JPH06319686A - 内視鏡の挿入部 - Google Patents

内視鏡の挿入部

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JPH06319686A
JPH06319686A JP5132366A JP13236693A JPH06319686A JP H06319686 A JPH06319686 A JP H06319686A JP 5132366 A JP5132366 A JP 5132366A JP 13236693 A JP13236693 A JP 13236693A JP H06319686 A JPH06319686 A JP H06319686A
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blade
ring
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endoscope
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JP5132366A
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Kunihiko Miyagi
邦彦 宮城
Toshio Chikama
俊夫 千竃
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Machida Endoscope Co Ltd
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Machida Endoscope Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレードの組み付け作業性を改良した内視鏡
の挿入部を提供することにある。 【構成】内視鏡の挿入部2は、リング26と、このリン
グ26で中間部が折り返された複数の条体25aを編ん
でなるブレード25を備えており、このリング26が挿
入部2の先端部,基端部のいずれか一方に組み込まれて
いる。また、ブレード25の中間部は内側と外側の一対
のリング27,28で保持されており、この一対のリン
グ27,28が挿入部2の湾曲部分2bとベース部分2
aの境に配置されている。ブレード25の湾曲部分2b
での編み角度は、ベース部分2aでの編み角度より小さ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の挿入部に用い
られるブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の内視鏡のフレキシブルな挿入部
は、全長の大部分を占めるベース部分と、このベース部
分の先端から延び遠隔操作により湾曲可能な湾曲部分と
を有している。挿入部のベース部分は、金属製帯板を螺
旋に巻いてなるフレックスと、金属細線(条体)によっ
て編まれフレックスの外周に被せられたブレードと、こ
のブレードの外周に被せられた軟質樹脂チューブとを有
している。挿入部の湾曲部分は、互いに回転可能に連結
された関節と、金属細線によって編まれ上記関節の外周
に被せられたブレードと、このブレードの外周に被せら
れた軟質樹脂チューブとを有している。また、工業用の
内視鏡,例えば上下水道の配管内の観察等に用いられる
内視鏡の挿入部では、樹脂チューブに傷が付かないよう
に、樹脂チューブに金属細線からなる円筒形状のブレー
ドを被せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記内視鏡の挿入部に
おいて、樹脂チューブの内側または外側に配置されたブ
レードは、複数の金属細線の一端から他端に向かって編
むことにより形成されており、ブレードの両端には金属
細線の両端がそれぞれ配置されている。したがってブレ
ードは、両端とも金属細線がほどけないようにしながら
挿入部の基端部および先端部に組み付けなければなら
ず、作業性が悪かった。また、内視鏡の挿入部におい
て、湾曲部分はベース部分より低い曲げ剛性であること
が要求される。この要求を満たすためには、内側または
外側のブレードとして、編み角度が異なる2本のブレー
ドを用い、大きな編み角度のブレードをベース部分に配
し、小さな編み角度のブレードを湾曲部分に配する必要
があった。このため、上記2本のブレードの合計4つの
端を、金属線がほどけないようにしながら挿入部に組み
付けなければならず、作業性が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
課題を解決するためになされたものであり、その要旨
は、リングと、このリングで中間部が折り返された複数
の条体を編んでなる円筒形状のブレードとを備え、この
リングをブレードとともに組み込んでなることを特徴と
する内視鏡の挿入部にある。請求項2の発明の要旨は、
全長の大部分を占めるベース部分と、このベース部分の
先端から延び遠隔操作により湾曲可能な湾曲部分とを有
するフレキシブルな内視鏡の挿入部において、複数の条
体を編んでなる円筒形状のブレードを備え、このブレー
ドの中間部を内側と外側の一対のリングで固定し、この
一対のリングを上記湾曲部分とベース部分の境に配置
し、ブレードの湾曲部分での編み角度をベース部分での
編み角度より小さくしたことを特徴とする内視鏡の挿入
部にある。
【0005】
【作用】請求項1の発明では、ブレードの一端にはリン
グで折り返された条体の中間部が位置しており、リング
を挿入部に組み付けることにより、ブレードの一端の組
み付けが行われるので、作業性が良い。請求項2の発明
では、1本のブレードの中間部を一対のリングで固定す
ることにより、ベース部分と湾曲部分での編み角度を変
えることが可能であり、2本のブレードを組み付ける場
合に比べてブレードの組み付け作業が簡単である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2に示すように、内視鏡は、ボデイ1と、ボ
デイ1の先端から延びるフレキシブルな挿入部2を備え
ている。挿入部2は全長の大部分を占めるベース部分2
aと、このベース部分2aの先端から延びる湾曲部分2
bと、湾曲部分2bの先端に取り付けられた硬性部4と
を有している。ボデイ1の側面には操作部材5が設けら
れており、この操作部材5により、挿入部2を通るワイ
ヤ(図示しない)を介して湾曲部分2bを湾曲操作でき
るようになっている。また、ボデイ1の後端部には接眼
部6が設けられており、側部からライトガイドチューブ
7が延びている。硬性部4には、観察窓と照明窓が形成
されている。観察窓と接眼部6は、光ファイバー束を含
む像伝送光学系により光学的に接続されている。照明窓
は他の光ファイバー束の一端に接続されている。この光
ファイバー束は挿入部2,ボデイ1,ライトガイドチュ
ーブ7を通り、その他端がライトガイドチューブ7の先
端に取り付けられたコネクタ(図示しない)に保持され
ている。このコネクタは光源装置に接続されて光を受け
る。
【0007】上記内視鏡の挿入部2は、上下水道配管等
に挿入される。光源からの光が光ファイバー束を介して
照明窓から配管内に照射される。配管内壁からの反射光
は、観察窓から入射して像伝送光学系を介して接眼部6
に送られる。これにより接眼部6で、配管内壁を観察で
きる。
【0008】上記挿入部2のベース部分2aは、図3に
示すように、金属製帯板を螺旋に巻いてなるフレックス
21と、金属細線によって編まれフレックス21の外周
に被せられたブレード22と、このブレード22の外周
に被せられた軟質樹脂チューブ23とを有している。挿
入部2の湾曲部分2bは、互いに回転可能に連結された
多数の関節(図示しない)と、この関節の外周に被せら
れた金属細線のブレード(図示しない)と、このブレー
ドに被せられた軟質樹脂チューブ23’(図1)とを有
している。
【0009】上記挿入部2は、さらに上記ベース部分2
aの樹脂チューブ23および湾曲部分2bの樹脂チュー
ブ23’の外周に装着された1本のブレード25を備え
ている。このブレード25は、樹脂チューブ23,2
3’より強く摩擦係数の小さな樹脂製の帯25a(条
体)を、図3,図4に示すように複数本例えば5本用い
これらを編むことにより、円筒形状に形成されている。
帯25aの材料としては、例えばPTFE(ポリテトラ
フルオロエチレン)やPA(ポリアミド)が好ましい。
【0010】上記ブレード25の製造方法について詳細
に説明する。図1に示すように、帯25aの中間部は、
リング26を回り込むようにして折り返され、このリン
グ26を起点として編まれる。この時の編み角度Θb
(図4)は比較的小さい。湾曲部分2bの長さと略等し
い長さまで編まれた時に、編まれた部分のリング26と
は反対側の端部を、図1に示すように内側と外側の一対
のリング27,28間で固定する。すなわち、固定予定
箇所における帯25aの内側面および外側面をエッチン
グ液で荒らした後で、この帯25aを接着剤でリング2
7,28に固定する。これらリング27,28による固
定作業の後で、再び帯25aを挿入部2のベース部分2
aにほぼ相当する長さまで編む。この時の編み角度Θa
(図4)は比較的大きい。このようにして編まれたブレ
ード25を、挿入部2の樹脂チューブ23,23’に被
せる。この際、図1に示すように、上記リング26が、
先端硬性部4の先端外周に形成された環状の凹部4aに
収容固定され、上記リング27,28がベース部分2a
と湾曲部部分2bとの境の外周に固定され、ブレード2
5の基端が他のリング29(図2)によりボデイ1の先
端に固定される。
【0011】上述したように、リング26を挿入部2の
先端部である先端硬性部4に固定することにより、ブレ
ード25の一端を組み付けることができ、この組み付け
時に帯25aの端がほどけないように気を付ける必要が
ないので、組み付け作業が簡単になる。また、リング2
6を先端硬性部4の環状凹部4aに収容することによ
り、ブレード26の位置決めを行うこともできるので、
組み付け作業がより一層簡単になる。また、1本のブレ
ード25の中間部を一対のリング27,28で固定する
ことにより、ベース部分2aと湾曲部分2bでの編み角
度を変えることが可能であり、ベース部分と湾曲部分に
それぞれ別のブレードを配して組み付ける場合に比べ
て、ブレードの組み付け作業が簡単になる。
【0012】本発明は上記実施例に制約されず種々の態
様が可能である。例えば、請求項1の発明を、樹脂チュ
ーブ23,23’の内側の2本のブレードまたはいずれ
か一方に適用してもよい。また、請求項2の発明を、樹
脂チューブ23,23’の内側に配された1本のブレー
ドに適用してもよい。この場合、本発明を樹脂チューブ
の外側にブレードを装着しない医療用の内視鏡に適用す
ることができる。また、請求項1の発明の適用にあた
り、条体の中間部折り返し用のリングを挿入部の基端部
に配置してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、ブレードの一端にリングで折り返された条体の中間
部が位置しており、このリングの組み付けにより、ブレ
ードの一端の組み付けが行われるので、作業性が良い。
請求項2の発明では、1本のブレードの中間部を一対の
リングで固定することにより、ベース部分と湾曲部分で
の編み角度を変えることが可能であり、2本のブレード
を組み付ける場合に比べてブレードの組み付け作業が簡
単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる内視鏡の挿入部の湾曲部分,ベ
ース部分の一部をブレードのみ断面にして示す側面図で
ある。
【図2】上記内視鏡の全体を概略的に示す側面図であ
る。
【図3】挿入部のベース部分の縦断面図である。
【図4】湾曲部分,ベース部分におけるブレードの一部
の拡大側面図である。
【符号の説明】
2 … 挿入部 2a … ベース部分 2b … 湾曲部分 25 … ブレード 25a … 帯(条体) 26,27,28 … リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡のフレキシブルな挿入部におい
    て、リングと、このリングで中間部が折り返された複数
    の条体を編んでなる円筒形状のブレードとを備え、この
    リングをブレードとともに組み込んでなることを特徴と
    する内視鏡の挿入部。
  2. 【請求項2】 全長の大部分を占めるベース部分と、こ
    のベース部分の先端から延び遠隔操作により湾曲可能な
    湾曲部分とを有するフレキシブルな内視鏡の挿入部にお
    いて、複数の条体を編んでなる円筒形状のブレードを備
    え、このブレードの中間部を内側と外側の一対のリング
    で固定し、この一対のリングを上記湾曲部分とベース部
    分の境に配置し、ブレードの湾曲部分での編み角度をベ
    ース部分での編み角度より小さくしたことを特徴とする
    内視鏡の挿入部。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298815A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Olympus Corp 内視鏡装置及び内視鏡装置の製造方法
JP2009153713A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡

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JP2007298815A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Olympus Corp 内視鏡装置及び内視鏡装置の製造方法
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