROM−EM
S制御レジスタ群を示す図。
【図5】同実施例のシステムにおけるROM−EMSメ
モリに対するページ割り当ての一例を示す図。
【図6】同実施例のシステムに設けられた内蔵プリンタ
コントローラの構成を示すブロック図。
【図7】図6の内蔵プリンタコントローラに設けられて
いるFIFOバッファのステータスを説明するための
図。
【図8】図6の内蔵プリンタコントローラに設けられて
いるFIFOバッファの具体的構成の一例を示す回路
図。
【図9】図6の内蔵プリンタコントローラとホストCP
U間におけるノーマルモード時と高速モード時それぞれ
のデータ転送動作を示すタイミングチャート。
【図10】同実施例のシステムに設けられた内蔵プリン
タコントローラの第1の変形例を示すブロック図。
【図11】同実施例のシステムに設けられた内蔵プリン
タコントローラの第2の変形例を示すブロック図。
【図12】同実施例のシステムにおけるメニュー表示画
面の一例を示す図。
【図13】同実施例のシステムにおけるプリンタファー
ムウェアの書き替え動作を説明するフローチャート。
【図14】同実施例のシステムにおけるアウトラインフ
ォントの選択動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
10…システムバス、11…CPU、11A…バスコン
トローラ、12…主メモリ、17…リアルタイムクロッ
ク、18…バックアップRAM、19…漢字ROM、2
0…辞書ROM、21…DOSROM、22…アプリケ
ーションROM、23…プリンタファームウェアRO
M、24…ユーザROM、25…アウトラインフォント
ROM、26…プリンタバッファRAM、27…メニュ
ーROM、28…システムROM、35…内蔵プリンタ
コントローラ、36…内蔵プリンタ、100…ROM−
EMSメモリ、351…プリンタ制御マイコン、351
A…プリンタ制御ゲートアレイ、400…FIFOバッ
ファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巳上 真史 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ本体に組み込まれた内蔵プ
    リンタを有するポータブルコンピュータにおいて、 前記内蔵プリンタへの印字データを複数バイト分蓄積す
    る記憶容量を有するデータバッファと、 前記ホストCPUから転送される印字データを前記デー
    タバッファに順次書き込み、前記複数バイト分の印字デ
    ータを前記データバッファに蓄積する手段と、 このデータバッファに蓄積されている前記複数バイト分
    の印字データを前記データバッファから読み出して前記
    内蔵プリンタへ転送するデータ読み出し段と、 前記データバッファからの前記複数バイト分の印字デー
    タの読み出しの終了に応答して、次の複数バイト分の印
    字データの受信が可能になったことを前記ホストCPU
    に通知する手段とを具備し、 前記ホストCPUから前記内蔵プリンタへのデータ転送
    が前記複数バイト単位のハンドシェーク方式で実行され
    るように構成されていることを特徴とするポータブルコ
    ンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記データバッファは、前記内蔵プリン
    タの印字ヘッドの縦1列分のドット数に対応するバイト
    数の印字データを蓄積する記憶容量を有することを特徴
    とする請求項1記載のポータブルコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記ホストCPUから転送される印字デ
    ータは、アウトラインフォントのイメージデータである
    ことを特徴とする請求項1記載のポータブルコンピュー
    タ。
  4. 【請求項4】 文字サイズに応じて作成された複数種の
    アウトラインフォントを記憶するメモリと、印字対象の
    文字サイズに応じて使用するアウトラインフォントを選
    定する手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    1記載のポータブルコンピュータ。
  5. 【請求項5】 所定の文字コード体系で定義された文字
    コードを印字のためのイメージデータに変換するための
    プログラムが格納されたメモリをさらに具備し、前記メ
    モリはEEPROMによって構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のポータブルコンピュータ。
  6. 【請求項6】 コンピュータ本体に組み込まれた内蔵プ
    リンタを有するポータブルコンピュータにおいて、 前記ポータブルコンピュータのホストCPUと間でバイ
    ト単位でデータ転送するためのインターフェースと、 このインターフェースを介して前記ホストCPUに接続
    され、前記ホストCPUからのコマンドに応じて前記内
    蔵プリンタを動作制御するプリンタコントローラとを具
    備し、 このプリンタコントローラは、 前記ホストCPUから転送される前記内蔵プリンタへの
    印字データを複数バイト分蓄積する記憶容量を有するデ
    ータバッファと、 前記ホストCPUからの印字コマンドに応答して前記デ
    ータバッファをイネーブルにし、前記印字コマンドに後
    続して前記ホストCPUから転送される印字データを前
    記データバッファに順次書き込み、前記複数バイト分の
    印字データを前記データバッファに蓄積する手段と、 前記データバッファに蓄積された前記複数バイト分の印
    字データを前記データバッファから読み出して前記内蔵
    プリンタへ転送するデータ読み出し段と、 このデータ読み出し手段による前記データバッファから
    の前記複数バイト分の印字データの読み出し終了に応答
    して、次の複数バイト分の印字データの受信が可能にな
    ったことを前記ホストCPUに通知する手段とを含み、 前記ホストCPUから前記内蔵プリンタへの印字データ
    転送を前記複数バイト単位のハンドシェーク方式で実行
    するように構成されていることを特徴とするポータブル
    コンピュータ。
  7. 【請求項7】 コンピュータ本体に組み込まれた内蔵プ
    リンタを有するポータブルコンピュータにおいて、 ホストCPUからの指示に応じて前記内蔵プリンタを動
    作制御するプリンタコントローラと、 ホストCPUによって印字用のイメージデータが展開さ
    れるイメージバッファと、 このイメージバッファに展開されているイメージデータ
    を前記プリンタコントローラに転送する手段と、 前記イメージバッファ内に未転送のイメージデータが残
    存されている状態で前記内蔵プリンタの印刷動作が中断
    された際、未転送のイメージデータの存在をランプ表示
    によって利用者に提示する手段とを具備することを特徴
    とするポータブルコンピュータ。
  8. 【請求項8】 コンピュータ本体に組み込まれた内蔵プ
    リンタを有するポータブルコンピュータにおいて、 前記ポータブルコンピュータのホストCPUと間でバイ
    ト単位でデータ転送するためのインターフェースと、 このインターフェースを介して前記ホストCPUに接続
    され、前記ホストCPUからのコマンドに応じて前記内
    蔵プリンタを動作制御するプリンタコントローラとを具
    備し、 このプリンタコントローラは、 CPUと、 前記内蔵プリンタにおけるぺーパーエンドの発生を検出
    し、ペーパーエンド検出信号を前記インターフェース内
    に定義された所定の信号線上に出力する手段と、 前記ペーパーエンド検出信号をラッチし、そのラッチ出
    力を、前記インターフェースに設けられている信号線の
    中で少なくともシステム動作時には未使用の所定の空き
    信号線上に出力するラッチ手段と、 前記ホストCPUからの前記ぺーパーエンド検出信号に
    応答するコマンドに応答して、前記ラッチ手段のラッチ
    状態を解除する手段とを具備することを特徴とするポー
    タプルコンピュータ。
  9. 【請求項9】 コンピュータ本体に組み込まれた内蔵プ
    リンタを有するポータブルコンピュータにおいて、 ホストCPUからの指示に応じて前記内蔵プリンタを動
    作制御するプリンタコントローラと、 ホストCPUによって印字用のイメージデータが展開さ
    れるイメージバッファと、 所定の文字コード体系で定義された文字コードを前記イ
    メージデータに展開するためのプログラムが格納された
    メモリとを具備し、 前記メモリはEEPROMによって構成されていること
    を特徴とするポータブルコンピュータ。
  10. 【請求項10】 コンピュータ本体に組み込まれた内蔵
    プリンタを有するポータブルコンピュータにおいて、 ホストCPUからの指示に応じて前記内蔵プリンタを動
    作制御するプリンタコントローラと、 文字サイズに応じて作成された複数種のアウトラインフ
    ォントを記憶するメモリと、 印字対象の文字サイズに応じて前記複数種のアウトライ
    ンフォントの1つを選択し、その選択したアウトライン
    フォントを用いて文字コードをイメージデータに展開す
    る手段と、 この展開されたイメージデータを前記プリンタコントロ
    ーラに転送する手段とを具備することを特徴とするポー
    タブルコンピュータ。
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