JPH06319105A - スチルビデオ装置 - Google Patents

スチルビデオ装置

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JPH06319105A
JPH06319105A JP5129974A JP12997493A JPH06319105A JP H06319105 A JPH06319105 A JP H06319105A JP 5129974 A JP5129974 A JP 5129974A JP 12997493 A JP12997493 A JP 12997493A JP H06319105 A JPH06319105 A JP H06319105A
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公一 佐藤
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    • H04N9/7904Processing of colour television signals in connection with recording using intermediate digital signal processing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精細画像を画面分割して記録された画像を
再生する際に、分割部分が画面上に表れることを防止す
る。 【構成】 Yメモリ26、R−Yメモリ27、B−Yメ
モリ28に入力される原画像をデジタルデータに変換し
て順次蓄える。各メモリに蓄えられたデータを磁気ディ
スクDに記録する際、原画面を複数の画面に分割し、そ
の分割画面に対応した映像データを記録したメモリ領域
のデータを読み出してスチルビデオフォーマットに変換
して各トラックに記録する。但し、画面上下側部分の画
像データを記録する際には、メモリの大きな番地のデー
タから先に読み出して記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は画像信号を磁気ディスク等の記録
媒体上に記録するスチルビデオ装置に関する。
【0002】
【従来技術】現行のスチルビデオ装置は、イメージセン
サ等を用いて変換した画像信号か又は外部から入力され
た画像信号をFM変調して2インチ程度の磁気ディスク
に記録する方式を用いた装置である。この様なスチルビ
デオ装置で記録される画像信号の帯域は磁気ディスクの
情報記録密度に左右され、しかも記録方式が規格化され
ているので、高精細な画像を得るべく記録信号の帯域を
無制限に大きくすることはできない。これに対して現行
の放送用テレビ方式においては、より高精細な画像を得
るべく、水平走査線数をNTSC方式より倍増させたハ
イビジョン方式が実用化されている。そこで、スチルビ
デオ装置においてもこの様なハイビジョン方式の画像を
記録可能にしたものが提案されている。
【0003】例えば、ハイビジョン信号で形成される画
面全体を複数の領域に分割し、それら領域分割した画像
信号をそれぞれ1つのトラックに記録することで、ハイ
ビジョンの原画像をスチルビデオ装置で記録可能にした
ものが、本出願人により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様なハイビジョン
信号を画面上で領域分割して各トラックに記録するに
は、アナログ信号である原画像信号をA/D変換して一
度半導体メモリに蓄え、この半導体メモリからデータ書
き込み速度より遅い速度でデータを読み出して再びアナ
ログデータに変換し、従来のスチルビデオフォーマット
に変換して磁気ディスクに記録することで行われる。原
画像を再生する場合、それら領域分割して記録した磁気
ディスクの各トラックからそれぞれの信号を読み出し、
同期信号等を除去して再び半導体メモリに書込んだ後、
半導体メモリ書き込み速度より速い速度でメモリから読
み出してアナログ変換することでハイビジョンの原画像
信号を再生する。
【0005】また、FM復調された映像信号は一般に交
流結合で処理が行われるため、映像信号の変化によって
基準レベル(例えばペデスタルレベル)が変動するの
で、そのままA/D変換すると、読み出し時の信号の基
準レベル(例えばペデスタルレベル)が各水平走査線で
常に一定にならないことが起こる。そこで、A/D変換
の基準レベルを設け、それにFM復調信号の基準レベル
(例えばペデスタルレベル)を一致させることで原画像
を忠実に再現するようにしている。
【0006】この映像信号のA/D変換の基準レベルの
設定は、各水平走査線の開始点にあるベデスタルレベル
が用いられる。つまり、クランプ回路において、水平同
期信号から生成したバーストフラグ信号等のクランプパ
ルスでペデスタルレベルをクランプさせ、そのペデスタ
ルレベルをA/D変換の基準レベルにシフトさせる。こ
の様にA/D変換の基準レベルの設定を各水平走査線ご
とに行わねばならないが、垂直同期信号期間では垂直同
期パルスが存在し、ペデスタルレベルが存在しないこと
からクランプ回路を停止せねばならない。
【0007】ところで、クランプ回路はクランプした電
圧を少なくとも1水平走査期間中は保持でき、且つ各1
水平走査期間毎のペデスタルレベルを良好にクランプで
きる過渡特性を持つことが要求される。したがってクラ
ンプ回路は、その様な条件を満足する回路時定数を持っ
たコンデンサ及び抵抗器等で構成されている。
【0008】この様なある時定数を持った回路で構成さ
れるクランプ回路は、クランプ動作が行われなければ、
自ずと出力電圧が変動(例えば低下)する。よってクラ
ンプ動作が行われない垂直同期パルス入力期間中に於い
てその出力電圧が著しく低下し、新たな水平同期信号が
入力されてクランプ動作が開始されても、その回路時定
数の影響によってA/D変換の基準レベルが極めて低い
電圧レベルにクランプされてしまう。
【0009】この様にクランプ回路においてA/D変換
の基準レベルを最適にクランプできないと、A/D変換
値が原映像信号より低い値に変換されてしまう。特にハ
イビジョン信号の様に走査線数が多い画像信号をスチル
ビデオカメラの1トラック中に記憶させるには、より多
くの水平走査線数を記録するために垂直同期信号の終了
した直後から映像信号の入力が開始される。したがって
この様な状態で記録された映像信号を再生した場合、ク
ランプ回路が的確な基準レベルの保持を回復できない状
態で有効画面領域の映像信号が入力されるので、有効画
面領域開始部分の輝度が低下する。つまり、視覚上画面
上方が暗くなってしまう。
【0010】この様子を図9、図10に示す。図9
(a)は磁気ディスクから読み出した1垂直期間の映像
信号を模式的に表した図であり、図9(b)は図9
(a)のアナログ信号のペデスタルレベルをクランプ回
路によってクランプし、A/D変換して半導体メモリに
蓄わえ、さらに半導体メモリから読み出したデータをD
/A変換した1垂直期間の映像信号を模式的に表した図
である。これらの図に示すように、垂直同期信号終了後
の映像信号入力開始時点の期間Nにおいて、基準レベル
のずれによりホワイトレベルが下方にシフトしているこ
とが分かる。この結果、合成画面上での接続部分(中央
部分)に暗い線が形成されることになる。
【0011】本発明は、ハイビジョン方式の映像信号を
従来の走査線数の少ない映像方式のスチルビデオフォー
マットで分割記録再生するスチルビデオカメラにおい
て、上記のような分割画像データの再生合成時に、画面
上の接続部分に暗線が出現することを防止するスチルビ
デオ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスチルビデ
オ装置は、入力映像信号をデジタルデータに変換してメ
モリに順次格納する第1メモリ格納手段と、前記入力映
像信号で構成される原画面を複数の画面に分割する様に
前記メモリ領域を分割し、上下方向で隣接する二つの分
割画面に対応する、前記メモリ領域のデータ読み出し順
序を垂直方向で相対させてデータを読み出す順序制御手
段と、該順序制御手段が読み出したデータを前記入力映
像信号と異なる信号フォーマットのアナログ信号に変換
して記録媒体に記録する記録手段と、前記順序制御手段
によるデータ読み出し方式情報を前記アナログ信号に重
畳する記録情報重畳手段と、前記記録媒体から前記各ア
ナログ信号を読み出し、該アナログ信号に重畳されてい
る前記データ読み出し方式情報を抽出する抽出手段と、
該抽出手段が抽出した前記データ読み出し方式情報を用
いて、前記抽出手段が記録媒体から読み出したアナログ
信号をディジタルデータに変換して、前記順序制御手段
のデータ読み出し順序と同一順序で前記メモリの各分割
領域に格納する第2メモリ格納手段と、前記第1メモリ
格納手段による前記メモリへのデータ格納順序と同一順
序で、前記第2メモリ格納手段が前記メモリに格納した
データを読み出して前記入力映像信号を復元する手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は本発明を適用したスチルビデオ装置の記録系
のブロック図である。
【0014】システムコントロール回路10はプログラ
ムを記憶させた半導体メモリを備えるマイクロコンピュ
ータであり、本スチルビデオ装置全体の処理を行う。映
像信号を記録するディスク装置は、磁気ヘッド11と、
磁気ディスクDを回転させるためのスピンドルモータ1
2とを備える。磁気ヘッド11はシステムコントロール
回路10の制御に基づいて、磁気ディスクD上に同心円
状に形成されたトラックにトラッキング制御されるとと
もに、磁気ディスクDの半径方向に沿って移動される。
スピンドルモータ12は、システムコントロール回路1
0によって駆動制御される。例えば、3600rpm等
の回転数で磁気ディスクDが回転させられる。磁気ディ
スクDが回転している間、磁気ヘッド11は磁気ディス
クDの所定トラックにトラッキング制御され、そのトラ
ックにFM変調された画像信号とDPSK変調されたI
Dコードとが記録される。
【0015】記録アンプ13はシステムコントロール回
路10によって制御され、映像信号等を磁気ヘッド11
に出力する。なお、磁気ディスクDは52本のトラック
を有し、最外周のトラックから内周側に数えて50本の
メイントラックそれぞれに映像信号、音声信号、デジタ
ルデータ等が記録される。第52番目のトラックはこれ
らメイントラックをコントロールするためのデジタルデ
ータ記録専用に用いられるキュートラックとされてい
る。
【0016】システムコントロール回路10に接続され
た操作部14は、本スチルビデオ装置を操作するために
用いられる。なお、磁気ディスクDに記録される画像に
関する撮影年月日等の情報もこの操作部14を用いて入
力される。
【0017】また、本スチルビデオ装置は、図示しない
2次元イメージセンサを有するスチルビデオカメラ若し
くは外部入力端子を備えており、これらスチルビデオカ
メラ若しくは外部から輝度信号(Y+S(H))及び色
差信号(R−Y(H)、B−Y(H))が入力される。
ここで、(H)はハイビジョン信号フォーマットの信号
であることを示す。輝度信号(Y+S(H))はローパ
スフィルタ40によってA/D変換時のサンプリング周
波数の1/2倍以上の高周波成分が除去されて同期信号
分離&パルス発生回路21及びクランプ回路43に入力
される。
【0018】このローパスフィルタ40はナイキストの
第1基準を満足させるために設けられている。つまり、
磁気ディスクDにD/A変換されて記録された映像信号
のサンプル値が、再生時においてA/Dされたときサン
プル値間同士が互いに干渉しないで正しく原画像信号を
再生するための条件である。なお、この色差信号(R−
Y(H)、B−Y(H))にも輝度信号と同一の同期信
号が付加されている。
【0019】高周波成分が除去された輝度信号(Y+S
(H))から同期信号S(H)が同期信号分離&パルス
発生回路21において分離され、この同期信号S(H)
から生成した各回路の動作タイミングを決定するクロッ
クがクランプ回路43、44、45と、クロック発生回
路46と、メモリコントロール回路22と、システムコ
ントロール回路10とに出力される。クロック発生回路
46は同期信号分離&パルス発生回路21から入力され
るクロックに同期した約74.25MHz のクロックfsh
を生成してA/D変換器23、24、25及びメモリコ
ントロール回路22に出力する。一方、クランプ回路4
3は入力される輝度信号(Y+S(H))のペデスタル
レベルをA/D変換器23に於けるA/D変換の基準レ
ベルにクランプする。
【0020】同様に、色差信号(R−Y(H))、色差
信号(B−Y(H))についても、ローパスフィルタ4
0、42によってサンプリング周波数の1/2倍以上の
高周波成分が除去された後、クランプ回路44、45に
よってペデスタルレベルがクランプされる。クランプ回
路43、44、45によってクランプされた輝度信号
(Y+S(H))、色差信号(R−Y(H))及び色差
信号(B−Y(H))は各々A/D変換器23、24、
25に入力される。そして、各A/D変換器23、2
4、25においてクロック発生回路46から入力される
クロックfsh によってサンプリングされ、各輝度信号、
色差信号のデジタルデータが各メモリに出力される。
【0021】A/D変換された各輝度信号、色差信号
(R−Y(H)、B−Y(H))のデジタルデータは、
水平同期信号に同期したタイミングで各Yメモリ26、
R−Yメモリ27、B−Yメモリ28の所定アドレスに
書き込まれる。このYメモリ26、R−Yメモリ27、
B−Yメモリ28の書き込みアドレスはメモリコントロ
ール回路22において生成されて入力される。
【0022】Yメモリ26、R−Yメモリ27、B−Y
メモリ28への1フレーム分のデータ書き込みが完了す
ると、メモリコントロール回路22からシステムコント
ロール回路10に書き込み完了が報知される。システム
コントロール回路10はこのデータ書き込み完了情報を
受けて磁気ディスクD上の空きトラックに磁気ヘッド1
1を移動させるとともに、メモリコントロール回路22
に対してデータの読み出し命令を出力する。
【0023】なお、磁気ヘッド11の空きトラックへの
トラッキング制御は、磁気ディスクDの各トラックに関
する情報を記憶した図示しない半導体メモリを用いて行
われる。つまり、磁気ディスクDの各トラックが空きト
ラックか否かを示す情報若しくは、信号が記録されたト
ラックが存在するなら、その記録された信号の種類等を
記憶するワークメモリを本スチルビデオ装置は備え、そ
のワークメモリに記憶された情報から空きトラックをシ
ステムコントロール回路10は検出する。
【0024】磁気ヘッド11のトラッキング制御が行わ
れた後、システムコントロール回路10の命令に従いメ
モリコントロール回路22はクロック発生回路47から
入力されるクロックfsm (fsh/4の周波数) に同期したア
ドレス値を生成して各Yメモリ26、R−Yメモリ27
及びB−Yメモリ28に出力する。
【0025】ここで、各メモリからのデータ読み出し順
序を説明する。図2にYメモリ26、R−Yメモリ27
及びB−Yメモリ28に書き込まれたハイビジョン信号
の分割方法を模式的に示す。また、図3には各メモリ2
6、27、28に於ける第1フィールド及び第2フィー
ルドのメモリ番地を模式的に示す。なお、ここでは便宜
上Yメモリ26についてのみ説明する。したがってR−
Yメモリ27、B−Yメモリ28に対しても同様の処理
が行われる。図2において、外枠170はメモリの記憶
領域全体を表しており(=メモリマップ)、メモリ領域
171にはハイビジョン信号の第1フィールドの信号が
記憶され、メモリ領域172にはハイビジョン信号の第
2フィールドの信号が記憶される。
【0026】また、枠170内にあるそれぞれの枠16
0はディスプレイ上に表示されるハイビジョン画面を表
し、中央水平線F及び垂直中央線Eによって4分割され
ていることを表す。
【0027】初めに、ハイビジョン映像信号は入力され
た順序そのままに、Yメモリ26の先頭番地より順に書
き込まれる。つまり、ハイビジョン信号の第1フィール
ドの画面上半分の前半0.5H分のデータが第1領域1
61に、後半0.5H分のデータが第5領域165に順
次メモリされる。他方ハイビジョンの第1フィールドの
下半分の場合、前半0.5H分が第3領域163に、後
半0.5H分が第7領域167に跨がるようにメモリさ
れる。
【0028】ハイビジョンの第2フィールドの場合も同
様に、上半分の前半0.5H分のデータが第2領域16
2に、上半分の後半0.5H分のデータが第6領域16
6に、下半分の前半0.5H分のデータが第4領域16
4に、下半分の後半0.5H分のデータが第8領域16
8にそれぞれメモリされる。このようにして記憶された
データは図4のフローチャートにしたがって読み出され
る。
【0029】図4のメモリ書き込み及び読み出し制御方
法を説明する。上記した様に、入力された輝度信号はサ
ンプリングクロックfsh でサンプリングされた後にA/
D変換され、Yメモリ26に順次記憶される(ステップ
101)。Yメモリ26に1フレーム分の輝度信号の書
き込みが完了すると、システムコントロール回路10は
変数Nを1にセットし(ステップ102)、磁気ヘッド
11を磁気ディスクD上の空きトラック中のN番目のト
ラックにトラッキングさせる(ステップ104)。な
お、ここでは空きトラックが磁気ディスクD上で連続し
て存在するものとする。
【0030】したがって、空きトラックが連続していな
い場合には、隣接トラックが空き状態になっている2つ
のトラックを複数選びだし、外側のトラックにYメモリ
26の第1フィールドのデータを記録し、そのトラック
に隣接する内周側トラックに対応する第2フィールドの
データを記録する。
【0031】Nの値が1、2、5、6の何れか否かをシ
ステムコントロール回路10は判断する。つまり、記録
しようとする輝度信号が原画面の上側の領域か下側の領
域のものかを判断する(ステップ106)。Nの値が
1、2、5、6、すなわち画面上側の領域の何れかであ
ったなら、ステップ108の処理を行い、そうでなけれ
ばステップ110の処理をシステムコントロール回路1
0は行う。ステップ108では、システムコントロール
回路10がメモリコントロール回路22に対して、クロ
ック発生回路47から入力されるクロックfsm を用いて
次のようなルールでアドレス値を生成するように命令す
る。メモリコントロール回路22はYメモリ26の各領
域における先頭アドレスから最終アドレスまで順次メモ
リアドレス値を生成する。
【0032】例えば、N=1の場合、Yメモリ26の第
1領域161のデータを、図3に示すPa(1)→Pb
(1)→Pa(2)→Pb(2)→・・・・→Pa(n
−2)→Pb(n−2)→Pa(n−1)→Pb(n−
1)の方向にデータを読み出す。つまり、図2の矢印1
73方向に走査するようなメモリアドレス値をメモリコ
ントロール回路22は生成する。なお、第2領域162
のデータ読み出しも同一方向である。
【0033】第5、第6領域の画像データも同じ方向に
データが読み出される。例えば、Yメモリ26の第5領
域165のデータなら、Pc(1)→Pd(1)→Pc
(2)→Pd(2)→・・・・→Pc(n−2)→Pd
(n−2)→Pc(n−1)→Pd(n−1)の順に読
み出される。
【0034】N=1であるとき、メモリコントロール回
路22で生成されたアドレス値で指定された各メモリ領
域から読み出されたデジタルの輝度信号は、スチルビデ
オ方式の1フィールドの輝度信号としてD/A変換器3
1に入力され、再びアナログ信号に変換されたのち、R
−Yメモリ27及びB−Yメモリ28から読み出された
色差信号が重畳(周波数多重)されて磁気ディスクDに
記録される(ステップ108)。
【0035】磁気ディスクDへの記録が完了すると、シ
ステムコントロール回路10は変数Nを1インクリメン
トするとともに(ステップ112)、Nが8以下か否か
を判断する(ステップ114)。すなわちYメモリ26
の第8領域のデータ記録が完了しているか否かを判断
し、完了していなければステップ104に戻り、新たな
Nに対して磁気ヘッド11を移動させ、次のYメモリ2
6のデータを読み出して磁気ディスクDの1トラックに
記録する。
【0036】また、ステップ106でNoと判断された
場合、つまり変数Nが3、4、7、8の場合、画面上下
側の領域であるので、ステップ108に代えてステップ
110の処理が行われる。このステップ110において
は、Yメモリ26の大きいアドレスから小さいアドレス
に向かってデータが読み出されて磁気ディスクDの空き
トラックに記録される。
【0037】例えばN=3の場合、Yメモリ26の第3
領域163のデータが、図3に示すPa(2n)→Pb
(2n)→Pa(2n−1)→Pb(2n−1)→・・
・・→Pa(n+1)→Pb(n+1)→Pa(n)→
Pb(n)の順に読み出される。図2の矢印174方
向、つまり画面の下から上に向かう様な方向にデータが
順に読み出される。同じように第4、第7、第8領域も
矢印174方向に走査されてデータが読み出される。そ
して、各領域のデータは磁気ディスクDの1トラックに
各々記録される。
【0038】このように、ハイビジョン表示画面上の上
側の領域に相当するYメモリ26の第1、2、5、6領
域では、小さなアドレスから大きなアドレスに向かって
データが読み出され、表示画面の下側に相当するYメモ
リ26の第3、4、7、8領域では、大きなアドレスか
ら小さなアドレスに向かってデータが読み出される。
【0039】また、Yメモリ26の第1領域が記録され
る磁気ディスクDのトラックと、第2領域が記録される
トラックとは互いに隣接しており、しかも第2領域が記
録されるトラックは第1領域が記録されるトラックの内
周に位置する。同じ関係が、第3領域及び第4領域と、
第5領域及び第6領域と、第7領域及び第8領域とで保
たれている。これにより、ハイビジョン映像信号の画面
を4分割すると同時に、分割した映像信号の第1フィー
ルドと第2フィールドとが隣接するトラックに記録さ
れ、分割画面だけを部分的に再生することもできる。
【0040】次に各Yメモリ26、R−Yメモリ27、
B−Yメモリ28から読み出されたデータの磁気ディス
クDへの記録処理を説明する。読み出された輝度及び色
差信号データはそれぞれD/A変換器31、32、33
においてクロック発生回路47から入力されるクロック
fsm に同期してアナログ信号に変換される。D/A変換
器31で変換されたアナログ輝度信号はローパスフィル
タ48においてクロックfsm の1/2倍以上の周波数成
分が除去されてY記録処理回路35に入力される。この
Y記録処理回路35において、同期信号発生回路34が
生成した水平同期信号がアナログ輝度信号に付加された
後FM変調されて加算器38に入力される。
【0041】同じようにD/A変換器32、33におい
てD/A変換された各色差信号もローパスフィルタ4
9、50においてクロックfsm の1/2倍以上の周波数
成分が除去された後C記録処理回路36に入力される。
C記録処理回路36において各色差信号は磁気ディスク
Dに線順次記録を行うため、輝度信号の1水平走査線ご
とに色差信号(B−Y)、色差信号(B−Y)を交互に
切り替えて線順次色差信号とし、所定の周波数でFM変
調されて加算器38に出力される。
【0042】ID記録処理回路37は、操作部14によ
って使用者が入力した撮影情報等のユーザ情報及び、シ
ステムコントロール回路10から入力されるトラックナ
ンバー等のIDコードをDPSK変調して加算器38に
出力する。加算器38において、FM変調された輝度信
号及び線順次色差信号及びDPSK変調されたIDコー
ドが重畳(周波数多重)されて記録アンプ13に入力さ
れる。そして、この記録アンプ13において所定レベル
に増幅された後、磁気ヘッド11を介して磁気ディスク
Dの目的のトラックに記録される。
【0043】図5に本方式によって磁気ディスクDに記
録されるIDコードの情報フォーマットを示す。この図
に示すように、トラックに記録された映像信号がフィー
ルド記録かフレーム記録かを示す情報、トラックナン
バ、撮影年月日情報等、各種の情報が生成される。また
この情報エリアには、ユーザーズエリアが設けられてお
り、このユーザーズエリアに上記のような原画像の分割
方式、メモリ上での分割領域位置等の再生時に必要な情
報が付加記録される。したがって、このユーザーズエリ
アの情報を用いて各トラック再生時に、各トラックから
再生された映像信号を半導体メモリ上で再構築して原画
像が再生できる。
【0044】図6に本発明のスチルビデオ装置に於ける
再生系のブロック回路図を示す。システムコントロール
回路10、磁気ヘッド11、スピンドルモータ12、磁
気ディスクD、操作部14は図1に示した記録系に用い
られる回路と同一であり、記録系、再生系双方で使用さ
れる回路である。
【0045】磁気ヘッド11は磁気ディスクDの所定ト
ラックにトラッキングされ、各トラックに記録されたI
Dコード、映像信号が読み出されて以下のようにしてハ
イビジョン信号が再生される。磁気ヘッド11によって
トラックから再生された映像信号は再生アンプ70によ
って増幅されてY再生処理回路72、ID再生処理回路
74、C再生処理回路73に出力される。Y再生処理回
路72は色差信号(R−Y、B−Y)を除去した後の水
平同期信号を含んだ輝度信号(Y+S)をFM復調して
ローパスフィルタ77に出力する。ローパスフィルタ7
7はナイキストの第1基準を満足すべくA/D変換器8
0に於けるサンプリング周波数の1/2倍以上の周波数
成分を輝度信号(Y+S)から除去する。
【0046】ローパスフィルタ77で高周波成分が除去
された輝度信号(Y+S)はクランプ回路78及び同期
信号分離&パルス発生回路90に入力される。同期信号
分離&パルス発生回路90において水平同期信号が輝度
信号(Y+S)から分離されてその水平同期信号に同期
したパルス信号が生成されてクロック発生回路79及び
システムコントロール回路10に出力される。クロック
発生回路79は同期信号分離&パルス発生回路90から
入力されるパルス信号に同期したクロックfsmを生成し
てA/D変換器80、81及びメモリコントロール回路
91に出力する。なお、このクロックfsm は図1の記録
系で用いられたクロックfsm と同一周波数である。
【0047】クランプ回路78は、輝度信号(Y+S)
のペデスタルレベルをA/D変換の基準レベルにクラン
プしてA/D変換器80に出力する。A/D変換器80
において、ペデスタルレベルからの輝度信号の振幅値が
サンプリングされてA/D変換される。また、ID再生
処理回路74は、磁気ディスクD記録時に重畳されたI
DコードをDPSK復調してシステムコントロール回路
10に出力する。システムコントロール回路10は、こ
のIDコードのユーザーズエリアにある記録情報を用い
てYメモリ51及びCメモリ52のデータ書き込みアド
レス制御をメモリコントロール回路91に命令する。メ
モリコントロール回路91はYメモリ51及びCメモリ
52のデータ書き込みアドレスを後述するように生成す
る。A/D変換された輝度信号のデジタルデータは、メ
モリコントロール回路91から入力されるアドレス値で
指定されたYメモリ51のアドレスに書き込まれる。
【0048】他方、再生アンプ70からC再生処理回路
73に入力された映像信号から色差信号(R−Y、B−
Y)が分離・FM復調されてローパスフィルタ75に入
力される。ローパスフィルタ75は輝度信号(Y+S)
と同様、サンプリング周波数の1/2倍の周波数成分を
除去してクランプ回路76へ出力する。クランプ回路7
6は色差信号(R−Y、B−Y)のペデスタルレベルを
クランプする。クランプされた色差信号(R−Y、B−
Y)はA/D変換器81に入力され、クロック発生回路
79から入力されるクロックfsm でサンプリングされて
デジタルデータに変換される。A/D変換された色差信
号はCメモリ52に入力され、メモリコントロール回路
91から入力されるアドレス値に順次書き込まれる。な
お、色差信号(R−Y、B−Y)は磁気ディスクDに線
順次記録されているので、Cメモリ52に色差信号(R
−Y)と色差信号(B−Y)とが1水平走査線ごとに書
き込まれる。
【0049】ここで、磁気ディスクDから再生され、且
つ分離された輝度信号及び色差信号のYメモリ51及び
Cメモリ52への書き込み制御を図7を用いて説明す
る。図7は再生系のメモリ書き込み制御を示すフローチ
ャートである。始めに、システムコントロール回路10
において変数Nが1にセットされる。そして、ワークメ
モリに記憶されている磁気ディスクDの各トラック情報
を用いて4分割した画像の第1領域161(図2参照)
が記録されたトラックに磁気ヘッド11がシステムコン
トロール回路10によってトラッキング制御される。
【0050】なおワークメモリに磁気ディスクDの情報
が無い場合(新たな磁気ディスクDが本スチルビデオ装
置に挿入された場合等)は、磁気ディスクDの全トラッ
クを読み出し、各トラックにDPSK変調されて重畳さ
れているIDコードをID再生処理回路74によって抽
出し、各IDコードに書き込まれた情報をワークメモリ
に保存しておく。磁気ヘッド11が目的のトラックにト
ラッキングされると、そのトラックに記録された映像信
号が読み出される(ステップ202)。映像信号と共に
再生されるIDコード内にあるユーザーズエリアにある
情報から、分割画面上の上側の画像か否かと変数Nに対
応した領域の画像か否かとが判断される(ステップ20
4)。
【0051】つまり、現在、磁気ディスクDから再生さ
れている映像信号が、4分割画面のどの部分に相当する
かが判断される。画面の上側に相当する画像信号が再生
されているなら(図2において第1、第2、第5、第6
領域)、次のステップ206の処理が実行される。しか
し、画面下側部分に相当する映像信号が再生されている
なら(図2において第3、第4、第7、第8領域)、ス
テップ208の処理が実行される。
【0052】画面上側の映像信号が再生されているな
ら、A/D変換された輝度信号(Y+S)及び色差信号
(R−Y、B−Y)は各Yメモリ51、Cメモリ52の
第N領域に、小さいメモリ番地から大きいメモリ番地へ
順に書き込まれる(ステップ206)。例えば、N=1
における輝度信号の場合、Yメモリ26の第1領域16
1に、図3に示すPa(1)→Pb(1)→Pa(2)
→Pb(2)→・・・・→Pa(n−2)→Pb(n−
2)→Pa(n−1)→Pb(n−1)の方向にデータ
が順次書き込まれる。つまり、図2において矢印173
の方向に順に書き込まれる。したがってメモリ領域全体
において第1領域161部分にのみ順次データが書き込
まれる。
【0053】また、画面下側に相当する映像信号が再生
されているなら、A/D変換された輝度信号(Y+S)
及び色差信号(R−Y、B−Y)はYメモリ51及びC
メモリ52に大きいメモリ番地から小さいメモリ番地へ
順に書き込まれる(ステップ208)。例えばN=3に
於ける輝度信号の場合、Yメモリ26の第3領域163
にデータが、図3に示すPa(2n)→Pb(2n)→
Pa(2n−1)→Pb(2n−1)→・・・・→Pa
(n+1)→Pb(n+1)→Pa(n)→Pb(n)
の順に書き込まれる。つまり図2の矢印174方向にデ
ータが順次書き込まれる。
【0054】こうして磁気ディスクDの1トラックの映
像信号が再生され、Y再生処理回路72、C再生処理回
路73によって分離・復調された輝度信号(Y+S)と
色差信号(R−Y、B−Y)とはYメモリ51、Cメモ
リ52の対応する領域にそれぞれ順次書き込まれる。1
トラックの映像信号の書き込みが終了すると、変数Nが
1インクリメントされ(ステップ210)、さらに変数
Nが8以下か否かが判断される(ステップ211)。
【0055】この判断がYesならばステップ202に
戻り、次の映像信号が記録されたトラック(例えば1ト
ラック内周側のトラック)に磁気ヘッド11がトラッキ
ングされる(ステップ212)。そして次の映像信号が
再生されて、IDコード及び変数Nを用いたステップ2
04の判断の後、ステップ206又はステップ208の
処理が実行される。このようにして、順次メモリ書き込
み動作が完了すると、図2を用いて説明したハイビジョ
ン信号のメモリ上のデータ及び領域の状態が再現され
る。
【0056】ステップ212においてNoと判断された
なら、すなわち4分割された各第1フィールド、第2フ
ィールドの映像信号がYメモリ51、Cメモリ52に全
て書き込まれたなら、Yメモリ51及びCメモリ52の
データ読み出しが開始される(ステップ214)。デー
タ読み出し制御は、クロック発生回路82が出力するク
ロックfsh に同期してメモリコントロール回路91が各
メモリのアドレスを先頭番地から順に生成してYメモリ
51、Cメモリ52に出力することで行われる。
【0057】つまり、ハイビジョン信号のメモリ書き込
み制御と同じ順序で、各メモリから輝度信号及び色差信
号が先頭アドレスから次のように読み出される。初めに
第1フィールドのデータが、図3においてPa(1)→
Pb(1)→Pc(1)→Pd(1)→Pa(2)→P
b(2)→Pc(2)→Pd(2)→・・・・→Pa
(n−1)→Pb(n−1)→Pc(n−1)→Pd
(n−1)→Pa(n)→Pb(n)→Pc(n)→P
d(n)→・・・・→Pa(2n−1)→Pb(2n−
1)→Pc(2n−1)→Pd(2n−1)→Pa(2
n)→Pb(2n)→Pc(2n)→Pd(2n)の順
に読み出され、さらに第2フィールドのデータが同じ順
序で読み出される。
【0058】Yメモリ51から読み出されたデジタルの
輝度信号はD/A変換器54においてクロックfsh (=
4×fsm )でトリガされてアナログ信号に変換され、ロ
ーパスフィルタ83に出力される。
【0059】Cメモリ52から読み出されたデジタルの
色差信号は同時化回路57に出力される。Cメモリ52
から読み出された色差信号は1水平走査線ごとに色差信
号(R−Y)と色差信号(B−Y)とが繰り返されるの
で、色差信号(R−Y)が出力されているとき、1水平
走査線前の色差信号(B−Y)が遅延されて同時化回路
57から同時に出力される。つまり、Cメモリ52から
読み出された色差信号は次の1水平走査線の期間でも同
じ色差信号が出力される。
【0060】例えば、ある1水平走査線期間においてC
メモリ52から色差信号(R−Y)が読み出された場
合、その色差信号(R−Y)がそのままD/A変換器5
5に出力されると共に、1水平走査線前にCメモリ52
から読み出された色差信号(B−Y)がD/A変換器5
6に出力される。したがって、Cメモリ52から読み出
された各色差信号は2水平走査線期間繰り返して同時化
回路57から出力されることになる。
【0061】同時化回路57から出力される色差信号
(R−Y)はD/A変換器55に入力され、色差信号
(B−Y)はD/A変換器56に入力される。そして、
各D/A変換器55、56においてアナログの色差信号
に変換された後、ローパスフィルタ84、85を介して
ブランキングシンクミックス62、63にそれぞれ出力
され、同期信号発生回路53が生成する水平同期信号及
び垂直同期信号が各色差信号(R−Y)、色差信号(R
−Y)に付加される。
【0062】同様に、Yメモリ51から読み出されD/
A変換された輝度信号はローパスフィルタ83を介して
ブランキングシンクミックス61に入力され、同期信号
発生回路53の出力する水平及び垂直同期信号が付加さ
れる。このようにして磁気ディスクDに分割して記録さ
れ、再び読み出されて合成再生されたハイビジョンの画
像の垂直方向の信号状態を図8に概念的に示す。この図
に示すように各トラックに記録された分割画像の再生の
際にクランプ回路の特性によって生じる映像信号開始部
分における信号レベルの落ち込み部分、第1、第2、第
5、第6領域の画面上半分の再生映像信号450の先頭
部分500と、第3、第4、第7、第8領域の画面下半
分の再生映像信号452の先頭部分501とを画面の最
上方と最下方(図8(b))に持ってくることによっ
て、分割再生信号の各信号部分502、503が略一致
し、従来分割部分に生じていた輝度の段差を解消するこ
とができる。
【0063】したがって、高精細な画像を従来からある
スチルビデオ装置に記録可能であり、しかも分割して記
録したことにより発生する分割部分の境目が視覚上認識
されることを防止できる。なお、本実施例では、信号レ
ベルの落ち込み部分を再生画面上で上方と下方に位置す
るようにしたが、逆にその信号部分を中央部分に位置さ
せるようにしてもよい。図8に示す先頭部分500と先
頭部分501とを接続する様な分割画像の磁気ディスク
記録を行っても良い。
【0064】また、本実施例によれば、従来の回路に新
たな回路を付加すること無く行えるので、回路実装スペ
ースを増加させる必要がない。この結果、製造コストの
上昇及びスチルビデオ装置の外形寸法の拡大を防止する
こともできる。
【0065】記録信号の帯域に制限のあるスチルビデオ
フォーマットに走査線数の多いハイビジョン信号のよう
な画像を記録する際、原画像を分割し、各分割画像を1
つのスチルビデオフォーマットで磁気ディスクDに記録
するが、その増加した走査線数を走査線数の少ないスチ
ルビデオフォーマットで記録するため、垂直同期信号の
終了直後から直ちに映像信号を入力せねばならない。し
かも、再生映像信号レベルの微小変動に対して、その再
生信号レベルを補完するのに、クランプ回路によって各
水平走査線のペデスタルレベルをA/D変換の基準レベ
ルにクランプさせることで行なっている。
【0066】したがって、垂直同期信号終了直後から有
効画面領域の映像信号が開始された場合、その垂直同期
信号期間内で停止していたクランプ回路のクランプ動作
が回復しない状態で映像信号が入力されるため、スチル
ビデオフォーマットにおける垂直同期信号直後の再生画
像の輝度及び色信号レベルが低下してしまう。そこで、
本実施例は、その輝度信号等のレベル低下部分を画面上
で視覚的に認識しにくい画面の最上方と最下方とに配置
することで、視聴者の視覚評価が低下することを防止し
た。
【0067】上記実施例において磁気ディスクDに記録
する高精細な画像はハイビジョン信号としたが、本発明
はこれに限定するものではなく、如何なる方式の映像信
号であってもよい。また、入力された画像の分割方式に
ついても4分割以外の分割数であってもよい。したがっ
て2分割方式であってもよいが、その場合には画面上で
水平方向に分割した場合に本発明を用いるときに、本発
明の効果を実効あらしめることができる。なお、本実施
例においてYメモリ26、R−Yメモリ27、B−Yメ
モリ28から分割画面のデータを読み出す順序は図2の
ような順序に限定するものではない、つまり第1、第2
領域のデータを磁気ディスクに記録した後、次に第5、
第6領域のデータを記録し、その後第3、第4領域のデ
ータ、第7、第8領域のデータを記録するようにしても
よい。さらに、第3、4、7、8領域のデータ読み出し
についても、図3に示すPa(2n)→Pb(2n)へ
読み出すのでなく、Pb(2n)→Pa(2n)に向か
って読み出すようにしてもよい。
【0068】また、本実施例においては分割画面からの
原画面の再生のみについて説明したが、各分割画面単独
で再生するようにしてもよい。但し、分割画面の下側の
画面を再生する場合には、磁気ディスクへの記録順序が
逆になっているので、その順序を補正するように再生す
る。さらに、本実施例ではフレーム記録について説明し
たが、フィールド記録であってもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明によれ
ば、高精細な画像信号を従来のスチルビデオフォーマッ
トで磁気ディスクに分割記録し、その分割画像を再生す
る際に、クランプ回路の特性から画面分割部分に生じる
映像信号の段差を画面の上方と下方に配置させたので、
何ら複雑な回路構成を新たに付加することなく視覚上分
割部分が認識されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したスチルビデオ装置
の記録系のブロック図である。
【図2】メモリに格納された画像信号の分割方式を模式
的に示す図である。
【図3】原画像を分割した画像データを磁気ディスクに
記録する際のメモリデータ読み出し順序を説明する図で
ある。
【図4】入力される高精細な原画像を分割して磁気ディ
スクに記録するプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図5】IDコードの記録フォーマットを示す図であ
る。
【図6】本発明の一実施例を適用したスチルビデオ装置
の再生系のブロック図である。
【図7】磁気ディスクから読み出した分割画像を再生す
るためのメモリへの書き込み制御を示すフローチャート
である。
【図8】再生された分割画像の垂直方向の映像信号の変
化の様子を模式的に示す図である。
【図9】従来例の欠点説明図である。
【図10】従来例の欠点説明図である。
【符号の説明】
10 システムコントロール回路 11 磁気ヘッド 13 記録アンプ 14 操作部 21 同期信号分離&パルス発生回路 22、91 メモリコントロール回路 23、24、25、80、81 A/D変換器 26、51 Yメモリ 27 R−Yメモリ 28 B−Yメモリ 31、32、33、54、55、56 D/A変換器 36 C記録処理回路 43、44、45、76、78 クランプ回路 40、41、42、48、49、50 ローパスフィル
タ 52 Cメモリ 53 同期信号発生回路 57 同時化回路 61、62、63 ブランキングシンクミックス 70 再生アンプ 73 C再生処理回路 74 ID再生処理回路 75、77、83、84、85 ローパスフィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号をデジタルデータに変換し
    てメモリに順次格納し、前記入力映像信号で構成される
    原画面を複数の画面に分割するように前記メモリ領域を
    分割し、該メモリの各分割領域の映像データを各々読み
    出し、前記入力映像信号と異なる映像信号フォーマット
    で記録媒体の各トラックに記録するスチルビデオ装置に
    おいて、前記メモリから映像データを読み出し、記録媒
    体へ記録する際に、上下方向で隣接する二つの前記分割
    画面に対応する前記メモリの各分割領域のデータ読み出
    し順序が垂直方向で相対していることを特徴とするスチ
    ルビデオ装置。
  2. 【請求項2】 前記分割画像の記録媒体への記録時に、
    分割画像から原画像を再生する際に必要な記録方式情報
    を映像信号に重畳して記録することを特徴とする請求項
    1記載のスチルビデオ装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の各トラックに記録された
    前記記録方式情報を用いて、前記記録媒体への記録時に
    於ける前記メモリの各分割領域データの垂直方向読み出
    し順序と同一順序でメモリの各分割領域に前記記録媒体
    から読み出した信号をディジタル変換して書き込み、該
    メモリ全体で前記入力映像信号と同一順序の映像信号を
    復元して出力することを特徴とするスチルビデオ装置。
  4. 【請求項4】 入力映像信号をデジタルデータに変換し
    てメモリに順次格納する第1メモリ格納手段と、前記入
    力映像信号で構成される原画面を複数の画面に分割する
    様に前記メモリ領域を分割し、上下方向で隣接する二つ
    の分割画面に対応する、前記メモリ領域のデータ読み出
    し順序を垂直方向で相対させてデータを読み出す順序制
    御手段と、該順序制御手段が読み出したデータを前記入
    力映像信号と異なる信号フォーマットのアナログ信号に
    変換して記録媒体に記録する記録手段と、前記順序制御
    手段によるデータ読み出し方式情報を前記アナログ信号
    に重畳する記録情報重畳手段と、前記記録媒体から前記
    各アナログ信号を読み出し、該アナログ信号に重畳され
    ている前記データ読み出し方式情報を抽出する抽出手段
    と、該抽出手段が抽出した前記データ読み出し方式情報
    を用いて、前記抽出手段が記録媒体から読み出したアナ
    ログ信号をディジタルデータに変換して、前記順序制御
    手段のデータ読み出し順序と同一順序で前記メモリの各
    分割領域に格納する第2メモリ格納手段と、前記第1メ
    モリ格納手段による前記メモリへのデータ格納順序と同
    一順序で、前記第2メモリ格納手段が前記メモリに格納
    したデータを読み出して前記入力映像信号を復元する手
    段とを備えることを特徴とするスチルビデオ装置。
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