JPH0631914A - インクジェットヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびその製造方法

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JPH0631914A
JPH0631914A JP18689192A JP18689192A JPH0631914A JP H0631914 A JPH0631914 A JP H0631914A JP 18689192 A JP18689192 A JP 18689192A JP 18689192 A JP18689192 A JP 18689192A JP H0631914 A JPH0631914 A JP H0631914A
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ink
wafer
pressure chamber
orifice
jet head
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JP18689192A
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Inventor
Shinichi Yotsuya
真一 四谷
Mitsuaki Atobe
光朗 跡部
Shinichi Kamisuke
真一 紙透
Shuji Koeda
周史 小枝
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14411Groove in the nozzle plate

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精細な印字品質を要求されるインクジェッ
トプリンタの印字ヘッドの構造及びその製造方法を提供
する。 【構成】 (110)面方位シリコンウェハーにフォト
リソグラフィ及び湿式結晶異方性エッチングによりイン
ク圧力室を形成し、任意面方位のSiウェハーにフォト
リソグラフィ及び湿式等方性エッチングによりインクノ
ズルとオリフィスを形成し、両Siウェハーをインクノ
ズル、インク圧力室及びオリフィスが連通するように接
合する。 【効果】 非常に狭いインクノズル間隔を有し、高精細
印字可能なインクジェットヘッドを容易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
用印字ヘッドの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタ用印字ヘ
ッドは高精細印字の要求により、精密微細加工と複雑な
所望形状が要求されるようになり、様々な製造方法が開
発されている。
【0003】そこで、(110)面方位のSiウェハー
を用いたインクジェットヘッドの製造が提案されてい
る。これは(110)面方位のSiウェハーは結晶軸が
<211>軸に沿って直線のパターンを形成し、湿式結
晶異方性エッチングを行うとウェハー表面に対して直角
に(111)結晶面が出現するために、非常に高いアス
ペクト比のインク圧力室が形成できるため、ノズル間ピ
ッチを容易に狭められ、高いインクドット密度のインク
ジェットヘッドの製造ができるという発想に基づいてい
る。
【0004】しかし、(110)面方位のSiウェハー
の湿式結晶異方性エッチングでは、エッチング底面の凹
凸が非常に大きく、インクノズルあるいはオリフィスの
寸法精度は低下させ、また気泡が停滞する原因となり、
インクが飛ばなくなるなどの問題点が解決されておらず
実際に実用化されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(110)面方位のS
iウェハーの湿式結晶異方性エッチングでは、エッチン
グ底面の凹凸が非常に大きいため、インクノズルあるい
はオリフィスの寸法精度を低下させ、また気泡が停滞す
る原因となり、インクが飛ばなくなる等の課題が解決さ
れておらず実際には実用化されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、単結晶シリコンを用いてインクジェットヘッドを製
造する方法において、(110)面方位のSiウェハー
全面に耐エッチングマスク材を付与し、前記(110)
面方位のSiウェハーの片面もしくは両面にインク圧力
室及びインクだめとなるべきレジストマスクパターンを
フォトリソグラフィを用いて形成した後、耐エッチング
マスク材をエッチングしてインク圧力室及びインクだめ
となるべきマスクパターンを形成した後、レジストを除
去し、前記(110)面方位のSiウェハーを湿式結晶
異方性エッチングにより所定深さだけエッチングし、次
に(100)面方位のSiウェハー全面に耐エッチング
マスク材を付与し、前記(100)面方位のSiウェハ
ーの片面にインクノズルおよびオリフィスとなるべきレ
ジストマスクパターンを<110>方向に沿って、フォ
トリソグラフィを用いて形成した後、耐エッチングマス
ク材をエッチングしてインクノズル及びオリフィスとな
るべきマスクパターンを形成した後、レジストを除去
し、前記(100)面方位のSiウェハーを湿式結晶異
方性エッチングによりエッチングし、ウェハー表面に対
して55度で出現する(111)面で構成されるV溝形
状のインクノズルおよびオリフィスを形成し、前記(1
10)面方位のSiウェハーと前記(100)面方位の
Siウェハーを、インクノズル、インク圧力室、オリフ
ィスおよびインクだめが連通するように貼り合わせて製
造する事を特徴としたインクジェットヘッドの製造方法
を提供し、平滑なインク流路内壁を有して、良好なイン
ク飛行特性を示す高密度インクジェットヘッドを容易に
しかも大量に製造する事ができる。
【0007】
【作用】本発明の作用について説明する。
【0008】インク圧力室は(110)面方位のSiウ
ェハーを原料に用いて、通常のフォトリソグラフィによ
り、<211>方向に沿ってインク圧力室のマスクパタ
ーンを形成し、湿式結晶異方性エッチングすることによ
りインク圧力室を形成する。次に(100)面方位のS
iウェハーの<110>方向に沿ってインクノズルおよ
びオリフィスとなるべきマスクパターンをフォトリソグ
ラフィにより形成し、湿式異方性エッチングを用いてエ
ッチングするとSiウェハー表面に対して55度の角度
のV溝形状のインクノズル及びオリフィスが形成され
る。このインクノズルおよびオリフィスはそれぞれ単一
の(111)結晶面で出来ているために非常に平滑であ
り、流路抵抗は非常に小さい、この(100)ウェハー
と(110)ウェハーをインクノズル、インク圧力室、
オリフィスおよびインクだめが連通するように直接接合
によって貼り合わせることにより、非常に流路抵抗の低
くインクと出特性の優れた高精度で高密度なインクジェ
ットヘッドを形成する事が出来る。
【0009】また、インクノズル及びオリフィスは、ホ
ウケイ酸ガラスを用いてフォトリソグラフィおよび湿式
エッチングにより形成しても非常に滑らかな形状で形成
でき、インク圧力室を形成した(110)ウェハーとの
接合は静電接合により寸法および形状の変形なく高精度
に接合できる。
【0010】さらに、インクノズル及びオリフィスは、
任意の結晶方位のSiウェハーを用いてフォトリソグラ
フィおよび湿式等方性エッチングにより形成しても非常
に滑らかな形状で形成でき、インク圧力室を形成した
(110)ウェハーとの接合は直接接合により寸法およ
び形状の変形なく高精度に接合できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明について、実施例に基づき詳細
を説明する。
【0012】(実施例1)まず、本発明の第1の実施例
におけるインクジェットヘッドの構造と機構について説
明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例におけるイン
クジェットヘッドの構造を示す断面図である。
【0014】インクはインクチューブ200から供給さ
れ、インクだめ15に入る。インクだめ15に入ったイ
ンクは圧電素子100によりインク圧力室14の体積が
増えるように変形したとき、負圧でインク圧力室まで吸
入される。次に、圧電素子100がインク圧力室14の
体積が減るように急激に変形したとき、その衝撃で、イ
ンクノズル24からインク滴55を吐出させる。
【0015】このような仕組みでインクを吐出させるイ
ンクジェットヘッドのインクが通過する各部分に必要な
2つの条件を簡単に説明する。
【0016】まず、第一に必要なのはインクの流れを妨
げないような非常に滑らかな曲面または平面で構成され
ていて、さらにインクの淀むような部分がない事であ
る。
【0017】この条件が満たされていないと圧電素子1
00で発生した衝撃がインクの流路抵抗により損失し、
インクが吐出できなくなる。また、気泡の排出性も悪化
するために、これもインク吐出を阻害する原因となる。
【0018】第二に、各部の寸法精度に優れている事で
ある。インクジェットへッドは高い寸法精度によってイ
ンクの吐出が実現されているために、非常に高い寸法精
度が必要とされる。
【0019】本実施例のインクジェットヘッドはこの2
つの条件を完全に満たしているためにインクの淀み等不
確定な要因がほとんどなくインクの吐出特性が計算機シ
ミュレーションと実験値とが非常に近似するために理想
的なインクジェットであると結論できた。
【0020】本実施例のインクジェットヘッドの構造に
ついてさらに詳しく説明する。
【0021】インクノズル24はインク圧力室14に連
通している。そのインク圧力室14とインクノズル24
の接続部はSiウェハー表面に対して35度の傾きを持
った(111)結晶面19で形成されているために、イ
ンクの流れがスムーズで淀みがないため気泡排出性が良
く、またインク55の吐出特性も良い結果が出ている。
【0022】さらに、インク圧力室14はオリフィス2
5を介してインクだめ15に連通している。
【0023】又、インク圧力室14とオリフィス25と
の接続部も35度の傾きを持った(111)面19で形
成されているために、インクの淀みがなく、インクの流
れを妨げる事がないために気泡排出性も非常に良く、イ
ンクの吐出特性も良い。
【0024】図2は図1の断面を持ったインクジェット
ヘッドを並列に複数並べた構造の斜視図である。
【0025】インクノズル24およびオリフィス25は
(100)面方位のSiウェハー29にフォトリソ及び
湿式結晶異方性エッチングにより形成されているため、
図2で示すように(111)面で構成されたV溝形状に
なり、寸法精度も非常に良い。 しかも、1つの結晶面
で構成されているので非常に平滑で気泡の排出性も良好
になり、インクの流路抵抗も非常に低くなる。インクだ
め15は本実施例では(110)面方位ウェハー側に配
置したが、(100)面方位ウェハー29側に配置して
も良い。
【0026】インク圧力室14は(110)面方位のS
iウェハーにフォトリソ及び湿式結晶異方性エッチング
により形成されているために、ウェハー表面に対して直
角に(111)面が形成され、そのためにインク圧力室
14の間隔を詰める事ができ、このことがインクノズル
24の間隔を狭める事が出来る要因になっている。本実
施例のインクジェットヘッドのインクノズル間隔は70
ミクロンであり、実際に圧電素子100に10kHz周
波数の信号を与えて印字してみると非常に高速で精細な
印字が出来た。本実施例の構造によると、このような高
速で高密度のインクジェットヘッドも容易に実現でき
る。
【0027】(実施例2)本発明の第2の実施例におけ
るインクジェットヘッドの製造方法について以下に説明
する。
【0028】図3および図4は実施例1の構造を有した
インクジェットヘッドの製造工程を示す図である。この
図に従って製造方法を説明してゆく。
【0029】まず、図3のa図に示すように厚さ280
ミクロンの(110)面方位のSiウェハー10表面に
耐エッチングマスク材としての酸化シリコン膜11を熱
酸化によって付与する。もちろん、窒化シリコン膜や金
属膜等を耐エッチングマスク材として用いても良い。
【0030】次に、このSiウェハー10にレジストを
コートしフォトリソグラフィによりインク圧力室14と
インクだめ15となるべきレジストマスクパターンを形
成する。その後、このSiウェハー10上の酸化シリコ
ン膜を緩衝フッ酸溶液でエッチングし、その後レジスト
を除去すると、図3のb図に示すようにインク圧力室1
4とインクだめ15となるべきマスクパターン12及び
13が形成できる。
【0031】次に、湿式結晶異方性エッチングを所望深
さまでおこなうことにより、図3のc図に示されたイン
ク圧力室14及びインクだめ15が形成出来る。本実施
例では、結晶異方性エッチング液として、20重量%K
OH水溶液を摂氏80度に加熱して使用した。さらに、
このSiウェハー10を緩衝フッ酸溶液に浸漬して酸化
シリコン膜11を除去する。そして、図3のd図には記
載されていないが、インク圧力室14及びインクだめ1
5のインク濡れ性を向上させるために熱酸化を行いSi
ウェハーの表面に酸化シリコン膜を形成する。
【0032】(100)面方位のSiウェハー29も同
様に熱酸化し、図4のa図のように耐エッチングマスク
材となるべき酸化シリコン膜21を形成する。
【0033】次に、このSiウェハー29にレジストを
コートしフォトリソグラフィによりインクノズル24と
オリフィス25となるべきレジストマスクパターンを形
成する。その後、このSiウェハー29上の酸化シリコ
ン膜を緩衝フッ酸溶液でエッチングし、その後レジスト
を除去すると、図4のb図に示すようにインクノズル2
4とオリフィス25となるべきマスクパターン22及び
23が形成できる。
【0034】次に、湿式結晶異方性エッチングをおこな
うことにより、図4のc図に示されたインクノズル24
及びオリフィス25が形成出来る。このインクノズル及
びオリフィス25は図2で示されたようにSiウェハー
29表面に対して55度の傾きを持った(111)面で
構成されたV溝形状を呈している。この(111)面は
湿式結晶異方性エッチングにおいて非常にエッチング速
度が遅く、その面が出現するとほとんどエッチングは進
まなくなるので、この面を利用すると、非常に高精度な
寸法と形状が確保できる。
【0035】さらに、このSiウェハー29を緩衝フッ
酸溶液に浸漬して酸化シリコン膜21を除去する。そし
て、インクノズル24及びオリフィス25のインク濡れ
性を向上させるために、図4のd図には記載されていな
いが熱酸化により、Siウェハー29の表面に酸化シリ
コン膜を形成し、ウェハー表面の濡れ性を向上させた。
【0036】このようにして各部分が形成された(11
0)面方位および(100)面方位のSiウェハー1
0,20は摂氏90度に加熱した硫酸と過酸化水素水の
混合溶液に浸漬する事により洗浄し、純水ですすいだ
後、乾燥させる。その後、図4のe図に示すように、イ
ンクノズル24、インク圧力室14、オリフィス25及
びインクだめ15がそれぞれ連通するように位置合わせ
を行って、直接接合する。位置合わせは赤外顕微鏡を用
いて行なった。
【0037】直接接合は、貼り合わせは、室温で行い、
その後、大気圧の窒素雰囲気中で摂氏1100度で1時
間アニールを行った。
【0038】最後に、ダイシングにより所定の大きさに
切り、インクノズル24の吐出口を切り出す。そして、
インク圧力室14の上に圧電素子100を接着し、イン
クだめ15にインクチューブ200の一端を接続し、ま
た図には記載されていないがインクチューブ200のも
う一方の端にインクタンクを接続する事によりインクジ
ェットヘッドが完成する。
【0039】本実施例により製造したインクジェットヘ
ッドのインクノズルの間隔は70ミクロンであり、これ
は1インチ当たり360ドットの印字密度に相当する。
これだけの高密度インクジェットヘッドが簡単に製造で
き、またミクロンレベルの寸法精度を容易に確保できる
ために非常に歩留まりも良かった。
【0040】実際に圧電素子100に10kHz周波数
の信号を与えて印字してみると非常に高速で精細な印字
が出来た。本実施例の製造方法によると、このような高
速で高密度のインクジェットヘッドが容易に実現でき
る。
【0041】(実施例3)本発明の第2の実施例の製造
方法において(100)面方位のSiウェハーと(11
0)面方位のSiウェハーを貼り合わせる工程では、直
接接合技術を使用したが、静電接合法を用いて貼り合わ
せを行っても良い。
【0042】この場合の接合の工程について説明する。
【0043】実施例2と同様に(110)面方位のSi
ウェハー10にインク圧力室14とインクだめ15を形
成し、(100)面方位のSiウェハー29にインクノ
ズル24及びオリフィス25を形成する。
【0044】次に、(110)面方位および(100)
面方位のSiウェハー10,29は摂氏90度に加熱し
た硫酸と過酸化水素水の混合溶液に浸漬する事により洗
浄し、純水ですすいだ後、乾燥させる。それから、Si
ウェハー29のインクノズル24及びオリフィス25が
形成されている側の表面にホウケイ酸ガラスの薄膜をス
パッタする。その膜厚は、0.01ミクロンから0.5
ミクロン程度の範囲が望ましい。この範囲より膜厚が薄
すぎると、静電接合が出来なくなるし、この範囲より膜
厚が厚すぎると今度はスパッタリングに大変な時間が要
し、また膜の内部応力のために被膜剥離等、製造上の不
都合が生じる。その後、インクノズル24、インク圧力
室14、オリフィス25及びインクだめ15がそれぞれ
連通するように位置合わせを行って、ホウケイ酸ガラス
薄膜をスパッタしたSiウェハー29の側に直流電源の
陰極を、反対側のSiウェハー10に陽極を接続し、両
Siウェハー10,20を摂氏300度に加熱し、25
0Vの電圧を30分間印加し静電接合した。
【0045】上記に記したように静電接合は、直接接合
に比べ接合温度が低温である。そのために、Siウェハ
ー上に金属膜等で配線を行ったり、不純物を拡散させ
て、半導体回路を形成した後、接合を行っても、金属膜
が溶融したり、不純物の濃度拡散プロファイルが変質し
てしまう事はなく、インクジェットヘッドとその駆動回
路を同一Siウェハー上に形成する事が出来る。
【0046】最後に、ダイシングにより所定の大きさに
切り、インクノズル24の吐出口を切り出す。そして、
インク圧力室14の上に圧電素子100を接着し、イン
クだめ15にインクチューブ200の一端を接続し、ま
た図には記載されていないがインクチューブ200のも
う一方の端にインクタンクを接続する事によりインクジ
ェットヘッドが完成する。
【0047】本実施例により製造したインクジェットヘ
ッドのインクノズルの間隔は70ミクロンであり、これ
は1インチ当たり360ドットの印字密度に相当する。
これだけの高密度インクジェットヘッドが簡単に製造で
き、またミクロンレベルの寸法精度を容易に確保できる
ために非常に歩留まりも良かった。また、低温で接合で
きる静電接合で製造できるためにインクジェットヘッド
とその駆動回路を同一Siウェハー上に形成する事が出
来る。
【0048】実際に圧電素子100に10kHz周波数
の信号を与えて印字してみると非常に高速で精細な印字
が出来た。本実施例の製造方法によっても、このような
高速で高密度のインクジェットヘッドが容易に実現でき
る。
【0049】(実施例4)以上の実施例1から実施例3
までで説明してきたインクジェットヘッドはインクノズ
ル24の形状がV溝形状であり、インク吐出口は三角形
になる。1インチ当たり360ドット程度印字密度、つ
まり、70ミクロン前後のインクノズル間隔ならこれで
も良いが、それ以上の印字密度では流路抵抗の関係から
インクノズルの形状はその断面はU型が望ましい。
【0050】実施例4では、このU溝型のインクノズル
断面形状を呈したインクジェットヘッドの構造について
説明する。
【0051】図5は本発明の第4の実施例を示すインク
ジェットヘッドの構造を示す斜視図である。
【0052】インクノズル24はインク圧力室14に連
通している。そのインク圧力室14とインクノズル24
の接続部はSiウェハー表面に対して35度の傾きを持
った(111)面19で形成されているために、インク
の流れがスムーズで淀みがないため気泡排出性が良く、
またインク55の吐出特性も良い結果が出ている。
【0053】さらに、インク圧力室14はオリフィス2
5を介してインクだめ15に連通している。
【0054】そのインク圧力室14とオリフィス25と
の接続部も35度の傾きを持った(111)面19で形
成されているために、インクの淀みがなく、インクの流
れを妨げる事がないために、気泡排出性も非常に良い。
そのためにインクの吐出特性も良い。
【0055】インクノズル24およびオリフィス25は
任意面方位のSiウェハーにフォトリソ及び等方性エッ
チングにより形成されているが、ホウケイ酸ガラスにフ
ォトリソ及びエッチングにより形成しても良い。
【0056】図5で示すような形状になり流路抵抗もさ
らに小さくなる。本発明のインクジェットヘッドはこの
ように流路抵抗が非常に少なくインクの吐出特性が計算
機シュミレーションと実験値とが非常に近似するため
に、不確定な要因がほとんどなく理想的なインクジェッ
トであると結論できた。
【0057】しかも、非常に平滑で気泡の排出性も良好
で、インクの流路抵抗も非常に低くなる。
【0058】インク圧力室14は(110)面方位のS
iウェハー10にフォトリソ及び湿式結晶異方性エッチ
ングにより形成されているために、ウェハー表面に対し
て直角に(111)面が形成され、そのためにインク圧
力室14の間隔を詰める事ができ、このことがインクノ
ズル24の間隔を狭める事が出来る要因になっている。
本実施例のインクジェットヘッドのインクノズル間隔は
42ミクロンであり、これは、1インチ当たり600ド
ットの印字密度に相当する。
【0059】実際に圧電素子100に10kHz周波数
の信号を与えて印字してみると非常に高速で精細な印字
が出来た。本実施例の構造によると、このような高速で
超高密度のインクジェットヘッドも容易に実現できる。
【0060】(実施例5)本発明の第4の実施例で示し
た構造を有するインクジェットヘッドの製造方法につい
て以下に詳しく説明する。
【0061】図3及び図6は本発明の第4の実施例の構
造を有したインクジェットヘッドの製造工程を示す図で
ある。ここで、(110)面方位のSiウェハーの加工
については実施例2と同じであるため、図3を用いて説
明する。
【0062】まず、図3のa図に示すように厚さ280
ミクロンの(110)面方位のSiウェハー10表面に
耐エッチングマスク材としての酸化シリコン膜11を熱
酸化によって付与する。
【0063】次に、このSiウェハー10にレジストを
コートしフォトリソグラフィによりインク圧力室14と
インクだめ15となるべきレジストマスクパターンを形
成する。その後、このSiウェハー10上の酸化シリコ
ン膜を緩衝フッ酸溶液でエッチングし、その後レジスト
を除去すると、図3のb図に示すようにインク圧力室1
4とインクだめ15となるべきマスクパターン12及び
13が形成できる。
【0064】次に、湿式結晶異方性エッチングを所望深
さまでおこなうことにより、図3のc図に示されたイン
ク圧力室14及びインクだめ15が形成出来る。本実施
例では、結晶異方性エッチング液として、20重量%K
OH水溶液を摂氏80度に加熱して使用した。さらに、
このSiウェハー10を緩衝フッ酸溶液に浸漬して酸化
シリコン膜11を除去する。そして、インク圧力室14
及びインクだめ15のインク濡れ性を向上させるため
に、熱酸化を行いSiウェハーの表面に酸化シリコン膜
11を図3のd図のごとく形成する。
【0065】次に、任意面方位のSiウェハー20も同
様に熱酸化し、図6のa図のように耐エッチングマスク
材となるべき酸化シリコン膜21を形成する。
【0066】次に、このSiウェハー20にレジストを
コートしフォトリソグラフィによりインクノズル24と
オリフィス25となるべきレジストマスクパターンを形
成する。その後、このSiウェハー20上の酸化シリコ
ン膜を緩衝フッ酸溶液でエッチングし、その後レジスト
を除去すると、図6のb図に示すようにインクノズル2
4とオリフィス25となるべきマスクパターン22及び
23が形成できる。
【0067】次に、フッ酸と硝酸と酢酸の混合溶液を用
いたSi湿式等方性エッチングをおこなうことにより、
図6のc図に示されたインクノズル24及びオリフィス
25が形成出来る。
【0068】さらに、このSiウェハー20を緩衝フッ
酸溶液に浸漬して酸化シリコン膜21を除去する。そし
て、インクノズル24及びオリフィス25のインク濡れ
性を向上させるために、図6のd図には記載されていな
いが熱酸化により酸化シリコン膜をウェハー表面に形成
し、Siウェハー20の表面の濡れ性を向上させる。こ
のようにして各部分が形成された(110)面方位およ
び(100)面方位のSiウェハー10,20は摂氏9
0度に加熱した硫酸と過酸化水素水の混合溶液に浸漬す
る事により洗浄し、流水ですすいだ後、乾燥させる。そ
の後、図6のe図に示すように、インクノズル24、イ
ンク圧力室14、オリフィス25及びインクだめ15が
それぞれ連通するように位置合わせを行って、直接接合
する。位置合わせは赤外顕微鏡を用いて行った。
【0069】直接接合は、貼り合わせは、室温で行い、
その後、大気圧の窒素雰囲気中で摂氏1100度で1時
間アニールを行った。
【0070】もちろん、この接合にどちらかのSiウェ
ハーの接合面にホウケイ酸ガラス薄膜をスパッタリング
等で付与し、実施例3で用いた静電接合を用いて接合を
行っても良い。
【0071】最後に、ダイシングにより所定の大きさに
切り落としインクノズル24の吐出口を切り出す。そし
て、インク圧力室14の上に圧電素子100を接着し、
インクだめ15にインクチューブ200の一端を接続
し、また図には記載されていないがインクチューブ20
0のもう一方の端にインクタンクを接続する事によりイ
ンクジェットヘッドが完成する。
【0072】本実施例により製造したインクジェットヘ
ッドのインクノズルの間隔は42ミクロンであり、これ
は1インチ当たり600ドットに相当する。これだけの
高密度インクジェットヘッドが簡単に製造でき、またミ
クロンレベルの寸法精度を容易に確保できるために非常
に歩留まりも良かった。
【0073】実際に圧電素子100に10kHz周波数
の信号を与えて印字してみると非常に高速で精細な印字
が出来た。本実施例の製造方法によると、このような高
速で高密度のインクジェットヘッドが容易に実現でき
る。
【0074】(実施例6)インクノズルおよびオリフィ
スを任意面方位のSiウェハーの代わりにホウケイ酸ガ
ラス基板上に形成しても、実施例4で示した構造を有す
るインクジェットヘッドを製造する事が出来る。その製
造方法について以下に詳しく説明する。
【0075】図3及び図7は本発明の第4の実施例の構
造を有したインクジェットヘッドの製造工程を示す図で
ある。ここで、(110)面方位のSiウェハーの加工
については実施例2と同じであるため、図3を用いて説
明する。
【0076】まず、図3のa図に示すように厚さ280
ミクロンの(110)面方位のSiウェハー10表面に
耐エッチングマスク材としての酸化シリコン膜11を熱
酸化によって付与する。
【0077】次に、このSiウェハー10にレジストを
コートしフォトリソグラフィによりインク圧力室14と
インクだめ15となるべきレジストマスクパターンを形
成する。その後、このSiウェハー10上の酸化シリコ
ン膜を緩衝フッ酸溶液でエッチングし、その後レジスト
を除去すると、図3のb図に示すようにインク圧力室1
4とインクだめ15となるべきマスクパターン12及び
13が形成できる。
【0078】次に、湿式結晶異方性エッチングを所望深
さまでおこなうことにより、図3のc図に示されたイン
ク圧力室14及びインクだめ15が形成出来る。本実施
例では、結晶異方性エッチング液として、20重量%K
OH水溶液を摂氏80度に加熱して使用した。さらに、
このSiウェハー10を緩衝フッ酸溶液に浸漬して酸化
シリコン膜11を除去する。そして、インク圧力室14
及びインクだめ15のインク濡れ性を向上させるため
に、熱酸化を行いSiウェハーの表面に酸化シリコン膜
11を図3のd図のごとく形成する。
【0079】次に、ホウケイ酸ガラス基板30にレジス
ト31をコートしフォトリソグラフィにより図7のa図
に示すようにインクノズル24とオリフィス25となる
べきレジストマスクパターン27,28を形成する。
【0080】その後、このホウケイ酸ガラス上の酸化シ
リコン膜をガラスエッチング液でエッチングし、その後
レジストを除去すると、図7のb図に示すようにインク
ノズル24とオリフィス25が形成できる。
【0081】このようにして各部分が形成された(11
0)面方位のSiウェハー10およびホウケイ酸ガラス
基板30は摂氏90度に加熱した硫酸と過酸化水素水の
混合溶液に浸漬する事により洗浄し、流水ですすいだ
後、乾燥させる。その後、図7のc図に示すように、イ
ンクノズル24、インク圧力室14、オリフィス25及
びインクだめ15がそれぞれ連通するように位置合わせ
を行って静電接合する。最後に、ダイシングにより所定
の大きさに切り落としインクノズル24の吐出口を切り
出す。そして、インク圧力室14の上に圧電素子100
を接着し、インクだめ15にインクチューブ200の一
端を接続し、また図には記載されていないがインクチュ
ーブ200のもう一方の端にインクタンクを接続する事
によりインクジェットヘッドが完成する。
【0082】本実施例により製造したインクジェットヘ
ッドのインクノズルの間隔は42ミクロンであり、これ
は1インチ当たり600ドットに相当する。これだけの
高密度インクジェットヘッドが簡単に製造でき、また静
電接合は溶着等と事なり全く寸法変化が無いために、ミ
クロンレベルの寸法精度を容易に確保できるために非常
に歩留まりも良かった。
【0083】実際に圧電素子100に10kHz周波数
の信号を与えて印字してみると非常に高速で精細な印字
が出来た。本実施例の製造方法によると、このような高
速で高密度のインクジェットヘッドが容易に実現でき
る。
【0084】また、ホウケイ酸ガラスは透明なため、外
からインク圧力室14の中の状況が非破壊で観察できる
ので、インク吐出の時の検査が行える。さらに、光学的
なセンサ等を組み合わせて、自動で気泡検出を行い自動
的にその気泡を排出するシステムを作る事もできる。
【0085】以上の実施例では、圧電素子を用いてイン
クを吐出させる方法を用いて説明してきたが、本発明は
これに限定されるものではない。従って、静電引力およ
び反発力でインク圧力室を変形させてインクを吐出させ
ても、インク圧力室14内部にヒーターを形成し、これ
でインクを直接加熱してインクを沸騰させて急激な体積
変化を生じさせてインクを吐出させても良い。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は次のような
効果を有する。
【0087】(1)インクジェットヘッドのインク圧力
室を(110)面方位のSiウェハーを用いて湿式結晶
異方性エッチングにより形成しているため、インクノズ
ル間隔を極端に狭める事が出来、そのために印字品質の
優れたインクジェットヘッドが得られる。
【0088】(2)本発明のインクジェットヘッドの構
成部材間の接合は、Si−Si直接接合叉は静電接合に
よるため寸法精度と接合強度に優れたインクジェットヘ
ッドが得られる。
【0089】(3)インク圧力室とインクノズルの接続
部はSiウェハー表面に対して35度の傾きを持った
(111)面で形成されているために、インクの流れが
スムーズで淀みがない。さらに、そのインク圧力室とオ
リフィスとの接続部も35度の傾きを持った(111)
面で形成されているために、インクの淀みがなく、イン
クの流れを妨げる事がなく、気泡排出性も非常に良い。
そのためにインクの吐出特性の良いインクジェットヘッ
ドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるインクジェットヘッ
ドの構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1におけるインクジェットヘッ
ドの構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例2におけるインクジェットヘッ
ドの製造工程を示す図である。
【図4】本発明の実施例2におけるインクジェットヘッ
ドの製造工程を示す図である。
【図5】本発明の実施例4におけるインクジェットヘッ
ドの構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例5におけるインクジェットヘッ
ドの製造工程を示す図である。
【図7】本発明の実施例6におけるインクジェットヘッ
ドの製造工程を示す図である。
【符号の説明】
10 (110)面方位シリコンウェハー 11 酸化シリコン膜 12 インク圧力室孔マスクパターン 13 インクだめマスクパターン 14 インク圧力室 15 インクだめ 19 ウェハー表面に対して35度の傾きで出現
する(111)面 20 任意面方位シリコンウェハー 21 酸化シリコン膜 22 インクノズルマスクパターン 23 オリフィスマスクパターン 24 インクノズル 25 オリフィス 27 インクノズルレジストマスクパターン 28 オリフィスレジストマスクパターン 29 (100)面方位シリコンウェハー 30 ホウケイ酸ガラス基板 31 レジスト 55 インク滴 100 圧電素子 200 インクチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小枝 周史 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (110)面方位のSiウェハーと任意
    面方位のSiウェハーまたはホウケイ酸ガラス基板とを
    貼り合わせて形成されたインクジェットヘッドにおい
    て、(110)面方位のSiウェハー側に少なくともイ
    ンク圧力室を、任意面方位のSiウェハーまたはホウケ
    イ酸ガラス基板側に少なくともインクノズルまたはオリ
    フィスを配置し、インクノズル、インク圧力室、オリフ
    ィスが連通した構造を有する事を特徴とするインクジェ
    ットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インクノズルまたはオリフィスが
    (100)面方位のSiウェハーで形成され、その形状
    が(111)結晶面で構成されたV溝形状を有する事を
    特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記インクノズルまたはオリフィスが任
    意面方位のSiウェハーで形成され、その形状がU溝形
    状を有する事を特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    トヘッド。
  4. 【請求項4】 前記(110)面方位のSiウェハーと
    任意面方位のSiウェハーとの貼り合わせ方法が、Si
    −Si直接接合である事を特徴とした請求項1記載のイ
    ンクジェットヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ウェハーの接合面のどちらか一方の
    面にホウケイ酸ガラス薄膜を付与し、ウェハー同士の接
    合を静電接合に行われることを特徴とした請求項1記載
    のインクジェットヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記インクノズルまたはオリフィスがホ
    ウケイ酸ガラスに形成され、その形状が溝形状を有する
    事を特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】 インクノズルおよびオリフィスと接続す
    るべきインク圧力室の一部に35度の平滑な斜面の(1
    11)結晶面を有する構造を特徴とする請求項1記載の
    インクジェットヘッド
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