JPH06320698A - 艶消し化粧材 - Google Patents

艶消し化粧材

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JPH06320698A
JPH06320698A JP13238093A JP13238093A JPH06320698A JP H06320698 A JPH06320698 A JP H06320698A JP 13238093 A JP13238093 A JP 13238093A JP 13238093 A JP13238093 A JP 13238093A JP H06320698 A JPH06320698 A JP H06320698A
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陽一 広田
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一郎 川幡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビーズ顔料塗料を塗工した艶消し化粧材に於い
て、被印刷基材の地合ムラに起因する塗膜の艶ムラを解
消し、且つ耐汚染性を向上させる。 【構成】紙等の繊維質基材2上に、絵柄層3、架橋型樹
脂からなる繊維感の空隙を充填、密封する中間層4、及
びビーズ顔料を含有する塗料による表面保護層5を積層
してなる艶消し化粧材1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の内装材をはじ
め、家具や各種の家電製品のキャビネット等の表面化粧
材等に利用される艶消し化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の内装材や家具の表面化粧材等に
利用される艶消し化粧材として、特開昭63−2646
80号公報記載のような、合成樹脂シート等の基材の上
に柄印刷層を形成した後、該絵柄印刷層の形成面に樹脂
弾性ビーズを含有する塗料による表面保護層を形成した
ものが知られている。この様な化粧シートは、いわゆる
『スウエード調』、或いは『ベルベット調』の艶消し外
観、触感を有する良好なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】但し、前記のような樹
脂ビーズ顔料入りの塗料を紙等の繊維質基材に塗布した
場合は、バインダー成分が基材に吸収されて樹脂ビーズ
顔料はその儘残留するため艶が低下する。しかも紙等繊
維質基材特有の吸収性が場所によって異なる所謂『地合
ムラ』の為、場所によって艶低下の程度が場所によって
変化し、それが艶ムラとして目立ってしまうという欠点
があった。又基材へのバインダー樹脂の吸収によって塗
膜中の樹脂ビーズ顔料分が増加すると、塗膜は表面の凹
凸が増え、且つ塗膜自体が多孔質化する為、汚れが吸
収、残留しやすくなり耐汚染性が低下するという欠点も
生じる。
【0004】此の欠点を解決する為、特開平4−14
4743号公報記載の発明のように、一旦2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムのような塗
料の吸収性がなく、表面平滑で、耐稀釈溶剤性、耐熱性
とも良好な別の基材上にビーズ顔料入り塗料を塗布し、
次いで該塗装基材を紙に貼るという方法が開発された。
しかし該方法は、貼り合わせと云う余分な工程が1工程
増えるうえ、PETと接着剤の分材料費が高くなってし
まった。 又特開平2−48936号公報記載の発明のように、
剥離性支持体シート上に樹脂ビーズ顔料入りの塗膜を転
写層として設けた転写シートを作り、次いで該転写シー
トを用いて、紙上に樹脂ビーズ顔料入りの塗膜を転写す
るという方法も開発された。しかし斯かる方法は、やは
り転写と云う余分な工程が1工程増える上、転写後支持
体シートを廃棄する手間があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表面
保護層としてビーズ顔料を含有する艶消し塗膜を有する
化粧材において、該表面保護層と繊維質基材との間に、
架橋型樹脂よりなる塗料によって中間層を設ける事を特
徴とする艶消し化粧材からなる。
【0006】請求項2の発明は、繊維質基材と該中間層
との間、又は/及び該中間層と該表面保護層との間に絵
柄層が形成されている請求項1の艶消し化粧材からな
る。
【0007】前記構成による本発明の艶消し化粧材1に
於いて、化粧材の繊維質基材2としては、坪量14〜1
50g/m2 程度の建材用薄紙、上質紙、クラフト紙、
パルプボード、和紙、合成紙等の紙、ガラス繊維、ビニ
ロン繊維、ポリエステル繊維等からなる不織布又は織布
からなる。後述するように、特に本発明の対象となるの
は、塗料のビヒクル、溶剤の浸透ムラが、ビーズ顔料入
り塗膜の艶むら、耐汚染性となって目立ち易くなる透気
度(JIS−P8117のガーレー式測定器使用)が7
0秒未満の物である。必要に応じて該繊維質基材の裏面
に他の基材を積層した物を用いてもよい。この他の基材
としては例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属箔又は
板、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポエ
チレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂な
どの樹脂のシート又は板、さらには、木材単板、木材合
板、等木質板が利用される。
【0008】中間層4は、ビーズ顔料入り塗膜からなる
表面保護層5と繊維質基材2との間に、ビーズ顔料入り
塗料の塗布前に形成する。具体的には図2のように繊維
質基材の表面、又は図1のように印刷層の表面である。
中間層4としては、架橋型樹脂が使用される。架橋型樹
脂は分子間のところどころを連結する化学結合を持つ高
分子で、高分子の側鎖官能基間の反応、二つ以上の官能
基を有するモノマーである架橋剤と高分子側鎖官能基と
の反応、又は二つ以上の官能基を有するモノマー同志の
反応。によって生成されるもの等が利用される。 (1)官能基として不飽和結合、エポキシ基を有するモ
ノマー、プレポリマー及び/又はオリゴマー、(2)水
酸基、アミノ基、カルボキシル基本、メルカプト基等の
いずれかを有する化合物とポリイソシアネート化合物、
(3)イオウ、塩化イオウとゴム類、(4)ノボラック
樹脂とヘキサメチレンテトラミン等、適宜用いる事が可
能である。とりわけ、セルロース(繊維素)系繊維、パ
ルプを主成分として形成される紙、不織布等の被印刷基
材に対する、地合ムラの目止め(シール)効果、密着性
等の點からは、水酸基を有する化合物、即ちポリオール
化合物とポリイソシアネート化合物は適し、ポリオール
化合物としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、アクリルポリオール、エポキシポリオー
ル等が使用され、ポリイソシアネート化合物としては、
2・4─トリレンジイソシアネート、2・6─トリレン
ジイソシアメート、1・3─キシリレンジイソシアネー
ト、1・4─キシリレンジイソシアネート、1・5─キ
シリレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシア
ネート、p─フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、3・3’−ジメチル─4・4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート、4・4’─ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、3・3’─ジメチルビ
フェニレンジイソシアネート、4・4’─ビフェニレン
ジイソシアネート、3・3’─ジメトキシ─5・5’─
ジメチル─4・ 4’─ビフェニレンジイソシアネー
ト、1─フェノキシ─2・4─フェニレンジイソシアネ
ート、1─tert−ブチル─2・4─フェニレンジイソシ
アネート等が利用できる。以上の中間層4は、通常40
秒以下である繊維質基材2の透基度(JIS−P811
7のガーレー式測定器にて測定)を、70秒以上に調整
する様に塗布量、樹脂を選定して塗工する。 この理由
として、各種実験の結果、ビーズ顔料入り塗料を塗布し
た時の、塗料のビヒクル及び溶剤分の被印刷基材への浸
透ムラに起因する艶ムラ、耐汚染性不良は被印刷基材の
透気度と相関関係があり、該透気度が70秒未満の時に
地合ムラ、浸透性のむらがビーズ顔料入り塗料の塗膜の
艶ムラとして目立ち易く、該透気度が70秒を超える
と、地合ムラ、浸透性ムラがあっても、殆ど塗膜の艶ム
ラ、耐汚染性不良は目立たなくなることが判明したから
である。該繊維質基材塗布方法としては、グラビヤコー
ト(又は印刷)法、シルクスクリーン印刷法、ロールコ
ート法、フアウンテンコート法等の印刷手段または塗布
手段が利用される。
【0009】表面保護層5を形成する際の樹脂ビーズ顔
料を含有する塗料におけるビヒクル7は、基材の材質や
化粧材の用途等によって適宜選択され、例えば、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、酢酸セルロース、硝酸セルロース等のセルロー
ス系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸ブチ
ル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル
等のアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂、分子中に不飽和結
合またはエポキシ基を有するウレタンアクリレート、ポ
リエステルアクリレート等のアクリレート、不飽和ポリ
エステル等のプレポリマー、オリゴマーおよび/または
各種アクリレート等の単量体を適宜混合した熱硬化性樹
脂または電離放射線(電子線、紫外線等)硬化性樹脂、
ポリオールとイソシアネートからなる2液硬化型ウレタ
ン樹脂等を利用し得る。ビーズ顔料の固着性すなわち表
面保護層中におけるビーズ顔料の不脱落性の点から、前
記ビヒクルとしては2液硬化型ウレタン樹脂やアクリル
樹脂が好適である。
【0010】表面保護層5中のビーズ顔料6としては、
樹脂ビーズ、硝子ビーズ、シラスバルーン等公知のビー
ズ顔料が使用出来るが、塗膜表面の耐磨耗性、耐擦傷
性、及びビーズ顔料の脱落のしにくさの点から、特公昭
40−36816号公報、特公昭51−10251号公
報、特開昭63−264680号公報等に記載された樹
脂ビーズ顔料が望ましい。該樹脂ビーズ顔料の代表例と
しては、顔料や染料の微粉末を合成樹脂に分散させて粒
状にしたものであり、例えば、Fe2 3 ,Ti02
CaCO3 ,キナクリドン等の顔料や染料の微粉末を、
ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、ナイロン樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル─酢
酸ビニル共重合体等の弾力性のある樹脂中に、またはこ
れに必要に応じて可塑剤、安定剤、界面活性剤等を添加
して分散し、粒状にしたものであり、形状は球又はこれ
に類似した形状であり、最頻出粒径が5〜80μm程度
の物である。特にスウエード調或いはベルベット調の外
観を表現する為には、最頻出粒径が15〜80μm程
度、又木目板の表面光沢(特に春材部)を表現する為に
は、最頻出粒径が15〜80μm程度が良好である。
【0011】表面保護層形成用の塗料は、ビーズ顔料の
分散性や固着性の点から、ビヒクル100重量部に対し
てビーズ顔料5〜300重量部程度を分散させたものが
好適であり、特にビヒクル100重量部に対してビーズ
顔料40〜60重量部を分散させたものが好ましい。ビ
ーズ顔料を含む塗料には、ビーズ顔料以外の着色顔料や
体質顔料が必要に応じて添加されていても良い。
【0012】基材2上にビーズ顔料を含む塗料による表
面保護層5を形成する際の塗工手段としては、グラビヤ
コート(又は印刷)法、シルクスクリーン印刷法、ロー
ルコート法、フアウンテンコート法等の印刷手段または
塗布手段が利用され、とくにグラビアコート(又は印
刷)法が好適であり、通常膜厚10〜 240μm程度
の厚さに形成される。
【0013】請求項2の発明の艶消し化粧材における絵
柄層3は、例えば、ニトロセルロース等のセルロース樹
脂、ポリメタアクリル酸メチル等のアクリル樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アルキッド樹脂等に
よるパターン印刷層を形成する際の印刷インキと同様な
ビヒクルを利用した着色インキによって形成される。こ
の絵柄層を形成する着色インキ中には、例えばパール顔
料、金属粉末等の光輝性顔料が含有されていても良い。
絵柄としては例えば、スウエード等皮革調の外観を表現
する場合は皮革表面の模様を、木目板の外観を表現する
場合は欅、杉、檜等木目板表面の模様を、又布の表面テ
クスチュア外観を表現する場合は布帛の表面模様を、そ
れぞれ公知の写真製版技術で製版した版を用いれば良
い。又全面ベタ柄、抽象柄等でも良い。
【0014】絵柄層3は、例えば、グラビア、グラビア
オフセット、シルクスクリーン等の通常の印刷手段、手
書きや電子写真、インキジェットプリント等による。木
目模様の絵柄層の場合、パールインキ等による光輝性顔
料を含有するインキを用いて、木目板の固有の光沢すな
わち「照り」を表現しても良い。
【0015】
【作用】本発明の艶消し化粧材は、繊維質基材上に、架
橋型樹脂よりなる塗料によって設けた中間層、ビーズ顔
料を含有する塗料によって設けた表面保護層を積層した
ものであり、該中間層が繊維質被印刷基材の繊維間の空
隙を充填、密封して、塗料成分中のビヒクル、溶剤等の
浸透し易い液体成分(少なくとも塗布時に於ける)とビ
ーズ顔料の様に浸透しにくい成分との分離が起きるのを
防止する。仍って被印刷基材の地合ムラに起因する塗料
浸透性の分布(ムラ)に対応し塗膜中のビーズ顔料分の
比率が場所によって分布して艶ムラになる事を防止す
る。又基材へのバインダー樹脂の吸収両が減少すること
によって、塗膜中の樹脂ビーズ顔料分が必要以上に増加
することが防止出来る。仍って表面の凹凸が必要以上に
増えることなく、且つ塗膜自体が多孔質化することも防
止出来る為、塗膜表面の汚れ成分が吸収、残留し難くな
り、耐汚染性が向上する。
【0016】更に、該中間層を設けた積層体の物性を透
気度(JIS−P8117、ガーレー透気度試験機)で
70秒以上となるように塗工することにより、特に基材
内部への塗工液の浸透を確実に防止し基材表面の平滑性
を向上することが出来る。
【0017】また、該中間層をポリオール化合物とポリ
イソシアネート化合物とからなる2液硬化型ウレタン樹
脂より構成することにより、特にセルロース系繊維を主
体とする被印刷基材および絵柄層への強い密着性と、塗
工液に対する強い耐溶剤性を得ることが可能となる。
【0018】
【実施例】実施例について図面を用いて説明すると、図
1において、坪量30g/m2 の建材用薄紙「三興製紙
(株)製、品名;ハイプリント30、透気度40秒(ガ
ーレー試験機)」からなる基材2上に、ニトロセルロー
ス系の印刷インキによるべた刷りインキ層と硝化綿系の
ビヒクルを利用した着色インキ「ザ・インクテック
(株)製、品名:MA」による檜板の木目模様のインキ
層とを順次形成し、絵柄層3を形成した。
【0019】続いて、前記絵柄層3における木目模様の
絵柄の形成面上に、下記の組成の塗料「A」を、凹部の
深度が100μmのグラビアシリンダーで塗工すること
により中間層4を形成した。
【0020】該中間層が形成された表面の透気度を測定
(ガーレー透気度試験機による。JIS−P8117)
の結果、90秒であった。因みに、該建材用薄紙は40
秒、その上に形成された絵柄層の表面は70秒であっ
た。
【0021】 塗料「A」 ビヒクル(アクリルポリオール化合物)・・・・・・40重量部 溶剤(酢酸エチル、トルエン、酢酸ブチル及び メチルエチルケトン)・・・・・・・・・・・・・・66重量部 ヘキサメチレンジイソシアネート、 トルイジンジイイソシアネート・・・・・・・・・・19重量部 消泡剤(シリコーン及びアマイド)・・・・・・・0.5重量部
【0022】次に、該中間層4の上に下記の組成による
ビーズ顔料を含有する塗料「B」を、凹部の深度が15
0μmのグラビアシリンダーで塗工することにより、ビ
ーズ顔料がビヒクルによって固着されてなる表面保護層
5を形成し、本発明の一実施例である艶消し化粧材1を
得た。
【0023】 塗料「B」 ビーズ顔料〔最小粒径:5μm,最大粒径:15μm,粒径分布の最頻 出値:9〜11μm〕・・・・・・・・・・・・・・・・・・18重量部 ビヒクル(アクリルポリオール化合物)・・・・・・35重量部 溶剤(酢酸エチル及びトルエン)・・・・・・・・・45重量部 スリップ剤(シリコーン)・・・・・・・・・・・・ 2重量部 ヘキサメチレンジイソシアネート・・・・・・・・・15重量部
【0024】本発明の一実施品である艶消し化粧材を用
いて、該艶消し化粧材を接着剤(塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体樹脂)によりシナ合板に貼合せて、艶ムラがな
く高級なマット感のある化粧板を形成した。該化粧板の
表面に対して耐汚染性試験(JAS耐汚染性B試験)を
行い、黒色の油性ペン、クレヨン、水性ペンについて汚
染なく良好な結果を得た。
【0025】上記とは別に、上記の実施例において、該
中間層を設けない層構成の化粧材を形成した。上記実施
例と同様にして化粧板を形成し、その表面に対して、同
様の耐汚染性試験を行った結果、黒色の油性ペン、クレ
ヨン、水性ペンの全てについて汚染した。
【0026】
【発明の効果】本発明の艶消し化粧材は、高級なビロウ
ド調乃至はスウエード調のマット感、艶消し感、或いは
天然木の木目板表面の艶と触感とを良好に再現し、しか
も、従来此の種の塗工化粧材の欠点であった、艶ムラ及
び耐汚染性の低下とも大幅に改善された優れた性質を有
するものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の艶消し化粧材の一実施例の断面図であ
る。
【図2】本発明の艶消し化粧材の他の実施例の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 艶消し化粧材 2 繊維質基材 3 絵柄層 4 中間層 5 表面保護層 6 ビーズ顔料 7 ビヒクル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面保護層としてビーズ顔料を含有する
    艶消し塗膜を有する化粧材において、該表面保護層と繊
    維質基材との間に、架橋型樹脂よりなる塗料によって中
    間層を設ける事を特徴とする艶消し化粧材。
  2. 【請求項2】 繊維質基材と該中間層との間、又は/及
    び該中間層と該表面保護層との間に、絵柄層が形成され
    ている請求項1記載の艶消し化粧材。
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