JPH0631942A - 印字ヘッド - Google Patents
印字ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0631942A JPH0631942A JP21371192A JP21371192A JPH0631942A JP H0631942 A JPH0631942 A JP H0631942A JP 21371192 A JP21371192 A JP 21371192A JP 21371192 A JP21371192 A JP 21371192A JP H0631942 A JPH0631942 A JP H0631942A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- yoke
- coil
- magnetic
- print head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アマチュアの二段動作を防止して、アマチュ
アの安定した印字動作を確保し、印字ヘッドの長寿命化
を計る。 【構成】 アマチュア６の直交する２面がコアベース２
とヨーク３とのなす２面にレシジュアル５ａと５ｂを介
して磁気吸着される。したがって、アマチュア６は、コ
アベース２側の底面部が摩耗したとしても、他の面が摩
耗されずにヨーク３に吸着されるため、水平姿勢に保持
される。このため、印字ワイヤ１０による印字動作が正
常に行なわれる。
アの安定した印字動作を確保し、印字ヘッドの長寿命化
を計る。 【構成】 アマチュア６の直交する２面がコアベース２
とヨーク３とのなす２面にレシジュアル５ａと５ｂを介
して磁気吸着される。したがって、アマチュア６は、コ
アベース２側の底面部が摩耗したとしても、他の面が摩
耗されずにヨーク３に吸着されるため、水平姿勢に保持
される。このため、印字ワイヤ１０による印字動作が正
常に行なわれる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理の出力機器と
してのプリンタに用いられる印字ヘッドに関し、特に印
字用のワイヤを作動させるアマチュアの支点部に磁気回
路上の工夫を加えた印字ヘッドに関する。
してのプリンタに用いられる印字ヘッドに関し、特に印
字用のワイヤを作動させるアマチュアの支点部に磁気回
路上の工夫を加えた印字ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来例を示す印字ヘッドの断面
図、図５は図４の平面図である。従来、この種の印字ヘ
ッドは、図に示すように、永久磁石１、コアベース２、
ヨーク３、サイドヨーク４及びレシジュアル５を介して
コアベース２とヨーク３に吸着されるアマチュア６とか
らなる磁気回路と、この磁気回路を通る磁束を打ち消す
ためのコイル７と、これによりキャップ８を介して上方
に弾発してアマチュア６を作動させるコイルスプリング
９と、アマチュア６の先端に固着された印字用のワイヤ
１０とから構成される。
図、図５は図４の平面図である。従来、この種の印字ヘ
ッドは、図に示すように、永久磁石１、コアベース２、
ヨーク３、サイドヨーク４及びレシジュアル５を介して
コアベース２とヨーク３に吸着されるアマチュア６とか
らなる磁気回路と、この磁気回路を通る磁束を打ち消す
ためのコイル７と、これによりキャップ８を介して上方
に弾発してアマチュア６を作動させるコイルスプリング
９と、アマチュア６の先端に固着された印字用のワイヤ
１０とから構成される。
【０００３】コイル７が励磁されると、アマチュア６の
吸引力が打ち消され、歪んでいたコイルスプリング９が
反発してアマチュア６が動き始め、ワイヤ１０により印
字動作を行うようになっていた。この場合、コアベース
２とヨーク３の両方に対してアマチュア６の底面部が、
レシジュアル５を介して吸着されていた。
吸引力が打ち消され、歪んでいたコイルスプリング９が
反発してアマチュア６が動き始め、ワイヤ１０により印
字動作を行うようになっていた。この場合、コアベース
２とヨーク３の両方に対してアマチュア６の底面部が、
レシジュアル５を介して吸着されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印字ヘ
ッドでは印字動作を行うと、アマチュア６の動きに関し
て、アマチュア６の支点部６ａが中心となりアマチュア
６のワイヤ１０の固着部側が回転する。
ッドでは印字動作を行うと、アマチュア６の動きに関し
て、アマチュア６の支点部６ａが中心となりアマチュア
６のワイヤ１０の固着部側が回転する。
【０００５】従ってアマチュア６の支点部６ａでは、レ
シジュアル５上を摺動することになる。この際に起こる
摺動摩耗により、レシジュアル５が摩耗、破損するとい
うことが多くあった。レシジュアル５の厚さは、通常２
５〜５０μ程度であり一度破損すると、ヨーク３，アマ
チュア６の摩耗にまで及び、アマチュア６の吸着するコ
アベース２とヨーク３に段差が生じ、アマチュア６は二
段動作して不安定になるという問題があった。
シジュアル５上を摺動することになる。この際に起こる
摺動摩耗により、レシジュアル５が摩耗、破損するとい
うことが多くあった。レシジュアル５の厚さは、通常２
５〜５０μ程度であり一度破損すると、ヨーク３，アマ
チュア６の摩耗にまで及び、アマチュア６の吸着するコ
アベース２とヨーク３に段差が生じ、アマチュア６は二
段動作して不安定になるという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、かかる問題を解決すべく
アマチュアの吸着面に対応するコアベースとヨークとの
段差を防止する手段を備え、アマチュアの安定した動作
を確保し、さらに長寿命の印字ヘッドを提供することに
ある。
アマチュアの吸着面に対応するコアベースとヨークとの
段差を防止する手段を備え、アマチュアの安定した動作
を確保し、さらに長寿命の印字ヘッドを提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る印字ヘッドは、磁気回路と、コイル
と、コイルスプリングと、印字ワイヤとを有する印字ヘ
ッドであって、磁気回路は、常時アマチュアに磁気吸着
力を作用させてアマチュアの直交する２面をコアベース
とヨークとのなす２面に吸着させるものであり、コイル
は、必要に応じて磁気回路の磁束を弱めてアマチュアに
作用する磁気回路の磁気吸着力を低減させるものであ
り、コイルスプリングは、磁気回路による磁気吸着力と
相反する方向の力を常時アマチュアに作用させるもので
あり、印字ワイヤは、アマチュアに取付けられ、コイル
に磁気力が生じたときに、コイルスプリングの弾発力を
受けて印字動作を行うものである。
め、本発明に係る印字ヘッドは、磁気回路と、コイル
と、コイルスプリングと、印字ワイヤとを有する印字ヘ
ッドであって、磁気回路は、常時アマチュアに磁気吸着
力を作用させてアマチュアの直交する２面をコアベース
とヨークとのなす２面に吸着させるものであり、コイル
は、必要に応じて磁気回路の磁束を弱めてアマチュアに
作用する磁気回路の磁気吸着力を低減させるものであ
り、コイルスプリングは、磁気回路による磁気吸着力と
相反する方向の力を常時アマチュアに作用させるもので
あり、印字ワイヤは、アマチュアに取付けられ、コイル
に磁気力が生じたときに、コイルスプリングの弾発力を
受けて印字動作を行うものである。
【０００８】
【作用】アマチュアの直交する２面は、ヨークとコアベ
ースとのなす２面に吸着される。したがって、アマチュ
アは一面が摩耗した場合にも、他の面を使って常にヨー
クに対して平行な状態に保たれる。これにより、印字用
ワイヤが正常な動きをする。このため、印字動作が安定
する。
ースとのなす２面に吸着される。したがって、アマチュ
アは一面が摩耗した場合にも、他の面を使って常にヨー
クに対して平行な状態に保たれる。これにより、印字用
ワイヤが正常な動きをする。このため、印字動作が安定
する。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図１及び図２は、本発明の一実施例に係る印
字ヘッドの一部分を示す断面図及び平面図、図３は図１
に示す実施例の部分断面斜視図である。
説明する。図１及び図２は、本発明の一実施例に係る印
字ヘッドの一部分を示す断面図及び平面図、図３は図１
に示す実施例の部分断面斜視図である。
【００１０】本実施例の印字ヘッドは、図に示すよう
に、永久磁石１、コアベース２、ヨーク３、サイドヨー
ク４及びレシジュアル５ａを介してコアベース２側に、
同時にレシジュアル５ｂを介してヨーク側に吸着される
アマチュア６からなる磁気回路と、この磁気回路を流れ
る磁束を打ち消すためのコイル７と、キャップ８を介在
させてアマチュア６を付勢しコイル７の励磁時にアマチ
ュア６を上方（図１）に弾発動作させるコイルスプリン
グ９と、アマチュア６の先端に固着された印字用のワイ
ヤ１０とから構成される。
に、永久磁石１、コアベース２、ヨーク３、サイドヨー
ク４及びレシジュアル５ａを介してコアベース２側に、
同時にレシジュアル５ｂを介してヨーク側に吸着される
アマチュア６からなる磁気回路と、この磁気回路を流れ
る磁束を打ち消すためのコイル７と、キャップ８を介在
させてアマチュア６を付勢しコイル７の励磁時にアマチ
ュア６を上方（図１）に弾発動作させるコイルスプリン
グ９と、アマチュア６の先端に固着された印字用のワイ
ヤ１０とから構成される。
【００１１】本発明の印字ヘッドにおいて、従来と異な
るところは、アマチュア６の支点部６ａにおけるアマチ
ュア６の吸着面がヨーク側に対してアマチュア６の底面
部でなく、アマチュア６の後側面部である。同時にアマ
チュア６の支点部６ａにおけるアマチュア６の底面部
は、磁束を遮断するためのスペーサ１１が配置されてい
る。このスペーサ１１は非磁性体からなり、アマチュア
６の支点部６ａの位置決め用に設けられている。このス
ペーサ１１が必ずしもなくても、磁気回路上は問題な
い。
るところは、アマチュア６の支点部６ａにおけるアマチ
ュア６の吸着面がヨーク側に対してアマチュア６の底面
部でなく、アマチュア６の後側面部である。同時にアマ
チュア６の支点部６ａにおけるアマチュア６の底面部
は、磁束を遮断するためのスペーサ１１が配置されてい
る。このスペーサ１１は非磁性体からなり、アマチュア
６の支点部６ａの位置決め用に設けられている。このス
ペーサ１１が必ずしもなくても、磁気回路上は問題な
い。
【００１２】従って、アマチュア６の印字動作におい
て、従来と同様にアマチュア６の支点部６ａはスペーサ
１１上にあるが、もし摺動摩耗によりスペーサ１１が摩
耗して、アマチュア６の底面部に対応するコアベース２
とスペーサ１１との間に段差が生じたとしても、アマチ
ュア６の支点部６ａは、ヨーク３に対して、常時アマチ
ュア６の後側面部が吸着されているので、コアベース２
とアマチュア６の底面部は常に平行の状態を保持する。
またレシジュアル５ｂが摺動摩耗により摩耗、破損し、
最悪ヨーク３にまで摩耗が及んだとしても、上記と同じ
理由によりアマチュア６は平行の状態を維持する。
て、従来と同様にアマチュア６の支点部６ａはスペーサ
１１上にあるが、もし摺動摩耗によりスペーサ１１が摩
耗して、アマチュア６の底面部に対応するコアベース２
とスペーサ１１との間に段差が生じたとしても、アマチ
ュア６の支点部６ａは、ヨーク３に対して、常時アマチ
ュア６の後側面部が吸着されているので、コアベース２
とアマチュア６の底面部は常に平行の状態を保持する。
またレシジュアル５ｂが摺動摩耗により摩耗、破損し、
最悪ヨーク３にまで摩耗が及んだとしても、上記と同じ
理由によりアマチュア６は平行の状態を維持する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アマチュ
アの直交する２面がヨークとコアベースとのなす２面に
吸着されるため、アマチュアの一面が摩耗した場合に
も、他の面を使って常にアマチュアがヨークに対して平
行な状態に保つことができ、印字用ワイヤに正常な動き
をさせて印字動作を安定させることができ、同時に長寿
命化を実現できるという効果を有する。
アの直交する２面がヨークとコアベースとのなす２面に
吸着されるため、アマチュアの一面が摩耗した場合に
も、他の面を使って常にアマチュアがヨークに対して平
行な状態に保つことができ、印字用ワイヤに正常な動き
をさせて印字動作を安定させることができ、同時に長寿
命化を実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例に係る印字ヘッドの一部分を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】本発明の実施例に係る印字ヘッドの一部分を示
す平面図である。
す平面図である。
【図３】本発明の実施例に係る印字ヘッドの部分断面斜
視図である。
視図である。
【図４】従来の印字ヘッドの一例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図５】従来の印字ヘッドの一例を示す部分平面図であ
る。
る。
１ 永久磁石 ２ コアベース ３ ヨーク ４ サイドヨーク ５，５ａ，５ｂ レシジュアル ６ アマチュア ７ コイル ８ キャップ ９ コイルスプリング １０ ワイヤ １１ スペーサ
Claims (1)
- 【請求項１】 磁気回路と、コイルと、コイルスプリン
グと、印字ワイヤとを有する印字ヘッドであって、 磁気回路は、常時アマチュアに磁気吸着力を作用させて
アマチュアの直交する２面をコアベースとヨークとのな
す２面に吸着させるものであり、 コイルは、必要に応じて磁気回路の磁束を弱めてアマチ
ュアに作用する磁気回路の磁気吸着力を低減させるもの
であり、 コイルスプリングは、磁気回路による磁気吸着力と相反
する方向の力を常時アマチュアに作用させるものであ
り、 印字ワイヤは、アマチュアに取付けられ、コイルに磁気
力が生じたときに、コイルスプリングの弾発力を受けて
印字動作を行うものであることを特徴とする印字ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21371192A JPH0631942A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21371192A JPH0631942A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 印字ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631942A true JPH0631942A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16643725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21371192A Pending JPH0631942A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631942A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3830889A1 (de) * | 1988-09-10 | 1990-03-22 | Bellaplast Gmbh | Inline-thermoformmaschine |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21371192A patent/JPH0631942A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3830889A1 (de) * | 1988-09-10 | 1990-03-22 | Bellaplast Gmbh | Inline-thermoformmaschine |
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