JP3108699B2 - スチルビデオ装置 - Google Patents

スチルビデオ装置

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JP3108699B2 JP03296745A JP29674591A JP3108699B2 JP 3108699 B2 JP3108699 B2 JP 3108699B2 JP 03296745 A JP03296745 A JP 03296745A JP 29674591 A JP29674591 A JP 29674591A JP 3108699 B2 JP3108699 B2 JP 3108699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を磁気ディス
ク等の記録媒体に記録するスチルビデオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来スチルビデオ装置は、入力される画
像信号をFM変調し、記録するように構成されており、
磁気ディスクのトラックに記録される信号の帯域は決め
られている。またこの帯域の広さは、ディスク装置の構
造上の理由によって制限があり、無制限に大きくするこ
とはできない。
【0003】このため従来のスチルビデオ装置において
は、高画質すなわち広帯域の画像信号をスチルビデオ装
置に入力しても、画像の解像度には限界があり、特にこ
の画像をプリントアウトした場合に画質の低下が著し
い。そこで本出願人は、平成3年7月16日付け特許出
願において、サブサンプリング(間引き)あるいは時間
軸変換等の手段を用いて、広帯域の画像信号を狭帯域の
スチルビデオ装置により記録する構成を提案した。この
スチルビデオ装置において1つの画面に対応する画像信
号は、複数に分割するとともに時間軸伸長されて磁気デ
ィスクの別のトラックに記録されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように1つの画面
を複数に分割して磁気ディスクに記録する構成におい
て、1本の水平走査線に対応する画像信号は磁気ディス
クの例えば2つのトラックに格納されている。したがっ
て、各トラックにおける画像信号の振幅のレベルが相互
に異なっていると、再生された1つの画面に、分割部分
に対応した継目が現れ、良好な画面が得られないという
問題が発生する。本発明は、1つの画面を複数に分割し
て磁気ディスク等の記録媒体に記録する構成において、
画像信号の再生時に画面上に継目が発生することのない
スチルビデオ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明に係るスチルビデ
オ装置は、1つの画面に対応する画像信号を、画面に関
して垂直方向に延びる線により複数に分割し、分割され
た画像信号を記録媒体の別のトラックにそれぞれ記録す
る手段と、上記画像信号の記録媒体への記録時に、画像
信号に所定の振幅レベルの参照信号を付加する手段と、
上記参照信号が記録時と同じ所定の振幅レベルになるよ
うに上記画像信号を再生する手段とを備えたことを特徴
としている。
【0006】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は、本実施例のスチルビデオ装置に設けられるメモリ
における画像信号の記録態様の1例を模式的に示す。な
お図中、走査線の数、および画面における走査線の始ま
る位置等は、正確ではない。さて図1は、画像信号をフ
レーム記録モードによって記録し、また入力画像の走査
線数およびライン周波数がスチルビデオフォーマットと
同じである場合を示す。(ただし、帯域は従来のスチル
ビデオで定められている帯域の2倍となっている。)す
なわち1画面は、第1フィールドと第2フィールドによ
って構成されており、図中、実線により示す走査線A1
〜A4は第1フィールドを示し、破線の走査線B1〜B
4は第2フィールドを示す。画面は、垂直方向に延びる
中心線Cによって2分割されている。
【0007】第1フィールドの左側の画面に対応する画
像信号は、メモリの第1領域に格納される。また第1フ
ィールドの右側の画面に対応する画像信号は、メモリの
第3領域に格納される。一方、第2フィールドの左側の
画面に対応する画像信号は、メモリの第2領域に格納さ
れ、第2フィールドの右側の画面に対応する画像信号
は、メモリの第4領域に格納される。第1〜第4領域に
格納された画像信号は、磁気ディスクDの第1〜第4ト
ラックにそれぞれ記録される。
【0008】図2は、本スチルビデオ装置への入力画像
信号と、記録媒体である磁気ディスクに格納される画像
信号との関係を示す。この図と図1を参照して、入力画
像信号と、メモリに格納される画像信号と、磁気ディス
クに記録される画像信号との関係を説明する。
【0009】上述したように本実施例では、画像信号は
フレーム記録モードにより記録され、したがって1つの
画面に関し、第1および第2フィールドの画像信号が入
力される。1つのフィールドを構成する画像信号は多数
の水平走査線Hから成り、1本の水平走査線Hに対応す
る画像信号は、図2に示すように2つの水平同期信号S
によって挟まれている。
【0010】第1フィールドにおいて、図2の最も左側
に位置する水平走査線Hは、画像信号A1、A2から成
り、左から2番目に位置する水平走査線Hは、画像信号
A3、A4から成る。画像信号A1、A3は、画面の左
半分に対応し、メモリ上では図1に示すように第1領域
に格納される。また画像信号A2、A4は、画面の右半
分に対応し、メモリ上では図1に示すように第3領域に
格納される。すなわち、1本の水平走査線Hに着目する
と、画面の左半分に対応する部分はメモリの第1領域に
格納され、画面の右半分に対応する部分はメモリの第3
領域に格納される。第2フィールドについても同様に、
画面の左半分に対応する画像信号B1、B3は、メモリ
上では第2領域に格納され、また画面の右半分に対応す
る画像信号B2、B4は、メモリ上では第4領域に格納
される。
【0011】メモリの第1〜第4領域に格納された画像
信号は、それぞれ磁気ディスクの第1〜第4トラックに
記録される。したがって、第1トラックには、第1フィ
ールドの水平走査線のうち画面の左半分に対応するもの
が記録され、また第2トラックには、第2フィールドの
水平走査線のうち画面の左半分に対応するものが記録さ
れる。すなわち、第1および第2トラックを再生すると
画面の左半分の画像が、また第3および第4トラックを
再生すると画面の右半分の画像が、再生されることにな
る。またこのような対応関係で画像信号が記録された磁
気ディスクは、従来装置においても、フレーム再生モー
ドで再生することにより、高品位の映像を部分的にでは
あるが再生することが可能となる。
【0012】本スチルビデオ装置へ入力される画像信号
の帯域はfであり、メモリには、画像信号はこの帯域
で格納される。画像信号はメモリから読み出される
時、2倍だけ時間軸伸長される。すなわち、磁気ディス
クに記録される画像信号の帯域はf/2となる。磁気
ディスクに記録される帯域は、ディスク装置の構造上の
理由によって決まっており、それ以上に広帯域の画像信
号を記録することはできない。しかし本実施例では、画
像信号を画面に関して分割してメモリに格納し、この画
像信号を時間軸伸長してメモリから読み出し、磁気ディ
スクに所定の帯域で格納することができる。したがっ
て、入力画像信号の帯域が磁気ディスクに記録される画
像信号の帯域よりも広くても、入力画像信号の内容をそ
のまま磁気ディスクに格納することができ、高画質の画
像信号が入力された場合でも、その画質を維持しつつ画
像信号を磁気ディスクに記録することができる。
【0013】図3は本発明の第1実施例を適用したスチ
ルビデオ装置の記録系のブロック図である。システムコ
ントロール回路10はマイクロコンピュータであり、本
スチルビデオ装置の全体の制御を行う。ディスク装置
は、磁気ヘッド11と、磁気ディスクDを回転駆動する
ためのスピンドルモータ12とを有する。磁気ヘッド1
1は、システムコントロール回路10によってトラッキ
ング制御され、磁気ディスクDの径方向に沿って変位す
る。スピンドルモータ12は、システムコントロール回
路10によって駆動制御され、例えば3600rpmの
回転数で磁気ディスクDを回転させる。磁気ディスクD
が回転している間、磁気ヘッド11は磁気ディスクDの
所定のトラックに位置し、このトラックに画像信号およ
びIDコードを記録する。記録アンプ13はシステムコ
ントロール回路10によって制御され、画像信号等を磁
気ヘッド11に出力する。なお、磁気ディスクDは52
本のトラックを有し、最外周のトラックから内周側に数
えて50本のトラックに画像信号等の信号が記録され
る。
【0014】システムコントロール回路10に接続され
た操作部14は、本スチルビデオ装置を操作するために
設けられる。なお、磁気ディスクDに記録される画像に
関するIDコード、すなわち記録モードおよび撮影日等
のデータも、この操作部14を介して入力される。
【0015】スチルビデオカメラ(図示せず)あるいは
外部入力端子(図示せず)によって得られた高画質の画
像信号は、輝度信号(Y+S)および2つの色差信号
(R−Y、B−Y)として、本スチルビデオ装置に入力
される。なお図中、輝度信号および色差信号に付された
符号(H)は、高画質を意味する。輝度信号(Y+S)
に含まれる水平同期信号Sは、同期信号分離回路21に
よって輝度信号(Y+S)から分離され、メモリコント
ロール回路22およびシステムコントロール回路10に
送られる。メモリコントロール回路22は、水平同期信
号Sに基づいて、AD変換器23、24、25、Yメモ
リ26、R−Yメモリ27およびB−Yメモリ28を制
御する。またメモリコントロール回路22は、後述する
同期信号発生回路34からの同期信号に基づいて、DA
変換器31、32、33、Yメモリ26、R−Yメモリ
27およびB−Yメモリ28を制御する。
【0016】水平同期信号を含んだ輝度信号(Y+S)
はAD変換器23によってAD変換され、メモリコント
ロール回路22の制御によって、2つの水平同期信号間
に記録された輝度信号YがYメモリ26に格納される。
同様に、色差信号(R−Y)はAD変換器24によって
AD変換され、R−Yメモリ27に格納される。また色
差信号(B−Y)はAD変換器25によってAD変換さ
れ、B−Yメモリ28に格納される。
【0017】Yメモリ26、R−Yメモリ27およびB
−Yメモリ28に格納された輝度信号Y、色差信号(R
−Y、B−Y)は、同期信号発生回路34から出力され
る同期信号(基準クロック信号)に基づいて、それぞれ
DA変換器31、32、33によってDA変換される。
この時、基準クロック信号は、メモリ26、27、28
に画像信号を記録するために用いられる基準クロック信
号と比較して、例えば半分の周波数を有している。した
がって、画像信号は各メモリ26、27、28から比較
的遅い速さで読み出されることとなり、これにより時間
軸伸長される。後述するように、DA変換された輝度信
号Yは、参照信号を付加されてY記録処理回路35に入
力され、FM変調等の処理を施される。またDA変換さ
れた2つの色差信号(R−Y、B−Y)も同様に、参照
信号を付加されてC記録処理回路36に入力され、FM
変調等の処理を施される。
【0018】参照信号発生回路81は、同期信号発生回
路34から出力されるパルス信号に基づいて、所定の振
幅を有する方形波信号(すなわち参照信号)を出力す
る。ゲート回路82は、参照信号発生回路81から出力
される参照信号を通過させるためのゲートパルスを出力
する。すなわち、このゲートパルスが出力される間、参
照信号発生回路81から出力される参照信号は加算器8
3に入力され、DA変換器31から出力される輝度信号
Yに加算される。なお、この輝度信号Yと参照信号の関
係、および次に述べる色差信号(R−Y、B−Y)と参
照信号の関係については、後に詳述する。
【0019】また参照信号発生回路81から出力された
参照信号は、ゲート回路84を介して加算器85、86
に入力され、DA変換器32、33から出力される色差
信号(R−Y、B−Y)に、それぞれ加算される。
【0020】操作部14およびシステムコントロール回
路10を介して入力されるIDコードは、ID記録処理
回路37においてDPSK変調等の処理を施される。
【0021】DPSK変調されたIDコード、FM変調
された輝度信号および色差信号は、加算器38によって
重合され、記録アンプ13によって増幅されて磁気ヘッ
ド11に送られる。そして、このIDコード、輝度信号
および色差信号は、磁気ヘッド11によって磁気ディス
クDの所定のトラックに記録される。このようにして磁
気ディスクDに記録された信号は、上述したように、本
スチルビデオ装置に入力された信号に比して時間軸伸長
されている。このように時間軸伸長して画像信号を磁気
ディスクDに記録するため、図1および図2を参照して
上述したように、入力画像は分割されてメモリ26、2
7、28に格納される。
【0022】図4は、Y記録処理回路35に入力される
画像信号(すなわち輝度信号Y)と参照信号Rとの関係
を示す。輝度信号Yは1本の水平走査線に対応してお
り、各輝度信号Yの前には、それぞれ水平同期信号Sが
設けられる。また、輝度信号Yと、この輝度信号Yに続
く輝度信号Y′の前に位置する水平同期信号S′との間
には、参照信号Rが設けられる。水平同期信号S、S′
は負の信号であり、輝度信号Yとは反対の極性を有して
いるが、参照信号Rは正の方形波信号であり、輝度信号
Yと同じ極性を有する。また参照信号Rの振幅は、例え
ば40IREである。Yメモリ26に格納された輝度信
号Yは、最も明度の高い「白」が100IREになるよ
うに調整されており、したがってY記録処理回路35に
格納される信号において、参照信号Rは「白」の40%
の振幅を有している。なお、色差信号(R−Y、B−
Y)についても同様に、後続する水平同期信号との間
に、例えば40IREの振幅を有する参照信号が設けら
れる。
【0023】本スチルビデオ装置の再生系では、後述す
るように、画像信号に付加された参照信号に基づいて画
像信号の振幅が調整され、画像信号の再生が行われる。
【0024】次に図5を参照して、スチルビデオ装置の
再生系の構成を説明する。システムコントロール回路1
0、磁気ヘッド11、スピンドルモータ12および操作
部14は図1に示す記録系にも含まれるものであり、す
なわちこれらは記録系と再生系を兼ねている。
【0025】磁気ヘッド11は磁気ディスクDの所定の
トラックに位置し、このトラックに記録されたIDコー
ドおよび画像信号を再生する。再生アンプ41は、磁気
ディスクDに記録された画像信号およびIDコードを読
み出し、Y再生処理回路42、C再生処理回路43、I
D再生処理回路44に出力する。Y再生処理回路42は
水平同期信号を含んだ輝度信号(Y+S)をFM復調し
て出力する。C再生処理回路43は、色差信号(R−
Y、B−Y)をFM復調して出力する。ID再生処理回
路44は、IDコードをDPSK復調して出力する。
【0026】Y再生処理回路42の出力信号(すなわち
輝度信号(Y+S))の振幅は、オートゲインコントロ
ール(AGC)回路91によって所定のレベルまで調整
される。同期信号分離回路45は、AGC回路91から
出力される輝度信号(Y+S)から水平同期信号Sを抽
出する。参照信号抽出回路92は、この輝度信号(Y+
S)から参照信号Rを柚出する。水平同期信号Sはメモ
リコントロール回路46およびシステムコントロール回
路10に送られ、参照信号Rは誤差検出回路93に送ら
れる。誤差検出回路93は、参照信号Rの振幅が40I
REになるように、AGC回路91を制御する。このA
GC回路91の出力信号(輝度信号(Y+S))は、再
び同期信号分離回路45と参照信号抽出回路92に入力
され、上述と同様に、水平同期信号Sと参照信号Rがそ
れぞれ抽出される。このようなフィードバック制御によ
り、AGC回路91の出力信号は、これに含まれる参照
信号Rの振幅が40IREになるように調整される。
【0027】色差信号(R−Y、B−Y)についても同
様に、AGC回路94、参照信号抽出回路95および誤
差信号検出回路96によって制御される。すなわち、A
GC回路94の出力信号(すなわち色差信号(R−Y、
B−Y))は、これらに含まれる参照信号Rの振幅がそ
れぞれ40IREになるように調整される。
【0028】さて、メモリコントロール回路46は、水
平同期信号Sに基づいてAD変換器47およびYメモリ
51を制御し、またAD変換器48およびCメモリ52
を制御する。またメモリコントロール回路46は、後述
する同期信号発生回路53からの同期信号に基づいて、
DA変換器54、55、56、Yメモリ51およびCメ
モリ52を制御する。
【0029】水平同期信号を含んだ輝度信号(Y+S)
はAD変換器47によってAD変換され、メモリコント
ロール回路46の制御によって、2つの水平同期信号間
に記録された輝度信号YがYメモリ51に格納される。
Yメモリ51に格納された輝度信号Yは、同期信号発生
回路53から出力される同期信号(基準クロック信号)
に基づいて、DA変換器54によってDA変換される。
同様に、色差信号(R−Y、B−Y)はAD変換器48
によってAD変換されCメモリ52に格納される。色差
信号(R−Y、B−Y)は、基準クロック信号に基づい
てCメモリ52から交互に出力されるが、同じ水平走査
線の色差信号(R−Y、B−Y)は、メモリコントロー
ル回路46の作用により、同時化回路57から同時に出
力され、それぞれDA変換器55、56に入力されてD
A変換される。
【0030】基準クロック信号は、メモリ51、52に
画像信号を記録するために用いられる基準クロック信号
と比較して、例えば2倍の周波数を有している。したが
って、画像信号は各メモリ51、52から比較的高速で
読み出されることとなり、これにより時間軸圧縮され
る。
【0031】ブランキングシンクミックス回路61、6
2、63は、各輝度信号(Y+S)、2つの色差信号
(R−Y、B−Y)の前方の所定部分を0レベルの信号
に定めるとともに、同期信号を重合させるために設けら
れる。このブランキングシンクミックス回路61、6
2、63により、HDTV(高精細度テレビ)等の各方
式に合致した、きれいな同期信号がこれらの信号の前に
付加される。そしてブランキングシンクミックス回路6
1、62、63からの各信号(Y+S)、(R−Y)、
(B−Y)は例えばHDTV方式(例えばハイビジョン
テレビ方式)に沿ったテレビジョン信号であり、図示し
ないディスプレイ装置へ直接入力される。
【0032】一方、磁気ディスクDに格納されているI
Dコードは、ID再生処理回路44においてDPSK復
調等の処理を施され、システムコントロール回路10に
よって解読される。
【0033】以上のように本実施例において、画像信号
の磁気ディスクへの記録時に、「白」が100IREに
なるように調整された画像信号に対して、40IREの
振幅を有する参照信号Rを付加している。したがって、
画像信号を再生する時、上述のように、この参照信号R
の振幅が40IREになるように画像信号の振幅を調整
することにより、画像信号は磁気ディスクDへの記録時
と同じ振幅を有することとなる。すなわち、分割された
各画面に対応する画像信号は、分割前と同じ振幅(明る
さ)を有するように制御され、したがって、図1に示す
ように1つの画面を例えば2つに分割した場合でも、再
生された画面上に継目が生じることはない。
【0034】図6は本発明の第2実施例を適用したスチ
ルビデオ装置の記録系のブロック図である。ここでは、
図3に示す第1実施例の構成と異なる部分のみについて
説明する。
【0035】フェイズ・ロックド・ループ(PLL)回
路71は、メモリコントロール回路22から出力される
サンプリングクロック信号に対し、一定の位相差および
一定の周波数比をもった正弦波信号を出力する回路であ
る。ゲート回路72は、同期信号発生回路34からゲー
トパルスが出力される間、PLL回路71から出力され
る正弦波信号を通過させる。このような、ゲートパルス
が出力される間にPLL回路71から出力される正弦波
信号(基準バースト信号)は、参照信号として加算器7
3に入力され、DA変換器31から出力される輝度信号
Yに加算される。この基準バースト信号は、第1実施例
と同様に、画像信号の振幅の調整のために用いられる参
照信号であり、その両振幅は例えば40IREである。
また基準バースト信号は、後述するようにディスク装置
のジッタによる影響を補正するためにも用いられる。な
お、輝度信号Yと基準バースト信号の関係、および次に
述べる色差信号(R−Y、B−Y)と基準バースト信号
の関係については、後に詳述する。
【0036】同様に、PLL回路74は、メモリコント
ロール回路22から出力されるサンプリングクロック信
号に対し、一定の位相差および一定の周波数比をもった
クロック信号を出力し、ゲート回路75は、ゲートパル
スが出力される間、正弦波信号を出力する。このゲート
パルスによって出力される正弦波信号(基準バースト信
号)は加算器76、77に入力され、DA変換器32、
33から出力される色差信号(R−Y、B−Y)に、そ
れぞれ加算される。
【0037】図7は、Y記録処理回路35に入力される
画像信号(すなわち輝度信号Y)と基準バースト信号T
との関係を示す。輝度信号Yは1本の水平走査線に対応
しており、各輝度信号Yの前には、それぞれ水平同期信
号Sが設けられる。また、輝度信号Yと、この輝度信号
Yに続く輝度信号の前に位置する水平同期信号S’との
間には、基準バースト信号Tが設けられる。基準バース
ト信号Tは、0レベルの上下に振動する信号である。ま
た、この基準バースト信号Tは、所定の周波数で振動し
ている。なお、色差信号(R−Y、B−Y)についても
同様に、後続する水平同期信号との間に、基準バースト
信号が設けられる。
【0038】次に図8を参照して、基準バースト信号の
画像信号への付加について説明する。サンプリングクロ
ック信号Pは、メモリコントロール回路22から出力さ
れるもので、次に述べる基準バースト信号の生成の他、
DA変換器31等の動作を制御するためにも用いられ
る。画像信号(図8では、一例として輝度信号Yが示さ
れている)と、これに続く水平同期信号S′との間に、
実質的に画像信号のない期間を設ける。これは、画像信
号のメモリからの読み出しを早めに停止することによっ
て得られる。基準バースト信号Tは、この輝度信号Y
と、これに後続する水平同期信号S′との間に挿入され
る。図8には、基準バースト信号の周波数が、サンプリ
ング周波数の1/2の場合、サンプリング周波数の2/
3の場合について、それぞれ示されている。
【0039】サンプリングクロック信号PはPLL回路
71に入力される。PLL回路71は、サンプリングク
ロック信号に対して一定の位相差をもち、かつこのサン
プリングクロック信号の周波数(サンプリング周波数)
よりも所定の割合だけ小さい周波数を有する正弦波信号
を出力する。すなわちこの正弦波信号の周波数は、サン
プリング周波数の例えば1/2、2/3である。なお、
この比が整数分の1のときは、PLL回路71(および
74)は分周器(カウンタ)に置き換えることができ、
回路構成が簡単になる。同期信号発生回路34は、ゲー
ト回路72に対し、基準バースト信号挿入ゲートパルス
Uを出力する。このゲートパルスUは、輝度信号Yと後
続する水平同期信号S’との間に出力される。このゲー
トパルスUの出力期間に、正弦波信号は加算器73に出
力され、基準バースト信号Tとして、輝度信号Yと後続
する水平同期信号S’との間に付加される。
【0040】本スチルビデオ装置の再生系では、後述す
るように、画像信号に付加された基準バースト信号は第
1実施例と同様に参照信号として作用し、またこの基準
バースト信号に基づいてサンプリングクロックが生成さ
れ、このサンプリングクロックに従って画像信号の再生
が行われる。
【0041】次に図9を参照して、スチルビデオ装置の
再生系の構成を説明する。ここでは、図5に示す第1実
施例の構成と異なる部分のみについて説明する。
【0042】バースト抽出回路101は、AGC回路9
1から出力される輝度信号(Y+S)から参照信号すな
わち基準バースト信号Tを抽出する。この基準バースト
信号Tはエンベロープ検波回路102に送られる。エン
ベロープ検波回路102は、基準バースト信号Tをエン
ベロープ検波し、この信号Tのエンベロープ信号を誤差
検出回路93に出力する。誤差検出回路93は、基準バ
ースト信号Tのエンベロープ信号の両振幅が40IRE
になるように、AGC回路91を制御する。このAGC
回路91の出力信号(輝度信号(Y+S))は、再び同
期信号分離回路45とバースト抽出回路101に入力さ
れ、上述と同様に、水平同期信号Sと基準バースト信号
Tがそれぞれ抽出される。このようなフィードバック制
御により、AGC回路91の出力信号は、これに含まれ
る参照信号Rの振幅が40IREになるように調整され
る。
【0043】色差信号(R−Y、B−Y)についても同
様に、AGC回路94、バースト抽出回路103、エン
ベロープ検波回路104および誤差信号検出回路96に
よって制御される。すなわち、AGC回路94の出力信
号(すなわち色差信号(R−Y、B−Y))は、これら
に含まれる基準バースト信号Tのエンベロープ信号のの
両振幅がそれぞれ40IREになるように調整される。
【0044】基準バースト信号Tは、「白」が100I
REになるように調整された画像信号に対して、40I
REの両振幅を有するようになっている。したがって、
画像信号を再生する時、上述のように、この基準バース
ト信号Tの両振幅が40IREになるように画像信号の
振幅を調整することにより、画像信号は磁気ディスクD
への記録時と同じ振幅を有することとなる。すなわち、
分割された各画面に対応する画像信号は、分割前と同じ
振幅(明るさ)を有するように制御され、第1実施例と
同様に、1つの画面を例えば2つに分割した場合でも、
再生された画面上に継目が生じることはない。
【0045】PLL回路105は、サンプリングクロッ
ク信号P(図8)と同じ高周波数のパルス信号を生成す
るとともに、この高周波数パルス信号を分周して、記録
系において設定された基準バースト信号の周波数とサン
プリング周波数との比(例えば1/2、2/3)に応じ
た周波数のパルス信号を生成する。すなわちPLL回路
105は、基準バースト信号Tと同じ周波数のパルス信
号を生成する。PLL回路105は、次いで、このパル
ス信号とバースト抽出回路101から出力される基準バ
ースト信号Tとの位相差を比較し、この位相差が記録系
において設定されたサンプリングクロック信号Pと基準
バースト信号Tの位相差に合致するように、パルス信号
の位相を微調整する。この位相の微調整は、基準バース
ト信号の周波数に応じて複数回(基準バースト信号が例
えば5回振動している場合には、5回の微調整ができ
る)行われるので、この複数回の微調整の間に、パルス
信号の位相は正確に調整されることとなる。そしてPL
回路105は、このパルス信号と同じ位相を有するサ
ンプリングクロック信号Pを出力し続ける。このように
して、記録系と同じサンプリングクロック信号PがPL
L回路105によって出力される。
【0046】色差信号(R−Y、B−Y)についても同
様に、バースト抽出回路103とPLL回路106によ
って、サンプリングクロック信号Pが生成される。
【0047】基準バースト信号Tは、画像信号に対して
一体的に設けられており、ディスク装置のジッタにより
画像信号が前後に変動すると、基準バースト信号Tもこ
れに同期して変動する。したがって、基準バースト信号
Tを用いることにより、ジッタの影響を受けないサンプ
リングクロック信号を生成することができる。
【0048】以上のように第2実施例は、画像信号の磁
気ディスクへの記録時に、サンプリングクロック信号に
基づいて、画像信号と水平同期信号の間に所定の振幅を
有する基準バースト信号(すなわち参照信号)を挿入
し、この画像信号の再生時には、この基準バースト信号
に基づいて、画像信号の振幅を調整している。したがっ
て、第1実施例と同様に、画面中に継目が現れない画像
を得ることができる。また本実施例では、再生時に、こ
の基準バースト信号に基づいてサンプリングクロックを
生成している。基準バースト信号は、画像信号と一体的
に変動するので、ディスク装置にジッタが生じた場合で
あっても、画像信号に対する位置関係は不変である。ま
た基準バースト信号が所定の周波数で振動する信号であ
るので、再生において、PLL回路105、106は、
パルス信号と基準バースト信号の位相差を複数回比較す
ることができ、この間にパルス信号の位相を高精度に調
整することができ、記録時と同じサンプリングクロック
信号を発生することができる。このため、ディスク装置
にジッタが生じていたとしても充分なジッタ補正が可能
であり、高画質の画面を再生することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1つの画
面を複数に分割して記録媒体に記録する場合に、画像信
号の再生時に画面上に継目が発生することがなく、記録
された画像を忠実に再生することができるというが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるスチルビデオ装置のメ
モリに格納された画像信号の記録態様の一例を示す図で
ある。
【図2】スチルビデオ装置への入力画像信号と磁気ディ
スクに格納される画像信号との関係の一例を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を適用したスチルビデオ装
置の記録系を示すブロック図である。
【図4】画像信号、水平同期信号および方形波信号(参
照信号)を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を適用したスチルビデオ装
置の再生系を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例を適用したスチルビデオ装
置の記録系を示すブロック図である。
【図7】画像信号、水平同期信号および基準バースト信
号(参照信号)を示す図である。
【図8】サンプリングクロック信号、画像信号、基準バ
ースト信号(参照信号)およびゲートパルスを示す図で
ある。
【図9】本発明の第2実施例を適用したスチルビデオ装
置の再生系を示すブロック図である。
【符号の説明】
D 磁気ディスク(記録媒体) R 参照信号 T 基準バースト信号(参照信号) Y 画像信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの画面に対応する画像信号を、該画
    面に関して垂直方向に延びる線により複数に分割し、分
    割された画像信号を記録媒体の別のトラックにそれぞれ
    記録する手段と、上記画像信号の記録媒体への記録時
    に、該画像信号に所定の振幅レベルの参照信号を付加す
    る手段と、上記参照信号が記録時と同じ所定の振幅レベ
    ルになるように上記画像信号を再生する手段とを備えた
    ことを特徴とするスチルビデオ装置。
  2. 【請求項2】 上記参照信号が、方形波信号であること
    を特徴とする請求項1のスチルビデオ装置。
  3. 【請求項3】 上記参照信号が、所定の周波数を有する
    バースト信号であることを特徴とする請求項1のスチル
    ビデオ装置。
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